JP2005171637A - 型枠支持具及び基礎凹部の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ調整が可能で設置の作業性が良好な型枠支持具を提供する。
【解決手段】コンクリートベース3の下地となる基礎等の設置面2に着座して上下方向に配設される座板付きの螺子体6と、螺子体6に螺合して上下に移動自在な支持具本体7と、支持具本体7の上部に、少なくとも、上下方向に変位不能に支持されて型枠5を受載支持する型枠支持板8A,8Bと、を備え、型枠支持板8A,8Bには、型枠5の下部を位置決めするための枠位置規制部材9A,9Bが設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、マンションやビル等の建屋のコンクリートベースに凹部を形成する際に使用される型枠支持具及び基礎凹部の施工方法に関する。
マンション等の建屋に、例えば、風呂場を設ける場合、基礎工事の段階で、コンクリートベースに少し高さを低くした基礎凹部を形成し、その基礎凹部に浴槽の底部を嵌めるようにしていた。このような基礎凹部は、図示を省略するが、例えば、形成すべき基礎凹部の形状に合わせて、鋼板を組み合わせて枠組みを形成し、その外側にコンクリートを打設することにより形成していた。なお、型枠を用いて基礎構造の凹部を施工する住宅基礎コンクリートの打設方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−064696号公報(図5参照)
しかしながら、上述したような従来の基礎凹部の施工方法では、型枠として用いる鋼板は重くて取り扱いにくい上に、設置面(コンクリートの打設面)に不陸(傾斜や凹凸、段差等)があると、鋼板の下に嵩上げ部材を差し込んで高さを揃えなければならず、作業性がよくなく多大の手間と時間がかかるため、その対策が求められていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、高さ調整が可能で設置の作業性が良好な型枠支持具とその型枠支持具を用いた基礎凹部の施工方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る型枠支持具は、コンクリートベースに基礎凹部を形成するための型枠を高さ調整自在に支持する型枠支持具であって、
前記コンクリートベースの下地となる基礎等の設置面に着座して上下方向に配設される座板付きの螺子体と、前記螺子体に螺合して上下に移動自在な支持具本体と、前記支持具本体の上部に、上下方向に変位不能に支持されて、型枠を支持する型枠支持板と、前記型枠支持板に設けられ、前記型枠の下部を位置決めするための枠位置規制部材と、を備えている。
このような構成によれば、支持具本体を回動操作することによって型枠支持板の高さを調整することができるため、設置面に不陸があっても、型枠を均一な高さに調整して寸法精度の高い枠組みを作業性よく形成することができる。また、型枠が枠位置規制部材によって位置決めされるため、コンクリートを打設した時にも、枠組みの形状精度を安定に維持することができる。
前記型枠支持板には、前記螺子体を貫通させるための孔部が形成され、前記孔部は、前記螺子体が前記枠位置規制部材と干渉しない箇所に配設されるようにしてもよい。このようにすれば、型枠支持板の高さ調整の範囲を広く設定することができる。
このような型枠支持具は金属材で形成することができるが、前記支持具本体、及び、型枠支持板を、プラスチック材で形成すれば、型枠支持具を軽量に形成することができるため、現場での取り扱い作業性が向上し、かつ、その保管や輸送も容易となる。また、支持具本体と型枠支持板を一体成形により安価に製作することができる。
また、前記螺子体、支持具本体、及び、型枠支持板を、プラスチック材で形成すれば、型枠支持具をより一層軽量に形成することができるため、現場での取り扱い作業性がさらに向上し、かつ、その保管や輸送も容易となる。また、螺子体を型成形により、支持具本体と型枠支持板を一体成形により、それぞれ安価に製作することができる。
さらに、前記支持具本体の下には、前記支持具本体を前記螺子体に対して固定するために前記螺子体に螺合するロックナットが配設されてもよい。このようにすれば、型枠支持具の高さ調整が終了した時点で支持具本体を螺子体に固定すれば、型枠の支持状態が安定化し、コンクリートを打設した時にも型枠の支持状態が変化しなくなる。
(2)前記枠位置規制部材は、前記型枠の下部を嵌入させて保持するために断面形状が略U字状に形成されてもよい。このようにすれば、型枠の挿入が容易となり、かつ、安定な状態で型枠を支持することができる。
