JP2005175253A - 保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板表面に貼付けられた保護テープを剥離テープを用いて一体に剥離する保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置において、剥離に伴う帯電によって剥離放電が発生するのを防止する。
【解決手段】 保護テープPが貼付けられた基板Wの保護テープ上面に沿って剥離ローラ25を移動させて、剥離ローラ25に供給された剥離テープTを保護テープPに貼付け、剥離ローラ25の移動に伴って剥離テープTをめくり上げ案内することで、保護テープPを剥離テープTと一体に基板Wから剥離除去する保護テープ剥離する。このとき、剥離ローラ25の少なくとも表面に導電性を与え、保護テープ剥離部位に発生した電荷を剥離ローラ25を介して逃がしながら剥離ローラ25を剥離移動させる。
【選択図】 図6

Description

この発明は、半導体ウエハなどの基板の表面に貼付けられた保護テープを剥離する方法およびこれを用いた装置に関する。
半導体ウエハの製造過程においては、パターン形成の済んだ半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)の裏面に、研削や研磨などの機械的方法、またはエッチングを利用した化学的方法などを利用した加工を施してその厚みを薄くしている。これらの方法を利用してウエハを加工する際、配線パターンの形成された表面を保護するために、その表面に保護テープを貼り付け、保護テープで保護されたウエハ表面を吸盤で吸着保持して裏面加工を行うようにしている。
この保護テープは、その後の工程で不要となり剥離されるのであるが、その剥離手段としては、ウエハの表面に貼付けらるとともにウエハ外形に沿って切り抜かれた保護テープの上に、ウエハ外径よりも幅狭の剥離テープを貼り付け、この剥離テープをめくり上げることで剥離テープに貼り付けた保護テープをウエハ表面から剥離してゆく方法が提案・実施されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平01−27219号公報
上記保護テープ剥離手段は、能率よく保護テープをウエハ表面から剥離してゆくことができるものであるが、保護テープがウエハ表面から剥離される際に、ウエハと保護テープ粘着面の間に剥離帯電が発生して剥離の瞬間に放電することがある。このような放電は、時にはウエハ表面の回路を破壊することがある。
そこで、剥離処理部の近傍に剥離帯電を中和する電荷を照射して放電の発生を抑制する装置を配備することも行われているが、必ずしも十分な効果が得られておらず、改良の余地があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、剥離帯電に起因する放電を簡単に防止して、回路破壊を回避することができる保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置を提供することを目的としている。
この発明は、このような目的を達成するために次のような構成をとる。
第1の発明は、保護テープが貼付けられた基板の前記保護テープ上面に沿って剥離ローラを移動させて剥離ローラに供給された剥離テープを保護テープに貼付け、剥離ローラの移動に伴って剥離テープをめくり上げ案内することで、前記保護テープを剥離テープと一体に基板から剥離除去する保護テープ剥離方法において、
前記剥離ローラの少なくとも表面に導電性を与え、保護テープ剥離部位に発生した電荷を剥離ローラを介して逃がしながら剥離ローラを剥離移動させることを特徴とするものである。
(作用・効果)上記方法によると、剥離ローラの移動に伴う剥離テープのめくり上げによって保護テープが基板から剥離される際に、その剥離部位に電荷が発生しても、その電荷は導電性の剥離ローラを介して速やかに逃がされ、帯電による放電の発生が回避される。したがって、この発明によれば、剥離放電によって基板表面の回路が破壊されることがなくなり、良品の歩留まり向上を図ることができる。
