JP2005185605A - 遊技球を用いたスロットマシン - Google Patents

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詔八 鵜川
Seiya Hirata
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Abstract

【課題】 遊技球待機部の遊技球を遊技者に返却する返却時や入賞の発生に伴う遊技球の払出時における流下経路内での球詰まりの発生を事前に回避することができる遊技球を用いたスロットマシンを提供すること。
【解決手段】 遊技球を用いたスロットマシン1において、払出装置200から連設される払出経路208に設けられる払出球停滞検出スイッチ112または取込装置100から連設され、下皿11に連通する排出経路109に設けられる排出球停滞検出スイッチ111の少なくともいずれか一方が遊技球の停滞を検出しているときに、入賞に応じた払出装置200からの遊技球の払出し及び上皿12の球を抜き取って下皿11に排出するための球抜き操作手段10の操作に応じた取込装置100からの遊技球の排出を禁止する払出排出禁止手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技球を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技球を用いたスロットマシンに関する。
この種の遊技球を用いたスロットマシンとしては、例えば遊技球を取込む取込装置にて取込まれる遊技球が待機する上皿と、入賞の発生等により払出装置にて払出される遊技球を貯留する下皿と、を備えており、前記上皿に待機する遊技球は、遊技を行うための操作がなされたときには取込装置にて取込まれて計数された後に遊技機の内部に排出されるとともに、返却操作がなされたときには取込装置にて取込まれた後そのまま前記下皿に払出されて遊技者に返却されるようになっているもの等がある(例えば、特許文献1参照)。
特公平8−8941号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、前述した特許文献1に記載の遊技球を用いたスロットマシンのように、精算時において上皿に待機する遊技球を取込装置にて取込んでそのまま球抜樋を介して前記下皿まで誘導して遊技者に返却するようになっているものにおいては、下皿に貯留された球が満杯状態であるときに返却操作を行うと、球抜樋内において球詰まりが発生し、球詰まり状態で取込動作が行われると取込装置の駆動モータ等に負荷がかかり、駆動モータが故障する虞があるといった問題を有していた。
また、払出装置にて払出された賞球を賞球排出樋を介して下皿まで誘導するようになっているため、下皿に貯留された球が満杯状態であるときに払出装置において賞球の払出しが行われると、賞球排出樋内において球詰まりが発生し、球詰まり状態で払出動作が行われると払出装置の駆動モータ等に負荷がかかり、駆動モータが故障する虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技球待機部の遊技球を遊技者に返却する返却時や入賞の発生に伴う遊技球の払出時における流下経路内での球詰まりの発生を事前に回避することができる遊技球を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技球を用いたスロットマシンは、
遊技球を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技球を用いたスロットマシンにおいて、
前記賭数の設定を行う際に操作される賭数設定操作手段と、
電気的駆動源により駆動され、前記賭数設定操作手段の操作に応じて前記賭数を設定するために内部に遊技球を取込む遊技球取込手段と、
前記遊技球取込手段に導かれる遊技球が待機する遊技球待機部と、
遊技球を前記入賞に応じて払出す遊技球払出手段と、
前記遊技球待機部とは別個に設けられ、前記遊技球払出手段から連設される払出経路と連通し、該払出経路を介して遊技球が払出されて貯留されるとともに、該貯留された遊技球を取出すための取出口を備える遊技球貯留部と、を備え、
前記遊技球取込手段は、前記遊技球待機部から遊技球を抜き取り、該抜き取った遊技球を前記遊技球貯留部に排出するための抜取機構を有するとともに、
該遊技球を用いたスロットマシンは、
前記遊技球待機部から遊技球を抜き取る際に操作される球抜き操作手段と、
前記球抜き操作手段が操作されたときに、前記電気的駆動源を駆動して前記遊技球取込手段により遊技球を取込ませ、該取込まれた遊技球を前記遊技球貯留部に連通する排出経路を介して前記遊技球貯留部に排出させる排出制御手段と、
前記払出経路に遊技球が停滞していることを検出する払出球停滞検出手段と、
前記排出経路に遊技球が停滞していることを検出する排出球停滞検出手段と、
前記払出球停滞検出手段または前記排出球停滞検出手段の少なくともいずれか一方が遊技球の停滞を検出しているときに前記遊技球払出手段からの遊技球の払出し及び前記遊技球取込手段からの遊技球の排出を禁止する払出排出禁止手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技球を取出すための取出口を備えた遊技球貯留部に遊技球が払出されるので、払出された遊技球を容易に取出すことができる。さらに、払出経路に球詰まりが発生し払出球停滞検出手段により遊技球が停滞していることが検出されたときに、遊技球払出手段による遊技球の払出しのみだけでなく、遊技球取込手段による遊技球の排出が禁止される。また一方で、排出経路に球詰まりが発生し排出球停滞検出手段により遊技球が停滞していることが検出されたときに、遊技球取込手段による遊技球の排出のみだけでなく、遊技球払出手段による遊技球の払出しが禁止される。これにより、払出経路または排出経路で球詰まりが発生した状態で遊技球の払出しや排出が行われて遊技球払出手段や遊技球取込手段が故障することを事前に回避することができる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
本発明の請求項2に記載の遊技球を用いたスロットマシンは、請求項1に記載の遊技球を用いたスロットマシンであって、
前記排出制御手段は、
前記球抜き操作手段が操作された後、所定時間経過したことにより、前記電気的駆動源の駆動を停止し、前記遊技球取込手段による遊技球の抜き取り及び排出を終了させることを特徴とする。
この特徴によれば、球抜き操作手段の1回の操作に応じて排出される遊技球に上限が設けられる。これにより、連続して大量の遊技球が排出されることがなくなり、大量の遊技球を一度に排出する場合に比較して、排出経路の球詰まり等の虞が低減する。
本発明の請求項3に記載の遊技球を用いたスロットマシンは、請求項1または2に記載の遊技球を用いたスロットマシンであって、
前記遊技球を用いたスロットマシンの本体前面側に開閉自在に設けられ、前記遊技球待機部及び前記遊技球取込手段が配設された開閉扉を備え、
前記排出経路を前記開閉扉のみに設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、開閉扉を開放できることで、遊技球待機部、遊技球取込手段、排出経路のメンテナンス作業性が向上するばかりか、開閉扉を開放しても排出経路が分断されることがないため、排出経路の分断により球こぼれが発生することがない。
本発明の請求項4に記載の遊技球を用いたスロットマシンは、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技球を用いたスロットマシンであって、
遊技の制御を行うメイン制御手段と、
該メイン制御手段と双方向通信可能に接続され、前記排出制御手段を含むサブ制御手段と、
前記遊技球取込手段により取込まれた遊技球を検出する取込球検出手段と、
を備え、
前記メイン制御手段は、前記賭数設定操作手段の操作がなされたときに、前記サブ制御手段に対して前記賭数設定操作手段の操作に応じた取込要求球数を特定可能な取込要求情報を送信し、
該取込要求情報を受信した前記サブ制御手段は、前記遊技球待機部に遊技球が待機しているか否かに関わらず前記取込要求球数に応じた遊技球の取込みを前記遊技球取込手段に行わせる取込制御を行い、該取込制御が終了したときにその旨を示す取込制御終了情報を前記メイン制御手段に対して返信し、
前記メイン制御手段は、前記取込要求情報を送信してから前記取込制御終了情報を受信するまでに前記取込球検出手段にて検出された遊技球数が前記取込要求情報にて要求した取込要求球数に満たないときにおいて前記賭数設定操作手段の操作がなされたときには、前記サブ制御手段に対して前記賭数設定操作手段の操作に応じた取込要求球数から前記取込球検出手段にて検出された遊技球数を減算した取込要求球数を特定可能な取込要求情報を送信し、
該取込要求情報を受信したサブ制御手段は、再び前記取込制御を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、賭数設定操作手段の操作がなされたときには、遊技球待機部に遊技球が待機しているか否かに関わらず遊技球取込手段による遊技球の取込動作が行われるため、従来の遊技球を用いたスロットマシンに比較して遊技球の取込を速やかに行うことが可能となり、遊技を円滑に進行することができる。また、遊技球取込手段の取込動作により要求された数の遊技球が取り込まれない場合でも、取込動作が終了し、再度賭数設定操作手段の操作がなされることで再び取込動作が行われることとなるため、遊技球の取込動作が延々と行われてしまう等の不都合を防止できる。更に、再度賭数設定操作手段がなされた際には、当該操作に応じた取込要求球数から既に取り込まれた遊技球数を除く遊技球数の取込が要求されるため、遊技球の取込を一層速やかに行うことができる。また、遊技球の取込制御がサブ制御手段により行われるため、メイン制御手段の制御負荷を軽減することができるうえに、メイン制御手段とサブ制御手段とが双方向通信可能に接続されているため、これらメイン制御手段とサブ制御手段との整合性が図りやすくなる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明が適用された遊技球を用いたスロットマシン(以下、スロットマシンと略称する)の実施例1を図面を用いて説明すると、図1に示されるように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2Rが水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図5参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、スロットマシン1の前面における透視窓3の下方には、ゲームに使用するパチンコ球が貯留(待機)される上皿12が設けられているとともに、更にその下方には、後述する払出装置にて払出されたパチンコ球及び上皿12に待機するパチンコ球を精算するために取込装置にて取込まれたパチンコ球が貯留される下皿11が設けられている。なお、下皿11の底面には、下皿11に貯留されたパチンコ球を取り出すための取出口11aが形成されており、下皿11の前部に設けられたレバー11bのスライド操作により取出口11aを閉塞するシャッタ11cを開放することで、下皿11に貯留されたパチンコ球が該下皿11の下方に配置される図示しない球箱等に流出するようになっているため、下皿11に貯留されたパチンコ球を容易に取り出すことができる。
