JP2005186772A - 船体開口部遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大型の扉を円滑に開閉作動させられる船体開口部遮蔽装置を提供する。
【解決手段】 扉5を船体開口部3を遮蔽する閉位置と船体天井部19に沿った全開位置との間で移動させる船体開口部遮蔽装置1において、船体開口部3および船体天井部19に沿って配置される対のナックル式トラックウェイ10と、このトラックウェイ10を走行して扉5を支持する上ローラ32および下ローラ8と、上ローラ32を走行方向に駆動する第一、第二ウィンチ(上ローラ駆動機構)36,37と、トラックウェイ10に沿って昇降可能に設けられ下ローラ8を載せるローラ支持台20と、このローラ支持台20を駆動する昇降ジャッキシリンダ(扉昇降駆動機構)21とを備え、下ローラ8が各ローラ支持台20に載って各トラックウェイ10の曲折部17を通過する構成とした
【選択図】 図3

Description

本発明は、船体開口部を遮蔽する扉を備える船体開口部遮蔽装置の改良に関するものである。
例えば自動車運搬船または護衛艦等において、自動車または航空機を出し入れする船体開口部を備える場合、この船体開口部を遮蔽する大型の扉を設ける必要がある。
特開平05−105181号公報
しかしながら、トラックウェイを走行するローラを介して扉を船体開口部を遮蔽する閉位置と船体天井部に沿った全開位置との間で移動させる場合、ローラをトラックウェイの曲折部を通す必要があり、大型の扉を円滑に開閉作動させることが難しいという問題点があった。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、大型の扉を円滑に開閉作動させられる船体開口部遮蔽装置を提供することを目的とする。
本発明は、扉を船体開口部を遮蔽する閉位置と船体天井部に沿った全開位置との間で移動させる船体開口部遮蔽装置において、船体開口部および船体天井部に沿って配置される対のナックル式トラックウェイと、各トラックウェイを走行して扉を支持する対の上ローラおよび下ローラと、各上ローラを走行方向に駆動する上ローラ駆動機構と、各トラックウェイに沿って昇降可能に設けられ各下ローラを載せる対のローラ支持台と、各ローラ支持台を昇降する扉昇降駆動機構とを備え、各下ローラが各ローラ支持台に載って各トラックウェイの曲折部を通過する構成としたことを特徴とするものとした。
本発明によると、下ローラがローラ支持台に載ってトラックウェイの曲折部を円滑に通過し、扉を円滑に開作動させることができる。上ローラ駆動機構と扉昇降駆動機構が順に作動し、下ローラがナックル式トラックウェイの曲折部を通ることにより、上ローラおよび下ローラを介して扉を船体天井部に沿った全開位置へと引き込む動作と、扉を船体開口部を遮蔽する閉位置へと引き出す動作を自動的に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、船体2は航空機等を格納する格納庫4を持ち、その上構に設けられる船体開口部3から航空機等の搬入出が行われる。船体開口部3の開口幅は例えば10m程度である。
船体開口部遮蔽装置1は、船体開口部3を遮蔽する扉5と、船体開口部3および船体天井部19に沿って配置される対のナックル式トラックウェイ10と、このトラックウェイ10を上ローラ32を介して走行するトロリ7と、このトロリ7を駆動する上ローラ駆動機構と、扉5の上端部側に連結されトロリ7に対して扉5を支持する扉上端部支持機構と、扉5の両側端部側に連結されトラックウェイ10に案内される対の下ローラ8とを備え、扉5を船体開口部3を遮蔽する閉位置と船体天井部19に沿った全開位置との間で移動させる構成とする。
扉5が閉位置にあるとき、扉5の外板は船体2の外板と連続する外壁面を構成し、船体開口部3を遮蔽する。
扉5は中空のボックス構造をしたパネル状に形成され、その閉位置で上構の外板と連続して傾斜する外壁面を構成する。扉5は閉位置にて図4に示す多数のクリート26を介して船体2に固縛される。
閉位置にある扉5は船体開口部3の開口縁部に対して10mm程度の隙間を持っている。船体開口部遮蔽装置1は、図4に示すシール装置25を備え、このシール装置25が閉位置にある扉5と船体開口部3の間を密封するようになっている。
