JP2005169745A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置をコンパクトにして搬送し易くした記録装置と液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】 ロール状の記録媒体を保持する媒体保持手段132が収納される収納部31は、装置本体32に対して着脱自在に構成されている。これにより、装置本体と収納部とを分離してコンパクトにすることができるので、記録装置の搬送が容易となる。また、前記収納部は、前記装置本体に対して係止可能な係止部133b、32bと手動締結可能な締結手段133cを備えている。これにより、特別な器具を用いなくても装置本体と収納部とを手作業のみで分離することができる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、ロール状の記録媒体を保持する媒体保持手段が収納される収納部を備えた記録装置と液体噴射装置に関する。
一般に、従来の記録装置の1つである大型のインクジェット式プリンタは、記録媒体である例えば記録用のロール紙を供給する給紙部、給紙されたロール紙に情報を記録する記録部、記録されたロール紙を排出する排紙部を備えている。そして、例えばJIS規格のA2判やUSC規格の17インチといった比較的大型のサイズのロール紙にまで記録することができる。
このような大型のインクジェット式プリンタを使用する場合、ユーザは、ロール紙を給紙部に収納してロール紙の先端部を引き出す。そして、ロール紙の先端部を給紙ガイド上を通し、紙送りローラと従動ローラとの間に挟み込んでインクジェット式プリンタを起動する。すると、インクジェット式プリンタは、紙送りローラを回転させてロール紙をプラテン上に送り出しながら、記録ヘッドのノズルからインク滴を吐出して情報をロール紙上に記録する。そして、排紙ローラを回転させてロール紙を排紙ガイド上を通して用紙受けに排出する。
特開2003−146508号公報
上述した大型のインクジェット式プリンタは、ロール紙を収納する給紙部がプリンタ本体の後方上部に突出するように形成されている。そして、この給紙部はプリンタ本体と一体的に形成されている。このため、インクジェット式プリンタの設置作業や修理作業等のためにインクジェット式プリンタを搬送しなければならないときは、プリンタ本体から突出した給紙部が搬送の妨げとなる場合がある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、装置をコンパクトにして搬送し易くした記録装置と液体噴射装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、ロール状の記録媒体を保持する媒体保持手段が収納される収納部を備えた記録装置であって、前記収納部は、装置本体に対して着脱自在に構成されていることを特徴としている。これにより、装置本体と収納部とを分離してコンパクトにすることができるので、記録装置の搬送が容易となる。また、前記収納部は、前記装置本体に対して係止可能な係止部と手動締結可能な締結手段を備えていることを特徴としている。これにより、特別な器具を用いなくても装置本体と収納部とを手作業のみで分離することができる。
上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各収納部を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する液体噴射装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA2判やUSC規格の17インチといった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙やロール状の用紙に記録できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向に長く延びる略直方体状のハウジング101で覆われている。
このハウジング101の上面には、矩形状の窓部102が形成されている。この窓部102は、透明もしくは半透明の窓カバー103によって覆われている。窓カバー103は、その上部の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー103を持ち上げて窓部102を開放することにより、窓部102を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、記録用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の上部には、プリンタ動作を指示する操作部110が配設されている。操作部110は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン111と、状態を表示する液晶パネル112等を備えている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン111を操作することができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の下部には、廃液タンク120が抜き差しされるタンク収納部106が形成されている。この廃液タンク120は、記録ヘッド162(図5参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インクを貯留する。ユーザは、廃液タンク120を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インクの廃棄作業等を行うことができる。
