JP2005182315A - 決済装置、決済システム、決済方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 ＩＣカードの情報処理機能を利用して商品等の購入要求から決済完了までを効率的に行うことができる決済装置を提供する。
【解決手段】 ＰＤＡ１０８は、加盟店の加盟店ＩＤと、注文番号と、購入額とを含む与信処理の要求情報を決済サーバ１０６に送信する（Ｓ５１０）。決済サーバ１０６は、ＰＤＡ１０８にカード情報の入力要求を送信する（Ｓ５１２）。ＰＤＡ１０８は、ＩＣカード１１０にクレジットアプリケーションの起動要求を送信する（Ｓ５１４）。ＩＣカード１１０は、クレジットアプリケーションを起動し、ＰＤＡ１０８にＰＩＮ入力要求情報を送信する（Ｓ５１６）。ＩＣカード１１０は、ＰＤＡ１０８から入力されたＰＩＮを照合し、一致した場合にカード情報をＰＤＡ１０８に送信する（Ｓ５２０）。ＰＤＡ１０８は、注文番号と、受信したカード情報を決済サーバ１０６に転送する（Ｓ５２２）。
【選択図】 図７

Description

本発明は決済装置、決済システム、決済方法およびコンピュータプログラムに関し、より詳細には、所定の決済方法による決済取引を行うためのカード情報を記憶したＩＣカード等の情報処理部と、決済取引に関するデータの送受および該取引の認証処理を行う決済システムに決済取引を要求する携帯情報端末とを有する決済装置、その決済システム、これらを用いた決済方法およびコンピュータプログラムに関する。

従来から、クレジットカードを使用することなくネットワーク上で行うことができる電子決済取引が実用化されている。例えば、特許文献１には、このような決済取引において商品名、購入価格等を暗号化する技術が開示されている。

また、特許文献２に記載の技術では、決済サーバが、利用者端末から入力された利用者のＩＤ、暗証番号及び商品受渡指示データを受けて顧客データベースにアクセスし、顧客認証を行った上でクレジットカード番号を受け取り、店舗データベースにアクセスして店舗ＩＤを受け取り、商品の価格情報をクレジットカード番号及び店舗ＩＤと共に支払認証システムに送信してクレジットカード番号に対する認証結果データを受信する。そして、認証結果データと商品受渡し指示データを電子商店に送信し、電子商店は認証結果データに基づいてクレジットカード会社と決済を行う。

また近年、ＩＣカードによる決済処理が案出されている。例えば、特許文献３には、携帯電話を決済用端末に接続した後、この決済用端末にＩＣカードの情報を入力することにより、共同決済センタとの通信を行う技術が開示されている。

このようなユーザのクライアントを使用した決済取引では通常、クライアントから商品やサービス等の決済取引の対象となる商品の情報を提供するコンテンツサーバへアクセスし、コンテンツの購入要求を送信する。コンテンツサーバは購入要求を受けて、決済サーバに与信（認証）処理を依頼する。決済サーバはこの依頼に応じて、クライアントに対し与信に必要な情報を要求する。ユーザはこのとき、クライアントにカード情報を入力し、決済サーバへ送信する。

決済サーバはユーザに対応するカード情報、口座番号や与信枠等の情報を予め記憶しており、受信した依頼およびカード情報に基づいて予め記憶したユーザに関する情報を参照し、この情報の更新を行う。そして、この与信処理の結果をコンテンツサーバあるいはクライアントに送信する。決済サーバは更新された情報に基づき口座振替を実行することにより、決済取引が完了する。

特開２００２−１５０１９５号公報 特開２００２−２８８５７４号公報 特開２００１−２２２５９５号公報

しかしながら、上述したような決済取引の場合、顧客による商品等の購入から決済の完了までの間に、顧客はキーボードやボタン等の入力インタフェースを使用してクライアントにカード情報を入力し、決済サーバへ送信しなければならない。これは、ネットワーク上での決済取引が、顧客と、コンテンツ提供側と、決済機関という三者間でのデータの送受を伴うことによる。したがって、顧客はコンテンツサーバに対し商品等の購入要求を送信する一方、決済サーバに別途カード情報を送信するための手動による操作を必要とするという問題があった。

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ＩＣカードの情報処理機能を利用して商品等の購入要求から決済完了までを効率的に行うことができる決済装置、決済システム、決済方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。

このような目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う決済システムに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する決済装置であって、前記第２の情報処理部は、商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信する決済方法指定情報送信手段と、前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記決済方法に対応する決済システムに対し、前記購入対象の商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を送信する認証要求情報送信手段と、前記認証処理の要求情報を受信した決済システムから前記カード情報を要求するためのカード情報要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部から前記カード情報を取得するカード情報取得手段と、前記カード情報取得手段により取得したカード情報を前記決済システムに転送するカード情報転送手段と、前記認証処理の要求情報および前記カード情報に基づく認証処理の結果を前記決済システムから受信すると、前記コンテンツサーバに転送する結果転送手段とを備えたことを特徴とする。

