JP2005202765A - 生体照合装置、生体照合方法および通行制御装置 - Google Patents

生体照合装置、生体照合方法および通行制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】照合対象者に対し実際の照合時間よりも短い時間で照合処理が終了したように感じさせることができ、かつ、照合処理に最適な位置に照合対象者を移動させることができる生体照合装置を提供する。
【解決手段】照合対象者の動画像を用いて当該照合対象者が本人であるか否かを判定する生体照合装置における1対N照合において、照合対象者の顔領域が検出されると照合処理を開始して、それよりも所定時間(フレーム画像3枚分)経過後に照合中であることを表示する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、たとえば、セキュリティ管理などにおいて人物の顔画像、指紋画像、虹彩情報、掌形画像、指画像、音声情報、精脈情報などの生体情報を用いて当該人物が本人であるか否かを判定する生体照合装置および生体照合方法に関する。
また、本発明は、上記生体照合装置を用いて通行者の通行(たとえば、重要施設の入退場など)を制御する通行制御装置に関する。
一般に、この種の生体照合装置は、あらかじめ照合対象者として登録された人物の生体情報をカメラやセンサなどを用いて取得し、この取得した生体情報から得られる当該人物固有の特徴情報を辞書情報として辞書記憶手段にあらかじめ記憶(登録)しておく。
そして、照合時には、照合対象者としての人物の生体情報をカメラやセンサなどを用いて再度取得し、この取得した生体情報から得られる当該人物固有の特徴情報を辞書記憶手段にあらかじめ記憶(登録)されている辞書情報と照合することにより両情報の類似度を求めることにより、その求めた類似度により当該照合対象者が本人であるか否かを判定するようになっている。
このような生体照合装置では、辞書記憶手段に登録されている全て(複数)の辞書情報とそれぞれ照合を行なう照合モード(以下、これを1:N照合モードと称す)、および、特定情報により照合する人物を特定してから当該人物に対応する辞書情報と照合を行なう照合モード(以下、これを1:1照合モードと称す)などがあり、照合中は照合対象者に対し照合中であることを知らせるようになっている。
ところで、最近、入力される動画像により生体照合(たとえば、顔照合)を行なう生体照合装置が開発されている。この動画像による生体照合を行なう生体照合装置は、たとえば、ビデオカメラを用いて、照合対象者としての人物の顔画像を連続的に複数フレーム入力し、この連続的に入力される複数フレームの入力画像からそれぞれ得られる当該人物固有の顔の特徴情報を辞書記憶手段にあらかじめ記憶されている辞書情報と順次照合することにより両情報の各類似度をそれぞれ求め、この求めた各類似度により当該人物が本人であるか否かを判定するものである。
しかし、動画像による生体照合を行なう生体照合装置では、必要な枚数(フレーム分)の画像を取得するまで照合結果を出力することができないので、照合時間が長くなるという特徴がある。そこで、照合時間を短くするために、複数の画像の取得間隔を短くすることが考えられるが、そのようにした場合、高速に処理できる計算機が必要になる上、入力画像間の変化が少なく、入力画像のバリエーションがなくなり、照合性能に影響がでてしまう。
また、通常、1対N照合では、照合対象者が画像取得手段としてのカメラに対し遠くから近ずいたり、カメラの左右方向から中央に移動してきて、顔領域が検出された時点で照合処理を開始する。照合処理を開始した時点で直ぐに照合処理を開始したことを照合対象者に知らせると、照合対象者はその位置で立ち止まることがある。その場合、照合処理に適切な顔領域ではなく、ぎりぎり検出できた顔領域で照合処理することになり、照合性能に大きな影響がでてしまう。
そこで、本発明は、照合対象者に対し実際の照合時間よりも短い時間で照合処理が終了したように感じさせることができ、かつ、照合処理に最適な位置に照合対象者を移動させることができる生体照合装置、生体照合方法および通行制御装置を提供することを目的とする。
本発明の生体照合装置は、照合対象者としての人物の生体情報を取得する生体情報取得手段と、あらかじめ照合対象者として登録された複数の人物の生体情報から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段と、前記生体情報取得手段の取得結果から前記照合対象者としての人物の生体情報領域を検出する生体情報領域検出手段と、この生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると、当該人物の生体情報を連続的に複数取得するよう前記生体情報取得手段を制御する第1の制御手段と、この第1の制御手段の制御により前記生体情報取得手段から得られる複数の生体情報を前記辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての人物が本人であるか否かを判定する照合手段と、前記生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると計時動作を開始する計時手段と、この計時手段により計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示手段とを具備している。
