JP2005193717A - コンテナパレットローダによる貨物搬送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コンテナパレットローダ11と前部台車16とハイレベルコンテナパレットローダ23とを備える。コンテナパレットローダ11は、走行台車12上にシザースリンク13によってプラットフォーム14が昇降自在に支持される。前部台車16は、前部台車16上にシザースリンク18によってフロントプラットフォーム19が昇降自在に支持され、油圧シリンダによって昇降する。ハイレベルコンテナパレットローダ23は、走行台車24の上に架台25を介してハイレベルプラットフォーム26が昇降自在に支持され、油圧シリンダ27によって昇降する。
【選択図】 図1
Description
その際、プラットフォーム4が、走行台車3上で航空機の貨物室の床と同じ面となる高さまで上昇すると共に、前部台車2のフロントプラットフォーム5も同様の高さまで上昇し、これによって貨物がプラットフォーム4からフロントプラットフォーム5を経て航空機の貨物室に搬入されるようになっている。
従って、航空機から貨物を搬出する場合には、上記と逆の手順となることで貨物がフロントプラットフォームからプラットフォーム4に搬送された後、プラットフォーム4が元の位置まで降下することで、プラットフォーム4が積み降ろされる。
プラットフォーム4及びフロントプラットフォーム5は、いずれもシザースリンクによって構成されており、つまり、互いに交差方向に設けられたリンク6及び7が、その交差した状態で折り畳まれたり起立することで昇降自在に構成されている。
そのような、超大型航空機では、現在の航空機よりも貨物室の高さが高くなり、現在用いられているコンテナパレットローダでは高さに限界があるので、今日使用されているコンテナパレットローダ及び前部台車では貨物を搬送することができないという問題があった。
すなわち、この従来のコンテナパレットローダの構成を超大型航空機用として構成した場合には、シザースリンクを長くする必要があるため、車体長さが長くなり、結果的にローダの全長が長大となって、(1)小回り性が無くなり、航空機サービススペースを多く必要とする、(2)従来型航空機のサービスを行う場合でもサービススペースが大きくなるため駐車エリアを増大させる必要がある、(3)駐車スペースを多く必要とする等の問題があり、事実上実施が困難であるというものであった。
請求項1に係る発明は、コンテナパレットローダと、ハイレベルコンテナパレットローダとを備えてなり、前記コンテナパレットローダは、第1の走行台車と、この第1の走行台車上に昇降自在に支持されたプラットフォームと、このプラットフォームを昇降させる第1の昇降手段とを備えてなり、前記前部台車は、この前部台車上に昇降自在に支持されたフロントプラットフォームと、このフロントプラットフォームを昇降させる第2の昇降手段とを備えてなり、前記ハイレベルコンテナパレットローダは、第2の走行台車と、この第2の走行台車上に、上昇上限高さが前記プラットフォーム及びフロントプラットフォームよりも高く設定されて昇降自在に支持されたハイレベルプラットフォームを昇降させる第3の昇降手段とを備えてなり、前記コンテナパレットローダ、ハイレベルコンテナパレットローダのプラットフォーム、フロントプラットフォーム及びハイレベルプラットフォームを互いに直列状態に配置して、前記ハイレベルプラットフォームを航空機の貨物室に対向させ、前記プラットフォームと航空機との間で貨物を搬送することを特徴とする。
これにより、コンテナパレットローダのプラットフォーム、フロントプラットフォーム、及びハイレベルコンテナパレットローダのハイレベルプラットフォームとを互いに直列状態にさせ、ハイレベルプラットフォームを航空機の貨物室に対向させたとき、ハイレベルプラットフォームを昇降させることで、航空機に対して貨物を搬入出させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のコンテナパレットローダによる貨物搬送システムにおいて、前記ハイレベルコンテナパレットローダは、前記第2の走行台車上に一定の高さを有する架台が設けられ、該架台上にシザースリンクにより前記ハイレベルプラットフォームが昇降自在に支持されていることを特徴とする。
これにより、架台上でハイレベルプラットフォームが上昇するだけで航空機の貨物室の高さに合わせることでき、しかも昇降距離が短くて済む。
図1において、このコンテナパレットローダによる貨物搬送システム10は、大別すると、コンテナパレットローダ11と前部台車16とハイレベルコンテナパレットローダ23とを備えて構成されている。
ローダ本体は、コンテナパレットローダ11と前部台車16とから構成されている。
コンテナパレットローダ11は、走行台車12上にシザースリンク13によってプラットフォーム14が昇降自在に支持されている。シザースリンク13は、概略的にはリンク部材13aと13bとが交差方向に設けられてあって、折り畳み自在でかつ起立自在に支持されている。このプラットフォーム14は、走行台車12の前部に立設された昇降手段としての油圧シリンダによって、シザースリンク13が鎖線のように起立されたりまた折り畳まれたりすることで、伸縮するようになっている。また、プラットフォーム14は、詳細に図示していないが、貨物を搬送するためのコロ等が上部の前後方向に並んで配設されることで搬送路が形成され、その搬送路の両側には、ガイドレール14aが設けられている。
架台25は、走行台車24上に一定の高さを有して設けられており、例えば、周囲四方を取り囲む枠部材25aと、その枠部材22a内に上下に積み重ねるように設けられた筋交い部材25b、25cと等を有している。
この構成において、ハイレベルプラットフォーム26は、その上昇高さがプラットフォーム14及びフロントプラットフォーム19よりも高く設定されている。
航空機30へ貨物を搬送する場合には、まず、貨物が搭載されたコンテナパレットローダ11を牽引している前部台車16を、航空機30の貨物室31側の近傍に横付けすると共に、その貨物室31側と前部台車16との間にハイレベルコンテナパレットローダ23を位置決めすることで、コンテナパレットローダ11のプラットフォーム14と前部台車16のフロントプラットフォーム19とハイレベルコンテナパレットローダ23のハイレベルプラットフォーム26とを直線状に配置させ、ハイレベルプラットフォーム26を航空機30の貨物室31に対向させておく。