また、請求項２に記載の発明は、決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う認証サーバに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する決済装置であって、前記第２の情報処理部は、商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信する決済方法指定情報送信手段と、前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部から前記カード情報を取得するカード情報取得手段と、前記カード情報取得手段により取得されたカード情報、前記購入対象の商品の購入額の情報および前記カード情報を含む認証処理の要求情報を、前記コンテンツサーバを介して前記認証サーバに送信する認証要求情報送信手段と、前記認証サーバから前記コンテンツサーバを介して前記認証処理の要求情報に基づく認証処理の結果を受信する結果受信手段とを備えたことを特徴とする。

また、請求項３に記載の発明は、請求項１または２に記載の決済装置において、前記第２の情報処理部は、前記コンテンツサーバから、該コンテンツサーバにより生成された購入済み商品の識別情報を受信する商品識別情報受信手段と、前記商品識別情報受信手段により受信した商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段と、前記商品識別情報記憶手段に記憶された商品識別情報を外部の端末に送信して前記購入済み商品の識別情報が前記コンテンツサーバにより生成されたことの確認を要求する手段とを更に備えたことを特徴とする。

また、請求項４に記載の発明は、請求項１ないし３のいずれかに記載の決済装置において、前記第２の情報処理部は、前記コンテンツサーバから決済方法の選択を要求するための決済方法選択要求情報を受信する決済方法選択要求情報受信手段を更に備え、前記決済方法指定情報送信手段は、前記決済方法選択要求情報の受信に応答して前記決済方法指定情報を送信することを特徴とする。

また、請求項５に記載の発明は、請求項１ないし４のいずれかに記載の決済装置において、前記第１の情報処理部は、暗証番号を記憶した暗証番号記憶手段と、前記第２の情報処理部に対し前記暗証番号の入力を要求するための暗証番号入力要求情報を送信する暗証番号入力要求情報送信手段と、前記第２の情報処理部から入力された情報と前記記憶手段に記憶した暗証番号とを照合し、該照合結果に応じて前記カード情報を送信するカード情報送信手段とを有することを特徴とする。

また、請求項６に記載の発明は、商品の購入取引に関する認証処理を行う決済システムであって、決済取引を行うためのカード情報を記憶した記憶手段と、情報処理装置から前記商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を受信する認証要求情報受信手段と、前記認証処理の要求情報を受信すると、前記カード情報の送信を要求するための指示を前記情報処理装置へ送信する指示送信手段と、前記指示を受信した情報処理装置から前記カード情報を受信するカード情報受信手段と、前記認証要求情報受信手段により受信した認証処理の要求情報、前記カード情報受信手段により受信したカード情報および前記記憶手段に記憶されたカード情報を使用して前記認証処理を行う手段とを備えたことを特徴とする。

また、請求項７に記載の発明は、決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う決済システムに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する情報処理装置における前記第２の情報処理部により実行される決済方法であって、商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信するステップと、前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記決済方法に対応する決済システムに対し、前記購入対象の商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を送信するステップと、前記認証処理の要求情報を受信した決済システムから前記カード情報を要求するためのカード情報要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部に対し前記カード情報を取得するステップと、前記取得するステップにおいて取得したカード情報を前記決済システムに転送するステップと、前記認証処理の要求情報および前記カード情報に基づく認証処理の結果を前記決済システムから受信すると、前記コンテンツサーバに転送するステップとを備えることを特徴とする。

また、請求項８に記載の発明は、決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う認証サーバに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する情報処理装置における前記第２の情報処理部により実行される決済方法であって、商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信するステップと、前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部から前記カード情報を取得するステップと、前記取得するステップにおいて取得されたカード情報、前記購入対象の商品の購入額の情報および前記カード情報を含む認証処理の要求情報を、前記コンテンツサーバを介して前記認証サーバに送信するステップと、前記認証サーバから前記コンテンツサーバを介して前記認証処理の要求情報に基づく認証処理の結果を受信するステップとを備えたことを特徴とする決済方法。

また、請求項９に記載の発明は、商品の購入取引に関する認証処理を行う決済システムにより実行される決済方法であって、前記決済システムは決済取引を行うためのカード情報を記憶しており、前記決済方法は、情報処理装置から前記商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を受信するステップと、前記認証処理の要求情報を受信すると、前記カード情報の送信を要求するための指示を前記情報処理装置へ送信するステップと、前記指示を受信した情報処理装置から前記カード情報を受信するステップと、前記受信した認証処理の要求情報、前記受信したカード情報および前記記憶されたカード情報を使用して、前記認証処理を行うステップとを備えたことを特徴とする。

また、請求項１０に記載の発明は、コンピュータプログラムであって、コンピュータを請求項１または２に記載の第２の情報処理部として機能させるためのものである。

また、請求項１１に記載の発明は、コンピュータプログラムであって、コンピュータを請求項６に記載の決済システムとして機能させるためのものである。

本発明によれば、ＩＣカードの情報処理機能を利用して商品等の購入要求から決済完了までを自動的に行うこととしたので、ユーザはクライアントにカード情報を入力する必要がなくなる。結果として、ネットワークを介したカード決済を効率的に行うことができる。

以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
（第１実施形態）
図１は、本実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す。同図に示すように、ネットワークシステムは、コンテンツサーバ１０４、決済システム１１４、ＰＤＡ１０８がインターネットに接続されて相互に通信を行うことができるように構成されている。