ハウジング101の背面には、本発明の特徴的な部分を含むロール状の用紙を給紙する給紙部130が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部130の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能なロール紙ホルダ132(図7参照)が配設され、給紙部130の前面には、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー131がロール紙ホルダ132を覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー131を持ち上げて給紙部130を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー131の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。
ハウジング101の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部104の間には、記録前のカットされた用紙及び記録後のカットされた用紙またはロール状の用紙を積載する給排紙トレイ200が抜き差しされる給排紙部140が形成されている。なお、この給排紙部140は、搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙を手差しで給紙することが可能なようにも形成されている。
この給排紙部140には、給排紙トレイ200の前部が差し込まれ、給排紙トレイ200の後部が突き出るようにして固定される。給排紙トレイ200は、カセット型に形成されており、内部に記録前の給紙されるカットされた用紙が積層収納され、上部に記録後の排紙されるカットされた用紙またはロール状の用紙が積層載置されるようなっている。このような給排紙トレイ200の詳細構造について、図2〜図4を参照して以下説明する。
図2は、上記給排紙トレイ200の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。この給排紙トレイ200は、箱状に形成された給紙トレイ210と、この給紙トレイ210の上面を覆う蓋状に形成された排紙トレイ230を備えている。給排紙トレイ200は、給排紙方向に伸縮自在に形成されており、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズのカットされた用紙に対応可能になっている。
図3及び図4は、給排紙トレイ200が装着された給排紙部140を示す斜視図である。カットされた用紙を積層載置する場合は、図3に示すように、ロール紙案内部240は排紙部材239aの上面に格納した状態、すなわち排紙部材239aの上面はフラットな面にする。これにより、排紙ローラ155(図5参照)を通って排紙されるカットされた用紙は、断面がL字状に形成された案内部145の側面及び底面と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
なお、案内部145の底面には、スポンジマット145aが貼着されている。このスポンジマット145aは、1枚目のカットされた用紙を載置した後、2枚目のカットされた用紙が排紙されてきたとき、2枚目のカットされた用紙の先端が1枚目のカットされた用紙を突付いて排紙受け面から突き落としてしまうことを防止するための滑り止めの機能を有している。
一方、ロール状の用紙を積層載置する場合は、図4に示すように、排紙部材239aの上面に格納されているロール紙案内部240の第1の案内板241の他長辺側にユーザが指を掛けて後方に向かって旋回させる。すると、第2の案内板242が第1の案内板241に引っ張られて、長手方向の一端側が持ち上げられ、長手方向の他端側が排紙部材239aの上面に形成されている溝239aaに沿って後方に摺動する。そして、第1の案内板241と第2の案内板242とがなす角度が鋭角になるまで、第1の案内板241を旋回させる。
これにより、第2の案内板242は、その長手方向の一端側が案内部の側面の頂部に近接して滑り台状になる。このため、排紙ローラを通って排紙されるロール状の用紙がカールしていても、その先端が案内部側に巻き込まれてしまうことはなく、その先端は滑り台状の第2の案内板242上を滑走して排紙部材239a〜239dの上面側に導かれる。したがって、ロール状の用紙は、第2の案内板242と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
図5は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング101内には、給排紙部140と搬送部150と記録部160等が配設されている。給排紙部140には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ141、給紙ローラ142、分離部材143等が配設されている。ホッパ141は、カットされた用紙が載置可能な平板状に形成されており、一端が給紙ローラ142と分離部材143の近傍に位置し、他端が装着されている給排紙トレイ200の給紙部210の底面に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ141は、一端側の裏面にハウジング101の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ144の他端が取り付けられており、この圧縮バネ144の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ142は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ141上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離部材143は、上面が粗面に形成されており、給紙ローラ142によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。ここで、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との関係について図6を参照して説明する。
図6は、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との接触状態を示す図である。図6(A)は、ホッパ141上に最大枚数のカットされた用紙Pが載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、最上層のカットされた用紙P1が給紙ローラ142の切り欠き部分には接触せず、少なくとも円弧開始点142a以降の円周に接触するように調節されている。
