JP2005165864A - コマンド入力方法、画像表示方法及び画像表示装置 - Google Patents

コマンド入力方法、画像表示方法及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マウスによりダイアログボックスに表示されたメニューを選択することなどの煩わしい操作を行うことなく、表示画面に所定形状を有する物体を置き、人がその物体を移動させるだけの簡単な操作により、表示画面に表示された画像を操ることが可能な画像表示方法及び画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】裏面側から画像が投影され、該裏面側とは反対側の表面側に投影された画像が表示される表示画面の該表面側に載置された所定形状の物体を、該裏面側から撮像素子で撮影し、得られた撮像データに基づいて、該表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、物体の識別情報及び移動情報に応じて情報機器やロボットなどの装置にコマンドを入力したり表示画像を操作することや、投影画像が表示される表示画面上に載置した物体を操作したり、表示画面にマーカ等を用いて描画することにより、投影画像に対してそれらの物体や描画に応じた変化が与えられる仕組みを構築し、マン・マシン・インタフェースを向上させたコマンド入力方法、画像表示方法及び画像表示装置に関する。
今日、コンピュータをはじめとする情報機器の高度化、多様化は目覚しいものがあり、情報機器を用いたさまざまシステムが開発、導入されている。しかしながら、そのようなシステムが普及すればするほど、それらシステム全体の機能的、かつ効率的なオペレーションの重要性が増大しつつある。そのため、システムを操作する人間と、システムを構成するコンピュータなどの情報機器の特性を考慮した調和のとれた、人間との親和性の高いシステムの構築が不可欠となっている。特に、人間と機械とが協力して複雑な仕事を効率的に処理するマンマシンシステムなどにおいては、ユーザインタフェース、特に入出力機器の操作性が重要な要素になっている。
すなわち、人間がその感覚器を用いて知覚可能な情報による外部表現としての出力インタフェース、および人間がその手や体を用いて情報を操作可能にするための制御機構としての入力インタフェースが重要であるとされる。
今日、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)に対しマウスなどを用いたインタラクションが盛んに採用されている。しかしながら、それらGUIは、視覚、聴覚によるインタラクションであって、間接的な操作であり、直接的な操作性を高めるためには個々の情報特有な触覚的なフィードバックが必要であるという思想の下、「情報と物理世界を融合するタンジブル・ユーザ・インタフェース(Tangible User Interface)」が提唱されている。TUIにおいては、Tangible bitと称する物体による操作を可能にする仕組みが設けられている(非特許文献1参照)。
また、Sense Tableと称する表示画面上に複数のワイヤレスな物体の位置と方向を電磁的に探知するシステムについて紹介し、さらに探知方法に関し、例えばコンピュータビジョンを導入した2つの改良例についても紹介されている。改良例の1つは、光の吸収や変化に反応することなく迅速かつ正確に物体を探知するシステムであり、他の改良例は、探知された物体がその状態を修正可能にする物理的なダイアルと修正器を備えたシステムである。なお、システムは、変化をリアルタイムに検出することができるようになっている(非特許文献2参照。)
そのほか、液晶プロジェクタの表示画面に画像を投影し、その表示画面の上方に設けたカメラでその表示画面上に置かれた物体や手を認識するようにしたシステムも開示されている。
一方、仮想空間内のCG(コンピュータグラフィックス)で表されたモデル(仮想物体)の動きや形状を、認識対象の動きや位置などの情報を基に制御するバーチャル・リアリティーに関する技術開発が、映画や放送などの分野で盛んに行われている。