また、スロットマシン1には、上皿12に貯留されたパチンコ球を用いて賭数を設定する際に操作される1BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、これら1BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6の操作により取り込まれたパチンコ球のうち最小単位の賭数設定に必要なパチンコ球数(本実施例では5球)に満たないために未だ賭数の設定に使用されていない取込済球数が表示される取込済球表示器16、並設されたカードユニット15に受付中のプリペイドカードから読み出された有価価値の残額が表示される残額表示器18、残額表示器18に表示された有価価値の残額の範囲でパチンコ球の貸出を受ける際に操作される球貸スイッチ19、並設されたカードユニット15に受付中のプリペイドカードを返却させる際に操作される返却スイッチ20、球貸スイッチ19の検出に基づくカードユニット15からの要求に応じて下皿11に払出されたパチンコ球数が表示される払出球表示器17、上皿12に貯留されているパチンコ球を精算する(抜き取って下皿11に排出する)際に操作される球抜き操作手段としての精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R、等が設けられている。
これら精算スイッチ10、1BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、残額表示器18、球貸スイッチ19、返却スイッチ20、及び上皿12は、図2に示されるように、それぞれスロットマシン1の前面における前記透視窓3の下方位置から前方に向けて膨出するように形成された操作台の上面に配設されている。
上皿12は操作台の上面に凹設されてなり、投入されるパチンコ球が貯留される貯留部12aと、貯留部12aから取込装置100に向けて流下するパチンコ球を整流する帯状の整流部12bと、から構成されている。そして、これら貯留部12aとスタートスイッチ7とは、それぞれが互いに離間するように操作台の左右の端部側に配置されており、遊技者によるゲームの開始操作と貯留部12aへの球の投入操作とを左右の手で効率よく行うことが出来るため、ゲームを進行するための操作性が効果的に向上する。
また、このように上皿12の長手方向の一端部側に貯留部12aが形成されていることで、例えばスロットマシン1の側方に玉貸機(図示略)が配置された場合等において、該玉貸機から延設される供給ノズル(図示略)を介して貸出される貸出球を上皿12に直接受け入れることができる。
また、スロットマシン1の筐体の内部における前記上皿12の下方位置には、上皿12から供給されたパチンコ球を内部に取り込むための取込装置100、当該スロットマシン1が設置される遊技島(図示略)等から供給されたパチンコ球を下皿11に払出すための払出装置200が設けられている。
本実施例では、図2に示されるように、上皿12に貯留されたパチンコ球は、下流側において2条に分流されるとともに、図3に示されるように、これら分流されたパチンコ球が、取込準備球通路110を通って取込装置100に供給されるようになっている。
このように本実施例では、上皿12に貯留されたパチンコ球が下流側で2条に分流されて取込装置100に供給されるため、上皿12から取込装置100へのパチンコ球の供給速度を向上させることが可能となり、これにより取込装置100によるパチンコ球の取込速度も向上させることができる。
取込装置100には、図3に示されるように、取込準備球通路110の各条に対応して球切り用のスプロケット106が設けられている。このスプロケット106の外周には3カ所の切欠が形成されており、これらスプロケット106が取込モータ101の駆動により回転されることで切欠内に入り込んだパチンコ球が1球ずつ下方に排出されるようになっている。また、各条に対応したスプロケット106は切欠の位置が互いにずれるように配置されており、双方のスプロケット106が同期回転することで交互にパチンコ球が排出されるようになっている。
スプロケット106の下方には、振分ソレノイド102の励磁または解除により揺動し、スプロケット106の回転により排出されたパチンコ球の流下通路を、取込球誘導通路108または返却球誘導通路109のいずれか一方に切り替えるための流路切替弁107(抜取機構)が設けられている。また取込球誘導通路108に繋がる排出口には内部に取り込まれたパチンコ球の通過を検出するための取込球検出スイッチ104が設けられているとともに、返却球誘導通路109に繋がる排出口には返却球誘導通路109を介して下皿11に排出されるパチンコ球の通過を検出するための返却球検出スイッチ105が設けられている。
取込装置100において上皿12から供給されたパチンコ球を取込んで遊技島に排出する場合には、流路切替弁107を図3(a)に示す状態とすることで、スプロケット106の回転により排出されたパチンコ球が取込球検出スイッチ104にて検出された後、取込球誘導通路108に排出され、該取込球誘導通路108を流下して遊技島内部のアウト球タンク120(図6参照)に回収されるようになっている。また、上皿12のパチンコ球を下皿11に排出(返却)させる場合には、振分ソレノイド102の励磁により流路切替弁107が揺動し、図3(b)に示すような状態とすることで、スプロケット106の回転により排出されたパチンコ球が返却球検出スイッチ105にて検出された後、返却球誘導通路109に排出され、該返却球誘導通路109を流下した後、下皿11に連通するように設けられた返却口109aを介して下皿11に流出されるようになっている。
また、返却球誘導通路109における下皿11の近傍位置には、通路内の球詰りを検出する精算球詰まり検出スイッチ111(図1、図7参照)が設けられており、例えば、下皿11が満タンのために返却球誘導通路109が球詰りを起こしていることを検出できるようになっている。すなわち、この精算球詰まり検出スイッチ111は下皿11が満タンとなったことを検出する検出手段を構成している。
次に、遊技島より各スロットマシン1に供給されたパチンコ球は、図1中点線で示されるように、スロットマシン1の背面上部に設けられた補給タンク204に貯留され、補給タンクから延設される球供給通路210を流下して払出装置200に供給されるようになっている。この球供給通路210は特に図示はしないが2条の通路からなり、補給タンク204から流出したパチンコ球は2条の通路それぞれに分流された状態で払出装置200に供給されるようになっている。また、球供給通路210における払出装置200の上方所定高さ位置には各条に対応して供給球検出スイッチ205が設けられており、この供給球検出スイッチ205により払出装置200に供給されるパチンコ球として少なくとも100球のパチンコ球が待機しているか否かが検出されるようになっている(図4参照)。
払出装置200には、図4に示されるように、球供給通路210の各条に対応してスプロケット206が設けられている。また、払出装置200の下方には賞球等の払出に基づきスプロケット206にて排出されたパチンコ球の通過を検出するための払出球検出スイッチ202が設けられており、スプロケット206の回転により排出されたパチンコ球が払出球検出スイッチ202にて検出された後、払出装置200の下部から延設される払出球誘導通路208に排出されるようになっている。
払出球誘導通路208は下皿11まで延設されており、払出装置200から払い出されたパチンコ球は該払出球誘導通路208を流下して払出口下皿11に払い出されるようになっている。また、払出球誘導通路208における下皿11の近傍位置には、通路内の球詰りを検出する球詰まり検出スイッチ112(図1、図7参照)が設けられており、例えば、下皿11が満タンのために返却球誘導通路109が球詰りを起こしているか否かを検出できる。すなわち、この球詰まり検出スイッチ112は下皿11が満タンとなったことを検出する検出手段を構成している。
なお、これら取込装置100及び払出装置200は、モータにより回転するスプロケットを有する同一構造の装置を適用している。
本実施例におけるスロットマシン1は、図5に示されるように、本体パネル枠30と、本体パネル枠30の前面上部に一側辺を中心に回動自在に設けられた上部パネル枠31と、本体パネル枠30の前面下部に一側辺を中心に回動自在に設けられた下部パネル枠32と、から主に構成されている。本体パネル枠30には、前述したリール2L、2C、2Rや各種装置が配設されるとともに、前面下部には下皿11が前方に膨出するように一体的に形成されている。また、後面側には後述する各種制御基板や前述した補給タンク204、球供給通路210、払出装置200、払出球誘導通路208が配設されている。
本実施例においては、払出装置200が本体パネル枠30の後面におけるリール2L、2C、2Rよりも下方に配置されているため、リール2L、2C、2Rの左右両側に各種ランプ等の装飾装置の配置スペースを形成することができるようになっている。