また、本発明の生体照合方法は、照合対象者としての人物の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、この生体情報取得ステップの取得結果から前記照合対象者としての人物の生体情報領域を検出する生体情報領域検出ステップと、この生体情報領域検出ステップにより前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると、前記照合対象者としての人物の生体情報を連続的に複数取得するよう制御する第1の制御ステップと、この第1の制御ステップの制御により得られる複数の生体情報と、あらかじめ照合対象者として登録された複数の人物の生体情報から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とをそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての人物が本人であるか否かを判定する照合ステップと、前記生体情報領域検出ステップにより前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると計時動作を開始する計時ステップと、この計時ステップにより計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示ステップとを具備している。
さらに、本発明の通行制御装置は、照合対象者としての通行者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、あらかじめ照合対象者として登録された複数の通行者の生体情報から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段と、前記生体情報取得手段の取得結果から前記照合対象者としての通行者の生体情報領域を検出する生体情報領域検出手段と、この生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての通行者の生体情報領域が検出されると、当該通行者の生体情報を連続的に複数取得するよう前記生体情報取得手段を制御する第1の制御手段と、この第1の制御手段の制御により前記生体情報取得手段から得られる複数の生体情報を前記辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての通行者が本人であるか否かを判定する照合手段と、この照合手段の判定結果に応じて前記照合対象者としての通行者の通行を制御する通行制御手段と、前記生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての通行者の生体情報領域が検出されると計時動作を開始する計時手段と、この計時手段により計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示手段とを具備している。
本発明によれば、照合対象者に対し実際の照合時間よりも短い時間で照合処理が終了したように感じさせることができ、かつ、照合処理に最適な位置に照合対象者を移動させることができる生体照合装置、生体照合方法および通行制御装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、人物の生体情報として顔画像を用いた場合を例として述べるが、顔画像以外に、指紋画像、虹彩情報、掌形画像、指画像、音声情報、精脈情報などの他の生体情報を用いても同様に実施できる。
図1は、本実施の形態に係る生体照合装置の構成を概略的に示すものである。この生体照合装置は、照合対象者(以下、人物ともいう)100の顔画像(少なくとも顔を含んでいる画像)を撮像して入力する画像取得手段および生体情報取得手段としてのテレビジョンカメラ101、カメラ101の近傍から照合対象者100の少なくとも顔に向けて一定の照度で光を照射する照明手段としての照明部102、照合対象者100に対して入力された顔画像や各種案内などを表示したり、照合対象者100を特定するID番号(特定情報)やパスワードなどを入力したりする表示手段および入力手段としての入出力部103、および、カメラ101から入力された顔画像を処理して顔画像の認識処理などを行なう処理部104を有して構成されている。
カメラ101は、照合対象者100の顔画像を下方から所定角度で撮像して入力するものであり、たとえば、CCDセンサなどの撮像素子を用いたテレビジョンカメラを有して構成されている。
照明部102は、カメラ101の近傍(たとえば、カメラ101の側部)から照合対象者100の顔に向けて一定の照度で光を照射する蛍光灯などの照明器具である。
入出力部103は、照合対象者100に対して、カメラ101で撮影されている照合対象者100の顔画像や各種ガイダンス、処理結果などを表示したり、照合対象者100の個人IDやパスワードなどを入力したりするもので、たとえば、液晶表示部とタッチパネルとを一体化して構成されていて、カメラ101の近傍、たとえば、カメラ101の上部で、ほぼ照合対象者100の顔部分と相対応する位置に設けられている。なお、表示によるガイダンスのみに限らず、音声によるガイダンス機能を付加してもよい。
