JP2005207592A - 断熱パイプライン - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な方法により熱収縮に適応できる断熱パイプラインを提供する。特に、高レベルの断熱および動作安全性を示すパイプラインを提供する。
【解決手段】 断熱パイプライン(T)は、内側から外側に向かって、第1のシールドパイプ(1)、第1の断熱層(2)、第2のシールドパイプ(3)、断熱材料から形成された第2の断熱層(4)、海水密度より大きな密度を有する材料から形成されたバラスト(5)、およびバラスト(5)の外側に、シールドされ衝撃耐性を有する保護ケーシング(6)を備える。本発明の低温液体の輸送方法は、上記パイプライン(C)を用いて低温液体を輸送することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は輸送用の断熱パイプラインに関し、特に、液化天然ガスの海中輸送用に意図された断熱パイプライン、その利用、およびそのパイプラインを含む海中ターミナルに関する。
通常、埠頭に横付けされたメタンタンカーと陸上貯蔵タンクとの間の液化ガスの水面輸送用に、ステンレス鋼パイプラインあるいはニッケル合金パイプラインが使用されている。これらのパイプラインが使用される場合、周囲温度から極低温、例えば大気圧における液化メタンの場合、−162°Cまでの冷却は、パイプラインを構成する材料の収縮を伴う。熱収縮を補償するためのメカニズムが、ループ(loop)形状の場合には、U形状の横方向の偏移を伴うパイプ部分によって、補償器の場合には、ベローの方法により波状のパイプ部分によって、強烈な収縮の結果としてパイプラインが損傷されることを防止するために、提供される。
さらに、パイプラインは、液化ガスの加熱を防止しその蒸発を制限するために、断熱材料を必然的に含まねばならない。
仏国特許出願第A−2 748545号は、液化天然ガスを輸送するための断熱パイプラインを開示している。このパイプラインは、2つの同軸管、制御された工業的真空状態下においてこれらの管の間の管状スペースを充填する断熱材、およびバラストとして機能する外部コンクリート被覆を含む。外部管はスチールからなり、一方内部管はインバールからなる。
従来のバラストパイプラインにおいて、バラストが破損した場合、パイプは局部的に水より低密度となり、底部から持ち上がる。この現象は、一旦開始されると、自動的にパイプラインに沿って伝達され、このときパイプラインは湾曲するか、あるいは水面に浮上する。
さらに、仏国特許出願第A−2 746891号は、石油製品を輸送するための断熱パイプラインを開示している。このパイプラインは、2つの同軸管、および制御された工業的真空状態下においてこれらの管の間の管状スペースを充填する断熱材を含む。
仏国特許発明第A−2748545号明細書 仏国特許発明第A−2746891号明細書
本発明の課題は、種々の特徴を示す新規の断熱パイプラインを提示することにある。特に、本発明の課題は、高レベルの断熱および動作安全性を示すパイプラインを提供することにある。
上記本発明の課題を解決するために、本発明の断熱パイプラインは、内側から外側に向けて、第1のシールドパイプと、第1の断熱層と、第2のシールドパイプと、断熱材料から形成された第2の断熱層と、海水密度より大きな密度を有する材料から形成されたバラストとを含む。第1の断熱層は断熱材料から形成される。パイプラインは、バラストの外側に、シールドされ衝撃耐性を有する保護ケーシングを、さらに含む。
二重の断熱層は、第2のシールドパイプが被る熱サイクルの大きさを最小化でき、同時に、液体による第1の断熱層へのいかなる侵入からもコンクリートバラストおよびスチールケーシングを断熱できるように第2の断熱層を維持する。
2つのパイプを重ねることおよび保護ケーシングによって、本発明は、本応用および他の同様な産業上の応用のために、向上された安全性を有する設備を提供する。
バラストの破損が発生した場合であっても、バラストはケーシングによって適正な位置に維持され、その結果、パイプラインの見かけの重量は変化しない。これはパイプラインが浮上したりあるいは破損したりすることを防止する。
好ましくは、第1のシールドパイプ、第2のシールドパイプおよび保護ケーシングからなる群の少なくとも1つの要素は、以下の機械的特性を有する:

Re>E・α・ΔT

ここで、Eは構成材料の弾性係数であり、αは構成材料の熱膨張率であり、ΔTは、要素のサービス温度と周囲温度との温度差であり、Reは要素のサービス温度における材料の降伏強度である。
この特性は、対応する要素に関して、適所において熱収縮を補償するシステムを不要となし得る。そのため、他の同様な産業上の応用の場合のように、液化ガスの輸送の場合において、本発明は、熱膨張に適応するための特に簡易な方法を提示する。
有利には、2つのパイプはこの特性を示す。
有利には、第1および第2のシールドパイプのうちの少なくとも1つは、ニッケル高含有量の合金からなる。これら合金、例えばインバールは、上記特性の取得を可能にする。
1つの実施形態によれば、第2のシールドパイプは、ポリマー樹脂を基にしたコンポジットから形成される。第2のシールドパイプを製造するためにそのような材料を使用することは、パイプラインの製造コストの大幅な低減をもたらす。さらに、そのコンポジットは、上記機械的特性を示すために選択され得る。
有利には、2つのパイプおよび外部ケーシングは、熱収縮を補償するためのいかなるシステムをも有しないパイプラインの製造を可能にする本特徴に適合する。
他の実施形態によれば、第1および第2のシールドパイプのうちの少なくとも1つは、熱収縮を補償するための少なくとも1つのシステムを備える。そのようなシステムは、熱影響の改善された吸収を可能にする。
好ましくは、該熱収縮補償システムは、少なくとも1つの径方向の波状ひだを含むスリーブの形状を成す。
好ましくは、第1のシールドパイプ、第2のシールドパイプおよび保護ケーシングからなる群の少なくとも1つの要素は、その端部において、該要素が受ける熱ストレスを吸収する固定された連結部に結合される。
有利には、バラストは、第2の断熱層と保護ケーシングとの間に含まれる円筒状の空間内へ、液状、粉状、あるいは粒子状の形態で投入され得る材料からなる。好ましくは、バラストは、保護ケーシングの内部においてコンクリートを含む。コンクリートは投入しやすいからである。ケーシングはモールドとして機能する。さらに、コンクリートは、組み立て品に好ましい衝撃抵抗および完全なシールドを提供するスチールケーシングによって、外部環境から保護される。
パイプの適正な構成および材料特性の選択は、本発明の容易な実施および利用に寄与する。特に、コンクリートの使用は、従来の製造技術において遭遇したアセンブリの収縮を克服し得る。また、スチールケーシングへのコンクリートの投入は、スチールの好ましい機械的弾性を好適に得ることができ、それによってパイプラインの衝撃感度を低減することができる。同時に、腐食位置を検出するための視覚的認識を可能にする。
