JP2005203715A - 表示灯付きスイッチ - Google Patents

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敏昭 時実
Toshiyuki Takii
利之 滝井
Masakazu Shintani
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Abstract

【課題】電流トランスを衝撃などから保護するとともに、電流トランスの雑音を低減する。
【解決手段】一対の一次側端子部3と、一次巻線202及び二次巻線203を有しその一次巻線202の他端202bが一次側端子部3aに接続される電流トランス20と、一次巻線202の一端202aと一次側端子部3bとを電気的に開閉する切換部6と、二次巻線203に接続される発光ダイオード41を含む照光ブロック4とを備える表示灯付きスイッチである。そして、電流トランス20は、コアと、このコアを収納する樹脂ケース200と、樹脂ケース200に巻回される一次巻線202及び二次巻線203とを備え、少なくとも樹脂ケース200をモールドして構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷の動作状態を報知する表示灯付きスイッチに関するものである。
従来、この種の表示灯付きスイッチは、種々提案されまた市販されている。表示灯付きスイッチ(パイロットスイッチ)とは、負荷に電流が流れていることを検知し、この電流によりLED(パイロットランプ)を点灯させることで、負荷が動作中(照明の場合は点灯中)であることをスイッチ上で容易に認識することができるスイッチである。図28(a)には、LED点灯方式として電流トランス方式を用いた従来の表示灯付きスイッチの構成を示す。電流トランス方式は、スイッチ内部に電流トランス20を備え、電流トランス20の一次巻線202(図28(c)参照)に負荷電流が流れると、この電流を基に、二次巻線203(図28(c)参照)に起電力(電流)が発生し、この起電力(電流)を利用してLED41を点灯させる方式である。電流トランス20として例えば二層巻コイル又はトロイダルコイルなどがある。
二層巻コイルは、図28(c)に示すように、外側に一次巻線202、内側に二次巻線203のリングを上下に分かれたコア201で挟み込んだ構造である(c1)。コア201には例えばフェライトなどの磁性材料が用いられる。また、二次巻線203の先端部には例えばジーゲル線を取り付けている。上記二層巻コイルは、図28(d)に示すように、先ず、中枠5を装着する(d1)。次に、一次巻線202の一端に支持板22をはんだ付けにより取り付け(d2)、他端にはチューブ25を挿入して(d3)、完成する(d4)。二層巻コイルは、一次巻線202と二次巻線203とが二層に巻かれてコア201の内部に含まれているので放熱性が悪く発熱しやすいという問題がある。
トロイダルコイルは、ドーナツ状のコアに一次巻線及び二次巻線をそれぞれ別の位置に巻き備えるコイルである。コアには例えばアモルファス磁性材料又はナノ結晶軟磁性材料などを用いる。これにより、二次巻線の出力電流を大きくすることができ電気特性に優れているのでLEDの明るさが増加する。同等出力電流で比較すると、トロイダルコイルは二層巻コイルより小型にすることができる。また、一次巻線及び二次巻線の巻数を減らすことができるので、巻線の放熱性が上がり、熱のこもりが低減され、内部の温度上昇を低減することができる。
次に、従来の表示灯付きスイッチSWの動作について説明する。スイッチSWは、図29(a)に示すように、電源(例えば商用電源)E及びランプ(負荷)Lとは一対の端子A,Aで直列接続している。切換部6をオン(閉)にすると、電流トランス20の一次巻線202に電流が流れ、ランプLが動作(点灯)する。このとき、この電流を基に二次巻線203に電流が発生し、発光ダイオード(LED)41が点灯する。この状態から、切換部6をオフ(開)にすると、フローランプ43が点灯し、一次巻線202には電流がほとんど流れないのでランプLは消灯する。これに伴い、二次巻線203にも電流がほとんど流れないのでLED41は消灯する。上記の動作により、ランプLが点灯しているか否かの動作状態をスイッチSW上で容易に認識することができる。
また、図29(b)は、従来の表示灯付きスイッチSWを2つ用いた場合の回路を示す。この回路の端子A,Aには、図29(a)と同様に、電源E及びランプLが接続している。これらのスイッチSWは、それぞれの切換部6を同じ側図29(b)において上側又は下側)に切換えると、ランプL及びそれぞれのLED41が点灯する。この状態から、切換部6のどちらか一方を異なる側(上側から下側、又は、下側から上側)に切換えると、ランプL及びそれぞれのLED41は消灯する。
従来の電流トランス20を利用してLED41を点灯させる表示灯付きスイッチSWを用いた回路構成を、図9を実施形態6と兼用して示す。電流トランス20が一次巻線202側の電流に比例して二次巻線203側に誘起電圧を発生させる。しかし、ランプLが低負荷である場合、二次巻線203側の誘起電圧が小さく、十分な電流が得られないので、LED41が明るく点灯しないという問題がある。上記の問題を解決するために一次巻線202の巻数を十分に多くすると、ランプLが高負荷である場合に、電流トランス20自体が温度上昇するため、表示灯付きスイッチSWを使用することができないという別の問題が発生する。
さらに他の解決方法として、磁性体であるコアの透磁率を高くして磁界の強さに対する磁束密度を高くすることで一次巻線202の巻数が少なくても二次巻線203側に十分な二次電流を流す方法がある。つまり、B=μ・H=μ・n・I(磁束密度B、透磁率μ、巻数n、電流I)より、巻数n及び電流Iが一定であれば透磁率μを高くするほど磁束密度Bを高くすることができる。上記コアには、ナノ結晶磁性体などが使用される。図30には、ランプLが白熱灯である場合における、白熱灯に流れる電流の波形、及び、そのときの二次巻線203側の電圧波形を示し、二次巻線203側に大きな電圧出力(誘起電圧)が得られている。なお、白熱灯の負荷抵抗は15kΩである。