図2に示すように、トロリ7は各トラックウェイ10に渡って延びる梁状に形成され、その両端部にトラックウェイ10に転動する二対の上ローラ32を備える。各上ローラ32はトロリ7に軸受9を介して回転可能に連結される。
下ローラ8は扉5の両側端部から突出して設けられる。下ローラ8は扉5に軸受9を介して回転可能に連結される。
トラックウェイ10はその断面がコの字形をしたチャンネル材によって形成され、上ローラ32、下ローラ8が転接する軌道を構成する。
ナックル式トラックウェイ10は、船体開口部3および扉5を挟むように対で設けられ、船体開口部3から船体天井部19に沿ってL字形に延びる。トラックウェイ10は、水平方向に延びる天井側トラックウェイ部11と、垂直方向に延びる開口側トラックウェイ部12とを有し、天井側トラックウェイ部11と開口側トラックウェイ部12はそれぞれの端部で互いに接続し、下ローラ8を開口側トラックウェイ部12から天井側トラックウェイ部11に渡って案内する構成とする。開口側トラックウェイ部12は、下ローラ8を船体開口部3に沿って案内する。天井側トラックウェイ部11は上ローラ32および下ローラ8を転接させて船体開口部3に対する進退方向に案内する。
各下ローラ8を転動可能に載せるローラ支持台20が各開口側トラックウェイ部11に沿って移動可能に設けられる。
各ローラ支持台20を開口側トラックウェイ部11に沿って移動させる扉昇降駆動機構として一対の昇降ジャッキシリンダ21が設けられる。昇降ジャッキシリンダ21は供給油圧によってシリンダ22からロッド23が突出して伸張することにより、ローラ支持台20を扉5を閉位置から開位置へと持ち上げる。そして、昇降ジャッキシリンダ21が最伸張する、ローラ支持台20を上死点に保持し、下ローラ8がローラ支持台20上と天井側トラックウェイ部11の間を行き来できるようになっている。
トロリ7に扉5を支持する機構として、扉5とトロリ7のそれぞれに回動可能に連結されるリンク15が二カ所に設けられる。各リンク15の一端は扉5の上端部に回動可能に連結される。各リンク15の他端はトロリ7の前端部に回動可能に連結される。
トロリ7を駆動する上ローラ駆動機構として、トロリ7の両端部を引き込み方向に駆動する対の第一ワイヤロープ34と、各第一ワイヤロープ34を同期して巻き取る第一ウィンチ36と、トロリ7の両端部を引き出し方向に駆動する対の第二ワイヤロープ35と、各第二ワイヤロープ35を同期して巻き取る第二ウィンチ37とを備え、第一、第二ウィンチ36,37の回転方向が切換えられることにより、トロリ7の移動方向が切換えられてトロリ7が往復動するようになっている。
第一、第二ウィンチ36,37は第一、第二油圧モータ46,47によってそれぞれ回転駆動される。第一、第二油圧モータ46,47に作動油を給排する図示しない油圧回路が配設される。扉5を開方向に駆動する場合に第一ウィンチ36が各第一ワイヤロープ34を巻き取る一方、第二ウィンチ37がこれから繰り出される各第二ワイヤロープ35を制動し、第一、第二ワイヤロープ34,35の張力を保つ構成とする。
各第一ワイヤロープ34の先端はトロリ7に連結される。各天井側トラックウェイ部11の後方(図1において右方向)には各シーブ38が略垂直軸回りに回転可能に支持される。各第一ワイヤロープ34はその途中が各シーブ38に掛け回され、第一ウィンチ36へと延びる。各第一ワイヤロープ34は各天井側トラックウェイ部11と略平行に配置される。
各第二ワイヤロープ35の先端はトロリ7に連結される。各天井側トラックウェイ部11の前方(図1において左方向)には各シーブ41が略水平軸回りに回転可能に支持される。各天井側トラックウェイ部11の後方(図1において右方向)には各シーブ42が略垂直軸回りに回転可能に支持される。各第二ワイヤロープ35はその途中が各シーブ41,42に掛け回され、第二ウィンチ37へと延びる。各シーブ41の溝下部はアイブラケット41と略同一高さに設けられ、各シーブ41の溝上部はアイブラケット41と略同一高さに設けられ、各第二ワイヤロープ35は各天井側トラックウェイ部11と略平行に配置される。
