JP2005188926A - こんろバーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】こんろバーナにおいて、製造が容易で安価にすること、また燃焼性がよくて熱効率が高く省エネが得られること。
【解決手段】上面に開口を設けた環状頭部を有するバーナボディ1と、前記バーナボディ1の環状頭部に着脱自在に載置し中心側に向かって放射状に円周等間隔に炎口7を配設したバーナキャップ2を備え、前記バーナキャップ2の内側で前記バーナボディ1と嵌合する円周の一部に凹部28を設け、前記凹部28の側面に点火用炎口30を設けると共に立消え安全装置31を配設している。
【選択図】図12
【解決手段】上面に開口を設けた環状頭部を有するバーナボディ1と、前記バーナボディ1の環状頭部に着脱自在に載置し中心側に向かって放射状に円周等間隔に炎口7を配設したバーナキャップ2を備え、前記バーナキャップ2の内側で前記バーナボディ1と嵌合する円周の一部に凹部28を設け、前記凹部28の側面に点火用炎口30を設けると共に立消え安全装置31を配設している。
【選択図】図12
Description
本発明は、ガス調理器具に搭載するこんろバーナに関する。
従来、こんろバーナは、図14に示すように、バーナボディ1上面に、バーナキャップ2を載置し、外炎33と内炎34を燃焼させ、調理加熱をおこなっていたが、図15に示されているように、バーナボディ1上面に、火炎が上向き噴きだしとなる炎孔35を設けたバーナキャップ2を載置し、熱効率の向上、省エネに対処するこんろバーナが開発されてきた。
しかしながら、上記の構成では、バーナキャップ2は鍛造による成形加工に炎孔部は切削加工という製造面での難しさ、コスト高という問題、さらには中央2次空気通過孔よりの2次空気をいかに多く取り入れるかという燃焼面での難しさがあった。
本発明は、省エネ・熱効率の向上を図りながら、燃焼性が良好でありかつ製造面で造りやすく、安価にすることを目的とする。
この課題を解決するために本発明は、上面に開口を設けた環状頭部を有するバーナボディと、前記バーナボディの環状頭部に着脱自在に載置し中心側に向かって放射状に円周等間隔に炎口を配設したバーナキャップを備え、前記バーナキャップの内側で前記バーナボディと嵌合する円周の一部に凹部を設け、前記凹部の側面に点火用炎口を設けると共に立消え安全装置を配設したものであり、バーナキャップの上面に放射状に形成した炎口で火炎を形成するバーナの一部に点火用炎口を設けた構成としているため、炎口部を含めすべてプレス加工できる構成となり、製造面で造りやすく安価にすることができる。また、点火用炎口に対応させて立消え安全装置を配設しているため、エレメントの起電力の検知用火炎としても用いることができる。
本発明のこんろバーナは、バーナキャップの上面に放射状に形成した炎口で火炎を形成するバーナの一部に点火用炎口を設けた構成としているため、炎口部を含めすべてプレス加工できる構成となり、製造面で造りやすく安価にすることができる。また、点火用炎口に対応させて立消え安全装置を配設しているため、エレメントの起電力の検知用火炎としても用いることができる。
第1の発明は、上面に開口を設けた環状頭部を有するバーナボディと、前記バーナボディの環状頭部に着脱自在に載置し中心側に向かって放射状に円周等間隔に炎口を配設したバーナキャップを備え、前記バーナキャップの内側で前記バーナボディと嵌合する円周の一部に凹部を設け、前記凹部の側面に点火用炎口を設けると共に立消え安全装置を配設したものであり、バーナキャップの上面に放射状に形成した炎口で火炎を形成するバーナの一部に点火用炎口を設けた構成としているため、炎口部を含めすべてプレス加工できる構成となり、製造面で造りやすく安価にすることができる。また、点火用炎口に対応させて立消え安全装置を配設しているため、エレメントの起電力の検知用火炎としても用いることができる。
第2の発明は、バーナキャップの内側の2次空気通過孔を塞ぐように所定の開口を残して中空の円筒部と一体構成とし、前記2次空気通過孔及び中空の円筒部に形成された隙間より燃焼用の2次空気及び前記温度センサーの冷却用空気を供給するようにしたことを特徴とするものであり、燃焼用の2次空気及び温度センサーの冷却用空気を2次空気通過孔及び中空の円筒部に形成された隙間より得る構成を一体にでき、構成の簡素化を図れる。
第3の発明は、バーナキャップは、炎口の断面形状として一端を他端面より上方に突出させた形状でプレス加工にて所定巾の炎口スリットを形成し、前記炎口スリットより円周方向の斜め上方にガスを噴出するようにしたことを特徴とするものであり、炎口部を含めすべてプレス加工できる構成にしたもので、これにより製造面で造りやすく安価にすることができる。また、炎口部は火炎が斜め上向きとなることにより、円周方向へ噴き出す力と、排気熱が上方向からさらに鍋底を伝って排出される力により旋回流が生じて、中央2次空気通過孔からより多くの2次空気を吸引することができ良好な燃焼を得、さらには、鍋底とバーナ間を近づけることができ省エネ・熱効率を向上させることができる。
