JP2005177861A - 成形品の製造方法、矯正治具、矯正装置、切削加工装置およびアルミニウム合金製鍛造製品の生産システム - Google Patents

成形品の製造方法、矯正治具、矯正装置、切削加工装置およびアルミニウム合金製鍛造製品の生産システム Download PDF

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Abstract

【課題】 矯正工程を独立して設ける(装置、場所など)必要がなく、後工程(機械加工工程、検査工程)に容易に組み込むことのできる成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】 真円状態から歪んだ円筒部11の一端側をチャックで締め付けて固定した後、長軸52aの長さが真円状態の円筒部11の内径長である楕円柱状部52を、長軸52aを円筒部11が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒部11の内側に挿入するとともに、内側形状の短軸53bの長さが真円状態の円筒部11の外径長である楕円筒状部53を、その長軸53aを円筒部11が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒部11の外側に嵌遊させ、円筒部11と楕円柱状部52および楕円筒状部53とを相対的に回転させて円筒部11の歪みを矯正する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、高温から焼入れ処理をすることにより、真円状態の円筒形状部位、すなわち、円筒部が歪んだ成形品の歪を矯正して真円形状にする成形品の製造方法、この成形品の製造方法に用いる矯正治具、この矯正治具を有する矯正装置または切削加工装置、この切削加工装置を有するアルミニウム合金製鍛造製品の生産システムに関するものである。
円筒形状部位である薄肉のカップ形状部を有する成形品の一例として、ユニバーサルジョイントヨークがある。
図1(a),(b)にプロペラシャフト用のユニバーサルジョイントヨーク素形材(鍛造製品、成形品)の概略見取り図を示す。
上記したユニバーサルジョイントヨーク素形材1は、円筒形状部位としての円筒部11と、この円筒部11の一端を閉塞する底としてのプレート部12と、このプレート部12の円筒部11と反対側へ対向して延びる2つのピンボス部13とで構成されている。
なお、カップ形状部(有底円筒形状部)は、円筒部11とプレート部12とで構成され、接続部として機能する。
上記したユニバーサルジョイントヨークは、例えば、アルミニウム合金を素材として鍛造で素形材形状に成形し、T6処理と呼ばれる一連の、素形材を約550℃に加熱する溶体化処理、この溶体化処理で高温に加熱された素形材を焼入れ処理する水焼入れ処理、この水焼入れ処理で焼入れされた素形材を約200℃で焼鈍する時効処理を経て、所望の強度に調整し、素形材を機械加工などで仕上げて製造されている。
しかしながら、焼入れによって歪(例えば、真円度歪)が発生し易い場合、焼入れ時の冷却速度を遅くする方法がとられているが、冷却速度を遅くすると、充分な焼入れ効果が上げられず、強度が低下するおそれがある。
昭和62年4月30日、財団法人鍛造技術研究所発行、鍛造技術講座アルミニウム、P96〜P97
これらの焼入れ歪を防止する方法として、エチレングリコールなどの添加剤を水に添加する手法が挙げられる。
また、環状体の変形を治具で矯正する環状体の熱処理装置が提案されている。
特開平9−235618号公報
さらに、環状体の焼入れ変形をサイジングで矯正する環状体の焼入れ変形矯正方法が提案されている。
特開平8−225851号公報
また、蒸気膜発生抑制処理を予め施す鍛造製品の製造方法が提案されている。
特開平7−252522号公報
一方、歪を発生させないように、型形状を成形品に転写する転造加工、スピニング加工の技術がある。
1989年(平成元年)9月30日、社団法人日本機械学会発行、機械工業便覧、PB2−111〜PB2−112(第4章塑性加工、4・2・8転造加工・スピニング)
また、棒状材、管状材の曲がりを矯正するロータリストレーナ加工の技術がある。
1989年(平成元年)9月30日、社団法人日本機械学会発行、機械工業便覧、PB2−113〜PB2−114(第4章塑性加工、4・2・10矯正加工)
上記したエチレングリコールなどの添加剤を水に添加する手法は、添加剤が高価な上、添加剤が鍛造製品に付着して鍛造製品に汚れを発生させるなどの問題がある。
また、歪の程度を緩和させることは可能であるが、完全に防止するには至っていない。
