JP2005171647A - 四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造 - Google Patents

四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】水密性が高く、またメンテナンスや防犯性、清掃作業性に優れた四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造を提供する。
【解決手段】下枠の上面全体を略フラットに形成した、四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造であって、それぞれの突合せ障子の突合せ框を互いに突合せ、これら突合せ障子を閉じた状態で、対向する突合せ框との間に、外気圧と等圧の空間Sが形成され、該等圧空間Sが平面上に投影されるレール部70の位置に、突合せ止水ブロック90が形成され、該突合せ止水ブロック90には、上方に開口を有する凹部が形成され、かつこの凹部は室外側ガイド溝18側に切欠かれており、等圧空間S内への侵入水が、この切欠き部と前記突合せ框底部ブロック80との間から室外側ガイド溝18へ排水される構成とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造に関するものである。
従来、建築物の屋外開口部に設置される四枚建て引分けサッシの下枠には、当該サッシを構成する突合せ障子を左右にスライドさせるために、障子の下框に設けられた戸車を回動させるリブ状のレール部が形成されている。通常、このリブ状のレール部及びこのレール部によって区画されたレール溝は、サッシの雨仕舞の観点より、室外側よりも室内側が高くなるように段差を設けて形成されている。すなわち、障子や窓ガラスに吹き付けられた雨水は、障子や窓ガラスに沿って落下し、下枠のレール溝に溜まるが、このレール溝が室外側よりも室内側が高くなるように段差を設けて形成されているため、レール溝に溜まった雨水の自重により室内側への雨水の侵入を防ぎ、レール溝に溜まった雨水は屋外へ排出されるようになっている。
一方、近年では、バリアフリー若しくはユニバーサルデザインの観点から、四枚建て引分けサッシにおいて、リブ状のレール部を室内側と室外側で段差を設けることなく略フラットに配設した下枠フラットサッシや、さらにレール部をリブ状でなくレ−ル部の上面を略フラットにした下枠フラットサッシも開発されている(例えば、特許文献1参照)。
とりわけ、このレール部の上面を略フラットにした下枠フラットサッシでは、一定以上の水密性を確保することが課題となっており、特許文献1では、室内への雨水の侵入を防ぐために、障子と下枠との間を横タイト材を介して水密にする等気圧構造を採用している。具体的には、障子下框の室内側に垂下片(スライド片)が形成され、この垂下片と下枠のレール溝の室内側側壁に設けられた横タイト材とで水密性を確保している。
特許第3351519号(6〜7頁、図1〜3)
しかし、上記の突合せ障子下框の室内側の垂下片と横タイト材のみによる水密性の確保には、以下のような問題点がある。
第1に、垂下片(スライド片)が室内側にのみ形成されているので、突合せ障子や窓ガラスに吹き付けられた雨水は、突合せ障子下框の下部の室外側から侵入し、突合せ障子下框垂下片と横タイト材によるタイトラインよりも上に位置する下枠レール部の上面に溜まりやすいので、横タイト材の負担が大きく、水密性に不利である。
第2に、下枠レール部上面には埃や塵も溜まりやすく、また、これらが溜まった下枠レール部上面を突合せ障子の戸車が移動することにより、人目につきやすいレール部上面に細かな傷がつき、美感等の観点から、頻繁に補修や交換等のメンテナンスを行う必要が生じる。
第3に、突合せ障子の室外側に垂下片が形成されていないので、室外側から突合せ障子下框の底部と下枠レール部の上面との隙間に、バール等が差し込まれて、突合せ障子が持ち上げられることによって突合せ障子が外され、屋外からの侵入を容易にさせるという防犯上の危険性を伴っている。
他方、レール部を下枠から取外し可能にした方が、サッシ下枠のレール溝やガイド溝の掃除には便利である。
そこで、本発明の主たる課題は、水密性が高く、またメンテナンスや防犯性、清掃作業性に優れた四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、下枠の室内側若しくは室外側の一方側に形成された、上面が略フラットなレール部と、このレール部上をスライド可能な一対の突合せ障子と、サッシ枠の両袖で、下枠の室内側若しくは室外側の他方側に配設された嵌め殺し部と、を備え、前記突合せ障子には、その下框に室内側垂下片及び室外側垂下片が形成されると共に、突合せ障子の突合せ框底部に、前記室内側垂下片及び室外側垂下片に延在させて、突合せ框底部ブロックを設け、当該突合せ框底部と前記レール部上面との間を水密にし、前記レール部の室内側と室外側とに、前記下枠下部から立ち上がる室内側立ち上がり片及び室外側立ち上がり片とが並設され、室内側立ち上がり片と前記レール部側面とにより、前記室内側垂下片の室内側ガイド溝が形成され、並びに室外側立ち上がり片と前記レール部側面とにより、前記室外側垂下片の室外側ガイド溝が形成され、前記レール部の上面を含んで前記下枠の上面全体を略フラットに形成した、四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造であって、それぞれの突合せ障子の突合せ框を互いに突合せ、これら突合せ障子を閉じた状態で、対向する突合せ框との間に、外気圧と等圧の空間が形成され、該等圧空間が平面上に投影されるレール部の位置に、突合せ止水ブロックが形成され、該突合せ止水ブロックには、上方に開口を有する凹部が形成され、かつこの凹部は室外側ガイド溝側に切欠かれており、前記等圧空間内への侵入水が、この切欠き部と前記突合せ框底部ブロックとの間から室外側ガイド溝へ排水される構成とされた、ことを特徴とする四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造である。