さらに好ましくは、コンクリートバラストと第2の断熱層との間に、保護フィルムが配置される。保護フィルムは、投入中に、コンクリートレイタンスが第2の断熱層へ侵入することを防止する機能を有する。
有利には、バラストは、コンクリート内に提供される少なくとも1つの、通風あるいは排水に使用され得る中空ダクトを含む。好ましくは、中空ダクトは、長手方向であってパイプラインの全長におよんで配置される。さらに、中空ダクトは、コンクリートから排出する水を放出したり、あるいは海水の浸入を検出したりすることができる。必要に応じて、不活性ガスを循環させることも可能である。
好ましくは、第1および第2の断熱層のうちの少なくとも1つは、周囲温度において20×10−3Wm−1−1未満の熱伝導率を有し、好ましくは−160°Cにおいて16×10−3Wm−1−1未満の熱伝導率を有する材料から形成される。アエロゲルはこの特徴を満たす。
そのような断熱によって、十分な断熱を確保するための制御された工業的真空は、もはや必須ではない。これは、減圧装置を備えたり、および工業的真空を設置するためにパイプラインを特別な大きさにしたりすることを防止する。そのため、本発明は、上記工業的真空を不要とし、その結果、パイプラインの実施と利用を増大させる。
有利には、第1および第2の断熱層のうちの少なくとも1つは、アエロゲル型ナノ多孔質材料から形成される。アエロゲルは、超微細でありかつ高多孔質(90%まで)である構造を有する低密度の固体材料である。例えば、アエロゲルは、シリカ、アルミナ、ハフニウム、カーバイド、および様々なポリマーを含む多数の材料から生成され得る。そのナノ寸法構造は、例え、ガス分子の平均移動行程が低減され、またそれによりアエロゲル内部のエネルギーおよび質量の輸送が低減されるとしても、アエロゲルに特別な断熱特性を与える。それは、例えば固体あるいは断熱発泡タイプ等の他の断熱材の熱膨張率よりも2倍から4倍小さい熱膨張率を提供する。
本発明の1つの特別な実施形態によれば、第1および第2の断熱層のうちの少なくとも1つは、編物状の形態を有する。本発明の1つの特別な実施形態によれば、第1および第2の断熱層のうちの少なくとも1つは、受け入れを意図された空間への投入を許容する粉状あるいは粒子状の形態で存在する。例えば、そのような断熱層はビーズ状の形態であり得る。粉状あるいは粒子状の材料の使用は、特に、従来の生産技術と比べてより少ない精密誤差しか要求されないことによって、パイプラインの組み立てを容易にできる。特に、これらの材料は、断熱の非連続性を生じることなく、パイプ間の位置誤差を許容する。
さらに好ましくは、この断熱層、あるいはこれら粉状あるいは粒子状形態の断熱層は、その長手方向の2つの端部において、断熱材料から形成されたブロック装置によって閉鎖される少なくとも1つの部分を含む。これらブロック装置はガス透過性であり得る。これらブロック装置は、また、例えばグラスファイバタイプのガス透過性フィルタによって必要に応じて封鎖された孔によって、長手方向に横断され得る。ガス透過性は、例えば窒素フラッシングの実行を可能にする。
有利には、粉状あるいは粒子状形態の断熱層は、パイプラインと平行に配置され、かつ該断熱層と実質的に同一の厚さ有する断熱材料から形成された少なくとも1つのスペーサバーを含む。このスペーサバーはガス透過性であり得る。
本発明の特別な実施形態によれば、例えば光ファイバであり得るリークを検出する装置が、例えば、第1のパイプと保護ケーシングとの間において、該パイプラインの長手方向の全長におよんで配置される。
有利には、パイプラインは、縦列接続可能な、前もって形成された(プレハブ:prefabricated)パイプラインユニットからなる。これらの接続の領域において、断熱層は好ましくは繊維状の形態にある。ケーシングおよびシールドパイプは、追加部品を用いて、あるいは溶接されたビーズによって直接、接続され得る。
さらに有利には、プレハブ・パイプラインユニットは、少なくとも1つの段状の端部であって、外側径方向へ相対的に減少する長手方向の延長部を有する部分の構成要素である端部を有する。プレハブ・パイプラインユニットのこの構成は、その組み立てを容易にするリリーフ(relief)を形成する。
本発明はまた、上記パイプラインを用いた低温液体を輸送する方法を提供する。低温液体は、例えば液化ガスであり得る。
特別な実施形態によれば、不活性ガスが、第1および第2の断熱層のうちの少なくとも1つを通して循環される。しかしながら、不活性ガスの循環は、断熱材内に含まれる空気との接触によってもたらされる可能性のあるリークの結果によるガスによって生じる爆発性の混合物の形成を防止するための好ましい実施形態において、提案される。
本発明の他の実施形態において、液化ガスを輸送するための港湾ターミナルであって、本発明の少なくとも1つのパイプラインによって陸上設備と接続される、積荷ステーションあるいは積降ステーションを備えることを特徴とする、港湾ターミナルが提供される。パイプラインの端部が固定された連結部に結合され得る。陸上設備は、例えば液化ガス貯蔵所である。
以下の、添付の概略的な図面を参照した実証的でかつ非限定的な例によって与えられる本発明の種々の実施形態の詳細な例示的記載の中において、本発明はより理解され、また、他の目的、詳細、特徴、およびそれらの利点も、より明らかとなる。
(第1実施形態)
ここで、図1〜図6を参照して、第1実施形態によるパイプラインCのパイプラインユニットTが、説明される。パイプラインユニットTは、内側から外側に向かって、第1のシールドパイプ1、一次断熱層と呼ばれる第1の断熱層2、第2のシールドパイプ3、二次断熱層と呼ばれる第2の断熱層4、保護フィルム13、コンクリート被覆5、および保護ケーシング6を備えた多重層構造を有する。
図1、2および図3は、パイプラインユニットTの端部Eの形状を示す。図2によると、パイプラインユニットTは、円筒形状で円形の断面を有する第1のパイプ1を含む。第1のパイプ1はシールドされ、かつ低膨張率の材料からなる。第1のパイプ1は、例えば、特に「Imphy Alloy」から入手可能なインバール(Invar)からなり得る。
好ましくは液化ガスである輸送液体は、第1のパイプ1のボア部7を通じて通過できる。第1のパイプ1は、輸送液体に関して第1のシーリングバリアを構成する。
第1のパイプ1の外表面上を、一次断熱層2が取り囲む。一次断熱層2は、長手方向に、第1のパイプ1より短い。一次断熱層2は、低い熱伝導率、すなわち周囲温度において20×10−3Wm−1−1未満の低い熱伝導率を有する材料からなる。この材料は、例えば、−160°Cにおいて16×10−3Wm−1−1未満の熱伝導率を有するアエロゲルであり得る。好ましくは、この断熱層2において使用されるアエロゲルは、ビーズ状の形態である。適正なアエロゲルビーズは、特に「Cabot Corporation」から入手可能である。