そこで、後工程で外周部位を機械加工で切削するので、歪み量を含んだ削り代として予め成形し、旋盤などで切削して真円形状に加工している。
しかしながら、外周部位のみの切削では偏肉を解消できず、内周部位は切削するのが困難であり、また、切削によって材料歩留りが悪化する。
そして、溶体化処理時に焼入れ歪と呼ばれる変形によって円筒形状部位が楕円状に変形し、その後の仕上げ加工によって円筒形状部位の肉厚が不均一になると、回転して使用される、例えば、ユニバーサルジョイントヨークなどにおいては回転時の偏芯モーメントの原因となる。
次に、特許文献1の装置の場合、環状体の歪みの発生を抑えることができるものの、発生した歪みを矯正することはできない。
次に、特許文献2の方法の場合、金型を用いたサイジング工程を追加する必要がある。
次に、特許文献3の方法の場合、予め蒸気膜発生抑制処理を施す工程を追加する必要がある。
次に、非特許文献2の加工の場合、成形加工することを目的としているので、矯正だけを効率的に施すことはできない。
次に、非特許文献3の加工の場合、長物を長手方向へ送りながら曲がりを矯正するもので、独立した矯正工程が必要になる。
本発明は、以下のような発明である。
(1)真円状態から歪んだ円筒形状部位を有する成形品の一端側をチャックで締め付けて固定した後、長軸の長さが真円状態の円筒形状部位の内径長である楕円柱状部を有する内側矯正治具を、その楕円柱状部の楕円の長軸を円筒形状部位が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒形状部位の内側に挿入して、円筒形状部位と内側矯正治具とを相対的に回転させて歪みを矯正する内側矯正工程と、内側形状の短軸の長さが真円状態の円筒形状部位の外径長である楕円筒状部を有する外側矯正治具を、その楕円筒状部の楕円の長軸を円筒形状部位が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒形状部位の外側に嵌遊させ、円筒形状部位と外側矯正治具とを相対的に回転させて歪みを矯正する外側矯正工程と、の少なくとも一方を備えていることを特徴とする成形品の製造方法。
(2)チャックは、油圧駆動で、1kg/cm2〜25kg/cm2の締め付け力で、0.05mm〜1mmの締め代で、歪み矯正手段を有するコレットチャックまたはスクロールチャックであることを特徴とする(1)に記載の成形品の製造方法。
(3)チャックは、締め付けて固定した成形品を回転させるチャックであることを特徴とする(1)または(2)に記載の成形品の製造方法。
(4)真円状態からの歪みは、成形品を高温から焼入れ処理した際に発生したものであることを特徴とする(1)から(3)のいずれか1つに記載の成形品の製造方法。
(5)相対的な回転は、0.5rpm〜60rpmの回転数で、1N・m〜20N・mの回転トルクであることを特徴とする(1)から(4)のいずれか1つに記載形品の製造方法。
(6)成形品は、アルミニウム合金製のユニバーサルジョントヨーク素形材であることを特徴とする(1)から(5)のいずれか1つに記載の成形品の製造方法。
(7)長軸の長さが真円状態の円筒形状部位の内径長である楕円柱状部と、内側形状の短軸の長さが真円状態の円筒形状部位の外径長である楕円筒状部と、の少なくとも一方を備え、(1)から(6)のいずれか1つに記載の成形品の製造方法に用いることを特徴とする矯正治具。
(8)真円状態から歪んだ円筒形状部位に当接する矯正治具の楕円柱状部は、楕円形状の長軸径部分を含む一部または全部から構成される形状で、真円状態から歪んだ円筒形状部位に当接する矯正治具の楕円筒状部は、楕円形状の短軸径部分を含む一部または全部から構成される形状であることを特徴とする(7)に記載の矯正治具。
(9)矯正治具の楕円柱状部、楕円筒状部は、長軸径と短軸径との差が0.5mm〜5mmであることを特徴とする(7)または(8)に記載の矯正治具。
(10)材質がダイス鋼で、その表面が窒化処理されていることを特徴とする(7)から(9)のいずれか1つに記載の矯正治具。
(11)被矯正成形品を締め付けて固定するチャック手段と、(7)から(10)のいずれか1つに記載の矯正治具と、チャック手段で締め付けて固定した被矯正成形品の軸方向へ矯正治具を移動させる矯正治具移動手段と、被矯正成形品と矯正治具とを相対的に回転させる回転手段と、を有していることを特徴とする矯正装置。
(12)締め付けて固定した被加工成形品を回転させるチャック手段と、(7)から(10)のいずれか1つに記載の矯正治具と、チャック手段で締め付けて固定した被矯正成形品の軸方向へ矯正治具を移動させる矯正治具移動手段と、被加工成形品と矯正治具を相対的に回転させる回転手段と、被加工成形品に切削加工を施す切削工具と、を有していることを特徴とする切削加工装置。