(作用効果)
本発明では、突合せ障子の下框の室内側だけでなく、室外側にも垂下片が形成されているので、この室外側垂下片によって、室外側の障子面や窓ガラスに沿って流下した雨水は室外側ガイド溝に落下するので、室内への侵入が拒まれる。すなわち、当該室外側垂下片は実質的な水切りとして機能する。また、室外側垂下片を設けたことにより、レール部の上面に埃や塵が溜まりにくく、メンテナンス性にも優れており、また、外部からバール等を差し込まれるような隙間がないため,防犯性にも優れている。
さらに、突合せ障子を閉じた状態で、対向する突合せ框との間に、外気圧と等圧の空間が形成され、該等圧空間が平面上に投影されるレール部の位置に、突合せ止水ブロックが形成され、該突合せ止水ブロックには、上方に開口を有する凹部が形成され、かつこの凹部は室外側ガイド溝側に切欠かれた構成としたことにより、対向する突合せ框との間に侵入した雨水は、等圧空間内で侵入エネルギーを失い、この等圧空間内の下方に落下若しくは滴り落ち、突合せ止水ブロックの切欠き部と前記突合せ框底部ブロックとの間から室外側ガイド溝へ排水される。したがって、対向する突合せ框との間から侵入する雨水を確実に排水できる。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、対向するそれぞれの突合せ障子の突合せ框の室外側には、それぞれ他方の突合せ框方向へ延在した条状の室外側張り出し片が形成され、前記突合せ框の室内側には、それぞれ突合せタイト材が設けられ、前記等圧空間の室外側及び室内側は、それぞれの室外側張り出し片の召し合せにより室外側が形成され、それぞれの突合せタイト材相互の当接により室内側が形成された、請求項1記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造である。
(作用効果)
等圧空間の室外側は、それぞれの室外側張り出し片の召し合せ構造となっていることにより、侵入する雨水に対して実質的な水切りとして機能する。また、等圧空間の室内側は、それぞれの突合せタイト材相互の当接により水密性を有するタイトラインが形成されるため、等圧空間に入った雨水が屋内(部屋内)に侵入する虞がなく、確実に雨水を等圧空間内の下方に落下等させることができる。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、前記室内側立ち上がり片の上方に、突合せ障子下框の前記室内側垂下片と摺接する横タイト材を設けて第1のタイトラインが形成され、突合せ障子の召し合せ框の室内側若しくは室外側に、サッシ枠の両袖に配設された前記嵌め殺し部の縦骨と摺接する縦タイト材を設けて第2のタイトラインが形成され、これら第1及び第2のタイトラインと前記突合せタイト材相互の当接による第3のタイトラインとが略同一面上に形成された、請求項2記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造である。
(作用効果)
突合せ障子下框の室内側垂下片と横タイト材によって形成される第1のタイトラインの存在により、突合せ障子下框底部とレール部上面との間に外気圧と同等の等圧空間が形成され、室外側垂下片での実質的な水切り効果が向上する。仮に、レール部の上面に雨水が侵入した場合でも、室内側垂下片と横タイト材により室内へ漏水をすることなく、雨水はレール部の室内側側面と室内側垂下片との隙間から、室内側ガイド溝に排出される。換言すれば、水切りラインとタイトラインを別々に設ける二重構造により、タイトラインの負担を軽減させ、水密性を高めている。
そして、この第1のタイトラインと、突合せ障子の召し合せ框と嵌め殺し部の縦骨との間に形成される第2のタイトラインと、突合せ框の室内側に設けられた突合せタイト材相互の当接による第3のタイトラインと、が略同一面上に形成されることにより、より水密性を高めている。
<請求項4記載の発明>
請求項4記載の発明は、前記レール部は、その下部が下枠に設けられた一対の条状の室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片に嵌脱自在に固定される構成とされ、前記突合せ止水ブロックは、前記室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片に嵌脱自在に固定される構成とされ、この突合せ止水ブロックにおける前記レール部の小口と対向する部分のそれぞれには、前記レール部に当接する弾性片と、前記レール部の両側面を挟持する一対のガイド片と、を備えた、請求項1乃至3のいずれか1項記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造である。
(作用効果)