コンテンツサーバ１０４は販売者のサイトを運営管理し、販売者の商品の情報を提供するサーバである。また、コンテンツサーバ１０４は、提供すべき情報とは別に、図２に示すように商品を識別する商品番号と、価格とを対応付けて記憶している。

決済システム１１４はカード会社により発行されるカードを使用した決済取引に関するデータの送受および該取引の与信（認証）処理を行うもので、決済サーバ１０６と認証サーバ１１２が、専用線あるいは金融情報を送受信するための専用の中継回線を介して接続されて構成されている。与信処理は決済サーバ１０６がクライアント等からの要求に応じて認証サーバ１１２に実行させる。

ＰＤＡ１０８はユーザにより使用される情報処理装置で、ＩＣカード１１０と通信可能に構成されている。このＰＤＡは移動端末の一例であり、これに代えてハンドヘルドＰＣなどのモバイル・コンピューティングに適した他の移動端末を使用してもよい。
インターネット１０２は通信回線の一例である。

このような構成により、ユーザはＰＤＡ１０８を使用してコンテンツサーバ１０４にアクセスし、商品の購入を要求する。コンテンツサーバ１０４はこの要求に応答してＰＤＡ１０８に決済取引要求情報を送信する。ＰＤＡ１０８は決済取引要求情報を受信すると、決済システム１１４に対して商品購入のための与信処理を要求するが、その際、ＩＣカード１１０から取得したカード情報を送信する。

図３は、本実施形態に使用される決済システムの構成を示す。
決済サーバ１０６は、コンピュータプログラムや演算処理に使用されるデータを記憶する記憶部２０２、当該決済サーバの各構成要素を制御する制御部２０４、インターネットを介した通信や認証サーバ１１２との通信を実現する通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）２０６を含んでいる。制御部２０４は、中央処理装置（ＣＰＵ）等により構成される。また、記憶部２０２は、ＤＲＡＭに代表される揮発性メモリ、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ等の不揮発性メモリ、ＦＤ、ハードディスク等の磁気記録装置、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ／Ｗ、ＤＶＤ等の光学記録装置等により構成され、これらは内蔵のものでもよく、あるいは外付けのものでも良い。通信インタフェース２０６は、コンピューターシステム間の通信に使用される通信インタフェース、およびコンピュータとネットワーク間の通信に使用されるユーザ・網インタフェースのいずれをも含んでいる。

そして、決済サーバ１０６では、記憶部２０２に記憶されたコンピュータプログラムを読み出した制御部２０４が、そのコンピュータプログラムのプログラム命令に基づき演算処理を行い、あるいは通信Ｉ／Ｆ２０６を介したデータの送受を行うことにより、後述する処理を実行する。

また、認証サーバ１１２は、記憶部２１２、当該認証サーバの各構成要素を制御する制御部２１０、決済サーバ１０６との通信を実現する通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）２０８を含んでいる。通信Ｉ／Ｆ２０８、制御部２１０、および記憶部２１２を実装するハードウェア構成は、上述した決済サーバ１０６の通信Ｉ／Ｆ２０６、制御部２０４、および記憶部２０２と同様であるため、詳細な説明は省略する。

記憶部２１２には、与信処理に必要な情報として、少なくとも顧客の決済取引に関する与信を行うための情報や加盟店に関する情報の集合であるデータベース（ＤＢ）が格納されている。

認証サーバ１１２では、記憶部２０８に記憶されたコンピュータプログラムを読み出した制御部２１０が、そのコンピュータプログラムのプログラム命令に基づき演算処理を行い、あるいは通信Ｉ／Ｆ２０８を介したデータの送受を行うことにより、後述する処理を実行する。

上記のような構成により、決済システム１１４において決済取引に関するデータの送受および該取引の認証処理が行われる。

図４は、認証サーバ１１２の記憶部２１２に記憶されているＤＢの内容の一例を示す図である。ＤＢに含まれる情報は、予め定義されたテーブルの各項目を構成する。本実施形態においては、少なくともカード情報テーブル、購入情報テーブルおよび加盟店情報テーブルが定義されている。

カード情報テーブルは、図４（ａ）に示すようにカード会員の会員ＩＤと、該カード会員に対して発行されたカードのカード情報とを対応付けたものである。購入情報テーブルは、図４（ｂ）に示すようにカード会員の会員ＩＤ毎に、カードを使用した商品等の購入額と、購入日時とを対応付けたものである。加盟店情報テーブルは、図４（ｃ）に示すように加盟店に付与された加盟店ＩＤと、カード決済時の振込先の口座番号とを対応付けたものである。

与信処理においては、クライアントから受信した商品の購入取引の要求に基づいてカード情報テーブルや加盟店情報テーブルを参照し、要求情報を送信したカード会員の認証や加盟店の確認等を行い、商品の購入取引の要求の正当性が確認された場合に、購入情報テーブルの更新を行う。このような処理には、通常の電子商取引において行われる方法が採用されるため、詳細な説明は省略する。

図５は、本実施形態に係るＰＤＡの構成を示す。ＰＤＡ１０８は、少なくともＩＣカードリーダ／ライタ３０２、記憶部３１０、制御部３０４、表示部３０６、通信Ｉ／Ｆ３０８、入力部３１２を含んでいる。ＩＣカードリーダ／ライタ３０２は、ＩＣカードへの電力の供給および信号の送受を行うものであり、金属端子を接触させて電力と信号をやりとりする接触型、ＩＣカードとＩＣカードリーダライタにアンテナを内蔵させて、電波で電力と信号をやりとりする非接触型のどちらを使用しても良い。