(3)前記枠位置規制部材は、互いに直交するコーナー部の二枚の型枠を嵌入させて保持するために平面視で直角方向に折曲状に形成されてもよい。このようにすれば、コーナー部での型枠の支持状態が安定化する。
(4)本方法の発明に係る基礎凹部の形成方法は、型枠支持具の複数個を、前記設置面上の所定位置に立設する工程と、前記型枠支持具のそれぞれに型枠を保持させて枠組みを形成する工程と、枠組みされた前記型枠の外側にコンクリートを打設する工程と、を有し、 前記型枠支持具は、基礎等の設置面に着座して上下方向に配設される座板付きの螺子体と、前記螺子体に螺合して上下に移動自在な支持具本体と、前記支持具本体の上部に、上下方向に変位不能に支持されて、型枠を受載支持する型枠支持板と、を備え、
前記型枠の内側に前記型枠の下部の高さレベルに形成される底面と、前記型枠の外面に沿って形成される壁面と、を有する基礎凹部を形成する。
このような施工方法によれば、型枠支持具に型枠を受載支持させて枠組みを形成し、その外側からコンクリートを打設すれば、その型枠によって基礎凹部の側壁面が形成され、また、型枠の下方(型枠の下部を支持している型枠支持板と下地との間)の隙間から枠組みの内側に流れ込んだコンクリートに、別途、コンクリートを補充して均すことにより、型枠支持板と同一高さレベルの基礎凹部の底面を形成することができる。
(5)このような基礎凹部の施工方法では、前記型枠支持具のそれぞれに型枠を保持させて枠組みを形成する工程の前段に、前記各型枠支持具の型枠支持板の高さを調整する工程を設定してもよい。このようにすれば、下地に不陸があっても、型枠の高さを均一に調整して、精度の高い枠組みを形成することができる。
(6)前記基礎凹部の底部における前記コンクリートベースを、前記型枠支持板の高さに相当する厚さに形成してもよい。このようにすれば、型枠支持板の高さを調整することで、コンクリートベースを所望の厚さに形成することができる。
(7)前記基礎凹部を形成した後は、前記型枠支持具は、前記コンクリートベースに埋設されたままの状態としてもよい。このようにすれば、型枠支持具を回収する手間が省ける。また、基礎凹部の周囲を型枠支持具で効果的に補強することもできる。
このような基礎凹部の形成方法にあって、前記型枠は木板からなるのが好ましい。このようにすれば、型枠の取り扱い作業性が良好となり、枠組みの形成が容易となる。また、前記型枠はプラスチック板で形成してもよい。このようにすれば、型枠の取り扱い作業性が良好となり、枠組みの形成が容易となる。
前記プラスチック板からなる型枠には、曲げ強度の向上を図るためのリブが形成されていてもよい。このようにすれば、コンクリートを打設した時の変形を少なくすることができ、基礎凹部の形状精度を向上させることができる。
そのリブは、前記型枠の長手方向に形成されていてもよい。このようにすれば、長手方向の剛性を効果的に向上させることができ、基礎凹部の形状精度を向上させることができる。また、前記リブを、前記型枠の長手方向及び幅方向に交差状に形成してもよい。このようにすれば、長手方向及び幅方向の剛性を効果的に向上させることができ、凹部の形状精度をさらに向上させることができる。
本発明に係る型枠支持具は、支持具本体を回動操作することによって型枠支持板の高さを調整することができるため、設置面に不陸があっても、型枠を均一な高さに調整して寸法精度の高い枠組みを作業性よく形成することができる。また、型枠が枠位置規制部材によって位置決めされるため、コンクリートを打設した時にも、枠組みの形状精度を安定に維持することができる。
本方法の発明に係る基礎凹部の形成方法は、型枠支持具に型枠を受載支持させて枠組みを形成し、その外側からコンクリートを打設すれば、その型枠によって基礎凹部の側壁面が形成され、また、型枠の下方(型枠の下部を支持している型枠支持板と下地との間)の隙間から枠組みの内側に流れ込んだコンクリートに、別途、コンクリートを補充して均すことにより、型枠支持板と同一高さレベルの基礎凹部の底面を形成することができる。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係る型枠支持具及び基礎凹部の施工方法について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1乃至図7は、例えば、金属材で形成した型枠支持具1A,1Bを示し、図9乃至図11は施工状態の説明図である。これらの図に示すように、型枠支持具1A,1Bは、基礎工事の段階で、建屋の基礎2等に打設されるコンクリートベース3に、例えば、浴槽(図示省略)の底部を嵌め込むための基礎凹部4を形成するための型枠5,…を高さ調整自在に支持することができ、そのコンクリートベース3の下地となる基礎2等にたとえ不陸があっても、型枠5,…同士の高さを均一に調整して基礎凹部4の底面4bを水平に整えることができる。