突合せ障子に設けられた戸車が移動するレール部が、嵌脱自在であるので、該レール部を取外すことによって、室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片によって形成された溝やガイド溝に溜まった塵や埃等を箒で掃いたり、掃除機で吸取ったり、水で洗い流すことにより清掃することが容易にできる。
また、突合せ止水ブロックにおけるレール部の小口(端面)と対向する部分のそれぞれには、レール部に当接する弾性片と、レール部の両側面を挟持する一対のガイド片と、を備えているので、まず、レール部の取付けについては、レール部を突合せ止水ブロックの一対のガイド片を頼りに、レール部の小口を突合せ止水ブロックの弾性片に当接させながら嵌合させればよい。レール部の取外しの際は、レール部を指先で摘み、弾性片の弾性力を利用しながら容易に取外すことが可能である。
なお、ガイド片はレール部の取付けの際のガイド機能のみならず、レール部が取付けられた状態でもレール部の両側面を挟持する構成となっていることから、レール部の傾き(回動)、がたつき、揺れ等を防止すると共に、突合せ止水ブロックとレール部との隙間から雨水の侵入を防止することが可能である。また、レール部と突合せ止水ブロックとの間を弾性片が介在するかたちとなっているため、この弾性片の存在により、アルミなどの金属等からなるレール部の熱伸縮や寸法誤差等を吸収することができ、それに伴うレール部の歪みやズレ等を防止することができる。
<請求項5記載の発明>
請求項5記載の発明は、前記突合せ止水ブロックは、ビスの螺着によりサッシ下枠に固定される構成とされた、請求項4記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造である。
(作用効果)
突合せ止水ブロックの下枠への固定を嵌合に加え、ビスの螺着により固定される構成としたことにより、レール部の取付けや取外しの際に、突合せ止水ブロックが不用意に外れることがない。そのため結果として、レール部の取付けや取外しの作業性を向上させている。
<請求項6記載の発明>
請求項6記載の発明は、前記レール部小口には、該小口を塞ぐための塞ぎ材が取付けられた、請求項4又は5記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造である。
(作用効果)
レール部小口には、該小口を塞ぐための塞ぎ材が取付けられた構成とすることにより、レール部の取外し等の際に、アルミなどの金属等からなるレール部小口(切りっ放し端面)で指を切る怪我の虞をなくすことができる。
本発明によれば、四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造において、水密性が高く、またメンテナンスや防犯性、清掃作業性に優れる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造の全体概要について、図1、図3及び図4に基づき説明する。なお、図1は本発明の一実施例の四枚建て引分けサッシの縦断面図であり、図3はその突合せ障子を開いた状態の横断面図であり、図4はその突合せ障子を閉じた状態の横断面図である。
この四枚建て引分けサッシは、下枠1、上枠2、左右縦枠3,4で枠体を形成し、この枠体に一対の突合せ障子5L,5Rと嵌め殺し部6L,6Rを装着して形成することができる。また、図1、図3及び図4には、突合せ障子5L,5Rよりも室外側に網戸7L,7Rを装着することができる。下枠1の上面全体は略フラットに形成され、図10に示すように、室内の床面から下枠1の上面、グレーチング8等を略フラットに形成することができる。なお、9はグレーチング8を受け、かつ下枠1の室外側の正面に固定するためのグレーチング受材である。
<突合せ障子及び嵌め殺し部の構造>
まず、突合せ障子5L,5Rについて、図1、図3、図4、図8乃至10に基づき説明する。なお、図8は対向するそれぞれの突合せ障子の突合せ框を突き合わせた状態を示す拡大平面図であり、図9はそのA−A断面図であり、図10は突合せ框と突合せ框底部ブロック及び突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図である。
突合せ障子5L,5Rは、上框5aL,5aRと、下框5bL,5bRと、突合せ框5cL,5cRと、戸当り框5dL,5dRと、を備えており、これら框で四周を囲んだ内周にガラス30等が装着される。また、突合せ障子下框5bL,5bRの底部50には、戸車51が設けられており、この戸車51がレール部70の上面70aを回動することにより、突合せ障子5L,5Rが左右に移動する。
また、突合せ障子5L,5Rには、室内側と室外側にそれぞれ垂下片52,53が延在している。室外側垂下片53を設けたことにより、レール部70の上面70aに埃や塵が溜まりにくく、そのため戸車51移動等による傷もつきにくくメンテナンス性にも優れており、また、室外側垂下片53が下枠1に形成された室外側ガイド溝18に呑み込まれていることにより、外部からバール等を差し込まれるような隙間がないため防犯性にも優れている。
