JP2005180456A - 可変翼型タービンを備えた自動車用内燃機関の可変容量ターボチャージャ - Google Patents

可変翼型タービンを備えた自動車用内燃機関の可変容量ターボチャージャ Download PDF

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Abstract

【課題】
アクチュエータの耐久性を向上し、また、アクチュエータの信頼性を向上できるターボチャージャ制御用電子制御アクチュエータを提供することにある。
【解決手段】
ボディ110とカバー120とから構成されるケース内に、モータ130と、変速機構140と、位置センサ150が組み込まれる。モータ130の駆動力は、変速機構140を介して出力回転軸145から外部に取り出して、ターボチャージャの可動翼を回転駆動する。出力回転軸を回転支承する第1の軸受146は、カバー120に設けられ、出力回転軸を回転支承する第2の軸受は、ボディ110に設けられる。位置センサ150は、モータ130の出力軸に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子制御アクチュエータに係り、特に、自動車用内燃機関の可変容量ターボチャージャの可動翼の位置制御に用いるに好適なターボチャージャ制御用電子制御アクチュエータに関する。
例えば、電子制御アクチュエータとしては、例えば、欧州特許出願公開第1009088号明細書(1999)に記載されているように、モータと、変速機構とから構成されるものが知られている。ここで、欧州特許出願公開第1009088号明細書(1999)には記載されている技術を適用した電子制御アクチュエータの製品においては、変速機構の出力軸の一端が被駆動部材に連結され、他端には、位置センサが設けられている。位置センサは、アクチュエータの現在位置を検出し、位置をフィードバック制御するために用いられる。また、出力軸は、2個の軸受により回転可能に支承されている。さらに、モータ及び変速機構は、ボディとカバーの中に保持されている。
欧州特許出願公開第1009088号明細書(1999)
ここで、従来の電子制御アクチュエータにおいては、変速の出力軸の一端が外部への駆動力の出力に用いられ、他端に位置センサが設けられる構成となっているため、出力軸を回転可能に支承する2個の軸受は、いずれも、ボディの中に配置される構成となっており、2個の軸受間の距離が短いものであった。その結果、出力回転軸の軸傾きが増大するため、1)耐振動性の低下、2)センサ部の振れ増加による位置誤検出が生じるという問題があった。
すなわち、軸傾きが大きくなると、第1に、内燃機関振動によりアクチュエータ出力回転軸の軸直角方向振れが増加し、その結果、ウオームギアとウオームホイールから構成される変速機構の噛合部にてフレッティング摩耗が発生し、アクチュエータの寿命を短くなる。
また、第2に、アクチュエータの被駆動部材が停止しているときに、アクチュエータ出力回転軸が振れると、位置センサの出力が変化するため、被駆動部材が動いているものと誤検出し、正規の位置に被駆動部材が停止しているにも拘わらず、被駆動部材を駆動する制御信号が出力することとなり、被駆動部材が誤動作することになる。すなわち、アクチュエータの信頼性が低下することになる。
本発明の目的は、アクチュエータの耐久性を向上し、また、アクチュエータの信頼性を向上できるターボチャージャ制御用電子制御アクチュエータを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、上記カバーに設けられ、上記出力回転軸を回転支承する第1の軸受と、上記ボディに設けられ、上記出力回転軸を回転支承する第2の軸受とを備え、上記位置センサを、上記モータの出力軸に取り付けるようにしたものである。
かかる構成により、位置センサは、モータの出力軸に取り付け、モータ出力軸の回転角を検出し、アクチュエータの出力回転軸を制御しているため、アクチュエータの出力軸の振れは、位置センサには伝わらないので、信頼性を向上することができる。また、2個の軸受は、それぞれ、ボディと、カバーに取り付ける構造としているので、2個の軸受のスパンは、最も長く取ることができる。したがって、出力回転軸の振れを最小限にすることが可能となり、フレッティング摩耗を最小限に抑えることが可能となり、信頼性を向上できる。
(2)また、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、上記カバーには、上記モータへの給電コネクタが形成され、このカバーに、上記出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、上記被駆動部材が、ターボチャージャとしたものである。
かかる構成により、カバーには、モータへの給電コネクタが形成され、このカバーに、出力回転軸の一端を支承する軸受を設けているので、カバーがコネクタと軸受を兼ねることができるものとなる。
(3)また、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、上記カバーには、上記モータに形成された給電端子に差込み接続される接続端子が形成され、このカバーに、上記出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、上記被駆動部材が、ターボチャージャとしたものである。