処理部104は、カメラ101からの顔画像を入力する画像取得手段および生体情報取得手段としての画像入力部105、画像入力部105から得られた人物の顔画像を用いて、あらかじめ準備されたパターン辞書との照合で顔および目、鼻などの顔部品の位置を検出する顔検出手段および生体情報領域検出手段としての顔検出部106、顔検出部106の出力に基づき濃淡情報あるいは部分空間情報などの顔の特徴量(特徴情報)を抽出する特徴抽出手段としての特徴抽出部107、辞書情報の登録時に、特徴抽出部107で抽出された顔の特徴量(特徴情報)を辞書情報(認識データ)として記憶(登録)する辞書記憶手段としての辞書情報記憶部108、生体照合(顔照合)時には、特徴抽出部107で抽出された顔の特徴量(入力特徴情報)と辞書情報記憶部108に記憶されている辞書情報とを照合することにより、その照合結果に基づき当該照合対象者100は本人であるか否かを判定する照合手段としての認識部109、照明部102および入出力部103などを制御する制御手段としての制御部110を有して構成されている。
なお、以下の説明では、画像入力データ、抽出した特徴量(特徴情報)、部分空間、部分空間を構成するための固有ベクトル、相関行列、登録の時刻、日時、場所などの状況情報、暗証番号、ID番号などの個人情報の各情報が存在する。そして、認識データと言うときは、部分空間、または、部分空間を構成するための固有ベクトルを含み、辞書情報(登録情報)と言うときは、画像入力データ、抽出した特徴量、部分空間、部分空間を構成するための固有ベクトル、相関行列、状況情報、個人情報を含んでいる。したがって、認識データは登録情報に含まれる。
画像入力部105は、カメラ101からの顔画像を入力し、A/D変換してデジタル化した後、顔検出部106へ送る。
顔検出部106は、まず、画像入力部105で入力された顔画像から照合対象者100の顔の領域を検出する。たとえば、あらかじめ用意されたテンプレートを、画像中を移動させながら相関値を求めることにより、最も高い相関値を持った場所を顔領域とする。なお、その他に、固有空間法や部分空間法を利用した顔領域抽出法などの顔検出手段でもよい。
顔検出部106は、次に、検出された顔領域の部分の中から、目、鼻、口といった顔部品の位置を検出する。その検出方法は、たとえば、文献(福井和広、山口修:「形状抽出とパターン照合の組合せによる顔特徴点抽出」、電子情報通信学会論文誌(D),vol.J80−D−II,No.8,pp2170−2177(1997))などの方法を用いてよい。
図2に、顔の検出結果と目、鼻の検出結果の一例を示す。図2において、(fx,fy)は顔の中心座標、(fw,fh)は顔の大きさ、(EyeLx,EyeLy)、(EyeRx,EyeRy)は左右の目の位置座標、(NoseLx,NoseLy)、(NoseRx,NoseRy)は左右の鼻孔の位置座標を示している。なお、目の位置とは黒目の中心点、鼻の位置とは鼻孔の中心点を示しているものとする。
特徴抽出部107は、顔検出部106で検出された顔部品の位置を基に、顔領域を一定の大きさ、形状に切り出し、その濃淡情報を特徴量として用いる。ここでは、たとえば、mピクセル×nピクセルの領域の濃淡値をそのまま情報として用い、m×n次元の情報を特徴ベクトルとして用いる。
また、後で述べるように、認識を行なうための入力データとして部分空間自身を利用してもよい。したがって、部分空間を算出した結果は、認識部109および辞書情報記憶部108に送られる。
辞書情報記憶部108は、照合対象者100を認識あるいは同定するために利用する部分空間(または、相関行列)などの辞書情報を保持している。また、登録の際の日時、時刻、場所などの属性情報も保持できる。なお、辞書情報として、部分空間に限らず、入力された顔画像や抽出された顔の特徴量そのものを用いてもよい。
認識部109は、辞書情報記憶部108に蓄えられた認識データ(部分空間)と特徴抽出部107で得られた特徴量(濃淡情報あるいは部分空間情報)とを照合(比較)することにより、カメラ101で撮影している照合対象者100が誰であるかを認識、あるいは、該当人物であるかどうかを同定する。人物を認識するためには、どの人物のデータに最も類似しているかを求めればよく、最大類似度をとるデータに対応する人物を認識結果とすればよい。
また、カードやID番号、暗証番号、鍵などを用いて、顔画像による認識を行なう場合には、それぞれの人物のカードやID番号などの個人情報に対応する認識データとの類似度を計算して、設定した閾値と照合し、その閾値を越えた場合に、その人物と同定する。
これらカードやID番号、暗証番号、鍵など入力する手段が必要であるが、たとえば、カードならICカード、IDカード、無線カードなどを用いることで実現できる。ID番号や暗証番号を用いる場合は、キー入力手段を設ければよい。
認識の方法としては、特徴抽出部107の情報を用いる場合は、部分空間法や複合類似度法などの方法を用いてよい。本実施の形態での認識方法は、たとえば、文献(前田賢一、渡辺貞一:「局所的構造を導入したパターン・マッチング法」、電子情報通信学会論文誌(D),vol.J68−D,No.3,pp345−352(1985))に記載されている公知の認識方法である相互部分空間法を用いる。
この方法では、あらかじめ蓄えられた登録情報の中の認識データも、入力されるデータも部分空間として表現され、2つの部分空間のなす「角度」を類似度として定義する。ここで入力される部分空間を入力部分空間という。入力データ列に対して同様に相関行列Cinを求め、
Figure 2005202765
と対角化し、固有ベクトルΦinを求める。2つのΦin、Φdで表わされる部分空間の部分空間類似度(0.0〜1.0)を求め、それを認識するための類似度とする。
認識部109は、図3に示すフローチャートのように動作する。まず、認識処理(1対N照合)を行なうか、同定処理(1対1照合)を行なうかによって動作が異なる(ステップST1)。同定処理を行なう場合は、まず対象とする照合対象者のID番号を読込む(ステップST2)。次に、対象とするID番号に対応した登録情報(辞書情報)を辞書情報記憶部108から読出す(ステップST3)。