図8に示すように、対向するそれぞれの突合せ障子の突合せ框5cL,5cRの室外側には、それぞれ他方の突合せ框方向へ延在した条状の室外側張り出し片55L,55Rが形成され、これら室外側張り出し片55L,55Rが相互に召し合うようになっている。また、突合せ框5cL,5cRの室内側には、それぞれ突合せタイト材56L,56Rが設けられ、突合せ障子を閉じた状態で、相互に当接するようになっている。そして、室外側張り出し片55L,55R、突合せタイト材56L,56R及び突合せ框の対向面57L,57Rによって囲まれた空間に、外気圧と等圧な等圧空間Sが形成されている。等圧空間Sの室外側は、それぞれの室外側張り出し片55L,55Rが重なり合う構造となっていることにより、侵入する雨水に対して実質的な水切りとして機能する。また、等圧空間Sの室内側は、それぞれの突合せタイト材56L,56R相互の当接により水密性を有するタイトライン(第3のタイトライン)が形成されるため、等圧空間Sに入った雨水が屋内(部屋内)に侵入する虞がなく、確実に雨水を等圧空間S内の下方に落下等させることができる。なお、突合せ框5cRの突合せタイト材56Rよりも室内側には、室内側張り出し片58が取付けられており、この室内側張り出し片58は、突合せタイト材56L,56Rの室内側を覆うことによる意匠的な配慮をなす共に、突合せタイト材56L,56R相互の当接により形成される第3のタイトラインを破って部屋内へ入ってきてしまった雨水の侵入を最終的にせき止める。
図8乃至10に示すように、突合せ框5cL,5cRの底部54には、後述する突合せ框底部ブロック80,80が取付けられている。そして、等圧空間Sの下方には、等圧空間が平面上に投影されるレール部70の位置に、突合せ止水ブロック90が位置しており、対向する突合せ框5cL,5cRとの間(室外側張り出し片55L,55Rの召し合せの隙間)に侵入した雨水は、等圧空間S内で侵入エネルギーを失い、この等圧空間S内の下方に落下若しくは滴り落ち、後述するように、突合せ止水ブロック90の切欠き部90dと突合せ框底部ブロック80,80との間から室外側ガイド溝18へ排水される。
次に、嵌め殺し部6L,6Rは、図1、図3及び図4に示されるように、上枠アタッチメント6aL,6aRと、下枠1の第1の立ち上がり片11と第2の立ち上がり片12によって形成されるガラス押さえ部と、左縦枠3のガラス押さえ部3a若しくは右縦枠4のガラス押さえ部4aと、縦骨6dL若しくは縦骨6cRと、により形成され、これらで四周を囲んだ内周にガラス30等が装着される。ここで、上枠アタッチメント6aL,6aRは、上枠アタッチメント本体61aL,61aR、押縁62aL,62aRからなっており、上枠2に上枠アタッチメント本体61aL,61aRの上部が係合し、これら上枠アタッチメント本体61aL,61aRに押縁62aL,62aRが室内側から係合することにより構成されている。なお、図2に示すように、下枠1の第1の立ち上がり片11と第2の立ち上がり片12によって形成されるガラス押さえ部に巾木(下框)を形成する下枠アタッチメント31を装着し、その下枠アタッチメント31にガラス30等を装着してもよい。
そして、突合せ障子5L,5Rと嵌め殺し部6L,6Rの別形態として、図5乃至7に示すように、突合せ障子150L,150Rと嵌め殺し部160L,160Rを提案することができる。なお、図5は本発明の他の実施例の四枚建て引分けサッシの縦断面図であり、図6はその突合せ障子を開いた状態の横断面図であり、図7はその突合せ障子を閉じた状態の横断面図である。突合せ障子150L,150Rは、上框150aL,150aRと、下框150bL,150bRと、突合せ框150cL,150cRと、戸当り框150dL,150dRと、を備えており、これら框で四周を囲んだ内周にペアガラス300が装着される。前述した突合せ障子5L,5Rとの相違点は、内周にペアガラス300を装着していることと、そのために框の見込み寸法が大きくなっていることである。また、嵌め殺し部160L,160Rは、上枠アタッチメント160aL,160aRと、下枠アタッチメント160bL,160bRと、縦骨160dL,160cRと、(左若しくは右)縦枠アタッチメント160cL,160dRと、を備えており、これら框で四周を囲んだ内周にペアガラス300が装着され、前述したように、内周にペアガラス300を装着していることと、そのために框の見込み寸法が大きくなっていることが嵌め殺し部6L,6Rとの特徴的な相違点である。なお、上枠アタッチメント160aL,160aRは、上枠アタッチメント本体161aL,161aR、押縁162aL,162aRからなっており、上枠2に上枠アタッチメント本体161aL,161aRの上部が係合し、これら上枠アタッチメント本体161aL,161aRに押縁162aL,162aRが室内側から係合することにより構成されている。
図1乃至7に示された、突合せ障子5L,5Rと嵌め殺し部6L,6R、突合せ障子150L,150Rと嵌め殺し部160L,160Rは、それぞれ室内側に嵌め殺し部、室外側に突合せ障子を設けているが、室内側に突合せ障子、室外側に嵌め殺し部を設けてもよい。
<下枠構造>
以下では、図1、図3、図4及び図20に示される本発明の一実施例の四枚建て引分けサッシに基づき、本発明に係る下枠構造について説明する。
下枠1は、アルミニウム合金等からなり、下枠自体は押出成形された部材によって形成されている。図1に示すように、下枠1は、その下部に中空部10,10が形成され、この中空部10,10の上面には、サッシ下枠を室内側から室外側を見て、第1の立ち上がり片11と、第2の立ち上がり片12と、第3の立ち上がり片13と、が配設されており、第2の立ち上がり片12と第3の立ち上がり片13との間には、レール部70と突合せ止水ブロック90とを嵌合させる室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15が形成されている。そして、第1の立ち上がり片11と第2の立ち上がり片12は、嵌め殺し部6L,6Rにおいてガラス30等を押さえるためのガラス押さえとして機能し、ガラス押さえ部を形成すると共に、第1の立ち上がり片11、第2の立ち上がり片12及び中空部10の上面によって囲まれた空間にガラス溝を形成している。第1の立ち上がり片11と第2の立ち上がり片12とによって形成されるガラス押さえ部には、図1、図3及び図4に示されるように、嵌め殺し部6L,6Rの縦骨6dLと縦骨6cRとの間では目板材16が取付けられている。
