JP2005209257A - Disk cartridge and injection molding method of cartridge shell - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ディスクカートリッジ、特にカートリッジシェル内にシャッタを組付けてカートリッジシェル内でシャッタを移動させることによりカートリッジシェルに設けた開口部を開閉するようにしたディスクカートリッジ及び該ディスクカートリッジに用いられるカートリッジシェルの射出成形方法に関するものである。 The present invention relates to a disk cartridge, in particular, a disk cartridge in which an opening provided in the cartridge shell is opened and closed by assembling a shutter in the cartridge shell and moving the shutter in the cartridge shell, and a cartridge used in the disk cartridge. The present invention relates to a shell injection molding method.
図27に示すように、ディスクカートリッジ101として、カートリッジシェル102内にシャッタ103を回動可能に組付けて該シャッタ103で前記カートリッジシェル102に設けた開口部104を開閉するようにした所謂シャッタ内蔵型のディスクカートリッジが開発されている。
As shown in FIG. 27, as a
前記カートリッジシェル102は、上下ハーフ105,106からなっている。前記下ハーフ106は、左右一対の下ハーフ構成体107,108に分割されていて、これら左右一対の下ハーフ構成体107,108の間に前記開口部104が形成されている。
The
図28に示すように、前記左右一対の下ハーフ構成体107,108は、略長方形状に形成された主面部109と、該主面部109の一方の長辺側の周縁部に起立成形された第1の起立壁(以下、第1の周壁と称する)110と、前記主面部109の双方の短辺側の周縁部に起立成形された第2,第3の起立壁(以下、第2,第3の周壁と称する)111,112と、前記第1の周壁110と第2の周壁111の内側にこれら第1の周壁110と第2の周壁111に跨るように形成された円弧状の第1の起立壁(以下、第1の内周壁と称する)113と、前記第1の周壁110と第3の周壁112の内側にこれら第1の周壁110と第3の周壁112に跨るように形成された円弧状の第2の起立壁(以下、第2の内周壁と称する)114と、を備えている。
As shown in FIG. 28, the pair of left and right lower half
そして、前記第1,第2の内周壁113,114の内側に前記開口部104を中央にして略円形状のディスク収納部115が形成され、該ディスク収納部115にディスク116が回転可能に収納されるようになっている。
A substantially circular
前記左右一対の下ハーフ構成体107,108は、合成樹脂を射出成形することにより形成されている。(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記左右一対の下ハーフ構成体107,108は、溶融樹脂を成形金型のキャビティ内に射出して成形した後に冷却固化することにより形成されるのであるが、図29に破線で示す前記第1,第2の内周壁113,114の根元部分117における主面部109の肉厚(直径)T1が主面部109の他の部分の肉厚T2よりも大になるために、次に述べるような問題点があった。
(1)溶融樹脂が固化する際に熱収縮が生じるが前記第1,第2の内周壁113,114の根元部分117の肉厚(直径)T1が他の部分の肉厚よりも大になっているために、前記根元部分117においては、主面部109の他の部分よりも溶融樹脂が固化するのに時間が掛かり、肉厚の薄い他の部分が固化してから前記根元部分117がゆっくりと固化することになる。このため前記根元部分117が固化する際に、主面部109が前記第1,第2の内周壁113,114の根元部分117で図29の矢印a方向或いは矢印b方向に変形する虞がある。特に、左右一対の下ハーフ構成体107,108の主面部109の前記第1の周壁110を設けた長辺と反対側の長辺側は開放された状態になっているので該開放端側が変形し易い。
(2)前記下ハーフ構成体108の主面部109が図29の矢印a方向に変形すると、ディスク収納部115に収納されているディスクの円滑な回転を阻害したり、シャッタ103の円滑な開閉を阻害する。また、前記下ハーフ構成体108の主面部109が図29の矢印b方向に変形すると、ディスクカートリッジ101の肉厚が厚くなってしまって、記録再生装置に挿入する際にカートリッジシェルが記録再生装置のディスク挿入口に引っ掛かったりしてディスクカートリッジ101を記録再生装置内に円滑に挿入できなくなる。
(3)上ハーフ105側においても前記下ハーフ106の場合と同様の問題点が発生する。
By the way, the pair of left and right
(1) Although heat shrinkage occurs when the molten resin solidifies, the thickness (diameter) T1 of the
(2) When the
(3) On the
本発明の目的は、前記従来の問題点を解決したディスクカートリッジを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a disc cartridge that solves the above-mentioned conventional problems.
また、本発明の他の目的は、前記ディスクカートリッジを構成するカートリッジシェルの変形を抑制することのできるカートリッジシェルの射出成形方法を提供することにある。 Another object of the present invention is to provide a cartridge shell injection molding method capable of suppressing deformation of a cartridge shell constituting the disk cartridge.
