JP2005192901A - 洗濯機 - Google Patents

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雅和 松本
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Sayaka Koyanagi
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Abstract

【課題】 異臭を発生させずに洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行うことができる洗濯機を提供する。
【解決手段】 水に高電圧を印加してナノサイズのOHラジカルを空気中に発生させるOHラジカル発生手段(OHラジカル発生器23内の高電圧発生装置と導電性細管とリング状電極)と、発生したOHラジカルを洗濯槽5内に送風する送風手段(OHラジカル発生器23内の送風ファンと送風ダクト24)と、一連の洗濯工程の所定の段階で前記OHラジカル発生手段と送風手段を駆動してOHラジカルを洗濯槽5内に供給することにより洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行う工程を制御する制御手段(制御部28)とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、一般的な縦型の洗濯機やドラム式洗濯乾燥機等の洗濯機に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1や特許文献2に記載されているように、オゾンを発生させて衣類等の洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解等を行うようにした洗濯機が知られている。
特開平7−88277号公報(図1,図2) 特開2001−87590号公報(図1,図10)
しかしながら、オゾンは独特の臭いを有する気体であるため、洗濯後も残留オゾンの影響で洗濯物や洗濯槽に異臭が残るという課題があった。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、除菌・脱臭・有機物の汚れ分解作用を有するOHラジカル(ラジカルとは遊離基,すなわち不対電子をもつ原子団または原子のことで、化学反応性が大きく、特にOHラジカルは非常に酸化力が強いラジカル)に着目して、これを洗濯機に利用することで、異臭を発生させずに洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行うことができる洗濯機を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、水に高電圧を印加してナノサイズのOHラジカルを空気中に発生させるOHラジカル発生手段と、発生したOHラジカルを洗濯槽内に送風する送風手段と、一連の洗濯工程の所定の段階で前記OHラジカル発生手段と送風手段を駆動してOHラジカルを洗濯槽内に供給することにより洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行う工程を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記OHラジカル発生手段を洗濯槽への給水部近傍に設けたことを特徴とするものである。
また、前記制御手段は、洗濯槽内の洗濯物の量や質に応じて前記OHラジカル発生手段によるOHラジカル発生量を制御することを特徴とするものである。
さらに、前記OHラジカル発生手段の使用水に含まれる金属成分を除去する金属成分除去手段を備えたことを特徴とするものである。
また、前記OHラジカル発生手段の使用水の有無を検出する検出手段と、OHラジカル発生手段の駆動に先立って前記検出手段によってOHラジカル発生手段の使用水が無いことが検出された時に給水を行う給水手段を備えたことを特徴とするものである。
また、前記制御手段は、前記OHラジカル発生手段のOHラジカル発生中はパルセータや脱水槽を動作させることを特徴とするものである。
本願発明によれば、OHラジカルは非常に酸化力が強く、菌や有機物(臭い成分・汚れ成分)に接触すると殺菌作用や有機物分解作用があるので、OHラジカル発生手段から発生するナノサイズのOHラジカルを送風手段によって洗濯槽内に供給して、衣類等の洗濯物や洗濯槽に接触浸透させることにより、異臭を発生させること無く、洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行うことができる。
また、OHラジカル発生手段を給水部近傍に設けることで、OHラジカルの元となる水の供給を容易かつ安価に行うことができる。