また、図6(B)は、ホッパ141上に最小枚数(1枚)のカットされた用紙P1が載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、そのカットされた用紙P1が給紙ローラ142の円弧開始点142aから少し回転した点142bに接触するように調節されている。この接触点142bは、接触点142bから円弧終了点142cまでの円周長さが、用紙P1の先端psからサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aまでの間隔と同一長aとなるときの点である。
以上のように調節することにより、ホッパ141上に載置されるカットされた用紙Pが最大枚数以下であれば、最上層のカットされた用紙P1の先端psがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに届くまで、カットされた用紙P1は給紙ローラ142からレリースされないので、カットされた用紙P1をサブローラ151に確実に受け渡すことができ、給紙ミスを無くすことができる。
搬送部150には、用紙を搬送するためのサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152c、紙送りローラ153とその従動ローラ154、排紙ローラ155とその従動ローラ156、用紙を検知する検知センサ157a、157b等が配設されている。サブローラ151は、給紙トレイ210から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ230に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ152a、152b、152cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ151は、給紙部130から給紙されるロール状の用紙を排紙部230に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ152cとともに挟持して搬送させるようになっている。
紙送りローラ153は、反転搬送されてきたカットされた用紙もしくは給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ154とともに挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。排紙ローラ155は、プラテン163を通過してくる用紙を単独で支持し、あるいは従動ローラ156とともに挟持して排紙トレイ230上へ排紙するようになっている。検知センサ157aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ157bは、反転搬送されてくるカットされた用紙もしくは搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。
従動ローラ156は、排紙ローラ155上に搬送されてくる用紙の記録面に対し当接または離間するギザローラ11及びコロローラ12と、これらのローラ11、12の当接・離間を切り替える切替軸14を備えている。ギザローラ11は、周面に鋸刃状の突起が形成されており、用紙の記録面に食い込んで用紙を排紙ローラ155と挟持することにより確実に搬送するようになっている。
コロローラ12は、周面が滑らかに形成されており、用紙の記録面を押圧して用紙を排紙ローラ155と挟持することにより確実に搬送するようになっている。そして、切替軸14の周面には、ギザローラ11とコロローラ12とギザローラ11やコロローラ12が配設されていないレリース部13が円周方向に所定間隔を空けて配設され、かつこれらが軸方向に所定間隔を空けて複数組配設されている。
このような従動ローラ156によれば、切替軸14を回転させることにより、ギザローラ11とコロローラ12、ギザローラ11とレリース部13、コロローラ12とレリース部13を任意に切り替えることができる。このギザローラ11とレリース部13またはコロローラ12とレリース部13の切替は、用紙の記録面に対するギザローラ11またはコロローラ12の当接・離間を擬似的に行っていることになる。したがって、上記各切替により多くの属性の用紙に対応することができる。なお、従動ローラ156には、ギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の3種を各1個ずつ配設するようにしたが、これに限定されるものではなく、1種以上を2個以上で任意の組み合わせで配設するようにしても良い。
記録部160には、キャリッジ161と、記録ヘッド162、プラテン163及び支持リブ164等が配設されている。キャリッジ161は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジモータによってキャリッジベルトが作動すると、キャリッジベルト165の動きに連行され、ガイド軸に案内されて用紙上を搬送直交方向に往復移動するようになっている。さらに、キャリッジ161は、下方の用紙に向けてインク滴を吐出可能な記録ヘッド162が搭載されている。
記録ヘッド162は、例えば2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ダークイエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの6色のインク滴をそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からプラテン163上の用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