上部パネル枠31には、前述した透視窓3が中央に形成されているとともに、その周囲にはスピーカ53、54、演出手段としての液晶表示器51や、各種ランプ等が配設されており、この上部パネル枠31を開放することでリール2L、2C、2Rの前方が開放されるようになっているため、リール2L、2C、2Rのメンテナンスや交換作業等を容易に行うことができるようになっている。
下部パネル枠32には、前面上部に前述した上皿12や各種スイッチ等が配設された操作台が前方に膨出するように形成されているとともに、特に図6に示されるように、この操作台を含む全体が中空状に形成されており、内部空間には前述した取込準備球通路110、取込装置100、取込球誘導通路108、返却球誘導通路109等が内設されている。なお、取込球誘導通路108は、この下部パネル枠32内から本体パネル枠30にかけて延設されており、下部パネル枠32の開放に伴い経路途中が分離するようになっている。
また、下部パネル枠32の後面板33は取外しができるようになっており、下部パネル枠32を開放して後面板33を取り外すことで、取込装置100や各通路110、108、109のメンテナンス等を容易に行うことができるようになっている。
また、前記返却球誘導通路109は、本体パネル枠30に対して一側辺を中心に回動自在に設けられ、上皿12、及び取込準備球通路110を介して該上皿12に待機するパチンコ球を取り込む取込装置100が配置された下部パネル枠32のみに配設されていることで、下部パネル枠32を開放すること等により通路が分断されること等がないため、通路の分断により返却球誘導通路109内の球こぼれが発生することがないばかりか、下部パネル枠32を本体パネル枠30に対して開閉自在に設けることで、取込準備球通路110、取込装置100、取込球誘導通路108、返却球誘導通路109等の清掃や交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
次に、本実施例のスロットマシン1は、図1に示されるように、有価価値が記録されたプリペイドカードを受け付けるカードユニット15と並設されており、前述した球貸スイッチ19の操作に基づくカードユニット15からの要求に応じて、受付中のプリペイドカードに記録された有価価値を用いてパチンコ球の貸出を行うことが可能とされている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、上皿12に貯留されたパチンコ球を使用して賭数を設定する。賭数を設定するには、MAXBETスイッチ6、または1BETスイッチ5を操作すれば良い。本実施例では、MAXBETスイッチ6が操作されると、上皿12に貯留されたパチンコ球から1ゲームにおいて許容される賭数の最大数である3BET(1BET(最小単位の賭数設定に必要なパチンコ球数)=5球)分のパチンコ球が取り込まれ、1BETボタンが操作されると、上皿12に貯留されたパチンコ球から1BET分のパチンコ球が取り込まれる。
なお、このように1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6の操作に応じて賭数を設定するために取込装置100により取込まれたパチンコ球は、前述したように取込球誘導通路108を流下して、スロットマシン1の内部、すなわち、スロットマシン1における遊技者が対面する側から見て裏側に取り込まれて、前記遊技島(図示略)内部に設けられたアウト球タンク120に排出されることになる。
次いで、所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では少なくとも賭数として1が設定された時点でゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であり、2以上の賭数が設定されたとき、例えば、賭数として最大賭数(3)が設定されたときにゲームが開始可能な状態となるようにしても良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた数のパチンコ球が払出装置200から払出され、払出球誘導通路208を介して直接下皿11に払い出されて遊技者に対して付与される。
図7は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図5に示されるように、遊技制御基板40、取込払出制御基板60、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、取込払出制御基板60によってパチンコ球の取込及び払出が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、精算スイッチ10、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、取込球検出スイッチ104、供給球検出スイッチ205、精算球詰まり検出スイッチ111、払出球詰まり検出スイッチ112が接続されているとともに、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34R、取込済球表示器16が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述の遊技制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備える遊技制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43、取込済球表示器16の表示駆動を行う表示駆動回路44等、が搭載されており、遊技制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けてゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
取込払出制御基板60には、前述した取込球検出スイッチ104、払出球検出スイッチ202、供給球検出スイッチ205、精算球詰まり検出スイッチ111、払出球詰まり検出スイッチ112、返却球検出スイッチ105が接続されており、これら接続されたスイッチの検出信号が入力されるようになっている。
また、取込払出制御基板60には、前述した取込モータ101、振分ソレノイド102、払出モータ201、払出球表示器17が接続されており、これら電気部品は、取込払出制御基板60に搭載された後述の取込払出制御部61による制御に基づいて駆動されるようになっている。
取込払出制御基板60には、遊技制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備える取込払出制御部61、取込払出制御基板60に接続された取込モータ101及び払出モータ201の駆動制御を行うモータ回路62、振分ソレノイド102の駆動制御を行うソレノイド駆動回路63、取込払出制御基板60に接続されたスイッチから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路64、払出球表示器17の表示駆動を行う表示駆動回路65等、が搭載されており、取込払出制御部61は、遊技制御基板40に搭載された遊技制御部41から出力される信号や、取込払出制御基板60に接続されたスイッチからの検出信号を受けて、パチンコ球の取込及び払出等を行うための各種の制御を行う。また、取込払出制御基板60は、並設されるカードユニット15と接続されており、取込払出制御部61は、カードユニット15に搭載された制御部(図示略)からの要求に応じてパチンコ球の貸出を行う貸出制御を行う。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51、遊技効果LED52、スピーカ53、54が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述の演出制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、遊技制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備える演出制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、遊技効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、演出制御部91は、遊技制御基板40に搭載された遊技制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
図8に示されるように、遊技制御基板40に搭載された遊技制御部41は、取込払出制御基板60に対して、0〜100の値を示す払出球数信号及び取込球数信号、上皿12に貯留されたパチンコ球の精算を要求する精算要求信号、上皿12に貯留されたパチンコ球の取込を要求する取込要求信号、パチンコ球の払出を要求する払出要求信号を出力する。一方、取込払出制御基板60に搭載された取込払出制御部61は、取込装置100や払出装置200が動作中である旨を示す動作中信号を出力する。
また、球供給通路210に設けられた供給球検出スイッチ205、取込装置100に設けられた取込球検出スイッチ104、返却球誘導通路109に設けられた返却球詰まり検出スイッチ111、払出球誘導通路208に設けられた払出球詰まり検出スイッチ112による検出信号は遊技制御基板40及び取込払出制御基板60の双方に入力される。このように本実施例では、供給球検出スイッチ205、取込球検出スイッチ104、返却球詰まり検出スイッチ111、払出球詰まり検出スイッチ112の検出信号が遊技制御基板40及び取込払出制御基板60の双方に入力されるようになっており、払出装置200への球の供給状況、取込装置100により取り込まれたパチンコ球数、下皿11の貯留状況それぞれを遊技制御部41においても把握できるため、取込払出制御基板60から遊技制御基板40へ送信する情報量を軽減できるようになる。
また、取込払出制御基板60は、並設されるカードユニット15と接続されており、取込払出制御部61には、カードユニット15から遊技者による貸出要求操作がなされた旨を示すカードユニットREADY信号(BRDY)及びパチンコ球の貸出を要求する貸出要求信号(BRQ)が入力されるとともに、取込払出制御部61からカードユニット15に対して、貸出制御を行うことが可能な状態を示すスロットマシンREADY信号(SRDY)及びBRQに基づくパチンコ球の貸出が正常に完了した旨を示す貸出完了信号(EXS)が出力されるようになっており、取込払出制御部61は、これらの信号の入出力によって前述した貸出制御を行う。