(13)鍛造装置と、この鍛造装置で鍛造した鍛造製品を加熱する加熱装置、この加熱装置で加熱した鍛造製品を冷媒に浸漬して急冷する冷却装置と、(12)に記載の切削加工装置と、を含むアルミニウム合金製鍛造製品の生産システム。
本発明によれば、チャックした状態で処理できるので、円筒形状部位を長手方向へ送りながら歪みを矯正する必要はなく、矯正工程を独立して設ける(装置、場所など)必要がないので、後工程(機械加工工程、検査工程)に容易に組み込むことができる。
また、熱処理歪の発生に対して特別な考慮をすることなく、通常の熱処理工程が適用できるので、装置や工程が複雑にならない。
さらに、成形品の円筒形状部位を真円形状に簡便に矯正できるので、成形品ロットにおける真円度のバラツキを小さくでき、品質を向上させることができる。
そして、残留歪を熱処理後に付与することができるので、加工硬化によって機械的強度を向上させることができる。
なお、矯正を途中で止めることにより、真円形状と矯正前の歪んだ楕円形状の中間形状状態にすることができる。
本発明の実施形態の一例を説明する。
図1に真円状態から歪んだ円筒形状部位を有する成形品の例であるユニバーサルジョイントヨーク素形材の一例を示す。
上記したユニバーサルジョイントヨーク素形材1は、円筒形状部位としての円筒部11と、この円筒部11の一端を閉塞する底としてのプレート部12と、このプレート部12の円筒部11と反対側へ対向して延びる2つのピンボス部13とで構成されている。
なお、カップ形状部(有底円筒形状部)は、円筒部11とプレート部12とで構成され、接続部として機能する。
そして、それぞれの部位は、必要に応じて機械加工で最終形状に加工される。
上記したユニバーサルジョイントヨーク素形材は、連続鋳造棒または鋳造ビレットを押出し加工した押出し材を切断して得た鍛造用素材を鍛造成形したり、または、金型鋳造で鋳造して得ることができる。
また、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の材質は、アルミニウム合金であればよく、例えば、6061合金、6082合金、または、Si素を0.4質量%〜0.8質量%、Cuを0.15質量%〜0.4質量%、Mgを0.8質量%〜1.2質量%、Crを0.04質量%〜0.35質量%含有するアルミニウム合金、または、Siを0.7質量%〜1.3質量%、Mnを0.40質量%〜1質量%、Mgを0.6質量%〜1.2質量%含有するアルミニウム合金が用いられる。
特に、6000系合金は、十分な強度を得るために約550℃からの水焼入れ処理が実施されるので、焼入れ歪の程度が大きくなる上、矯正を実施する常温においても素材の伸びが大きく、矯正による表面割れが起こりにくく、本発明の効果がより顕著に得られるので、好ましい材質である。
次に、溶体化条件(加熱条件)は、常温から490℃〜560℃まで30分〜5時間で昇温させ、そのまま490℃〜560℃に30分〜5時間保持し、焼入れを10℃〜60℃の冷媒で急冷する、加熱焼入れ処理が好ましい。
そして、冷媒として冷水、温水、油、添加剤(エチレングリコールなど)を加えた水を挙げることができるが、水は、安価で、冷却能が高く、急冷の点から好ましい冷媒である。
図2に本発明の矯正装置の一例の概略見取り図を示す。
本発明の矯正装置21は、被矯正成形品(被加工成形品)Wを締め付けて固定するチャック(チャック手段)22と、このチャック22で固定した被矯正成形品Wの歪を矯正する矯正治具23と、チャック22で固定した被矯正成形品Wの軸方向へ矯正治具23を移動させる矯正治具移動機構(矯正治具移動手段)26と、チャック22で固定した被矯正成形品Wと矯正治具23とを相対的に、この例ではチャック22で固定した被矯正成形品Wを回転させる回転機構(回転手段)27と、これらを支持する側面視コ字状の支持体28とで構成されている。
上記した矯正治具23は、被矯正成形品W、例えば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の円筒形状部位の内周に接触して、しごき矯正処理を行う断面が楕円形状の楕円柱状部24と、矯正治具移動機構26に取り付けるための主軸部25とで構成され、被矯正成形品Wのチャッキング部に相対して配設された矯正治具移動機構(例えば、押しコップ部)26に設置される。
そして、楕円柱状部24は、被矯正成形品Wの真円状態の円筒形状部位の内径長である長さの長軸24aを有する楕円柱とされ、中心に主軸部25が軸方向へ設けられている。
なお、24bは、楕円柱状部24の楕円の短軸を示す。
そして、楕円柱状部24の長軸24aに対応する先端部分24pが、しごき処理を行う部分である。
