JP2005199281A - 摩擦攪拌接合用ツール - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速で回転する回転子の先端面から延出されたプローブピンを被接合部材の接合部に圧入させ、接合部に沿ってプローブピンを移動させて、接合部において被接合部材を摩擦攪拌接合させる摩擦攪拌接合用ツールにおいて、回転子やプローブピンが摩耗したり、座屈したり、また接合された被接合部材の接合部分が熱変形したりするのを抑制する。
【解決手段】 回転する回転子11の先端面11aから延出されたプローブピン12を、被接合部材1の接合部1aに圧入させ、接合部に沿ってプローブピンを移動させて、接合部において被接合部材を摩擦攪拌接合させる摩擦攪拌接合用ツールにおいて、少なくとも上記の被接合部材と接触するプローブピン及び回転子の部分を、Coを5〜18重量%含有するWC系の超硬合金で構成した。
【選択図】 図2

Description

この発明は、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、銅合金、チタン合金などの金属材料で構成された被接合部材相互を摩擦攪拌接合させるのに使用する摩擦攪拌接合用ツールに係り、特に、長期にわたって被接合部材相互を摩擦攪拌接合させることができるようにすると共に、被接合部材相互を適切に接合できるようにした点に特徴を有するものである。
アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、銅合金、チタン合金などの金属材料で構成された被接合部材相互を接合させるにあたり、従来においては一般に、電気抵抗溶接、アーク溶接、ガス溶接などの溶接による方法が用いられている。
また、近年においては、このような溶接に代えて、摩擦攪拌接合によって被接合部材相互を接合させることが提案されている。
ここで、摩擦攪拌接合によって被接合部材相互を接合させるにあたっては、一般に、図1に示すように、外周にねじ部(図示せず)が設けられたプローブピン12が回転子11の先端面11aから延出された摩擦攪拌接合用ツール10を用い、この摩擦攪拌接合用ツール10を高速で回転させながら、回転子11の先端面11aから延出された上記のプローブピン12を被接合部材1相互の接合部1aに圧入させると共に回転子11の先端面11aを接触させ、この状態で、摩擦攪拌接合用ツール10を被接合部材1の接合部1aに沿って移動させながら、被接合部材1相互を接合部1aに沿って順々に接合させるようになっている。
すなわち、この摩擦攪拌接合用ツール10においては、上記のように高速で回転する回転子11やプローブピン12と被接合部材1との摩擦熱により、被接合部材1を塑性流動化させ、流動化された被接合部材1をその接合部1aにおいてプローブピン12の外周に設けられたねじ部により攪拌させるようにし、その後、これを冷却させて被接合部材1相互を接合部1aにおいて接合させるようになっている。
そして、このように摩擦攪拌接合により被接合部材1相互を接合させる場合、溶接に比べて、低温で被接合部材1相互を接合させることができ、接合時の熱変形や酸化による接合不良が抑制されると共に、接合部1a全体が均一に接合されるようなり、さらに異種材料の接合も容易に行えるという利点がある。
ここで、上記の摩擦攪拌接合用ツール10における回転子11やプローブピン12を構成する材料としては、一般に工具鋼やダイス鋼が使用されていた。
しかし、上記のように摩擦攪拌接合用ツール10を高速で回転させて、プローブピン12を被接合部材1相互の接合部に圧入させると共に回転子11の先端面を被接合部材1に接触させ、摩擦熱により被接合部材1を塑性流動化させるようにした場合、流動化された被接合部材1が回転子11やプローブピン12に溶着したり、回転子11やプローブピン12が高温になって激しく摩耗すると共に、連続して摩擦攪拌接合を行った場合、回転子11やプローブピン12が座屈したり、接合された被接合部材1の接合部1aが熱変形したりするという問題が生じた。
このため、近年においては、被接合部材を強制的に冷却しながら摩擦攪拌接合させるようにしたものや(例えば、特許文献1参照。)、上記のプローブピンをFe−Cr合金で構成したもの(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