スロットマシン1に並設されるカードユニット15には、有価価値が記録されたプリペイドカードを受け付けて、受け付けたプリペイドカードの有価価値を読み取るリーダライタ(図示略)やカードユニット15の制御を行うマイクロコンピュータが搭載されている。図8に示されるように、スロットマシン1に搭載された残額表示器18はカードユニット15側に接続されており、カードユニット15は、残額表示器18に対して残額表示制御信号を出力することで受付中のプリペイドカードから読み出された有価価値の残額を表示させる制御を行う。また、図8に示されるように、スロットマシン1に搭載された球貸スイッチ19、返却スイッチ20もカードユニット15に接続されており、これら球貸スイッチ19の検出信号(球貸操作検出信号)及び返却スイッチ20の検出信号(返却操作検出信号)がカードユニット15に入力され、これらの検出信号に基づいて各種の処理を実行する。詳しくは、球貸スイッチ19の操作が検出されることで、受付中のプリペイドカードから読み出された有価価値が残存することを条件に前述したBRDYを出力するとともに、複数回にわたり前述したBRQを出力することでスロットマシン1に対してパチンコ球の貸出を要求する処理を行う。また、返却スイッチ20の操作が検出されることで、受付中のプリペイドカードを返却させる処理を行う。
本実施例スロットマシン1では、通常遊技状態においていずれかの図柄の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、所定球数のパチンコ球が付与される入賞が発生する。特に、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを実施可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
また、通常遊技状態において有効化されたいずれかの入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」の図柄の組合せが揃えば、RB入賞が発生し、その対価として例えば75球のパチンコ球が付与されるとともに、遊技者にとって有利なレギュラーボーナス(RB)が発生し、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃って、75球のパチンコ球が付与されるJac入賞が高確率で発生するレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が遊技者に対して付与される。
また、通常遊技状態において有効化された入賞ライン上に、「7−7−7」の図柄の組合せが揃えば特別入賞であるBB入賞が発生し、その対価として例えば75球のパチンコ球が付与されるとともに、遊技者にとって有利なビッグボーナス(BB)が発生し、通常遊技状態よりも小役入賞の発生確率が高いビッグボーナスゲーム(BBゲーム)と前述したRBが遊技者に対して付与される。
このように本実施例のスロットマシン1では、最小賭数を設定するために必要な球数、すなわち1BET分の球数として5球のパチンコ球が必要であるのに対して、入賞の発生に応じて付与するパチンコ球数(賞球数)は、1BET分の球数である5球の倍数となる球数に限られず、75球を上限として入賞に応じた任意の球数(例えば、チェリー入賞に応じて12球の賞球が付与されたり、スイカ入賞に応じて62球が付与される等)のパチンコ球を付与することが可能とされており、これら入賞の発生に応じて付与するパチンコ球数を各入賞に応じてより細かく設定することができる。
次に、本実施例における遊技制御基板40の遊技制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図9のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、リール回転処理(Sa4)、リール停止処理(Sa5)、入賞判定処理(Sa6)、賞球付与処理(Sa7)を繰返し実行するループ処理に移行する。
Sa2のステップにおけるBET処理では、上皿12に貯留されたパチンコ球やクレジット球を取込可能な状態で待機し、上皿12に貯留されたパチンコ球にて賭数を設定し、スタートスイッチ7の操作が検出された時点で賭数を確定する処理を実行する。また、前回のゲームでリプレイ入賞が発生した場合には、前回のゲームと同じ賭数を設定する。
さらにこのBET処理では、1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6の検出に基づいて、賭数を設定するために必要な球数の取込を要求する取込要求信号及び取込球数信号を取込払出制御基板60に出力し、パチンコ球の取込を実行させる処理を行う。また、精算スイッチ10の検出に基づいて、上皿12に貯留されたパチンコ球の精算(排出)を要求する精算要求信号及び払出球数信号を取込払出制御基板60に出力し、パチンコ球の精算を実行させる処理を行う。
Sa3のステップにおける内部抽選処理では、Sa2のステップにおけるスタートスイッチ7の検出によるゲームスタートに伴い取得した乱数値と各入賞の当選確率を定めた内部当選確率テーブルとの比較結果に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果に応じて内部当選フラグを設定する処理を実行する。
Sa4のステップにおけるリール回転処理では、各リール2L、2C、2Rを回転させる処理を実行する。このリール回転処理においては、全てのリール2L、2C、2Rが定速回転した時点でストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を有効とする。
Sa5のステップにおけるリール停止処理では、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるか、リール2L、2C、2Rの回転開始時から遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されることなく自動停止時間が経過したことに応じて対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる処理を実行する。このリール停止処理では、Sa3のステップにおける内部抽選処理の結果に応じた制御パターンに基づいて各リール2L、2C、2Rを停止させる処理を行う。
Sa6のステップにおける入賞判定処理では、Sa5のステップにおいて全てのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたと判定した時点で、各リール2L、2C、2Rに導出された表示結果に応じて入賞が発生したか否かを判定する処理を実行する。
Sa7のステップにおける賞球付与処理では、Sa6のステップにおいて入賞の発生が判定された場合に、その入賞に応じて付与される賞球数に基づきパチンコ球の払出を行わせるための処理を行う。この賞球付与処理では、付与する賞球の払出を要求する払出要求信号及び払出球数信号を取込払出制御基板60に出力し、パチンコ球の払出を実行させる処理を行う。
図10〜図12は、遊技制御部41がSa2のステップにおいて実行するBET処理の制御内容を示すフローチャートである。
BET処理では、まず今回のゲームがリプレイゲームであるかを確認し(Sb1)、リプレイゲームの場合には、スタートスイッチ7の検出待ちの状態となり(Sb2)、この状態でスタートスイッチ7が検出されると、その時点で設定されている賭数が記憶されるBETカウンタの値、すなわち前回のゲームで設定された賭数を当該ゲームの賭数としてゲームを開始する。
また、Sb1においてリプレイゲームでない場合には、BETカウンタをクリアして(Sb3)、100球(1回の払出動作に伴う最大払出球数)以上のパチンコ球が払出装置200に供給されているか否か、すなわち、供給球検出スイッチ205が検出されているか否か、及び下皿11が満タンであるか否か、すなわち、返却球詰まり検出スイッチ111及び払出球詰まり検出スイッチ112が検出されているか否かをそれぞれ確認し(Sb4〜Sb6)、払出装置200に100球以上のパチンコ球が供給されており、かつ下皿11が満タンでない場合には、精算スイッチ10、1BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6の検出待ちの状態で待機する(Sb4〜Sb11)。
Sb4〜Sb11の状態において、精算スイッチ10が検出された場合には、既に取り込まれているが未だ賭数の設定に使用されていないパチンコ球数(以下、取込済球数と称す)が記憶されている取込済球カウンタを参照し、取込済球数を示す払出球数信号を取込払出制御基板60に対して出力する(Sb14)。そして払出球数信号により特定される球数の精算を要求するための精算要求信号をonとする(Sb15)。
次いで、応答待ち時間(本実施例では1秒間)が経過するまで取込払出制御基板60より出力される動作中信号の出力状況を監視し(Sb16、Sb17)、Sb16、Sb17において動作中信号:onが検出された場合、すなわち、精算要求信号:onに応じた動作の開始が確認された場合には、Sb14において出力した払出球数を取込済球カウンタの取込済球数から減算、すなわち、取込済球カウンタをクリアした後(Sb18)、取込払出制御基板60より出力される動作中信号の出力状況を監視する(Sb19)。また、取込済球カウンタのクリアに伴い取込済球表示器16に表示された取込済球数もクリアされる。
また、Sb19において動作中信号:offが検出された場合、すなわち、精算要求信号:onに応じた動作の終了を確認した場合、及びSb16、Sb17のステップにおいて応答待ち時間が経過しても動作中信号:onが検出されない場合には、精算要求信号及び払出球数信号をoffとして(Sb20、Sb21)、BETカウンタの値が0、すなわち賭数が設定されていなければ、Sb4〜Sb11の状態で待機し、BETカウンタの値が1または2、すなわち最大賭数未満の賭数が設定されていれば、精算スイッチ10、1BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7の検出待ちの状態で待機し(Sb4〜Sb12)、BETカウンタの値が3、すなわち最大賭数が設定されていれば、精算スイッチ10、スタートスイッチ7の検出待ちの状態で待機する(Sb4〜Sb7、Sb12)。