第2の発明は、表面に保護テープが貼付けられた基板を載置して保持する保持テーブルと、テープ供給部から繰出し供給された剥離テープを基板上に案内するとともに、剥離テープを巻回案内して基板上からテープ回収部に導く前後往復移動可能な剥離ローラとを備え、前記剥離ローラを基板上に沿って移動させることで供給された剥離テープを基板上の保護テープに貼り付けた後、剥離テープを保護テープと一体にめくり上げてテープ回収部に回収するよう構成した保護テープ剥離装置において、
前記剥離ローラの少なくとも表面を導電材で構成するとともに、この導電材に導通接続された接地回路を備えてあることを特徴とするものである。
(作用・効果)上記構成によると、保持テーブル上に順次装填される基板の保護テープを、一連に供給され回収される剥離テープを用いて効率よく、かつ、剥離放電なく剥離することができる。したがって、請求項1に係る発明方法を好適に実施することができる。
第3の発明は、第2の発明の保護テープ剥離装置において、前記剥離ローラを金属製のローラで構成したことを特徴とするものである。
(作用・効果)上記構成によると、剥離ローラの導電性表面を剥離テープに確実に導通接触させることができ、発生した剥離電荷を効率よく逃がすことができる。
第4の発明は、第2の発明の保護テープ剥離装置において、前記剥離ローラを、表面に金属層が蒸着された樹脂フィルムを弾性材からなるローラ本体に巻き付け装着して構成したことを特徴とするものである。
(作用・効果)上記構成によると、ローラ本体の弾性によってローラ表面を剥離テープに弾性的に押し付けることができるので、基板の反りや剥離テープの厚さ変化などを吸収して、剥離テープに導電性のローラ表面を好適に導通接触させることができ、発生した剥離電荷を効率よく逃がすことができる。
第5の発明は、第2の発明の保護シート剥離装置において、前記剥離ローラを導電ゴム製のローラで構成したことを特徴とする。
(作用・効果)上記構成によると、ローラ自体を弾性的に剥離テープに押し付けることができるので、剥離テープへの密着性に優れた導電性の剥離ローラを構造簡単に構成することができる。
第6の発明は、第2ないし第5の発明の保護シート剥離装置において、前記剥離ローラの体積抵抗を10-5〔Ω・cm〕以下に設定してあることを特徴とする。
(作用・効果)上記構成によると、発生した剥離電荷の帯電量を少なくでき、剥離放電のない保護テープ剥離処理を好適に行うことができる。
第7の発明は、第2ないし第6の発明の保護シート剥離装置において、前記保護テープ剥離時の剥離帯電量が1.0kV以下であることを特徴とするものである。
(作用・効果)上記構成によると、半導体ウエハへの剥離帯電量を少なくでき、半導体ウエハ表面の回路を破壊することなく保護テープ剥離処理を好適に行うことができる。
この発明に係る保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置によれば、剥離ローラの移動に伴う剥離テープのめくり上げによって保護テープが基板から剥離される際に、その剥離部位に電荷が発生しても、その電荷は導電性の剥離ローラを介して速やかに逃がされ、帯電による放電の発生が回避される。したがって、剥離放電によって基板表面の回路が破壊されることがなくなり、良品の歩留まり向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、基板の一例である半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)のバックグラインド処理後にウエハ表面に貼付けた保護テープを剥離する場合を例にあげ、その詳細を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る保護テープ剥離装置の全体を示す斜視図、図2はその正面図、図3はその平面図、図4はテープ貼付け/剥離ユニットの正面図である。