しかし、上記のように被接合部材を強制的に冷却しながら摩擦攪拌接合させるようにした場合、被接合部材の接合部分が熱変形するのが抑制されるが、依然として、流動化された被接合部材が回転子やプローブピンに溶着したり、回転子やプローブピンが激しく摩耗するという問題があった。
また、プローブピンをFe−Cr合金で構成した場合においても、依然として、流動化された被接合部材が回転子やプローブピンに溶着したり、回転子やプローブピンが摩耗する等の問題があった。
特開平11−226757号公報 特開2000−343243号公報
この発明は、被接合部材相互を摩擦攪拌接合させるのに使用する摩擦攪拌接合用ツールにおける上記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、この発明においては、摩擦攪拌接合用ツールを高速で回転させ、プローブピンを被接合部材の接合部に圧入させると共に回転子の先端面を被接合部材に接触させ、摩擦熱により被接合部材を塑性流動化させ、この状態で接合部に沿ってプローブピンを移動させて、被接合部材を接合部において摩擦攪拌接合させる場合に、回転子やプローブピンに流動化された被接合部材が溶着したり、回転子やプローブピンが摩耗するのを十分に抑制すると共に、連続して摩擦攪拌接合を行った場合に、回転子やプローブピンが座屈したり、接合された被接合部材の接合部分が熱変形したりするのを抑制し、長期にわたって被接合部材を摩擦攪拌接合させることができるようにすると共に、被接合部材を接合部において適切に接合できるようにすることを課題とするものである。
この発明においては、上記のような課題を解決するため、回転する回転子11の先端面11aから延出されたプローブピン12を、被接合部材1の接合部1aに圧入させ、接合部1aに沿ってプローブピン12移動させて、接合部1aにおいて被接合部材を摩擦攪拌接合させる摩擦攪拌接合用ツールにおいて、少なくとも上記の被接合部材1と接触するプローブピン12及び回転子11の部分を、Coを5〜18重量%含有するWC系の超硬合金で構成した。
また、この発明における摩擦攪拌接合用ツールにおいては、上記の超硬合金としても熱伝導率が60W/m・K以上のものを用いることが好ましい。
この発明における摩擦攪拌接合用ツールのように、少なくとも被接合部材と接触するプローブピン及び回転子の部分を、Coを5〜18重量%含有するWC系の超硬合金で構成すると、被接合部材とプローブピンや回転子との親和性が低くなり、この摩擦攪拌接合用ツールを高速で回転させ、プローブピンを被接合部材の接合部に圧入させると共に回転子の先端面を接触させて、摩擦熱により被接合部材を塑性流動化させる場合に、流動化された被接合部材がプローブピンや回転子に溶着するのが抑制されると共に、摩擦によるプローブピンや回転子の摩耗も少なくなる。
また、プローブピンや回転子を上記のような超硬合金で構成すると、工具鋼やダイス鋼を用いた場合に比べて、プローブピンや回転子における熱伝導率が高くなり、特に、上記のように熱伝導率が60W/m・K以上の超硬合金を用いると、連続して摩擦攪拌接合を行った場合においても、熱がプローブピンや回転子を通して効率よく外部に拡散・放出されるようになり、回転子やプローブピンが座屈したり、接合された被接合部材の接合部が熱変形したりするのが抑制されるようになる。
この結果、この発明における摩擦攪拌接合用ツールを使用すると、長期にわたって被接合部材を摩擦攪拌接合させることができるようになると共に、被接合部材相互が適切に接合されるようになる。
以下、この発明の実施形態に係る摩擦攪拌接合用ツールを添付図面に基づいて具体的に説明する。
この実施形態に係る摩擦攪拌接合用ツール10においては、図2に示すように、回転子11の先端面11aからプローブピン12を延出させる一方、このプローブピン12と反対側に、回転装置(図示せず)に取り付けられる径大になったシャンク部13を設け、上記のプローブピン12の外周に摩擦攪拌接合用ツール10の回転方向とは逆ねじれになったねじ部12aを形成すると共に、上記の回転子11の先端面11aを外周側からプローブピン12が設けられた中心に向けて凹むように形成している。