請求項1の発明は、カートリッジシェルを構成する上下ハーフの少なくとも何れか一方に記録再生のための開口部を設け、該開口部を介して前記カートリッジシェル内に回転可能に収納されているディスクへの記録及び又は再生を行なうディスクカートリッジにおいて、前記開口部を設けたハーフを、主面部と、該主面部上に一体に起立成形された起立壁と、で構成し、前記主面部の前記起立壁の根元部に、前記ハーフ射出成形後の冷却促進用の溝を設けた。 According to the first aspect of the present invention, there is provided a disc that is provided with an opening for recording / reproducing in at least one of the upper and lower halves constituting the cartridge shell, and that is rotatably accommodated in the cartridge shell through the opening. In the disk cartridge for recording and / or reproducing, the half provided with the opening is composed of a main surface portion and a standing wall integrally formed upright on the main surface portion, and the standing wall of the main surface portion A groove for promoting cooling after the half injection molding was provided at the base of the plate.
請求項2の発明は、請求項1のディスクカートリッジにおいて、前記起立壁で、カートリッジシェル内にディスクを回転可能に収納するディスク収納部を構成した。 According to a second aspect of the present invention, in the disk cartridge according to the first aspect, the upright wall constitutes a disk storage portion for rotatably storing the disk in the cartridge shell.
請求項3の発明は、請求項1のディスクカートリッジにおいて、前記開口部を、前記ハーフの全長の1/2以上の長さに形成した。 According to a third aspect of the present invention, in the disk cartridge of the first aspect, the opening is formed to have a length that is 1/2 or more of the entire length of the half.
請求項4の発明は、請求項2のディスクカートリッジにおいて、前記溝を、前記ディスク収納部を構成する起立壁の内外周の根元部に形成した。 According to a fourth aspect of the present invention, in the disc cartridge of the second aspect, the groove is formed at a root portion of the inner and outer circumferences of the standing wall constituting the disc storage portion.
請求項5の発明は、請求項1のディスクカートリッジにおいて、前記溝の横断面形状を、略円弧状に形成した。 According to a fifth aspect of the present invention, in the disc cartridge of the first aspect, the groove has a substantially arcuate cross-sectional shape.
請求項6の発明は、ハーフ主面部と、該ハーフ主面部上に一体に起立成形された起立壁を備えたカートリッジシェルの射出成形方法であって、前記ハーフ主面部の前記起立壁の根元部に溝を形成して、該溝によって樹脂成形後におけるカートリッジシェルの冷却固化を促進させた。
The invention of
請求項1の発明は、起立壁の根元部に溝を設けたので、該溝により前記起立壁の根元部におけるハーフ主面部の冷却固化が促進され、ハーフ主面部全体の冷却速度を均一化してハーフ主面部の変形を防止する。 In the first aspect of the present invention, since the groove is provided at the root portion of the standing wall, the groove promotes cooling and solidification of the half main surface portion at the root portion of the standing wall, and uniformizes the cooling rate of the entire half main surface portion. Prevents deformation of the half main surface.
請求項2の発明は、ディスクを回転可能に収納するディスク収納部を構成する起立壁の根元部に溝を設けたので、ディスク収納部の変形を防止して、該ディスク収納部内に収納されているディスクを円滑に回転させることができる。 According to the second aspect of the present invention, since the groove is provided in the base portion of the upright wall that constitutes the disc storage portion for rotatably storing the disc, the disc storage portion is prevented from being deformed and stored in the disc storage portion. It is possible to smoothly rotate the existing disk.
請求項3の発明は、ハーフに設けられた開口部がハーフの全長の1/2以上の長さに形成されている場合には、前記開口部の存在によりハーフ主面部がより一層変形し易くなるが、起立壁の根元部に設けた溝で変形を抑制することができる。 According to a third aspect of the present invention, when the opening provided in the half is formed with a length that is 1/2 or more of the entire length of the half, the half main surface portion is more easily deformed due to the presence of the opening. However, deformation can be suppressed by a groove provided at the base of the standing wall.
請求項4の発明は、前記溝を、前記ディスク収納部を構成する起立壁の内、外周の根元部に形成したので、起立壁の内周側の溝によって、前記ディスク収納部の変形を防止し、起立壁の該周側の溝によって、前記ディスク収納部の外側の変形を防止する。
In the invention of
請求項5の発明は、前記溝の横断面形状(長さ方向と直交する方向の断面形状を、略円弧状に形成したので、該溝を設けることによる歪みの発生を抑制することができる。
In the invention of
請求項6の発明は、ハーフ主面部と、該ハーフ主面部上に一体に起立成形された起立壁を備えたカートリッジシェルの樹脂射出成形方法であって、前記ハーフ主面部の前記起立壁の根元部に溝を形成したので、該溝によって所謂放熱面積を増大させて樹脂成形後における前記起立壁の根元部の冷却固化を促進させることができる。
The invention of
以下、本発明を、(1)ディスクカートリッジの概略構成、(2)カートリッジシェルの構成、(3)ディスクの構成、(4)インナーロータの構成、(5)シャッタの構成、(6)シャッタ駆動機構の構成、(7)作用、(8)他の実施の形態、の各項に分けて順に説明する。 Hereinafter, the present invention includes (1) a schematic configuration of a disc cartridge, (2) a configuration of a cartridge shell, (3) a configuration of a disc, (4) a configuration of an inner rotor, (5) a configuration of a shutter, and (6) a shutter drive. The structure of the mechanism, (7) operation, and (8) other embodiments will be described in order.
