JP2005190366A - サービス処理装置、サービス処理システム、及び入力端末 - Google Patents

サービス処理装置、サービス処理システム、及び入力端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 入力端末に保持される指示書のデータサイズを小さくし、且つ指示書の管理作業を容易にする。
【解決手段】 ドキュメントの取り込みから加工、配信までの一連の処理の内容を示すルール情報65を制御装置30のルールプール70に格納しておき、文書共有ネットワークシステム1においてドキュメントの取り込みから加工、配信までの一連の処理を行う際には、ルールID61が記述された指示書60が入力端末50から制御装置30に送信されるようにした。制御装置30では、指示書認識部71で入力端末50から入力された指示書60を解析してルールID61を認識し、ルール取得部72で認識したルールID61に対応するルール情報65をルールプール70から選択し、ルール処理部73で当該選択したルール情報65に従って一連の処理がなされるように制御するようにした。
【選択図】 図6


Description

本発明は、サービス処理装置、サービス処理システム、及び入力端末に係り、特に、入力端末から文書データに関して行う処理の指示が記述された指示書が入力され、文書データに関して所定の処理を行うサービスを、入力された前記指示書に従ってネットワーク上で連携して処理するサービス処理装置、サービス処理システム、及びサービス処理装置に指示書を入力するための入力端末に関する。
従来、出力様式の設定など、複合機で設定すべき項目について所望の設定を記述したジョブテンプレート(以下、指示書という)を予め複数用意しておき、その指示書を指定し、必要に応じて設定値を変更してから処理を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、ユーザは、自分で各項目の設定作業を行わずとも、所望の設定がなされた指示書を選択するだけで、所望の結果を得ることができる。
また、スキャナ、ファクシミリ装置、複写機、又はこれらを複合した複合機、パーソナルコンピュータ、メールサーバ等をネットワークで相互に接続して、紙文書と電子情報の共有化を図ったワークフローシステムが提案されている。
そして、近年のインターネット技術の発達に伴い、それぞれ独立に開発されたアプリケーションを連携させて、より高度な業務処理を容易に構築するWebサービスが提案されている。Webサービスによってネットワーク上のアプリケーションをサービスコンポーネントとして利用し、より高度な業務システムを容易に構築することが可能になる。そして、これらのサービスを有機的に連携・組み合わせることで、新たなサービスを作ることも行われている。
このようなワークフローシステムでは、原稿を読取るスキャナやペーパレスFAX等の入力系から文書ファイルを取り込み、イメージ加工、文字認識等の処理系を経て、プリンタやメールサーバ等の出力系を介して文書ファイルを外部へ配信するまでの一連の処理を、ネットワーク上で連携して予め定義した順番で実行する(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4を参照。)。ワークフローシステムへのこのような一連の処理の実行指示は、複写機などの入力端末から所望の指示書を入力することで行われる。
そのため、指示書には、文書データの取り込みから加工、配信までの一連の処理の内容(各サービスへ依頼する処理の内容、入力パラメータ、各サービスの連携の仕方(ジョブフロー)など)も記述されるようになってきた。
ここで、ユーザが希望する処理内容は様々であるため、複合機等の指示書の入力を行う入力端末には、より多くの指示書を保持可能であることが望まれる。
特開平10−83263号公報 特開2002−99686号公報 特開2001−325389号公報 特開2001−195295号公報
しかしながら、指示書内に一連の処理の内容を全て記述すると、指示書1つ当たりのデータサイズが大きくなってしまうため、メモリ容量の問題により、入力端末に多数の指示書を保持させることはできないという問題があった。また、指示書のデータサイズが大きくなると、入力端末と該入力端末から指示書を受け取って処理する装置間の通信容量や通信時間もその分増え、通信コストが膨らんでしまうという問題もあった。
さらに、入力端末が複数ある場合、同一の一連の処理の内容が記述された指示書が複数の入力端末に保持されていることがあり、一連の処理の一部を変更したり、或いはある一連の処理が実行不能となり当該一連の処理を行う指示書を削除したい場合には、ユーザは、全ての入力端末について指示書の削除や内容変更といった編集作業を行う必要があり、管理作業効率が悪いという問題もあった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、入力端末に保持される指示書のデータサイズを小さくし、且つ管理作業効率の向上を図ることができるサービス処理装置、サービス処理システム、及び入力端末の提供を目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のサービス処理装置は、入力端末から文書データに関して行う処理が記述された指示書が入力され、入力された前記指示書に従って、文書データに関して所定の処理を行うサービスをネットワーク上で連携して処理するサービス処理装置であって、前記サービスで行う所定の処理のうちの少なくとも一部の処理内容が記述された内容情報が複数記憶される内容情報記憶手段と、前記入力端末から前記内容情報への第1のリンク情報を含んだ前記指示書を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記指示書に含まれる前記第1のリンク情報に対応する前記内容情報を前記内容情報記憶手段から選択する内容情報選択手段と、前記内容情報選択手段により選択された前記内容情報を参照しながら前記受信手段で受信した前記指示書に従った前記サービスを実行する実行手段と、を有することを特徴としている。