しかし、上記のような透磁率の高いコアを用いた電流トランス20の場合、一次巻線202側に、例えばランプLとしてインバータ照明器具を接続すると、一次巻線202に高い周波数を含んだ波形の電流が流れると、コアはすぐに磁気飽和してしまい、二次巻線203側の誘起電圧は小さい又は発生しないので、十分な大きさの二次電流を流すことができない。図31には、ランプLがインバータ照明器具である場合における、インバータ照明器具の電流波形、及び、そのときの二次巻線203側の電圧波形を示しているが、二次巻線203側に得られる電圧出力(誘起電圧)は小さい。なお、インバータ照明器具の負荷抵抗は15kΩである。このためランプLが、通常の白熱灯である場合ではLED41が点灯するが、インバータ照明器具である場合ではLED41が点灯しないという問題が発生する。
また、使用者が誤って、指定された電流値(以下「定格電流」という)を大きく超えたランプ(負荷)を使用した場合、大きな負荷電流が流れ、それにより電流トランスが大きく温度上昇するので、表示灯付きスイッチ自体の外形などが変形することがある。
なお、特許文献1には、二次巻線の末端部が、ケースに固定された端子板に接続されているスイッチ用電流トランスが開示されている。この構成では、発光素子と接続している二次巻線がハンドルとともに動くことがないので、二次巻線の断線を防止することができる。
特開平7−37727号公報(第2頁−第5頁、及び、第1図)
しかしながら、上記従来の表示灯付きスイッチなどは、以下のような問題があった。スイッチ内部の電流トランスは、落下などにより衝撃が加わった場合に、コアが割れる、若しくは、欠けることがあり、これにより、電流トランスの電気特性が悪化し、LEDの明るさの低下又は不点灯などの不具合を生じる。
また、電流トランスはコアに磁性材料を用いるので、磁歪特性により、雑音が発生する。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電流トランスを衝撃などから保護することができるとともに、電流トランスの雑音を低減することができる表示灯付きスイッチを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、一対の一次側端子部と、一次巻線及び二次巻線を有しその一次巻線の一端が前記一次側端子部の一方に接続される電流トランスと、前記一次巻線の他端と前記一次側端子部の他方とを電気的に開閉する切換部と、前記二次巻線に接続される発光ダイオードを含む照光ブロックとを備える表示灯付きスイッチであって、前記電流トランスは、コアと、このコアを収納する樹脂ケースと、前記樹脂ケースに巻回される前記一次巻線及び前記二次巻線とを備え、少なくとも前記樹脂ケースをモールドして構成されることを特徴とする。
この構成では、コアは樹脂によりモールドされるとともに樹脂ケースの中に収納されるので、落下などの衝撃があっても、コアの破損を防ぐことができ、発光ダイオード(LED)の不点灯又は明るさ低下などの不具合を防止することができる。また、コアは樹脂によりモールドされていることから、コアで発生する雑音を低減することもできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、導電性の二次側端子部を含むとともに前記電流トランスを収納する保護ケースを備え、前記二次巻線は、前記二次側端子部を介して前記発光ダイオードと接続することを特徴とする。この構成では、電流トランスの二次巻線に二次側端子部を備えることで、二次巻線の加工性を向上させることができるとともに、二次巻線の断線を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記保護ケースは、金属及び樹脂の複合部品である前記二次側端子部を備えることを特徴とする。この構成では、二次側端子部の変形を防止することができ、二次側端子部の位置決めを容易に行うことができる。これにより、二次巻線と発光ダイオードとを容易に接続することができるので、生産性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記保護ケースは、金属及び樹脂の複合部品であり、その金属部分は、前記二次側端子部の導電部分と接続することを特徴とする。この構成では、保護ケースの金属部分を介して、二次巻線と発光ダイオードとを接続することができるので、接続加工が容易となり、生産性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載の発明において、前記保護ケースと前記二次側端子部とが、一体型であることを特徴とする。この構成では、保護ケースと二次側端子部とが一体型であるので、部品点数を削減することができるとともに、組立加工が容易となり、生産性を向上させることができる。また、はんだなどによる接続が不要であるので、接続部の信頼性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記照光ブロックは、ネオンランプを含み、前記一対の一次側端子部と電気的に接続され、前記ネオンランプは、前記照光ブロック上において、前記一対の一次側端子部間に接続されることを特徴とする。この構成では、ネオンランプを電流トランス及び切換部の直列接続と並列に接続することにより漏れ電流が発生しないので、発光ダイオードの誤点灯を防止することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記二次巻線に前記発光ダイオードを点灯するための電圧を誘起する抵抗を接続することを特徴とする。この構成では、電流トランスの一次巻線に流れる電流が周波数の高い成分を含む電流波形であり、コアに磁気飽和が発生した場合であっても、二次巻線側の抵抗によりコアの総磁束を減少させることができるので、発光ダイオードを点灯させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記二次巻線に前記発光ダイオードを点灯するための電圧を誘起するコンデンサを接続することを特徴とする。この構成では、電流トランスの一次巻線に流れる電流が周波数の高い成分を含む電流波形であり、コアに磁気飽和が発生した場合であっても、二次巻線側のコンデンサによりコアの総磁束を減少させることができるので、発光ダイオードを点灯させることができる。また、二次巻線側の電圧が非常に低いときであっても大きな電流を流すことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、定格電流以上の電流が流れた場合に、許容電力を超えるように抵抗値の低い抵抗を前記一次巻線に直列接続することを特徴とする。この構成では、電流トランスの一次巻線に定格電流以上の電流が流れた場合であっても、抵抗により回路を遮断することができるので、スイッチ自体の温度上昇を防止することができ、スイッチを保護することができる。