しかしながら、仮想空間による臨場感を高めるためには特殊なウエアやジョイスティックなどの特殊な装置が必要となる上、仮想空間内の物体を制御して違和感なく仮想物体との融合を図るまでにはいたっていない。そこで、認識対象の位置と方向に関する情報を抽出し、その抽出された情報に基づいて、認識対象に対応する仮想空間内の制御対象を制御する技術が開示されている(特許文献1)。
また、一般事業所においては、意思決定やアイデンティティー獲得を目的とする会議などの場において、プロジェクタや電子黒板などの投影型表示装置を用いて視覚に訴える方法が盛んに用いられている。しかしながら、TPO(Time Place Occation)に応じて、表示された画像に重畳させて文字や絵などを書き加えることや、書き加えられた文字などを電子データとして取り込む機能が必要であるとの根強い要望がある。
このため、投影画像が表示される投影面に画像を書き込むことができる上、その書き込まれた画像を撮影する撮影部や元の画像に書き加えた画像を元の画像と合成する合成手段を設けたものがある(特許文献2参照)。
特開2000−20193号公報 特開2003−143348号公報 「タンジブル・ビット:石井 裕」IPSJ Magazine Vol.43No.3 Mar.2002 「Sensetable:James Patten,Hirosi Ishii,etc.」CHI2001,Mar.31−April52001,ACM Press
しかしながら、文献1に開示された技術では、仮想空間内に動きのある対象物を表示させるためには、表示させたい現実の認識対象物を準備して、その現実の認識対象物を仮想空間内の対象物に与えたい動き通りに実際に動かしてやる必要がある。また、文献2に開示された技術では、投影面に書き込んだ画像そのものを表示することや、電子データとして保存することはできるが、投影されている画像を書き込んだ画像で操作することまではできない。
本発明は、上記事情に鑑み、現実の認識対象物を準備する煩わしさを回避することができる上、物体の識別情報及び移動情報に応じて装置や表示画像を操作するコマンド入力を可能にしたり、キーボードによるコマンド投入や、マウスによるメニュー選択を行うなどの煩わしい操作をすることなく、表示画面に所定形状を有する物体を置いて、人がその物体を移動させるだけの簡単な操作により、表示画面に表示された画像を操ることが可能な、コマンド入力方法、画像表示方法及び画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明のコマンド入力方法は、物体の識別情報及び移動情報を取得し、取得された情報に応じて所定の装置にコマンドを入力することを特徴とする。
このように物体の識別情報及び移動情報に応じて装置にコマンドが入力されるので煩わしい操作が不要となる。
上記の目的を達成する本発明のコマンド入力方法は、物体を撮影し、取得された該物体の識別情報及び移動情報に応じて所定の装置にコマンドを入力することを特徴とする。
このように物体を撮影することにより得られた識別情報及び移動情報に応じて装置にコマンドが入力されるので操作が簡単になる。
上記の目的を達成する本発明の画像表示方法は、物体を撮影し、取得された該物体の識別情報及び移動情報に応じて表示画面に表示される画像を操作することを特徴とする。
このように物体を撮影することにより得られた識別情報及び移動情報に応じて装置にコマンドが入力されるので表示画面に表示される画像を簡単に操ることが可能になる。
上記の目的を達成する本発明の画像表示方法は、裏面側から画像が投影され、該裏面側とは反対側の表面側に投影された画像が表示される表示画面の該表面側に載置された所定形状の物体を、該裏面側から撮像素子で撮影し、得られた撮像データに基づいて、該表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする。
このように、表示画面に画像を表示する一方、表示画面上に固有の情報を与えた物体を載せ、人がその物体を操作すると、その物体を裏面側から撮影して、その物体の固有の情報や動きの情報が伝達され、その伝達された情報により表示された画像を操作し、変化させることができるので、画像操作に臨場感を与えつつ表示画面に表示される画像を簡単に操ることが可能になる。