図1及び図20に示すように、レール部室外側側面70cと第3の立ち上がり片13とで突合せ障子5L,5Rの室外側垂下片53,53の室外側ガイド溝18を形成し、この室外側ガイド溝18は室外側レール部立ち上がり片15の存在により流れ込んだ雨水等の排水溝としても機能し、この排水溝の底部に形成された図示しない水抜き孔より、流れ込んだ雨水等を中空部内10に排水することができ、最終的に雨水等は、逆止弁の機能を有する蓋付き排水口32より排出される。また、図1及び図20に示すように、レール部室内側側面70bと第2の立ち上がり片12とで突合せ障子5L,5Rの室内側垂下片52,52の室内側ガイド溝17を形成し、この室内側ガイド溝17は室内側レール部立ち上がり片14の存在により流れ込んだ雨水等の排水溝としても上記と同様に機能し、この排水溝の底部に形成された図示しない水抜き孔若しくは室内側レール部立ち上がり片14の切欠きにより、流れ込んだ雨水等を中空部内10に排水することができ、最終的に雨水等は、逆止弁の機能を有する蓋付き排水口32より排出される。ただし、突合せ障子5L,5Rの室外側垂下片53,53によって、実質的に雨水の水切りが行われるため、この室内側ガイド溝17の排水溝としての機能は、防水対策の万全を期すためのものである。さらに、室内側レール部立ち上がり片14と室外側レール部立ち上がり片15との間には、レール部70の下部溝19が形成されている。この下部溝19の底部にも、適宜、水抜き孔や室外側レール部立ち上がり片15の切欠きを設けることができる。なお、各溝に水抜き孔を設けることにより、蓋付き排水口32を介して外部に連通した中空部10と通じ、このことによって、各溝内は外気圧と等圧となっている。また、蓋付き排水口32は、逆支弁機能を有するので、ここから各溝内への風や、雨水、虫等の侵入を防ぐことができる。
突合せ障子5L,5Rの室内側垂下片52,52と第2の立ち上がり片12との間を水密にするために、横タイト材33が設けられており、この横タイト材33とそれぞれの室内側垂下片52,52とが摺接することにより、下枠1における第1のタイトラインが形成されている。
<レール部、突合せ止水ブロック及び突合せ框底部ブロックの構造>
まず、本発明に係るレール部について、図1、図3、図18乃至20に基づいて説明する。なお、図18−1〜4はレール部小口面を塞ぐ塞ぎ材の正面図、背面図、側面図、室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片との固定状態を説明するための図であり、図19−1〜3はレール部に取り付けられる固定部材の正面図、側面図、室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片との固定状態を説明するための図であり、図20は下枠の拡大断面である。
レール部70は、図1、図10及び図20に示すように、断面中空状でレール部上面70aと、レール部室内側側面70b及びレール部室外側側面70cと、レール部下面70dと、を備えており、レール部室内側側面70b及びレール部室外側側面70cのそれぞれ下部は、断面で見て、雁行しており、この雁行する肩部で室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15と嵌合するようになっている。また、図13に示すように、突合せ止水ブロック90と対向するレール部70小口面には、該小口を塞ぐための塞ぎ材71が取付けられており、後述するレール部の取外し等の際に、アルミなどの金属等からなるレール部70小口(切りっ放し端面)で指を切る怪我の虞をなくすことができる。この塞ぎ材71は、塞ぎ本体部71aと、挿入部71bと、固定片71cと、を備えている。この塞ぎ材71とレール部70との固定は、塞ぎ材71の挿入部71bをレール部70の小口面から挿入することにより一体化される。そして、図18−3に示すように、レール部70の小口部分からレール部下面70dの一部が切り欠かれていることにより、塞ぎ材71の固定片71c,71cがレール部下面70dの下方に延在するかたちとなり、図18−4に示すように、これら固定片71c,71cが室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15の上部の肩部14a,15aに係止することにより、レール部70が室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15に固定される構成となっている。
また、レール部70は、サッシ左縦枠3側や右縦枠4側近傍のレール部小口近辺でも、レール部下面70dの一部が切り欠かれており、この切欠き部(図示せず)に、図19−1〜3に示す、固定部材72を挿入して、固定片72a,72aにより、室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15の上部の肩部14a,15aに係止させている。なお、73は左右縦枠側に取付けられた第2の塞ぎ材であり、74はこの第2の塞ぎ材73に当接すると共に、突合せ障子5L,5Rのストッパーとして機能する戸当りストッパーである。