プラテン163は、その上面である記録案内面163aにて、紙送りローラ153及び従動ローラ154から排紙ローラ155及び従動ローラ156に向かって搬送される用紙を支持して案内し、あるいは支持リブ164とともに支持して案内するようになっている。プラテン163の記録案内面163aには、縁無し印刷のときに用紙の側端部から外れたインクを吸収するインク吸収材167(図9参照)が配設されている。これにより、無用なインクを回収することができるので、無用なインクによる用紙の汚染を防止することができる。さらに、用紙をプラテン163の記録案内面163aに吸着する吸引孔168(図9参照)が穿設されている。これにより、記録ヘッド162のノズル形成面と用紙の記録面との距離を一定に保つことができるので、高記録精度を維持することができる。
支持リブ164は、プラテン163の記録案内面163aに形成されているスリット163bから突き出しまたは引っ込むリブ21と、このリブ21の突出・引込を切り替える切替軸22を備えている。リブ21は、略三角形の板状に形成されており、円弧状の一角部が記録案内面163aから突き出て用紙を支持するようになっている。切替軸22は、両端がプラテン163の側面163cに軸支持されている。そして、切替軸22の周面には、リブ21が軸方向に所定間隔を空けて複数個配設されている。
このような支持リブ164によれば、切替軸22を回転させることにより、プラテン163の記録案内面163aに形成されているスリット163bにおいて、リブ21における円弧状の一角部と平坦な部分とを任意に切り替えることができる。すなわち、プラテン163の記録案内面163aに形成されているスリット163bに、リブ21の円弧状の一角部を位置決めすることによりリブ21を突き出させることができ、リブ21の平坦な部分を位置決めすることによりリブ21を引っ込めることができる。したがって、上記切替により後で詳述する多くの属性の用紙に対応することができる。
図7は、上記ロール紙ホルダ132の詳細構成を示す斜視図である。このロール紙ホルダ132は、1本のロール紙スピンドル132aと、このロール紙スピンドル132aの両端に嵌め込まれる一対のロール紙フランジ132bを備えている。ロール紙スピンドル132aは、ロール状の用紙Rの中空軸部内に挿入される。ロール紙フランジ132bは、ロール紙スピンドル132aが挿入されたロール状の用紙Rの中空軸部の両端部にそれぞれ嵌め込まれる。
ここで、プラテン163の記録案内面163aには吸引孔168が穿設されているので、全サイズのロール状の用紙Rの側端部に対応してインク吸収材167を配設することは困難であり、例えばA2判と8インチのサイズのロール状の用紙Rの側端部に対応するインク吸収材167は配設されていない。そこで、ロール紙ホルダ132は、一方のロール紙フランジ132bのボス132ba(図8参照)に嵌め込まれて内側面132bb(図8参照)に当接する円盤状のスペーサ132cを備えている。
このスペーサ132cを使用する場合は、先ず、図8(A)に示すように、ロール紙スピンドル132aに挿入されている一方のロール紙フランジ132bをロール紙スピンドル132aの一端から引き抜く。そして、図8(B)に示すように、ロール紙スピンドル132aの一端からスペーサ132cを挿入し、図8(C)に示すように、ロール紙スピンドル132aの他端側に挿入固定されている他方のロール紙フランジ132bのボス132baに嵌め込んで内側面132bbに当接させる。
そして、図8(D)に示すように、ロール紙スピンドル132aの一端からロール状の用紙Rの中空軸部を挿入して貫通させ、ロール紙スピンドル132aの他端側に挿入固定されている他方のロール紙フランジ132bのボス132baに嵌め込んでスペーサ132cに当接させる。そして、図8(E)に示すように、引き抜いた一方のロール紙フランジ132bをロール紙スピンドル132aの一端から挿入して、ロール状の用紙Rの中空軸部に填め込む。これにより、ロール状の用紙Rはロール紙ホルダ132と共に回転可能となる。
このようなスペーサ132cをロール紙フランジ132bに取り付けることにより、A2判または8インチのサイズのロール状の用紙Rの一端部に当接して側端部の位置をずらすことができる。これにより、図9に示すように、プラテン163の記録案内面163aにおけるA2判または8インチのサイズのロール状の用紙Rのスペーサ132cが無いときの側端部の位置P1、P2をスペーサ132cが有るときの側端部の位置P11、P12に移動させることができる。
よって、別サイズのロール状の用紙Rの側端部に対応するインク吸収材167を使用することができるので、A2判または8インチのサイズのロール状の用紙Rであっても縁無し印刷が可能となる。なお、このときのA2判または8インチのサイズのロール状の用紙Rの他方の側端部の位置はP3からP13に移動するが、既存のインク吸収材167の範囲内であるのでそのまま使用することができる。また、スペーサ132cをロール紙フランジ132bから取り外すことにより、A2判または8インチ以外のサイズのロール状の用紙Rも縁無し印刷が可能となる。
図10は、本発明の特徴的な部分を含む給紙部130側からインクジェット式プリンタ100を見た斜視図である。この給紙部130は、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー131と、ロール状の用紙がセット可能なロール紙ホルダ132と、これらの両端を支持する支持部133を有するロール紙ユニット(収納部)31を備えている。このロール紙ユニット31は、図10(A)に示すように、プリンタ本体(装置本体)32の背面の上部後方に突き出るように配設されている。そして、ロール紙ユニット31は、図10(B)に示すように、プリンタ本体32から分離することができる。このように、インクジェット式プリンタ100は、ロール紙ユニット31がプリンタ本体32に対して着脱自在に構成されているのでコンパクトにすることができ、インクジェット式プリンタ100の設置作業や修理作業等のときにインクジェット式プリンタ100を容易に搬送することができる。
