JP2005180461A - サーモバルブ - Google Patents

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Masaya Hashimoto
昌弥 橋本
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Abstract

【課題】内燃機関の潤滑油還流装置に配設するようにしたサーモバルブの通油抵抗を低減する。
【解決課題】ロッド6bが連結された熱応部材6aとを内蔵して成るサーモエレメント6が取り付けられたステー5aが設けられて形成された筒状のバルブケース5の内部に、底部に通油孔5fが形成された円筒状の弁体7と、該円筒状の弁体7を押圧するスプリング8が設けられた、サーモバルブ4において、筒状のバルブケース5の底壁の所定の位置にリリーフ孔を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の潤滑油の管路抵抗の低減をはかったオイル潤滑システムにおけるサーモバルブに関する。
一般に、内燃機関の潤滑油は、オイルパンからオイルポンプで吸い出され、調圧弁で油圧が調整され、潤滑油循環管路を通り各回転部分や各摺動部等に供給され、各回転部分や各摺動部等の磨耗の低減および冷却洗浄を行って、オイルパンへ戻されるようになされている。そして、近年の内燃機関の高性能化により、内燃機関の高回転化が進み、必要潤滑油量の増加と潤滑油温の高温化をもたらす傾向にある。そのため潤滑油循環管路途中に多管タイプやプレートタイプのオイルクーラを装着し、潤滑油温が適正になるようにしている。オイルクーラの必要熱交換性能は管の本数やプレートの枚数で設定されているため、熱交換性能に余裕が有るのが一般的である。しかし、オイルクーラを装着することにより、エンジン始動時のような油温が低い時には油の粘度が高く、従って潤滑油の管路抵抗が高くなって油量の低下が発生し、各回転部分や各摺動部等でのフリクションが大きくなり、エンジンの燃費悪化や異音発生などの現象が起こる。そのため、後述の特許文献1や特許文献2に記載されているように、エンジン始動時のような油温が低い時にはオイルクーラへ油を循環させず、オイルクーラを迂回する管路へ油を切り替えるようにしている。このような管路の切り替えには熱応部材が内蔵されたサーモエレメントを取り付けたサーモバルブが用いられている。
実開平7−38854号公報 特開平10−30420号公報
しかしながら、このようにサーモバルブを配設したオイル潤滑システムでは、潤滑油の低温時にオイルクーラを迂回させ通油させることが潤滑油管路の抵抗の低減には有効であるものの、潤滑油の温度が設定値よりも高くなりオイルクーラへの管路に切り替わるまでの間は、潤滑油の温度上昇に伴う潤滑油量の増加に対し、複雑な構成を有するサーモバルブはサーモバルブ自体の通油抵抗により潤滑油管路の抵抗を増大させてしまうことになり、その間各回転部分や各摺動部等での所定の油量が確保できないという問題が生じてしまう。
この発明に係るサーモバルブは、一方端に底壁、他方端にステ-が設けられ、側壁の他方端部に環状の第1仕切りリブ、側壁の中央部に環状の第2仕切りリブを設けるとともに、第1仕切りリブと第2仕切りリブとの間の側壁にオイルの流出窓、第1仕切りリブの底壁側側壁にバイパス流出窓が形成されてなる筒状のバルブケース内に、カップ状の弁体を該弁体の底壁がバルブケースのステー側に位置するようにし、さらに弁体の底壁内面とバルブケースの底壁内面との間にスプリングを配設してなるサーモバルブにおいて、バルブケースの底壁にリリーフ孔を設けたことを特徴とするサーモバルブである。
本発明のサーモバルブは、サーモバルブのバルブケースの底壁にリリーフ孔を設けたもので、バルブケースの底壁のリリーフ孔より潤滑油を流出させることにより、サーモバルブの通路がその分増大されるようになっている。その結果、部品数の増加やサーモバルブの大型化を招くことなく、サーモバルブで発生する通油抵抗を低減することができる。さらに、バルブケース内と通油路とを遮断していたバルブケースの底壁にリリーフ孔を設けるようにしているため、サーモエレメントの作動時にサーモバルブのバルブケース内を摺動する弁体が、スプリングに抗して移動するとき、弁体とバルブケースの底壁との間に介在する潤滑油や空気の気泡がバルブケースの底壁に設けられたリリーフ孔を通って押し出され、弁体と筒体の底部との間で圧縮された潤滑油や空気の気泡による発生する背圧が減少でき、弁体のスティックやチャタリングを防止することができる。
以下、図1〜4に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明のサーモバルブ4の断面図を示し、図2はサーモバルブ4の内部に配設される弁体7の斜視図を示している。また、図3及び図4は本発明のサーモバルブがオイル潤滑システムの回路に配置された状態を示す縦断面図で、図3は油温が低い時すなわち油温が所定の温度に達していない状態を示し,図4は油温が高い時すなわち油温が所定の温度に上昇した状態を示している。