本発明によれば、電流トランスを衝撃などから保護することができるとともに、電流トランスの雑音を低減することができる。
(実施形態1)
先ず、実施形態1の基本的な構成について図1〜図3を用いて説明する。実施形態1の表示灯付きスイッチSWは、衝撃などがあっても正常に動作するものであり、図1(a)に示すように、ハウジング1内に、トランスブロック2、一対の一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、切換部6を備える。
ハウジング1は、例えば樹脂による成形品であり、ボディ10及びカバー11から構成され、これらが係合する。カバー11には、内部からの点灯を確認できるように透明状のランプカバー110を備えている。
トランスブロック2は、図1(b)に示すように、電流トランス20(b1)及び保護ケース21(b2)から構成され、保護ケース21は、内部に電流トランス20を収納し保護している(b3)。
電流トランス20は、図2(a)に示すようにトロイダルコイルであり、例えばアモルファス磁性材料、ナノ結晶磁性材料など非常に透磁率の高い磁性材料からなるコア201、そのコア201に巻き備える一次巻線202及び二次巻線203から構成される。一次巻線202及び二次巻線203には、例えばエナメル線などが用いられる。電流トランス20は、例えば商用電源(図示せず)から一次巻線202に電流が流れると、その電流の変化分に応じて二次巻線203に電流を発生させる。コア201は、図2(b)に示すように、例えばエポキシ樹脂やナイロンなどの樹脂を蒸着やディップによる方法でモールドされる。このようなコア201の樹脂モールドにより、コア201から発生するうなり音などの雑音を低減することができる。上記コア201は、図2(c)に示すように、上カバー200a及び下カバー200bからなる樹脂ケース200に収納される。そして、一次巻線202及び二次巻線203が、上記樹脂ケース200上にそれぞれ異なる位置に巻き備えられる。さらに、一次巻線202の一端202aには、図1(a)に示すように、導電体である支持板22が例えばはんだ付けなどにより取り付けられる。
一対の一次側端子部3は、一次側端子部3a及び一次側端子部3bから構成され、一次側端子部3aは、端子板30、一対の錠ばね31a、釦32aからなり、一次側端子部3bは、一対の接点端子ブロック33a,33b、一対の錠ばね31b、釦32bからなる。一次側端子部3aにおいて、端子板30は、接続穴30aに一次巻線202の他端202bを挿入するとともに、電源E(図3参照)及びランプL(図3参照)からなる直列回路の一端を錠ばね31aとともに挟み込んで取り付ける。一次側端子部3bにおいて、接点端子ブロック33aは、後述する開閉素子ブロック65動作により支持板22を介して一次巻線202の一端202aと電気的に接続又は絶縁するとともに、上記直列回路の他端を錠ばね31bとともに挟み込んで取り付ける。
照光ブロック4は、プリント基板40の一の面上に、LED41、ダイオード42、フローランプ43、フローランプ用保護抵抗44、LED用保護抵抗46が取り付けられ、他の面上に、2つの接触子(図示せず)が取り付けられている。また、照光ブロック4は、二次巻線203とLED41とを電気的に接続する一対の端子(図示せず)を備えている。
LED41は、図3(a)に示すように、ダイオード42と並列に接続され、例えば、電流トランス20の二次巻線203の電流が一の方向(図3(a)において二次巻線203の両端を左から右方向)に流れるときはLED41に電流が流れ点灯し、上記電流が他の方向(二次巻線203の両端を右から左方向)に流れるときはダイオード42に電流が流れる。ダイオード42は、例えばショットキーダイオードなどである。
フローランプ43は、大きな抵抗値を有するフローランプ用保護抵抗44と直列若しくは並列に接続して設けられ、接触子(図示せず)を介して後述する切換部6がオフ(閉)のときに点灯する。
2つの接触子(図示せず)は、図1(a)に示すように、フローランプ43と電気的に接続されるとともに、一方は接点端子ブロック33aと接続し、他方は接点端子ブロック33bと接続している。
中枠5は、トランスブロック2側の面に位置決めをするための突起(図示せず)を備え、図1(a)に示すように、トランスブロック2、支持板22及び一次側端子部3を設置する。
切換部6は、外部から押すことにより、ランプL(図3参照)の点灯のオンオフを切換えるものであり、カバー11の外側に押釦60、スライドカムブロック61及び板ばね62を備え、カバー11の内側に反転ハンドル63、コイルスプリング64及び開閉素子ブロック65を備える。開閉素子ブロック65は支持板22と接触している。一次巻線202に電流が流れていない状態で、押釦60を押すと、スライドカムブロック61、板ばね62、反転ハンドル63、コイルスプリング64を介して、開閉素子ブロック65は接点端子ブロック33aと接触し一次巻線202に電流が流れる(オン状態)。このとき、接点端子ブロック33bとは非接触であり、フローランプ43は点灯しない。再度、押釦60を押すと、開閉素子ブロック65は接点端子ブロック33aと非接触になる(オフ状態)。このとき、接点端子ブロック33bとは接触する。