上記の目的を達成する本発明の画像表示装置は、裏面側から画像が投影され、該裏面側とは反対側の表面側に投影された画像が表示される表示画面と、
上記表示画面に投影される所定の画像を形成する投影画像形成部と、
上記表示画面の上記表面側に載置された所定形状の物体の底面及び該底面に付された識別子を、上記裏面側から撮影して撮像データを得る撮像部と、
上記撮像データに基づいて上記物体の識別情報および移動情報を取得する物体認識部と、
上記物体の識別情報および移動情報に基づいて、上記投影画像形成部が形成する上記画像を操作する操作処理部とを備えたことを特徴とする。
このように、表示画面の裏面から画像を投影するので、表面側に人手による線図などを描画することが可能になり、また、物体の底面や底面に付された識別子により識別情報や移動情報を取得し、取得した情報に基づいて投影画像を操作し、変化させることができるので、画像操作に臨場感を与えつつ表示画面に表示される画像を簡単に操ることが可能になる。
本発明のコマンド入力方法、画像表示方法及び画像表示装置によれば、物体の形状や移動ベクトルによってロボットや情報機器などの装置に所定の指令を簡単操作で送ることが可能となる。また表示画面に載置したり、移動させる物体の底面に、コマンドに代わる、固有の意義を有する識別子が付されており、物体の底面や識別子を認識すること、物体の移動ベクトルを認識して所定の情報を得ることができる上、得られら情報を伝達することにより表示画面に投影される画像に新たな画像を加えたり、投影される画像にアクションを加えることができる。また、表示画面に人手により描画された線図に、コマンドに代わる、固有の意義を与えることにより、線図を、物体の底面や識別子の補助的手段として用いることもできる。したがって、表示画面に置かれた所定の物体を人手で動かすや線図をマーカなどで描画することにより、表示画面に表示される投影画像を、臨場感を与えつつ簡単に繰ることが可能になり、操作性が著しく向上する。
以下に、本発明のコマンド入力方法、及び画像表示方法を使用した、本発明の画像表示装置の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明の画像表示装置の第1の実施形態を示す概略図であり、図1は概略斜視図、図2は概略断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態の画像表示装置は、矩形の平面部10を有し、デスク状の表示部1と、図示しない本体部2とを備えている。
表示部1は、矩形の平面部10の中央部分に、内部から投影された画像が表示される矩形のスクリーン(本発明の表示画面に相当する。)11を備えている。
図2に示すように、画像表示装置の表示部1は、中央部分にスクリーン11がはめ込まれた平面部10と、平面部10を支える筐体12と、筐体12内に設けられ、スクリーン11に画像を投影するプロジェクタ13と、スクリーン11の裏面側全体が視野角14aとなる位置に配置され、スクリーン11を裏面側から撮影するCCDカメラ(本発明の撮像部に相当する。)14とを備えている。そして筐体12内に配置されたCCDカメラ14と図示しない本体部(物体領域抽出部)2とはコードで接続され、筐体12内に配置されたプロジェクタ13と図示しない本体部(投影画像形成部)とは光学的に結合されている。
スクリーン11は、2重構造をなし、スクリーンの裏面側には投影画像が投影される投影面11aが設けられ、スクリーンの表面側には水性ペンやホワイトボード用マーカなどを用いて描画可能な書き込み面11bが設けられ、投影面11aと書き込み面11bとは密着させて一体化されている。書き込み面11b及び投影面11aはともに透明であるが、投影面11aの書き込み面11bと密着する側の表面には微小な凹凸が設けてあり、投影面11aに画像が投影されると、その光はわずかに散乱して透過するので、書き込み面11bが設けられたスクリーン11表面側の上方の、いろいろな角度からその投影された画像を視認することができるように構成されている。
ここで、書き込み面11bの表面には傷が付きにくいように、透明保護シートを被覆することにしてもよく、また透明な塗料などによりコーテイングすることにしてもよい。