上記した被矯正成形品Wと矯正治具23とを相対的に回転させる回転機構(回転手段)は、矯正治具23と矯正治具移動機構26との間に回転機構を設けて矯正治具23を回転させたり、被矯正成形品Wおよび矯正治具23をそれぞれの回転機構で相対的に回転させてもよい。
本発明の矯正装置21は、機械加工装置(例えば、旋盤、ボール盤、フライス盤、複合機などの切削加工装置)、円筒歪検査装置、ショットブラスト装置などに設けることができる。
この矯正装置21によれば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の材質がアルミニウム合金であるので、強度を得るために充分な焼き入れをして歪が発生した場合でも、切削による歪み除去を施していないので、偏芯を抑えたユニバーサルジョントヨークを得ることができる。
また、強度を得るために充分な焼き入れをして歪が発生した場合でも、容易に矯正することができる。
図3は本発明の一例である旋盤の概略見取り図を示す。
本発明の旋盤31は、被矯正成形品(被加工成形品)Wを締め付けて固定するチャック(チャック手段)32と、このチャック32で固定した被矯正成形品Wの歪を矯正する矯正治具33と、チャック32で固定した被矯正成形品Wの軸方向へ矯正治具33を移動させる矯正治具移動機構(矯正治具移動手段)36と、チャック32で固定した被矯正成形品Wと矯正治具33とを相対的に、この例ではチャック32で固定した被矯正成形品Wを回転させる回転機構(回転手段)39と、被矯正成形品Wの表面を切削する切削工具40と、この切削工具40を被矯正成形品Wに対して移動させる切削工具移動機構(切削工具移動手段)41と、これらを支持する支持本体42とで構成されている。
上記した矯正治具33は、被矯正成形品W、例えば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の円筒状部位の内周に接触して、しごき矯正処理を行う断面が楕円形状の楕円柱状部34と、矯正治具移動機構36に取り付けるための主軸部35とで構成され、被矯正成形品Wのチャッキング部に相対して配設された矯正治具移動機構(例えば、押しコップ部)36に設置される。
なお、楕円柱状部34は、図2に示した楕円柱状部24と同様に、長軸(34a)と短軸(34b)とを有する楕円柱とされ、長軸(34a)に対応する先端部分(34p)が、しごき処理を行う部分である。
そして、楕円柱状部34には、中心に主軸部35が軸方向へ設けられている。
上記した被矯正成形品Wと矯正治具33とを相対的に回転させる回転機構(回転手段)は、矯正治具33と矯正治具移動機構36との間に回転機構を設けて矯正治具33を回転させたり、被矯正成形品Wおよび矯正治具33をそれぞれの回転機構で相対的に回転させてもよい。
上記した矯正治具移動機構(矯正治具移動手段)36は、押しコップ部37および押しコップシリンダー部38で構成されている。
なお、切削工具移動機構41に矯正治具33を設けると、矯正治具移動機構を切削工具移動機構41に兼用させることができ、装置が簡便になる。
この旋盤31によれば、矯正と切削加工とが同一の装置でワーク(被矯正成形品W)を取り外しすることなく連続的に処理できる。
そして、複合機(旋盤加工機にマシニングセンターの回転工具を併せ持った工作機械)、フライス加工機、ボール加工機にも適用することができる。
上記した矯正装置21のチャック22および旋盤31のチャック32は、公知のものを用いることができるが、駆動装置が油圧で、製品つかみ部がコレットチャック、スクロールチャック、三つ爪チャックとなっている歪み矯正手段を有しているものが好ましい。
そして、チャックが、油圧駆動で、締め付け力が1kg/cm2〜25kg/cm2で、締め代が0.05mm〜1mm(より好ましくは、0.1mm〜0.5mm)であるコレットチャックまたはスクロールチャックである歪み矯正手段を有しているものが適している。
このようなチャックを使用することにより、成形品の円筒形状部位が全体に渡って歪んでいても、チャックにより芯出しができるので、充分に矯正することができる。
また、締め付け力、締め代を上記した範囲にすることにより、矯正によって生じる回転トルクに十分耐えることができる。
図4に矯正治具の他の例の概略見取り図を示す。
矯正治具51は、長軸52aの長さが、例えば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の真円状態の円筒部の内径長である楕円柱状部52と、この楕円柱状部52の外側に位置させて楕円柱状部52と一体とされた、内側形状の短軸53bの長さがユニバーサルジョイントヨーク素形材の真円状態の円筒部の外径長である楕円筒状部53と、楕円柱状部52と楕円筒状部53との中心に設けられた主軸部54とで構成されている。