このサービス処理装置では、前記サービスで行う所定の処理のうちの少なくとも一部の処理内容が記述された複数の内容情報が内容情報記憶手段に記憶されており、この内容情報への第1のリンク情報を含んだ指示書が入力端末からサービス処理装置に入力される。サービス処理装置では、この指示書を受信手段で受信し、内容情報選択手段により、当該受信した指示書に含まれる第1のリンク情報に対応する内容情報を内容情報記憶手段から選択する。そして、実行手段により、この選択した内容情報を参照しながら、受信手段で受信した指示書に従ってサービス(すなわち文書データに関する所定の処理)が実行される。
これにより、指示書内に記述されるべき処理内容の少なくとも一部が切り出されて内容情報として内容情報手段に記憶されることになり、指示書内に当該内容情報へのリンクさせるための第1のリンク情報を代わりに記述しておけばよくなり、指示書のデータサイズを小さくすることができる。
また、内容情報をサービス処理装置で一括管理することになるので、内容情報に記述されている処理内容の変更については、入力端末が複数ある場合でも、全ての入力端末について内容変更作業を行わずとも、サービス処理装置の内容情報についてのみ内容変更作業を行うだけでよく、管理作業効率を向上させることができる。
なお、このサービス処理装置においては、請求項2に記載されているように、前記内容情報の編集を行う編集手段を更に有するようにすることもできる。
この場合、管理作業効率の更なる向上のためには、請求項3に記載されているように、前記内容情報記憶手段が、前記内容情報毎に、当該内容情報と前記第1のリンク情報によって対応付けられ且つ前記入力端末側に保持されている前記指示書への第2のリンク情報を更に記憶し、前記編集手段が、前記内容情報記憶手段に記憶されている前記第2のリンク情報に基づいて、編集対象の前記内容情報の参照を行う前記指示書を特定し、特定した指示書の編集を更に行うようにするとよい。この場合は、請求項4に記載されているように、前記第1のリンク情報を含む前記指示書を作成して前記入力端末に保持させると共に、当該作成して前記入力端末に保持させた前記指示書への前記第2のリンク情報を作成して前記内容情報記憶手段に記憶させるように制御する作成制御手段を更に備えるようにすれば、第1のリンク情報を含む指示書の生成と連動して、第2のリンク情報の作成記憶が自動的に行うことができる。
上記のサービス処理装置を用いることで、以下のようなサービス処理システムを実現可能である。すなわち、請求項5に記載のサービス処理システムは、文書データに関して所定の処理を行うサービスをネットワーク上で連携して処理するサービス処理システムであって、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のサービス処理装置と、前記第1のリンク情報を含んだ前記指示書を前記サービス処理装置に入力するための入力端末と、を有することを特徴としている。
このサービス処理システムによれば、入力端末から第1のリンク情報を含んだ指示書が上記のサービス処理装置に入力され、サービス処理装置では、上記と同様に、この指示書に従ってサービス(すなわち文書データに関する所定の処理)が実行すれるので、指示書のデータサイズを小さくすることができ、また管理作業効率を向上させることができる。
また、上記のサービス処理装置への指示書の入力には、以下の入力端末を用いることができる。すなわち、請求項6に記載の入力端末は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のサービス処理装置に前記指示書を入力するために用いられる入力端末であって、前記第1のリンク情報を含む前記指示書を複数記憶可能な指示書記憶手段と、前記指示書を指定するために操作される操作手段と、前記操作手段の***作により指定された指示書を前記指示書記憶手段から選択する指示書選択手段と、前記指示書選択手段により選択された前記指示書を前記サービス処理装置へ送信する送信手段と、を有することを特徴としている。
この入力端末によれば、第1のリンク情報を含む複数の指示書が指示書記憶手段に記憶されており、ユーザによる操作手段の操作によって所望の指示書が指定されると、指示書選択手段によって当該指定された指示書が指示書記憶手段から選択されて、送信手段から上記のサービス処理装置へ送信される。これにより、第1のリンク情報を含む所望の指示書をサービス処理装置へ入力することができるので、サービス処理装置に当該指示書に従ってサービス(すなわち文書データに関する所定の処理)を実行させることができる。よって、指示書のデータサイズを小さくすることができ、また管理作業効率を向上させることができる。
以上説明したように本発明によれば、入力端末に保持される指示書のデータサイズを小さくし、且つ管理作業効率の向上を図ることができるという優れた効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る文書共有ネットワークシステム1の概略的な構成を示す図である。
上記文書共有ネットワークシステム1は、プリント機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を兼ね備えた複数の複合機10と、電子メールの送受信等を行うメールサーバ20と、複数の端末装置25と、ドキュメントを所定の取り込み先から取り込んで所定の加工を施した後、所定の配信先に配信する制御を行う本発明のサービス処理装置としての制御装置30と、を備えている。ここにいうドキュメントは、本発明の文書データに対応し、主に文書に関するイメージデータであるが、加工処理の状態に応じてテキストデータを含むものであってもよく、特に限定されるものではない。
複合機10、メールサーバ20、各端末装置25及び制御装置30は、ネットワーク5を介して相互に接続されている。なお、ネットワーク5には、図示しないが、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置がそれぞれ接続されてもよい。
図2は、文書共有ネットワークシステム1の処理の概要を説明する図である。複合機10、メールサーバ20及び端末装置25は、ネットワーク5を介して相互に接続されているものの、通常は独立して動作する。そこで、制御装置30は、文書共有ネットワークシステム1における取り込み先、加工方法、配信先を設定し、ドキュメントの取り込み、加工及び配信までの一連の処理を自動化/定型化する、「コアサービス」を提供するものである。