Sb4〜Sb12またはSb4〜Sb7、Sb12の状態において、1BETスイッチ5が検出された場合には、取込済球カウンタを参照し、1BET分の球数から取込済球数を減算した球数を示す取込球数信号を取込払出制御基板60に対して出力する(Sb22)。また、Sb4〜Sb12またはSb4〜Sb7、Sb12の状態において、MAXBETスイッチ6が検出された場合には、BETカウンタ及び取込済球カウンタを参照して、3BET分の球数から既に賭数の設定に使用された球数と取込済球数を減算した球数、すなわち最大賭数を設定するのに必要な球数を示す取込球数信号を取込払出制御基板60に対して出力する(Sb23)。
そして、Sb22またはSb23において取込球数信号を取込払出制御基板60に対して出力した後、取込球数信号により特定される球数のパチンコ球の取込を要求するための取込要求信号をonにし(Sb24)、応答待ち時間が経過するまで取込払出制御基板60より出力される動作中信号の出力状況を監視する(Sb25、Sb26)。
また、Sb25、Sb26において動作中信号:onが検出された場合、すなわち、取込要求信号:onに応じた動作の開始を確認した場合には、動作中信号及び取込球検出スイッチ104による取込球の検出状況を監視し(Sb27、Sb30)、Sb30において取込球を検出すると、取込済球カウンタの取込済球数を1加算し(Sb31)、更に取込済球カウンタの取込済球数が5であれば(Sb32)、BETカウンタに1を加算するとともに取込済球カウンタの取込済球数をクリアし(Sb33)、再びSb27、Sb30の状態で待機する。また、取込済球カウンタの取込済球数の加算に伴い取込済球表示器16に表示された取込済球数も加算更新されるとともに、取込済球カウンタの取込済球数のクリアに伴い取込済球表示器16に表示された取込済球数も0に更新される。
また、Sb27において動作中信号:offが検出された場合、すなわち、取込要求信号:onに応じた動作の終了を確認した場合、及びSb25、Sb26において応答待ち時間が経過しても動作中信号:onが検出されない場合には、取込要求信号、取込球数信号を順次offにして(Sb28、Sb29)、BETカウンタの値が0であればSb4〜Sb11の状態で待機し、BETカウンタの値が1または2であればSb4〜Sb12の状態で待機し、BETカウンタの値が3であればSb4〜Sb7、Sb12の状態で待機する。
また、Sb4〜Sb12またはSb4〜Sb7、Sb12の状態においてスタートスイッチ7が検出された場合には、BETカウンタを参照し、BETカウンタに設定されている値を当該ゲームの賭数として設定し(Sb13)、ゲームを開始する。
このように本実施例では、1BETスイッチ5またはMAXBET6が操作されて取込球数信号及び取込要求信号が取込払出制御基板60に順次出力された後、取込払出制御基板60より出力される動作中信号:onが応答待ち時間が経過しても検出されないか、動作中信号:onが検出された後、動作中信号:offが検出されるまでの間、すなわち取込払出制御部61による取込制御が終了するまでの間、次の制御へ移行しないようになっている。
次に、図13は、遊技制御部41がSa7のステップにおいて実行する賞球付与処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、Sa6の入賞判定処理において、入賞の発生が判定された場合に、該入賞の発生に伴い付与される賞球数を賞球カウンタに設定する(Sc1)。次いで、賞球カウンタ値を示す払出球数信号を出力するとともに(Sc2)、払出球数信号により特定される球数のパチンコ球の払出を要求するための払出要求信号をonにする(Sc3)。
次いで、取込払出制御基板60より出力される動作中信号:onが検出されるまで待機し(Sc4)、Sc4において動作中信号:onが検出された場合、すなわち、払出要求信号:onに応じた動作の開始を確認した場合には、賞球カウンタをクリアして(Sc5)、動作中信号:offが検出されるまで待機する(Sc6)。そして動作中信号:offが検出された場合、すなわち払出要求信号:onに応じた動作の終了を確認した場合には、払出要求信号、払出球数信号を順次offにして(Sc7、Sc8)、賞球付与処理を終了する。
次に、本実施例における取込払出制御基板60の取込払出制御部61がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図14のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期設定を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sd1)。
次いで、遊技制御基板40からの精算要求信号:on、取込要求信号:on、払出要求信号:on、及び並設されるカードユニット15から出力されるBRDY:onの検出待ちの状態で待機する(Sd2、Sd4、Sd6、Sd8)。
Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態で精算要求信号:onを検出すると、払出球数信号により特定される球数のパチンコ球を払い出すとともに、上皿12に貯留されたパチンコ球を取り込む取込処理と、取り込まれた球数を払出装置200にて下皿11に払出す払出処理と、を交互に行う精算処理を実行し(Sd3)、当該処理の終了後、Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態に戻る。
Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態で取込要求信号:onを検出すると、取込球数信号により特定される取込球数を、上皿12に貯留されたパチンコ球から取り込む取込処理を実行し(Sd5)、当該処理の終了後、Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態に戻る。
Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態で払出要求信号:onを検出すると、払出球数信号により特定される球数を下皿11に払い出す賞球払出処理を実行し(Sd7)、当該処理の終了後、Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態に戻る。
Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態でBRDY:onを検出すると、その後BRDY:onの検出がなくなるまでの期間、BRQ:onを検出する毎に、所定数(例えば25球)のパチンコ球の貸出を行う貸出処理を実行し(Sd9)、当該処理の終了後、Sd2、Sd4、Sd6、Sd8の状態に戻る。
図15は、取込払出制御部61がSd3において実行する精算処理の制御内容を示すフローチャートである。
精算処理では、まず遊技制御基板40より出力される払出球数信号を取得し(Se1)、動作中信号:onとして精算要求信号:onに応じた動作を開始する旨を遊技制御基板40に対して出力し(Se2)、払出が要求され、かつ未だ払い出されていない球数(未払出球数と称す)が記憶される未払出球カウンタに払出球数信号により特定される球数を設定する(Se3)。
次いで、未払出球カウンタの未払出球数が0か、すなわち、未払出球数が残存するか否かを確認し(Se4)、未払出球数が残存する場合には、未払出球カウンタの未払出球数のパチンコ球を払出装置200に払い出させる制御を行うための払出処理を行う(Se5)。Sd5において払出処理を終了した後、及びSe4において未払出球数が残存しない場合には、振分ソレノイド102を励磁して流路切替弁107を揺動させてスプロケット106にて排出された球の流路を返却球誘導通路109側に切替え(Se6)、取込モータ101を駆動させる。
次いで、取込モータ101の回転により排出されたパチンコ球が返却球検出スイッチ105にて検出されるまでに要する時間である返却球検出待ち時間が経過するまで、返却球詰まり検出スイッチ111または払出球詰まり検出スイッチ112による球の検出、または100球分の球を取込むためのスプロケット106の回転動作の終了待ちの状態となる(Se8〜Se11)。
そして、Se8〜Se11において、返却球検出待ち時間が経過した場合(Se8)、返却球詰まり検出スイッチ111または払出球詰まり検出スイッチ112のうち少なくともいずれか一方にて球を検出した場合(Se9、Se10)、または100球分の球を取込むためのスプロケット106の回転動作が終了した場合(Se11)、取込モータ101の駆動を停止させるとともに(Se12)、振分ソレノイド102の励磁を解除して流路切替弁107を揺動させてスプロケット106にて排出された球の流路を取込球誘導通路108側に戻す(Se13)。
そして、動作中信号:offとして精算要求信号:onに応じた動作を終了した旨を遊技制御基板40に対して出力し(Se14)、精算要求信号:offが検出されたときに(Se15)、精算処理を終了する。
図16は、取込払出制御部61がSd5において実行する払出処理の制御内容を示すフローチャートである。
払出処理では、まず払出動作の再試行回数を記憶するリトライカウンタに3を設定し(Sf1)、100球(1回の払出動作に伴う最大払出球数)以上のパチンコ球が払出装置200に供給されているか否か、すなわち、供給球検出スイッチ205が検出されているか否か(Sf2)、及び下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンでないか否か、すなわち、返却球詰まり検出スイッチ111及び払出球詰まり検出スイッチ112による球の検出を確認し(Sf3、Sf4)、払出装置200に100球以上のパチンコ球が供給されており、かつ下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンでない場合には、払出モータ201を駆動する(Sf5)。尚、Sf2において払出装置200にパチンコ球が供給されていない場合や、Sf3またはSf4において下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンであることを検出した場合には、これらが解消されるまでその状態で待機し、解消された時点で払出モータ201を駆動する(Sf5)。