上記した楕円柱状部52は、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の円筒部の内周に接触して歪んだ円筒部を真円形状に矯正する部分で、内側矯正治具に相当する。
また、楕円筒状部53は、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の円筒部の外周に接触して歪んだ円筒部を真円形状に矯正する部分で、外側矯正治具に相当する。
そして、楕円柱状部52の長軸52aと、楕円筒状部53の短軸53bとは、直交している。
なお、矯正治具51は、熱処理歪によって変形した内周(内径)と外周(外径)とを同時に矯正するものである。
そして、楕円柱状部52の長軸52aに対応する先端部分52p、および、楕円筒状部53の短軸53bに対応する内側端部分53pが、しごき処理を行う部分である。
また、楕円柱状部52の長軸52aと短軸52bとの差、および、楕円筒状部53の長軸53aと短軸53bとの差は、例えば、0.5mm〜5mmであるのが好ましい。
このように、長軸52a,53aと短軸52b,53bとの差を0.5mm〜5mmにしたので、矯正がスムーズに確実に行える。
さらに、矯正治具51は、材質がダイス鋼(例えば、SKD1、SKD11、SKD61など)で、その表面が窒化処理されているのが好ましい。
このように、材質をダイス鋼とし、その表面に窒化処理を施したので、矯正がスムーズに確実に行え、耐焼き付き性、摩擦係数軽減、耐摩耗性の向上が期待できる。
そして、矯正治具51の材質は、超鋼、工具鋼(例えば、SKH51、SKH53、SKS3、SKS93など)、ハイス鋼などでもよく、表面処理についても、PVD(物理蒸着)、CVD(化学蒸着)によるTiCN(窒化炭化チタン)、TiC(炭化チタン)などの処理でも同様の効果を得られるが、窒化処理が好ましい。
次に、本発明の矯正治具を用いて矯正する工程を含む成形品の製造方法について、図5(a),(b)に示す本発明の矯正方法に用いる製品の焼入れ前後の円筒形状部位の概略断面図、図6〜図8に示す矯正方法の説明図を用いて説明する。
まず、図5(a)に示すように、真円状態の円筒形状部位、例えば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材1の円筒部11は、高温からの焼入れにより、長軸11aと短軸11bとの差が1mmとなる程度に変形する。
そして、円筒部11は、ピンボス部などの複雑な形状を鍛造する成形過程により、変形が発生し易く、ピンボス部の影響を受けて歪量が等方でないのが特徴的である。
なお、円筒部11のプレート部側は、大きな歪みが発生しないので、そのままチャックすることが可能であるが、必要に応じて、矯正手段を有するチャックを用いることが好ましい。
このように、矯正手段を有するチャックを用いることは、歪が発生してもチャックの締め代および締め込み圧力を調整して、チャッキングが可能となり、チャックの締め込み圧力で矯正することができるからである。
次に、図6に示すように、ユニバーサルジョイントヨーク素形材1のピンボス部側をチャックで締め付けて固定した後、長軸52aの長さが真円状態の円筒部11の内径長である楕円柱状部52を円筒部11が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒部11の内側に挿入するとともに、短軸53bの長さが真円状態の円筒部11の外径長である楕円筒状部53の長軸53aを円筒部11が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒部11の外側に嵌遊させる。
そして、ユニバーサルジョイントヨーク素形材1と矯正治具51とを相対的に回転させて歪みを矯正する。
なお、相対的な回転は、0.5rpm〜60rpm(好ましくは1rpm〜20rpm)の回転数で、0.5N・m〜25N・m(好ましくは5N・m〜20N・m)の回転トルクであるのが好ましい。
このような相対的な回転数にすると、矯正がスムーズに確実に行える。
しかし、回転数は遅い方がよい。
上記のようにユニバーサルジョイントヨーク素形材1と矯正治具51とを相対的に回転させると、楕円柱状部52の長軸52aの長さが真円状態の円筒部11の内径長に設定されているので、図7(a),(b)に示すように、円筒部11の内周が楕円柱状部52の長軸52aの先端部分52pでしごき加工されることにより、歪を矯正されて真円形状になる。
また、楕円筒状部53の短軸53bの長さが真円状態の円筒部11の外径長に設定されているので、図8(a),(b)に示すように、円筒部11の外周が楕円筒状部53の短軸53bの内側端部分53pでしごき加工されることにより、歪を矯正されて真円形状になる。