(1)ディスクカートリッジの概略構成
図1はディスクカートリッジを上面側から見た斜視図、図2はディスクカートリッジを下面側から見た斜視図、図3はシャッタを開いた状態の斜視図、図4は分解斜視図、図5は裏返して分解した状態の斜視図である。
(1) Schematic Configuration of Disc Cartridge FIG. 1 is a perspective view of the disc cartridge as viewed from the upper surface side, FIG. 2 is a perspective view of the disc cartridge as viewed from the lower surface side, and FIG. FIG. 5 is an exploded perspective view, and FIG.
図1〜図5に示したように、ディスクカートリッジ1は、カートリッジシェル2内に、ディスクとしてのディスク3と、インナーロータ4と、シャッタ5と、を重ね合せた状態で収納し、インナーロータ4を回転させることにより、シャッタ5をシャッタ駆動機構7により図2に示すカートリッジシェル2に設けた開口部6を閉塞する第1の位置と、図3に示す開口部6を開放する第2の位置との間で移動させるようになっている。
As shown in FIGS. 1 to 5, the
(2)カートリッジシェルの構成
図2に示すように、カートリッジシェル2は、上ハーフ21と下ハーフ22からなっている。下ハーフ22は、左右一対の下ハーフ構成体23,24に分割されていて、これら左右一対の下ハーフ構成体23,24の間に開口部6が設定される。
(2) Configuration of Cartridge Shell As shown in FIG. 2, the
下ハーフ22を構成する左右一対の下ハーフ構成体23,24は、前記シャッタ駆動機構7を構成する一対の駆動軸部10を備えている。
The pair of left and right
上ハーフ21は、正面側が円弧形状とされた略四角形をなす薄い皿状の主面部21aの外周縁部に起立壁(以下、周壁と称する)21bを一体的に形成することにより構成されている。
The
図6に示すように、周壁21bは、前縁部21cと、一対の側縁部21d,21eと、後縁部21fからなっている。後縁部21fの中央部には、下ハーフ22との位置決めを行う位置決め用の凹部21gが設けられている。
As shown in FIG. 6, the
前記周壁21bの内側、詳しくは、前縁部21cと一方の側縁部21dのコーナー部分、一方の側縁部21dと後縁部21fのコーナー部分、後縁部21fと他方の側縁部21eのコーナー部分にはそれぞれ、円弧状リブ14が設けられている。
Inside the
円弧状リブ14の内側にはリング状の起立壁(以下、内周壁と称する)15が設けられていて、該リング状の内周壁15の内側は、ディスク収納部16になっている。
A ring-shaped standing wall (hereinafter referred to as an inner peripheral wall) 15 is provided inside the arc-shaped
前記リング状の内周壁15の内周側、すなわちディスク収納部16側の根元部分には上ハーフ21を樹脂成形する際に前記リング状の内周壁15の根元部分の冷却固化を促進させるための溝19が設けられている。
When the
また、前記リング状の内周壁15の外周側には、後に詳しく説明するインナーロータ4のリング部の先端が嵌合するリング状の凹部17が設けられている。
前記リング状の凹部17の底面の前後対称位置(180°位相をずらした位置)にはインナーロータ4を下ハーフ22から離間する方向に移動させるためのリフトアップ用の凸部18が設けられている。リフトアップ用の凸部18は、後に説明するインナーロータ4のリング部41の先端面に設けたインナーロータ側のリフトアップ用の凸部46が乗り上げることにより、インナーロータ4を上ハーフ21から離間する方向に移動させるようになっている。
Further, on the outer peripheral side of the ring-shaped inner
A lift-up
前記上ハーフ21は、図7に示すように、前記リング状の内周壁15の内周側の根元部分に設けられた溝19及び前記リング状の内周壁15の外周側の根元部分に設けられたリング状の凹部17により前記リング状の内周壁15の根元部分における主面部21aの冷却固化が促進され、主面部21a全体の冷却速度を均一化して上ハーフ射出成形時における主面部21aの熱変形を防止する。
As shown in FIG. 7, the
図5に示すように、前記左右一対の下ハーフ構成体23,24は、略長方形状に形成された主面部25aと、該主面部25aの外周縁部に起立壁25bを一体的に成形することにより構成されている。
As shown in FIG. 5, the pair of left and right lower half
図8に示すように、前記起立壁25bは、前記主面部25aの一方の長辺側の周縁部に起立成形された第1の起立壁(以下、第1の周壁と称する)25cと、前記主面部25aの双方の短辺側の周縁部に起立成形された第2,第3の起立壁(以下、第2,第3の周壁と称する)25d,25eと、前記第1の周壁25cと第2の周壁25dの内側にこれら第1の周壁25cと第2の周壁25dに跨るように形成された円弧状の第1の起立壁(以下、第1の内周壁と称する)25fと、前記第1の周壁25cと第3の周壁25eの内側にこれら第1の周壁25cと第3の周壁25eに跨るように形成された円弧状の第2の起立壁(以下、第2の内周壁と称する)25gと、を備えている。
As shown in FIG. 8, the
そして、前記第1,第2の内周壁25f,25gの内側に前記開口部6を中央にして後に説明するインナーロータやシャッタ等を収納する収納部26が形成されている。
A
図8、図9に示すように、前記第1,第2の内周壁25f、25gの内,外周の根元部分には上ハーフ21を樹脂成形する際に前記第1,第2の内周壁25f、25gの根元部分には溝27,28が形成されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, when the