第4の発明は、バーナキャップは、炎口を形成するスリットの両端面に平面部を設け、炎口スリットの全域にわたってスリット巾を略均一としたことを特徴とするものであり、プレス加工時、平面部を金型にあてて、バラツキの少ないスリット巾寸法が得られる。
第5の発明は、バーナキャップは、中心側に向かって放射状に円周等間隔に凸部を設け、前記凸部に円周方向の斜め上向きにガスを噴出して火炎を形成する炎口を設けるとともに、前記凸部間に空気流通用空間を形成したことを特徴とするものであり、燃焼用の2次空気の供給、煮こぼれの通路が確保できる。
第6の発明は、バーナキャップの表面に耐熱表面処理塗装をし着色したことを特徴とするものであり、材料をステンレス等のプレス加工材にでき、多くの表面処理方法が適用でき、デザインが容易に出来る。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は本発明のこんろバーナの断面図である。バーナボディ1に嵌合搭載されるバーナキャップ2は、ステンレス材等でプレス加工し、ガスシール部は中央の2次空気孔通過孔3の円筒部4、外周の円筒部5の2ヶ所で構成されている。バーナボディ1にはバーナキャップ2の平面部6が載る構成である。
図1は本発明のこんろバーナの断面図である。バーナボディ1に嵌合搭載されるバーナキャップ2は、ステンレス材等でプレス加工し、ガスシール部は中央の2次空気孔通過孔3の円筒部4、外周の円筒部5の2ヶ所で構成されている。バーナボディ1にはバーナキャップ2の平面部6が載る構成である。
図2はバーナキャップ2の上面図、図3はバーナキャップ2の側面断面図である。中央に向かって円周等間隔に炎口7が放射状に設けられており、炎口7の断面図を図4に示す。断面は、図2のA−A部分を示す。炎口7の形状は、一端を他端面より上方に突出させた形状でプレス加工にて炎口スリット巾8を形成し、炎口スリット巾8のガス噴き出しが斜め上方を向くようにしたものである。火炎が円周に沿って斜め上方に流れることにより旋回流が起こり、バーナキャップ2の中央の2次空気通過孔3より2次空気の吸引して供給することにより、最適な良好燃焼が得られる。
(実施例2)
図4において、バーナキャップ2の炎口スリット巾8の両端には平面部9a、9bを設けて、プレス加工時平面部9a、9bを金型にあてて、バラツキの少ないスリット巾寸法を得られるようにしたものである。
図4において、バーナキャップ2の炎口スリット巾8の両端には平面部9a、9bを設けて、プレス加工時平面部9a、9bを金型にあてて、バラツキの少ないスリット巾寸法を得られるようにしたものである。
(実施例3)
図1から図4において、中央に向かって円周等間隔の凸部10を設け、前記凸部10に対応して炎口7を設けたもので、凸部10の間に空間をつくることにより、燃焼用の2次空気の供給、煮こぼれの通路を目的としたものである。
図1から図4において、中央に向かって円周等間隔の凸部10を設け、前記凸部10に対応して炎口7を設けたもので、凸部10の間に空間をつくることにより、燃焼用の2次空気の供給、煮こぼれの通路を目的としたものである。
(実施例4)
上記バーナキャップ2の表面に耐熱表面処理塗装をし着色したものである。材料をステンレス等のプレス加工材にすることにより、多くの表面処理方法が適用でき、デザインが容易に出来る。
上記バーナキャップ2の表面に耐熱表面処理塗装をし着色したものである。材料をステンレス等のプレス加工材にすることにより、多くの表面処理方法が適用でき、デザインが容易に出来る。
(実施例5)
実施例1〜4と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
実施例1〜4と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図5において、バーナキャップ2の外周部11をバーナボディ1に載せ、バーナキャップ2の外周部分12とシール部を構成するリング13を勘合させている。また、リング13は、バーナボディ1の外周と勘合してシール部14を構成し、シール部の下方には、バーナボディ1と隙間を設けるため段差15を設け、煮こぼれがシール部14に浸入しない構成としている。バーナキャップ2にリング13を組み合わせることによりこんろバーナの確実な嵌合、外観デザインを良くすることが出来る。
(実施例6)