なお、本発明の矯正加工は、転造加工やスピニング加工のような素材を積極的に塑性流動させて所定の形状へ成形するための塑性加工ではなく、曲げ変形を付与することで、歪みを矯正するものである。
そして、楕円柱状部52および楕円筒状部53は円筒部11の内周または外周に接触して表面をしごき加工するので、円筒部11の内周および外周は、金属光沢のあるしごき面となり、機械加工で仕上げる場合に好都合である。
また、楕円柱状部52の長軸52aと、楕円筒状部53の短軸53bとを直交させて設けたので、内周と外周とが交互にしごかれて矯正されることにより、より均一な肉厚となるり、また、全周を矯正するために最低必要な回転範囲が円筒部11の円周に対して4分の1周で済み、楕円柱状部52と楕円筒状部53とを単独で用いて内周と外周とを矯正する場合、円筒部11の円周に対して半周回転させることに比較して、回転範囲が半分になり、効率的に矯正が実施できる。
さらに、矯正治具51を円筒部11の軸方向へ移動させることにより、また、矯正治具51を円筒部11の軸方向へ移動させるのを繰り返すことにより、スパイラル状に円筒部11の長手方向(軸方向)へ矯正が行えるので、円筒部11の軸方向の全体に渡って歪を内外から矯正して均一な肉厚の真円形状にすることができる。
図9に矯正治具のさらに他の例の概略見取り図を示す。
矯正治具61は、内側形状の短軸62bの長さが、例えば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の真円状態の円筒部の外径長である楕円筒状部の短軸径部分62と、この短軸径部分62の中心に設けられた主軸部63とで構成されている。
この矯正治具61は、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の歪んだ円筒部の外周に接触して歪んだ円筒部を真円形状に矯正するものである。
なお、矯正治具61の、内側形状の長軸62aに対応する長軸径部分が取り除かれている理由は、長軸径部分が歪んだ円筒部の外周に接触して真円形状に矯正する機能を有しないためである。
そして、短軸径部分62の内側端部分62pが、しごき処理を行う部分である。
したがって、短軸径部分62を対向させて2つ設けたが、一方の短軸径部分62のみでも同様に機能し、歪んだ円筒部の外周に接触して真円形状に矯正することができる。
図10に矯正治具のさらに他の例の概略見取り図を示す。
矯正治具71は、長軸72aの長さが、例えば、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の真円状態の円筒部の内径長である楕円柱状部72と、この楕円柱状部72の中心に設けられた主軸部73とで構成されている。
この矯正治具71は、ユニバーサルジョイントヨーク素形材の歪んだ円筒部の内周に接触して歪んだ円筒部を真円形状に矯正するものである。
なお、矯正治具71の、楕円柱状部72の短軸72bに対応する短軸径部分が取り除かれている理由は、短軸径部分が歪んだ円筒部の内周に接触して真円形状に矯正する機能を有しないためである。
そして、楕円柱状部72の先端部分72pが、しごき処理を行う部分である。
したがって、長軸径部分を対向させて2つ設けたが、一方の長軸径部分のみでも同様に機能し、歪んだ円筒部の内周に接触して真円形状に矯正することができる。
上記した各矯正治具は円筒形状部位の内周および/または外周に接触して真円形状に矯正できればよいので、円筒形状部位の内周および/または外周に接触して矯正する半径に相当する部分のみの楕円柱状部および/または楕円筒状部で構成してもよい。
また、主軸部を円柱状としたが、多角柱にすると、滑らないように取り付けることができる。
本発明の生産システムについて説明する。
図11に本発明の鍛造品の生産システムの一例の概略説明図を示す。
鍛造品の生産システム8は、溶湯から連続鋳造棒を鋳造して所定の長さに切断する連続鋳造装置81と、この連続鋳造装置81で鋳造した連続鋳造棒に加熱処理を施す加熱処理装置82と、この加熱処理装置82で加熱処理されて曲がった連続鋳造棒の曲がりを矯正する矯正装置83と、この矯正装置83で曲がりを矯正された連続鋳造棒の外周部分を除去するピーリング装置84と、このピーリング装置84で外周部分が除去された連続鋳造棒を、製品を鍛造するのに必要な長さの切断片に切断する切断装置85と、この切断装置85で切断された切断片を予備加熱する第1予備加熱装置86aと、この第1予備加熱装置86aで加熱された切断片に馴染み易い水溶性の潤滑剤を付着させる予備潤滑装置86bと、この予備潤滑装置86bで潤滑剤を付着させた切断片を鍛造用に予備加熱する第2予備加熱装置87と、この第2予備加熱装置87で加熱された切断片から鍛造製品(素形材)を鍛造する鍛造装置88と、この鍛造装置88で鍛造した鍛造製品に溶体化処理を施す溶体化加熱装置89と、この溶体化加熱装置89で加熱した鍛造製品を焼入れする焼入れ装置(冷却装置)90と、この焼入れ装置90で焼入れした鍛造製品に時効処理を施す時効処理装置91と、この時効処理装置91で時効処理された鍛造製品(素形材)に加工を施す旋盤(切削加工装置)92とで構成されている。