図1において、サーモバルブ4は一方端に底壁を形成する円盤状のシート9、他方端に側壁間をまたぐステー5aが設けられ、バルブケース5は側壁の他方端部に環状の第1仕切りリブ5b、側壁の中央部に環状の第2仕切りリブ5cを設けるとともに、第1仕切りリブ5bと第2仕切りリブ5cとの間の側壁に潤滑油流出窓5dがバルブケース5の側壁に等間隔で4ヶ所形成され、第2仕切りリブ5cの底壁側側壁にバイパス流出窓5eがバルブケース5の側壁に等間隔で4ヶ所形成され、第2仕切りリブ5cの外径は、第1仕切りリブ5bの外径より小径になっている。サーモバルブ4が配設される管路は、最も大径となっている潤滑油流入部1(第1段目)、最も小径となっている潤滑油バイパス流出部3(第3段目)、それらの中間部(第2段目)の3段階の内径で形成され、第1段目の段差に第1仕切りリブ5bが、第2段目の段差に第2仕切りリブ5cが保持される。バルブケース5の底壁(シート9)側の外径は潤滑油バイパス流出部3の内径より小径となっており、潤滑油が流れる隙間が形成される。バルブケース5に設けられたステー5aの中央部に形成されたフランジ部に、ロッド6bが連結された熱応部材6aを内蔵して成るサーモエレメント6が固定され、ロッド6bはステー5aの中央部に形成された孔を介してバルブケース5内に突出している。バルブケース5の内壁の内径は2段階に形成され、内径が大径の底壁側の内壁に環状の溝5hが形成されている。バルブケース5の内壁の段差にバルブケース5の内径の大径と略同寸法の外径からなるカップ状の弁体7の底壁が保持され、さらに弁体7の端面がサーモエレメント6のロッド6bと接するようになされている。弁体7の底壁内面と、バルブケース5の内壁の大径と略同径で中心部にリリーフ孔9aが形成され中央部がバルブケース5内方に向けて凸状の円盤状のシート9との間に、傘型コイルスプリング8が配設され、環状の溝5hに着座するCリング10で固定されている。
以上のような構成のサーモバルブ4は、油温が所定の温度に達していない状態では、弁体7がバルブケース5の潤滑油流出窓5dを閉じる一方、バルブケース5のバイパス流出窓5eが開いており、エンジンのオイルポンプから搬送された潤滑油は潤滑油流入部1からバルブケース4のステー5aの間に形成された通油孔5fから流入し、弁体7底壁の通油窓7aを通り、バルブケース4のバイパス流出窓5eおよびシート9に形成されたリリーフ孔9aより流出し、潤滑油バイパス流出部3からオイルフィルタ等へ流れる。このため、サーモバルブの通路が増大されるようになる。その結果、部品数の増加やサーモバルブの大型化を招くことなく、サーモバルブで発生する通油抵抗を低減することができる。
また、油温が所定の温度に上昇した状態では、サーモエレメント6内の熱応部材6aが膨張し、ロッド6bが押し出され、スプリング8に抗して弁体7を押し下げ潤滑油流出窓5dを開く一方,バルブケース5のバイパス流出窓5eを閉し、エンジンのオイルポンプから搬送された潤滑油は潤滑通路流入口1からバルブケース4のステー5aの通油孔5fから流入し、潤滑油流出窓5dを通り潤滑油流出部2からオイルクーラへ流れる。この場合において、シート9にリリーフ孔9aが形成されているので、潤滑油の一部は弁体7底壁の通油窓7aを通り、リリーフ孔9aからも流出し、潤滑油バイパス流出部3からオイルフィルタ等へも流れる。このため、サーモバルブ内の通路が増大されるようになり、その結果、サーモバルブで発生する通油抵抗を低減することができる。
さらに、油温が所定の温度に上昇した状態では、サーモエレメント6内の熱応部材6aが膨張し、ロッド6bが押し出され、スプリング8に抗して前記弁体7を押し下げられた時、弁体7とシート9との間に介在する潤滑油や空気の気泡がシート9に形成されたリリーフ孔9aを通って押し出されるため、弁体7とシート9との間で圧縮された潤滑油や空気の気泡による発生する背圧が減少でき、弁体6のスティックやチャタリングを防止することができる。
なお、上記実施例においては、バルブケース5の底壁を形成するシート9は他の部分とは別体に形成されているが、底壁を側壁と一体に形成し、ステー5a部を別体とするようにしてもよい。また、上記実施例においては弁体7とバルブケース5との間に配設されるスプリング8として外径にテーパをつけた傘型コイルスプリングを用いたが、外径が同じに形成されたコイルスプリングであってもよい。
本発明の実施例を示す断面図。 本発明に係る弁体の斜視図。 本発明の油温が所定の温度に達していない状態での断面図。 本発明の油温が所定の温度に上昇した状態での断面図。
符号の説明
1…潤滑油流入部
2…潤滑油流出部
3…潤滑油バイパス流出部
4…サーモバルブ
5…バルブケース
5a…ステー
5b…第1仕切りリブ
5c…第2仕切りリブ
5d…潤滑油流出窓
5e…バイパス流出窓
6…サーモエレメント
7…弁体
8…スプリング
9…シート
9a…リリーフ孔
10…Cリング

Claims (1)

  1. 一方端に底壁、他方端にステーが設けられ、側壁の他方端部に環状の第1仕切りリブ、側壁の中央部に環状の第2仕切りリブを設けるとともに、第1仕切りリブと第2仕切りリブとの間の側壁に潤滑油流出窓、第1仕切りリブの底壁側側壁にバイパス流出窓が形成されてなる筒状のバルブケース内に、カップ状の弁体を該弁体の底壁がバルブケースのステ-側に位置するようにし、さらに弁体の底壁内面とバルブケースの底壁内面との間にスプリングを配設してなるサーモバルブにおいて、バルブケースの底壁にリリーフ孔を設けたことを特徴とするサーモバルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5505849B1 (ja) * 2013-10-31 2014-05-28 Smc株式会社 サーモエレメント及びサーモエレメントを組み込むサーモバルブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5505849B1 (ja) * 2013-10-31 2014-05-28 Smc株式会社 サーモエレメント及びサーモエレメントを組み込むサーモバルブ
US9400062B2 (en) 2013-10-31 2016-07-26 Smc Corporation Thermoelement and thermovalve incorporating thermoelement

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