図6はこんろバーナキャップ2の断面図、図7は、バーナキャップ2とリング13のかしめ部の部分拡大図である。尚、実施例1〜5と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図6はこんろバーナキャップ2の断面図、図7は、バーナキャップ2とリング13のかしめ部の部分拡大図である。尚、実施例1〜5と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図6、図7において、バーナキャップ2とリング13をバーナキャップ2の外周数箇所に設けた孔16とリング13に上記数箇所に設けた孔16と対応する突起17を水平方向にがた18をもたせて嵌合させかしめた構成のものである。バーナキャップ2とリング13を一体化することにより取り扱いを向上させている。バーナキャップ2の外周部分12とシール部を構成し、また、リング13は、バーナボディ1の外周と勘合してシール部14を構成し、シール部の下方には、バーナボディ1と隙間を設けるため段差15を設け、煮こぼれがシール部14に浸入しない構成としている。バーナキャップ2はリング13のシール部14の下部がバーナボディ1に載ることにより、リング13の突起17とバーナボディ1は隙間を有する構成となる。
バーナキャップ2とリング13に水平方向のがた18をもたせるのは、バーナボディの勘合時に2ヶ所同時に勘合するするため、シールに影響しない水平方向にがたをもたせ勘合しやすくしたものである。
(実施例7)
実施例1〜6と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
実施例1〜6と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図8において、バーナキャップ2の外周部をリング13の外周溝19に勘合させ、リング13の外周20をバーナキャップ側へかしめて一体化させたものである。また、リング13の内側に、バーナボディ1と水平方向でガスをシールする平面シール部21を設け、シール部の下方には、バーナボディ1と隙間を設けるため段差22を設け、煮こぼれが平面シール部21に浸入しない構成としている。以上の構成にて、ガスのシール部を円筒、平面シールとすることにより、容易に嵌合ができる。
(実施例8)
実施例1〜7と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
実施例1〜7と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図9は、本発明のこんろバーナに、バーナボディ1とガス混合管を異にする、第2のバーナボディ23aと第2のバーナキャップ23bからなる子バーナ23を、中央の2次空気通過孔3に取り付けた親子バーナの上面図である。図9より明らかなように、本実施例によれば、親子バーナの構成を実現することができる。
(実施例9)
図10は、温度センサー24を組み込んだバーナキャップの上面図、図11は、前記バーナキャップの側面の断面図である。尚、実施例1〜8と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図10は、温度センサー24を組み込んだバーナキャップの上面図、図11は、前記バーナキャップの側面の断面図である。尚、実施例1〜8と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図10、図11において、バーナキャップ2の内側中央に、バーナボディ1と嵌合して構成する円筒部4の下方に、中心に向かって中空の開口部26を有する中空の円筒部25を一体で設け、前記中空の開口部26とは隙間を有して上方に突出し、ガスこんろに載置された被加熱物に接触して表面温度を検知する温度センサ24を設けている。さらに、下方からの2次空気の供給のため、2次空気通過孔27を設けている。したがって、燃焼用の2次空気、温度センサ冷却用の2次空気を2次空気通過孔27及び開口部26より得る構成を一体にできるようになる。
(実施例10)
図12は、バーナキャップの上面図、図13は、前記バーナキャップの側面の断面図である。尚、実施例1〜9と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図12は、バーナキャップの上面図、図13は、前記バーナキャップの側面の断面図である。尚、実施例1〜9と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
図12、図13において、バーナキャップ2の炎口7と、バーナボディ1と勘合して構成する円筒部4の下方のガスのシール部4bとの間において、円周一部に凹部28を設け、前記凹部28の側面29に炎口30を設けた構成である。したがって、点火用の炎孔と立消え安全装置のエレメント31の起電力の検知用火炎31とが形成できるようになる。
以上のように本発明のこんろバーナは、炎口をバーナキャップの中心に向かって放射状円周等間隔に配設し、炎口断面形状は一端を他端面より上方に突出させた形状で、前記炎口の一端及び他端には平面部を設けた炎口形状にし、バーナキャップを炎口部を含めすべてプレス加工できる構成としたことにより、造りやすく安価に提供することが可能となるため、ガス、石油のこんろ、テーブルを含む調理器具のバーナとして適用することができる。
1 バーナボディ
2 バーナキャップ
3 2次空気通過孔