次いで、払出球検出スイッチ202による払出球の検出または返却球詰まり検出スイッチ111及び払出球詰まり検出スイッチ112による球の検出または払出モータ201の回転の終了待ちの状態となる(Sf6、Sf8〜Sf11)。払出モータ201の回転が終了したか否かは未払出球カウンタの未払出球数の払出に対応した回転が完了したかにより確認する。
Sf6、Sf8〜Sf11において払出球検出スイッチ202による払出球が検出された場合には、未払出球カウンタの球数を1減算し(Sf7)、再びSf6、Sf8〜Sf11に戻る。
また、Sf6、Sf8〜Sf11において、返却球詰まり検出スイッチ111または払出球詰まり検出スイッチ112による球の検出を確認した場合(Sf9、Sf10)、または払出に対応した回転の完了を確認した場合(Sf11)には、払出モータ201の駆動を停止するとともに(Sf12)、払出モータ201の回転により払い出されたパチンコ球が払出球検出スイッチ202にて検出されるまでに要する時間である払出球検出待ち時間が経過するまで、払出球検出スイッチ202による払出球の検出待ちの状態となる(Sf6、Sf8、Sf13)。
Sf6、Sf8、Sf13において払出球検出スイッチ202による払出球が検出された場合には、未払出球カウンタの球数を1減算し(Sf7)、再びSf6、Sf8、Sf13に戻る。
また、Sf6、Sf8、Sf13において払出球検出待ち時間が経過した場合には、未払出球カウンタの未払出球数が0か否か、すなわち払出球数分のパチンコ球が全て払い出されたか否かを確認し(Sf14)、未払出球数が0の場合には、リトライカウンタをクリアし(Sf15)、払出処理を終了する。
また、Sf14において未払出球カウンタの未払出球が残存する場合には、リトライカウンタが0か否か、すなわち、再試行回数にわたり払出動作が行われたか否かを確認し(Sf16)、再試行回数が残っている場合には、リトライカウンタの値を1減算して(Sf18)再びSf2へ戻り、残存する未払出球数に応じた払出動作を行う。また、Sf16において再試行回数が残っていない場合には、所定のエラー処理を行い(Sf17)、エラー処理が解除されることで再びSf1へ戻り、残存する未払出球数に応じた払出動作を行う。
図17は、取込払出制御部61がSd5において実行する取込処理の制御内容を示すフローチャートである。
取込処理では、まず動作中信号:onとして取込要求信号の受信に基づき動作を開始する旨を遊技制御基板40に対して出力する(Sg1)。そして、遊技制御基板40より出力される取込球数信号を取得し(Sg2)、取込が要求され、かつ未だ取り込まれていない球数(未取込球数)が記憶される取込球カウンタに、取込球数信号により特定される球数を加算する(Sg3)。
次いで取込動作の再試行回数を記憶するリトライカウンタに3を設定し(Sg4)、上皿12からパチンコ球が供給されているか否かに関わらず、取込モータ101を駆動する(Sg5)。
次いで、取込球検出スイッチ104による取込球の検出または取込モータ101の回転の終了待ちの状態となる(Sg6、Sg8、Sg9)。取込モータ101の回転が終了したか否かは取込球カウンタに設定された未取込球数の取込に対応した回転が完了したかにより確認する。
Sg6、Sg8、Sg9において取込球検出スイッチ104による取込球が検出された場合には、取込球カウンタの未取込球数を1減算し(Sg7)、再びSg6、Sg8、Sg9に戻る。
また、Sg6、Sg8、Sg9において取込に対応した回転の完了を確認した場合には、取込モータ101の駆動を停止するとともに(Sg10)、取込モータ101の回転により取り込まれたパチンコ球が取込球検出スイッチ104にて検出されるまでに要する時間である取込球検出待ち時間が経過するまで、取込球検出スイッチ104による取込球の検出待ちの状態となる(Sg6、Sg8、Sg11)。
Sg6、Sg8、Sg11において取込球検出スイッチ104による取込球が検出された場合には、取込球カウンタの未取込球数を1減算し(Sg7)、再びSg6、Sg8、Sg11に戻る。
また、Sg6、Sg8、Sg11において取込球検出待ち時間が経過した場合には、取込球カウンタの未取込球数が0か否か、すなわち取込球数分のパチンコ球が全て取り込まれたか否かを確認し(Sg12)、未取込球数が0の場合には、リトライカウンタをクリアし(Sg13)、動作中信号:offとして取込要求信号の受信に基づく動作が終了した旨を遊技制御基板40に対して出力する(Sg14)。その後、取込要求信号:offが検出されるまで待機し(Sg15)、取込要求信号:offが検出されたときに、取込処理を終了する。
また、Sg12において、取込球カウンタの未取込球数が残存する場合には、リトライカウンタが0か否か、すなわち再試行回数にわたり取込動作が行われたか否かを確認し(Sg16)、再試行回数が残っている場合には、リトライカウンタの値を1減算して(Sg17)再びSg5へ戻り、残存する未取込球数に応じた取込動作を行う。また、Sg16において再試行回数が残っていない場合には、要求された球数のパチンコ球の取込が行われたか否かに関わらず、動作中信号:offとして取込要求信号の受信に基づく動作が終了した旨を遊技制御基板40に対して出力し(Sg14)、取込要求信号:offが検出されたときに(Sg15)、取込処理を終了する。
図18は、取込払出制御部61がSd7において実行する賞球払出処理の制御内容を示すフローチャートである。
賞球払出処理では、まず遊技制御基板40より出力される払出球数信号を取得し(Sh1)、未払出球カウンタに払出球数信号により特定される球数を設定する(Sh2)。次いで、動作中信号:onとして払出要求信号:onに応じた動作を開始する旨を遊技制御基板40に対して出力し(Sh3)、前述した払出処理(図16参照)を行い、未払出球数を払い出す(Sh4)。
払出処理が終了した後、動作中信号:offとして払出要求信号:onに応じた動作を終了した旨を遊技制御基板40に対して出力し(Sh5)、払出要求信号:offを検出するまで待機する(Sh6)。払出要求信号:offが検出されたときには、賞球払出処理を終了する。
以上説明したように、本実施例のスロットマシン1では、精算スイッチ10の操作に応じて遊技制御基板40から取込払出制御基板60に向けて出力される精算要求信号の受信に基づいて、取込払出制御部61は、まず未払出球カウンタに設定された未払出球数のパチンコ球の払出処理、すなわち、精算スイッチ10の操作がなされたときにおいて取込球検出スイッチ104にて検出されたにも関わらず未だ払い出されていない未払出球数を払出装置200により下皿11に払出させるとともに、上皿12に貯留されているパチンコ球を取込装置100により取り込ませ(抜き取り)、該取り込んだ球を返却球誘導通路109を介して直接下皿11に返却(排出)することにより、上皿12に貯留されているパチンコ球の精算を行うようになっている。
なお、パチンコ球を取出すための取出口11aを備えた下皿11にパチンコ球が返却されるので、取込装置100に導かれるパチンコ球が待機する上皿12や、特にパチンコ球の取出しが困難な取込準備球通路110等に待機するパチンコ球を容易に取出すことができる。
しかしながら、遊技制御部41は、前述したBET処理において、精算スイッチ10の操作がなされたときにおいて、100球(1回の払出動作に伴う最大払出球数)以上のパチンコ球が払出装置200に供給されているか否か、すなわち、供給球検出スイッチ205が検出されているか否かを確認するとともに、下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンでないか否か、すなわち、返却球詰まり検出スイッチ111及び払出球詰まり検出スイッチ112による球の検出を確認し、払出装置200に100球以上のパチンコ球が供給されており、かつ下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンでないことを確認した場合にのみ精算スイッチ10の検出を確認するようになっている。
すなわち、払出装置200に100球以上のパチンコ球が供給されていない場合や、下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンであるときには、遊技制御部41が精算要求信号を取込払出制御部61に送信することがないため、未払出球の払出しがある場合において、取込払出制御部61が払出装置200の払出モータ201を駆動させたにも関わらず、途中で球切れになって払出ができなくなるといった不具合が生じることを事前に防止することができる。
また、取込払出制御部61が取込装置100の取込モータ101を駆動させたにも関わらず、下皿11に球が返却されることなく返却球誘導通路109内において球詰まりが発生するといった不具合の発生を効果的に回避することができるため、スプロケット106が球噛みを起こして回転不能となることで取込モータ101に負荷がかかることによる取込装置100の故障が防止される。
さらに取込払出制御部41は、入賞の発生等に応じて払出装置200により賞球を下皿11に払出す払出処理中において、払出装置200に100球以上のパチンコ球が供給されていない場合や、下皿11に貯留されたパチンコ球が満タンであるときには払出モータ201を駆動させることがないため、取込払出制御部61が払出装置200の払出モータ201を駆動させたにも関わらず、途中で球切れになって払出ができなくなるといった不具合が生じることを事前に防止することができるばかりか、払出装置200の払出モータ201を駆動させたにも関わらず、下皿11に球が返却されることなく払出球誘導通路208内において球詰まりが発生するといった不具合の発生を効果的に回避することができるため、スプロケット206が球噛みを起こして回転不能となることで払出モータ201に負荷がかかることによる払出装置200の故障が防止される。