制御部３０４は、中央処理装置（ＣＰＵ）により構成される。通信インタフェース３０８は、コンピューターシステム間の通信に使用される通信インタフェース、およびコンピュータとネットワーク間の通信に使用されるユーザ・網インタフェースのいずれをも含んでいる。表示部３０６は液晶等により画像を表示するディスプレイが使用される。入力部３１２はユーザが制御部３０４に指示を入力するためのものである。

また、記憶部３１０は、ＤＲＡＭに代表される揮発性メモリ、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ等の不揮発性メモリ、ＦＤ、ハードディスク等の磁気記録装置、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ／Ｗ、ＤＶＤ等の光学記録装置等により構成され、これらは内蔵のものでもよく、あるいは外付けのものでも良い。また、記憶部３１０にはコンピュータプログラムやその実行に際して使用されるデータの他、カード情報の取得に使用される暗証番号（ＰＩＮ）が記憶されている。

このように構成されたＰＤＡ１０８では、記憶部３１０に記憶されたコンピュータプログラム（以下、「ＰＤＡアプリケーション」という）を読み出した制御部３０４が、そのコンピュータプログラムのプログラム命令に基づき演算処理を行い、あるいは通信Ｉ／Ｆ３０８を介したデータの送受を行うことにより、ＩＣカードリーダ／ライタ３０２を通じてＩＣカードとの通信を行い、あるいは通信Ｉ／Ｆ３０８を通じてネットワークを介した通信を行う。また、必要に応じて通信Ｉ／Ｆ３０８を介して取得したデータを記憶部３１０に記憶し、あるいはＩＣカードリーダ／ライタ３０２または表示部３０６へ出力するものである。

図６は、本実施形態において使用されるＩＣカードの構成を示す。
ＩＣカード１１０は少なくとも通信Ｉ／Ｆ４０２、制御部４０４および記憶部４０６を含んでいる。通信Ｉ／Ｆ４０２は、アンテナおよびアンテナコイルを含んで構成されるものであり、外部から電力の供給を受けたり、信号の送受を行う。制御部４０４はＣＰＵにより構成され、演算、他の構成要素への命令等の処理を行う。記憶部４０６はＲＡＭ、ＥＥＰＲＯＭ等により構成される。記憶部４０６には、コンピュータプログラムやその実行に際して使用されるデータの他、カード情報の提供に使用される暗証番号（ＰＩＮ）が記憶されている。

このように構成されたＩＣカード１１０においては、記憶部４０６に記憶されているコンピュータプログラム（以下、「クレジットアプリケーション」という）を読み出した制御部４０４が、そのアプリケーションのプログラム命令を実行することにより、後述する本発明に関わる処理を達成する。

図７は、本実施形態に係る決済方法の流れを示す図である、また、図８は、本実施形態に係る決済方法において、ネットワークシステムを構成する情報処理装置間で送受される情報の内容を示す図である。次に、図７および図８を参照し、本実施形態に係る決済方法の手順を説明する。

カード会員は、ＰＤＡ１０８を操作して、コンテンツサーバ１０４にアクセスする。コンテンツサーバ１０４は、商品に関する情報を提供し、顧客からの商品購入の申し出を受け付ける。この処理は、加盟店のＩＤおよび商品に関する情報を含むマークアップ言語で記述されたファイルをＰＤＡ１０８にダウンロードすることにより行う。ここで、商品に関する情報は、商品の説明や価格の他、商品を識別する商品番号を含んでいる。ＰＤＡ１０８では受信した情報を解析し、表示部３０６に解析結果を表示する。ここで、ＰＤＡ１０８に表示させる画面は、商品を選択するためのボタンを備えたものとしても良いし、あるいはＰＤＡ１０８を操作して商品番号を入力するための入力欄を備えたものとしても良い。

同時に、ＰＤＡ１０８は受信した情報から加盟店ＩＤを取得し、後述する処理で使用するために記憶しておく。

カード会員はＰＤＡ１０８に表示された商品に関する情報を閲覧し、所望の商品の購入を希望する場合は、入力部３１２を操作して購入対象の商品と購入する個数とを指定する。ＰＤＡ１０８は、この操作を受けて、コンテンツサーバ１０４へ商品情報と、その個数とを含む購入要求を送信する。

コンテンツサーバ１０４は購入要求を受信すると、まず注文番号を発行する。次いで、購入時に使用する決済方法の選択を要求するため、ＰＤＡ１０８に決済選択要求情報を送信し、ユーザに決済方法選択のアナウンスを行う（ステップＳ５０４）。この決済選択要求情報は、決済方法の選択を受け付けるためのマークアップ言語で記述されたファイルとして構成される。ＰＤＡ１０８では受信した情報を解析し、表示部３０６に解析結果を表示する。

ここで、コンテンツサーバ１０４は、注文番号と、購入対象の商品番号と、個数とを、購入取引が終了するまで保持しておく。

図９はステップＳ５０４を経てＰＤＡ１０８の表示部３０６に表示される画面の一例を示す図である。カード会員による決済方法の選択は、入力部３１０を操作して画面中の反転部分８０２を変更し、ＯＫボタン８０４を選択することにより行われる。