ここで、一連の処理を自動化/定型化するための定義したものを「ルール」といい、このルールが本発明のサービスに対応する。また、取り込み、加工方法、配信のそれぞれの特定の機能を提供するアプリケーションプログラムを、入力系プラグイン、処理系プラグイン、出力系プラグインという。
図3は、複合機10の構成を示すブロック図である。
複合機10は、入力系プラグインや出力系プラグインの機能を提供し得るものであり、原稿に記録された画像を読み取るスキャナ部11と、感光体に静電潜像を記録し、静電潜像をモノクロトナーまたはカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録紙に転写して出力するプリンタ部12と、ファクシミリ電文の送受信を行うファクシミリ(以下「FAX」という。)部13とを備えている。
複合機10は、さらに、全体を制御するコントローラ14と、スキャナ部11で読み取られた画像データやネットワーク5を介して受信した画像データ、FAX受信電文のデータ等を記憶するメモリ15と、アイコンを有する操作画面を表示すると共にアイコンへの接触に応じて操作情報を入力する表示パネル16と、データを入出力するための入出力ポート17と、ネットワークに接続された機器と通信を行う通信制御ユニット18とを備えている。
スキャナ部11、プリンタ部12、FAX部13、コントローラ14、メモリ15、表示パネル16及び入出力ポート17は、バスを介して相互に接続されている。入出力ポート17は、通信制御ユニット18を介してネットワーク5に接続されている。なお、スキャナ部11は、FAX部13の一部として組み込まれてもよい。
また、複合機10は、メモリ15の所定記憶領域が複数の親展BOX15Bとして仕切られており、各親展BOX15Bは、BOX番号(例えばBOX番号1〜300)により管理されている。複合機10は、スキャナ部11でスキャニングしたドキュメントやFAX部で受信したドキュメントにファイル名を付けて、親展BOX15Bに保存し、当該親展BOX15に対して予め設定された送信先へ送信することもできるようになっている。
メールサーバ20は、入力系プラグインや出力系プラグインの機能を提供し得るものであり、ネットワーク5に接続された各端末装置25の電子メールの送受信を行うサーバである。
端末装置25は、入力系プラグイン、処理系プラグイン及び出力系プラグインの機能を提供し得るものであり、いわゆるパーソナルコンピュータである。端末装置25は、例えばメールサーバ20を介して外部と電子メールの送受信を行ったり、ファイルフォルダにドキュメントを保管したり、ドキュメントに対して所定の画像処理を行う。
制御装置30は、ワークフローとしてのルールを設定したり、ルールに基づいてドキュメントの取り込み、加工及び配信までの一連の処理を実行するものである。なお、制御装置30は、処理系プラグインになってもよい。
図4は、制御装置30の構成を示すブロック図である。
制御装置30は、全体を制御するCPU(Central Processing Unit)31、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM(Random Access Memory)32、CPU31の制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)33、ルールを設定するためのルール設定画面などを表示するディスプレイ34、CD−ROMドライブ35を備えている。
制御装置30は、さらに、ドキュメントの取り込み、加工及び配信までの一連の処理を自動化/定型化するためのプログラム、処理系プラグインとして機能するためのアプリケーションプログラムや所定のデータ等を記憶したり読み出すハードディスクドライブ36、文章や記号等を入力するキーボード37、ポインティングデバイスであるマウス38、これらが接続されたインタフェース39、入出力ポート40及び通信制御ユニット41を備えている。
CPU31、RAM32、ROM33、インタフェース39及び入出力ポート40は、ネットワーク5に接続された複合機10等の他の機器と通信を行う通信制御ユニット41に接続されている。
なお、キーボード37は、ディスプレイ34に様々な設定画面が表示されたときに、オペレータの指示する情報を直接入力するときに用いられる。また、マウス38は、ディスプレイ34に様々な設定画面が表示されたときに、表示されたものを選択したり、設定指示の内容を入力するとき使用される。
[ルールの一例]
図5は、制御装置30によって入力系プラグイン、処理系プラグイン、出力系プラグインを任意に組み合わせて生成することができるルールの一例を説明する図である。
例えば、ルール1は、複数の入力系プラグイン(FAX受信サービス、ファイルフォルダ、スキャンサービス)からドキュメントを取り込み、複数の処理系プラグイン(イメージ加工、光学文字認識(OCR)、属性付与/分配)を経て、これらの処理を経たドキュメントを複数の出力系プラグイン(ファイルフォルダ、プリント出力)に配信することを定義している。
ルール2は、ファイルフォルダ及びMail_MAPI入力からドキュメントを取り込み、イメージ加工、属性付与/分配の処理を経て、処理済みのドキュメントを外部サービス連携フォルダに配信することを定義している。
ルール3は、ファイルフォルダからドキュメントを取り込み、イメージ加工、OCR連携モジュール、属性付与/分配の処理を経て、処理済みのドキュメントをファイルフォルダに配信することを定義している。
ルール4は、所定のBOX番号の親展BOX15Bからドキュメントを取り込み、自動成立、OCR、ファイル名生成・付与、画像&テキストのバインドの処理を経て、これらの処理を経たドキュメントを複数の出力系プラグイン(ファイルフォルダ、プリント出力)に配信することを定義している。
なお、ルール1からルール4は、各処理系プラグインの前後において次の処理に必要なフォーマット(FMT)変換を行っている。
ここで、入力系プラグインとしては、図5に示すように、例えばFAX受信サービス、ファイルフォルダ、スキャンサービス、Mail_SMTP入力、POPクライアント、Mail_MAPI入力などがある。また、図1に示す親展ボックスも該当する。
処理系プラグインとしては、イメージ加工、OCR、属性付与/分配、OCR連携モジュール等がある。
出力系プラグインとしては、例えばファイルフォルダ、外部サービス連携フォルダ、ftp出力、ファイルメッセージ、Mail_SMTP出力、Mail_MAPI出力などがある。なお、入力系、処理系及び出力系の各プラグインは、上述したものに限定されるものではない。