図10に破線の円形で示す前記第1,第2の内周壁25f、25gの根元部分29における主面部25aの肉厚(直径)T1は、主面部25aの他の部分の肉厚T2と略同じ肉厚になり、主面部25aを樹脂成形後、冷却する際に主面部25a全域の冷却速度を均一化して主面部25aの熱変形を防止する。
The thickness (diameter) T1 of the
上,下ハーフ21,22は、互いの側壁を突き合せた状態で重ね合わされてカートリッジシェル2が構成される。
The upper and
また、図2、図3に示すように、上,下ハーフ21,22の周壁21b,25cの略中央部には、インナーロータ4の外周面のギヤ43の一部を露出させるための開口窓30が設けられている。この開口窓30は、上ハーフ21に設けた上ハーフ側切欠き部30aと、下ハーフ22に設けた下ハーフ側切欠き部30bとによって形成されている。更に、上,下ハーフ21,22の周壁21b,25cには、その接合面に沿って前後方向に延びるガイド溝31が設けられている。このガイド溝31は、ディスクカートリッジ1をディスク記録再生装置に装着する際の誤挿入防止等を目的として設けられたものである。このガイド溝31は開口窓30に連通している。
As shown in FIGS. 2 and 3, an opening window for exposing a part of the
図4に示すように、一方の下ハーフ構成体23の第1の周壁25cと第2の周壁25dとのコーナー部には、ロック部材32が回動可能に収納されるロック収納部33が設けられている。このロック収納部33は、下ハーフ22のインナーロータ等の収納部に連通されていると共に、第1の周壁25cに設けられた開口穴34を介してガイド溝31に連通されている。更に、前記ロック収納部33には、ロック部材32を回動自在に支持する支持軸35が、上ハーフ21側へ突出するように設けられている。
As shown in FIG. 4, a
ロック部材32は、支持軸35に回動自在に嵌合されて平面方向へ揺動可能とされたレバー状部材によって形成されている。ロック部材32の長手方向の一端には複数の歯を有するストッパ部36が設けられ、長手方向の他端には操作部37が設けられている。更に、ロック部材32には、ストッパ部36と対向するよう同方向に突出されたバネ片38が一体に設けられている。
The
前記ロック部材32は、ストッパ部36をインナーロータ等の収納部側に向けた状態で支持軸35に嵌入され、バネ片38が前縁部22bの内面に当接される。このバネ片38のバネ力によってストッパ部36がインナーロータ等の収納部側に付勢されると共に、操作部37が開口穴34を内側から貫通してガイド溝31内に突出される。また、他方の下ハーフ構成体24の第1の周壁25cと第3の周壁25eのコーナー部分に設けた誤消去防止部材取付部91には、光ディスク等の記録媒体に記録された情報の誤消去を防止するための誤消去防止部材92が取り付けられている。
The
(3)ディスクの構成
情報記録媒体としてのディスク3として、オーディオ情報としての音楽信号やビデオ情報としての映像信号及び音楽信号等の各種の情報信号が予め記録された再生専用型の光ディスク、或いはオーディオ情報やビデオ情報等の情報信号が1度だけ記録可能な追記型若しくは何度でも繰り返して記録可能な書換え型が記録可能型の光ディスクとして知られているが、実施例では記録可能型の光ディスク(以下、光ディスクと称する)が使用されている。
(3) Configuration of Disc As a
図4に示したように、光ディスク3は、中央部にセンタ穴3aが設けられた厚みの薄い円板状の記録部材からなる。
As shown in FIG. 4, the
光ディスク3は、チャッキングプレート押さえ3bにより上ハーフ21の内面に取り付けられたチャッキングプレート3cによりディスク記録再生装置のターンテーブルにチャッキングされて回転方向に一体化されて所定速度(例えば、ゾーン毎の角速度一定:ZCAV)で回転される。
The
光ディスク3の一主面には、記録再生装置に内蔵される光学ピックアップ装置の光学ヘッドが対向される情報を記録することが可能な情報記録領域29aと、情報を記録することが不可能な非記録領域29bとが設けられている。非記録領域29bは、光ディスク3の中央部のセンタ穴3aの外側に所定幅で設けられた内側の非記録領域29bと、光ディスク3の外周縁に所定幅で設けられた外側の非記録領域29bとからなる。この内外側の非記録領域29b,29b間に情報記録領域29aが設けられている。
On one main surface of the
光ディスク3は、次に説明するインナーロータ4のリング部41内に回転自在に収納される。なお、光ディスク3の基板の材質としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリレート(PMMA)等の合成樹脂が好適であるが、他の合成樹脂を用いることができることは勿論のこと、合成樹脂以外でも、ガラス材やアルミニウム合金等の各種の材料を用いることができる。
The
ディスクとしては、光ディスクに限定されるものではなく、薄い円盤の表面に、磁性薄膜層を形成して特定位置の磁化状態により情報を記憶するようにした磁気ディスク、同様に形成した磁性薄膜層に光ヘツドと磁気ヘツドを使用して情報を書き込み又は読み出すようにした光磁気ディスクその他の記憶媒体を適用することができる。 The disk is not limited to an optical disk, but a magnetic thin film layer is formed on the surface of a thin disk so that information is stored according to the magnetization state at a specific position. A magneto-optical disk or other storage medium in which information is written or read using an optical head and a magnetic head can be applied.