次に、上述したように、部分空間法などにより認識を行なうため、各登録情報の部分空間と、入力ベクトル(特徴抽出部107からの固有ベクトル)、または、入力部分空間との類似度を計算する(ステップST4)。次に、その類似度をあらかじめ設定されている閾値と比較し(ステップST5,ST6)、同定結果を出力する(ステップST7)。
認識処理を行なう場合、照合対象となる辞書情報を全て辞書情報記憶部108から読出す(ステップST8)。そして、それぞれの辞書情報との類似度を計算する(ステップST9)。次に、計算された類似度の中から最大のものを選択し(ステップST10)、それを認識結果として出力する(ステップST12)。
なお、図3の破線で囲んだステップST11のように、最大類似度を閾値判定することによって、認識結果が正しいかどうかを検証することもできる(ステップST13)。たとえば、類似度があまりに低い場合には、どの認識対象でもないと判断することもできる。
次に、このような構成において図4に示すフローチャートを参照して顔照合処理の流れについて説明する。
いま、照合対象者100が本装置(カメラ101)に向かってくるものとすると、カメラ101はその照合対象者100の顔画像を取込み(ステップS1)、画像入力部105を介して顔検出部106および制御部110へ送る。制御部110は、取込んだ画像を入出力部103に表示する(ステップS2)。このときの表示画像例を図5(a)に示している。図中、符号M1は取込んだ照合対象者100の顔画像(入力画像)を示し、符号P1は照合対象者100に対して表示される案内文(たとえば「カメラの前にお立ちください」)を示しており、この入力画像例は照合対象者100がまだカメラ101から遠い位置にいることを示している。
顔検出部106は、カメラ101により取込んだ画像から顔領域を検出する処理を行なう(ステップS3)。次に、顔領域を検出できたか否かをチェックし(ステップS4)、顔領域を検出できなかった場合、ステップS1に戻って再度顔画像を取込み、上記同様な処理を繰り返す。
たとえば、カメラ101により取込んだ画像が図5(b)に示すM2のようになり、ステップS4において顔領域を検出できた場合、制御部110は、図示しないハードタイマあるいはソフトタイマを用いて計時動作を開始する(ステップS5)とともに、1対N照合モード(登録してある全ての辞書情報と照合するモード)による照合処理を開始する(ステップS6)。ここに、ステップS5の処理が本発明における計時手段に対応している。
すなわち、画像入力部105は、カメラ101から第1フレーム目の画像を取得し、顔検出部106へ送る(ステップS7)。顔検出部106は、カメラ101により取込んだ第1フレーム目の画像から顔領域を検出し、検出した顔領域の部分の中から、目、鼻、口といった顔部品の位置を検出する。
次に、特徴抽出部107は、顔検出部106で検出された顔部品の位置を基に顔の特徴量を抽出し、認識部109へ送る。認識部109は、特徴抽出部107で抽出された顔の特徴量(特徴情報)を辞書情報記憶部108内の全ての辞書情報とをそれぞれ照合することにより両情報の各類似度を求め、この求めた各類似度の中から最大値を示す類似度を選択し、この選択した最大値を示す類似度を図示しないメモリに一時記憶する(ステップS8)。
次に、制御部110は、ステップS5で計時動作を開始した計時時間があらかじめ定められた設定値に達したか否かをチェックし(ステップS9)、計時時間がまだ設定値に達していない場合はステップS7に戻り、次のフレームに対し上記同様な処理を繰り返す。ここに、上記設定値は、たとえば、カメラ101により画像を取込むフレーム間隔が100msであるとすると、300ms(フレーム画像を3枚取得する時間)に設定される。
ステップS9におけるチェックの結果、計時時間が設定値に達した場合、制御部110は、図5(c)に示すように、入出力部103の画面内に、現在照合中であることを示す情報、たとえば、照合中であることを示す文字パターン(たとえば、「照合中」)P2を、このときの入力画像M3とともに照合対象者100に対し表示する(ステップS10)。
次に、制御部110は、あらかじめ定められたフレーム数(たとえば、前述したように画像を取込むフレーム間隔が100msであるとすると、13枚)の画像取得が終了したか否かをチェックし(ステップS11)、まだ終了していない場合はステップS7に戻り、次のフレームに対し上記同様な処理を繰り返す。
ステップS11におけるチェックの結果、あらかじめ定められたフレーム数の画像取得が終了した場合、制御部110は、図示しないメモリに一時記憶しておいた各フレーム画像ごとの最大類似度(第1フレーム画像から第13フレーム画像までの各最大類似度)から最高値を示す類似度を選択し、この選択した最高値を示す類似度の人物を照合対象者100であると判定し、その判定結果を出力する(ステップS12)。
次に、制御部110は、入出力部103の画面内に表示した現在照合中であることを示す文字パターンP2を消灯せしめ(ステップS12)、照合処理を終了する。
なお、上記第1の実施の形態では、現在照合中であることを示す情報として文字パターン(たとえば、「照合中」)を表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、たとえば、記号や入出力部103とは別の専用の表示器などで表示してもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した生体照合装置を、通行者の顔画像を認識して通行者の通行を制御する通行制御装置に適用した場合の例である。