[機能構成]
図6に、文書共有ネットワークシステム1の機能構成を示す。図6に示すように、文書共有ネットワークシステム1は、入力端末50及び制御装置30間で通信を行うようになっている。なお、入力端末50には、複合機10、メールサーバ20及び端末装置25を用いることができる。以下では、具体的に複合機10を入力端末50として用いる場合を例に説明する。
文書共有ネットワークシステム1では、制御装置30において、入力端末50から入力されたドキュメントを取り込んで、当該ドキュメントに対する加工及び配信までの一連の処理を制御する。そのために、入力端末50及び制御装置30間では、指示書60の授受が行われるようになっている。
指示書60とは、ドキュメントに対して行う処理内容を示す各種パラメータ情報が記述されたデータであり、例えばXML(eXtensible Markup Language)形式のファイルで構成することができる。
具体的には、指示書60内には、図7に示すように、<スキャンパラメータ>、<その他サービスの呼び出し>、<文書共有サービスの呼び出し>のパラメータ情報が記述される。
<スキャンパラメータ>は、複合機10がスキャナ部11によって原稿を読取って、該読取りによって得たドキュメントをメモリ15内に格納する処理内容を指示するためのパラメータであり、原稿読取時のカラー(白黒読取/カラー読取)や、読取によって得たドキュメントの格納場所が指定される。
<その他サービスの呼び出し>は、入力端末50が有するその他の機能、ここでは入力端末50が複合機10であるので、プリント、FAX送信、メール送信、ファイル出力等の機能を呼び出して実行を指示するためのパラメータであり、呼び出す機能と、当該機能でドキュメントに施す処理内容が指定される。
<文書共有サービスの呼び出し>は、文書共有ネットワークシステム1におけるサービス、すなわち制御装置30にルールに従った一連の処理の実行を指示するためのパラメータであり、実行を指示するルールに対応するルールID61、一連の処理の実行後のドキュメント(ファイル)の出力先、指示書60の送出先となるルールに従った処理を実行する制御装置30(IP(Internet Protocol)アドレスなど)が指定される。また、<文書共有サービスの呼び出し>には、実行を指示するルールで行われる処理の概要を説明するコメントも記述される。
入力端末50は、図6に示すように、上記のような指示書60を複数格納するための指示書情報記憶手段としての指示書プール51と、指示書60の格納・読み出し・実行を行う指示書管理部52と、ネットワーク5を介して制御装置30と各種情報の授受を行う通信部53と、当該入力端末50が元々有している機能モジュール54と、ユーザが各種情報・指示入力を行うためのUI(ユーザインタフェース)55と、を備えている。入力端末50が複合機10である場合には、コントローラ14で所定の制御処理を実行することにより、図3に示したハードウェア資源を利用して上記各部の機能が構築されることになる。具体的には、指示書プール51にはメモリ15の所定記憶領域が用いられ、機能モジュール54はスキャナ部11、プリンタ部12、FAX部13を用いて構成されるスキャナ機能、プリンタ機能、FAX送信・受信機能などがあり、UI55は表示パネル16を用いて構成される。
指示書管理部52は、指示書プール51、通信部53、機能モジュール54、及びUI55と接続されている。ユーザは、UI55を介して、指示書管理部52によって管理されている指示書プール51中の各種指示書60の中から所望の指示書60を選択して実行を指示したり、必要に応じてスキャンパラメータなどを変更する。すなわち、UI55が本発明の操作手段に対応する。
指示書管理部52は、UI55からの指示書60の実行指示の入力を受けて、実行が指示された指示書60を指示書プール51から選択して読み出す。そして、当該読み出した指示書60を解釈(デコード)して、当該指示書60の記述内容に従って、機能モジュール54を動作させたり、通信部53から制御装置30へ向けて指示書60を送信させて制御装置30を指示書60の記述内容に従って動作させる。指示書管理部52が本発明の指示書選択手段、通信部53が本発明の送信手段としての機能を担っている。
また、指示書管理部52は、UI55を介して入力されたユーザから指示に応じて、指示書プール51から読み出した指示書60内の自装置で行う処理に関するパラメータ、すなわちスキャンパラメータの設定を必要に応じて変更することもできる。なお、このために、指示書60にはスキャンパラメータ設定変更を行うためのGUI画面の情報が予め含まれており、この情報に基づいてGUI画面をUI55に表示して、ユーザのスキャンパラメータの設定変更を受け付ける。指示書60をXML形式のファイルとすることで、このようにGUI画面を表示させることも容易である。
また、UI55と通信部53とも接続されており、入力端末50では、通信部53を介して制御装置30から受信した情報をUI55に表示したり、UI55から入力された情報を通信部53を介して制御装置30へ送信することもできる。
一方、制御装置30は、本発明の内容情報として各種のルールを表す情報(以下、ルール情報)65が格納された本発明の内容情報記憶手段としてのルールプール70と、指示書60中に記載されているルールID61を認識する指示書認識部71と、ルールID61に対応するルール情報65をルールプール70から取得するルール取得部72と、ルール情報65で示されているルールを実行するルール処理部73と、指示書60やルール情報65の作成・編集を行う作成・編集部74と、ネットワーク5を介して入力端末50と各種情報の授受を行う通信部75と、ユーザが各種情報・指示入力を行うためのUI76と、を備えている。
なお、制御装置30では、CPU31でのプログラムの実行により図4に示したハードウェア資源を利用して上記各部の機能が構築され、ルールプール70にはハードディスクドライブ36や図示しない外部記憶媒体の所定記憶領域が用いられ、UI76はディスプレイ34、キーボード37、及びマウス38を含んで構成される。
指示書認識部71は、通信部75と接続されており、通信部75により入力端末50から送信されてきた指示書60を受信した場合に、当該受信した指示書60を通信部75から受け取る。したがって、通信部75が本発明の受信手段としての機能を担っている。そして、指示書認識部71は、この指示書60を解釈(デコード)して、指示書60中に記載されているルールID61を認識する。