パイプラインユニットTの各端部Eにおいて、円環形状のブロック装置8が一次断熱層2の端部を占める。
図4、5および図6に見られるように、一次断熱層2は、長手方向に、アジマス方向に間隔をあけられたスペーサバー14の対を含む。これらバー14は、図4および図5によれば、おおよそ90°の角度の間隔をあけられ、一次断熱層2の下側に形成された各線に配置される。図6によれば、各パイプラインユニットTは5対のスペーサバー14を有する。ブロック装置8およびスペーサバー14は、好ましくは、断熱層2の熱伝導率に近い熱伝導率を有するガス透過性の材料からなる。この材料は、例えばフェーノール発泡材あるいはポリウレタン発泡材であり得る。
その結果、第1のパイプ1とパイプラインユニットTの他の要素との間に、熱的結合が形成されない。
変形として、スペーサバー14は異なる角度の間隔に置かれ得、また、その数、大きさ、形状、およびアジマス面における配置において変更され得る。また、スペーサバー14は、一次断熱層2の下側に形成された線に沿った単一の縦長配置の細長い形状を取り得る。
一次断熱層2は、外部環境から第1のパイプ1への熱供給を制限する。
ブロック装置8はアエロゲルビーズを一次断熱層2の内部に閉じ込めることができる。第1のブロック装置8は、シールド容器を形成するために一次断熱層2の端部の1つに配置される。第2のブロック装置8は、一次断熱層2がアエロゲルビーズによって充填された後に、一次断熱層2の他の端部に配置される。
最終的に、第1のパイプ1は、一次断熱層2内に存在する少なくとも1つのスペーサバー、すなわち実施例においてはスペーサバー14の対を用いて、第2のパイプ3によって支持される。特に、スペーサバー14は、一次断熱層2を損傷することなく、第1のパイプ1の自重を第2のパイプ3に伝達することができる。
ブロック装置8は好ましくはガス透過性であり、窒素であり得る不活性ガスを一次断熱層2内に循環させることができる。それによって、第1のパイプ1のシーリングロスが発生した場合において、輸送液体が空気と接触することによる爆発性の混合物の形成が防止される。一次断熱層2は、その1つの端部において注入された窒素(N)による不活性ガスによって洗い流される。不活性ガスは、一次断熱層2の1つの端部において供給される圧力によって循環され、他方の端部から排出される。一次断熱層2の不活性化は、一次断熱層2内に存在するガスをモニターでき、その結果、いかなるリークをも検出できる。
図1によれば、各ブロック装置8は8つの穴9により長手方向に貫通されている。これらの穴9はガス透過性材料によって閉鎖されている。しかしながら、ブロック装置8がガス透過性である場合には、穴9は任意である。穴9は、ブロック装置8内においてその数および配置は変更され得、結合されたガラス編物のようなガス透過性材料によって閉鎖されている。穴9は、不活性ガスの循環を容易にする一方、一次断熱層2、すなわちアエロゲルビーズの漏れを許さない。
シールドされ円形断面の第2のパイプ3は、第1のパイプ1と同軸に、一次断熱層2の周囲に配置される。本実施形態において、第2のパイプ3は、第1のパイプ1と同一材料からなり、また同一の厚さを有する。第2のパイプ3は、各端部Eの長さが第1のパイプ1より短い点において、第1のパイプ1と異なる。第2のパイプ3は下層の一次断熱層2と同一の長さを有することが認められ得る。これは、対応するリリーフが第1のパイプ1と第2のパイプ3の間に提供されることを意味する。
第2のパイプ3は、また、第1のパイプ1のリークに続くガスによる一次断熱層2の進入の場合における、輸送液体に関するシーリングバリアを構成する。第2のパイプ3は、また、従来のパイプラインと比較して。パイプラインCの収縮を低減する役割をする。特に、第1のパイプ1のようにインバールのような低い熱膨張率を有する材料からなるため、第2のパイプ3は他の金属より少なく膨張し、第1のパイプ1のように、膨張ストレスを補償する手段、例えばループ形状あるいはベロー型の補償手段の設置の必要性を回避する。
二次断熱層4が第2のパイプ3を取り囲む。二次断熱層4は、内部層41および外部層42の2重層からなる。各層は、低熱伝導率の材料からなり、例えば、−160°Cにおいて12×10−3Wm−1−1未満の熱伝導率を有する好ましくは編物形状のナノポーラス材料のアエロゲルであり得る。この材料は、また、有利には、ガス透過性である。適正なアエロゲル編物は、特に「Aspen Aerogels」から入手可能である。内部層41および外部層42の各々は、図9に示された層(141および142)と同様に2つのハーフシェルからなる。具体的な例では、内部層41の厚さは19.2mmであり、外部層42の厚さは22.2mmである。外部層42を形成するハーフシェルは、円形断面の空洞シース15に適応するように、特にその厚さを有する。空洞シース15は、外部層42を構成する2つのハーフシェルの下方接合部において、パイプラインユニットTの全長におよんで長手方向に通過する。このシース15は、リークの検知あるいは位置を特定するための光ファイバあるいは他のシステムを収納することを意図する。シース15は、ベルソケット状の広がり端部16aを有し、広がり端部16aは隣接するパイプラインユニットTの他の端部16bに接続する。二次断熱層4は、第2のパイプ3と比べて長手方向に短い。これは、二次断熱層4と第2のパイプ3との間に追加リリーフが提供されることを意味する。二次断熱層4は、異なる層数、異なる材料から構成され得、あるいはその厚さ内に光ファイバ用のシース15を収納しなくてもよい。
二次断熱層4は、外部環境から第2のパイプ3への熱の供給を制限するために使用される。二次断熱層4は、また、第2のパイプ3の外部を断熱するために使用され、かつ第1のパイプ1のリークに起因する液化ガスによる一次断熱層2への侵入の場合における、外部保護ケーシング6の過度の冷却を防止する。二次断熱層4は、好ましくはガス透過性である。これは、上記断熱層2の場合と同様な目的によって、断熱層4の内部に窒素のような不活性ガスを循環させることを可能にすることを意味する。