図6は、第2の実施の形態に係る通行制御装置の構成を概略的に示すものである。この通行制御装置は、たとえば、重要施設(セキュリティ重視の部屋など)への入退室管理を行なうもので、利用者(通行者)の顔画像を認識して、その認識結果に基づき重要施設の入退室用ドアの開閉制御を行なうものであり、カメラ101、照明部102、入出力部103、処理部104、および、認識部109の認識結果に応じて重要施設201の入退室用ドア202の開閉制御を行なう通行制御手段としてのドア制御部112を有して構成されている。
なお、図6において、ドア制御部112以外は図1の生体照合装置と同じ構成であるので、同一符号を付して、その説明は省略する。
認識部109は、照合対象者100が本人であると判定した場合、ドア制御部112に「ドア開」の信号を出力し、照合対象者100が本人でないと判定した場合、ドア制御部112に「ドア閉」の信号を出力する。
ドア制御部112は、認識部109から「ドア開」の信号を受取ると、入退室用ドア202を開状態に制御して、照合対象者(この場合は通行者)100の入室を許可し、「ドア閉」の信号を受取ると、入退室用ドア202を閉状態に保持して、通行者100の入室を拒否する。
このように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した生体照合装置を用いて通行者の通行を制御することができる。
以上説明したように、上記実施の形態によれば以下のような作用効果が期待できる。
すなわち、キー入力などの操作を伴わない1対N照合では、いつ照合処理が開始されたのかわからないため、照合中を示す表示があって初めて照合中であることを照合対象者は認識する。そのため、照合処理が開始されているのに、この照合中表示の開始を遅らせても違和感なく照合処理を行なわせることができる。これにより、実際には照合処理に必要な画像を既に取得しているのに照合対象者は意識していなく、実際に照合中という表示があってから取得しているように認識させ、実際の照合時間よりも短い時間で照合処理が終了したように感じさせ、照合処理の負担を軽減させることができる。
また、1対N照合では、照合対象者は顔領域が検出されない位置から顔検出が行なわれる位置へ移動して照合処理を開始させる。その際、照合対象者に照合処理が開始されたことを知らせるのを遅らせることにより、顔領域検出のぎりぎりの位置に立ち止まらず、さらにカメラに近ずいたり中央に移動するようになる。それにより、顔照合に最適な顔領域にさせることができ、照合性能を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る生体照合装置の構成を概略的に示すブロック図。 顔検出部の処理を説明するための図。 認識部の処理の流れを説明するためのフローチャート。 顔照合処理の流れを説明するためのフローチャート。 入力画像および現在照合中を示す情報の表示例を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る通行制御装置の構成を概略的に示すブロック図。
符号の説明
100…照合対象者(人物、通行者)、101…カメラ(生体情報取得手段、画像入力手段)、102…照明部、103…入出力部(入力手段、表示手段)、104…処理部、105…画像入力部(生体情報取得手段、画像入力手段)、106…顔検出部(生体情報領域検出手段、顔検出手段)、107…特徴抽出部(特徴抽出手段)、108…辞書情報記憶部(辞書記憶手段)、109…認識部(照合手段)、110…制御部(制御手段、計時手段)、112…ドア制御部(通行制御手段)、201…重要施設、202…入退室用ドア。

Claims (6)

  1. 照合対象者としての人物の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    あらかじめ照合対象者として登録された複数の人物の生体情報から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段と、
    前記生体情報取得手段の取得結果から前記照合対象者としての人物の生体情報領域を検出する生体情報領域検出手段と、
    この生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると、当該人物の生体情報を連続的に複数取得するよう前記生体情報取得手段を制御する第1の制御手段と、
    この第1の制御手段の制御により前記生体情報取得手段から得られる複数の生体情報を前記辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての人物が本人であるか否かを判定する照合手段と、
    前記生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると計時動作を開始する計時手段と、
    この計時手段により計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示手段と、
    を具備したことを特徴とする生体照合装置。
  2. 照合対象者としての人物の顔画像を取得する画像取得手段と、