指示書認識部71は、ルール取得部72にも接続されており、認識したルールID61をルール取得部72に通知する。ルール取得部72は、ルールプール70及びルール処理部73と接続されており、指示書認識部71から通知されたルールIDに対応するルール情報65をルールプール70から読み出して、ルール処理部73に渡す。したがって、ルール処理部72が本発明の内容情報選択手段に対応する。
ルール処理部73は、本発明の実行手段として機能するものであり、ルール取得部72から渡されたルール情報65で示されているルールを実行する。また、このルール処理部73は、通信部75と接続されており、ルール実行結果を通信部75を介して入力端末50へ通知することもできる。
作成・編集部74は、通信部75及びUI76と接続されている。また、作成・編集部74は、ルールプール70にアクセス可能に接続されている。ルールプール70には、各ルールを表すルール情報65の他に、それぞれのルールと関連する指示書60を示す関連付け情報66(後述)も格納される。すなわち、ルールプール70には、ルール毎にルール情報65及び関連付け情報66が格納されることになる
作成・編集部74は、UI76、又は通信部75を介して入力端末50側のUI55からの入力指示に従って、ルールや指示書の作成・編集を行うものである。なお、編集には内容変更のほか、削除も含むものとする。
具体的に、作成・編集部74は、ルールを作成する際には、入力指示に基づいてルール情報65を生成してルールプール70に格納する。また、指示書を作成する場合は、入力指示に基づいて指示書60を作成し、当該作成した指示書60を入力端末50へ送信すると共に、当該作成した指示書60内で記述したルールID61に対応するルールを特定し、ルールプール70内の該特定したルールの関連付け情報66として、当該作成した指示書60に関する情報を追加する。また、ルールを編集する場合には、入力指示に基づいて、編集対象のルールに対応するルール情報65の内容変更や削除を行うと共に、編集対象のルールに対応する関連付け情報66に基づいて当該ルールに関連する指示書60を特定し、通信部75を介して入力端末50と通信を行って、該特定した指示書60の内容変更や削除を行う。
[ルールID及び関連付け情報]
次に、ルールID61及び関連付け情報66を具体的に説明する。
ルールID61は、対応するルール情報65へのリンク情報(本発明の第1のリンク情報に対応)であり、ネットワーク上の各種データの中から対応するルール情報65を特定するために用いるものである。例えば、ルールID61は、対応するルール情報65の格納場所(すなわち制御装置30)を示す情報と、当該格納場所内でそのルール情報65を他の情報から識別するための識別情報とから構成することができる。格納場所を示す情報としては、制御装置30のURI(Uniform Resource Identifiers)やIPアドレスを用いることができ、当該格納場所内の各ルール情報65の識別情報として一連番号を付与したり、ユーザがユニークな名前を任意に付けることが考えられる。すなわち、ルールID61は、「制御装置30のURI+一連番号」、「制御装置30のIPアドレス+一連番号」、「制御装置30のURI+名前」、或いは「制御装置30のIPアドレス+名前」等のように定められる。
また、関連付け情報66は、対応するルールと関連がある指示書60へのリンク情報で(本発明の第2のリンク情報に対応)あり、ネットワーク上の各種データの中から対応するルールと関連がある指示書60(すなわち対応するルールID61が記述されている指示書60)を特定するために用いるものである。例えば、関連付け情報66は、当該指示書60の格納場所(すなわち入力端末50)を示す情報と、当該格納場所内でその指示書60を他の情報から識別するための識別情報とから構成することができる。格納場所を示す情報としては、入力端末50のURIやIPアドレスを用いることができ、当該格納場所内の各指示書60の識別情報として一連番号を付与したり、当該指示書の作成者とその作成日時を用いることが考えられる。すなわち、関連付け情報66は、「入力端末50のURI+一連番号」、「入力端末50のIPアドレス+一連番号」、「入力端末50のURI+作成者+作成日時」、或いは「入力端末50のIPアドレス+作成者+作成日時」等のように定められる。
[作用]
次に、本実施の形態の作用を説明する。以下、複合機10を入力端末50として用いる場合を例に説明する。図8に、入力端末50で実行される処理、図9、10に制御装置30で実行される処理を示す。
まず、入力端末50(複合機10)で原稿を読取り、該読取により得たドキュメントに対して所望のルールに従った一連の処理を施す場合を説明する。この場合、ユーザは、入力端末50(複合機10)に原稿をセットすると共に、UI55を操作して指示書選択メニューを選択する。
入力端末50は、図8に示すように、ユーザによって指示書選択メニューが選択されると、ステップ100からステップ102に進み、UI55を介してユーザによる所望の指示書60の選択を受け付ける。具体的には、指示書プール51に格納中の指示書60一覧や、それぞれの指示書60の記述内容をUI55に表示して、所望の指示書の選択及び該実行指示の入力を受け付ける。
ここで、一連の処理の詳細についてはルール情報65側に記載したため、指示書60内にはその代わりにルールID61が記載されている。このルールID61だけでは、各指示書60が如何なる一連の処理を行うものであるのをユーザが判別するのは困難であるが、本実施形態では、前述したように指示書60内に処理の概要を説明するコメントを含めたので、指示書60の内容表示時にこのコメントを表示させることができ、ユーザはこのコメントを確認することで容易に所望の指示書を選択可能である。
そして、ユーザによって指示書60が選択され、該選択した指示書の実行指示が入力されると、次のステップ104に進み、指示書管理部52によって、ユーザにより選択された指示書60を指示書プール51から読み出す。このとき、必要に応じて、ユーザからのスキャンパラメータの設定変更指示をUI55を介して受け付け、受け付けた設定変更指示に従って、指示書プール51から読み出した指示書60のスキャンパラメータを変更することも可能である。