扉5を開作動させる場合、オペレータが操作盤を介して指令すると、図示しないコントローラは各昇降ジャッキシリンダ21を伸張させるとともに、トロリ7を船内に向けて駆動し、扉5が図1に2点鎖線で示すように倒れながら上昇する。このとき、リンク15が次第に倒れながら扉5を船内へと引張り、扉5が倒れながら船体開口部3から離れることにより、扉5が船体開口部3等に干渉することが回避される。
続いて各昇降ジャッキシリンダ21が例えば2500mmのストロークだけ伸張すると、ローラ支持台20の上面が天井側トラックウェイ部11の走行面と段差なく連続する上死点に到達する。これにより、トロリ7のみを駆動することで、下ローラ8がローラ支持台20から天井側トラックウェイ部11へと円滑に移り、天井側トラックウェイ部11に沿って平行移動する。こうして扉5が船内へ引き込まれることにより、扉5が船体2から突出しないように格納され、航空機等の搬送の邪魔にならない。
扉5を閉作動させる場合、オペレータが操作盤を介して指令すると、コントローラは、トロリ7を船外に向けて駆動し、扉5が天井側トラックウェイ部11に沿って船外へと平行移動する。下ローラ8が天井側トラックウェイ部11からローラ支持台20へと移ると、各昇降ジャッキシリンダ21を収縮させることにより、扉5がその自重によって起きながら下降し、船体開口部3を遮蔽する閉位置に戻る。
扉5はその上端部が2カ所でリンク15およびトロリ7を介して各トラックウェイ10に支持され、両側端部が下ローラ8を介して各トラックウェイ10に支持される。これにより、扉5は常に4点で船体に支持されるため、扉5がこれに受ける荷重に対して働く応力を分散させ、扉5およびその開閉機構に十分な強度を持たせるとともに、装置の軽量化がはかれる。また、扉5の開閉作動を港湾内に限らず洋上でも行うことが可能となる。
船体開口部遮蔽装置1は、一対のトラックウェイ10がトロリ7の軌道と下ローラ8の軌道を兼ねることにより、この両軌道を別々に設ける構造に比べて、船体天井部19の近傍に占めるスペースを高さ方向に削減し、船体のデッキハイト(全高)に対する庫内の使用可能な有効高さを大きく確保することができる。
図3、図4に示すように、トラックウェイ10の天井側トラックウェイ部11と開口側トラックウェイ部12は断面コの字形の型鋼によって形成され、船体2に複数のリブ16を介して固設される。
天井側トラックウェイ部11の内側面11aと開口側トラックウェイ部12の内側面12aは開口側に向けて拡がるように中心線Oに対して傾斜している。下ローラ8の転接面81はテーパ状に傾斜して形成され、各内側面11aと内側面12aに略平行に対峙するようになっている。下ローラ8は天井側トラックウェイ部11と開口側トラックウェイ部12に対して所定の間隙を持って嵌合する。
扉5のフレーム17に軸受ハウジング83がボルト78を介して締結される。この軸受ハウジング83に図示しない軸受を介して回転軸82が回転可能に支持され、この回転軸82に下ローラ8がナット88を介して締結される。
下ローラ8は回転軸82に対してその軸方向に摺動可能に嵌合している。下ローラ8の端部には樹脂製のブッシュ84が嵌められる。このブッシュ84が開口側トラックウェイ部12の底面12bに摺接することにより、下ローラ8の変位が規制される。これにより、下ローラ8は回転軸82に対して軸方向の変位が可能となるように支持され、その変位量が±2.5mm程度に規制される。
ローラ支持台20は、4個のガイドローラ51を介して各開口側トラックウェイ部11に沿って移動可能に支持される。
開口側トラックウェイ部11には対のガイドレール71が複数のボルト72を介して締結される。このガイドレール71は断面L字形の型鋼によって形成される。
ガイドローラ51は軸53を介してローラ支持台20に回転可能に連結される。ガイドローラ51は外周溝52を有し、この外周溝52がガイドレール71に転接し、ローラ支持台20を開口側トラックウェイ部11に沿って移動可能に支持する。外周溝52およびガイドレール71の摺接部はそれぞれテーパ状の断面形状を持ち、互いに隙間なく嵌合する。