好ましくはシース15内に配置される光ファイバ(図示されず)は、リーク検出装置の一部を形成する。このリークの検出およびリークの場所を特定する装置は、液化ガスのリークによる外部層42内での異常な低温箇所の検出および場所特定のために使用される線形ファイバ型温度センサ(DTS:Distributed Temperature Sensor)である。光ファイバは、パイプラインCが組み立てられるときにシース15内に配置される。光ファイバは、例えばアラミドファイバを使用してパイプラインに沿って引っ張られ、あるいは圧縮空気によって押し込まれ得る。光ファイバは、パイプラインCへの干渉なく、例えば同様のアラミドファイバを使用してパイプラインに沿って引っ張ることによって、設置と同様な方法で取り替えられ得る。パイプラインユニットTを結合する場合にも、そのようなリーク場所特定装置を設置することは想定され得る。複数の理由から、二次断熱層4内の外部層42内に光ファイバを設置することが、好ましい。まず第一に、この位置においてリーク発生時に、光ファイバは様々な重要な大きさを検出し、その機能を害するような大き過ぎる熱サイクルは光ファイバに課されない。最終的に、この場所において、光ファイバの信号の大きさは、低温にもかかわらず受理可能に留まる。
円形断面である保護ケーシング6は、二次断熱層4の周囲に間隔をおいて同軸に配置される。保護ケーシング6は、その上部に形成された線上に持ち上げ装置61を伴って提供される。図9によれば、持ち上げ装置61は、パイプラインユニットTの長さより短い棒状の形状である。この棒は、パイプラインユニットTの長手方向において、端部E間の中間点に配置されている。持ち上げ装置61には、孔62が横方向に横断するように設けられている。持ち上げ装置61は、海水による腐食を制限するために、過度に厚く形成され、また腐食防止被覆を有する。過度の厚さは、また、パイプラインCを外部の衝撃から保護できる。持ち上げ装置61の孔62によって、パイプラインCは持ち上げられ、かつ操作される。保護ケーシング6の長さは、二次断熱層4の長さより短い。これによって、パイプラインCの外側と二次断熱層との間に、さらなるリリーフが形成される。
保護フィルム13が、二次断熱層4にコンクリートが侵入するのを防止するために、二次断熱層4の周囲に配置され得る。
コンクリート被覆5が、パイプラインの中央部(パイプ1、断熱層2、パイプ3、断熱層4、および保護フィルム13)と保護ケーシング6との間の円筒状空間の中に投入され、かつ充填される。空洞ダクト12が、長手方向であってパイプラインユニットTの全長におよんで配置される。空洞ダクト12は円形断面を有し得る。
コンクリート被覆5によって、海水を超える全体的密度が中空のパイプに与えられ、それによって、パイプラインCは、中空の状態(パイプ3の周囲に設けられたコンクリートの密度)において、海底に自然な状態で静止できる。沈められたパイプの見かけの重さは、1m当り10kgより大きくなければならない。これは、パイプラインCによって発生する動きを制限し、その結果、パイプラインCの損傷を制限する。空洞ダクト12によって、コンクリート被覆5を取り囲む保護ケーシング6のリークに伴うコンクリート被覆5内への海水の浸入が排除され、かつ投入コンクリートの乾燥によって生じる水が排水される。必要に応じては、空洞ダクト12内に不活性ガスが循環され得る。
二次断熱層4の周囲に任意に配置された保護フィルム13は、コンクリート5が保護ケーシング6に投入されるときに、コンクリート5のレイタンスが二次断熱層4に侵入することを防止する機能を有する。保護フィルム13は、また、コンクリート被覆5による削りの影響から二次断熱層4を保護せねばならず、かつ液化ガスの通過中における熱収縮の違いによる二次断熱層4とコンクリート被覆5との間の摩擦から二次断熱層4を保護せねばならない。
パイプラインCは、端部Eに縦列接続されたパイプラインユニットTによって形成される。パイプラインユニットTは、例えば4mの長さを有する。パイプラインユニットTは、所望の長さ、例えば5000mの長さのパイプラインCを形成するために、縦列接続される。パイプラインユニットTの長さおよび接続数は、その応用に基づいて明らかに変更され得る。上記されたように、パイプラインユニットTの様々な要素は、互いに関連して、半径方向の外側に向かって減少する、長手方向の伸びを有する。パイプラインユニットTの端部Eのこの段階的な構造によって、様々なパイプラインユニットTの結合操作が容易化される。特に、この構造は、例えば第1のパイプ1のような最内側の構成への処理を容易化するリリースを生成する。このように生成されたリリースは、また、溶接作業用の追加部品の供給を可能にし、かつ接合領域に断熱材を配置させることができる。
2つのパイプラインユニットT間の接続構造が図7,8および図9に示される。
隣接する2つのパイプラインユニット(T1およびT2)は、溶接ビードによって縦列に溶接される。
このとき、2つの一次断熱層102、すなわち内側の一次断熱層121および外側の一次断熱層122が、第1のパイプ1の結合の周囲に配置される。内側の一次断熱層121および外側の一次断熱層122は、各々図9に示されるように、例えばアエロゲルであり得るような編物状の断熱材からなる一対のハーフシェルから形成される。2対のハーフシェルの接合面は互いに直角である。
次に、パイプラインユニット(T1およびT2)の第2のパイプ3は、互いに追加部品を用いて溶接される。追加部品は、本実施形態においてはハーフシェル103の形状であるが、スプリットリングの形状でもあり得る。インバーから形成された2つのハーフシェル103は、周囲の溶接ビードによってシールドされた状態で第2のパイプ3に溶接され、長手方向の溶接ビードによって互いに溶接される。
次に、2つの二次断熱層104、すなわち内側の二次断熱層141および外側の二次断熱層142が、第2のパイプ3を接続するハーフシェル103の周囲に配置される。内側の二次断熱層141および外側の二次断熱層142は、上記内側の一次断熱層121および外側の一次断熱層122と同様な構成を有する。外側の二次断熱層142によって、シース15は、その2つのハーフシェルの下側の結合領域内を貫通することができる。さらに、光ファイバのシース15は、この溶接に干渉しないように、ハーフシェル103の結合の後にこの接合内にスライドされる。一次断熱層102および二次断熱層104用に実施されたハーフシェル対の使用は、断熱材の取り扱いおよび設置の操作性を容易化させる。異なった色のハーフシェル対の使用は、さらにその設置を容易化させる。
次に、一対のハーフシェル105が二次断熱層104の周囲に配置される。各ハーフシェル105は、その上部に生成された線上の空洞ダクト112によって長手方向に横断される。下側のハーフシェル105の空洞ダクト112は、接続パイプラインユニット(T1およびT2)の空洞ダクト12の接続を可能にする。
図9に示されない保護フィルム13は、二次断熱層104とコンクリート・ハーフシェル105との間に、任意に追加され得る。
最後に、接続パイプラインユニット(T1およびT2)の保護ケーシング6が外部の追加部分を使用して接続される。外部の追加部分は、有利には、より大きな直径を有する隣接の管6と対をなすスプリットリング106の形状である。スプリットリング106は、2つのシールドされた周囲の溶接ビードによって、隣接するパイプラインユニット(T1およびT2)の保護ケーシング6の端部が溶接されるように、それが接続レベルになるまでに、パイプラインユニットの1つに沿って長手方向に提供される。