かかる構成により、カバーには、モータに形成された給電端子に差込み接続される接続端子が形成されているので、カバーの取付作業によって、出力回転軸の支承と、モータへの電気的接続とを達成し得るものとなる。
(4)また、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、上記カバーには、上記モータの制御回路が形成され、このカバーに、上記出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、また、上記カバーには、上記軸受と上記制御回路とを隔離する隔壁が形成され、上記被駆動部材が、ターボチャージャとしたものである。
かかる構成により、カバーには、モータの制御回路が形成され、このカバーに、出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、また、カバーには、軸受と制御回路とを隔離する隔壁が形成されるようにしているので、カバーに取り付けた制御回路を、出力回転軸の軸受部の潤滑剤による汚損がから保護し得るものとなる。
(5)また、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、上記位置センサは、上記モータの出力軸の同軸上に設けられ、上記被駆動部材が、ターボチャージャであるとともに、上記位置センサの出力に基づいて、上記ターボチャージャの可動翼の角度を制御するようにしたものである。
かかる構成により、位置センサは、モータの出力軸の同軸上に設けられているので、タービンの回転角度が外乱(温度、振動)の影響を受けにくく、正確に検出でき、ターボチャージャの可動翼の角度を正確に制御し得るものとなる。
(6)また、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、上記出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、上記被駆動部材が、ターボチャージャであるとともに、上記位置センサの出力に基づいて、上記ターボチャージャの可動翼の角度を制御するようにしたものである。
かかる構成により、出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備えるようにしているので、出力回転軸の振れを最小限にすることが可能となり、フレッティング摩耗を最小限に抑えることが可能となり、信頼性を向上し得るものとなる。
(7)また、本発明は、ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと変速機構と位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出す電子制御アクチュエータと、可動翼を有するターボチャージャとが一体化された電子制御アクチュエータ一体型ターボチャージャにおいて、上記出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、上記電子制御アクチュエータの上記位置センサの出力に基づいて、上記ターボチャージャの可動翼の角度を制御するようにしたものである。
かかる構成により、出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、電子制御アクチュエータの位置センサの出力に基づいて、ターボチャージャの可動翼の角度を制御するようにしているので、電子制御アクチュエータ一体型ターボチャージャにおける信頼性を向上し得るものとなる。
(8)また、本発明は、モータの回転をギアを介して出力回転軸に伝達し、出力回転軸を回転駆動するものであって、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う電動アクチュエータにおいて、上記カバーの外側表面部分には上記モータへの給電コネクタが形成され、上記カバーの内側表面には上記コネクタに電気的に繋がると共に上記モータと電気的に接続される電気端子が形成されており、且つ上記出力回転軸の他端にその内輪が固定された軸受ベアリングの外輪が固定されるようにしたものである。
かかる構成により、カバー部材で電気コネクタと軸受ベアリング保持部材を兼ねることができるものとなる。
(9)また、本発明は、モータの回転をギアを介して出力回転軸に伝達し、出力回転軸を回転駆動するものであって、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う電動アクチュエータにおいて、上記樹脂カバーには、上記モータの給電端子が差し込み接続される電気端子がモールド形成され、更に上記出力回転軸の他端にその内輪が固定されたベアリングの外輪を保持するベアリング保持部を設けたものである。
かかる構成により、カバー部材の取り付け作業により、出力回転軸の支承と、モータの電気的接続を達成し得るものとなる。
(10)また、本発明は、モータの回転をギアを介して出力回転軸に伝達し、出力回転軸を回転駆動するものであって、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う電動アクチュエータにおいて、上記モータの制御回路を上記樹脂カバーの内側表面に取り付け、上記樹脂カバーの外側表面に形成したコネクタと電気的に接続し、更に上記樹脂カバーには、上記出力回転軸の他端にその内輪が固定されたベアリングの外輪を保持すると共に、当該ベアリング部と上記制御回路とを隔離する隔壁を上記カバーに取り付けるようにしたものである。