また、OHラジカルの発生量を洗濯物の量や質に応じて制御することで、過不足なく除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行うことができる。
さらに、OHラジカルの元となる水に含まれる金属成分(CaイオンやMgイオン)を除去することで、OHラジカル発生手段の発生効率低下や耐久性低下を防止することができる。
また、OHラジカル発生手段の使用水の有無を検知して給水することにより、OHラジカル発生時に水が無い状態で高電圧が印加されるのを防ぐことができ、安全性を高めることができる。
また、OHラジカル発生時に洗濯物をパルセータや脱水槽の動作によって攪拌することで、発生したOHラジカルが洗濯物に均等に接触浸透して、むら無く除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行うことができる。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明による洗濯機の一実施形態として縦型の全自動洗濯機の構成を一部簡略化して示す側断面図、図2はその要部を示す概略断面図、図3はその制御系統の要部を示すブロック図である。
図1に示すように、この全自動洗濯機の洗濯機本体1は、上面に蓋体2で開閉可能な開口を有する箱型のハウジング3によって、その外観が構成されている。ハウジング3内には、吊り棒4でハウジング3から吊り下げられた洗濯槽5と、この洗濯槽5内に回転可能に設けられた脱水槽6とが備えられている。この脱水槽6に、ハウジング3の上面開口を介して洗濯物が収容される。また、脱水槽6には多数の小孔6aが形成されており、脱水槽6に供給された洗濯水が洗濯槽5に溜められるようになっている。
洗濯槽5の底部には、洗濯槽5に溜められた洗濯水を機外へ排出するための排水口7が形成されている。この排水口7には、ハウジング3外へと延びる排水管(図示せず)が接続されている。排水管の途中部には、トルクモータ8(図3に図示)により開閉される排水弁が配設されており、この排水弁が開かれると、洗濯槽5内に溜められた洗濯水が排水管を通って機外へ排出される。
また、脱水槽6の底部には、洗濯槽5内に溜められた洗濯水を攪拌して水流を発生させるためのパルセータ(攪拌翼)9が設けられている。脱水槽6及びパルセータ9は、洗濯槽5の下方に設けられた駆動機構10によって回転駆動される。
駆動機構10は、回転駆動力を発生するモータ11と、モータ11の回転軸12に固定された小プーリ13と、洗濯槽5の底面に取り付けられた軸受部14と、軸受部14に保持された駆動軸15の下端に固定された大プーリ16と、小プーリ13及び大プーリ16に巻き掛けられた無端状のベルト17とが含まれている。モータ11の駆動力は、小プーリ13及びベルト17を介して大プーリ16に伝えられ、さらに駆動軸15を介して軸受部14に伝達される。
軸受部14には、上端が脱水槽6の底面に連結されて、脱水槽6を支持し回転するための脱水軸18が回転自在に保持されている。脱水軸18には、上端がパルセータ9に連結された翼軸19が回転自在に内挿されている。この翼軸19は、駆動軸15と常に連結されており、駆動軸15に入力されたモータ11の駆動力はパルセータ9に常に伝達されるようになっている。一方、脱水軸18と駆動軸15とは、軸受部14下方に備えられたクラッチ機構20を介して連結されており、このクラッチ機構20によって、脱水軸18には駆動軸15に入力されたモータ11の駆動力が選択的に伝達されるようになっている。
軸受部14は、図示はしないが、駆動軸15から入力されるモータ11の駆動力を減速して翼軸19に伝達するための減速機構と、脱水軸18の回転を制止するためのブレーキ機構とを有している。
洗い及びすすぎ時には、クラッチ機構20は切状態にあって脱水軸18への駆動力の伝達が遮断され、駆動軸15に入力されるモータ11の駆動力が減速機構を介して翼軸19のみに伝達されてパルセータ9が正逆回転される。これにより、脱水槽6内に水流が発生して、洗濯物の洗い又はすすぎが行われる。また、脱水時には、トルクモータ8によりクラッチ機構20が接状態に切り換えられて、駆動軸15に入力されるモータ11の駆動力が減速機構を介さずに翼軸19と脱水軸18に伝達される。これにより、パルセータ9及び脱水槽6がともに高速回転されて、脱水槽6内の洗濯物が遠心力により脱水される。また、ブレーキ機構は、トルクモータ8により、洗い及びすすぎ時の脱水軸18の回転を制止し、脱水時には制止が解除される。
排水弁の開閉動作は上記クラッチ機構20の動作と連携しており、パルセータ9が脱水槽6と切り離されて単独で回転可能な状態のときには排水弁は閉鎖しており、パルセータ9と脱水槽6とが一体に回転する状態のときには排水弁が開放するようになっている。トルクモータ8は、このようににクラッチ機構20とブレーキ機構及び排水弁の動作を制御している。