なお、加熱処理装置82、ピーリング装置84は省略することができる。
また、各装置間の搬送は自動搬送装置で行うことができる。
さらに、旋盤92は、長軸の長さが真円状態の円筒形状部位の内径長である楕円柱状部と、内側形状の短軸の長さが真円状態の円筒形状部位の外径長である楕円筒状部と、の少なくとも一方を備えた矯正治具、または、真円状態から歪んだ円筒形状部位に当接する矯正治具の楕円柱状部が、楕円形状の長軸径部分を含む一部または全部から構成される形状で、真円状態から歪んだ円筒形状部位に当接する矯正治具の楕円筒状部が、楕円形状の短軸径部分を含む一部または全部から構成される形状である矯正治具、または、矯正治具の楕円柱状部、楕円筒状部の、長軸径と短軸径との差が0.5mm〜5mmである矯正治具、または、材質がダイス鋼で、その表面が窒化処理されている矯正治具を備えている。
本発明の鍛造品の生産システムによれば、焼入れ歪みを矯正した鍛造製品を容易に効率よく製造することができる。
また、強度を得るために充分な焼き入れをして歪が発生した場合でも、容易に矯正することができる。
上記した説明では、ヨーク部品用素形材に本発明を適用した例で説明したが、ヨーク部品用素形材に限定されることなく、円筒シャフト、パイプ、その他、円筒形状またはカップ形状を有する鍛造品にも適用することができる。
ユニバーサルジョイントヨーク素形材の概略見取り図である。 本発明の矯正装置の一例の概略見取り図である。 本発明の一例である旋盤の概略見取り図である。 本発明の矯正治具の他の例の概略見取り図である。 本発明の矯正方法に用いる製品の焼入れ前後の円筒形状部位の概略断面図である。 本発明の矯正方法の説明図である。 本発明の矯正方法の説明図である。 本発明の矯正方法の説明図である。 本発明の矯正治具のさらに他の例の概略見取り図である。 本発明の矯正治具のさらに他の例の概略見取り図である。 本発明の生産システムの一例の概略説明図である。
符号の説明
1 ユニバーサルジョイントヨーク素形材(成形品)
11 円筒部(円筒形状部位)
11a 長軸
11b 短軸
12 プレート部(底)
13 ピンボス部
21 矯正装置
22 チャック(チャック手段)
23 矯正治具
24 楕円柱状部
24a 長軸
24b 短軸
24p 先端部分
25 主軸部
26 矯正治具移動機構(矯正治具移動手段)
27 回転機構(回転手段)
28 支持体
31 旋盤
32 チャック(チャック手段)
33 矯正治具
34 楕円柱状部
35 主軸部
36 矯正治具移動機構(矯正治具移動手段)
37 押しコップ部
38 押しコップシリンダー部
39 回転機構(回転手段)
40 切削工具
41 切削工具移動機構(切削工具移動手段)
42 支持本体
51 矯正治具
52 楕円柱状部
52a 長軸
52b 短軸
52p 先端部分
53 楕円筒状部
53a 長軸
53b 短軸
53p 内側端部分
54 主軸部
61 矯正治具
62 短軸径部分
62a 長軸
62b 短軸
62p 内側端部分
63 主軸部
71 矯正治具
72 楕円柱状部
72a 長軸
72b 短軸
72p 先端部分
73 主軸部
8 生産システム
81 連続鋳造装置
82 加熱処理装置
83 矯正装置
84 ピーリング装置
85 切断装置
86a 第1予備加熱装置
86b 予備潤滑装置
87 第2予備加熱装置
88 鍛造装置
89 溶体化加熱装置
90 焼入れ装置(冷却装置)
91 時効処理装置
92 旋盤(切削加工装置)
W 被矯正成形品(被加工成形品)

Claims (13)

  1. 真円状態から歪んだ円筒形状部位を有する成形品の一端側をチャックで締め付けて固定した後、長軸の長さが真円状態の円筒形状部位の内径長である楕円柱状部を有する内側矯正治具を、その楕円柱状部の楕円の長軸を円筒形状部位が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒形状部位の内側に挿入して、円筒形状部位と内側矯正治具とを相対的に回転させて歪みを矯正する内側矯正工程と、
    内側形状の短軸の長さが真円状態の円筒形状部位の外径長である楕円筒状部を有する外側矯正治具を、その楕円筒状部の楕円の長軸を円筒形状部位が外側へ歪んだ箇所に合わせて円筒形状部位の外側に嵌遊させ、円筒形状部位と外側矯正治具とを相対的に回転させて歪みを矯正する外側矯正工程と、の少なくとも一方を備えていることを特徴とする成形品の製造方法。