(4)インナーロータの構成
インナーロータ4は、図4に示すように、円盤状の薄い板材からなる平面部40と、この平面部40の外周縁に連続して設けられたリング部41とを有している。インナーロータ4の平面部40の中央部には、開口部42が形成されていると共に、下面側(リング部41と反対側の面)には前記シャッタ駆動機構7の枢支部8を構成する一対の軸部8aが設けられている。これら一対の軸部8aは、開口部42を中心にして点対称となるように設けられている。
(4) Configuration of Inner Rotor As shown in FIG. 4, the
前記開口部42は、前記下ハーフ22の開口部6と同様に、ディスク回転駆動機構のターンテーブルと光学ピックアップ装置の光学ヘッドを光ディスク3に臨ませる記録/再生用開口部42aと、ディスク回転駆動機構のターンテーブルを臨ませる中央開口部42bとからなっている。
Similarly to the
図5に示すように、リング部41は、上ハーフ21の内面に設けられたリング状リブ15の外径よりも稍大径の円筒状に形成され、前記リング状リブ15の外周に回転自在に嵌合され、その先端部が前記リング状リブ15の外側に設けられたリング状の凹部17に挿入されるようになっている。
As shown in FIG. 5, the
また、リング部41の外周面には、周方向の所定範囲に渡って多数の歯を有するギア部43が設けられている。このギア部43は、インナーロータ4の回転角度よりも少々大きい角度範囲となるように設定されている。即ち、図12に示すように、下ハーフ22の開口部6に対してインナーロータ4の開口部42が最大に傾いて、次に説明する一対のシャッタ部材5a,5bが完全に閉じた状態になると、ギア部43の周方向の一端が開口窓30の一端に位置(露出)し、次に説明するストッパ部44aに設けた突起係合凹部44が開口窓30の中央に位置(露出)する。また、図11に示すように、インナーロータ4が所定角度に回転して開口部42と開口部6が重なり合った状態となり、一対のシャッタ部材5a,5bが完全に開いたときに、ギア部43の周方向の他端が開口窓30に位置(露出)する。
A
インナーロータ4のギア部43の両側には、インナーロータ4の回転移動量を制限するストッパ部44a,44bが半径方向外側へ突出するように設けられている。
On both sides of the
このようにギア部43及びストッパ部44a,44bがリング部41の外周面から外側へ突出しているため、上ハーフ21及び下ハーフ22の対応する部分には、ストッパ部44a,44b等との接触を回避してその通過を許容するための逃げ溝45a,45bがそれぞれ設けられている。
Since the
図11に示すように、インナーロータ4の開口部42と下ハーフ22の開口部6が重なり合った状態になると、ストッパ部44aの一端部が逃げ溝45aの一端部に設けたストッパ係合部45cに係合してインナーロータ4の更なる回転を阻止する。また、図12に示すように、インナーロータ4の開口部42が下ハーフ22の開口部6に対して最大に傾いた状態になると、ストッパ部44bの一端部が開口部6の一端部に設けたストッパ係合部45dに係合してインナーロータ4の更なる回転を阻止する。
As shown in FIG. 11, when the
更に、リング部41の先端面には、周方向の2箇所にリフトアップ用の凸部46が設けられている。これらインナーロータ側のリフトアップ用の凸部46は、図12に示すように、インナーロータ4の開口部42が下ハーフ22の開口部6に対して最大に傾いた状態において、図22(A)に示すように、上ハーフ21のリング状の凹部17内に設けたリフトアップ用の凸部18に乗り上げるようになっている。
Further, on the tip surface of the
図5に示すように、前記一対の軸部8a,8aの近傍には、下ハーフ22に設けたリブ状の凸部20a(図4参照)と略同じ高さの台形状の嵌合解除用の凸部48、48が設けられている。これら嵌合解除用の凸部48、48は、シャッタ部材5a,5bが開口部6を閉じている図12の位置(第1の位置)から開口部6を解放する図11の位置(第2の位置)に移動する際に、前記リブ状の凸部20aを次に説明する一対のシャッタ部材5a,5bの溝状の凹部20bから抜き出すためのものである。
As shown in FIG. 5, in the vicinity of the pair of
嵌合解除用の台形状の凸部48、48は、図12に示す位置において、前記リブ状の凸部20aの端部に設けた第2,第4の背高部20e,20gの側方に位置している。
The trapezoidal
(5)シャッタの構成
図13及び図14に示すように、シャッタ5は、略半円形に形成された一対のシャッタ部材5a,5bによって構成されている。前記一対のシャッタ部材5a,5bは、前記下ハーフ22の開口部6の周縁部に設けたリブ状の凸部20aの第1〜第4の背高部20d〜20g(図11、図12参照)の高さと略同じ板厚の板体によって形成されている。
(5) Configuration of Shutter As shown in FIGS. 13 and 14, the
前記一対のシャッタ部材5a,5bは、前記インナーロータ4に設けた軸部8aを挿入して枢支部8を構成する軸受部8bと、前記下ハーフ22の内面に設けた駆動軸部10を挿入する長孔9と、を備えている。これらの長孔9は、それらが設けられているシャッタ部材5a,5bの軸受部8bを中心に放射方向へ延びるように形成されている。前記長孔9の外側の端部には、周囲に切り込みを入れることによって形成された弾性片54と、ボス状の駆動軸部10を逃がすための凹部53とが設けられている。また、シャッタ部材5a,5bの円弧側辺には閉鎖用の凸片55が設けられている。
In the pair of