次いで、カード会員がクレジット決済を選択すると、ＰＤＡ１０８はこの選択に応答して、コンテンツサーバ１０４にクレジット決済選択のアナウンス（決済方法指定情報）を送信する（ステップＳ５０６）。このようにして、商品を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定する決済方法指定情報を送信する処理が実行され、以降ステップＳ５０８からステップＳ５３２までの処理が自動的に行われる。

決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバ１０４は、図２に示す情報を参照し、購入要求に対応する商品の金額を取得して、商品の購入額を算出する。次いで、ＰＤＡ１０８に対し、注文番号と、クレジット決済を要求するためのアナウンスと、加盟店ＩＤと、購入額とを含む決済取引要求情報を送信する（ステップＳ５０８）。ＰＤＡ１０８は、この決済取引要求情報を受信すると、加盟店ＩＤと、注文番号と、購入額とを含む与信処理の要求情報を決済サーバ１０６に送信する（ステップＳ５１０）。

決済サーバ１０６は、与信処理の要求情報を受信すると、ＰＤＡ１０８に対し、カード情報の入力要求を送信する（ステップＳ５１２）。ＰＤＡ１０８は、このアナウンスを受信すると、ＩＣカード１１０に対してクレジットアプリケーションの起動要求を送信する（ステップＳ５１４）。ＩＣカード１１０は、この指示を受けてクレジットアプリケーションを起動する。以降、ステップＳ５２０までの処理のうちＩＣカード１１０側での処理は、クレジットアプリケーションのプログラム命令に基づき実行される。

ＩＣカード１１０は、ＰＤＡ１０８に対しＰＩＮの入力を要求するためのＰＩＮ入力要求情報を送信する（ステップＳ５１６）。ＰＤＡ１０８は、ＰＩＮ入力要求情報に応答して、記憶部３１０に記憶されたＰＩＮをＩＣカード１１０に入力する（ステップＳ５１８）。ＩＣカード１１０は、入力されたＰＩＮと記憶部４０６に記憶されたＰＩＮとを照合し、一致した場合にカード情報をＰＤＡ１０８に送信する（ステップＳ５２０）。ＰＤＡ１０８は、注文番号と、受信したカード情報を決済サーバ１０６に転送する（ステップＳ５２２）。

決済サーバ１０６は、注文番号と、ＰＤＡ１０８から受信した与信処理の要求情報と、カード情報とを認証サーバ１１２に転送する（ステップＳ５２４）。認証サーバ１１２は受信した情報に基づきＤＢ内のカード情報テーブルと加盟店テーブルとを参照し、受信したカード情報、受信した加盟店ＩＤが正当なものであることを確認する。この確認の後、カード情報に基づき取引可能かどうかを判断し、購入情報テーブルに今回の取引に関わる購入額、即ち受信した金額と受信日時とを追加する。なお、この与信処理は一般的な電子商取引におけるカード決済方法を使用して行われるため、詳細な説明は省略する。

認証サーバ１１２は、注文番号と、与信処理の結果（認証結果）とを決済サーバ１０６へ送信し（ステップＳ５２６）、決済サーバ１０６は受信した注文番号と認証結果とをＰＤＡ１０８に転送する（ステップＳ５２８）。認証結果は、認証ＯＫ、あるいはＮＧを示す単純なものである。ＰＤＡ１０８は、受信した認証情報をさらにコンテンツサーバ１０４へ転送する（ステップＳ５３０）。コンテンツサーバ１０４は、注文番号および認証結果を受信して商品購入の成約を確認すると、ステップＳ５０４において保持した情報を取り出し、この情報に含まれる商品番号に対応する商品名を図２に示す情報から取得して、購入取引に関わる領収情報を作成する。領収情報は、成約した取引の商品名、個数、購入額、決済方法をＰＤＡ１０８に表示させるためにマークアップ言語で記述されたファイルとして構成される。そして、ＰＤＡ１０８にこの領収情報と認証結果とを送信する（ステップＳ５３２）。図１０は、領収情報に基づいてＰＤＡ１０８に表示される画面の一例を示す。

以上説明したように、本実施形態によれば、第１の情報処理装置であるＩＣカード１１０と、第２の情報処理装置であるＰＤＡ１０８とを含む決済装置において、ＰＤＡ１０８にＰＩＮを記憶させ、これを使用してＩＣカード１１０からカード情報を取得して決済サーバに送信させるので、ユーザによるカード情報の入力処理を省略し、また決済サーバに正確にカード情報を提供することができる。

以上述べた実施形態においては、上記アプリケーションおよびクレジットアプリケーションを、コンテンツサーバ１０４から配信するができる。この場合、カード会員は上記決済方法の実施に先立って、ＰＤＡ１０８にＩＣカード１１０を装着し、コンテンツサーバ１０４にアクセスしてプログラムのダウンロード要求を送信する。コンテンツサーバ１０４はこのダウンロード要求に応答してＰＩＮを発行し、このＰＩＮと共にクレジットアプリケーションおよびＰＤＡアプリケーションをダウンロードする。ＰＤＡ１０８はＰＤＡアプリケーションおよびＰＩＮを記憶部３１０に記憶すると共に、ＩＣカードリーダ／ライタ３０２を通じてＩＣカード１１０の記憶部４０６にクレジットアプリケーションおよびＰＩＮを記憶する。このようにして、カード会員のＰＤＡとＩＣカードでＰＩＮの整合性を保つことができる。

