JP2005211637A - カテーテル折損防止用部材 - Google Patents

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Toshiyuki Irie
敏之 入江
Kazutaka Nanaumi
一貴 七海
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Abstract

【目的】人体に埋め込まれたカテーテルとポートとの接続部分およびその近傍に人体の動きによる外力が加わっても、ポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルが折損することがないようにする。
【構成】人体に埋め込まれたカテーテル内に液剤を注入するポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルの折損を防止するための部材であって、弾力性のある線材からなり、ポート内に弾性変形をもって挿入される先端が湾曲したストッパー部と、カテーテル内に挿入される補強部とからなるカテーテル折損防止用部材。
【選択図】 図3

Description

本発明は、人体に埋め込まれたカテーテル内に液剤を注入するポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルの折損を防止するためのカテーテル折損防止用部材に関する。
一般に、例えば、肝臓ガンの治療を行うために、図1に示すように、足の付け根から合成樹脂製のカテーテル1を大動脈6に挿入して肝臓7内にできたガン細胞8を治療するための液剤を定期的に皮膚内に埋め込んだポート2から注射器によって注入するようにしている。
その場合、足の動きの影響をできるだけ受けることがないように、カテーテル1を足の付け根の上方に迂回させてポート2を配するようにしている。
解決しようとする問題点は、カテーテルおよびポートを人体に埋め込むに際して、人体の動きの影響をできるだけ受けることがないようにカテーテルおよびポートを配するようにしても、人体の動きの影響を完全になくすことはできず、人体の動きによる外力がポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルに加わってそれが折れ曲がって折損したり、外力が部分的に繰り返し加わって弾性疲労によりカテーテルが折損するおそれがあることである。
本発明は、人体に埋め込まれたカテーテル内に液剤を注入するポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルの折損を防止するため、弾力性のある線材からなり、ポート内に弾性変形をもって挿入される先端が湾曲したストッパー部と、カテーテル内に挿入される補強部とからなるカテーテル折損防止用部材を用いるようにしている。
このような本発明によるカテーテル折損防止用部材を装着すれば、人体の動きによる外力がカテーテルとポートとの接続部分およびその近傍に加わっても、それが前記部材の補強部によって吸収されて、ポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルが折損するようなことが有効に防止される。
本発明によるカテーテル折損防止用部材は、図2および図3に示すように、弾力性のある微細な線材3からなり、ポート2の円形の液室21内に弾性変形をもって挿入される先端が円形の液室21に沿うように湾曲したストッパー部31と、ポート2との接続部分の近傍(人体の動きの影響を受ける範囲内)におけるカテーテル1内に液剤が通るのに充分な隙間をもって挿入される補強部32とからなっている。
その補強部32の長さとしては、例えば、図1に示すような関係をもってカテーテル1およびポート2を配設するに際して、ポート2との接続部分の近傍における人体の動きの影響を受ける範囲を考慮して、30cm程度に設定される。この場合、人体の動きによる外力が加わる部分としては、ポート2との接続部分a、カテーテル2の湾曲部分bおよび動脈への挿入部分cであり、補強部32の長さを30cm程度にしておけばそのaからcまでの範囲をカバーできるようになる。
また、本発明によるカテーテル折損防止用部材を用いれば、図1に示すようにカテーテル1を足の付け根の上方に湾曲させてポート2を配することなく、カテーテルをまっすぐに引き出してポートを足の付け根の下方に配するようにしてもカテーテルの折損を有効に防止できるようになる。この場合には、補強部32の長さを30cm以内(例えば20cm程度)に設定しておけばよい。
線材3は、それが例えばステンレス、Ni−Ti合金などの金属または合成樹脂からなっている。
また、線材3としては、それが1本の素材からなるもの以外に、図4に示すように、芯線4にコイル素線5をしっかりと巻き付けた構造によるものが用いられる。
芯線4にコイル素線5を巻き付けた線材3を用いる場合には、万一芯線4が折れてもそれに巻き付けてあるコイル素線5によって繋ぎ止められて、その折れた芯線4がカテーテル1内の奥方に移動していくことが防止される。また、線材3の強度が向上するとともに、スプリング効果が得られて線材3の弾力性や柔軟性が向上する。
ポート2にはカテーテル1が装着されるノズル6が設けられており、そのノズル6にカテーテル1を差し込んだ状態でロック用のリング7を押し下げることによって、ノズル6に差し込まれたカテーテル1がポート2側に係止されるようになっている。そして、ポート2内部の液室21がノズル6の孔につながっている。図3中、22は注射針を刺すためのシリコンゴムなどからなる注射口である。
図5および図6は、ポート2の液室21が矩形になっており、線材3のストッパー部31がその矩形の液室21に沿うように湾曲するようにしたカテーテル折損防止用部材を示している。
図7および図8は、線材3のストッパー部31の線径を補強部32よりも細くしたカテーテル折損防止用部材をそれぞれ示している。
このように、線材3のストッパー部31の線径を細くすることによって、ポート2内に弾性変形をもって挿入しやすくしている。
また、カテーテル折損防止用部材としての線材3にNi−Tiなどからなる形状記憶合金を用いて、冷やした状態でストッパー部31の形状が自在になり、常温または体温でストッパー部31の形状が湾曲状態に復元するようにしたものを用いるようにすれば、ポート2内への装着を簡単に行わせることができるようになる。
本発明によれば、カテーテルとポートとの接続部分にカテーテル折損防止用部材を装着することにより、人体の動きによる外力がカテーテルとポートとの接続部分およびその近傍に加わっても、それが前記部材の補強部によって吸収されて、ポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルが折損するようなことが有効に防止されて信頼性が向上し、産業上有益となる。
カテーテルおよびポートを人体に埋め込んだ状態の一例を示す図である。 本発明によるカテーテル折損防止用部材の一構成例を示す図である。 図2に示すカテーテル折損防止用部材をカテーテルとポートとの接続部分に装着した状態を示す正面図である。 カテーテル折損防止用部材に用いられる線材の構造の一例を示す図である。 本発明によるカテーテル折損防止用部材の他の構成例を示す図である。 図5に示すカテーテル折損防止用部材をカテーテルとポートとの接続部分に装着した状態を示す正面図である。 本発明によるカテーテル折損防止用部材の他の構成例を示す図である。 本発明によるカテーテル折損防止用部材のさらに他の構成例を示す図である。
符号の説明
1 カテーテル
2 ポート
21 液室
3 線材(カテーテル折損防止用部材)
31 ストッパー部
32 補強部
4 ノズル

Claims (4)

  1. 人体に埋め込まれたカテーテル内に液剤を注入するポートとの接続部分およびその近傍におけるカテーテルの折損を防止するための部材であって、弾力性のある線材からなり、ポート内に弾性変形をもって挿入される先端が湾曲したストッパー部と、カテーテル内に挿入される補強部とからなるカテーテル折損防止用部材。
  2. 線材が、芯線にコイル素線巻き付けた構造であることを特徴とする請求項1の記載によるカテーテル折損防止用部材。
  3. ストッパー部の線径が補強部よりも細いことを特徴とする請求項1の記載によるカテーテル折損防止用部材。
  4. 線材が形状記憶合金からなり、常温または体温でストッパー部の形状が復元するようにしたことを特徴とする請求項1の記載によるカテーテル折損防止用部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017515569A (ja) * 2014-05-16 2017-06-15 アヴェント インコーポレイテッド カテーテルコネクタインサート

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