図11は、ロール紙ユニット31とプリンタ本体32との着脱構造を示す斜視図である。ロール紙ユニット31の支持部133を構成するフレーム133aには、プリンタ本体32を構成するフレーム32aに設けられているスリット(係止部)32bに対して引っ掛けることが可能な鉤状の爪(係止部)133bと、フレーム32aに設けられているメネジ32cに対して手動で螺合可能なツマミネジ(締結手段)133cを備えている。このような構成において、ロール紙ユニット31をプリンタ本体32から取り外すときは、ツマミネジ133cをメネジ32cから外し、フレーム32aに沿ってフレーム133aを持ち上げ、爪133bをスリット32bから外す。また、ロール紙ユニット31をプリンタ本体32に取り付けるときは、爪133bをスリット32bに挿入し、フレーム133aをフレーム32aに沿って下ろし、ツマミネジ133cをメネジ32cに螺合する。このように、特別な器具を用いなくてもロール紙ユニット31とプリンタ本体32とを手作業のみで容易に分離することができる。
なお、ロール紙ユニット31の支持部133には、ロール紙スピンドル132aの端部に設けたトルクリミッタの逆転の際に発生する歯飛びを防止して用紙のスキューを無くすために、トルクリミッタの歯部と当接する当接部材が設けられている。この当接部材との当接によるトルクリミッタの歯部に掛かる反力は、ロール紙がセットされたロール紙ホルダ132の自重より小さくなるように設定されている。また、ロール紙スピンドル132aの端部には位置決めキャップが圧入されているが、ロール紙スピンドル132aをロール紙ユニット31の支持部133から取り出すときに、この位置決めキャップが抜けないように、ロール紙ユニット31の支持部133には、C面取りが施されている。
このような構成において、インクジェット式プリンタ100にてロール状の用紙に記録する場合の動作について説明する。先ず、ユーザは、ロール状の用紙をロール紙ホルダ132に装着して給紙部130に装填する。そして、ロール状の用紙の先端を引き出して紙送りローラ153とその従動ローラ154の当接部に突き当てる。次に、インクジェット式プリンタ100の制御部は、ロール状の用紙に対応する従動ローラ156と支持リブ164の切替を行う。すなわち、従動ローラ156はレリース部13に切り替えられ、支持リブ164のリブ21は引っ込められる。そして、ロール状の用紙のスキュー取り及び頭出しを行う。
スキュー取り及び頭出しが完了したロール状の用紙は、図示しない紙送りモータにより駆動されている紙送りローラ153とその従動ローラ154に挟持されて記録部160へ搬送される。搬送されるロール状の用紙は、吸引ポンプによりプラテン163上に吸着されて平坦にされ、キャリッジモータとタイミングベルトにより走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により記録される。
このとき、制御部は、例えばイエロー、ライトイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ153の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、記録が完了したロール状の用紙はカットされ、図示しない紙送りモータにより駆動されている排紙ローラ155により給排紙部140へ排紙され、給排紙トレイ200の排紙トレイ230上へ積層載置される。
収納部を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 図1のプリンタの給排紙トレイの斜視図である。 図2の給排紙トレイの使用形態を示す斜視図である。 図2の給排紙トレイの別の使用形態を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す断面側面図である。 ホッパ上の用紙と給紙ローラとの接触状態を示す図である。 図1のプリンタのロール紙ホルダの詳細構成を示す斜視図である。 図7のロール紙ホルダへのロール状の用紙の装着手順を示す斜視図である。 図7のスペーサの効果を説明する図である。 給紙部側からインクジェット式プリンタを見た斜視図である。 ロール紙ユニットとプリンタ本体との着脱構造を示す斜視図である。
符号の説明
11 ギザローラ、12 コロローラ、13 レリース部、14 切替軸、21 リブ、22 切替軸、31 ロール紙ユニット、32 プリンタ本体、32b スリット、100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、104 カートリッジ収納部、105 カートリッジカバー、110 操作部、111 ボタン、112 液晶パネル、130 給紙部、132 ロール紙ホルダ、132a ロール紙スピンドル、132b ロール紙フランジ、132c スペーサ、133 支持部、133b 爪、133c ツマミネジ、140 給排紙部、141 ホッパ、142 給紙ローラ、143 分離部材、150 搬送部、151 サブローラ、152a、152b、152c 従動ローラ、153 紙送りローラ、154 従動ローラ、155 排紙ローラ、156 従動ローラ、160 記録部、161 キャリッジ、162 記録ヘッド、163 プラテン、163a 記録案内面、164 支持リブ、167 インク吸引材、168 吸引孔、200 給排紙トレイ、210 給紙トレイ、230 排紙トレイ

Claims (3)

  1. ロール状の記録媒体を保持する媒体保持手段が収納される収納部を備えた記録装置であって、
    前記収納部は、装置本体に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記収納部は、前記装置本体に対して係止可能な係止部と手動締結可能な締結手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
    請求項1または2に記載の収納部を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8177213B2 (en) 2009-01-23 2012-05-15 Seiko Epson Corporation Adjustable tray for printer having cutter
US11325404B2 (en) 2019-12-19 2022-05-10 Seiko Epson Corporation Recording apparatus including roll body support unit

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