この保護テープ剥離装置は、図1〜図3に示すように、バックグラインド処理が完了したウエハWを積層収納したカセットC1が装填されるウエハ供給部1と、屈伸および旋回移動するロボットアーム2が装備されたウエハ搬送機構3と、ウエハWを位置合わせするアライメントステージ4と、剥離テープTを剥離部位へ供給するテープ供給部5と、ウエハWを真空吸着保持する保持テーブル6と、保持テーブル6上のウエハWに剥離テープTを貼付け剥離するテープ貼付け/剥離ユニット7、剥離された処理済みの剥離テープTsを巻き取り回収するテープ回収部8と、処理済みのウエハWを積層収納するためのカセットC2が装填されるウエハW回収部9と、テープ貼付け/剥離ユニット7を左右に往復移動させるユニット駆動部10、等が基台11の上部に備えられている。ここで、ウエハW供給部1、ウエハW搬送機構3、アライメントステージ4、保持テーブル6、および、ウエハW回収部9が基台11の上面に立設された縦壁12の前方に配備されるとともに、テープ貼付け/剥離ユニット7は縦壁12の下方開口部に臨設され、かつ、ユニット駆動部10は縦壁12の背部に配備されている。
ウエハW供給部1は、図1に示すように、全面に保護テープが貼付けられた表面を上向きにした水平姿勢のウエハWを、上下に適当な間隔を持った状態でカセットC1に差込収納して、カセット台13の上に装填するようになっている。
カセット台13は、図3に示すように、エアーシリンダ14の伸縮によって旋回されて向き変更可能となっている。ウエハ回収部9も、保護テープ剥離処理の済んだウエハWを、上下に適当な間隔を持った状態でカセットC2に差込収納して、カセット台15の上に装填するようになっており、このカセット台15もエアーシリンダ16の伸縮によって旋回させて向き変更可能となっている。
図1に戻りウエハ搬送機構3のロボットアーム2は、任意の方向に水平進退および旋回可能に構成されており、ウエハ供給部1からのウエハWの取り出し、アライメントステージ4へのウエハWの供給、アライメントステージ4から保持テーブル6へのウエハWの搬入、保持テーブル6から処理済みウエハWの搬出、および、処理済みウエハWのウエハ回収部9への搬入などを行う。
剥離テープ供給部5は、原反ロールTRから導出した剥離テープTを剥離テーブル6の上方を通ってテープ貼付け/剥離ユニット7にまで導くように構成されている。なお、剥離テープTは、ウエハWの径よりも幅狭のものが利用される。
保持テーブル6の中心には、上面が真空吸着面に構成された吸着パッド17が出退昇降可能に装備されるとともに、テーブル上面は、載置されたウエハWを位置ずれなく保持するための真空吸着面に構成されている。また、この剥離テーブル6は、テーブル中心周りに任意の角度に旋回可能に支持されている。
テープ貼付け/剥離ユニット7は、図3に示すように、前後一対のレール21に沿って左右にスライド移動可能に支持された可動台22を、モータ23で正逆転駆動される送りネジ軸24によって左右水平にねじ送り移動させるとともに、この可動台22に、剥離ローラ25、ガイドローラ26、駆動回転される送り出しローラ27、およびこれに対向する挟持ローラ28、等を装備した構造となっている。
本発明に係るウエハWからの保護テープ剥離装置の各部は以上のように構成されており、以下に、ウエハWの表面に貼付けられた保護テープを剥離する基本的な工程を説明する。
先ず、ロボットアーム2がウエハ供給部1のカセットC1からウエハWを1枚吸着保持して取り出してアライメントステージ4上に移載し、ここでウエハWのオリエンテーションフラット(あるいはノッチ)の検出に基づいて、ウエハWの位置合わせが行われる。位置合わせが行われたウエハWは再びロボットアーム2に支持されて搬送され、保持テーブル6上に供給される。
保持テーブル6上に搬入されたウエハWは、テーブル上に突出している吸着パッド17に受け取られた後、吸着パッド17の下降に伴って保持テーブル6の上面に所定の姿勢および位置で載置され、保護テープPが貼付けられた表面が上向きの姿勢で吸着保持される。次いで、保持テーブル6がアライメントステージ4での位置合わせ情報に基づいて割り出された所定の角度で旋回されて、ウエハWの外周に形成されたオリエンテーションフラットの一端が剥離テープ長手方向の真後方(図では真横)に向かうように位相合わせが行われる。この時、図4に示すように、テープ貼付け/剥離ユニット7は保持テーブル6から後方に離れた待機位置にある。
保持テーブル6の上に装填されたウエハWの位相合わせが完了すると、テープ貼付け/剥離ユニット7はウエハWの上へと前進移動し、剥離ローラ25で巻回案内した剥離テープTを保護テープPの上に貼付ける。
テープ貼付け/剥離ユニット7の前進移動に伴ってその移動速度と同調された周速度で送り出しローラ27が駆動されることで剥離テープTがテープ回収部8に向けて送り出されてゆき、図5および図6に示すように、剥離テープTは剥離ローラ25への巻回案内部位においてめくり上げられ、この剥離テープTに貼付け支持されて一体となった保護テープPがウエハ表面上から剥離されてゆく。