次いで、コンテナパレットローダ11のプラットフォーム14及び前部台車16のフロントプラットフォーム19を上昇させる。この場合、プラットフォーム14及びフロントプラットフォーム19の上昇位置は、ハイレベルコンテナパレットローダ23において、まだ上昇していないままのハイレベルプラットフォーム26の位置に合わせる。
その後、ハイレベルプラットフォーム26を、航空機30の貨物室31の位置まで上昇させて合わせた後、ハイレベルプラットフォーム26上の貨物を航空機30に搬入することで、航空機に貨物を搬送することができる。
これにより、プラットフォーム14やフロントプラットフォーム19をそれ以上高く上昇できるように製作し直しことが不要になる。
特に、シザースリンクを用いて昇降自在とする場合、より高い位置まで上昇させようとすると、その分だけ長さも大きくせざるを得ないものの、上述のように、架台25上にハイレベルプラットフォーム26を設けることで、これを支持するシザースリンク28のみならず、コンテナパレットローダ11及び前部台車16側に設けられるシザースリンク13、18を大型化することが全くなく、極めて有益となる。
11 コンテナパレットローダ
12 走行台車(第1の走行台車)
14 プラットフォーム
19 フロントプラットフォーム
23 ハイレベルコンテナパレットローダ
24 走行台車(第2の走行台車)
25 架台
26 ハイレベルプラットフォーム
30 航空機
31 貨物室
Claims (2)
- コンテナパレットローダと、ハイレベルコンテナパレットローダとを備えてなり、前記コンテナパレットローダは、第1の走行台車と、この第1の走行台車上に昇降自在に支持されたプラットフォームと、このプラットフォームを昇降させる第1の昇降手段とを備えてなり、
前記前部台車は、この前部台車上に昇降自在に支持されたフロントプラットフォームと、このフロントプラットフォームを昇降させる第2の昇降手段とを備えてなり、
前記ハイレベルコンテナパレットローダは、第2の走行台車と、この第2の走行台車上に、上昇上限高さが前記プラットフォーム及びフロントプラットフォームよりも高く設定されて昇降自在に支持されたハイレベルプラットフォームを昇降させる第3の昇降手段とを備えてなり、
前記コンテナパレットローダ、ハイレベルコンテナパレットローダのプラットフォーム、フロントプラットフォーム及びハイレベルプラットフォームを互いに直列状態に配置して、前記ハイレベルプラットフォームを航空機の貨物室に対向させ、前記プラットフォームと航空機との間で貨物を搬送することを特徴とするコンテナパレットローダによる貨物搬送システム。 - 請求項1記載のコンテナパレットローダによる貨物搬送システムにおいて、
前記ハイレベルコンテナパレットローダは、前記第2の走行台車上に一定の高さを有する架台が設けられ、該架台上にシザースリンクにより前記ハイレベルプラットフォームが昇降自在に支持されていることを特徴とするコンテナパレットローダによる貨物搬送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003435630A JP2005193717A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | コンテナパレットローダによる貨物搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003435630A JP2005193717A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | コンテナパレットローダによる貨物搬送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005193717A true JP2005193717A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34815650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003435630A Pending JP2005193717A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | コンテナパレットローダによる貨物搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005193717A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008074184A1 (fr) * | 2006-12-18 | 2008-06-26 | Weihai Guangtai Airport Equipment Co., Ltd. | Plate-forme de levage combinée et procédé de levage de type à relais pour charge |
CN105501461A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-04-20 | 中国人民解放军军事交通学院 | 半挂式机场升降装卸摆渡装置 |
CN109250140A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-01-22 | 四川大学 | 一种机场行李搬运***及其运行方法 |
CN109910715A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-06-21 | 张玉新 | 一种多功能货物转运车及方法 |
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2003
- 2003-12-26 JP JP2003435630A patent/JP2005193717A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008074184A1 (fr) * | 2006-12-18 | 2008-06-26 | Weihai Guangtai Airport Equipment Co., Ltd. | Plate-forme de levage combinée et procédé de levage de type à relais pour charge |
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