(寸法の具体例)
第1のパイプ1の内径は800mmであり、その厚さは3mmである。内径は圧力低下の第1の見積もりによって調整される。第1のパイプ1の厚さは、降伏強度の66%のストレスを許容して、メタンタンカーのポンプの降伏強度の関数として3mmと判断された。
一次断熱層2の厚さは、40mmである。第2のパイプ3は892mmの内径を有し、各端部Eにおいて、第1のパイプ1より150mm、長手方向に短い。
二次断熱層4は、同様に40mmの厚さを有し、各端部Eにおいて、第2のパイプ3より100mm、長手方向に短い。
保護ケーシング6は、ほぼ16mmの厚さを有する。
コンクリート被覆5は、ほぼ55mmの厚さを有し、空洞ダクト12は、ほぼ40mmの直径を有する。
パイプラインユニットTおよび第1のパイプ1の長さは4000mmであり、一次断熱層2および第2のパイプ3の長さは3700mmであり、二次断熱層4、保護フィルム13および保護ケーシング6の長さは3500mmであり、コンクリート被覆の長さは3480mmである。
図10に示されるように、ここでは、ロードおよびアンロード基地Pと地上施設Iとの間において液化ガスを輸送のために、上記パイプラインCを使用する港湾ターミナルが説明される。参照番号75は、海水面を示す。
積荷/積降ステーションPは、固定沖合施設に属する。積荷/積降ステーションPは、可動腕71および台脚70によって支持され、可動腕71を支持するプラットフォーム24を備える。固定コンクリートタワー25がプラットフォーム24の下に架設される。可動腕71は、従来技術によるメタンタンカーの積荷/積降ラインに接続可能なスリーブ(図10に示されず)を運ぶ。可動腕71は、固定タワー25内においてプラットフォーム24と海底Fとの間に伸びる接続パイプ23に接続される。固定タワー25の底において、接続パイプ23は、コンクリート26に埋め込まれた固定連結部BによってパイプラインCと接続される。
積荷/積降ステーションPは、あらゆるタンカーのきっ水(gage)に適合する回転自在の可動腕71を介して、メタンタンカー(図示されず)に液体を積み揚げ、あるいはメタンタンカーから液体を積み降ろす。
同様に、陸上設備Iは、液化ガス貯蔵タンク(図示されず)に接続され、かつ固定タワー25a内の海底Fまで伸びる接続パイプ23aを備える。固定タワー25aの底において、同様に、接続パイプ23aは、コンクリート26に埋め込まれた固定連結部BによってパイプラインCと接続される。非沈没型の接続パイプ(23および23a)も、従来技術に従って、例えば、適正な断熱材によって内側を覆われ、また補償システムを提供されたステンレス鋼パイプの形態において、設計可能である。
パイプラインCの端部は、積荷/積降ステーションPおよび陸上設備Iにおいて、固定連結部Bに結合されている。
積荷/積降ステーションPおよび陸上設備Iに接続されたパイプラインCは、海底F上に静止している。パイプラインCによって、液化ガスを、長距離、例えば5kmに及んで積荷/積降ステーションPと陸上設備Iとの間を輸送することができる。それによって、ステーションPを岸から遠距離の位置に設定することができる。上記の寸法例による2本のパイプラインCによって、流量レート6000m/hの液化ガスを輸送することができる。これによって、144000mのメタンタンカー積荷が、12時間で輸送可能である。
本発明によるパイプラインCは、また、積荷/積降ステーションPと陸上設備Iとの間において、蒸気状のガスを輸送するために提供され得る。それは、機能的には異なるが、物理的には、液化ガスを輸送する上記2本のパイプラインと同一である。このパイプラインは、メタンタンカーの積み降ろしの間において、積み降ろされる液化ガスの量と置き換える必要がある、蒸気状のガスの量をメタンタンカーに輸送するために使用される。
パイプラインCの敷設は、陸上でのパイプラインユニットTの前プレハブ工程、次にプレハブ・パイプラインユニットTの海上での組み立て工程、およびパイプラインCの固定連結部Bへの接続工程を含む。海上での組み立て工程数を最少化するために、例えば、4メートルのパイプラインユニットTを40から60mのユニットに組み立てることが、実行され得る。そのために、組み立てられた40から60mのパイプラインユニットTを、
「S−lay」はしけから組み立てることが想定され得る。はしけには、海底Fとはしけとの間に吊り下げられるパイプラインCの部分を支持するために、スティンガー(stinger)が装備されねばならない。また、陸からの設置も想定され得る。
パイプラインCの固定連結部Bへの接続は、図11に示される。各固定連結部Bは、種々の要素、すなわち、内部クランプ17、外部クランプ18、およびカバー19から構成される。
内部クランプ17はパイプ17bを含み、パイプ17bの内面は肩部17cを有し、パイプ17bの外面は径方向に突き出た外側カラー(collar)17aを有する。外側の直径は、外側カラー17aからカバー19に面する端部に向けて減少している。
外部クランプ18は3つの部分、すなわち、パイプ18b、その端部がカバー19に面する径方向外側への外側カラー18a、およびパイプ18bの2つの端部間の径方向内側への環状カラー18cを含む。環状カラー18cの内径は、外側カラー17aとパイプラインCに面する端部との間に位置するパイプ17bの部分の外径と実質的に一致する。外部クランプ18は、カバー19に面する外側カラー18aの面に配置される一連のねじピン18dを含む。外部クランプ18の外径は、外側カラー18aとパイプラインCの保護ケーシング6に接続される端部S3との間の部分において、わずかに減少する。
カバー19は、該カバーの回転軸と同軸の円上に配置されたオリフィス19bによって長手方向に横断された、ほぼディスク状の形状を有する。カバー19は、また、その直径がパイプ17bの外径と実質的に対応する中央開口部19cを有する。カバー19は、また、外部クランプ18から離れて、その表面から突き出た複数のリブ19aを有する。これらリブ19aは、熱交換を促進するとともに、カバー19を補強する。
最後に、コンクリート26は、パイプ18bの外面およびパイプ18bに接続されるパイプラインCの端部Eの外面を取り囲む。
次に、パイプラインCの固定連結部Bへの取り付け方法が説明される。
パイプラインCの端部Eは、好ましくは、海水の外で組み立てられ、続いてストッパーの適合化の後に、組み立て体は、コンクリート内に固定されるように沈められる。最初に、パイプラインCの端部Eは、肩部17cまで達することなく、内部クランプ17のパイプ17bの穴に押し込まれる。第1のパイプ1の端部は、端部S1と肩部17cとの間において、パイプ17bの内部表面に溶接される。第2のパイプ3は、端部S2と外部クランプ18の径方向内側へのカラー18cとの間において、パイプ17bの外部表面に溶接される。この場所でのパイプ17bの厚さは、第1のパイプ1と第2のパイプ3との間で得られる厚さと正確に一致する。