かかる構成により、カバー部材に取り付けた制御回路を、出力回転軸のベアリング軸受部の潤滑剤により汚染から保護し得るものとなる。
(11)また、本発明は、モータで回転駆動される出力回転軸によって可動翼の角度が制御される可動翼型タービンにおいて、上記モータの出力軸に磁気エンコーダを設け、上記可動翼の角度が上記磁気エンコーダの出力パルスの関数として物理的に制御される構成としたものである。
かかる構成により、タービンの可動翼の回転角度が外乱(温度,振動)下においても正確に制御し得るものとなる。
(12)また、本発明は、モータで回転駆動される出力回転軸によって可動翼の角度が制御される可動翼型タービンであって、上記モータの回転をギアを介して上記出力回転軸に伝達して上記出力回転軸を回転駆動すると共に、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う可動翼型タービンにおいて、上記モータの出力軸に磁気エンコーダを設け、当該磁気エンコーダに対面する上記樹脂カバーの内側表面に上記モータの制御回路を取り付け、上記樹脂カバーの外側表面に形成したコネクタと電気的に接続し、更に上記制御回路には、上記磁気エンコーダの磁束変化を検出する磁電変換素子を取り付けたものである。
かかる構成により、可動翼型タービンのアクチュエータモータの制御回路と回転センサの一部を共用できるものとなる。
(13)上記(12)において、好ましくは、上記磁電変換素子と上記エンコーダの間を仕切る仕切壁を上記樹脂カバーに取り付けたものである。
かかる構成により、磁電変換素子にベアリングのグリースやギア粉が付着するのを抑制し得るものとなる。
(14)上記(12)において、好ましくは、上記樹脂カバーの内側表面部には上記制御回路を挟んで上記モータの電気端子と上記出力回転軸の他端を軸支するベアリング取り付け部が設けられているものである。
かかる構成により、樹脂カバーによって可動翼型タービンのアクチュエータモータの制御回路と回転センサの一部と軸受ベアリングとを保持し得るものとなる。
請求項1記載の発明によれば、アクチュエータの耐久性を向上し、また、アクチュエータの信頼性を向上することができるという効果がある。
また、請求項2記載の発明によれば、カバーには、モータへの給電コネクタが形成され、このカバーに、出力回転軸の一端を支承する軸受を設けているので、カバーがコネクタと軸受を兼ねることができるものとなるという効果がある。
また、請求項3記載の発明によれば、カバーには、モータに形成された給電端子に差込み接続される接続端子が形成されているので、カバーの取付作業によって、出力回転軸の支承と、モータへの電気的接続とを達成し得るという効果がある。
また、請求項4記載の発明によれば、カバーには、モータの制御回路が形成され、このカバーに、出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、また、カバーには、軸受と制御回路とを隔離する隔壁が形成されるようにしているので、カバーに取り付けた制御回路を、出力回転軸の軸受部の潤滑剤による汚損がから保護し得るという効果がある。
また、請求項5記載の発明によれば、位置センサは、モータの出力軸の同軸上に設けられているので、タービンの回転角度が外乱(温度、振動)の影響を受けにくく、正確に検出でき、ターボチャージャの可動翼の角度を正確に制御し得るという効果がある。
また、請求項6記載の発明によれば、出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備えるようにしているので、出力回転軸の振れを最小限にすることが可能となり、フレッティング摩耗を最小限に抑えることが可能となり、信頼性を向上し得るという効果がある。
また、請求項7記載の発明によれば、出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、電子制御アクチュエータの位置センサの出力に基づいて、ターボチャージャの可動翼の角度を制御するようにしているので、電子制御アクチュエータ一体型ターボチャージャにおける信頼性を向上し得るという効果がある。
また、請求項8記載の発明によれば、カバー部材で電気コネクタと軸受ベアリング保持部材を兼ねることができるという効果がある。
また、請求項9記載の発明によれば、カバー部材の取り付け作業により、出力回転軸の支承と、モータの電気的接続を達成し得るという効果がある。
また、請求項10記載の発明によれば、カバー部材に取り付けた制御回路を、出力回転軸のベアリング軸受部の潤滑剤により汚染から保護し得るという効果がある。
また、請求項11記載の発明によれば、タービンの可動翼の回転角度が外乱(温度,振動)下においても正確に制御し得るという効果がある。
また、請求項12記載の発明によれば、可動翼型タービンのアクチュエータモータの制御回路と回転センサの一部を共用できるという効果がある。
また、請求項13記載の発明によれば、磁電変換素子にベアリングのグリースやギア粉が付着するのを抑制し得るという効果がある。
また、請求項14記載の発明によれば、樹脂カバーによって可動翼型タービンのアクチュエータモータの制御回路と回転センサの一部と軸受ベアリングとを保持し得るという効果がある。