また、本実施形態においてカード会員に販売可能な商品としては、例えば以下のようなものが考えられる。
（１）流通経路を経由してカード会員に配送される商品。この場合、ステップＳ５３２ではＰＤＡ１０８に領収情報のみが送信され、後日カード会員へ商品が配送される。
（２）コンテンツサーバから配信される音楽や映像等の情報（コンテンツ）。これらのコンテンツは、例えば図７のステップＳ５３２においてＰＤＡ１０８に配信することができる。
（３）航空券、乗車券、宿泊券、商品券、スポーツやコンサート等のイベント会場の入場券等。例えば旅行代理店がコンテンツサーバ１０４で航空券を販売する場合、ＰＤＡ１０８により認証結果を受信したカード会員が後日その旅行代理店へ出向き、購入した航空券を受け取ることとしても良い。

（第２実施形態）
次に、コンテンツサーバを使用してイベント会場の入場券を販売する場合の実施形態について説明する。
図１１は、本発明の第２の実施形態に係るネットワークシステムのシステム構成を示すブロック図であり、インターネット１０２に会場端末１１０２が接続されている点で上述の実施形態と異なっている。

会場端末１１０２は、イベント会場の入り口付近に設置され、入場券の発行を行うための情報処理装置で、コンピュータプログラムや演算処理に使用されるデータを記憶する記憶部１１０８、当該決済サーバの各構成要素を制御する制御部１１０６、インターネット１０２を介した通信や認証サーバ１１２との通信を実現する通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）１１０４、ＣＲＴ等により構成される表示部１１１２、入場券の画像を記録紙に印刷して出力する出力部１１１０を含んでいる。そして、会場端末１１０２では、記憶部１１０８に記憶されたコンピュータプログラムを読み出した制御部１１０６が、そのコンピュータプログラムのプログラム命令に基づき演算処理を行い、あるいは通信Ｉ／Ｆ１１０４を介したデータの送受を行うことにより、後述する処理を実行する。

本実施形態において、ＰＤＡ１０８の通信Ｉ／Ｆ３０８および会場端末１１０２の通信Ｉ／Ｆ１１０４は、相互に通信を行う短距離無線通信の機能を備える。

次に、図１２を参照し、本実施形態に係る決済方法の流れについて説明する。
ステップＳ５０２からステップＳ５３０までは、上述の実施形態と同様である。
ステップＳ５３０において、認証結果を受信したコンテンツサーバ１０４は、入場券の購入者を識別するための入場識別情報を発行し、これをＰＤＡ１０８に送信する（ステップＳ５３２）。ＰＤＡ１０８は受信した入場識別情報を記憶部３１０に記憶する。同時にコンテンツサーバ１０４は会場端末１１０２にこの入場識別情報を送信する（ステップＳ１２０２）。会場端末１１０２は受信した入場識別情報を記憶部１１０８に記憶する。

イベント会場に入場する際、カード会員はＰＤＡ１０８を操作して会場端末１１０２との無線通信を確立し、会場端末１１０２に入場識別情報を送信し、カード会員が入場券を購入済みであることの確認を要求する。会場端末１１０２は受信した入場識別情報が記憶部１１０８に記憶されているか否かを判断する。そして、受信した入場識別情報が記憶されているものと同一であると判断された場合に、出力部１１１０から入場券を発行する。

以上のように、本実施形態に係るＰＤＡは、認証処理の結果を転送したコンテンツサーバから、購入済み入場券を識別するための入場券識別情報を受信し、受信した商品識別情報を記憶し、記憶された商品識別情報を外部の端末に送信して、その商品識別情報がコンテンツサーバにより生成されたことの確認を要求する。結果として、カード会員はイベント会場へ行く際にＰＤＡを所持していれば足り、クレジットカードも入場券も所持する必要がなくなる。

なお、ＰＤＡ１０８と会場端末１１０２との通信は有線回線を通じて行うこととしても良い。
また、ＰＤＡ１０８は上記のように会場端末１１０２と通信を行うためのプログラムを予め記憶していても良く、ステップＳ５３２においてコンテンツサーバ１０４からダウンロードすることとしても良い。

また、ステップＳ１２０２で会場端末１１０２に入場券識別情報を送信しないこととしても良い。この場合、ステップＳ１２０４において入場券識別情報を受信した会場端末１１０２が、コンテンツサーバ１０４に対し、受信した入場券識別情報を転送し、当該識別情報を発行したか否かを問い合わせる。

更に、本実施形態では会場端末１１０２において入場券の発行を行うこととしたが、会場端末は入場券を発行せず、単に入場券の購入者を確認するものであっても良い。例えば会場端末は会場入口の扉の開閉を制御する制御機器に接続された情報処理端末として構成されても良い。この場合、か以上端末はステップＳ１２０４において入場識別情報を確認した後、当該制御機器に扉の開放を指示する信号を送信する。制御機器は、この信号の受信に応答して、入口の扉を開放する。