一方、本実施形態においては、洗濯機本体1の上部にある上面板21の内部後側に、イオン交換器22とOHラジカル発生器23と送風ダクト24が連結構成されている。本願発明における金属成分除去手段を構成するイオン交換器22は、水道水を洗濯槽5内に給水するための第1給水バルブ25(図3に図示)に連設された第2給水バルブ26に接続されており、これらの給水バルブ25,26は電磁弁から成っている。第2給水バルブ26を通過した水道水は、イオン交換樹脂等から成るイオン交換器22を介してCaやMgなどの金属イオンが除去された状態で、OHラジカル発生器23内に溜められるように構成されている。OHラジカル発生器23内で金属イオンが除去された水に高電圧を印加して発生したOHラジカルは、OHラジカル発生器23内に取り付けられた後述の送風ファンにより送風され、送風ダクト24を経由して洗濯槽5内の脱水槽6へと供給されるように構成されている。このように、OHラジカルの元となる水に含まれる金属成分(CaイオンやMgイオン)を除去することで、OHラジカル発生器23の発生効率低下や耐久性低下を防止することができる。また、OHラジカル発生器23を給水部近傍に設けることで、OHラジカルの元となる水の供給を上記のように容易かつ安価に行うことができる。
上記イオン交換器22とOHラジカル発生器23と送風ダクト24は全体及び個々に上面板21から簡単に取り外せるようにユニット化された構造に構成されており、このように構成することで、生産効率改善と部品交換時のサービス性改善を実現することができる。また、機種毎のOHラジカル発生機能選択にも柔軟に対応できる。
また、上面板21の内部前側には、その上面に設けられた操作パネル26(図3に図示)や洗濯槽5の水位を検出する水位センサ27(同じく図3に図示)等の出力に基づき一連の洗濯工程を制御すると共に、一連の洗濯工程の所定の段階で上述したOHラジカル発生器23と送風ファンを駆動してOHラジカルを洗濯槽5内の脱水槽6に供給することにより洗濯物や洗濯槽5及び脱水槽6の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行う工程を制御する制御手段としてマイコン等から成る制御部28が備えられている。この制御部28は、通常の洗濯工程においても、脱水槽6内の衣類等の洗濯物の量や質を検出して、給水量及びモータ11の回転数やON/OFF時間を変更し、より最適にパルセータ9や脱水槽6を駆動させて、衣類の入れ替えができるようプログラムされている。
図2は、上記OHラジカル発生器23の内部構成を示す概略断面図である。OHラジカル発生器23内には、高電圧発生装置30と導電性細管31と送風ファン32が設けられている。前述したイオン交換器22によって金属イオンが除去された水WはOHラジカル発生器23内の貯水タンク33内に溜められ、導電性細管31の下部と接触するよう構成されており、接触した水は毛細管現象により導電性細管31の上部へと浸透していく。導電性細管31上部に浸透した水は、導電性細管31とその上方にリング状に配置された電極34間に印加される約6kVの高電圧によって励起され、周知のレイリー***によって水に包まれて液滴(ミスト)となったナノサイズ(直径約18nm)のOHラジカルを空気中に放出する。放出されたOHラジカルは送風ファン32によりOHラジカル発生器23から送風ダクト24を経由して、脱水槽6へと送られるように構成されている。なお、OHラジカル発生器23内の貯水タンク33には、導電性細管31の下部が水没するに充分の水の有無を検出するための水有無検出センサ35が備えられている。ここで、上記高電圧発生装置30と導電性細管31とリング状電極34により本願発明におけるOHラジカル発生手段が構成されており、また、送風ファン32と送風ダクト24により送風手段が、水有無検出センサ35により検出手段がそれぞれ構成されている。
以上のように構成された本実施形態の全自動洗濯機は、図3に示すように、制御部28が、操作パネル26,水位センサ27及び水有無検出センサ35等からの入力に基づき、第1給水バルブ25,第2給水バルブ26,トルクモータ8,モータ11,高電圧発生装置30及び送風ファン32等を制御して、図5,図6にフローチャートで示す処理を実行するようになっている。
まず、この全自動洗濯機の動作を図5を参照して概略的に説明する。ユーザが脱水槽6内に洗濯物を投入し操作パネル26により適宜の設定を行ってスタートキーを押すと、制御部28はまず負荷量検知処理を実行する(ステップS1)。具体的には、制御部28はモータ11を短時間ONさせることによりパルセータ9を回転させ、その後モータ11をOFFする。負荷量が大きいほどパルセータ9の回転に対する抵抗が大きいから、惰性回転の継続時間は短くなる。そこで、この惰性回転期間中、モータ11の回転に同期したパルス信号を計数し、制御部28は、その計数値でもって負荷量が少ない,普通,多いのいれであるのかを判断する。そして、このようにして検知された負荷量に応じて洗濯水位を決定し給水する(ステップS2)。