断熱材22が、カラー18cと二次断熱層4の端部およびコンクリート被覆5の端部との間によって決定される空間内に配置される。断熱材22によって、二次断熱層4の断熱およびコンクリート被覆5の断熱が、外部クランプ18内まで拡張される。
内部クランプ17は、径方向内側へのカラー18cと内部クランプ17の径方向外側への外側カラー17aとの間に第1の位置設定ウェッジ20aを挿入することによって、外部クランプ18と関連づけて長手方向に配置される。保護ケーシング6と外部クランプ18とを固定する端部S3において、溶接が行われる。第2の位置設定ウェッジ20bが、第1の位置設定ウェッジ20aと離れて、カラー17aに対して配置される。
次に、カバー19が、ピン18dをオリフィス19bを通して係合することによって、第2の位置設定ウェッジ20bおよび径方向外側へのカラー18aに対して配置される。続いて、カバー19は、ピン18dにねじ留めされるナット21によって、接続の支持が維持される。カバー19は、ウェッジ20bを支えることによって、外部クランプ18内において内部クランプ17を固定する。
海水内における固定連結部Bへの取り付けも想定され得る。
パイプラインCの2つの端部Eの固定連結部Bへの結合の結果、パイプラインCは、熱収縮を補償する装置を用いずに、積荷/積降ステーションPと陸上設備Iとの間において、張力のもとに配置され得る。その結果、圧力降下が低減され、輸送流量レートが改善される。固定連結部Bは、液化ガスの輸送によるターミナル収縮に抵抗するような方法によって、設計されかつ固定される。固定連結部Bは、ターミナル荷物を引き揚げるための装置を備える。パイプ(1および3)の冷却に起因する張力、および、適正には、その温度が外部環境に従う外部保護ケーシング6の冷却に起因する張力は、積み降ろし操作の間において、パイプ1内において流断面に供給される圧力降下に対応する底部効果によって部分的に補償される。しかしながら、底部効果によるストレスは、材料の収縮に起因するストレスに比べて小さい。
上記寸法例において記載された寸法は、当然、強制的でも制限されるものでもなく、意図された応用によって発生する収縮に対して各々適合されたものであらねばならない。
以下、内圧および外圧にさらされる円断面を有する管、ここではパイプラインC、シールド管(1および3)、および保護ケーシング6のサイズを決定する方法が説明される。
ここで、管がさらされる内圧(Pint)および外圧(Pext)は、既知である。このとき、最少厚さ(eMin)は以下の式から算出される:

eMin-=(Peff×d)/(2A×Rpe) + C

ここで、 Peff=|(Pint−Pext)|
Rpe=Re/S
であり、
d: 管の内径(mm)
Peff: 圧力差(Mpa)
Rpe: 材料の実際の張力(Mpa)
Re: 材料の降伏強度(Mpa)
S: 安全指数>1
A: 管形成方法に依存する組み立て係数
C: 腐食許容値(mm)
である。
添付の表1は、水深35mにおける海中パイプラインCの寸法例を示す。
Figure 2005207592
使用される内部圧力は、液体を供給するメタンタンカーのポンプの動圧の1.5倍であり、すなわち15バールである。15バールの圧力は、第1のパイプ1によって耐えられるように意図され、適正な場合には、第2のパイプ3によって耐えられるように意図される。第2のパイプ3は、第1のパイプ1が耐えられない場合に、この圧力に抵抗できなければならない。保護ケーシング6は、埋没圧力の2倍、すなわちほぼ7バールの圧力に抵抗できなくてはならない。海底における保護ケーシング6の内圧は、パイプ3とケーシング6との間に位置するスペースは固定連結部Bを介して大気圧と接するため、大気圧である。ケーシング6の外圧は、水深30mおよび潮の範囲5mにより、ほぼ3.5バールである。
各パイプの内圧に耐える算出された最少厚さeMinは、第1のパイプ1では1.49mmであり、第2のパイプ3では1.75mmである。パイプラインCが水深30mに沈められた場合、保護ケーシング6用に期待される最少厚さは、2.63mmである。
しかしながら、実際においておよび安全を期して、上記数値例において、第1のパイプ1および第2のパイプ3の厚さは3mmに、保護ケーシング6の厚さは16mmに選定される。
液体メタンの海中輸送に使用される、上記数値例に基づくパイプラインCの厚さ内における温度特性が、図12に示される。このグラフは、パイプラインCの中心からの距離(mm)の関数としてサービス温度(°C)を示す。サービス温度は、液化ガスを輸送する場合のパイプラインの種々の要素内の温度である。曲線72は、パイプラインCの外部温度が4°Cであるモデルを示す。曲線73は、パイプラインCの外部温度が30°Cであるモデルを示す。
2つの曲線は、同様な全体的推移を有する。気温は、パイプラインCの中心から外側に向けて上昇する。各曲線は、6つの地点から構成される。各曲線の第1地点は、ほぼ−160°Cの温度において、第1のパイプ1の内部温度を示し、第2地点は、第1のパイプ1の外部温度を示す。第3地点は、第2のパイプ3の内部温度を示し、第4地点は、第2のパイプ3の外部温度を示す。第5地点は、コンクリート被覆5の外部温度を示す。第6地点は、保護ケーシング6の外部温度、すなわち周囲の海環境の温度を示す。
曲線(72および73)の第2地点と第3地点との間において、温度勾配は急である。これは、一次断熱層2が、断熱材として効果的に機能していることを示す。
曲線(72および73)の第3地点と第4地点において、第1曲線72ではほぼ−100°Cであり、第2曲線73ではほぼ−85°Cである。第2のパイプ3の領域においては、温度がまだかなり低いことが認識される。
曲線(72および73)の第4地点と第5地点との間において、温度勾配が、一次断熱層2の場合に比べてさらに急であることが認識される。これは、二次断熱層4が、一次断熱層2に比べてわずかにより効果的であることを示す。
最後に、曲線(72および73)の第5地点と第6地点において、温度勾配は、ほとんどゼロである。これは、コンクリート被覆5および保護ケーシング6がパイプラインCの断熱において実質的な役割を成していないことを示す。
(第2実施形態)
次に、本パイプラインCの第2実施形態が説明される。第2実施形態においては、液化ガス輸送中の第1のパイプ1および第2のパイプ3における断熱効果は、パイプラインCに沿った補償メカニズムによって行われる。
第2実施形態によるパイプラインユニットTの構成は、第1実施形態によるパイプラインユニットTの構成と同一である。したがって、第2実施形態によるパイプラインユニットTの構成は、図1から図5に示される。
