JP2005169965A - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005169965A
JP2005169965A JP2003416004A JP2003416004A JP2005169965A JP 2005169965 A JP2005169965 A JP 2005169965A JP 2003416004 A JP2003416004 A JP 2003416004A JP 2003416004 A JP2003416004 A JP 2003416004A JP 2005169965 A JP2005169965 A JP 2005169965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
flow path
piezoelectric element
metal layer
piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003416004A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Nozu
智史 野津
Kenji Hasegawa
研二 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003416004A priority Critical patent/JP2005169965A/ja
Publication of JP2005169965A publication Critical patent/JP2005169965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】転写基板上に積層された圧電素子および振動板を、流路基板上に金属結合によって低温で転写する。
【解決手段】転写基板11上に、下電極14、圧電膜13、上電極12からなる圧電素子層と、振動板15、金属層17を積層して第1の積層体10を製作する。流路24を形成した流路基板21上の金属層23に、転写基板11上の金属層17を重ねて、2つの積層体10、20を金属同士の圧着結合によって接合したうえで、転写基板11をエッチングによって除去する。金属同士の圧着結合を200℃以下で行うことによって、圧電膜13や振動板15に与える影響を抑える。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧電膜による圧電駆動部を有する液体吐出ヘッドの製造方法に関するものである。
一般に、プリンターやファクシミリ等の記録装置に搭載される液体吐出ヘッドは、微小な液滴を吐出するノズル(吐出口)、ノズルと連通する加圧室である個別液室(流路)、個別液室内のインク等液体を加圧しノズルから液滴として吐出させるための吐出エネルギー発生手段等から構成されている。
吐出エネルギー発生手段としては、加圧室内に設置された発熱体により液体を発泡させて液滴を吐出させるバブル型のもの、個別液室の一部を形成している振動板を圧電素子により変形させることで液滴を形成させるピエゾ型のもの、静電気力で振動板を変形させることで液滴を吐出させる静電型と大きく3つに分類される。
上記3つのうち、振動板を用いるピエゾ型の液体吐出ヘッドにおいては、高密度化、長尺化が求められており、そのために振動板や圧電素子の薄膜化、大面積化が必須である。
例えば、特許文献1に開示された構成では、図8に示すように、シリコン基板101上に振動板111、圧電素子112を形成した後、シリコン基板101の一部を裏側からウエットエッチングして、ノズルプレート131のノズル(吐出口)132に連通する加圧室102を形成している。このように、シリコンの微細加工技術により高密度の液体吐出ヘッドを形成している。
また、特許文献2に開示されたものは、シリコンの異方性エッチングを利用してインク流路等に相当する連通する溝を形成したシリコン製の流路基板に、ほう珪酸ガラス板を静電接合し、所定の厚さまで研磨して振動板を形成している。その後、振動板上に導電層を設けて、導電層の上に圧電素子を接着し、接着された圧電素子を所定の厚さまで研磨し、研磨された圧電素子の表面に導電性を形成している。最後に圧電素子をインク流路の位置に合わせて不要部分を除去し細分化し、個々の記録ヘッドに切断するという工程で液体吐出ヘッドを作製している。この方法は、シリコン製の流路基板の作製に際して、シリコン基板の両面から加工できるので、ノズルや加圧室を比較的自由な形状にすることができる。
特開平10−286953号公報 特開平9−94965号公報
しかしながら特許文献1に記載された構成は振動板の形成後に圧電素子を形成しているため、温度等の成膜条件が振動板に加わることにより、これら影響を考慮して振動板材料を選択しなければならない。またシリコン基板を片側からウエットエッチングして個別液室等の流路を形成していることにより、流路の加工に制限が加わり、自由に流路を設計することが難しい。
また、特許文献2に開示されたものは、シリコンの両面から加工して流路を形成しているが、圧電素子を接着する構成であることや、振動板をガラス板の研磨により形成しているので精度が悪く、高密度で長尺のインクジェットヘッド等を想定した際、素子間の厚みにばらつきが生じ作製の安定性に欠ける。
本発明は、上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、液体吐出ヘッドの高密度化および長尺化が容易であり、しかも用途に応じて流路の設計が自在であり、かつ圧電素子や振動板の材料選択の自由度も高く、従って、高密度で長尺かつ素子間のばらつきの少ない液体吐出ヘッドを精度よく安価に作製できる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、圧電駆動力によって流路の液体を加圧しノズルから吐出する液体吐出ヘッドの製造方法であって、第1の基板に圧電膜を有する圧電素子層と振動板と金属層を積層し、圧電素子積層体を作成する工程と、流路を形成する第2の基板に金属層を積層した流路構造体を作成する工程と、圧電素子積層体の金属層と流路構造体の金属層を金属同士の圧着結合によって接合する工程と、圧電素子積層体から第1の基板を除去する工程と、を有することを特徴とする。