昇降ジャッキシリンダ21のロッド23の先端部はピン24を介してローラ支持台20に連結される。このピン24のローラ支持台20に対する取付位置はできるだけ上部に配置される。ローラ支持台20はロッド23の先端部に対してピン26の軸方向について0.5mm程度の変位が可能である。
扉5にはローラ支持台20に転接して扉5を支持する補助ローラ60が設けられる。この補助ローラ60がローラ支持台20に載り上げることにより、下ローラ8がトラックウェイ10から浮き上がり、扉5がローラ支持台20によって支持される。
補助ローラ60は軸受ハウジング83の外周面85と下ローラ8の段部86によって回転可能に支持される。補助ローラ60は下ローラ8と同軸上に配置される。
補助ローラ60は扉5に対してその回転軸方向について変位可能に支持され、その変位量が±2.5mm程度に規制される。
ローラ支持台20の上部には補助ローラ60を転接させるレール部28が形成される。ローラ支持台20が図3に示すように上死点に来たとき、このレール部28は天井側トラックウェイ部11の内側面11aと所定の段差を持って略平行に延びる。レール部28および天井側トラックウェイ部11の内側面11aは水平線に対して12度程度の角度を持って傾斜している。
補助ローラ60は外周溝62を有し、この外周溝62がこのレール部28に転接し、補助ローラ60がレール部28に沿って移動可能に支持される。外周溝62はテーパ状の断面形状を持ち、その底面64がレール部28の端面29に転接するようになっている。
ローラ支持台20の上部には補助ローラ60の変位を規制するストッパ部27が形成される。このストッパ部27はレール部28から連続する円弧状に立ち上がる。図3、図4に示すように、補助ローラ60の溝底面64がストッパ部27に当接した状態にて、補助ローラ60および扉5がそれ以上に閉方向(図3において左方向)に変位することを規制し、下ローラ8がトラックウェイ10の曲折部18に入って保持される。
ローラ支持台20のレール部28およびストッパ部27と、補助ローラ60の溝底面64は焼き入れ処理が行われ、その表面硬さを例えばHRC50程度にする。これにより、ローラ支持台20および補助ローラ60は互いに摺接する部位の摩耗が抑えられる。
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
扉5が閉作動するときの動作を説明する。
下ローラ8が天井側トラックウェイ部11の内側面11aに転接してトラックウェイ10の曲折部18に入ると、補助ローラ60がローラ支持台20のレール部28に乗り上げて転接し、扉5を閉方向(図3において左方向)に移動する。このとき、ローラ支持台20は上死点に保持されている。
続いて、補助ローラ60の溝底面64がストッパ部27に当接すると、補助ローラ60および扉5がそれ以上に閉方向に変位することを規制し、下ローラ8が開口側トラックウェイ部12に入る位置に保持される。こうして補助ローラ60がストッパ部27に当接して下ローラ8をローラ支持台20上に保持することにより、下ローラ8がトラックウェイ10の曲折部18を円滑に通過することができる。
続いて、昇降ジャッキシリンダ21を収縮作動させ、ローラ支持台20を下ローラ8とともに下降させる。このとき、各ガイドローラ51がガイドレール71に転接し、下ローラ8が開口側トラックウェイ部12に転接することにより、フリクションを低減し、扉5を円滑に閉作動させることができる。
次に、扉5が開作動するときの動作を説明する。
昇降ジャッキシリンダ21を伸張作動させ、ローラ支持台20を下ローラ8とともに上昇させる。このとき、各ガイドローラ51がガイドレール71に転接し、下ローラ8が開口側トラックウェイ部12に転接することにより、フリクションを低減し、扉5を円滑に開作動させることができる。
ローラ支持台20を上死点に停止させ、扉5を引っ張って下ローラ8を開方向(図3において左方向)に移動する。このとき、補助ローラ60がローラ支持台20のレール部28に転接した後、下ローラ8が天井側トラックウェイ部11の内側面11aに乗り移り、天井側トラックウェイ部11を転接して扉5を開方向に移動する。
補助ローラ60がローラ支持台20のレール部28に転接するとき、下ローラ8が天井側トラックウェイ部11の上の内側面11aに押し付けられた場合も、下ローラ8は補助ローラ60を介してローラ支持台20に回転可能に保持されていることにより、下ローラ8が上の内側面11aに転接し、