    あらかじめ照合対象者として登録された複数の人物の顔画像から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像から前記照合対象者としての人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    この顔検出手段により前記照合対象者としての人物の顔領域が検出されると、当該人物の顔画像を連続的に複数取得するよう前記画像取得手段を制御する第1の制御手段と、
    この第1の制御手段により前記画像取得手段から得られる複数の顔画像に対し前記顔検出手段により前記照合対象者としての人物の顔領域が検出されると、当該顔領域の画像情報により当該人物固有の特徴情報を抽出する特徴抽出手段と、
    この特徴抽出手段により抽出された特徴情報と前記辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とをそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての人物が本人であるか否かを判定する照合手段と、
    前記顔検出手段により前記照合対象者としての人物の顔領域が検出されると計時動作を開始する計時手段と、
    この計時手段により計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示手段と、
    を具備したことを特徴とする生体照合装置。
  3. 前記照合手段による照合処理が終了すると、前記表示手段による現在照合中であることを示す情報の表示を停止せしめる第2の制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の生体照合装置。
  4. 照合対象者としての人物の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    この生体情報取得ステップの取得結果から前記照合対象者としての人物の生体情報領域を検出する生体情報領域検出ステップと、
    この生体情報領域検出ステップにより前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると、前記照合対象者としての人物の生体情報を連続的に複数取得するよう制御する第1の制御ステップと、
    この第1の制御ステップの制御により得られる複数の生体情報と、あらかじめ照合対象者として登録された複数の人物の生体情報から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とをそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての人物が本人であるか否かを判定する照合ステップと、
    前記生体情報領域検出ステップにより前記照合対象者としての人物の生体情報領域が検出されると計時動作を開始する計時ステップと、
    この計時ステップにより計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示ステップと、
    を具備したことを特徴とする生体照合方法。
  5. 照合対象者としての通行者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    あらかじめ照合対象者として登録された複数の通行者の生体情報から得られた固有の特徴情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段と、
    前記生体情報取得手段の取得結果から前記照合対象者としての通行者の生体情報領域を検出する生体情報領域検出手段と、
    この生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての通行者の生体情報領域が検出されると、当該通行者の生体情報を連続的に複数取得するよう前記生体情報取得手段を制御する第1の制御手段と、
    この第1の制御手段の制御により前記生体情報取得手段から得られる複数の生体情報を前記辞書記憶手段に記憶された複数の辞書情報とそれぞれ照合することにより、その各照合結果に基づき前記照合対象者としての通行者が本人であるか否かを判定する照合手段と、
    この照合手段の判定結果に応じて前記照合対象者としての通行者の通行を制御する通行制御手段と、
    前記生体情報領域検出手段により前記照合対象者としての通行者の生体情報領域が検出されると計時動作を開始する計時手段と、
    この計時手段により計時された時間があらかじめ定められた設定値に達すると、現在照合中であることを示す情報を表示する表示手段と、
    を具備したことを特徴とする通行制御装置。
  6. 前記照合手段による照合処理が終了すると、前記表示手段による現在照合中であることを示す情報の表示を停止せしめる第2の制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項5記載の通行制御装置。
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JP2017224186A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 株式会社 日立産業制御ソリューションズ セキュリティシステム
JP2018204282A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社Lixil ドア及び入退室管理システム

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