さらに、パルセータ9を運転して(ステップS3)、洗濯物に充分に水を含ませてから水位センサ27により水位を検出して、その水位の低下から布質を検知する(ステップS4)。すなわち、洗濯物の布質を化繊,混紡,木綿とすると、化繊,混紡,木綿の順で吸水量が多くなるので、水位低下が小さければ化繊、大きければ木綿、それらの間であれば混紡と判定する。上述した負荷量や布質は通常の洗濯工程においても制御に用いられるが、本実施形態においては、後述する除菌・脱臭工程におけるOHラジカル発生時間の設定のため、図4に示すように、負荷量が「少ない」,「普通」,「多い」の順に長くなり、かつ布質が「化繊」,「混紡」,「木綿」の順に長くなる最適なOHラジカル発生時間T1〜T9を予め実験等により求めて、制御部28を構成するマイコンのメモリにテーブルとして格納しておき、除菌・脱臭工程時に最適なOHラジカル発生時間を設定できるようにしている。
さて、上記の布質検知で下がった水位を所定の洗濯水位まで戻す補給水(ステップS5)を行ってから、実質的な洗濯行程として洗い行程が開始されると、パルセータ9を所定速度で一方向又は両方向に回転することによって洗い運転が実行される(ステップS6)。洗いが終了すると排水バルブが開放され、洗濯槽5内の水は排水され、脱水槽6とパルセータ9とを一体に高速で回転することにより中間脱水1が実行される(ステップS7)。この中間脱水1により、洗濯物に染み込んでいる洗剤水が飛散して除去される。
次に1回目のすすぎとしてすすぎ1が行われる(ステップS8)。このすすぎ1は、洗濯物に振り掛けるように給水しながら脱水槽6を回転させることにより、洗濯物にきれいな水を吸水させ、その代わりに洗濯物に染み込んでいる洗剤水を押し出そうとするものである。そして、洗濯物に十分に水を含ませた後に、ステップS7と同様のステップS9の処理により中間脱水2が行われ、洗濯物に染み込んでいる水が飛散される。更に、2回目のすすぎ2として、洗濯槽5内に所定量の給水がなされ、ステップS6の洗い行程時と同様にパルセータ9を回転することによりすすぎが実行される(ステップS10)。すすぎ2が終了すると、排水バルブが開かれて洗濯槽5内の水は排水され、中間脱水と同様に脱水槽6とパルセータ9とを一体に高速で回転することにより最終脱水が実行される(ステップS11)。
上記最終脱水工程が終了すると、本願発明の一実施形態として特徴的な除菌・脱臭工程が実行される(ステップS12)。この除菌・脱臭工程の具体的な処理を図6に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
除菌・脱臭工程が開始されると、先ずOHラジカル発生器23内の貯水タンク33の水の有無を水有無検出センサ35でチェックし、OHラジカル発生に必要な水位まで水が無ければ、第2給水バルブ26を開いて給水を行う(ステップS120のNo→ステップS121→ステップS120)。従って、制御部28と第2給水バルブ26とによって本願発明における給水手段が構成されている。この給水は、ステップS120で水有りと判定されるまで行われる。このように、OHラジカル発生器23の使用水の有無を検知して給水することにより、OHラジカル発生時に水が無い状態で高電圧が印加されるのを防ぐことができ、安全性を高めることができる。
上記ステップS120で水有りと判定されると、次にステップ122に進んで、OHラジカルの発生時間,すなわちOHラジカル発生器30の駆動時間を設定する。ここでは、前記図5のフローチャートのステップS1で検知した負荷量とステップS4で検知した布質に基づき図4に示すテーブルを参照して得られたOHラジカル発生時間T1〜T9のいずれか設定される。
OHラジカル発生時間が設定されると、高電圧発生装置30を駆動して導電性細管31とリング状電極34間への高電圧印加を開始すると共に、送風ファン32を回転し、かつパルセータ9を回転制御する(ステップS123,S124,S125)。これにより、OHラジカル発生器23から発生するナノサイズのOHラジカルが送風ファン32によって送風ダクト24を介して洗濯槽5内の脱水槽6に供給され、衣類等の洗濯物や洗濯槽5及び脱水槽6に接触浸透することにより、異臭を発生させること無く、洗濯物や洗濯槽5及び脱水槽6の除菌・脱臭を行うことができる。また、OHラジカル発生時に洗濯物をパルセータ9の動作によって攪拌することで、発生したOHラジカルが洗濯物に均等に接触浸透して、むら無く除菌・脱臭を行うことができる。
上記のOHラジカル発生は、前記ステップS122で設定された発生時間継続され(ステップS126のNoループ)、設定された発生時間が終了すると、高電圧発生装置30の駆動を停止して導電性細管31とリング状電極34間への高電圧印加を停止すると共に、送風ファン32の回転及びパルセータ9の回転も停止する(ステップS126のYes→ステップS127,S128,S129)。このように、OHラジカルの発生時間(発生量)を洗濯物の量や質に応じて制御することで、過不足なく除菌・脱臭を行うことができる。