また、圧電駆動力によって流路の液体を加圧しノズルから吐出する液体吐出ヘッドの製造方法であって、第1の基板に圧電膜を有する圧電素子層と金属製の振動板を積層し、圧電素子積層体を作成する工程と、流路を形成する第2の基板に金属層を積層した流路構造体を作成する工程と、圧電素子積層体の振動板と流路構造体の金属層を金属同士の圧着結合によって接合する工程と、圧電素子積層体から第1の基板を除去する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法でもよい。
金属層が、貴金属または貴金属合金であるとよい。
流路構造体の金属層が、流路を形成するときのマスク材として用いられたものであるとよい。
圧電素子積層体の金属層または振動板と、流路構造体の金属層を200℃以下の温度で圧着結合させるとよい。
ドライエッチングまたはウエットエッチングによって圧電素子積層体の第1の基板を除去するとよい。
流路構造体と振動板を含む圧電素子積層体の接合を、金属同士の圧着結合によって低温で行うことで、振動板や圧電膜に発生する熱歪を抑えて優れた圧電特性や変位特性を保ち、高密度かつ長尺であってしかも耐久性に優れた液体吐出ヘッドを安定して製造できる。
また、圧電膜の成膜基板である第1の基板上に、圧電膜や電極層からなる圧電素子層を形成したうえで、振動板を積層するものであるため、圧電膜の材料や成膜方法等を振動板材料によって制約されることなく自由に選択することが可能であり、さらに、圧電膜の焼成時の高温によって振動板が影響を受けることがないため、振動板の材料選択性も増大し、大面積で厚みの調整も自在な振動板を得ることができる。
その結果、高密度かつ長尺であり、アクチュエータ変位量が大きくて、耐久性に優れており、しかも材料選択性が高く従って安価である液体吐出ヘッドを実現できる。
図1に示すように、第1の基板である転写基板11に、順次上電極12、圧電膜13、下電極14を積層して圧電素子層を形成後、振動板15を形成し、その上に密着層16を介して金属層17を積層して圧電素子積層体である第1の積層体10を形成する第1工程と、図2に示すように、第2の基板である流路基板21上に密着層22を介して金属層23を成膜し、これらをパターニングしたマスクを用いて加圧室等の流路24を形成することで流路構造体である第2の積層体20を作成する第2工程と、図3に示すように、前記2つの積層体10、20を、それぞれの金属層17、23を介して、金属同士の圧着結合によって例えば200℃以下の低温で接合する第3工程と、第1の積層体10から転写基板11を除去する第4工程を有し、さらに、振動板15上の圧電素子層をパターニングすることで、図4に示すように、複数の圧電素子18に分割し、ノズルプレート31を流路基板21に接合することで液体吐出ヘッドが完成する。
詳しく説明すると、上記第1工程においては、まず、別基板である転写基板11を圧電素子18の成膜基板として、上電極12を成膜し、次に圧電膜13をスパッタ法、MOCVD法等で成膜する。圧電膜13に焼成が必要な場合は続けて焼成も行う。圧電膜13の成膜後、下電極14、振動板15を積層し、最後に金属層17を成膜する。
このように振動板15の積層前に圧電膜13を形成するものであるため、圧電膜13の成膜の自由度が高い。さらに、圧電膜13の成膜にあたり、図5の(b)に示すように、下地基板としてバッファー層11aを設けることもできる。また、圧電膜13の成膜時および焼成時の温度が振動板15に影響を与えることがないため、振動板15の材料選択性を高くすることができる。
例えば図5および図7に示すように、金属製の振動板45を用いることで、その上に積層する金属層を省略することができる。
そして振動板15、45を成膜で形成することより、厚みの調整が可能でかつ均一な厚みの振動板を大面積で形成することができる。
高密度の液体吐出ヘッドになるにつれて、圧電素子の幅を狭くせざるを得ず、アクチュエータとしての変位量も減る。このため、前述のように圧電膜の成膜において制限が少なく、圧電定数のなるべく大きい圧電膜を成膜できることはきわめて重要である。また圧電膜の圧電定数とともに液体吐出ヘッドの変位量を決定するパラメータの一つである振動板の材料の選択の自由度が高いことは、圧電素子を用いた液体吐出ヘッドを作製するにあたり大きな利点である。
上記第2工程においては、液体吐出ヘッドの流路基板21を例えばシリコン基板とし、シリコン基板の上面から、ドライエッチングで加圧室等の流路24を形成する。振動板15、45との接合面となる流路24以外のシリコン面には金属層23が形成され、金属層23をマスク材として流路24をエッチングする。
シリコン基板である流路基板21の上下両面から加工できることより、シリコン基板の下面からの片側のみの加工に比べて流路形状を自由に設計することができる。
図3の(a)に示す第3工程においては、第1工程で作製した圧電素子層が形成された転写基板11からなる第1の積層体10と、第2工程で作製した流路基板21を含む第2の積層体20とを金属層17、23の圧着結合によって接合する。
金属同士の圧着接合であるから低温で接合させることが可能であり、圧電素子や振動板に熱がかからず、圧電特性を劣化させる心配がない。
図3の(b)に示す第4工程においては、圧電膜13の成膜時に用いた転写基板11を除去する。転写基板11がシリコン基板である場合はドライエッチングで容易に除去できる。またその他の基板でもウエットエッチング等で除去することができる。
転写基板11を除去した後、図4に示すように、上電極12と圧電膜13を流路のピッチに合わせてパターニングし、各圧電素子18を形成する。最後に流路基板21の底部にノズル32を有するノズルプレート31を接合する。