次に、実施形態1の表示灯付きスイッチSWが、図3(a)に示すように、電源E及びランプLと接続しているときの動作について説明する。それぞれの切換部6を同じ側(図3(a)において上側又は下側)に切換えると、電流が流れてランプLが点灯するとともに、LED41も点灯する。この状態から、切換部6のどちらか一方を異なる側(上側から下側、又は、下側から上側)に切換えると、ランプLは消灯するとともに、それぞれのLED41も消灯する。上記の動作により、ランプLが点灯しているか否かの動作状態をスイッチSW上で認識することができる。
以上、実施形態1によれば、コア201は樹脂によりモールドされるとともに樹脂ケース200の中に収納されるので、落下などの衝撃があっても、コア201の破損を防ぐことができ、LED41の不点灯又は明るさ低下などの不具合を防止することができる。また、コア201は樹脂によりモールドされていることから、コア201で発生する雑音を低減することができる。
なお、実施形態1の変形例として、図4に示すように、一次巻線202及び二次巻線203をそれぞれ樹脂によりモールドしてもよい((a)から(b))。このような構成にしても、コア201と一次巻線202との間、又は、コア201と二次巻線203との間の振動を吸収することができるので、雑音を低減することができる。
また、実施形態1の他の変形例として、図3(b)に示すように、1つの表示灯付きスイッチSWを用いてランプLを制御してもよい。押釦60(図1(a)参照)により切換部6をオン(閉)にすると、電流トランス20の一次巻線202に電流が流れ、ランプLが点灯する。このとき、二次巻線203にも電流が発生し、LED41が点灯する。これに対して、切換部6をオフ(開)にすると、フローランプ43は点灯するが、一次巻線202に流れる電流は小さいのでランプL及びLED41は消灯する。
(実施形態2)
実施形態2は、ハウジング1内に、トランスブロック2、一対の一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、切換部6を備え、トランスブロック2内のコア201が樹脂によりモールドされ樹脂ケース200の中に収納されている点で実施形態1と同様であるが、実施形態1にはない以下に記載の特徴部分がある。図5に示すように、トランスブロック2の保護ケース21に、二次巻線203と導通する導電性の一対のピン(二次側端子部)23を取り付けて、それらのピン23を介して二次巻線203と照光ブロック4上のLED41とを電気的に接続する。
次に、実施形態2のトランスブロック2の作製工程について実施形態1と異なる点を説明する。図5(b)に示すように、保護ケース21の二次巻線203側の位置(図5(b)において左下側)に、上下方向に一対の挿入孔21aを設ける(b1)。次に、それぞれのピン23を挿入孔21aに挿入する(b2,b3)。挿入したピン23の下側で二次巻線203を、例えば巻き付け又ははんだ付けなどにより取り付ける(b4)。
以上、実施形態2によれば、電流トランス20の二次巻線203の先端にピン23を取り付けることで、二次巻線203の加工性を向上させることができるとともに、二次巻線203の断線を防止することができる。また、LED41と容易に電気的接続することができる。
(実施形態3)
実施形態3は、ハウジング1内に、トランスブロック2、一対の一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、切換部6を備え、トランスブロック2内のコア201が樹脂によりモールドされ樹脂ケース200の中に収納されている点で実施形態1と同様であるが、実施形態1にはない以下に記載の特徴部分がある。図6に示すように、保護ケース21に、金属及び樹脂の複合部品(インサート成形部品)である二次側端子部24を取り付けて、その二次側端子部24を介して二次巻線203と照光ブロック4のLED41とを電気的に接続する。二次側端子部24には、金属からなる一対の導通部を変形するのを防ぐために樹脂で覆ったものである。
次に、実施形態3のトランスブロック2の作製工程について実施形態1と異なる点を説明する。図6(b)に示すように、保護ケース21の二次巻線203側の位置(図6(b)において左下側)に、上下方向に開口部21bを設ける(b1)。次に、その開口部21bに二次側端子部24を装着する(b2,b3)。装着した二次側端子部24の下側に二次巻線203を巻き付ける(b4)。
以上、実施形態3によれば、二次側端子24の変形を防止することができ、二次側端子部24の位置決めを容易に行うことができる。これにより、二次巻線203とLED41とを容易に電気的接続することができるので、生産性を向上させることができる。
(実施形態4)
実施形態4は、ハウジング1内に、トランスブロック2、一対の一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、切換部6を備え、トランスブロック2内のコア201が樹脂によりモールドされ樹脂ケース200の中に収納されている点で実施形態1と同様であるが、実施形態1にはない以下に記載の特徴部分がある。図7に示すように、トランスブロック2の保護ケース21は、金属及び樹脂の複合部品(インサート成形部品)であり、二次巻線203を取り付ける一対の端子21c、及び、二次側端子部24の金属部分と接続する一対の端子21dを備える。
次に、実施形態4のトランスブロック2の作製工程について実施形態1と異なる点を説明する。図7(b)に示すように、保護ケース21の二次巻線203側の位置(図7(b)において左下側)に、上下方向に開口部21bを設けるとともに、端子21c及び端子21dを設ける(b1)。端子21cと端子21dの1つずつの組合せで、保護ケース21の内面で導通している。次に、開口部21bに二次側端子部24を装着し、二次側端子部24の金属部分と端子21dとを、例えばディップはんだ付けにより接続する(b2,b3)。そして、端子21cに二次巻線203を巻き付け、端子21cを折り曲げる(b4)。
以上、実施形態4によれば、保護ケース21の端子21c及び端子21dを介して、二次巻線203とLED41とを電気的に接続することができるので、接続加工が容易となり、生産性を向上させることができる。