本体部2は、CCDカメラ14で撮影された物体の底面の撮像を認識して物体の情報(識別情報および移動情報のうちの何れか一方または双方)を取得し、取得された情報に応じてプロジェクタ13からスクリーン11の裏面側に投影される投影画像を操作することができる。
ここで、本体部2は、本実施形態の画像表示装置専用に作成されたものであっても、パーソナルコンピュータに所定のソフトウエアがインストールされたものであってもよく、さらに、筐体12内に配置されたものであってもよい。
プロジェクタ13は、反射ミラーやビームスプリッターなどの光学系により本体部2のディスプレイと結合され、本体部2で形成された所望の画像をスクリーン11の投影面11aに投影することができる。
CCDカメラ14は、例えばUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)インタフェースを介して本体部2にコードで接続され、スクリーン11の表面側、すなわち書き込み面11aに載置された物体や描画された図形などをスクリーン11の裏面側、すなわち投影面11a側から所定の時間間隔で連続撮影し、撮像データを得ることができる。
次に、本実施形態の画像表示装置の作用について説明する。
本体部2で形成された画像は、プロジェクタ13によってスクリーン11の裏面側に投影され、スクリーン11の表面側にいる人は、その投影された画像を視認することができる。
また、物体の底面に、予めパターンが登録された識別コード(例えば、形状とサイズにより識別されるマーク)を付し、その物体をスクリーン11の表面側に載置すると、スクリーン11を介して裏面側からその底面に付された識別コードをCCDカメラ14で撮影することができる。CCDカメラ14で撮影された識別コードの撮像データは本体部2に送られる。
本体部2では、送られた撮像データから、物体が置かれた位置及び物体の識別情報を取得することができる。本体部2には、いろいろな方向を向いた識別コードが撮影された撮像データがパターン認識用辞書として登録されているので、送られた撮像データとそのパターン認識用辞書とを対比して識別コードをパターン認識することができる。識別コードには、コンテンツを構成する素材やその素材の動きの情報をくくりつけておくことができる。また、物体を人が移動させたときは、連続撮影された撮像データからその物体の移動ベクトルを求め、スクリーンに投影されている画像にその移動ベクトルに応じた動きを与えることもできる。
図3は、本実施形態の画像表示装置の本体部を示す図である。
図3に示すように、本体部2は、CCDカメラ14とのインタフェースを有し、CCDカメラ14で撮影された撮像の撮像データを2値化し、物体が載置されたスクリーン11上の位置、底面の輪郭および識別コードの情報を抽出する物体領域抽出部21と、プロジェクタ13とのインタフェースを有し、プロジェクタ13によりスクリーン11の裏面側から投影される画像を、所定のアプリケーション・プログラム24aに従って形成する投影画像形成部24と、物体領域抽出部21により抽出された識別コードの情報を、予めメモリに記憶された、パターン認識用辞書とパターンマッチングを行い、その物体の識別情報及び物体の方向に関する情報を得る物体認識部22と、物体認識部22で得た識別情報及び物体の方向に関する情報に基づいて、投影画像形成部24で所定のアプリケーション・プログラム24aに基づいて形成される画像に新たなコンテンツやアクションを加えてプロジェクタから投影される画像を操作する操作処理部23とを備えている。
投影画像形成部24は、アプリケーション・プログラム24aに従って形成された画像をプロジェクタ13に送り、プロジェクタ13は、スクリーン11の裏面側にその画像を投影する。
投影された画像は、スクリーン11の表面側から視認することができるので、その画像を視認した人が、そのスクリーン11の表面側に予め準備された複数の物体を載置する。
CCDカメラ14は、その複数の物体の底面を撮影して撮像データを得る。その物体の底面には、識別コードが付されており、撮像データにはその識別コードの情報が含まれている。