そして、指示書管理部52は、次のステップ106で、読み出した指示書60を解釈し、<スキャンパラメータ>で指定されている指定内容に従って、スキャン機能に対応する機能モジュール54を動作させて原稿を読取らせ、その結果得たドキュメントを指定された格納場所に格納する。これにより、ドキュメントが文書共有ネットワークシステム1に入力されることになる。
その後は、<その他サービスの呼び出し>の指定がなされていなければ、次のステップ108からステップ112に進むが、<その他サービスの呼び出し>が指定されている場合には、次のステップ108からステップ110に進み、該当する機能モジュール54を呼び出して、指定された格納場所に格納したドキュメントに対して、指定内容に従った処理を実行した後、ステップ112に進む。
ステップ112では、<文書共有サービスの呼び出し>の指定内容に従って、当該指示書60を、通信部53からIP(Internet Protocol)アドレスなどで指定された制御装置30へ向けて送信させる。これにより、指示書60に記載されているルールID61に対応するルールに従って、文書共有ネットワークシステム1においてドキュメントの取り込みから加工、配信までの一連の処理を行なうように制御装置30に指示することになる。
制御装置30は、図9に示すように、入力端末50からの指示書60を通信部75で受信すると、ステップ200からステップ202に進み、指示書認識部71において当該受信した指示書60を解釈し、指示書中に記載されているルールID61を認識する。そして、次のステップ204で、ルール取得部72において、このルールID61に対応するルール情報65をルールプール70から読み出す。
ルールプール70から読み出されたルール情報65はルール処理部73に渡され、次のステップ206で、ルール処理部73において、当該ルール情報65を解釈してルールを実行する。すなわち、当該ルールに従って、入力系プラグインからドキュメントを取り込み、取り込んだドキュメントを処理系プラグインで処理し、処理したドキュメントを出力系プラグインに配信するように制御する。なお、通常は、入力系プラグインからのドキュメントの取り込みは、<スキャンパラメータ>により指定された格納場所から該当するドキュメントを取り込むことになる。
そして、最後にステップ208で、ルールの実行結果を示す情報を通信部75を介して入力端末50へ送信する。これにより、ルール実行結果が入力端末50に通知されることになる。このルールの実行結果を示す情報は、入力端末50の通信部53で受信される。
入力端末50は、図8のステップ112で指示書60を送信した後は、制御装置30からのルールの実行結果を示す情報を受信するまで待機しており、該情報を受信すると、次のステップ114からステップ116に進み、受信したルールの実行結果を示す情報をメモリ15の所定領域などに記憶したり、或いはUI55(表示パネル16)に表示させるなどして、処理を終了する。なお、ルール実行結果を示す情報は、ユーザにより予め指定されたメールアドレスなどに送信するようにしてもよい。
次に、ユーザの指示に応じて、指示書を作成したり、ルールを編集する場合の処理について説明する。この場合の指示入力は、入力端末50及び制御装置30の何れのUIからでも行なうことができるが、以下では、ユーザが入力端末50のUI55を操作する場合を例に説明する。
ユーザは、指示書を作成したい場合、UI55を操作して指示書作成メニューを選択する。
入力端末50は、図8に示すように、ユーザによって指示書作成メニューが選択されると、ステップ100からステップ120、ステップ122と進み、通信部53から制御装置30へ向けて指示書作成要求を送信する。
制御装置30は、図9に示すように、通信部75で入力端末50からの指示書作成要求を受信すると、ステップ200からステップ220、ステップ222と進み、作成・編集部74により、指示書60を作成するためのGUI画面となるデータ(例えばHTML形式やXML形式のデータ)を通信部75を介して入力端末50へ送信する。
入力端末50は、このデータを通信部53で受信すると、図8のステップ124からステップ126に進み、UI55において、受信データに基づいてGUI画面を表示し、ユーザからの指示書60に記述すべき各パラメータの設定を受け付ける。ユーザは、UI55を操作して、表示されたGUI画面上で所望のパラメータを設定する。
このとき、ユーザがルールを使用する指示書60を作成したい場合には、入力端末50と制御装置30間の通信が適宜行われて、ルールプール70に格納されている各ルール情報65に関する情報をUI55に表示し、ユーザによる所望のルールの選択を受け付ける。そして、ユーザがUI55を操作して、所望のルールを選択したら、当該選択されたルールに対応するルールID61、コメント等が<文書共有サービスの呼び出し>のパラメータとして設定されることになる。そして、ユーザによってパラメータが設定されたら、次のステップ128に進み、当該パラメータ設定結果を示す情報が通信部53から制御装置30へと送信される。
制御装置30は、図9のステップ222でGUI画面のデータを送信した後、入力端末50からのパラメータ設定結果を示す情報を通信部75で受信すると、次のステップ224からステップ226に進み、作成・編集部74において、該受信情報に基づいて指示書60を作成し、作成した指示書60を通信部75から入力端末50へ送信させる。なお、指示書60がルールを使用するものである場合は、作成した指示書60中にはルールID61が記載されている。
入力端末50では、図8のステップ128でパラメータ設定結果を示す情報を送信した後は、制御装置30からの指示書60を通信部53で受信したら、次のステップ130からステップ132に進み、指示書管理部52により、該受信した指示書60を指示書プール51に格納する。このとき、指示書管理部52では、連番など、該指示書60を識別するための識別符号の付与も行う。これにより、入力端末側の処理は終了する。
一方、制御装置30では、図9のステップ226で指示書60を作成して送信した後は、該作成した指示書60中にルールID61を記載した場合には、次のステップ228からステップ230に進み、当該ルールID61に対応するルールの関連付け情報として、新規作成した指示書の関連付け情報66を生成して、ルールプール70に記憶(追加)して処理を終了することになる。これにより、特定したルールに新規作成した指示書60が関連付けられることになる。なお、関連付け情報66に用いる指示書60の識別情報については、入力端末50と通信を行ない、入力端末50側の指示書管理部52から得ることができる。