(実施形態5)
実施形態5は、ハウジング1内に、トランスブロック2、一対の一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、切換部6を備え、トランスブロック2内のコア201が樹脂によりモールドされ樹脂ケース200の中に収納されている点で実施形態1と同様であるが、実施形態1にはない以下に記載の特徴部分がある。図8に示すように、トランスブロック2の保護ケース21と二次側端子部24とが一体型(インサート成形品)であり、二次巻線203を取り付ける一対の端子21cを備える。
次に、実施形態5のトランスブロック2の作製工程について実施形態1と異なる点を説明する。図8(b)に示すように、二次側端子部24と一体となったインサート成形品である保護ケース21を作製する(b1)。この保護ケース21に電流トランス20を装着する(b2)。そして、保護ケース21の二次側端子部24の部分を折り曲げる(b3)。二次巻線203を例えばはんだ付けなどにより端子21cに接続し、その端子21cを曲げ起こす(b4)。このように作製されたトランスブロック2に、支持板22及び中枠5を取り付ける(b5)。なお、(b4)と(b5)の工程は順序を逆にしてもよい。
以上、実施形態5によれば、保護ケース21と二次側端子部24とが一体型であるので、部品点数を削減することができるとともに、組立加工が容易となり、生産性を向上させることができる。また、はんだなどによる接続が不要であるので、接続部の信頼性を向上させることができる。
(実施形態6)
実施形態6は、図9(a)に示すように、一次巻線202に供給される電流を基に二次巻線203に電流を供給する電流トランス20と、一次巻線202の電流のオンオフを行う切換部6とを直列に備えるとともに、二次巻線203と接続する発光ダイオード41を備え、その発光ダイオード41によりランプLの動作状態を報知することを特徴とする。電流トランス20のコア201(図2(c)参照)は、樹脂によりモールドされ樹脂ケース200(図10(a)参照)に収納され、その樹脂ケース200上を一次巻線202及び二次巻線203が巻き備えられている。
図10(a)に示すように、ハウジング1内に、トランスブロック2、一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、切換部6を備える点では実施形態1と同様である。しかし、保護ケース21は、図10(b)に示すように、二次側端子部24と一体型のものを用いている。また、照光ブロック4には、図10(c)に示すように、LED41、ダイオード42、LED用保護抵抗46が、例えばはんだ付けなどにより、プリント基板40上に取り付けられている。
次に、実施形態6の表示灯付きスイッチSWが、図9(a)に示すように、電源E及びランプLと接続しているときの動作について説明する。切換部6をオン(閉)にすると、電流トランス20の一次巻線202に電流が流れ、ランプLが点灯する。このとき、二次巻線203にも電流が発生し、LED41が点灯する。これに対して、切換部6をオフ(開)にすると、一次巻線202及び二次巻線203に電流が流れないのでランプL及びLED41は消灯する。
以上、実施形態6によれば、コア201(図2(c)参照)は樹脂によりモールドされるとともに樹脂ケース200の中に収納されるので、落下などの衝撃があっても、コア201(図2(c)参照)の破損を防ぐことができ、LED41の不点灯又は明るさ低下などの不具合を防止することができる。また、コア201は樹脂によりモールドされていることから、コア201(図2(c)参照)で発生する雑音を低減することもできる。さらに、ランプLが点灯しているか否かの動作状態をスイッチSW上で認識することができる。
(実施形態7)
実施形態7は、電流トランス20、切換部6、LED41を備える点で実施形態6と同様であるが、実施形態6にはない以下に記載の特徴部分がある。図13に示すように、電流トランス20及び切換部6の直列接続と並列に接続するフローランプ43を照光ブロック4に備える。照光ブロック4は、図15(a)に示すように、プリント基板40の一の面上に、LED41、ダイオード42、フローランプ43、フローランプ用保護抵抗44、LED用保護抵抗46を構成し、他の面上に、1つの接触子45を、例えばはんだ付けなどにより取り付けられている。照光ブロック4は、図14に示すように、プリント基板40と端子部30とを例えばはんだ付けなどにより接続するので、端子部30との接続の信頼性が高くなる。また、プリント基板40と接続端子ブロック33aとは接触子45を介して接続している。そして、フローランプ43は、プリント基板40を介して端子部30及び接続端子ブロック33aと電気的に接続している。
次に、実施形態7の表示灯付きスイッチSWが、図13に示すように電源E(図9参照)及びランプL(図9参照)と接続しているときの動作について説明する。切換部6をオン(閉)にすると、電流トランス20の一次巻線202に電流が流れ、ランプLが点灯する。このとき、二次巻線203にも電流が発生し、LED41が点灯する。これに対して、切換部6をオフ(開)にすると、フローランプ43は点灯する。このとき、切換部6は開放されているので一次巻線202にはフローランプ43からの漏れ電流が流れず、LED41を確実に消灯することができる。上記の動作により、ランプLが点灯しているか否かの動作状態をスイッチSW上で確認することができる。
以上、実施形態7によれば、フローランプ43を電流トランス2及び切換部6の直列接続と並列に接続することにより漏れ電流が発生しないので、LED41の誤点灯を防止することができる。また、プリント基板40と端子部30とを直接接続するので照光ブロック4と端子部30との間における接続の信頼性を高くすることができる。
なお、実施形態7の変形例として、図15(b)に示すように、接触子45を設けない照光ブロック4にしてもよい。このような構成では、図17に示すように、プリント基板40と接続端子ブロック33aとを例えばはんだ付けなどにより接続する。これにより、照光ブロック4と接続端子ブロック33aとの間における接続の信頼性を高めることができる。