上記型枠支持具1A,1Bは、コンクリートベース3の下地となる基礎2等の設置面に着座して上下方向に配設される座板付きの螺子体6と、その螺子体6に螺合する支持具本体7と、その支持具本体7の上部に、固定状態に支持されて、型枠5を受載支持する型枠支持板8A,8Bと、を備え、その型枠支持板8には、型枠5の下部を位置決めするための枠位置規制部材9A,9Bが設けられており、支持具本体7を一方向に回動させると型枠支持板8A,8Bが上昇し、支持具本体7を他方向に回動させると型枠支持板8A,8Bが降下するように構成される。
より詳しく説明すると、一方の型枠支持具1Aは、図1乃至図4に示すように、コーナー部用として形成され、その型枠支持板8Aには、互いに直交する二枚の型枠5,5を嵌入させて保持するための枠位置規制部材9Aが設けられており、その枠位置規制部材9Aは、断面形状が略U字状に形成され(図1参照)、かつ、平面視で直角方向に折曲状に形成されている(図2参照)。
その枠位置規制部材9Aは、嵌入保持させた型枠5が倒れることなく、安定に保持される程度の高さに形成され、型枠5を挿入しやすいように、その両開放端は若干外開き状に形成されている。このような枠位置規制部材9Aに対して、何れか一方の型枠5の先端を限度まで押し込んで枠位置規制部材9Aの内壁に当接させ、他方の型枠5の先端を一方の型枠5の先端側面に当接させるように押し込むようにする(図2の二点鎖線参照)。
この型枠支持板8Aには、螺子体6を貫通させるための孔部8aが形成され、その孔部8aは、螺子体6が枠位置規制部材9Aと干渉しない箇所、つまり枠位置規制部材9Aから所定距離オフセットした位置に配設されており(図2参照)、これにより、型枠支持板8Aの高さ調整幅が拡大する(図3参照)。
他方の型枠支持具1Bは、図5乃至図7に示すように、直線部用として形成され、その型枠支持板8Bには、互いに直線状に突き合わされる二枚の型枠5,5を嵌入させて保持するための枠位置規制部材9Bが設けられており、その枠位置規制部材9Bは、断面形状が略U字状に形成され(図7参照)、平面視で両壁面が直線状に形成されている(図6参照)。
この枠位置規制部材9Bも、嵌入保持させた型枠5が倒れることなく安定に保持される程度の高さに形成され、型枠5を挿入しやすいように、その両開放端は若干外開き状に形成されている。また、螺子体6を貫通させるための孔部8bは、螺子体6が枠位置規制部材9Bと干渉しない箇所、つまり枠位置規制部材9Bの中心線から所定距離オフセットした位置に配設されており(図6参照)、これにより、型枠支持板8Bの高さ調整幅が拡大する(図7参照)。
次いで、両型枠支持具1A,1Bの共通部分について説明すると、基礎2等の設置面に型枠支持具1A,1Bを安定な状態で立設できるように、螺子体6の下部には、座板10(図4参照)が固定されている。一方、支持具本体7は、例えば、パイプ材からなり、その下部が絞り込まれて径小に形成され、その下部内部には、螺子体6に螺合する内螺子71が形成されており、その上端には、型枠支持板8A,8Bが溶接またはかしめ等により固定されている。
そして、支持具本体7の下には、支持具本体7を螺子体6に対して固定するために、螺子体6に螺合するロックナット11がワッシャ12を介して配設されている。型枠5,…の高さ調整が終了した時点で、このロックナット11により、型枠支持板8A,8Bを螺子体6に対して固定すれば、型枠5,…の支持状態が安定化し、コンクリートを打設した時にも型枠5,…の支持状態が変化しなくなる。
以上のように構成される型枠支持具1A,1Bを用いてコンクリートベース3に基礎凹部4を形成する方法について説明すると(図9乃至図11参照)、この施工方法は、基礎等の下地2に形成すべき基礎凹部4の側壁面を形成する位置に、適当な間隔、例えば、型枠5の幅相当の間隔をおいて型枠支持具1A,1Bを立設する第1の工程と、各型枠支持具1A,1Bの型枠支持板8A,8Bの高さを調整する第2の工程と、ロックナット11により型枠支持板8A,8Bを螺子体6に固定する第3の工程(以上,図9(a)参照)と、型枠支持具1A,1Bのそれぞれに型枠5,…を保持させて枠組みを形成する第4の工程(図9(b)参照)と、枠組みされた前記型枠5,…の外側にコンクリートを打設する第5の工程(図10(a)参照)と、枠組みされた型枠5,…の内側にコンクリートを補充して底面が型枠5,…の下部(型枠支持板8A,8B)の高さレベルと面一になるようにコテ等で均す第6の工程(図10(b)参照)と、型枠5,…を撤去する第7の工程(図11参照)と、からなる。