  2. チャックは、油圧駆動で、1kg/cm2〜25kg/cm2の締め付け力で、0.05mm〜1mmの締め代で、歪み矯正手段を有するコレットチャックまたはスクロールチャックであることを特徴とする請求項1に記載の成形品の製造方法。
  3. チャックは、締め付けて固定した成形品を回転させるチャックであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の成形品の製造方法。
  4. 真円状態からの歪みは、成形品を高温から焼入れ処理した際に発生したものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の成形品の製造方法。
  5. 相対的な回転は、0.5rpm〜60rpmの回転数で、1N・m〜20N・mの回転トルクであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の成形品の製造方法。
  6. 成形品は、アルミニウム合金製のユニバーサルジョントヨーク素形材であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の成形品の製造方法。
  7. 長軸の長さが真円状態の円筒形状部位の内径長である楕円柱状部と、
    内側形状の短軸の長さが真円状態の円筒形状部位の外径長である楕円筒状部と、の少なくとも一方を備え、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の成形品の製造方法に用いることを特徴とする矯正治具。
  8. 真円状態から歪んだ円筒形状部位に当接する矯正治具の楕円柱状部は、楕円形状の長軸径部分を含む一部または全部から構成される形状で、
    真円状態から歪んだ円筒形状部位に当接する矯正治具の楕円筒状部は、楕円形状の短軸径部分を含む一部または全部から構成される形状であることを特徴とする請求項7に記載の矯正治具。
  9. 矯正治具の楕円柱状部、楕円筒状部は、長軸径と短軸径との差が0.5mm〜5mmであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の矯正治具。
  10. 材質がダイス鋼で、その表面が窒化処理されていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の矯正治具。
  11. 被矯正成形品を締め付けて固定するチャック手段と、
    請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の矯正治具と、
    チャック手段で締め付けて固定した被矯正成形品の軸方向へ矯正治具を移動させる矯正治具移動手段と、
    被矯正成形品と矯正治具とを相対的に回転させる回転手段と、を有していることを特徴とする矯正装置。
  12. 締め付けて固定した被加工成形品を回転させるチャック手段と、
    請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の矯正治具と、
    チャック手段で締め付けて固定した被矯正成形品の軸方向へ矯正治具を移動させる矯正治具移動手段と、
    被加工成形品と矯正治具を相対的に回転させる回転手段と、
    被加工成形品に切削加工を施す切削工具と、を有していることを特徴とする切削加工装置。
  13. 鍛造装置と、この鍛造装置で鍛造した鍛造製品を加熱する加熱装置、この加熱装置で加熱した鍛造製品を冷媒に浸漬して急冷する冷却装置と、請求項12に記載の切削加工装置と、を含むアルミニウム合金製鍛造製品の生産システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210017A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム合金製鍛造ロードホイール及びその製造方法
CN102228915A (zh) * 2011-04-01 2011-11-02 浙江恒成硬质合金有限公司 内圆校正工具
CN109093995A (zh) * 2018-10-09 2018-12-28 深圳市合川智能科技有限公司 整形模具
CN115198064A (zh) * 2022-07-28 2022-10-18 江苏科技大学 一种大型金属环件椭圆变形校形工装及校形方法

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