以下、図1〜図9を用いて、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの構成について説明する。
最初に、図1〜図4を用いて、本実施形態による電子制御アクチュエータの構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの構成を示すカバーを外した状態の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの構成を示す外観斜視図である。図3は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータに用いるカバー内部の斜視図である。図4は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの断面図である。なお、図1〜図4の各図において、同一符号は同一部分を示している。
図1に示すように、本実施形態による電子制御アクチュエータ100は、ボディ110と、カバー120と、モータ130と、変速機構140と、位置センサ150とから構成されている。モータ130と、変速機構140と、位置センサ150とは、ボディ110とカバー120との間に収納される。
ボディ110には、モータ130が、バンド及びネジにより固定されている。カバー120には、給電コネクタ121が一体的に形成されている。モータ130は、例えば、ブラシ付き直流モータである。
変速機構140は、ピニオンギア141と、ギア142と、ウオームギア143と、ホイールギア144と、出力回転軸145とから構成されている。ピニオンギア141は、モータ130の出力軸に圧入されている。ピニオンギア141は、ギア142に噛合されている。また、ギア142とウオームギア143は、同軸上に同一部材にて一体に形成されている。なお、ギア142とウオームギア143を異なる部材で構成することも可能である。この場合は、接着剤等により固定、同軸上に一体化すればよいものである。
さらに、ウオームギア143には、ホイールギア144が噛合されている。従って、モータ130により発生した回転トルクは、ピニオンギア141とギア142間を減速もしくは増速して伝達され、更にウオームギア143とホイールギア144の間を減速もしくは増速して伝達され、アクチュエータの出力回転軸145に伝わる。出力回転軸145には、第1の軸受146Aが取り付けられている。第2の軸受146Bについては、図4を用いて後述する。
本実施形態による電子制御アクチュエータは、被駆動部材であるターボチャージャの可動翼の位置制御用に用いられる。位置センサ150は、可動翼の位置を検出するために設けられている。位置センサ150は、磁石プレート(エンコーダディスク)151,152と、図3を用いて後述するホールIC153,154とから構成されている。磁石プレート151,152は、それぞれ、モータ130の出力軸の同軸上に固定されている。ホールIC153,154は、図3に示すように、制御回路30の上に、磁石プレート151,152の外周にそれぞれ対向するように取り付けられている。磁石プレート151,152が回転すると、その磁束変化により、ホールIC153,154の出力がON,OFFと変化可能である。すなわち、位置センサ150は、磁石プレート151,152と、ホールIC153,154とから構成される磁気式エンコーダを用いている。
磁石プレート151,152の部材としては、例えば,PPS等の樹脂材を用いており、モータ回転時の慣性モーメントの増加を抑制し、アクチュエータの停止状態からモータが動き出すまでの起動遅れ時間を低減している。磁石プレート151,152は、モータ130の出力軸またはピニオンギア141に、接着剤によって固定されている。なお、磁石プレート151,152は、モータ130の出力軸またはピニオンギア141に一体成形するようにしてもよいものである。
磁石プレート151,152には、それぞれ等角度ピッチで、外周部が同極となる様磁石が埋め込まれ、モータ130の回転に伴い、ホールIC153,154の磁束変化検出部(ホールIC内にあり図示省略)に交互に磁束変化を生じさせ、ホールIC153,154をON、OFFさせる。ホールIC153の出力変化は磁石プレート151の磁束変化により、ホールIC154の出力変化は磁石プレート152の磁束変化による。
ここで、磁石プレート151と磁石プレート152の出力位相は、互いに1/4周期ずらしてあり、このON,OFFのパターンの重なり具合を検出することにより、モータ130が正回転しているか逆回転しているかを判定する。
以上より、ターボチャージャの可動翼の動作角度は、位置センサ150である磁気式エンコーダの出力パルスの関数として、物理的に制御できるように構成されている。例えば、可動翼の動作角度をθv、ピニオンギア141とギア142間及びウオームギア143とホイールギア144間からなる変速機構の総減速比をn、磁石プレート151の角度ピッチをθeとすると、可動翼の動作角θvと、これを得る為の出力パルス数Pの関係は、次式(1)で表わされる。
θv=P×(θe/n) …(1)