ここで、この実施形態における摩擦攪拌接合用ツール10においては、図3に示すように、上記の回転子11とプローブピン12とシャンク部13全体とを、Coを5〜18重量%含有するWC系の超硬合金で一体に形成している。なお、Coの含有量が5〜18重量%になったWC系の超硬合金を用いるのは、Coの含有量が5重量%未満であると、この摩擦攪拌接合用ツール10が折損しやすくなる一方、Coの含有量が18重量%を越えると、摩擦攪拌接合により被接合部材1相互を接合させる場合に、回転子11やプローブピン12に被接合部材1が溶着しやすくなるためである。
そして、この実施形態における摩擦攪拌接合用ツール10を用いて被接合部材1を接合部1aにおいて摩擦攪拌接合させるにあたっては、従来の摩擦攪拌接合用ツール10と同様に、図1に示すように、この摩擦攪拌接合用ツール10を高速で回転させながら、上記のプローブピン12を被接合部材1相互の接合部1aに圧入させると共に、回転子11の先端面11aを接触させ、回転する回転子11やプローブピン12と被接合部材1との摩擦熱により、接合部1aにおける被接合部材1を塑性流動化させる。そして、このように流動化された被接合部材1をプローブピン12の外周に設けられたねじ部12aにより攪拌させ、この状態で摩擦攪拌接合用ツール10を被接合部材1の接合部1aに沿って移動させて、被接合部材1相互を接合部1aに沿って順々に接合させるようにする。
ここで、この実施形態における摩擦攪拌接合用ツール10においては、上記のように回転子11とプローブピン12とシャンク部13全体とを、Coを5〜18重量%含有するWC系の超硬合金で一体に形成しているため、被接合部材1とプローブピン12や回転子11との親和性が低く、上記のようにして被接合部材1を接合部1aに沿って摩擦攪拌接合させる場合に、被接合部材1がプローブピン12や回転子11に溶着するのが抑制されると共に、摩擦によるプローブピン12や回転子11の摩耗も少なくなる。
また、プローブピン12や回転子11やシャンク部13における熱伝導率が大幅に高くなり、連続して摩擦攪拌接合を行った場合においても、熱がプローブピン12や回転子11やシャンク部13を通して効率よく外部に拡散・放出されるようになり、プローブピン12や回転子11が座屈したり、接合された被接合部材1の接合部1aが熱変形するのが抑制される。
また、この実施形態における摩擦攪拌接合用ツール10において、流動化された被接合部材1をプローブピン12の外周に設けられたねじ部12aにより攪拌させる場合に、このねじ部12aが上記のように摩擦攪拌接合用ツール10の回転方向とは逆ねじれになっているため、流動化された被接合部材1がねじ部12aの作用により下方に押し付けられるようになり、また回転子11の先端面11aを上記のように外周側からプローブピン12が設けられた中心に向けて凹むように形成しているため、流動化された被接合部材1が接合部1aから外側に流れ出るのが抑制されるようになり、空洞などが形成されることなく、被接合部材1相互が接合部1aにおいて均一に接合されるようになる。
なお、この実施形態における摩擦攪拌接合用ツール10においては、回転子11とプローブピン12とシャンク部13全体とを上記のような超硬合金で一体に形成したため、上記のように熱がプローブピン12や回転子11やシャンク部13を通して効率よく外部に拡散・放出されるようになるが、材料コストが高くつくようになる。このため、図4に示すように、回転子11とプローブピン12とシャンク部13の一部13aを上記のような超硬合金で一体に形成する一方、シャンク部13の残りの部分13bを工具鋼やダイス鋼で構成し、これらをろう付け等により接合させ、上記の超硬合金の部分を少なくして、コストを低減させることも可能である。
さらに、図5に示すように、長く伸びた回転子11とプローブピン12とを上記のような超硬合金で一体に形成すると共に、長く伸びた回転子11の後部側に係止部11bを切り欠き形成する一方、工具鋼やダイス鋼で構成されたシャンク部13に、係止部11bが設けられた上記の回転子11の後部側を挿入させる収容部13cを設け、この収容部13c内に回転子11の後部側を挿入させると共に、収容部13c内に挿入された回転子11の係止部11bにねじ14を押し付けて、回転子11とプローブピン12とが一体に形成されたものをシャンク部13に固定させるようにすることも可能である。このようにすると、超硬合金の部分を少なくしてコストを低減させることができ、また回転子11やプローブピン12が摩耗した場合等においても、長く伸びた回転子11とプローブピン12とが一体に形成されたものだけを簡単に交換することができ、さらにコストが低減されると共に、プローブピン12の径や長さ等を変更させたものを複数準備しておき、これを適宜変更させて使用することもできるようになる。