次に、突合せ止水ブロック90について、図8乃至16に基づいて説明する。なお、図11はレール部と突合せ止水ブロックの拡大平面図であり、図12はその拡大側面図であり、図13はレール部と突合せ止水ブロックとの嵌脱状態を説明するための斜視図であり、図14は突合せ框底部ブロックと突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図であり、図15は左右の突合せ框底部ブロックが相互に当接した状態での突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図であり、図16−1〜8は突合せ止水ブロックの平面図、側面図、正面図、底面図、B−B断面図、C−C断面図、D−D断面図、E−E断面図である。
突合せ止水ブロック90は、上面90aと、この上面の中央部分に設けられた凹部90bと、凹部90bに設けられたビス孔90cと、凹部90bの室外側を切り欠いて形成された切欠き部90dと、レール部70の小口(端面)と対向する部分(側)に設けられた弾性片90e,90e及びガイド片90f,90fと、室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15と嵌合する嵌合部90gと、を備えている。突合せ止水ブロック90は、嵌合部90gにより室内側レール部立ち上がり片14及び室外側レール部立ち上がり片15と嵌合するとともに、ビス孔90cにより、ビス34の螺着等によりサッシ下枠1に固定されている。図8及び図9に示すように、室外側張り出し片55L,55R、突合せタイト材56L,56R及び突合せ框の対向面57L,57Rによって囲まれた等圧空間S内の下方に落下若しくは滴り落ちた雨水は、突合せ止水ブロック90の切欠き部90dと突合せ框底部ブロック80,80との間から室外側ガイド溝18へ排水されるようになっている。そして、雨水は、室外側ガイド溝18に形成された水抜き孔より中空部10に入り、最終的に、蓋付き排水口32より排出される。また、突合せ止水ブロック90におけるレール部の小口(端面)と対向する部分のそれぞれには、レール部70に当接する弾性片90e,90eと、レール部70の両側面70b、70cを挟持する一対のガイド片90f,90fと、を備えているので、レール部70の取付けについては、図13に示すように、レール部70を突合せ止水ブロック90の一対のガイド片90f,90fを頼りに、レール部70の小口を突合せ止水ブロック90の弾性片90eに当接させながら嵌合させればよい。レール部70の取外しの際は、レール部70を指先で摘み、弾性片90eの弾性力を利用しながら容易に取外すことが可能である。
なお、ガイド片90f,90fはレール部70の取付けの際のガイド機能のみならず、レール部70が取付けられた状態でもレール部70の両側面70b、70cを挟持する構成となっていることから、レール部70の傾き(回動)、がたつき、揺れ等を防止すると共に、突合せ止水ブロック90とレール部70との隙間から雨水の侵入を防止することが可能である。また、レール部70と突合せ止水ブロック90との間を弾性片90eが介在するかたちとなっているため、この弾性片90eの存在により、アルミニウム合金などの金属等からなるレール部70の熱伸縮や寸法誤差等を吸収することができ、それに伴うレール部70の歪みやズレ等を防止することができる。
次に、突合せ框底部ブロック80について、図8乃至10、図14、図15及び図17に基づいて説明する。なお、図14は突合せ框底部ブロックと突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図であり、図15は左右の突合せ框底部ブロックが相互に当接した状態での突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図であり、図17−1〜6は突合せ框底部ブロックの正面図、平面図、背面図、側面図、底面図、F―F断面図である。
突合せ框底部ブロック80は、突合せ框5cL,5cRの底部54と嵌合する嵌合部80aと、この嵌合部80aの下部に取付けられ、突合せ框5cL,5cRの底部54の底面を形成する底面部80bと、この底面部80bから延在するとともに、突合せタイト材56の下端に当接する室内側底面部80cと、同じく底面部80bから延在するとともに、室外側張り出し片55の下端に当接する室外側底面部80dと、底面部80bに取付けられた、ヒレ部81aを有するヒレユニット81と、下框5bL,5bRの室内側垂下片52及び室外側垂下片53と実質的に延在したブロック室内側垂下片80e及びブロック室外側垂下片80fと、を備えている。突合せ框底部ブロック80は、嵌合部80aにより突合せ框5cL,5cRと嵌合するとともに、ビス孔80gによりビス34で固定されている。また、図10に示すように、ブロック室内側垂下片80e及びブロック室外側垂下片80fが下框5bL,5bRの室内側垂下片52及び室外側垂下片53と実質的に延在したかたちとなっているので、突合せ障子5L,5Rの室外側垂下片53,53と共同して、実質的に雨水の水切りが行われると共に、室内側垂下片52,52と共同して、下枠1における第1のタイトラインが形成されている。さらに、突合せ框底部ブロック80の底面部80bに取付けられた、ヒレ部81aを有するヒレユニット81により、図9に示すように、このヒレ部81aがレール部上面70aと摺接し、突合せ框底部54とレール部上面70aとの間を水密にし、レール部上面70aからの雨水の侵入を防止している。なお、ブロック室内側垂下片80e及びブロック室外側垂下片80fは、必ずしも設ける必要がなく、その場合は下框5bL,5bRの室内側垂下片52及び室外側垂下片53を延在させればよい。