また、実施形態6又は7の変形例として、2つの表示灯付きスイッチSWを用いてランプLを制御してもよい。このとき、これらのスイッチSWには、それぞれ接点端子ブロック33bを設ける。図9(b)は実施形態6の変形例を示す。これらのスイッチSWは、それぞれの切換部6を同じ側(図9(b)において上側又は下側)に切換えると、電流が流れてランプLが点灯するとともに、LED41も点灯する。この状態から、切換部6のどちらか一方を異なる側(上側から下側、又は、下側から上側)に切換えると、ランプLは消灯するとともに、それぞれのLED41も消灯する。このような構成では、例えばそれぞれのスイッチSWを離れた場所に備え、それぞれの場所からランプLを制御し、動作状態を認識することができる。
さらに、実施形態6又は7の他の変形例として、図11又は図16に示すように、電流トランス20をダイオードブリッジ70に置き換えてもよい。スイッチSWの構成は、実施形態6の変形例は図12(a)、実施形態7の変形例は図18のようになり、ダイオードブロック7は、図12(b)のように、リード線一体のインサート成形品として作製する。
(実施形態8)
実施形態8は、電流トランス20、切換部6、LED41を備える点で実施形態6と同様であるが、実施形態6にはない以下の特徴部分がある。図19に示すように、電流トランス20の二次巻線203側にLED41及びLED用保護抵抗46と並列にインバータ対策抵抗47を接続し、ランプ(負荷)Lの大きさに関わらず、また電流トランス20の一次巻線202に周波数の高い成分を含む電流が流れたときであっても、LED41を点灯させるものである。
電流トランス20は、非常に高い透磁率を有するコア(図示せず)を用いて、一次巻線202の巻数は少ない構成であり、ランプ(負荷)Lの電流値が小さくても十分に電流トランス20の二次巻線203側の誘起電圧を大きくすることができ、負荷電流の対応できる電流幅を大きくしている。
表示灯付きスイッチ(図19の「スイッチB部」)に接続するランプ(負荷)Lからインバータのような高周波成分を含んだ電流が一次巻線202に一次電流として流れる場合に、二次巻線203側では、インバータ対策抵抗47の抵抗値に応じて電流が流れる。これにより、一次巻線202の一次電流により発生したコアの磁束をキャンセル(消去)するので、コアの総磁束が減少し、コアが磁気飽和することを防止する。上記により、二次巻線203側の誘起電圧は大きくなり、それにより、LED41に大きな電流を流すことができるので、LED41を問題なく点灯させることができる。
ランプLがインバータ照明器具であり、図20(a)のように、二次巻線203側にインバータ対策抵抗47を接続した場合における、インバータ対策抵抗47の抵抗値とインバータ対策抵抗47の両端電圧である誘起電圧との関係について説明する。なお、図20(a)では、二次巻線203側に接続しているのはインバータ対策抵抗47のみであるが、図19に示すように、LED41、ダイオード42、LED保護抵抗46をインバータ対策抵抗47と並列接続した場合、図20(a)の回路で得られた誘起電圧が上記LED41、ダイオード42、LED保護抵抗46に印加される。
図20(b)には、横軸にインバータ対策抵抗47の抵抗値、縦軸に誘起電圧を取り、インバータ対策抵抗47の抵抗値に対する誘起電圧を示す。インバータ対策抵抗47の抵抗値を小さくすると誘起電圧は大きくなり、逆に抵抗値を大きくすると誘起電圧は小さくなる。ただし、抵抗値が15kΩの場合は、インバータ対策抵抗47を接続しない場合(図20(b)の「無負荷」)より誘起電圧が小さくなっている。しかし、図20(b)に示す誘起電圧は実効電圧であり、ピーク電圧は、抵抗値が15kΩの場合と無負荷の場合では異なる。抵抗値が15kΩの場合、ピーク電圧がLED41を点灯させるための閾値電圧を超えるのでLED41を点灯させることができる。これに対して、無負荷の場合、ピーク電圧がLED41を点灯させるための閾値電圧を超えないのでLED41を点灯させることができない。
これにより、図19のようにLED41を接続した場合に、インバータ対策抵抗47の抵抗値を小さくするとLED41は大きな電流が流れるので明るく点灯し、逆に抵抗値を大きくするとLED41に流れる電流は小さくなるので明るさも暗くなる。なお、抵抗値が小さくなると損失が増加するので、上記のことを考慮してインバータ対策抵抗47の抵抗値を設定する必要がある。
このように、インバータ対策抵抗47を二次巻線203側にLED41と並列に接続すると、無負荷の場合に比べて誘起電圧を大きくすることができる。なお、高い透磁率のコアを用いていない通常の電流トランスの場合は、コアの磁気飽和が起こらないので、無負荷の場合が最も大きな誘起電圧になる。
ランプ(負荷)Lが通常の白熱ランプの場合、インバータ対策抵抗47の抵抗値は、LED41と直列接続するLED保護抵抗46と比較して約30倍から50倍程度であり、流れる電流はわずかなものであるので、LED41の発光特性を劣化させることはない。
また、図21(a)は表示灯付きスイッチの外観図であり、分解斜視図を図21(b)に示す。ハウジング1内に、トランスブロック2、一対の一次側端子部3、照光ブロック4、中枠5、開閉素子ブロック65を備える。また、一対の一次側端子部3において、端子部34aを一次側端子部3aに備え、端子部34bを一次側端子部3bに備える。錠ばね31a,31b及び端子部34a,34bは速結端子を構成する。端子部34a,34bは接点も備え、負荷との回路を開閉する。釦32a,32bは、上記速結端子に結線された電線を解除するために使用される。カバー11には、スイッチ動作で開閉動作させてオンオフ動作をさせるハンドル部(図示せず)、開閉素子ブロック65を備え、負荷電流を開閉する。
トランスブロック2には、電流トランス20(図19参照)を含み、一次巻線202(図19参照)に流れる一次電流で二次巻線203(図19参照)側に誘起電圧を発生させ、これにより、LED41(図19参照)を点灯させる。