また、ステップ226で作成した指示書60中にルールID61を記載しなかった場合は、ステップ228で否定判定されて、制御装置30は、関連付け情報の追加を行わずに、そのまま処理を終了する。
また、ユーザは、ルールを編集したい場合、UI55を操作して編集メニューを選択する。
入力端末50は、図8に示すように、ユーザによって編集メニューが選択されると、ステップ100からステップ120、ステップ140、ステップ142と進み、通信部53から制御装置30へ向けて編集要求を送信する。
制御装置30は、図9に示すように、入力端末50からの編集要求を通信部75で受信すると、ステップ200から、ステップ220、ステップ240と進み、ステップ240から図10のステップ242に進む。ステップ242では、作成・編集部74により、ルールを編集するためのGUI画面となるデータ(例えばHTML形式やXML形式のデータ)を通信部75を介して入力端末50へ送信する。
入力端末50は、このデータを通信部53で受信すると、図8の次のステップ144からステップ146に進み、UI55において、該受信データに基づいてGUI画面を表示し、ユーザからのルールの編集指示を受け付ける。ユーザは、UI55を操作して、表示されたGUI画面上で編集対象のルール及びその編集内容を指定することにより、ルールの編集指示を行う。そして、入力端末50は、ユーザからのルール編集指示を受けると、次のステップ148に進み、該編集指示を示す情報を通信部53から制御装置30へ送信する。
制御装置30は、図10のステップ242でGUI画面のデータを送信した後、編集指示を示す情報を通信部75で受信すると、作成・編集部74により、当該受信情報を解釈し、ルール削除を指示するものであれば、次のステップ244からステップ246、ステップ248と進み、受信情報が示す指示に従って、ルールプール70内の対応するルール情報65を削除する。これにより、ユーザにより指定されたルールが削除される。
そして、次のステップ250で、作成・編集部74において、ルールプール70内の削除したルールの関連付け情報66を参照して、該削除したルールと関連付けられている指示書60を特定し、この特定した指示書60の削除指示を入力端末50へ送信する。前述したように、関連付け情報66には指示書60の格納場所を示す情報が含まれているので、作成・編集部74は、入力端末50が複数存在する場合でも、この関連付け情報66から指示書の削除指示を送信すべき入力端末50を把握することができる。そして次のステップ252で、ルールプール70内から削除したルールの関連付け情報66も削除して処理を終了する。
入力端末50は、図8のステップ148で編集指示を送信後、制御装置30からの指示書60の削除指示を通信部53で受信すると、次のステップ150からステップ152に進む。ステップ152では、指示書管理部52により、受信した削除指示に従って、指示書プール51から対応する指示書60を削除して処理を終了する。これにより、制御装置30では、ルールを削除した場合には、関連付け情報66から、入力端末50の指示書プール51の中から、削除したルールに対応するルールID61が記述されている指示書60を特定し、その指示書60を削除することができることになる。
また、制御装置30は、作成・編集部74により受信情報を解釈した結果、内容変更を指示するものであった場合は、図8のステップ244からステップ246、ステップ254と進み、受信情報が示す指示に従って、ルールプール70から対応するルール情報65を読み出して、その内容を変更する。そして、次のステップ256で、作成・編集部74では、ルールプール70内の編集したルールの関連付け情報66を参照して、該編集したルールと関連付けられている指示書60を特定し、この特定した指示書60の編集指示を入力端末50へ送信して処理を終了する。なお、指示書60の編集が不要な場合には、ステップ256の処理は省略可能である。
入力端末50は、図8のステップ148で編集指示を送信後、制御装置30からの指示書60の編集指示を通信部53で受信すると、次のステップ150からステップ154、ステップ156と進む。ステップ156では、指示書管理部52により、受信した編集指示に従って、指示書プール51内の対応する指示書60を編集して処理を終了する。ステップ156で行う指示書60の編集では、例えば、指示書60内のスキャンパラメータなどを変更したり、指示書60内のルールID61の記述を削除したり、指示書60内のコメント内容を変更したり、指示書60自体を削除したりする。これにより、制御装置30では、関連付け情報66から、入力端末50の指示書プール51に格納されているルールID61が記述されている指示書60を特定し、その指示書60を編集することができることになる。
このように本実施の形態では、ドキュメントの取り込みから加工、配信までの一連の処理の内容を示すルール情報65を制御装置30のルールプール70に格納しておき、文書共有ネットワークシステム1においてドキュメントの取り込みから加工、配信までの一連の処理を行う際には、ルールID61が記述された指示書60が入力端末50から制御装置30に送信されるようにした。制御装置30では、指示書認識部71で入力端末50から入力された指示書60を解析してルールID61を認識し、ルール取得部72で認識したルールID61に対応するルール情報65をルールプール70から選択し、ルール処理部73で当該選択したルール情報65に従って一連の処理がなされるように制御するようにした。
これにより、指示書60内に記述されるべき一連の処理の内容を示す部分が切り出されてルール情報65として制御装置30側に保持されることになり、入力端末50側に保持される指示書60内には、一連の処理の内容を記述する代わりに、ルール情報65へのリンク情報となるルールID61を記述するだけで済むので、指示書60のデータサイズを小さくすることができる。よって、入力端末50の指示書プール51に多数の指示書60を保持させることが可能となり、また、入力端末50及び制御装置30間の通信容量及び通信時間を低減することができる。
また、制御装置30において、各種一連の処理の内容(ルール)を示すルール情報65を一括管理することになるので、入力端末50が複数ある場合の管理作業効率を向上させることができる。