図8に示すように、室内側底面部80cが突合せタイト材56の下端に当接すると共に、室外側底面部80dが室外側張り出し片55の下端に当接して雨水の侵入を防止し、かつ、図15に示すように突合せ框5cL,5cRの底部54、54に取付けられたそれぞれの室内側底面部80c、80c及び室外側底面部80d、80dの端縁同士が当接することにより、突合せ止水ブロック90の凹部90bの周囲をほぼ覆う状態となり、等圧空間S内の下方に落下若しくは滴り落ちた雨水を凹部90bへ集水しやすくしている。凹部90bに集水された雨水は、図9に示すように、この凹部90bを切り欠いた切欠き部90dと室外側底面部80d及びブロック室外側垂下片80fによって囲まれた空間から排出され、室外側ガイド溝18へ排水される。なお、凹部90bに集水されずに、底面部80b上に流れ落ちた水は、前述したヒレ部81aを有するヒレユニット81の存在により、レール部上面70aから室内側への雨水の侵入が防止される。
<水切りライン及びタイトライン構造>
図1に示すように、室内側垂下片52及びブロック室内側垂下片80eにより、第1のタイトラインが突合せ障子5L,5Rの室内側に形成されている。図4に示すように、嵌め殺し部6L,6Rの縦骨6dL,6cRの室外面には、それぞれ縦タイト材35,35が取付けられており、この縦タイト材35,35と突合せ障子の召し合せ框の室内面とが摺接することにより、第2のタイトラインが形成されている。そして、等圧空間Sの室内側は、それぞれの突合せタイト材56L,56R相互の当接により第3のタイトラインが形成されている。これら、第1乃至3タイトラインが略同一面上に形成されていることより水密性を高めている。
また、図1及び図4に示すように、室外側垂下片53及びブロック室外側垂下片80fにより、水切りラインが突合せ障子5L,5Rの室外側に形成されているが、上記タイトラインとこの水切りラインとを別々に設ける二重構造により、タイトラインの負担を軽減させ、水密性を高めている。
本発明の一実施例の四枚建て引分けサッシの縦断面図である。 下枠のガラス押さえ部に巾木(下框)を形成するアタッチメントを装着した状態を説明するための図である。 その突合せ障子を開いた状態の横断面図である。 その突合せ障子を閉じた状態の横断面図である。 本発明の他の実施例の四枚建て引分けサッシの縦断面図である。 その突合せ障子を開いた状態の横断面図である。 その突合せ障子を閉じた状態の横断面図である。 対向するそれぞれの突合せ障子の突合せ框を突き合わせた状態を示す拡大平面図である。 そのA−A断面図である。 突合せ框と突合せ框底部ブロック及び突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図である。 レール部と突合せ止水ブロックの拡大平面図である。 その拡大側面図である。 レール部と突合せ止水ブロックとの嵌脱状態を説明するための斜視図である。 突合せ框底部ブロックと突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図である。 左右の突合せ框底部ブロックが相互に当接した状態での突合せ止水ブロックとの配設関係を説明するための斜視図である。 突合せ止水ブロックの平面図である。 その側面図である。 その正面図である。 その底面図である。 そのB−B断面図である。 そのC−C断面図である。 そのD−D断面図である。 そのE−E断面図である。 突合せ框底部ブロックの正面図である。 その平面図である。 その背面図である。 その側面図である。 その底面図である。 そのF−F断面図である。 レール部小口面を塞ぐ塞ぎ材の正面図である。 その背面図である。 その側面図である。 塞ぎ材と室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片との固定状態を説明するための図である。 レール部に取付けられる固定部材の正面図である。 その側面図である。 固定部材と室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片との固定状態を説明するための図である。 本発明に係る下枠の拡大断面図である。
符号の説明
1…下枠、2…上枠、3…左縦枠、3a…ガラス押さえ部、4…右縦枠、4a…ガラス押さえ部、5L,5R…突合せ障子、5aL,5aR…上框、5bL,5bR…下框、5cL,5cR…突合せ框、5dL,5dR…戸当り框、6L,6R…嵌め殺し部、6aL,6aR…上枠アタッチメント、6dL,6cR…縦骨、7L,7R…網戸、8…グレーチング、9…グレーチング受材、10…中空部、11…第1の立ち上がり片、12…第2の立ち上がり片、13…第3の立ち上がり片、14…室内側レール部立ち上がり片、15…室外側レール部立ち上がり片、14a,15a…肩部、16…目板材、17…室内側ガイド溝、18…室外側ガイド溝、19…下部溝、30…ガラス、31…下枠アタッチメント、32…蓋付き排水口、33…横タイト材、34…ビス、35…縦タイト材、50…下框底部、51…戸車、52…室内側垂下片、53…室外側垂下片、54…突合せ框底部、55L,55R…室外側張り出し片、56L,56R…突合せタイト材、57L,57R…対向面、58…室内側張り出し片、61aL,61aR…上枠アタッチメント本体、62