照光ブロック4は、図22(a)に示すように、プリント基板(B(片切)用)40の一の面上に、ランプ(負荷)がON状態のときに点灯するLED41、ダイオード42、LED用保護抵抗46、インバータ対策抵抗47を、例えばはんだ付けなどにより取り付け、他の面上に、1つの接触子45を、例えばはんだ付けなどにより取り付けている。照光ブロック4は、プリント基板40と端子部34b(図21参照)とを例えばはんだ付けなどにより接続するので、端子部34bとの接続の信頼性が高くなる。なお、図19には図示していないが、ランプ(負荷)がOFF状態のときに点灯するフローランプ43を取り付けてもよく、それに伴い、フローランプ用保護抵抗44も取り付けている。
以上、実施形態8によれば、電流トランス20の二次巻線203側にLED41などと並列にインバータ対策抵抗47を接続することにより、コアの総磁束が減少するので、ランプ(負荷)Lを限定することなく、どのようなランプLであっても、LED41を問題なく点灯させることができる。
なお、実施形態8の変形例として、インバータ対策抵抗47の代わりに、図23に示すように、インバータ対策コンデンサ48を接続してもよい。照光ブロック4は、図22(c)に示すように、インバータ対策抵抗47の代わりにインバータ対策コンデンサ48を取り付けている点以外は、実施形態8の照光ブロック4と同様である。このような構成にすると、インバータ対策コンデンサ48の容量が大きいほど、インバータ対策コンデンサ48に流れる電流でコアが磁気飽和することを避けることができるので、実施形態8と同様の効果を得ることができるとともに、二次巻線203側の電圧が低いときから大きな電流を流すことができる。なお、インバータ対策抵抗47の場合は、二次巻線203側の電圧が小さいときでも抵抗値を有しているので電流の制限がかかる。
また、実施形態8の他の変形例として、図24に示すように、インバータ対策抵抗47及びインバータ対策コンデンサ48をそれぞれ並列に接続してもよい。照光ブロック4は、図22(b)に示すように、インバータ対策コンデンサ48を取り付けている点以外は、実施形態8の照光ブロック4と同様である。このような構成にしても、インバータ対策コンデンサ48に流れる電流でコアが磁気飽和することを避けることができるので、インバータ対策抵抗47を接続した場合及びインバータ対策コンデンサ48を接続した場合の両方の効果を得ることができる。
(実施形態9)
実施形態9は、電流トランス20、切換部6、LED41を備える点で実施形態6と同様であるが、実施形態6にはない以下の特徴部分がある。図25(a)及び図26(a)に示すように、定格電流が例えば4Aの表示灯付きスイッチに、電流トランス20の一次巻線202と直列に抵抗値の低い抵抗49を接続し、定格電流を超える電流が流れた場合に回路を遮断するものである。
抵抗49は、例えば、許容電力値が1/4W程度、抵抗値が0.01Ω以下である。なお、抵抗49は、上記許容電力値の抵抗がパッケージに入ったジャンパーチップ抵抗を使用することもある。抵抗49は、例えば、4A程度の電流が流れた場合、抵抗49の損失は160mW程度であり許容電力値を超えないので、抵抗49は断線する(切れる)ことはない。これに対して、100A程度の電流が流れた場合、抵抗49の損失は100W程度となり許容電力値を超えるので、抵抗49は断線し、それにより回路を安全に遮断することができる。
以上、実施形態9によれば、定格電流を超える電流が流れた場合、抵抗49は許容電力値を大きく超えて断線するので、回路を遮断することができ、表示灯付きスイッチ自体の温度上昇を防止し表示灯付きスイッチを保護することができる。
なお、実施形態9の変形例として、電流トランス20に代わって、図25(b)に示すように、ダイオードブリッジ70を設けてもよい。図27(a)に示すように、ダイオードブロック7に抵抗49をダイオードブリッジ70と直列に取りつけ、それを図27(b)に示すように、中枠5と取りつけている。ダイオードブロック70は、電流トランス20を設ける表示灯付きスイッチより小さい定格電流(例えば0.5A)の表示灯付きスイッチに設けられる。ダイオードブロック70は、ダイオード70a〜70eの電圧降下を利用してこの両端に発生する電圧でLED41を点灯させる。このような構成にしても、定格電流を超える電流が流れた場合に、実施形態9と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態9の他の変形例として、ダイオードブリッジ70のダイオード70eに代わって、図26(b)に示すように、抵抗49を設けてもよい。LED41及びダイオード42と直列に接続する抵抗700、コンデンサ701を設けている。コンデンサ701は、ダイオードブリッジ70で得られた電圧を昇圧するために設けている。このような構成にしても、定格電流を超える電流が流れた場合に、実施形態9と同様の効果を得ることができる。
本発明による実施形態1の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はトランスブロックの作製工程図である。 同上の電流トランスであって、(a)は外観図、(b)はコアを樹脂モールドする図、(c)はコアの分解斜視図である。 同上の回路であって、スイッチが、(a)は2つの回路図、(b)は1つの回路図である。 同上の他の電流トランスを示す図である。 本発明による実施形態2の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はトランスブロックの作製工程図である。 本発明による実施形態3の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はトランスブロックの作製工程図である。 本発明による実施形態4の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はトランスブロックの作製工程図である。 本発明による実施形態5の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はトランスブロックの作製工程図である。 本発明による実施形態6の表示灯付きスイッチの回路図であって、スイッチが、(a)は1つの場合、(b)は2つの場合である。 