例えば、一連の処理内容の変更などルール情報65の編集を行いたい場合、たとえ入力端末50が複数有ったとしても、ユーザは、制御装置30に保持されている対応するルール情報65を編集するだけで済み、全ての入力端末50について内容変更作業を行わずともよい。
また、各ルールのルール情報65と共に当該ルールと関連する指示書60へのリンク情報となる関連付け情報66も制御装置30に保持させ、制御装置30において、各ルールと関連する指示書60を特定可能にした。これにより、ルール編集の際に、入力端末50側に保持されている関連する指示書60を特定し、該関連する指示書60の編集を行うことができ、管理作業効率を更に向上させることができる。
例えば、上記で説明した如く、不要なルールを削除する場合には、ルール情報65の削除のみならず、関連する指示書60を特定して自動的に削除することができる。また、一連の処理の内容(ルール情報65の内容)を変更した場合には、関連する指示書60を特定して、該関連する指示書60内のルールID61の記述を削除して、指示書60とルール情報65とのリンクを自動的に削除することもできる。また、ルール編集時に指示書60内に記載されている他の記述(スキャンパラメータ等)内容の変更したい場合も、関連付け情報66から指示書60を特定し、指示書60を任意に編集することも可能にである。
なお、上記では、ドキュメントの取り込みから加工、配信までの一連の処理の全内容をルール情報65に記述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一連の処理のうちの少なくとも一部の処理の内容をルール情報65に記述して、指示書60に記述すべき情報量を減らすことができればよい。
本発明の実施の形態に係る文書共有ネットワークシステムの概略図である。 文書共有ネットワークシステムの処理の概要を説明する図である。 複合機の構成を示す図である。 制御装置の構成を示す図である。 入力系プラグイン、処理系プラグイン、出力系プラグインを任意に組み合わせて生成することができるルールの一例を説明する図である。 文書共有ネットワークシステムの機能構成を示す図である。 指示書の記述内容の一例を示す図である。 入力端末(複合機)で実行される処理を示すフローチャートである。 制御装置で実行される処理の一部を示すフローチャートである。 制御装置で実行される処理の残りの一部を示すフローチャートである。
符号の説明
1 文書共有ネットワークシステム
5 ネットワーク
10 複合機
20 メールサーバ
25 端末装置
30 制御装置
50 入力端末
51 指示書プール
52 指示書管理部
53 通信部
54 機能モジュール
60 指示書
61 ルールID
65 ルール情報
66 関連付け情報
70 ルールプール
71 指示書認識部
72 ルール取得部
73 ルール処理部
74 作成・編集部
75 通信部

Claims (6)

  1. 入力端末から文書データに関して行う処理が記述された指示書が入力され、入力された前記指示書に従って、文書データに関して所定の処理を行うサービスをネットワーク上で連携して処理するサービス処理装置であって、
    前記サービスで行う所定の処理のうちの少なくとも一部の処理内容が記述された内容情報が複数記憶される内容情報記憶手段と、
    前記入力端末から前記内容情報への第1のリンク情報を含んだ前記指示書を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記指示書に含まれる前記第1のリンク情報に対応する前記内容情報を前記内容情報記憶手段から選択する内容情報選択手段と、
    前記内容情報選択手段により選択された前記内容情報を参照しながら前記受信手段で受信した前記指示書に従った前記サービスを実行する実行手段と、
    を有することを特徴とするサービス処理装置。
  2. 前記内容情報の編集を行う編集手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス処理装置。
  3. 前記内容情報記憶手段が、前記内容情報毎に、当該内容情報と前記第1のリンク情報によって対応付けられ且つ前記入力端末側に保持されている前記指示書への第2のリンク情報を更に記憶し、
    前記編集手段が、前記内容情報記憶手段に記憶されている前記第2のリンク情報に基づいて、編集対象の前記内容情報の参照を行う前記指示書を特定し、特定した指示書の編集を更に行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載のサービス処理装置。
  4. 前記第1のリンク情報を含む前記指示書を作成して前記入力端末に保持させると共に、当該作成して前記入力端末に保持させた前記指示書への前記第2のリンク情報を作成して前記内容情報記憶手段に記憶させるように制御する作成制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載のサービス処理装置。
  5. 文書データに関して所定の処理を行うサービスをネットワーク上で連携して処理するサービス処理システムであって、
    請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のサービス処理装置と、
    前記第1のリンク情報を含んだ前記指示書を前記サービス処理装置に入力するための入力端末と、
    を有することを特徴とするサービス処理システム。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のサービス処理装置に前記指示書を入力するために用いられる入力端末であって、
    前記第1のリンク情報を含む前記指示書を複数記憶可能な指示書記憶手段と、
    前記指示書を指定するために操作される操作手段と、
    前記操作手段の***作により指定された指示書を前記指示書記憶手段から選択する指示書選択手段と、
    前記指示書選択手段により選択された前記指示書を前記サービス処理装置へ送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする入力端末。
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