ここで、出力パルス数Pは整数であり、(θe/n)が本実施例で示すアクチュエータの角度分解能となる。また、総減速比nの値は、モータ130の回転数に対して出力回転軸145の回転数を高くしたい場合、1より小となる(増速となる)。しかし、本アクチュエータの場合、小型で高速回転であるが小トルクのモータをギアで減速して、所望のトルクと出力軸回転数を得るのが一般的であり、従って本例においてもnの値は1より大となるのが一般的である。また、本例の場合、磁石プレート152は、その出力位相差から回転方向の判別のみに使用している。しかしながら、磁石プレート151と、磁石プレート152に対するホールIC153,154の出力のアンド条件をとることにより、ホールIC153だけの場合に対して、1/4周期の分周されたパルス信号を得られるため、さらに、角度分解能を高めるようにしてもよいものである。
以上説明したように、本実施形態においては、位置センサ150を構成する磁石プレート151,152は、モータ130の出力軸に取り付けられている点に特徴を有している。なお、従来においては、位置センサは、変速機構の出力軸に取り付けられていたため、変速機構の出力軸が振れると、信頼性を低下させていた。それに対して、本実施形態では、モータの出力軸に位置センサを取り付け、モータ出力軸の回転角を検出し、アクチュエータの出力回転軸を制御している。従って、アクチュエータの出力軸の振れは、位置センサには伝わらないため、信頼性を向上することができる。なお、磁石プレート151,152の取付位置は、変速機構140の入力軸と言っても、同義語である。
また、変速機構150が減速機構である場合、位置センサ150の取付位置は、ギア減速部(総減速比n)よりも動力源(モータ130)側にあるため、出力回転軸の制御に要求される角度分解能の1/n倍のセンサ分解能があればよく、振動に起因する振れによる誤検出に対しても感度が低く、誤検出が生じにくくなるものである。したがって、センサの位置誤検出を回避することが可能となる。また、従来と同じセンサ分解能の磁石プレートを用いると、センサ全体の分解能は、n倍に向上することができる。
次に、図2に示すように、出力回転軸145には、リンク147が固定されている。リンク147の円弧運動は、図5を用いて後述するように、リンク292を介してターボチャージャ200の可動翼230を動作させ、位置制御をする。また、リンク147の基部には、カバー148が設けられている。カバー148は、外部からアクチュエータ100の内部に塵芥等が侵入するのを防止するために設けられている。
次に、図3を用いて、カバー120の構成について説明する。カバー120は、図2に示したように、モータ130や変速機構140を保持・固定するボディ110に勘合され、モータ130,変速機構140及び位置センサ150を、外部からの水分、油分、塵埃等から保護する。また、カバー120は、次の機能を有する。
図1に示したように、カバー120には、モータ130や制御回路160への給電コネクタ121が一体に形成されている。ここで、給電コネクタ121の各端子は、アルミニウム線122Aを振動溶着(ワイヤボンディング)することにより、制御回路160の端子に接続されている。従って、外部からの電力は、給電コネクタ121及びアルミニウム線122Aを介して、制御回路160に供給される。また、制御回路160の端子と、モータ端子123A,123Bは、ワイヤボンディングされたアルミニウム線122Bにより接続されている。
図1に示したように、モータ130には、雌型の給電端子131Bが設けられている。なお、給電端子は、2つあるが、図1では、1個のみ図示されている。モータ端子123A,123Bは、カバー120に一体的に形成されている。カバー120に一体に形成されたモータ端子123A,123Bは、モータ130側に形成されたメス側給電端子131Bに、カバー120の組み込み作業時に同時挿入され、電気的に結合される。これによって、給電コネクタ121Aから供給される電力は、制御回路160,モータ端子123A,123Bを介して、モータ130に供給される。
カバー120には、矩形状の隔壁124が一体形成されており、その内部の空間125に、制御回路160が接着等により固定される。空間125の平面部に、制御回路160が、例えば、エポキシ接着剤で接着される。空間125は、カバー120側に形成された軸受保持部126と隔壁124によって遮断されている。また、制御回路蓋127は、制御回路160が軸受保持部側の空間125に露出しないよう、接着剤により隔壁124の端面に接着固定されている。その結果、出力回転軸145の回転よって軸受部に生じる摩耗粉、あるいはグリスの飛散分が制御回路160に付着し、ショート等による回路の故障原因となることを防止する。
次に、図4を用いて、アクチュエータ100の出力回転軸145の軸受構造について説明する。図示するように、出力軸受には。2個のボールベアリング146A,146Bが用いられている。第1のボールベアリング146Aは、そのアウターレースがカバー120の部材と同一材料で一体に形成された軸受保持部126により軸方向,及び径方向の軸荷重を支承する。ここで、軸受保持部126とボールベアリング146Aのアウタレースとの勘合はすきまばめとなっている。また、ボールベアリング146Aのインナーレースが出力回転軸145に圧入されている。第2のボールベアリング146Bは、そのアウターレースがボディ110に圧入により勘合され、インナーレースが出力回転軸145に圧入されている。また、出力回転軸145の出力取り出し部には、リンク147と共に防水カバー148が結合され、被水時に水分が内部へ侵入することを防止する。