（第３実施形態）
続いて、本発明の第３の実施形態について説明する。
図１３は、本実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図で、決済サーバがない点が図１に示すネットワークシステムと異なっている。本実施形態では、コンテンツサーバ１０４が上述した決済サーバ１０６の機能をも備えている。

図１４は、本実施形態に係る決済方法の流れを示す図である。また、図１５は、本実施形態に係る決済方法において、ネットワークシステムを構成する情報処理装置間で送受される情報の内容を示す図である。次に、図１４および図１５を参照し、本実施形態に係る決済方法の手順を説明する。

ステップＳ５０２からステップＳ５０８までの処理は、上述した第１実施形態と同様である。
ＰＤＡ１０８は、ステップＳ５０８において決済取引要求情報を受信すると、ＩＣカード１１０に対してクレジットアプリケーションの起動要求を送信する（ステップＳ６１０）。ＩＣカード１１０は、この指示を受けてクレジットアプリケーションを起動する。以降、ステップＳ６１６までの処理のうちＩＣカード１１０側での処理は、アプリケーションのプログラム命令に基づき実行される。

ＩＣカード１１０は、ＰＤＡ１０８に対しＰＩＮの入力を要求する（ステップＳ６１２）。ＰＤＡ１０８は、ＰＩＮの入力要求に応答して、記憶部３１０に記憶されたＰＩＮをＩＣカード１１０に入力する（ステップＳ６１４）。ＩＣカード１１０は、入力されたＰＩＮと記憶部４０６に記憶されたＰＩＮとを照合し、一致した場合にカード情報をＰＤＡ１０８に送信する（ステップＳ６１６）。ＰＤＡ１０８は、購入対象の商品の商品番号、購入する個数、および受信したカード情報を含む与信処理の要求情報をコンテンツサーバ１０４に送信する（ステップＳ６１８）。

コンテンツサーバ１０６は、加盟店ＩＤと、ＰＤＡ１０８から受信した与信処理の要求情報とを認証サーバ１１２に転送する（ステップＳ６２０）。認証サーバ１１２は受信した情報に基づき与信処理を行う。即ち、第１実施形態と同様に、ＤＢ内のカード情報テーブルと加盟店テーブルとを参照し、受信したカード情報、および受信した加盟店ＩＤが正当なものであることを確認する。この確認の後、カード情報に基づき取引可能かどうかを判断し、購入情報テーブルに今回の取引に関わる購入額と受信日時とを追加する。

認証サーバ１１２は、注文番号と、与信処理の結果（認証結果）とをコンテンツサーバ１０４へ送信する（ステップＳ６２２）。コンテンツサーバ１０４は、注文番号および認証結果を受信して商品購入の成約を確認すると、ステップＳ５０４において保持した情報を取り出し、この情報に含まれる商品番号に対応する商品名を図２に示す情報から取得して、購入取引に関わる領収情報を作成する。そして、ＰＤＡ１０８にこの領収情報と認証結果とを送信する（ステップＳ６２４）。ＰＤＡ１０８では受信した情報を解析し、表示部３０６に解析結果を表示する。

以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる決済装置ならびにその関連技術についての好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコンテンツサーバに記憶された情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る決済システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る認証サーバに記憶されたテーブルを示す図である。 本発明の一実施形態に係るＰＤＡの機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るＩＣカードの機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る決済方法の流れを示す図である。 図６に示す決済方法において情報処理装置間で送受される情報の内容を示す図である。 ＰＤＡの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 ＰＤＡの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る決済方法の流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る決済方法の流れを示す図である。 図１４に示す決済方法において情報処理装置間で送受される情報の内容を示す図である。

符号の説明

１０２ インターネット
１０４ コンテンツサーバ
１０６ 決済サーバ
１１２ 決済サーバ
１１４ 決済システム
１０８ ＰＤＡ
１１０ ＩＣカード
２０２ 記憶部
２０４ 制御部
２０６ 通信Ｉ／Ｆ
２０８ 通信Ｉ／Ｆ
２１０ 制御部
２１２ 記憶部
３０２ ＩＣカードリーダ／ライタ
３０４ 制御部
３０６ 表示部
３０８ 通信Ｉ／Ｆ
３１０ 記憶部
３１２ 入力部
４０４ 通信Ｉ／Ｆ
４０６ 記憶部
１１０２ 会場端末
１１０４ 通信Ｉ／Ｆ
１１０６ 制御部
１１０８ 記憶部
１１１０ 出力部
１１１２ 表示部

Claims (11)