すなわち、払出球誘導通路208内において球詰まりが発生し、払出球詰まり検出スイッチ111によりパチンコ球が停滞していること、すなわち、下皿11が満タン状態であることが検出されたときに、払出装置200によるパチンコ球の払出しのみだけでなく、精算スイッチ10の操作に基づく取込装置100による上皿12に待機しているパチンコ球の返却(排出)が禁止される。また一方で、返却球誘導通路109内において球詰まりが発生し、返却球詰まり検出スイッチ112によりパチンコ球が停滞していること、すなわち、下皿11が満タン状態であることが検出されたときに、取込装置100による上皿12に待機しているパチンコ球の返却(排出)のみだけでなく、払出装置200によるパチンコ球の払出しが禁止される。これにより、払出球誘導通路208または返却球誘導通路109で球詰まりが発生した状態でパチンコ球の払出しや返却が行われて払出装置200の払出モータ201や取込装置100の取込モータ101が故障することを事前に回避することができる。
また、取込払出制御部61は、1回の精算操作スイッチ10の操作にて出力される精算要求信号の受信に基づいて行う精算処理において、該取込モータ101を駆動させてから100球分のスプロケット106の回転動作が終了したとき、動作中信号をoffとして精算処理を終了するようになっている。すなわち、精算スイッチ10の1回の操作に応じて返却されるパチンコ球に上限が設けられる。これにより、連続して大量のパチンコ球が返却されることがなくなり、大量のパチンコ球を一度に返却する場合に比較して、返却球誘導通路109の球詰まり等の虞が低減する。また、1回の精算操作スイッチ10の操作に応じたスプロケット106の回転動作を簡単な制御にて終了させることができる。
なお、本実施例においては、1回の精算操作スイッチ10の操作に応じて取込払出制御部61が取込装置100に行わせる取込動作は、100球分のスプロケット106の回転動作が終了したことを条件に終了させるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば取込動作を開始してから所定時間が経過したことを条件に終了させるようにしてもよい。すなわち、本実施例の場合であればスプロケット106における100球分の回転動作時間を予め設定しておき、該設定時間が経過したことを条件に回転動作を終了させるようにすればよい。
また、取込払出制御部61は、精算要求信号の受信に基づく精算処理を行っている間、下皿11が満タンであるか否か、すなわち、返却球詰まり検出スイッチ111または払出球詰まり検出スイッチ112が検出されているか否かを確認し、下皿11が満タンではないことを確認したときのみ取込動作を行うようになっているとともに、精算処理中において下皿11が満タンとなったときには、その時点で上皿12にパチンコ球が残存していたとしても取込モータ101の駆動を停止させるため、返却球誘導路109の途中で球詰まりが発生して取込モータ101に負荷がかかるといった不具合が生じることを効果的に回避することができる。
また、1BETスイッチ5やMAXBETスイッチ6の操作がなされたときには、上皿12にパチンコ球が待機しているか否かに関わらず取込装置100によるパチンコ球の取込動作が行われるため、パチンコ球の取込を速やかに行うことが可能となり、遊技を円滑に進行することができる。
また、取込装置100の取込動作によりパチンコ球が取り込まれない場合でも、取込動作が終了し、1BETスイッチ5やMAXBETスイッチ6の操作を受付可能な状態となるため、パチンコ球の取込動作が延々と行われてしまう等の不都合を防止できる。
また、1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6が操作された際に、当該操作に応じた賭数を設定するのに不足する球数の取込が要求されるため、パチンコ球の取込を一層速やかに行うことができる。
更に、1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6が操作された際に、既に取り込まれたものの1BET分(5球)に満たないために賭数の設定に使用されていない取込済球数が取込済球カウンタに残存する場合には、1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6の操作に応じて取り込む必要のある球数から取込済球カウンタの取込済球数を減算した球数、すなわちその時点で必要な球数のみの取込が要求されるため、パチンコ球の取込を一層速やかに行うことができる。
また、パチンコ球を払い出すための払出装置200やパチンコ球を取り込むための取込装置100の制御が遊技制御部41とは別個に設けられた取込払出制御手段60によって行われるため、遊技の制御を行う遊技制御部41の制御負荷を軽減させることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、上記実施例においては返却口109aと払出口9とはそれぞれ別々に形成されていたが、返却球誘導通路109と払出球誘導通路208の下流側端部を合流して1つの開口からそれぞれの通路を流下してきた球を流出させるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、BET処理において払出球詰まり検出スイッチ112からの検出信号の入力があるか否か、すなわち、下皿11が満タンであるか否かを確認し、下皿11が満タンであることを確認したときは精算スイッチ10の検出の有無を確認することなく精算スイッチ10の操作を無効として精算要求信号を取込払出制御基板60に出力しないために取込払出制御部61が精算処理を行うことがないようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、下皿11が満タンであることを確認したときにおいて、精算スイッチ10の検出の有無を確認することとしておくが、精算要求信号を取込払出制御基板60に出力しないようにしたり、あるいは遊技制御部41が精算スイッチ10の操作を検出して精算要求信号を取込払出制御基板60に出力しても、取込払出制御部61が払出球詰まり検出スイッチ112の検出状況を監視するようにして、検出されていないときには受信した精算要求信号を無効として精算処理を行わないようにしてもよい。
また、上記実施例では、取込処理において取り込まれて賭数の設定に使用されなかった取込済球数は取込済球カウンタに記憶されて以降のゲームに持ち越されるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリール2L、2C、2Rの回転に基づき、前記取込済球数を払出装置200にて払い出して下皿11に返却するようにしてもよい。
また、上記実施例では、精算スイッチ10が遊技制御基板40に接続されていたが、取込払出制御基板60に接続し、該取込払出制御基板60の取込払出制御部61にて精算スイッチ10の検出を監視して該精算スイッチ10の検出に基づいて前記精算処理を実施させるようにしてもよい。このようにすれば、返却球詰まり検出スイッチ111及び払出球詰まり検出スイッチ112を取込払出制御基板60にのみ接続しておいても、上述したように下皿11が満タンであることを確認したときにおいて、精算スイッチ10の操作に基づく精算処理の実行を禁止することができる。
また、上記実施例では、最大賭数分(3BET分)のパチンコ球が取り込まれると、スタートスイッチ7及び精算スイッチ10のみの検出待ちの状態となり、この状態においては1BETスイッチ5やMAXBETスイッチ6が検出されない構成とされているが、例えば、最大賭数分(3BET分)のパチンコ球が取り込まれた場合でも、1BETスイッチ5の検出を受け付けるとともに、この状態で1BETスイッチ5が検出されることで、2BET分のパチンコ球を返却し、賭数、すなわちBETカウンタの値を1に更新できるようにしても良い。
また、上記実施例では、取込装置100のケース本体内に設けられた流路切替弁107を振分ソレノイド102により揺動させることで、スプロケット106にて上皿12から抜き取ったパチンコ球を返却球誘導通路109に排出するようになっており、すなわち、これら振分ソレノイド102、流路切替弁107、スプロケット106は、上皿12の球を抜き取って下皿11に排出するための抜取機構を構成していたが、このような抜取機構は上記のような構成に限定されるものではなく、例えば前記流路切替弁107のような流路切換手段等を設けることなく、スプロケット106を正逆回転させることで、該スプロケット106にて上皿12から抜き取ったパチンコ球を取込球誘導通路108または返却球誘導通路109のいずれかに排出することができるようにすれば、スプロケット106のみで抜取機構を構成することができる。
また、上記実施例では、取込装置及び払出装置として、モータの駆動回転に同期して回転するスプロケット内のパチンコ球が取り込まれるモータ式の取込装置100が適用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばソレノイドの励磁によりパチンコ球の取込通路が開放されることでパチンコ球が取り込まれるソレノイド式の取込装置を適用しても良い。更には、外周に所定数のパチンコ球が待機可能な複数の待機溝が設けられた筒状のロータにおける待機溝内にパチンコ球を待機させるとともに、このロータを回転させることにより待機溝内に待機するパチンコ球を取込可能な取込装置を適用しても良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技球(パチンコ球)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技球を用いたスロットマシン(1)において、前記賭数の設定を行う際に操作される賭数設定操作手段(1BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6)と、電気的駆動源(取込モータ101)により駆動され、前記賭数設定操作手段の操作に応じて前記賭数を設定するために内部(スロットマシン1の裏側)に遊技球を取込む遊技球取込手段(取込装置100)と、前記遊技球取込手段に導かれる遊技球が待機(貯留)する遊技球待機部(上皿12、取込準備球通路110)と、遊技球を前記入賞に応じて払出す遊技球払出手段(払出装置200)と、前記遊技球待機部とは別個に設けられ、前記遊技球払出手段から連設される払出経路(払出球誘導通路208)と連通し、該払出経路を介して遊技球が払出されて貯留されるとともに、該貯留された遊技球を取出すための取出口(11a)を備える遊技球貯留部(下皿11)と、を備え、前記遊技球取込手段は、前記遊技球待機部から遊技球を抜き取り(取込み)、該抜き取った遊技球を前記遊技球貯留部に排出(返却)するための抜取機構(振分ソレノイド102、流路切替弁107、スプロケット106)を有するとともに、該遊技球を用いたスロットマシン(1)は、前記遊技球待機部から遊技球を抜き取る(精算する)際に操作される球抜き操作手段(精算スイッチ10)と、前記球抜き操作手段が操作されたときに、前記電気的駆動源を駆動して前記遊技球取込手段により遊技球を取込ませ、該取込まれた遊技球を前記遊技球貯留部に連通する排出経路(返却球誘導通路109)を介して前記遊技球貯留部に排出させる排出制御手段{取込払出制御部61(精算処理)}と、前記払出経路に遊技球が停滞していることを検出する払出球停滞検出手段(払出球詰まり検出スイッチ112)と、前記排出経路に遊技球が停滞していることを検出する排出球停滞検出手段(返却球詰まり検出スイッチ111)と、前記払出球停滞検出手段または前記排出球停滞検出手段の少なくともいずれか一方が遊技球の停滞を検出しているときに前記遊技球払出手段からの遊技球の払出し及び前記遊技球取込手段からの遊技球の排出を禁止する払出排出禁止手段{遊技制御部41(BET処理におけるSb5、Sb6)/取込払出制御部61(精算処理におけるSe9、Se10)(賞球払出処理のSh4の払出処理におけるSf3、Sf4、Sf9、Sf10)}と、を備える。