剥離テープTが剥離されてゆく場合、テープ剥離方向の最先端に位置するオリエンテーションフラットの一端に形成される角部が剥離の起点となり、この角部に剥離応力が集中することで、確実かつ円滑に剥離が開始される。
なお、送り出しローラ27は、所定のトルク以上の負荷によって空転するスリップクラッチを介して図示しない駆動装置で回転駆動されており、剥離テープTに常に所定の張力を与えながら送り出すよう構成されている。
図4中の仮想線で示すように、テープ貼付け/剥離ユニット7がウエハW上を通過して保護テープPが完全にウエハW表面から剥離されると、ウエハWはロボットアーム2によって保持テーブル6上から搬出されて、ウエハ回収部9のカセットC2に差込み収納される。その後、テープ貼付け/剥離ユニット7が元の待機位置に後退復帰移動されるとともに、剥離した処理済みの剥離テープTsの巻き取り回収が行われる。
以上で1回の保護テープ剥離工程が終了し、次のウエハ受け入れ待機状態となる。
上記した保護テープ剥離装置において、本発明では、図6に示すように、前記剥離ローラ25の少なくとも表面を導電材で構成するとともに、この剥離ローラ25をローラ支軸29など利用した接地回路cを介してアース接続しており、これによって保護テープPが剥離される際に発生した電荷が帯電することなく剥離ローラ25を介してアースに逃がされ、剥離放電が発生することが回避されるようになっている。
前記剥離ローラ25を導電構造にするには種々の形態が考えられる。例えば、図7(a)の実施例1に示すように、ローラ支軸29にアルミ製のローラ本体25aを回転自在に遊嵌したもの、図7(b)の実施例2に示すように、ローラ支軸29にゴム製のローラ本体25bを遊嵌装着するとともに、このローラ本体25bに、表面に金属層25cを蒸着形成した樹脂フィルム25dを巻き付け貼着したもの、あるいは、図7(c)の実施例3に示すように、ローラ支軸29に導電ゴム製のローラ本体25eを遊嵌したもの、などがあげられる。
なお図7(a)の実施例1および図7(c)の実施例3に示す構成の剥離ローラ25の場合は、ローラ本体25a,25eとローラ支軸29とが直接あるいは軸受けなどを介して接触導通することになる。ただし、図7(b)の実施例2に示す剥離ローラ25の場合には、接地回路cに接続された金属ブラシをローラ表面に摺接配備したり、ローラ表面の金属層25cとゴム製ローラ本体25bの中心に備えられた金属製のハブ25fとを導電部材で導通接続したりするなどの手段を付加することで、剥離電荷を逃がすことができる。
次に、図8に、上記した3種類の実施例の剥離ローラ25を用いて剥離を行って剥離帯電量を計測した結果、および、比較例の計測結果を対比している。ここで、各例とも対象となるウエハWとして、8インチミラーウエハに保護テープPとして日東電工株式会社製のBT−205E−FLを貼り付けた厚さ125μmの研削済みウエハが用いられている。
実施例1では、剥離テープTへの密着性を高めるために表面を鏡面仕上げした外径40mmのアルミ製の剥離ローラ25が用いられている。実施例2では、表面にアルミ材からなる金属層25cを蒸着形成したポリエステルフィルム25dをシリコンゴム製のローラ本体25bに巻き付け貼着した外径40mmの剥離ローラ25が用いられている。実施例3では、導電ゴムからなる外径40mmの剥離ローラ25が用いられている。また、比較例1では、フッ化樹脂材からなる外径20mmの剥離ローラが用いられ、さらに、比較例1では、保護テープ上に貼り付けた剥離テープが剥離ローラを介さずに直接に剥離されている。
なお、帯電量はテープ剥離点から10cmの距離における5点での平均値とした。また、体積抵抗率ρvは、次式に基づいて計算したものである。
ρv=R(S/t)
ρv:体積抵抗率〔Ω・cm〕
R:抵抗測定値〔Ω〕
S:電極面積〔cm
t:試験片厚さ〔cm〕
図8の計測結果から判るように、比較例1および比較例2では剥離帯電量が−5.0〜−10.0〔kV〕であるのに対して、導電性の剥離ローラ25を介して剥離した実施例1〜3では−0.3〜−1.0〔kV〕程度にまで大きく減少しており、その分、剥離放電が発生しにくいものとなっている。そして、剥離ローラ25における少なくとも表面を構成する導電材の体積抵抗は、10-3〔Ω・cm〕以下が望ましく、さらには、10-5〔Ω・cm〕以下がより好ましい。