本実施形態では、位置センサ150は、図1に示したように、モータ130の出力軸に取り付けているので、2個の軸受(ボールベアリング146A,146A)は、それぞれ、ボディ110と、カバー120に取り付ける構造とすることができる。したがって、2個の軸受のスパンは、最も長く取ることが可能となり、その結果、内燃機関からの振動入力に対し、出力回転軸の振れを最小限にすることが可能となる。これにより、軸受部及びギア噛合部にて生じる、フレッティング摩耗を最小限に抑えることが可能となり、アクチュエータの耐久性を高める事ことができる。更に、軸端部の軸受にボールベアリングを採用することにより、出力回転軸145がその軸直角方向に偏荷重を受けた場合の軸受部における摺動抵抗の増加を最小限にすることができる。
次に、図5〜図8を用いて、本実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャの構成について説明する。
図5は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャの全体構成を示す斜視図である。図6は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャのタービンハウジング内のベーンリンク配置を示す分解正面図である。図7は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャにおける可動翼の配置図である。図8は、図7のX−X断面図である。なお、図5〜図8において、同一符号は、同一部分を示している。
図5に示すように、電子制御アクチュエータ100は、可変容量ターボチャージャ200に固定されたブラケット290に、ねじ締結等により、固定される。可変容量ターボチャージャ200は、タービンハウジング210と、コンプレッサハウジング220とを備えている。電子制御アクチュエータ100は、コンプレッサハウジング220に固定されたブラケット290にねじ締結等により結合される。タービンハウジング210は、内燃機関の排気ガスが通過する事により高温となるのに対して、コンプレッサハウジング220の方が比較的温度上昇が小ないため、タービンハウジング210から電子制御アクチュエータ100への伝熱を回避することができる。ここで、ブラケット290は、タービンハウジング210からのふく射熱を遮断する作用も有する。
電子制御アクチュエータ100のリンク147は、可動リンク292を介して、タービンハウジング210のロッド71に連結されている。従って、電子制御アクチュエータ100の回転動作は、可動リンク292を介して、ロッド294に伝達される。
図5に示したロッド294には、図6に示すドライブリンク232が同軸に結合されている。図6に示すように、ドライブリンク232の回転動作は、リング234に伝達され、リング234が回転動作する。リング234が回転動作することにより、タービンハウジング210の内部に周状に配置された複数のベーンリンク236がすべてを等角度で回転制御する。
図7に示すように、タービンハウジング210には、複数の可動翼230が回転可能に指示されている。そして、図8に示すように、ベーンリンク236には、同軸に可動翼230が結合されており、ベーンリンク236の回転にしたがって可動翼230が回転する。従って、電子制御アクチュエータ100の回転動作は、可動翼230を回転制御させることが可能となり、その結果タービンハウジング210内を流れる排気ガス流量を制御することができる。
次に、図9を用いて、本実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャの制御システムの構成について説明する。
図9は、本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャシステムの構成を示すシステム構成図である。なお、図1〜図8と同一符号は、同一部分を示している。
可変容量ターボチャージャ200のタービンハウジング210内には、複数の可動翼230が配置されている。可動翼230は、可動リンク292に回転自在に結合され、可動リンク292は、回転自在にアクチュエータ100の回転出力軸に結合される。
可動翼230は、その角度を変化させることにより、タービン流量を調整可能とし、その結果コンプレッサの圧縮圧力を所望の値に制御することができる。また、電子制御アクチュエータ100の制御は、アクチュエータ内部に例えば接着剤で固定された制御回路160で行われる。制御回路160は、アクチュエータ内のセンサによる位置検出結果と、内燃機関の制御回路(ECU)300からの通信信号に含まれる目標開度情報とを比較して、その差に応じてアクチュエータ100を制御する。
以上説明したように、本実施形態においては、ボディに設けられ、第1の軸受により、出力回転軸を回転支承し、カバーに設けられた第2の軸受により、出力回転軸を回転支承するとともに、位置センサはモータの出力軸に取り付けるようにしている。したがって、位置センサは、モータの出力軸に取り付け、モータ出力軸の回転角を検出し、アクチュエータの出力回転軸を制御しているため、アクチュエータの出力軸の振れは、位置センサには伝わらないので、信頼性を向上することができる。また、2個の軸受は、それぞれ、ボディと、カバーに取り付ける構造としているので、2個の軸受のスパンは、最も長く取ることができる。したがって、出力回転軸の振れを最小限にすることが可能となり、フレッティング摩耗を最小限に抑えることが可能となり、信頼性を向上できる。