この例では、使用する型枠5の両端を型枠支持具1A,1Bで支持するため、第1の工程では、図示の基礎凹部4の長手方向に3カ所、紙面に直交する幅方向に2カ所に、それぞれ型枠支持具1A,1Bを配設する(型枠支持具1Aが4基、型枠支持具1Bが2基、合計6基)。次いで、基礎凹部4を形成すべき基礎等の設置面2に不陸(段差)2aがあるため、全ての型枠5,…を同一高さレベルに支持する必要があり、水平基準用の糸(図示省略)を張設すること等により各型枠支持具1A,1Bの型枠支持板8A,8Bの高さレベルが均一となるように調整する(第2の工程)。
その際に、下地2に形成するコンクリートベースの深さ(H1,H2)に合わせて型枠支持板8A,8Bの高さを調整する。その調整は、前述したように、支持具本体7を回動操作することにより行う。そして、高さ調整が終了した後で、ロックナット11を締結することにより、型枠支持板8A,8Bを螺子体6に対して固定する(第3の工程)。
次いで、第4の工程で、固定された型枠支持板8A,8Bのそれぞれに型枠5,…を保持させて枠組みを形成する。この際、各型枠5,…の上部の継ぎ目を、別途、用意してある上部継手13A,13B(例えば、図8(a)〜(d)参照)を用いて接合する。この状態で、型枠5,…の枠組みが固定された状態となる。なお、上部継手13A,13Bは、枠位置規制部材9A,9Bと同一形状に形成されたもの等を用いることができる。
次の第5の工程で、枠組みされた型枠5,…の外周にコンクリートを打設することにより、型枠5,…の外面に基礎凹部4の側壁面(本発明の壁面)4aを形成することができる。その際に、型枠5,…の下方(型枠支持板8A,8Bと設置面2との間)の隙間から枠組みの内側にコンクリートが流れ込むが、十分に行き渡らないため(図10(a)参照)、別途、コンクリートを補充してコテ等(図示省略)で均すことにより、型枠支持板8A,8Bと同一高さレベルの底面4bを形成することができる(第6の工程,図10(b)参照)。
次いで、所定時間経過後にコンクリートが硬化した時点で、上部継手13A,13Bを取り除いて、型枠5,…を撤去すれば、工事が完了する(第7の工程)。なお、コンクリートベース3に埋設されている型枠支持具1A,1Bの主要部分はそのまま残し、基礎凹部4内に露出している枠位置規制部材9A,9Bや螺子体6の一部等をカッターやガス等で切断除去する。
以上のように、この施工方法では、下地となる設置面2に多少の不陸があっても、型枠5,…の高さを均一に調整することによって、精度の高い枠組みを形成することができ、形状精度の高い基礎凹部4を作業性よく形成することができる。特に、型枠支持板8A,8Bの高さを調整することで、図11に示すように、浴槽B下部のコンクリートベース3を所望の厚さに精度よく形成することができる。
また、型枠支持具1A,1Bの主要部をコンクリートベース3内に埋設したままの状態とすることで、それらを回収する手間を省くことができる。また、基礎凹部4の周囲を型枠支持具1A,1Bで効果的に補強することもでき、水を入れると重量が大となる浴槽Bの底部を強固に支えることができる。
さらに、このような施工方法では、型枠5は木板製のものを用いれば、軽量かつ安価であり、取り扱い作業性が良好となり枠組みの形成が容易となる。また、プラスチック製としても、同様に、軽量かつ安価となり、取り扱い作業性も良好で枠組みの形成が容易となる。
型枠5をプラスチック板で形成する場合、例えば、図12(a)〜(c)に示すように、曲げ強度の向上を図るためのリブ5aを形成するのが好ましい。そのリブ5aは、型枠5の長手方向及び幅方向に交差状に形成すればよい。このようにすれば、長手方向及び幅方向の剛性を効果的に向上させることができ、コンクリートを打設した時の変形を少なくすることができ、形状精度の高い基礎凹部4を形成することができる。
また、支持具本体7及び型枠支持板8A,8Bをプラスチック材で形成してもよい。このようにすれば、型枠支持具1A,1Bを軽量に形成することができるため、現場での取り扱い作業性が向上し、かつ、その保管や輸送も容易となる。また、支持具本体7と型枠支持板8A,8Bを一体成形により安価に製作することができる。
さらに、螺子体6、支持具本体7、及び、型枠支持板8A,8Bを、プラスチック材で形成してもよい。このようにすれば、型枠支持具1A,1Bをより一層軽量に形成することができるため、現場での取り扱い作業性がさらに向上し、かつ、その保管や輸送も容易となる。