このように、成膜により形成された薄膜を用いて圧電素子を形成するものであるため、加圧室等の流路を構成する流路構造体と、アクチュエータを構成する圧電膜や電極、振動板をすべて半導体プロセスを利用して作製することが可能となる。従って、高密度で長尺な液体吐出ヘッドの作製が容易であり、また圧電素子形成の自由度が高く、振動板材料の選択性があることにより、変位量の大きいアクチュエータを形成することが可能である。加えて、流路等をシリコン基板等の両側から加工できるため、用途に合わせて自在に流路形状を設計することができる。
図1ないし図4に示す方法で液体吐出ヘッドを製作する。まず図1の(a)に示すように、シリコン基板からなる転写基板11を用意し、図1の(b)に示すように、上電極12となるPt電極膜をスパッタ法で150nm成膜する。Pt成膜前に密着層としてTi膜を4nm程成膜しても構わない。
次に図1の(c)に示すように、圧電膜13を成膜する。圧電膜13としては鉛、チタン、ジルコニウムから構成されたPb(Zr、Ti)O3 ペロブスカイト型酸化物(PZT)をスパッタ法で例えば3μmの厚さに成膜する。スパッタ装置から取り出した後、酸素雰囲気中で700℃で焼成を行い、PZT膜を結晶化させる。すなわち、良好な圧電性を得るため、PZT膜の組成がPb(Zr0.52Ti0.48)O3 となるようにする。PZT膜の組成としては必ずしも上記組成に限定されず、他の組成でも構わない。その後、図1の(d)に示すように、厚さ100nmのPt電極膜を成膜し下電極14とする。
次に図1の(e)に示すように、振動板15となるCr膜をスパッタで法で例えば4μmの厚さに成膜する。振動板材料としてはCrに限らず、ZrO2 やSiO2 、W、Ni、Al、Au、Ptなどスパッタ法等で低温成膜できるものであれば構わない。また必要に応じて、下電極14と振動板15との間に絶縁膜を設けてもよい。
最後に図1の(f)に示すように、密着層16となるTiを4nm成膜した後に、(g)に示すように、金属層17となるAu膜を100nmの厚さに成膜し、図4に示す圧電素子18を構成する圧電素子層と振動板15を含む第1の積層体10を作製する。金属層17としてはAu、Ag、Cu、Al、Pd、Ir、Ru等の貴金属がよい。あるいはそれらを含む合金であっても構わない。
一方、図2の(a)に示すように、シリコン基板からなる流路基板21を用意し、図2の(b)に示すように、密着層22であるTi膜を4nmの厚さに成膜した後、Au膜を150nmの厚さに成膜して金属層23を形成し、これらをエッチングし、パターニングされたマスクを形成する。
次に金属層23のマスクを用いて、ドライエッチングで加圧室となる流路24の一部を形成する。続いて、流路基板21の裏側からドライエッチングを行い、流路24の残りを形成し、第2の積層体20を作製する。なお金属層23であるAu膜は、はじめに500nm程の厚さに形成しておき、マスク材として用いて流路24を形成した後に、ドライエッチングで100nm程度の厚さに薄くしても構わない。
次に図3の(a)に示すように、第1の積層体10の金属層17と第2の積層体20の金属層23を密着させ、押し付けあうように加圧する。圧力は3kg/cm2 とする。次に加圧した状態で150℃に加熱し、3分間保持した後室温に冷却する。このようにして金属同士の圧着結合によって2つの積層体10、20を接合し、その後、図3の(b)に示すように、転写基板11をドライエッチングで除去する。Pt膜の上電極12がエッチストップ層となり圧電素子層の成膜基板となった転写基板11を容易に除去することができる。
圧電素子層等を流路基板21に転写後、図4の(a)に示すように、上電極12および圧電膜13をパターニングし、流路に対応した個別の圧電素子18を作製する。最後に図4の(b)に示すように、SUSなどで形成されたノズルプレート31を接着または他の接合方法で結合させる。
図5ないし図7に示す方法で液体吐出ヘッドを製作する。まず図5の(a)に示すように、MgO基板からなる転写基板11を用意し、図5の(b)に示すように、圧電素子成膜時のバッファー層11aとなるBaPbO3 膜を成膜する。その後、図5の(c)に示すように、上電極12となるPt膜をスパッタ法で厚さ100nmに成膜する。Pt成膜前に密着層としてTiを4nm程成膜しても構わない。
次に図5の(d)に示すように、圧電膜13となるPZT膜を2μmに成膜する。バッファー層11aがあることにより、結晶性が良好で圧電定数の大きいPZT膜を得ることができる。なおバッファー層11aはBaPbO3 膜以外のものでもよい。また良好な圧電膜13を得るために、転写基板11とバッファー層11aの組み合わせは自由に選択してよい。
その後、図5の(e)に示すように、厚さ100nmのPt電極膜を成膜し下電極14とする。
次に図5の(f)に示すように、密着層44となるTiを4nmの厚さに成膜した後に、図5の(g)に示すように、金属層の役割を兼ね備えた金属製の振動板45としてAu膜を3μmの厚さに成膜し第1の積層体40を作製する。なお下電極14と振動板45との間に絶縁層を設けてもよい。また、下電極14を省略し、振動板45が金属層と下電極の役割を兼ねてもよい。
一方、図6の(a)に示すように、シリコン基板からなる流路基板21を用意して、図6の(b)に示すように、Al膜を300nmの厚さに形成し、これらエッチングし、マスク層21aを形成する。
次に図6の(c)に示すように、マスク層21aをマスクとして、ドライエッチングで流路24の一部を形成する。続いて、図6の(d)に示すように、流路基板21の裏側からドライエッチングを行い、流路の残りを形成し、その後めっき法でAlのマスク層21a上にAuの金属層23を150nmの厚さで形成し、第2の積層体50を作製する。
次に図7の(a)に示すように、第1の積層体40の金属層を兼ねた振動板45と第2の積層体50の金属層23を密着させた後、押し付けあうように加圧する。圧力は5kg/cm2 とする。次に加圧した状態で100℃に加熱し、5分間保持した後室温に冷却する。次に図7の(b)に示すように、圧電素子層の成膜基板となった転写基板11をリン酸溶液でウエットエッチングし、さらにバッファー層11aを除去する。