また、本実施形態においては、カバーには、モータへの給電コネクタが形成され、このカバーに、出力回転軸の一端を支承する軸受を設けているので、カバーがコネクタと軸受を兼ねることができる。
さらに、カバーには、モータに形成された給電端子に差込み接続される接続端子が形成されているので、カバーの取付作業によって、出力回転軸の支承と、モータへの電気的接続とを達成することができる。
また、さらに、カバーには、モータの制御回路が形成され、このカバーに、出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、また、カバーには、軸受と制御回路とを隔離する隔壁が形成されるようにしているので、カバーに取り付けた制御回路を、出力回転軸の軸受部の潤滑剤による汚損がから保護することができる。
また、位置センサは、モータの出力軸の同軸上に設けられているので、タービンの回転角度が外乱(温度、振動)の影響を受けにくく、正確に検出でき、ターボチャージャの可動翼の角度を正確に制御することができる。
また、さらに、出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備えるようにしているので、出力回転軸の振れを最小限にすることが可能となり、フレッティング摩耗を最小限に抑えることが可能となり、信頼性を向上できる。
また、出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、電子制御アクチュエータの位置センサの出力に基づいて、ターボチャージャの可動翼の角度を制御するようにしているので、電子制御アクチュエータ一体型ターボチャージャにおける信頼性を向上することができる。
本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの構成を示すカバーを外した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの構成を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータに用いるカバー内部の斜視図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータの断面図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャの全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャのタービンハウジング内のベーンリンク配置を示す分解正面図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャにおける可動翼の配置図である。 図7のX−X断面図である。 本発明の一実施形態による電子制御アクチュエータを取り付けた可変容量ターボチャージャシステムの構成を示すシステム構成図である。
符号の説明
100…電子制御アクチュエータ
110…ボディ
120…カバー
126…軸受保持部
130…モータ
140…変速機構
141…ピニオンギア
142…ギア
143…ウオームギア
145…出力軸回転軸
146A,146B…ボールベアリング
150…位置センサ
151,152…磁石プレート
153,154…ホールIC
160…制御回路
200…可変容量ターボチャージャ
210…タービンハウジング
220…コンプレッサハウジング
230…可動翼
232…ドライブリンク
234…リング
236…ベーンリンク
292…可動リンク
294…ロッド

Claims (14)

  1. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、
    上記カバーに設けられ、上記出力回転軸を回転支承する第1の軸受と、
    上記ボディに設けられ、上記出力回転軸を回転支承する第2の軸受とを備え、
    上記位置センサを、上記モータの出力軸に取り付けたことを特徴とする電子制御アクチュエータ。
  2. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、
    上記カバーには、上記モータへの給電コネクタが形成され、
    このカバーに、上記出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、
    上記被駆動部材が、ターボチャージャであることを特徴とする電子制御アクチュエータ。
  3. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、
    上記カバーには、上記モータに形成された給電端子に差込み接続される接続端子が形成され、
    このカバーに、上記出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、
    上記被駆動部材が、ターボチャージャであることを特徴とする電子制御アクチュエータ。
  4. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、
    上記カバーには、上記モータの制御回路が形成され、
    このカバーに、上記出力回転軸の一端を支承する軸受を設け、