本発明の請求項2は、前記排出制御手段{取込払出制御部61(精算処理)}は、前記球抜き操作手段(精算スイッチ10)が操作された後、所定時間(100球分のスプロケット106の回転動作時間)経過したことにより、前記電気的駆動源(取込モータ101)の駆動を停止し、前記遊技球取込手段(取込装置100)による遊技球(パチンコ球)の抜き取り(取込)及び排出(返却)を終了させる。
本発明の請求項3は、前記遊技球(パチンコ球)を用いたスロットマシン(1)の本体(本体パネル枠30)前面側に開閉自在に設けられ、前記遊技球待機部(上皿12、取込準備球通路110)及び前記遊技球取込手段(取込装置100)が配設された開閉扉(下部パネル枠32)を備え、前記排出経路(返却球誘導通路109)を前記開閉扉のみに設けた。
本発明の請求項4は、遊技の制御を行うメイン制御手段(遊技制御部41)と、該メイン制御手段と双方向通信可能に接続され、前記排出制御手段{取込払出制御部61(精算処理)}を含むサブ制御手段(取込払出制御部61)と、前記遊技球取込手段(取込装置100)により取込まれた遊技球(パチンコ球)を検出する取込球検出手段(取込球検出スイッチ102)と、を備え、前記メイン制御手段は、前記賭数設定操作手段(1BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6)の操作がなされたときに、前記サブ制御手段に対して前記賭数設定操作手段の操作に応じた取込要求球数(取込球数)を特定可能な取込要求情報(取込要求信号、取込球数信号)を送信し、該取込要求情報を受信した前記サブ制御手段は、前記遊技球待機部(上皿12)に遊技球が待機しているか否かに関わらず前記取込要求球数に応じた遊技球の取込みを前記遊技球取込手段に行わせる取込制御(取込処理)を行い、該取込制御が終了したときにその旨を示す取込制御終了情報(動作中信号:off)を前記メイン制御手段に対して返信し、前記メイン制御手段は、前記取込要求情報を送信してから前記取込制御終了情報を受信するまでに前記取込球検出手段にて検出された遊技球数が前記取込要求情報にて要求した取込要求球数に満たないときにおいて前記賭数設定操作手段の操作がなされたときには、前記サブ制御手段に対して前記賭数設定操作手段の操作に応じた取込要求球数から前記取込球検出手段にて検出された遊技球数を減算した取込要求球数を特定可能な取込要求情報を送信し、該取込要求情報を受信したサブ制御手段は、再び前記取込制御を行う。
本発明が適用された実施例としてのスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンに設けられた上皿の平面図である。 図1のスロットマシンに設けられた取込装置を示す断面図である。 図1のスロットマシンに設けられた払出装置を示す断面図である。 図1のスロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のスロットマシンの構成を示すブロック図である。 図1のスロットマシンの各基板同士の通信状況等を示す図である。 図1のスロットマシンにおける遊技制御部の制御内容を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける遊技制御部が行うBET処理を示すフローチャートである。 同じく図1のスロットマシンにおける遊技制御部が行うBET処理を示すフローチャートである。 同じく図1のスロットマシンにおける遊技制御部が行うBET処理を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける遊技制御部が行う賞球付与処理を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける取込払出制御部の制御内容を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける取込払出制御部が行う精算処理を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける取込払出制御部が行う払出処理を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける取込払出制御部が行う取込処理を示すフローチャートである。 図1のスロットマシンにおける取込払出制御部が行う賞球払出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
10 精算スイッチ
11 下皿
12 上皿
41 遊技制御部
61 取込払出制御部
100 取込装置
108 取込球誘導通路
109 返却球誘導通路
111 返却球詰まり検出スイッチ
112 払出球詰まり検出スイッチ
200 払出装置
208 払出球誘導通路

Claims (4)

  1. 遊技球を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技球を用いたスロットマシンにおいて、
    前記賭数の設定を行う際に操作される賭数設定操作手段と、
    電気的駆動源により駆動され、前記賭数設定操作手段の操作に応じて前記賭数を設定するために内部に遊技球を取込む遊技球取込手段と、
    前記遊技球取込手段に導かれる遊技球が待機する遊技球待機部と、
    遊技球を前記入賞に応じて払出す遊技球払出手段と、
    前記遊技球待機部とは別個に設けられ、前記遊技球払出手段から連設される払出経路と連通し、該払出経路を介して遊技球が払出されて貯留されるとともに、該貯留された遊技球を取出すための取出口を備える遊技球貯留部と、を備え、
    前記遊技球取込手段は、前記遊技球待機部から遊技球を抜き取り、該抜き取った遊技球を前記遊技球貯留部に排出するための抜取機構を有するとともに、
    該遊技球を用いたスロットマシンは、
    前記遊技球待機部から遊技球を抜き取る際に操作される球抜き操作手段と、
    前記球抜き操作手段が操作されたときに、前記電気的駆動源を駆動して前記遊技球取込手段により遊技球を取込ませ、該取込まれた遊技球を前記遊技球貯留部に連通する排出経路を介して前記遊技球貯留部に排出させる排出制御手段と、
    前記払出経路に遊技球が停滞していることを検出する払出球停滞検出手段と、
    前記排出経路に遊技球が停滞していることを検出する排出球停滞検出手段と、
    前記払出球停滞検出手段または前記排出球停滞検出手段の少なくともいずれか一方が遊技球の停滞を検出しているときに前記遊技球払出手段からの遊技球の払出し及び前記遊技球取込手段からの遊技球の排出を禁止する払出排出禁止手段と、
    を備えることを特徴とする遊技球を用いたスロットマシン。
  2. 前記排出制御手段は、
    前記球抜き操作手段が操作された後、所定時間経過したことにより、前記電気的駆動源の駆動を停止し、前記遊技球取込手段による遊技球の抜き取り及び排出を終了させる請求項1に記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  3. 前記遊技球を用いたスロットマシンの本体前面側に開閉自在に設けられ、前記遊技球待機部及び前記遊技球取込手段が配設された開閉扉を備え、
    前記排出経路を前記開閉扉のみに設けた請求項1または2に記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  4. 遊技の制御を行うメイン制御手段と、
    該メイン制御手段と双方向通信可能に接続され、前記排出制御手段を含むサブ制御手段と、
    前記遊技球取込手段により取込まれた遊技球を検出する取込球検出手段と、
    を備え、
    前記メイン制御手段は、前記賭数設定操作手段の操作がなされたときに、前記サブ制御手段に対して前記賭数設定操作手段の操作に応じた取込要求球数を特定可能な取込要求情報を送信し、
    該取込要求情報を受信した前記サブ制御手段は、前記遊技球待機部に遊技球が待機しているか否かに関わらず前記取込要求球数に応じた遊技球の取込みを前記遊技球取込手段に行わせる取込制御を行い、該取込制御が終了したときにその旨を示す取込制御終了情報を前記メイン制御手段に対して返信し、
    前記メイン制御手段は、前記取込要求情報を送信してから前記取込制御終了情報を受信するまでに前記取込球検出手段にて検出された遊技球数が前記取込要求情報にて要求した取込要求球数に満たないときにおいて前記賭数設定操作手段の操作がなされたときには、前記サブ制御手段に対して前記賭数設定操作手段の操作に応じた取込要求球数から前記取込球検出手段にて検出された遊技球数を減算した取込要求球数を特定可能な取込要求情報を送信し、
    該取込要求情報を受信したサブ制御手段は、再び前記取込制御を行う請求項1〜3のいずれかに記載の遊技球を用いたスロットマシン。
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