以上のように、下ローラ8がローラ支持台20に載ってトラックウェイ10の曲折部18を円滑に通過することにより、上ローラ32および下ローラ8を介して扉5を船体天井部19に沿った全開位置へと引き込む動作と、扉5を船体開口部3を遮蔽する閉位置へと引き出す動作が自動的に行われる。
また、ローラ支持台20を走行して扉5を支持する補助ローラ60を備えたことにより、下ローラ8がローラ支持台20に載った状態でもトラックウェイ10に転接し、昇降ジャッキシリンダ21に必要な駆動力を低減できる。
また、ローラ支持台20に補助ローラ60を転接させるレール部28と、補助ローラ60を当接させるストッパ部29とを備えたことにより、下ローラ8がローラ支持台20に載った状態で開口側トラックウェイ部12に入る所定位置に保持され、トラックウェイ10の曲折部18を円滑に通過することができる。
補助ローラ60がローラ支持台20に載った状態にて、扉5がわずかに変位する場合、補助ローラ60が軸受ハウジング83の外周面85と下ローラ8の段部86に対してその回転軸方向に摺動することにより、扉5の変位を吸収して補助ローラ60とローラ支持台20の間に生じる応力を低減し、扉5を円滑に開作動させることができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の船体開口部遮蔽装置は、例えば自動車運搬船または護衛艦をはじめ種々の船舶に利用できる。
本発明の実施の形態を示す船体開口部遮蔽装置の側面図。 同じく平面図。 同じくローラ支持台等の側面図。 同じく下ローラ等の断面図。
符号の説明
1 船体開口部遮蔽装置
2 船体
3 船体開口部
5 扉
7 トロリ
8 下ローラ
10 トラックウェイ
11 天井側トラックウェイ部
12 開口側トラックウェイ部
18 トラックウェイ曲折部
20 ローラ支持台
21 昇降ジャッキシリンダ
28 レール部
29 ストッパ部
32 上ローラ
34,35 第一、第二ワイヤロープ
36,37 第一、第二ウィンチ
60 補助ローラ

Claims (5)

  1. 扉を船体開口部を遮蔽する閉位置と船体天井部に沿った全開位置との間で移動させる船体開口部遮蔽装置において、
    前記船体開口部および前記船体天井部に沿って配置される対のナックル式トラックウェイと、
    前記各トラックウェイを走行して前記扉を支持する対の上ローラおよび下ローラと、
    前記各上ローラを走行方向に駆動する上ローラ駆動機構と、
    前記各トラックウェイに沿って昇降可能に設けられ前記各下ローラを載せる対のローラ支持台と、
    前記各ローラ支持台を昇降する扉昇降駆動機構とを備え、
    前記各下ローラが前記各ローラ支持台に載って前記各トラックウェイの曲折部を通過する構成としたことを特徴とする船体開口部遮蔽装置。
  2. 前記ローラ支持台を走行して前記扉を支持する補助ローラを備えたことを特徴とする請求項1に記載の船体開口部遮蔽装置。
  3. 前記ローラ支持台に補助ローラを転接させるレール部と、
    前記補助ローラを当接させるストッパ部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の船体開口部遮蔽装置。
  4. 前記補助ローラをその回転軸方向に変位可能に支持したことを特徴とする請求項2または3に記載の船体開口部遮蔽装置。
  5. 前記トラックウェイに沿って延びるガイドレールと、
    前記ガイドレールを走行して前記ローラ支持台を支持するガイドローラとを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の船体開口部遮蔽装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113212648A (zh) * 2021-05-19 2021-08-06 无锡市申锡船舶设备有限公司 一种船舶钢质隔音风雨密电磁屏蔽门

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