同上の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はトランスブロックの作製工程図、(c)は照光ブロックの分解斜視図である。 同上の他の回路であって、スイッチが、(a)は1つの回路図、(b)は2つの回路図である。 同上の他の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)はダイオードブロックの作製工程図である。 本発明による実施形態7の表示灯付きスイッチの回路図である。 同上の分解斜視図である。 同上の表示灯付きスイッチであって、(a)は照光ブロックの分解斜視図、(b)は他の照光ブロックの分解斜視図である。 同上の他の回路であって、(a)は5つのダイオードからなるダイオードブリッジを用いた回路図、(b)はコンデンサを設けた回路図、(c)はコンデンサ及び抵抗を設けた回路図である。 同上の他の表示灯付きスイッチにおける分解斜視図である。 同上の他の表示灯付きスイッチであって、接触子が、(a)は1つの図、(b)は設けない図である。 本発明による実施形態8の表示灯付きスイッチの回路図である。 同上の表示灯付きスイッチの電流トランスであって、(a)は二次巻線側にインバータ対策抵抗を接続した回路図、(b)はインバータ対策抵抗に対する二次巻線側の誘起電圧を示す図である。 同上の表示灯付きスイッチであって、(a)は完成外観図、(b)は分解斜視図である。 同上の照光ブロックであって、(a)はインバータ対策抵抗を接続した分解斜視図、(b)はインバータ対策抵抗及びインバータ対策コンデンサを接続した分解斜視図、(c)はインバータ対策コンデンサを接続した分解斜視図である。 同上の他の表示灯付きスイッチにおける回路図である。 同上の他の表示灯付きスイッチにおける回路図である。 本発明による実施形態9の表示灯付きスイッチであって、(a)は電流トランスの場合の回路図、(b)はダイオードブリッジの場合の回路図である。 同上の他の表示灯付きスイッチであって、(a)は電流トランスの場合の回路図、(b)はダイオードブリッジを応用した場合の回路図である。 同上のダイオードブロックであって、(a)は斜視図、(b)は中枠との組立図である。 従来の表示灯付きスイッチであって、(a)は分解斜視図、(b)は照光ブロックの分解斜視図、(c)は電流トランスの斜視図、(d)はトランスブロックの作製工程図である。 同上の回路であって、スイッチが、(a)は1つの回路図、(b)は2つの回路図である。 同上の表示灯付きスイッチにおいて、インバータ照明器具を接続した場合における、インバータ照明器具の電流波形及び電流トランスの二次巻線側の電圧波形を示す図である。 同上の表示灯付きスイッチにおいて、白熱灯を接続した場合における、白熱灯の電流波形及び電流トランスの二次巻線側の電圧波形を示す図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 トランスブロック
20 電流トランス
200 樹脂ケース
201 コア
202 一次巻線
202a 一端
202b 他端
203 二次巻線
21 保護ケース
22 支持板
23 ピン
24 二次側端子部
3 一対の一次側端子部
4 照光ブロック
41 LED
43 フローランプ
47 インバータ対策抵抗
49 抵抗
5 中枠
6 切換部
SW 表示灯付きスイッチ

Claims (9)

  1. 一対の一次側端子部と、
    一次巻線及び二次巻線を有しその一次巻線の一端が前記一次側端子部の一方に接続される電流トランスと、
    前記一次巻線の他端と前記一次側端子部の他方とを電気的に開閉する切換部と、
    前記二次巻線に接続される発光ダイオードを含む照光ブロックとを備える表示灯付きスイッチであって、
    前記電流トランスは、
    コアと、
    このコアを収納する樹脂ケースと、
    前記樹脂ケースに巻回される前記一次巻線及び前記二次巻線とを備え、
    少なくとも前記樹脂ケースをモールドして構成されることを特徴とする表示灯付きスイッチ。
  2. 導電性の二次側端子部を含むとともに前記電流トランスを収納する保護ケースを備え、
    前記二次巻線は、前記二次側端子部を介して前記発光ダイオードと接続することを特徴とする請求項1記載の表示灯付きスイッチ。
  3. 前記保護ケースは、金属及び樹脂の複合部品である前記二次側端子部を備えることを特徴とする請求項2記載の表示灯付きスイッチ。
  4. 前記保護ケースは、金属及び樹脂の複合部品であり、その金属部分は、前記二次側端子部の導電部分と接続することを特徴とする請求項2又は3記載の表示灯付きスイッチ。
  5. 前記保護ケースと前記二次側端子部とが、一体型であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか記載の表示灯付きスイッチ。
  6. 前記照光ブロックは、ネオンランプを含み、前記一対の一次側端子部と電気的に接続され、
    前記ネオンランプは、前記照光ブロック上において、前記一対の一次側端子部間に接続されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の表示灯付きスイッチ。
  7. 前記二次巻線に前記発光ダイオードを点灯するための電圧を誘起する抵抗を接続することを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の表示灯付きスイッチ。
  8. 前記二次巻線に前記発光ダイオードを点灯するための電圧を誘起するコンデンサを接続することを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の表示灯付きスイッチ。
  9. 定格電流以上の電流が流れた場合に、許容電力を超えるように抵抗値の低い抵抗を前記一次巻線に直列接続することを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の表示灯付きスイッチ。
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