その後、上電極12および圧電膜13をパターニングし、流路に対応した個別の圧電素子18を作製し、最後にSUSなどで形成されたノズルプレートを接合する。
上記の実施例1、2によれば、圧電膜の成膜の自由度が高く、圧電定数の大きい圧電素子を形成することができる。また、振動板の材料や流路形状を自由に選択することが可能であり、高密度で長尺かつ素子間のばらつきの少ない液体吐出ヘッドを精度よく作製することができる。
一実施の形態により転写基板上に電極、圧電膜、振動板、金属層を形成する工程を説明する工程図である。 流路基板上に流路等を形成する工程を説明する工程図である。 転写基板上の積層体を流路基板に転写する工程を説明する工程図である。 圧電素子層を個別の圧電素子に分割するパターニング工程とノズルプレートを接合する工程を説明する図である。 一変形例により転写基板上に電極、圧電膜、振動板を形成する工程を説明する工程図である。 一変形例により流路基板上に流路等を形成する工程を説明する工程図である。 上記変形例による転写基板上の積層体を流路基板に転写する工程を説明する工程図である。 一従来例による液体吐出ヘッドを説明する図である。
符号の説明
10、20、40、50 積層体
11 転写基板
12 上電極
13 圧電膜
14 下電極
15、45 振動板
16、22 密着層
17、23 金属層
18 圧電素子
21 流路基板
24 流路
31 ノズルプレート
32 ノズル

Claims (6)

  1. 圧電駆動力によって流路の液体を加圧しノズルから吐出する液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    第1の基板に圧電膜を有する圧電素子層と振動板と金属層を積層し、圧電素子積層体を作成する工程と、
    流路を形成する第2の基板に金属層を積層した流路構造体を作成する工程と、
    圧電素子積層体の金属層と流路構造体の金属層を金属同士の圧着結合によって接合する工程と、
    圧電素子積層体から第1の基板を除去する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 圧電駆動力によって流路の液体を加圧しノズルから吐出する液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    第1の基板に圧電膜を有する圧電素子層と金属製の振動板を積層し、圧電素子積層体を作成する工程と、
    流路を形成する第2の基板に金属層を積層した流路構造体を作成する工程と、
    圧電素子積層体の振動板と流路構造体の金属層を金属同士の圧着結合によって接合する工程と、
    圧電素子積層体から第1の基板を除去する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 金属層が、貴金属または貴金属合金であることを特徴とする請求項1または2記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 流路構造体の金属層が、流路を形成するときのマスク材として用いられたものであることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 圧電素子積層体の金属層または振動板と、流路構造体の金属層を200℃以下の温度で圧着結合させることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. ドライエッチングまたはウエットエッチングによって圧電素子積層体の第1の基板を除去することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
JP2003416004A 2003-12-15 2003-12-15 液体吐出ヘッドの製造方法 Pending JP2005169965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416004A JP2005169965A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 液体吐出ヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416004A JP2005169965A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 液体吐出ヘッドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005169965A true JP2005169965A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34735316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003416004A Pending JP2005169965A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 液体吐出ヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005169965A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009147238A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 誘電体構造体、誘電体構造の製造方法、圧着転写方法、及び保持構造
JP2012051382A (ja) * 2006-04-27 2012-03-15 Canon Inc インクジェットヘッドおよびその製造方法