1. 決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う決済システムに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する決済装置であって、前記第２の情報処理部は、
   商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信する決済方法指定情報送信手段と、
   前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記決済方法に対応する決済システムに対し、前記購入対象の商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を送信する認証要求情報送信手段と、
   前記認証処理の要求情報を受信した決済システムから前記カード情報を要求するためのカード情報要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部から前記カード情報を取得するカード情報取得手段と、
   前記カード情報取得手段により取得したカード情報を前記決済システムに転送するカード情報転送手段と、
   前記認証処理の要求情報および前記カード情報に基づく認証処理の結果を前記決済システムから受信すると、前記コンテンツサーバに転送する結果転送手段と
   を備えたことを特徴とする決済装置。
2. 決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う認証サーバに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する決済装置であって、前記第２の情報処理部は、
   商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信する決済方法指定情報送信手段と、
   前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部から前記カード情報を取得するカード情報取得手段と、
   前記カード情報取得手段により取得されたカード情報、前記購入対象の商品の購入額の情報および前記カード情報を含む認証処理の要求情報を、前記コンテンツサーバを介して前記認証サーバに送信する認証要求情報送信手段と、
   前記認証サーバから前記コンテンツサーバを介して前記認証処理の要求情報に基づく認証処理の結果を受信する結果受信手段と
   を備えたことを特徴とする決済装置。
3. 請求項１または２に記載の決済装置において、前記第２の情報処理部は、
   前記コンテンツサーバから、該コンテンツサーバにより生成された購入済み商品の識別情報を受信する商品識別情報受信手段と、
   前記商品識別情報受信手段により受信した商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段と、
   前記商品識別情報記憶手段に記憶された商品識別情報を外部の端末に送信して前記購入済み商品の識別情報が前記コンテンツサーバにより生成されたことの確認を要求する手段と
   を更に備えたことを特徴とする決済装置。
4. 請求項１ないし３のいずれかに記載の決済装置において、前記第２の情報処理部は、
   前記コンテンツサーバから決済方法の選択を要求するための決済方法選択要求情報を受信する決済方法選択要求情報受信手段を更に備え、前記決済方法指定情報送信手段は、前記決済方法選択要求情報の受信に応答して前記決済方法指定情報を送信することを特徴とする決済装置。
5. 請求項１ないし４のいずれかに記載の決済装置において、前記第１の情報処理部は、
   暗証番号を記憶した暗証番号記憶手段と、
   前記第２の情報処理部に対し前記暗証番号の入力を要求するための暗証番号入力要求情報を送信する暗証番号入力要求情報送信手段と、
   前記第２の情報処理部から入力された情報と前記記憶手段に記憶した暗証番号とを照合し、該照合結果に応じて前記カード情報を送信するカード情報送信手段と
   を有することを特徴とする決済装置。
6. 商品の購入取引に関する認証処理を行う決済システムであって、
   決済取引を行うためのカード情報を記憶した記憶手段と、
   情報処理装置から前記商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を受信する認証要求情報受信手段と、
   前記認証処理の要求情報を受信すると、前記カード情報の送信を要求するための指示を前記情報処理装置へ送信する指示送信手段と、
   前記指示を受信した情報処理装置から前記カード情報を受信するカード情報受信手段と、
   前記認証要求情報受信手段により受信した認証処理の要求情報、前記カード情報受信手段により受信したカード情報および前記記憶手段に記憶されたカード情報を使用して前記認証処理を行う手段と
   を備えたことを特徴とする決済システム。
7. 決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う決済システムに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する情報処理装置における前記第２の情報処理部により実行される決済方法であって、
   商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信するステップと、
   前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記決済方法に対応する決済システムに対し、前記購入対象の商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を送信するステップと、
   前記認証処理の要求情報を受信した決済システムから前記カード情報を要求するためのカード情報要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部に対し前記カード情報を取得するステップと、
   前記取得するステップにおいて取得したカード情報を前記決済システムに転送するステップと、
   前記認証処理の要求情報および前記カード情報に基づく認証処理の結果を前記決済システムから受信すると、前記コンテンツサーバに転送するステップと
   を備えることを特徴とする決済方法。
8. 決済取引を行うためのカード情報を記憶した第１の情報処理部と、前記決済取引に関する認証処理を行う認証サーバに対し前記カード情報を送信する第２の情報処理部とを有する情報処理装置における前記第２の情報処理部により実行される決済方法であって、
   商品の情報を提供するコンテンツサーバに、購入対象の商品の決済方法を指定するための決済方法指定情報を送信するステップと、
   前記決済方法指定情報を受信したコンテンツサーバから前記決済方法による決済取引を要求するための決済取引要求情報を受信すると、前記第１の情報処理部から前記カード情報を取得するステップと、
   前記取得するステップにおいて取得されたカード情報、前記購入対象の商品の購入額の情報および前記カード情報を含む認証処理の要求情報を、前記コンテンツサーバを介して前記認証サーバに送信するステップと、
   前記認証サーバから前記コンテンツサーバを介して前記認証処理の要求情報に基づく認証処理の結果を受信するステップと
   を備えたことを特徴とする決済方法。
9. 商品の購入取引に関する認証処理を行う決済システムにより実行される決済方法であって、前記決済システムは決済取引を行うためのカード情報を記憶しており、前記決済方法は、
   情報処理装置から前記商品の購入額の情報を含む認証処理の要求情報を受信するステップと、
   前記認証処理の要求情報を受信すると、前記カード情報の送信を要求するための指示を前記情報処理装置へ送信するステップと、
   前記指示を受信した情報処理装置から前記カード情報を受信するステップと、
   前記受信した認証処理の要求情報、前記受信したカード情報および前記記憶されたカード情報を使用して、前記認証処理を行うステップと
   を備えたことを特徴とする決済方法。
10. コンピュータを請求項１または２に記載の第２の情報処理部として機能させるためのコンピュータプログラム。
11. コンピュータを請求項６に記載の決済システムとして機能させるためのコンピュータプログラム。

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