前記一対のシャッタ部材5a、5bの弦側辺の略中央部には、弦線と直交する方向に所定の長さで形成された段部50が設けられており、この段部50を介してその両側に凸側接合部50aと凹側接合部50bとが形成されている。更に、シャッタ部材5a,5bの各接合部50a,50bには、弦の延在方向と直交する方向に突出する薄肉の庇状の重合部51a,51bがそれぞれ設けられている。かくして、一対のシャッタ部材5a,5bにおいて、互いの凸側接合部50aの端面と凹側接合部50bの端面とがそれぞれ対向され、凸側接合部50aの庇状の重合部51aが凹側接合部50bの庇状の重合部51bにそれぞれ重なり合わされる。このシャッタ部材5a,5bの弦側辺の凸側接合部50b側の端部である軸組付部50cには、軸受部8bがそれぞれ設けられている。
A
シャッタ部材5a、5bの弦側辺の凹側接合部50b側の端部には、それぞれ下ハーフ22の開口部の周縁部に設けたリブ状の凸部20aの端部に設けた第2の背高部20e又は第4の背高部20gを導入する切欠部50dが設けられている。
At the end of the
前記シャッタ部材5a,5bは、軸受部8bにインナーロータ4の平面部40の軸部8aを嵌合させることにより、インナーロータ4の平面部40にそれぞれ回動自在に取り付けられる。この際、一対のシャッタ部材5a,5bは、互いの弦側辺を対向させて取り付けるようにする。その結果、図15に示すように、一対のシャッタ部材5a,5bをそれぞれ外側へ離反させるように回動させたとき、各シャッタ部材5a,5bは、インナーロータ4の開口部42を挟んで、その両側部上に重なるように載置される。一方、一対のシャッタ部材5a,5bをそれぞれ内側へ回動させて互いの接合部50a,50bをそれぞれ当接させることにより、図16に示すように、開口部42が一対のシャッタ部材5a,5bによって閉じられる。
The
シャッタを閉じた状態において、前記シャッタ部材5aの凸片55は、下ハーフ22の第1の背高部20dに当接し、シャッタ部材5bの凸片55は、下ハーフ22の第3の背高部20fに当接して、これらの間の隙間を塞ぐようになっている。
In the state where the shutter is closed, the
また、前記シャッタ部材5a,5bの下ハーフ22との摺接面(シャッタ部材5a,5bの内面)には、下ハーフ22の開口部の周縁部に設けたリブ状の凸部20aと係合して、防塵部を構成する溝状の凹部20bが設けられている。溝状の凹部20bには、シャッタ部材5a,5bが開口部42を閉じている状態において、下ハーフ22のリブ状の凸部20aが嵌合するようになっている。
In addition, the sliding contact surface with the
(6)シャッタ駆動機構の構成
図17はシャッタ駆動機構7の分解斜視図である。前記シャッタ駆動機構7は、インナーロータ4にシャッタ5を回動可能に取り付けている枢支部8と、該枢支部8を中心に放射方向にシャッタ5に形成された長孔9と、カートリッジシェル2の下ハーフ22の内面に設けられ、且つ前記長孔9に挿入されていてインナーロータ4を回転させると前記長孔9内を変移しながら前記枢支部8を中心にしてシャッタ5を回動させる駆動軸部10と、を備えている。前記枢支部8は、インナーロータ4に設けられた軸部8aと、シャッタ5に設けられた軸受部8bと、からなっている。
(6) Configuration of Shutter Drive Mechanism FIG. 17 is an exploded perspective view of the
そして、図18に示すように、シャッタ5がカートリッジシェル2に設けた開口部6を閉塞する第1の位置にある状態から、インナーロータ4を一方向(図18の反時計方向)に回転させるとシャッタ駆動機構7を構成する長孔9と駆動軸部10によりシャッタ5は、枢支部8を中心にして回動して、図19に示すように、カートリッジシェル2に設けた開口部6を開放する第2の位置に回動移動する。逆に、シャッタ5が第2の位置にある状態から、インナーロータ4を他方向(図19の時計方向)に回転させるとシャッタ駆動機構7によりシャッタ5は、カートリッジシェル2に設けた開口部6を閉塞する第1の位置に回動移動するようになっている。
Then, as shown in FIG. 18, the
(7)ディスクカートリッジの作用
次に、ディスクカートリッジの作用をディスク記録再生装置の構成と共に説明する。ディスク記録再生装置60は、図20に示すように、中空の筐体からなる外装ケース61と、この外装ケース61内に収納された記録再生装置本体(図示省略)等を備えて構成されている。外装ケース61は、上面及び前面に開口されたケース本体62と、このケース本体62の上面を閉じるように上部に着脱可能に取り付けられたケース蓋体63と、ケース本体62及びケース蓋体63の前面を閉じるように前部に着脱可能に取り付けられた前面パネル64等を備えている。
(7) Operation of Disc Cartridge Next, the operation of the disc cartridge will be described together with the configuration of the disc recording / reproducing apparatus. As shown in FIG. 20, the disc recording / reproducing
ケース本体62の4箇所には、下方に突出する脚体62aが設けられている。これらの脚体62aによってディスク記録再生装置60が支えられている。前面パネル64は、横長とされた板状部材からなり、その上部には横長のカートリッジ出入口65が設けられている。カートリッジ出入口65は、ディスクカートリッジ1の正面側の大きさ略同程度の大きさに形成されている。このカートリッジ出入口65は、その内側に配置された開閉扉66によって常時は閉じられている。
この開閉扉66をディスクカートリッジ1の前部で押圧し、所定の位置まで差し込む。これにより、図示しないローディング機構によってディスクカートリッジ1が自動的に取リ込まれる。そして、ローディング機構で搬送されたディスクカートリッジ1は、ディスク記録再生装置60内の所定位置で位置決めされて固定される。これと同時に又は前後して、ディスク記録再生装置60に設けられているシャッタ開閉機構によってシャッタ5が操作され、開口部6,42が開放される。
The opening / closing