7 炎口
9a、9b 平面部
10 凸部
13 リング
14 シール部
16 孔
17 突起
18 がた
21 平面シール部
23 子バーナ
23a 第2のバーナボディ
23b 第2のバーナキャップ
24 温度センサ
25 円筒部
26 開口部
28 凹部
29 凹部側面
30 炎孔
2 バーナキャップ
3 2次空気通過孔
7 炎口
9a、9b 平面部
10 凸部
13 リング
14 シール部
16 孔
17 突起
18 がた
21 平面シール部
23 子バーナ
23a 第2のバーナボディ
23b 第2のバーナキャップ
24 温度センサ
25 円筒部
26 開口部
28 凹部
29 凹部側面
30 炎孔
Claims (5)
- 上面に開口を設けた環状頭部を有するバーナボディと、前記バーナボディの環状頭部に着脱自在に載置し中心側に向かって放射状に円周等間隔に炎口を配設したバーナキャップを備え、前記バーナキャップの内側で前記バーナボディと嵌合する円周の一部に凹部を設け、前記凹部の側面に点火用炎口を設けると共に立消え安全装置を配設したこんろバーナ。
- バーナキャップは、炎口の断面形状として一端を他端面より上方に突出させた形状でプレス加工にて所定巾の炎口スリットを形成し、前記炎口スリットより円周方向の斜め上方にガスを噴出するようにした請求項1記載のこんろバーナ。
- バーナキャップは、炎口を形成するスリットの両端面に平面部を設け、炎口スリットの全域にわたってスリット巾を略均一とした請求項1または2記載のこんろバーナ。
- バーナキャップは、中心側に向かって放射状に円周等間隔に凸部を設け、前記凸部に円周方向の斜め上向きにガスを噴出して火炎を形成する炎口を設けるとともに、前記凸部間に空気流通用空間を形成した請求項1〜3のいずれか1項記載のこんろバーナ。
- バーナキャップの表面に耐熱表面処理塗装をし着色した請求項1〜4いずれか1項記載のこんろバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005078912A JP2005188926A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | こんろバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005078912A JP2005188926A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | こんろバーナ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008896A Division JP2001201017A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | こんろバーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005188926A true JP2005188926A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34792923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005078912A Pending JP2005188926A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | こんろバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005188926A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007078198A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バーナ |
KR101520062B1 (ko) * | 2010-12-28 | 2015-05-13 | 김형태 | 가스레인지의 가스유도용 캡 |
WO2023102853A1 (zh) * | 2021-12-09 | 2023-06-15 | 伍笑天 | 一种火盖结构及燃气灶 |
-
2005
- 2005-03-18 JP JP2005078912A patent/JP2005188926A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007078198A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バーナ |
KR101520062B1 (ko) * | 2010-12-28 | 2015-05-13 | 김형태 | 가스레인지의 가스유도용 캡 |
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