第2実施形態によるパイプラインCは、第1のパイプ1および/または第2のパイプ3を相互連結して熱収縮を補償するためのシステム30を有するため、第1実施形態と異なるパイプラインユニット間の接続を含む。
熱収縮を補償するためのシステム30は、部分的に図13に示される。これは、接続される第1のパイプ1あるいは第2のパイプ3の外径に対応した内径をその両端部に有するスリーブ31である。この内径特性によって、スリーブ31は第1のパイプ1あるいは第2のパイプ3の端部と接続可能である。そのため、スリーブ31の端部34は、シールドされた周辺溶接ビードによって第1のパイプ1あるいは第2のパイプ3の表面に溶接される。図13において、スリーブ31は、隣接する2つのパイプラインユニット(T1およびT2)に属する第1のパイプ1あるいは第2のパイプ3を接続する。
スリーブ31は、製作された組み立て体と隣接するパイプ3とを、例えば接着剤接合あるいは溶接によって接合させる材料からなる。スリーブ31は、蛇腹形状であって、少なくとも1つの周囲径方向の波状ひだ32を、その中央に有する。図13には、3つの波状ひだ32が例示される。液化ガスの輸送中において、波状ひだ32によって形成された構造は、温度変化による対応したパイプの変形に合わせて拡張および収縮する。そのため、スリーブ31は、局所的に熱影響を吸収する要素を構成する。
第2実施形態の接続において、熱収縮を補償するシステム30は、隣接する2つのパイプラインユニット(T1およびT2)の第2のパイプ3にまたがって、すなわち第1実施形態の追加部分103の場所、および/または第1のパイプ1の間に配置される。他の接続を構成する要素(一次および二次断熱層(102および104)、コンクリート被覆105および保護ケーシング6のスプリットリング106)は、第1実施形態のそれらと同一である。
パイプラインCの第2実施形態は、第1のパイプ1および/または第2のパイプ3が、第1実施形態と比べて低い熱膨張率を有さない材料、例えばスレンレス鋼、種々の合金、あるいはコンポジットから構成され得るという利点を有する。これはコスト的に有利となる。この場合、補償システムは、スレンレス鋼あるいは他の膨張しやすい材料からなるパイプにおいて使用される。低熱膨張率の材料によって構成されないパイプは、冷却によって長手方向に強い収縮を起こす。適正な補償がない場合であって、結合がこの収縮ストレスに耐えるときには、この収縮によって、結合がパイプラインCの端部から離脱したり、あるいはパイプ自身が引き離されたりするという結果となり得る。
しかしながら、膨張しやすい材料からなるパイプにおいて、図7から図9に従う接続は、補償システム30を用いた変形が可能である。第2のパイプ3を接続するための一対のハーフシェル103が必ずしも低い熱膨張率を有せず、しかしながら組み立て方法に適合する材料によって形成されることを除いて、補償システム30を用いない接続構造は、第1実施形態と同一である。
第2実施形態においてもまた、インバーパイプ(1および3)を使用することが可能である。また、第2実施形態において、パイプ(1および3)の内の1つを低熱膨張率の材料によって形成し、他の1つを低熱膨張率の材料によって形成しないパイプラインCを設計することも想定される。熱影響が局所的に吸収される必要があるかどうかの決断は、限られた要素を使用した完全な計算によって、ケースバイケースにおいて可能となる。
第2実施形態によるパイプラインCの端部は、また、第1実施形態と同等に、図10および図11に示されるように、固定連結部Bによって積荷/積降ステーションPおよび陸上設備Iに結合される。
(第3実施形態)
次に、図14に示された第3実施形態が説明される。
上記寸法例においては、第2のパイプ3は、ポンプの動圧の1.5倍に耐える得る必要性があると考慮された。
この要求は、単に可能性のあるリーク、あるいは実際に想定されねばならないパイプの多孔性の領域を伴うものの、第1のパイプ1の完全な損傷がほとんどありえない場合には、厳し過ぎると考えられ得る。
そのため、第2のパイプ3をより控えめのサイズ化および想定、例えば0.2Mpaの有効な圧力の大きさが、想定され得る。コンポジットによる特定の管がこの要求に適合し得る。
第3実施形態において、パイプラインがコンポジットによって形成された第2のパイプ3を含む点が、前記実施形態に記載されたパイプラインと異なる。そのため、第3実施形態によれば、隣接する第2のパイプ3の端部は、例えばTriplex(登録商標)であるフレキシブルなコンポジットからなる結合カバー203によって接続される。結合カバー203の端部204aは、オーバラップし、かつ隣接する第2のパイプ3の端部の外面に接着剤によって接合される。
コンポジットは、例えば繊維強化されたポリマー樹脂からなる。ポリマー樹脂は、例えば任意的に編まれたガラス繊維あるいはカーボン繊維によって強化されたポリエステルあるいはエポキシ樹脂である。さらに、コンポジットは、基準:Re>E・α・ΔT を実証する機械的特性を示すように構成され得る。
Triplexは、3層、すなわちガラス繊維編物からなる2つの外層および薄い金属シートからなる中間層を含む材料である。Triplexは、特に「Hutchinson」から販売されている。
パイプラインの他の同様な特徴は、前記実施形態と同様な関連を含む。種々の要素の一般的な構成およびパイプラインの使用は、本実施形態においてもそのまま存在する。
コンポジットからなる第2のパイプ3の使用は、パイプラインの製造コストの大幅な削減を許容する。
本発明は、複数の具体的な実施形態によって説明されたが、これに限定されるものではなない。本発明の範囲内における、記載された手段およびその組み合わせの技術的な等価物は、本発明に含まれる。
本発明の第1実施形態に従うパイプラインユニットの端部の形状の側面図である。 図1のII−II線に沿ったパイプラインユニットの長手方向の部分断面図である。 図2の領域IIIの拡大図である。 図2のIV−IV線に沿ったパイプラインユニットの断面図である。 図4の領域Vの拡大図である。 ブロッキング装置およびスペーサバーを示す図1のパイプラインユニットの内部パイプの斜視図である。 2つのパイプラインユニットの接続領域の第1実施形態に従うパイプラインの断面図である。 図7のVIII−VIII線に沿ったパイプラインの長手方向の拡大部分断面図である。 パイプラインユニットの端部を構成する追加要素の分解斜視図である。 第1実施形態に従うパイプラインを含む港湾ターミナルの構成を示す図である。 固定連結部に結合された図10のパイプラインの端部の長手方向の部分断面図である。 図10のパイプラインの各地点の温度を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に従うパイプラインの温度収縮を補償するシステムの部分断面図である。 他の実施形態に従うパイプラインの図7のXIV−XIV線に沿った長手方向の拡大部分断面図である。