物体領域抽出部21は、その撮像データを解析して物体の配置位置、底面の輪郭および識別コードの情報を抽出する。そして、抽出された情報は、物体認識部22に送られる。このとき、物体の底面の輪郭の情報は、投影画像形成部24にも送られる。投影画像形成部24は、その情報により物体がスクリーン11上に載せられたことを検出することができるので、投影面11aの、その物体の底面を含む領域が一様に白くなるような光画像を所定の時間間隔でプロジェクタ13に送る。
このように物体の底面を含む領域が一様に白くなるような光画像が投影されることにより、CCDカメラ14により撮像された撮像データは、2値化されたときに物体の底面の輪郭や識別コードの情報をより鮮明に捉えることができる。
物体認識部22は、物体領域抽出部21により抽出された識別コードにより、パターン認識用辞書を用いて物体の識別情報を取得することができるので、その識別情報に応じた所定のデータを操作処理部23に送る。操作処理部23は、その送られたデータをアプリケーション・プログラム24aに加え、投影画像形成部24により形成される画像を操作する。
ここで、「画像を操作する」とは、スクリーン11にすでに投影されている画像に、物体の識別コードに応じた新たな画像を重畳させることや、新たな画像を単独で表示させること、又はスクリーン11に載せた物体を人手で移動させたときに、その物体の動きを認識した移動情報に応じてスクリーン11にすでに投影されている画像に動きを与えることを意味する。具体的には、操作処理部23からコンテンツの素材データ及びアクションデータを投影画像形成部24に送り、投影画像形成部24におけるアプリケーション・プログラム24aにそれらのデータを加えることにより、識別コードに対応する新たな物体の画像が重畳され、あるいは、すでに形成されている画像に、物体を人手で移動させた物体の軌跡に応じた動きが与えられる。
図4は、物体の底面に付された識別コードの例を示す図である。
図4に示すように、物体の底面5は、物体がスクリーン11の表面側、すなわち書き込み面11b上に載置されたことが容易に検出することができるような輪郭5a、例えば閉じた形状となる円形をなし、その輪郭5aの内側に識別コード6が配置されている。ただし、例えば図4(a)に9つの小方形からなる方形が識別コード6になっているときは、その識別コード6が回転したときに、CCDカメラ14による撮像データによって同一被写体と認識される関係にある、図4(b)に示すような3種類の形状(例えば、9つの小方形からなる方形6a、5つの小方形を交互に配置した図形6b、3つの小方形を直列に配置した矩形を平行に配置した図形6cは、識別コードに採用することができない。また、図4(c)に示す6つの小方形からなる矩形と直線とからなる2種類の図形6d,6eのように、それぞれの物体が回転したときにCCDカメラ14による撮像データによって同一被写体と認識される関係にあるものも識別コードとして採用することができない。
図5は、CCDカメラ(本発明の撮像部)により撮影された本実施形態の物体の底面の一例を示す模式図である。
図5(a)は、スクリーンの表面側に物体を載置したときの物体の底面を撮影した撮像を示す図であり、図5(b)は、スクリーンの投影面全体が白くなるようにして物体の「底面」5を撮影した撮像を示す図であり、図5(c)は、スクリーンの表面側に物体を載置するとともに、書き込み面に「線(矢印)」を描画したときの物体の「底面」5および「線」7を撮影した撮像を示す図であり、図5(d)は、スクリーンの投影面全体が白くなるようにして物体の「底面」5および「線」7を撮影した撮像を示す図である。
ここで、本例では、ロッドインテグレータを光源に採用したプロジェクタを用いているので、スクリーンの投影面全体を白くして撮影したときは、ハイライト部に「矩形の黒」8が表示される。ただし、「底面」5および「線」7とは十分濃度差があり、「底面」5および「線」7をそれぞれ認識可能である。
このように、スクリーンの投影面を一時的に白くすると、スクリーンの表面側に載せられた物体の底面を確実に捉えることができる。
図6は、図5(b)において、スクリーンの投影面全体が白くなるようにして物体の底面を撮影して得た撮像データを、所定の閾値で2値化した後に表示された「底面」5を示す図である。