また、この実施形態における摩擦攪拌接合用ツール10において、被接合部材1と接触するプローブピン12や回転子11の部分をTiN,TiCN,TiAlN,CrN,DLC(ダイヤモンドライクカーボン)等で被覆すると、上記のようにして被接合部材1相互を摩擦攪拌接合させる場合に、回転子11やプローブピン12に被接合部材1が溶着するのがより一層抑制されるようになる。
次に、この発明の実施例に係る具体的な摩擦攪拌接合用ツールを用いて被接合部材を接合させた場合と比較例の摩擦攪拌接合用ツールを用いて被接合部材を接合させた場合とを比較し、この発明の実施例に係る摩擦攪拌接合用ツールが優れていることを明らかにする。
(実施例1)
実施例1においては、WCの平均粒度が2〜3μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが88.5、熱伝導率が67W/m・KになったCoが12重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、上記の実施形態に示すように、回転子11とプローブピン12とシャンク部13全体とを上記の超硬合金で一体に形成した摩擦攪拌接合用ツールを作製した。なお、熱伝導率については、レーザーフラッシュにより測定した。
(実施例2)
実施例2においては、WCの平均粒度が2〜3μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが91.5、熱伝導率が72W/m・KになったCoが7重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
(実施例3)
実施例3においては、WCの平均粒度が0.8μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが92.0、熱伝導率が47W/m・KになったCoが13重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
(実施例4)
実施例4においては、WCの平均粒度が5μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが87.0、熱伝導率が71W/m・KになったCoが10重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
(実施例5)
実施例5においては、WCの平均粒度が2〜3μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが87.5、熱伝導率が63W/m・KになったCoが15重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
(比較例1)
比較例1においては、ロックウェル硬度CスケールHRCが57、熱伝導率が24W/m・Kの工具鋼を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
(比較例2)
比較例2においては、WCの平均粒度が2〜3μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが85.5、熱伝導率が58W/m・KになったCoが20重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
(比較例3)
比較例3においては、WCの平均粒度が4〜5μm、ロックウェル硬度AスケールHRAが84.0、熱伝導率が68W/m・KになったCoが22重量%含有されたWC系の超硬合金を用い、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして摩擦攪拌接合用ツールを作製した。
そして、被接合部材1として、厚みが4mmになったJIS5000系のアルミニウムで構成された板材を、図6に示すように四角筒状に折り曲げて両端部を突き合わせ、突き合わせた接合部1aの長さが300mmになったものを使用し、上記の実施例1及び比較例1の各摩擦攪拌接合用ツールを用い、回転数1200rpm、送り速度300mm/minの条件で、上記の被接合部材1における接合部1aを摩擦攪拌接合させるようにした。