WO2014141925A1 (ja) 2013-03-15 2014-09-18 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッドおよびその製造方法と、インクジェットプリンタ
JP2015186842A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 東芝テック株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット記録装置およびインクジェットヘッドの製造方法
JP2017114133A (ja) * 2017-02-23 2017-06-29 東芝テック株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット記録装置およびインクジェットヘッドの製造方法
CN110588178A (zh) * 2019-09-30 2019-12-20 西安交通大学 一种高密度压电打印头的集成制造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051382A (ja) * 2006-04-27 2012-03-15 Canon Inc インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2009147238A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 誘電体構造体、誘電体構造の製造方法、圧着転写方法、及び保持構造
WO2014141925A1 (ja) 2013-03-15 2014-09-18 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッドおよびその製造方法と、インクジェットプリンタ
US9427966B2 (en) 2013-03-15 2016-08-30 Konica Minolta, Inc. Inkjet head, method for manufacturing same, and inkjet printer
JP2015186842A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 東芝テック株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット記録装置およびインクジェットヘッドの製造方法
JP2017114133A (ja) * 2017-02-23 2017-06-29 東芝テック株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット記録装置およびインクジェットヘッドの製造方法
CN110588178A (zh) * 2019-09-30 2019-12-20 西安交通大学 一种高密度压电打印头的集成制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002134806A (ja) 圧電膜型アクチュエータおよび液体噴射ヘッドとその製造方法
JP2003309303A (ja) 圧電膜型アクチュエータの製造方法および液体噴射ヘッドの製造方法
JP2008055871A (ja) 圧電体素子
JP5309375B2 (ja) インクジェットプリントヘッド及びその製造方法
JP2005169965A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
US8784591B2 (en) Process for producing liquid ejection head
JP2003309302A (ja) 圧電膜型素子構造体と液体噴射ヘッドおよびそれらの製造方法
JP3975979B2 (ja) 液体移送装置の製造方法
JP2003309301A (ja) デバイス製造方法
JP2009066797A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの製造方法
JP2007237718A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2001047623A (ja) インクジェットプリンターヘッド
JP2008087443A (ja) インクジェットヘッド、ならびにインクジェットヘッドの製造方法
JP2008087367A (ja) 液滴吐出ヘッドおよびこれに用いられるオリフィスプレート
JP3520429B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、及び製造方法
JPH11314366A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JPH1158730A (ja) インクジェット式記録ヘッド、及びその製造方法
JP2008183768A (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP2003094655A (ja) インクジェット記録ヘッド及びその製造方法
JP2001129990A (ja) 圧電セラミック体を用いた貼付構造体及びその製造方法並びにこれを用いたインクジェット記録ヘッド
JP2009067025A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
JP3842656B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2008149659A (ja) 薄膜の転写によるインクジェットヘッドの製造方法
JPH1067102A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2008110595A (ja) インクジェットヘッドの製造方法及びオリフィスプレートの製造方法