そして、図5のフローチャートに戻って、一連の洗濯工程が終了する。
本願発明の一実施形態の説明は以上の通りであるが、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では一般的な縦型の全自動洗濯機に本願発明を適用した場合について説明したが、乾燥機能を有するドラム式洗濯乾燥機等にも適用可能であり、ドラム式洗濯乾燥機の場合はパルセータが無いが、OHラジカル発生時の洗濯物の攪拌は脱水槽を回転して行うようにすれば良い。
また、上記実施形態では、最終脱水工程の後にOHラジカルによる除菌・脱臭工程を行うようにしたが、例えば、図5のフローチャートのステップS1の負荷量検知工程の後や、ステップS4の布質検知工程の後に洗濯槽5内の水を排水してからOHラジカルを供給するようにすれば、上述したと同様の除菌・脱臭効果が得られると共に、有機物の汚れ分解効果が得られ、有機物の汚れ分解後の生成物も後工程の洗いやすすぎで流し落とされるので、洗剤の使用量を少なくしたり使用しなくても洗濯物の汚れを効果的に落とすことができる。
また、上記実施形態では、OHラジカル発生器23の使用水の有無を検知して給水するようにしたが、給水後にも水が無いのを検出したときはエラーメッセージを発信し、かつ水が無いときは高電圧発生装置30による高電圧印加を行わないようにすれば、より安全性を高めることができる。
また、OHラジカル発生器23から、水に包まれて液滴(ミスト)となったナノサイズのOHラジカルを発生して、反応性の大きなOHラジカルが空気中に長い時間存在できるようにしたが、OHラジカルのままでも洗濯槽5の空間は狭いので、寿命が短くても一定の効果が得られる。
また、この他にも、特許請求の範囲で記載されている技術的事項の範囲内で、種々の変更を施すことができる。
本願発明による洗濯機の一実施形態として縦型の全自動洗濯機の構成を一部簡略化して示す側面断面図。 同じく、その要部を示す概略断面図。 同じく、その制御系統の要部を示すブロック図。 本実施形態において洗濯物の負荷量と布質とからOHラジカル発生時間を設定するためのテーブルを示す図。 本実施形態における一連の洗濯工程の一例を示すフローチャート。 上記フローチャートにおける除菌・脱臭工程の具体的処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 洗濯機本体
3 ハウジング
5 洗濯槽
6 脱水槽
6a 小孔
7 排水口
8 トルクモータ
9 パルセータ
10 駆動機構
11 モータ
12 回転軸
14 軸受部
15 駆動軸
18 脱水軸
19 翼軸
20 クラッチ機構
21 上面板
22 イオン交換器
23 OHラジカル発生器
24 送風ダクト
25 第1給水バルブ
26 第2給水バルブ
27 水位センサ
28 制御部
30 高電圧発生装置
31 導電性細管
32 送風ファン
33 貯水タンク
34 リング状電極
35 水有無検出センサ

Claims (6)

  1. 水に高電圧を印加してナノサイズのOHラジカルを空気中に発生させるOHラジカル発生手段と、発生したOHラジカルを洗濯槽内に送風する送風手段と、一連の洗濯工程の所定の段階で前記OHラジカル発生手段と送風手段を駆動してOHラジカルを洗濯槽内に供給することにより洗濯物や洗濯槽の除菌・脱臭・有機物の汚れ分解を行う工程を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記OHラジカル発生手段を洗濯槽への給水部近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、洗濯槽内の洗濯物の量や質に応じて前記OHラジカル発生手段によるOHラジカル発生量を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記OHラジカル発生手段の使用水に含まれる金属成分を除去する金属成分除去手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の洗濯機。
  5. 前記OHラジカル発生手段の使用水の有無を検出する検出手段と、OHラジカル発生手段の駆動に先立って前記検出手段によってOHラジカル発生手段の使用水が無いことが検出された時に給水を行う給水手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の洗濯機。
  6. 前記制御手段は、前記OHラジカル発生手段のOHラジカル発生中はパルセータや脱水槽を動作させることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の洗濯機。
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