図6に示すように、撮像データを所定の閾値で2値化すると、例えばロッドインテグレータを光源に採用したプロジェクタを用いることにより表示されるハイライト部の矩形の黒部分やその他のノイズをカットすることができるので、底面の輪郭と位置を正確に捉えることができる。
図7は、撮像データに、文字切り出し技術を適用した例を示す模式図である。
図7に示すように、撮像データをX方向に射影したX方向濃度ヒストグラム50とY方向に射影したY方向濃度ヒストグラム51を作成し、物体が載置された底面の位置、輪郭および識別コードを捉えることができる。
図6及び図7では物体が静止した状態を示しているが、プロジェクタ13から所定の時間ごとにスクリーン11の投影面11a全体あるいは所定領域を白くして、CCDカメラ14で撮影し、各時間毎に得られた撮像データの差分を求めることや、物体の底面の各点の移動ベクトルを求めることなどの周知の方法を用いて、物体が移動する時の移動情報を得ることもできる。
ここで、移動する物体の底面を、一定の時間毎に投影面11aの所定領域を白くしてCCDカメラ14で撮影すると、残光などによりちらつきが目立つ場合がある。その場合には、投影面11aを白くする前に、通常の画像が表示された状態における撮像データによって物体の位置を検出し、物体が検出された後に投影面11a全体を一定時間白くして撮影することや、物体が存在する領域のみを継続的に白くして撮影することによって対処することが可能である。
図8は、物体認識部の詳細を示す図である。
図8に示すように、物体認識部は、物体領域抽出部21から、物体の配置位置、底面の輪郭および識別コードの情報を受け取り、例えばテンプレートマッチングを用いて物体の識別情報と物体の方向に関する情報を得るパターン照合部22aと、いろいろな方向を向いた識別コードの撮像データを記録し、各撮像データと識別コードにより表される識別情報とを対応させたパターン認識用辞書を用意し、パターン照合部22aにおけるパターンマッチングに用いるパターン認識用辞書22bと、所定の時間間隔で所得された撮像データに基づいて物体の移動方向を演算する方向演算部22cとを備えている。
ここで、パターン認識用辞書22bは、スクリーンに載置された物体の向きを変化させて底面の識別コードを撮影した撮像から作成されているが、必ずしもこの方法に限定する必要はなく、物体の向きを変化させることなく撮影されたものにより作成してもよい。その場合、物体領域抽出部21から受け取った物体の識別コードの情報を所定の角度ずつ回転させてパターンマッチングさせてもよい。また、パターン認識を高速で行う場合には、パターン認識用辞書22bに、底面を回転させた場合の撮像データも記録することにより、識別コードと物体の方向を同時に認識することができる。なお、方向分解能をnとすれば、パターン認識用辞書22bに記録されるデータもn倍になるが、識別コードは画像の操作用であり、100種類程度設ければよいのでパターンマッチングに要する時間に対する影響はほとんど認められない。さらに、例えば類似度が高い2つの識別コードの方向に関するデータは類似度に応じて内挿法を適用することにより方向に関する精度を向上させることができる。
すなわち、識別コード1の類似度をr1、方向をd1とし、識別コード2の類似度をr2、方向をd2とすれば、求める方向dは、
d=(r1×d1+r2×d2)/(r1+r2)で求めることができる。
パターン照合部22aは、パターン認識用辞書22bを参照し、物体領域抽出部21から受け取った物体の識別コードの情報から、類似度の高い上位2つの方向の情報を取得し、取得した2つの方向の情報を方向演算部22cに渡す。
方向演算部22cは、所定の時間間隔で所得された撮像データそれぞれから抽出された物体の配置位置の情報、および物体の方向の情報に基づいてそれぞれの時間に撮影された物体の底面の移動ベクトルを求め、その移動ベクトルから、それぞれの時間における移動方向および移動距離を求める。
ここでは、移動ベクトルを用いているが、これに限定されず、例えば差分画像を利用して求めることもできる。