また、螺子体6を型成形により、支持具本体7と型枠支持板8A,8Bを一体成形により、それぞれ安価に製作することができ、型枠支持具1A,1Bをより一層安価に提供することができる。なお、本発明の型枠支持具1A,1Bは、本実施の形態に記載の構成に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、必要に応じて、適宜、改良、変更等は自由であるのは言うまでもない。また、本方法の発明により施工される基礎凹部は、浴槽Bの底部を嵌めるためだけでなく、例えば、マンション等に日本間を施工する場合等にも適用でき、その施工目的は必要に応じて適宜に選択されてよく、この基礎凹部の施工方法は、コンクリートベースに凹部を形成する場合に、その目的の如何を問わず、広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るコーナー用の型枠支持具の正面図である。 同平面図である。 同図1のA−A矢視断面図である。 同底面図である。 同直線部用の型枠支持具の正面図である。 同平面図である。 同図5のB−B矢視断面図である。 (a)は同コーナー用の上部継手の平面図、(b)は同正面図、(c)同直線部用の上部継手の平面図、(d)は同正面図である。 (a)は同設置面に型枠支持具を立設して高さ調整した状態、(b)は同型枠で枠組みを形成した状態、の説明図である。 (a)は同コンクリートを打設した状態、(b)は同基礎凹部の底面を均した状態、の説明図である。 同基礎凹部を形成した状態の説明図である。 (a)同プラスチック材で形成した型枠の内側から見た平面図、(b)同(a)のC−C矢視断面図、(c)(a)のD−D矢視断面図である。
符号の説明
1A,1B…型枠支持具、2…設置面、3…コンクリートベース、4…基礎凹部、4a…壁面、4b…底面、5…型枠、6…螺子体、7…支持具本体、8A,8B…型枠支持板、9A,9B…枠位置規制部材、H1,H2…型枠支持板の高さ

Claims (7)

  1. コンクリートベースに基礎凹部を形成するための型枠を高さ調整自在に支持する型枠支持具であって、
    前記コンクリートベースの下地となる基礎等の設置面に着座して上下方向に配設される座板付きの螺子体と、
    前記螺子体に螺合して上下に移動自在な支持具本体と、
    前記支持具本体の上部に、上下方向に変位不能に支持されて、型枠を支持する型枠支持板と、
    前記型枠支持板に設けられ、前記型枠の下部を位置決めするための枠位置規制部材と、を備えたことを特徴とする型枠支持具。
  2. 前記枠位置規制部材は、前記型枠の下部を嵌入させて保持するために断面形状が略U字状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の型枠支持具。
  3. 前記枠位置規制部材は、互いに直交するコーナー部の二枚の型枠を嵌入させて保持するために平面視で直角方向に折曲状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠支持具。
  4. 型枠支持具の複数個を、前記設置面上の所定位置に立設する工程と、
    前記型枠支持具のそれぞれに型枠を保持させて枠組みを形成する工程と、
    枠組みされた前記型枠の外側にコンクリートを打設する工程と、を有し、
    前記型枠支持具は、基礎等の設置面に着座して上下方向に配設される座板付きの螺子体と、前記螺子体に螺合して上下に移動自在な支持具本体と、前記支持具本体の上部に、上下方向に変位不能に支持されて、型枠を受載支持する型枠支持板と、を備え、
    前記型枠の内側に前記型枠の下部の高さレベルに形成される底面と、前記型枠の外面に沿って形成される壁面と、を有する基礎凹部を形成することを特徴とする基礎凹部の施工方法。
  5. 前記型枠支持具のそれぞれに前記型枠を保持させて枠組みを形成する工程の前段に、前記各型枠支持具の型枠支持板の高さを調整する工程を有することを特徴とする請求項4に記載の基礎凹部の施工方法。
  6. 前記基礎凹部の底部における前記コンクリートベースを、前記型枠支持板の高さに相当する厚さに形成することを特徴とする請求項4又は5に記載の基礎凹部の施工方法。
  7. 前記基礎凹部を形成した後は、前記型枠支持具は、前記コンクリートベースに埋設されたままの状態とされることを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の基礎凹部の施工方法。
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