これを具体的に説明すると、ディスクカートリッジ1が所定の位置まで挿入されると、図21に示すように、ディスク記録再生装置60に内蔵されたシャッタ開閉機構のラック棒70が、ディスクカートリッジ1の一方の側面部に設けたガイド溝31内に入り込む。これにより、ガイド溝31内に突出されているロック部材32の操作部37が、バネ片38の付勢力に抗してラック棒70の押圧力によりロック収納部33内に押し込められて、ロック部材32によるインナーロータ4のロックが解除されると共に、前記ラック棒70に弾性片70bを介して設けた回転操作突起70cがインナーロータ4に設けた突起係合凹部44に係合して、インナーロータ4を回転させる。更に、ラック棒70が相対的に前進することにより、そのギア部70aの先端がインナーロータ4のギア部43に噛み合わされる。
Specifically, when the
このギア部43がラック棒70のギア部70aに噛み合うことにより、ラック棒70の移動量に応じてインナーロータ4が回転される。
When the
図21は、ラック棒70のギア部70aがインナーロータ4のギア部43に噛み合う前の状態を示すものである。この状態では、一対のシャッタ部材5a,5bの凸側接合部50a及び凹側接合部50bは互いに突き当てられて密着されている。このとき、インナーロータ4の開口部42は、下ハーフ22の開口部6に対して傾斜された位置にあるため、両開口部6,42の重なり合った中央部分のみが開口されるが、その開口部は一対のシャッタ部材5a,5bによって閉じられている。従って、開口部6,42の重複部分から塵埃がディスク収納部内に入り込む虞れがない。
FIG. 21 shows a state before the
更に、開口部6と開口部42とが鋭角で接近している部分には、一対のシャッタ部材5a,5bの軸取付部50cが介在されており、これら軸取付部50cがリブ状の凸部20aの第2,第4の背高部20e,20gの内側に位置して隙間を消滅させている。また、第1,第3の背高部20d,20fの内側には閉鎖用の突片55が介在されて隙間を消滅させている。更に、一対のシャッタ部材5a,5bに設けた長孔9は、シャッタ部材5a,5bが重なっている下ハーフ22によって閉じられている。更にまた、開口部6を囲むように下ハーフ22の開口部の周縁部に設けたリブ状の凸部20aがシャッタ部材5a,5bに設けた溝状の凹部20bに嵌まり込んでクランク状の防塵部が形成されて、開口部6,42を介して塵埃がディスク収納部内に侵入するのを防止する。
Further, the
この状態から、ディスクカートリッジ1の挿入動作に対応してラック棒70がガイド溝31内に入り込み、そのギア部70aとインナーロータ4のギア部43との噛み合いが開始されると、インナーロータ4が時計方向に回転される。この場合、インナーロータ4が回転動作を開始する初期状態では、図21及び図22(A)に示すように、インナーロータ4のリフトアップ用の凸部46が上ハーフ21のリフトアップ用の凸部18に乗り上げてインナーロータ4との間で一対のシャッタ部材5a、5bを挟持した状態となっているため、インナーロータ4の回転動作には比較的大きな力が必要とされる。リフトアップ用の凸部18,46相互の乗り上げによる大きな摩擦力に抗してインナーロータ4を回転させることにより、図22(B)に示すように、リフトアップ用の凸部18,46相互の係合が外れ摩擦力が消滅する。そのため、これ以後のインナーロータ4の回転動作は、極めて軽く且つスムースに行うことができる。
From this state, the
インナーロータ4を回転により、インナーロータ4の底面に設けた嵌合解除用の台形状の凸部48,48が下ハーフ22のリブ状の凸部20aの第1,第3の背高部20d,20fに乗り上げて、下ハーフ22に対してインナーロータ4が持ち上げられた状態になると共に、シャッタ部材5a,5bも上昇して、リブ状の凸部20aから溝状の凹部20bが抜け出た状態になるのである。
By rotating the
そして、インナーロータ4の更なる回転により、シャッタ部材5a,5bは、図21の状態から、図23のシャッタの半開状態を経て、図24に示すように、各シャッタ部材5a,5bがインナーロータ4の開口部42の両側部に移動して、前記開口部6,42が完全に開放された状態になる。このとき、下ハーフ22の開口部6の周縁部に付着した塵埃等は、前記シャッタ部材5a,5bの溝部81内に受容されてカートリッジシェル2内に侵入するのを未然に阻止される。
Then, by further rotation of the
前記開口部6,42が完全に開放された状態になると、ディスク収納部内に収納されている光デイスク3の一部が開口部6,42によって露出される。そして、前記記録再生装置本体62による情報信号の再生又は記録が実行される。
When the
情報信号の再生又は記録の後、ディスク記録再生装置60に設けられるカートリッジ排出ボタン(図示せず)を操作することにより、ローディング機構の作動を介してディスクカートリッジ1がディスク記録再生装置60から排出される。
After reproducing or recording the information signal, a cartridge ejection button (not shown) provided on the disc recording / reproducing
(8)他の実施の形態
図25は下ハーフ22を構成する左右一対の下ハーフ構成体23,24を一対の連結リブ98,99で連結して、左右一対の下ハーフ構成体23,24を一体化した場合を示す。このような一体型の下ハーフ22においても開口部6の存在により下ハーフ22の主面部22aは樹脂成形時に変形し易くなっているので、前記第1,第2の内周壁25f,25gの内,外周の根元部分に溝27,28を設けて前記左右一対の下ハーフ構成体23,24を樹脂成形する際に、溝27,28により前記リング状の内周壁15の根元部におけるハーフ主面部の冷却固化を促進してハーフ主面部全体の冷却速度を均一化してハーフ主面部の変形を防止する効果は大である。
(8) Other Embodiments In FIG. 25, a pair of left and right