aL,62aR…押縁、70…レール部、70a…レール部上面、70b…レール部室内側側面、70c…レール部室外側側面、70d…レール部下面、71…塞ぎ材、71a…塞ぎ本体部、71b…挿入部、71c…固定片、72…固定部材、72a…固定片、73…第2の塞ぎ材、74…戸当りストッパー、80…突合せ框底部ブロック、80a…嵌合部、80b…底面部、80c…室内側底面部、80d…室外側底面部、80e…ブロック室内側垂下片、80f…ブロック室外側垂下片、80g…ビス孔、81…ヒレユニット、81a…ヒレ部、90…突合せ止水ブロック、90a…上面、90b…凹部、90c…ビス孔、90d…切欠き部、90e…弾性片、90f…ガイド片、90g…嵌合部、150L,150R…突合せ障子、150aL,150aR…上框、150bL,150bR…下框、150cL,150cR…突合せ框、150dL,150dR…戸当り框、160L,160R…突合せ障子、160aL,160aR…上枠アタッチメント、160bL,160bR…下枠アタッチメント、160dL,160cR…縦骨、160cL,160dR…(左若しくは右)縦枠アタッチメント、161aL,161aR…上枠アタッチメント本体、162aL,162aR…押縁、300…ペアガラス。

Claims (6)

  1. 下枠の室内側若しくは室外側の一方側に形成された、上面が略フラットなレール部と、このレール部上をスライド可能な一対の突合せ障子と、サッシ枠の両袖で、下枠の室内側若しくは室外側の他方側に配設された嵌め殺し部と、を備え、
    前記突合せ障子には、その下框に室内側垂下片及び室外側垂下片が形成されると共に、突合せ障子の突合せ框底部に、前記室内側垂下片及び室外側垂下片に延在させて、突合せ框底部ブロックを設け、当該突合せ框底部と前記レール部上面との間を水密にし、
    前記レール部の室内側と室外側とに、前記下枠下部から立ち上がる室内側立ち上がり片及び室外側立ち上がり片とが並設され、室内側立ち上がり片と前記レール部側面とにより、前記室内側垂下片の室内側ガイド溝が形成され、並びに室外側立ち上がり片と前記レール部側面とにより、前記室外側垂下片の室外側ガイド溝が形成され、
    前記レール部の上面を含んで前記下枠の上面全体を略フラットに形成した、四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造であって、
    それぞれの突合せ障子の突合せ框を互いに突合せ、これら突合せ障子を閉じた状態で、対向する突合せ框との間に、外気圧と等圧の空間が形成され、
    該等圧空間が平面上に投影されるレール部の位置に、突合せ止水ブロックが形成され、該突合せ止水ブロックには、上方に開口を有する凹部が形成され、かつこの凹部は室外側ガイド溝側に切欠かれており、前記等圧空間内への侵入水が、この切欠き部と前記突合せ框底部ブロックとの間から室外側ガイド溝へ排水される構成とされた、
    ことを特徴とする四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造。
  2. 対向するそれぞれの突合せ障子の突合せ框の室外側には、それぞれ他方の突合せ框方向へ延在した条状の室外側張り出し片が形成され、前記突合せ框の室内側には、それぞれ突合せタイト材が設けられ、
    前記等圧空間の室外側及び室内側は、それぞれの室外側張り出し片の召し合せにより室外側が形成され、それぞれの突合せタイト材相互の当接により室内側が形成された、請求項1記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造。
  3. 前記室内側立ち上がり片の上方に、突合せ障子下框の前記室内側垂下片と摺接する横タイト材を設けて第1のタイトラインが形成され、
    突合せ障子の召し合せ框の室内側若しくは室外側に、サッシ枠の両袖に配設された前記嵌め殺し部の縦骨と摺接する縦タイト材を設けて第2のタイトラインが形成され、
    これら第1及び第2のタイトラインと前記突合せタイト材相互の当接による第3のタイトラインとが略同一面上に形成された、請求項2記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造。
  4. 前記レール部は、その下部が下枠に設けられた一対の条状の室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片に嵌脱自在に固定される構成とされ、
    前記突合せ止水ブロックは、前記室内側レール部立ち上がり片及び室外側レール部立ち上がり片に嵌脱自在に固定される構成とされ、
    この突合せ止水ブロックにおける前記レール部の小口と対向する部分のそれぞれには、前記レール部に当接する弾性片と、前記レール部の両側面を挟持する一対のガイド片と、を備えた、請求項1乃至3のいずれか1項記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造。
  5. 前記突合せ止水ブロックは、ビスの螺着によりサッシ下枠に固定される構成とされた、請求項4記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造。
  6. 前記レール部小口には、該小口を塞ぐための塞ぎ材が取付けられた、請求項4又は5記載の四枚建て引分けサッシの下枠フラットサッシ構造。
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