符号の説明
1 第1のパイプ
2 一次断熱層(第1の断熱層)
3 第2のパイプ
4 二次断熱層(第2の断熱層)
5 バラスト
6 保護ケーシング
12 中空ダクト
14 スペーサバー
30 (熱収縮)補償システム
31 スリーブ
32 波状ひだ
B 固定連結部
T パイプラインユニット
C パイプライン
P 積荷/積降ステーション

Claims (21)

  1. 内側から外側に向かって、
    第1のシールドパイプ(1)と、
    第1の断熱層(2)と、
    第2のシールドパイプ(3)と、
    断熱材料から形成された第2の断熱層(4)と、
    海水密度より大きな密度を有する材料から形成されたバラスト(5)と、
    を備えた断熱パイプライン(T,C)において、
    該第1の断熱層(2)は断熱材料から形成され、該パイプラインは、該バラスト(5)の外側に、シールドされ、衝撃耐性を有する保護ケーシング(6)を、さらに備えることを特徴とする、断熱パイプライン。
  2. 前記第1のシールドパイプ(1)、前記第2のシールドパイプ(3)および保護ケーシング(6)からなる群の少なくとも1つの要素は、以下の機械的特性であって:

    Re>E・α・ΔT

    ここで、Eは該構成材料の弾性係数であり、αは該構成材料の熱膨張率であり、ΔTは、該要素のサービス温度と周囲温度との温度差であり、Reは該要素の該サービス温度における該材料の降伏強度である、機械的特性を有することを特徴とする、請求項1に記載のパイプライン。
  3. 前記第1および第2のシールドパイプ(1,3)のうちの少なくとも1つは、熱収縮を補償するための少なくとも1つのシステム(30)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のパイプライン。
  4. 前記熱収縮を補償するためのシステム(30)は、少なくとも1つの径方向の波状ひだ(32)を含むスリーブ(31)の形状を成すことを特徴とする、請求項3に記載のパイプライン。
  5. 前記第1のシールドパイプ(1)、前記第2のシールドパイプ(3)および保護ケーシング(6)からなる群の少なくとも1つの要素は、その端部において、該要素が受ける熱ストレスを吸収する固定された連結部(B)に結合されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のパイプライン。
  6. 前記第1および第2の断熱層(2,4)のうちの少なくとも1つは、周囲温度において20×10−3Wm−1−1未満の熱伝導率を有する材料、好ましくは−160°Cにおいて16×10−3Wm−1−1未満の熱伝導率を有する材料から形成されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のパイプライン。
  7. 前記第1および第2の断熱層(2,4)のうちの少なくとも1つは、アエロゲル型多孔質ナノ材料から形成されることを特徴とする、請求項6に記載のパイプライン。
  8. 前記第1および第2のシールドパイプ(1,3)のうちの少なくとも1つは、ニッケル高含有量の合金からなることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のパイプライン。
  9. 前記第2のシールドパイプ(3)は、ポリマー樹脂を基にしたコンポジットから形成されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載のパイプライン。
  10. 前記バラスト(5)は、前記第2の断熱層(4)と前記保護ケーシング(6)との間に含まれる円筒状の空間内へ、液状、粉状、あるいは粒子状の形態で投入され得る材料からなることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のパイプライン。
  11. 前記バラスト(5)は、コンクリートを含むことを特徴とする、請求項10に記載のパイプライン。
  12. 前記バラスト(5)は、前記コンクリート内に提供される少なくとも1つの中空ダクト(12)を含むことを特徴とする、請求項11に記載のパイプライン。
  13. 前記第1および第2の断熱層(2,4)のうちの少なくとも1つは、受け入れを意図された空間への投入を許容する粉状あるいは粒子状の形態で存在することを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載のパイプライン。
  14. 粉状あるいは粒子状形態の前記第1および第2の断熱層(2,4)は、その長手方向の2つの端部において、断熱材料から形成されたブロック装置(8)によって閉鎖される少なくとも1つの部分を含むことを特徴とする、請求項13に記載のパイプライン。
  15. 粉状あるいは粒子状形態の前記第1および第2の断熱層(2,4)は、該パイプラインと平行に配置され、かつ該断熱層(2,4)と実質的に同一の厚さ有する断熱材料から形成された少なくとも1つのスペーサバー(14)を含むことを特徴とする、請求項13または14に記載のパイプライン。
  16. 該パイプラインは、縦列接続可能な前もって形成されたパイプラインユニット(T)からなることを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のパイプライン。
  17. 前記パイプラインユニット(T)は、少なくとも1つの段状の端部(E)であって、外側の径方向に相対的に減少する長手方向の延長部を有する該ユニット(T)の構成要素である端部(E)を有することを特徴とする、請求項16に記載のパイプライン。
  18. リークを検出する装置が、前記第1のパイプ(1)と前記保護ケーシング(6)との間において、該パイプ(C)の長手方向の全長におよんで配置されることを特徴とする、請求項1から17のいずれか1項に記載のパイプライン。
  19. 低温液体を輸送するための請求項1から18のいずれか1項に記載のパイプライン(C)の使用。
  20. 前記第1および第2の断熱層(2,4)のうちの少なくとも1つを通して、不活性ガスが循環される、請求項19に記載の使用。
  21. 液化ガスを輸送するための港湾ターミナルであって、請求項1から20のいずれか1項に記載の少なくとも1つのパイプラインによって陸上設備と接続される、積荷ステーションあるいは積降ステーション(P)を備えることを特徴とする、港湾ターミナル。
JP2005012157A 2004-01-20 2005-01-19 断熱パイプライン Pending JP2005207592A (ja)

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