物体領域抽出部21により抽出された物体の位置情報、パターン照合部22aにより取得された識別コード、および方向演算部22cにより求められた移動方向の情報は操作処理部23に送られ、操作処理部23は送られた情報を基に、プロジェクタ13からスクリーン11に投影される画像を形成する投影画像形成部24にデータを送り、スクリーンに11投影される画像を操作することができる。
ここで、スクリーン11に投影される画像の操作は、スクリーン11の表面側に設けられた書き込み画面11bに水性ペンやマーカを用いて描画することによっても行うことができる。
図9は、スクリーンの表面側に載置された物体と視認できる画像とを一例として示す図である。
図9(a)に示すように、スクリーンの表面側には、水の流れを模した多数の記号が記録された画像が表示されている。そして、スクリーンの表面側には、木杭または石を模した、左上方に載置されている物体4Bと、右下方に載置されている物体4Aとがある。水の流れを模した多数の記号100は、物体4A、4Bをよけるような流れをあらわしている。そして、右下方に載置されている物体4Aを人力で矢印Z方向に移動させると、水の流れを模した多数の記号100は、物体4Aの移動にあわせて物体4Aをよけるように流れの方向を変化させる。そして、物体4Aの移動が図9(a)に示す位置で停止すると、水の流れを模した多数の記号100は、停止した物体4Aをよける流れに落ち着き、以後、物体4A,4Bが移動しない限りその流れは変わらない。
本実施形態の画像表示装置に用いる物体の底面には予めパターンが登録された識別コードが付されているが、必ずしも識別コードである必要はない。また、底面には、必ずしも識別子を付す必要はなく、底面の形状などによって夫々の識別情報が認識できるようにしてもよい。
また、識別コードの撮影時にはスクリーンの投影面を白くしているが、投影される画像の状態や、底面及び識別コードと画像とのコントラスト、それぞれからの反射光の波長域とCCDカメラの感度如何によっては、必ずしも投影面を白くする必要はない。
本実施形態は、物体の底面を裏面から撮影して取得した識別情報及び移動情報に基づいて、裏面から投影されるスクリーンに表示される画像を操作する例に基づいて説明したが、識別情報及び移動情報は、必ずしも裏面から撮影する必要はない。また、識別情報及び移動情報は撮影により取得しているが、必ずしも撮影によって取得されたものである必要はなく、物体から発する光や電磁波などを感知することにより取得することもできる。
さらに、本実施形態では、物体の識別情報及び移動情報が取得される場所と取得された情報に基づいて画像が操作される場所とが同じであるが、情報の取得場所とその情報によってコマンドが入力され、何らかのものが操作される場所とが離れていてもよい。すなわち、物体を動かすことにより取得された識別情報及び移動情報によってたとえば遠隔地にあるロボット、機械装置、情報機器などにネットワークなどを介してコマンドを送り、リモートコントロールすることもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態と比べて、本体部がスクリーン(表示画面)の表面側に人手により描画された図形や線などの情報を物体の底面の情報とは別に抽出して処理する点が相違する。しかし、それ以外の点は共通するので相違する本体部について説明する。
図10は、本発明の画像表示装置の第2の実施形態を示す本体部の概略構成図である。
図10に示すように、本実施形態の本体部2は、CCDカメラ14とのインタフェースを有し、CCDカメラ14で撮影された撮像の撮像データを2値化し、物体が載置された領域に係る撮像データに基づいてスクリーン上の位置、底面の輪郭および識別コードの情報を抽出する物体領域抽出部21と、CCDカメラ14で撮影された撮像の撮像データを2値化し、物体が載置された領域を除く領域に係る撮像データを微分することにより、スクリーン11の表面側、書き込み面11bに、マーカなどを用いて人手で描画された図形や線に関する情報を抽出する線図抽出部25と、線図抽出部25により抽出された情報から特徴を抽出して、その図形や線が、例えば直線、円形、波形、方形などと認識して補助的情報を取得する線図処理部26と、プロジェクタ13とのインタフェースを有し、プロジェクタ13によりスクリーン11の裏面側から投影される画像を、所定のアプリケーション・プログラム