この結果、比較例1の摩擦攪拌接合用ツールにおいては、プローブピン12や回転子11の先端面11aに被接合部材1の溶着があり、約1500個の被接合部材1を摩擦攪拌接合させた時点で、プローブピン12の先端及びねじ部12aの摩耗が大きくなって寿命になった。これに対して、実施例1の摩擦攪拌接合用ツールにおいては、プローブピン12に被接合部材1が殆ど溶着することなく、約10000個の被接合部材1を摩擦攪拌接合させることができた。
また、被接合部材1として、厚みが3mmになったJIS6000系のアルミニウムで構成された板材を、図7に示すように2枚突き合わせ、突き合わせた接合部1aの長さが3mになったものを使用し、上記の実施例1〜5及び比較例1〜3の各摩擦攪拌接合用ツールを用い、回転数1500rpm、送り速度1000mm/minの条件で、上記の被接合部材1における接合部1aを摩擦攪拌接合させるようにした。
この結果、比較例1の摩擦攪拌接合用ツールにおいては、摩擦攪拌接合させた接合部1aの合計長さが約3000m(約1000個の接合)になった時点で、プローブピン12の先端及びねじ部12aの摩耗が大きくなって寿命になった。これに対して、実施例1の摩擦攪拌接合用ツールにおいては、接合部1aの合計長さが約15000m(約5000個の接合)になるまで摩擦攪拌接合させることができた。
また、上記のようにして実施例1〜5及び比較例1〜3の各摩擦攪拌接合用ツールを用い、被接合部材1における接合部1aを摩擦攪拌接合させた場合において、各摩擦攪拌接合用ツールにおけるプローブピン12や回転子11の先端面11aへの被接合部材1の溶着の有無を調べると共に、被接合部材1の接合部1aにおける変形を調べ、比較例1の摩擦攪拌接合用ツールを用いた場合における変形量を1とした指数で、各摩擦攪拌接合用ツールを用いた場合における変形量を算出し、その結果を下記の表1に示した。
Figure 2005199281
この結果から明らかなように、Coを含有するWC系の超硬合金を用いた実施例1〜5及び比較例2,3の各摩擦攪拌接合用ツールを用いた場合、工具鋼を用いた比較例1の摩擦攪拌接合用ツールに比べて、摩擦攪拌接合させた被接合部材1における接合部1aの変形量が少なくなっており、特に、熱伝導率が60W/m・K以上の超硬合金を用いた場合には、その変形量がさらに少なくなっていた。
また、Coの含有量が18重量%以下のWC系の超硬合金を用いた実施例1〜5の各摩擦攪拌接合用ツールを用いた場合、工具鋼を用いた比較例1の摩擦攪拌接合用ツールや、Coの含有量が18重量%を越えるWC系の超硬合金を用いた比較例2,3の各摩擦攪拌接合用ツールに比べて、プローブピン12や回転子11の先端面11aへの被接合部材1の溶着が少なくなっていた。
摩擦攪拌接合用ツールを用いて被接合部材相互を接合部において摩擦攪拌接合させる状態を示した概略説明図である。 この発明の一実施形態に係る摩擦攪拌接合用ツールの概略正面図である。 同実施形態に係る摩擦攪拌接合用ツールの概略断面図である。 同実施形態に係る摩擦攪拌接合用ツールの第1の変更例を示した概略断面図である。 同実施形態に係る摩擦攪拌接合用ツールの第2の変更例を示した概略断面図である。 この発明の実施例及び比較例の摩擦攪拌接合用ツールを用いて摩擦攪拌接合させる第1の被接合部材を示した斜視図である。 この発明の実施例及び比較例の摩擦攪拌接合用ツールを用いて摩擦攪拌接合させる第2の被接合部材を示した斜視図である。
符号の説明
1 被接合部材
1a 接合部
10 摩擦攪拌接合用ツール
11 回転子
11a 回転子の先端面
12 プローブピン
13 シャンク部

Claims (2)

  1. 回転する回転子11の先端面11aから延出されたプローブピン12を、被接合部材1の接合部1aに圧入させ、この接合部1aに沿ってプローブピン12を移動させて、接合部1aにおいて被接合部材1を摩擦攪拌接合させる摩擦攪拌接合用ツールにおいて、少なくとも上記の被接合部材1と接触するプローブピン12及び回転子11の部分を、Coを5〜18重量%含有するWC系の超硬合金で構成したことを特徴とする摩擦攪拌接合用ツール。
  2. 請求項1に記載した摩擦攪拌接合用ツールにおいて、上記の超硬合金の熱伝導率が60W/m・K以上であることを特徴とする摩擦攪拌接合用ツール。
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