上述のように、剥離ローラ25の表面に導電性を与えるとともに、この剥離ローラ25のローラ支軸29などを利用した接地回路cを介してアース接続しておくことにより、保護テープPと剥離テープTを一体に剥離する際に、保護テープPとウエハWとの間に発生した電荷を剥離ローラ25を介して速やかに逃すことができる。その結果、剥離帯電に起因する放電をなくし、ウエハ表面の回路破壊を回避することができる。すなわち、良品の歩留を向上させることができる。
本発明は上述した実施例のものに限らず、次のように変形実施することもできる。
(1)上記実施例では、保護テープPが貼付けられた基板Wとして半導体ウエハを例示しているが、表面保護されたその他の回路基板における保護テープ剥離に適用することもできる。
(2)上記実施例では、剥離ローラ25が剥離テープTの上面を転動する形態であったが、剥離ローラ25は所定位置に固定し、保持テーブル6を前後往復移動可能に構成してもよい。
保護テープ剥離装置の斜視図である。 保護テープ剥離装置の全体正面図である。 保護テープ剥離装置の平面図である。 テープ貼付け/剥離ユニットの正面図である。 剥離作動中の要部を示す斜視図である。 剥離作動中の要部を示す正面図である。 各種形態の剥離ローラを示す断面図である。 計測結果を示す図表である。
符号の説明
5 … テープ供給部
6 … 保持テーブル
8 … テープ回収部
25 … 剥離ローラ
25b… ローラ本体
25c… 金属層
25d… 樹脂フィルム
c … 接地回路
P … 保護テープ
T … 剥離テープ
W … 基板(半導体ウエハ)

Claims (7)

  1. 保護テープが貼付けられた基板の前記保護テープ上面に沿って剥離ローラを移動させて剥離ローラに供給された剥離テープを保護テープに貼付け、剥離ローラの移動に伴って剥離テープをめくり上げ案内することで、前記保護テープを剥離テープと一体に基板から剥離除去する保護テープ剥離方法において、
    前記剥離ローラの少なくとも表面に導電性を与え、保護テープ剥離部位に発生した電荷を剥離ローラを介して逃がしながら剥離ローラを剥離移動させることを特徴とする保護テープ剥離方法。
  2. 表面に保護テープが貼付けられた基板を載置して保持する保持テーブルと、テープ供給部から繰出し供給された剥離テープを基板上に案内するとともに、剥離テープを巻回案内して基板上からテープ回収部に導く前後往復移動可能な剥離ローラとを備え、前記剥離ローラを基板上に沿って移動させることで供給された剥離テープを基板上の保護テープに貼り付けた後、剥離テープを保護テープと一体にめくり上げてテープ回収部に回収するよう構成した保護テープ剥離装置において、
    前記剥離ローラの少なくとも表面を導電材で構成するとともに、この導電材に導通接続された接地回路を備えてあることを特徴とする保護シート剥離装置。
  3. 請求項2に記載の保護シート剥離装置において、
    前記剥離ローラを金属製のローラで構成したことを特徴とする保護シート剥離装置。
  4. 請求項2に記載の保護シート剥離装置において、
    前記剥離ローラを、表面に金属層が蒸着された樹脂フィルムを弾性材からなるローラ本体に巻き付け装着して構成したことを特徴とする保護シート剥離装置。
  5. 請求項2に記載の保護シート剥離装置において、
    前記剥離ローラを導電ゴム製のローラで構成したことを特徴とする保護シート剥離装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の保護シート剥離装置において、
    前記剥離ローラの体積抵抗を10-5〔Ω・cm〕以下に設定してあることを特徴とする保護シート剥離装置。
  7. 請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の保護シート剥離装置において、
    前記保護テープ剥離時の剥離帯電量が1.0kV以下であることを特徴とする保護シート剥離装置。
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