上記一体型の下ハーフ22において開口部6の長さL1が下ハーフ22の長さL2の1/2以上の長さに形成されている場合に前記溝27,28を設ける効果は大きい。また、前記溝27,28は、図26に示すように、いずれか一方、例えば第1,第2の内周壁25f、25gの内周側の根元部分に溝27のみ設けても良い。なお、他の構成は、基本となる実施の形態の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
The effect of providing the
1…ディスクカートリッジ、2…カートリッジシェル(シェル)、3…光ディスク(ディスク)、4…インナーロータ、5…シャッタ、5a,5b…一対のシャッタ部材、6…開口部、21,22…上,下ハーフ、23,24…下ハーフ構成体、25a…主面部、25b〜25g…起立壁、26…収納部、27,28…冷却促進用の溝。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記開口部を設けたハーフは、主面部と、該主面部上に一体に起立成形された起立壁と、を備えていて、
前記主面部は、前記起立壁の根元部に、前記ハーフ射出成形後の冷却促進用の溝を備えていることを特徴とするディスクカートリッジ。 An opening for recording / reproduction is provided in at least one of the upper and lower halves constituting the cartridge shell, and recording and / or reproduction is performed on a disc rotatably accommodated in the cartridge shell through the opening. In the disc cartridge,
The half provided with the opening includes a main surface portion and an upright wall integrally formed on the main surface portion.
The disk cartridge according to claim 1, wherein the main surface portion includes a groove for promoting cooling after the half injection molding at a base portion of the standing wall.
前記起立壁は、カートリッジシェル内にディスクを回転可能に収納するディスク収納部を構成していることを特徴とするディスクカートリッジ。 In claim 1,
The disc cartridge according to claim 1, wherein the upright wall constitutes a disc storage portion for rotatably storing the disc in the cartridge shell.
前記開口部は、前記ハーフの全長の1/2以上の長さに形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。 In claim 1,
The disk cartridge according to claim 1, wherein the opening is formed to have a length that is ½ or more of the entire length of the half.
前記溝は、前記ディスク収納部を構成する起立壁の内外周の根元部に形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。 In claim 2,
The disk cartridge according to claim 1, wherein the groove is formed in a root portion of an inner and outer periphery of a standing wall constituting the disk storage portion.
前記溝の長さ方向と直交する方向の断面形状は、略円弧状に形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。 In claim 1,
The disc cartridge according to claim 1, wherein a cross-sectional shape in a direction orthogonal to the length direction of the groove is formed in a substantially arc shape.
前記ハーフ主面部の前記起立壁の根元部に溝を形成して、該溝によって樹脂成形後におけるカートリッジシェルの冷却固化を促進させることを特徴とするカートリッジシェルの射出成形方法。
An injection molding method of a cartridge shell comprising a half main surface portion and a standing wall integrally formed upright on the half main surface portion,
A cartridge shell injection molding method, wherein a groove is formed at a base portion of the upright wall of the half main surface portion, and the cooling and solidification of the cartridge shell after resin molding is promoted by the groove.
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