    また、上記カバーには、上記軸受と上記制御回路とを隔離する隔壁が形成され、
    上記被駆動部材が、ターボチャージャであることを特徴とする電子制御アクチュエータ。
  5. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、
    上記位置センサは、上記モータの出力軸の同軸上に設けられ、
    上記被駆動部材が、ターボチャージャであるとともに、上記位置センサの出力に基づいて、上記ターボチャージャの可動翼の角度を制御することを特徴とする電子制御アクチュエータ。
  6. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと、変速機構と、位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出して、被駆動部材を回転駆動する電子制御アクチュエータにおいて、
    上記出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、
    上記被駆動部材が、ターボチャージャであるとともに、上記位置センサの出力に基づいて、上記ターボチャージャの可動翼の角度を制御することを特徴とする電子制御アクチュエータ。
  7. ボディとカバーとから構成されるケース内に、モータと変速機構と位置センサが組み込まれ、上記モータの駆動力を上記変速機構を介して出力回転軸から外部に取り出す電子制御アクチュエータと、可動翼を有するターボチャージャとが一体化された電子制御アクチュエータ一体型ターボチャージャにおいて、
    上記出力回転軸を両端を回転支承する第1,第2の軸受を備え、
    上記電子制御アクチュエータの上記位置センサの出力に基づいて、上記ターボチャージャの可動翼の角度を制御することを特徴とする電子制御アクチュエータ一体型ターボチャージャ。
  8. モータの回転をギアを介して出力回転軸に伝達し、出力回転軸を回転駆動するものであって、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う電動アクチュエータにおいて、
    上記カバーの外側表面部分には上記モータへの給電コネクタが形成され、上記カバーの内側表面には上記コネクタに電気的に繋がると共に上記モータと電気的に接続される電気端子が形成されており、且つ上記出力回転軸の他端にその内輪が固定された軸受ベアリングの外輪が固定されることを特徴とする電動アクチュエータ。
  9. モータの回転をギアを介して出力回転軸に伝達し、出力回転軸を回転駆動するものであって、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う電動アクチュエータにおいて、
    上記樹脂カバーには、上記モータの給電端子が差し込み接続される電気端子がモールド形成され、更に上記出力回転軸の他端にその内輪が固定されたベアリングの外輪を保持するベアリング保持部を設けたことを特徴とする電動アクチュエータ。
  10. モータの回転をギアを介して出力回転軸に伝達し、出力回転軸を回転駆動するものであって、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う電動アクチュエータにおいて、
    上記モータの制御回路を上記樹脂カバーの内側表面に取り付け、上記樹脂カバーの外側表面に形成したコネクタと電気的に接続し、更に上記樹脂カバーには、上記出力回転軸の他端にその内輪が固定されたベアリングの外輪を保持すると共に、当該ベアリング部と上記制御回路とを隔離する隔壁を上記カバーに取り付けたことを特徴とする電動アクチュエータ。
  11. モータで回転駆動される出力回転軸によって可動翼の角度が制御される可動翼型タービンにおいて、
    上記モータの出力軸に磁気エンコーダを設け、上記可動翼の角度が上記磁気エンコーダの出力パルスの関数として物理的に制御される構成としたことを特徴とする可動翼型タービン。
  12. モータで回転駆動される出力回転軸によって可動翼の角度が制御される可動翼型タービンであって、
    上記モータの回転をギアを介して上記出力回転軸に伝達して上記出力回転軸を回転駆動すると共に、上記出力回転軸の一端を支承する軸受が形成されたボディに上記モータを取り付け、上記ボディに固定される樹脂カバーで上記モータ,ギア及び上記出力軸の他端部を被う可動翼型タービンにおいて、
    上記モータの出力軸に磁気エンコーダを設け、当該磁気エンコーダに対面する上記樹脂カバーの内側表面に上記モータの制御回路を取り付け、上記樹脂カバーの外側表面に形成したコネクタと電気的に接続し、更に上記制御回路には、上記磁気エンコーダの磁束変化を検出する磁電変換素子を取り付けたことを特徴とする可動翼型タービン。
  13. 請求項12記載の可動翼型タービンにおいて、
    上記磁電変換素子と上記エンコーダの間を仕切る仕切壁を上記樹脂カバーに取り付けたことを特徴とする可動翼型タービン。
  14. 請求項12記載の可動翼型タービンにおいて、
    上記樹脂カバーの内側表面部には上記制御回路を挟んで上記モータの電気端子と上記出力回転軸の他端を軸支するベアリング取り付け部が設けられていることを特徴とする可動翼型タービン。


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