24aに従って形成する投影画像形成部24と、物体領域抽出部21により抽出された識別コードの情報を、予めメモリに記憶された、パターン認識用辞書とパターンマッチングを行い、その物体の識別情報及び物体の方向に関する情報を取得する物体認識部22と、物体認識部22で取得された識別情報及び物体の方向に関する情報並びに線図処理部26により認識された補助的情報に基づいて、投影画像形成部24で所定のアプリケーション・プログラム24aに基づいて形成される画像に新たなコンテンツやアクションを加えてプロジェクタから投影される画像を操作する操作処理部23とを備えている。
ここで、操作処理部23は、例えば2つの物体相互が直線で結ばれていると、2つの物体相互が連結されたという情報をアプリケーション・プログラム24a与えることにしてもよい。また、線分の形状(直線、波形など)、色などによって2つの物体の関係に属性を付与することにしてもよい。
図11は、線図処理部により、人手により描画された図形の認識方法の一例を示す図である。
図11に示すように、線図処理部26は、人手により描画された図形の外接方形101を描いてその外接方形101の短辺101aの長さにより、図11(a)に示すような波形と図11(b)に示すような直線とに区分することができる。さらに、外接方形101の面積と対角線の長さとの比により斜め線を区分することができる。
図12は、本実施形態の画像表示装置のスクリーンを俯瞰した状態を示す模式図。
図12(1)に示すように、スクリーン11の表面側に、底面5に付された識別コードが異なる3つの物体4a,4b,4cが載せられる。CCDカメラ14は、それらの物体の底面5を撮影し、物体領域抽出部21は撮像データに基づいてそれぞれの識別コードに係る撮像データを抽出する。物体認識部22は、パターン認識用辞書を参照して、物体4aは銅、物体4bは亜鉛、物体4cは酸素であることを認識する。操作処理部23は、投影画像形成部24に、所定のデータを送り、銅の元素記号Cu、亜鉛の元素記号Zn、酸素の元素記号O、が円内に記された画像を、スクリーン11上のそれぞれの物体4a,4b,4cの隣接位置に投影されるように形成し、プロジェクタ13からスクリーン11に投影する。
次に、 図12(2)に示すように、亜鉛Znと酸素Oとを化合させるため、亜鉛の元素記号Znを表す物体4bと酸素の元素記号Oを表す物体4cとをマーカにより円形の線図9を描いて囲む。CCDカメラ14は、物体4a,4b,4cとともに円形の線図9を撮影し撮像データを得る。線図抽出部25は撮像データに基づいて円形の線図9の撮像データを抽出する。線図処理部26は、円形の線図9であることを認識する。操作処理部23は、物体認識部22で認識された情報と線図処理部26で認識された情報とにより、線図9は物体4bと物体4cとを囲む円形の線図9であり、その円形の線図9は、物体4bと物体4cとを連結する意味であると解釈する。
そこで、 図12(3)に示すように、操作処理部23は、投影画像形成部24において形成されている、銅の元素記号Cu、亜鉛の元素記号Zn、酸素の元素記号O、が円内に記された画像のうち、亜鉛の元素記号Zn、および酸素の元素記号Oが円内に記されたそれぞれの画像を、連結された状態で投影されるように移動させるとともに、連結された後にそれまでとは異なる色彩の画像をスクリーン11に投影する。
このように、人手で描画された図形などについてもスクリーンに投影される画像を操作する上で一定のルールに基づく所定の「意味」を持たせ、識別コードの補助的役割を与えることにより、操作性をさらに向上させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1の実施形態と比べて、解像度の異なる2つのCCDカメラを備え、一方のカメラは物体の位置を検出し、他方のカメラは物体の識別情報及び移動情報を検出する点が相違する。しかし、それ以外の点は共通するので相違点について説明する。
図13及び図14は、本発明の画像表示装置の第3の実施形態を示す図であり、図13は、表示部の概略断面図であり、図14は、本体部の概略構成図である。
図13に示すように、第3の実施形態の画像表示装置の表示部は、中央部分にスクリーン11がはめ込まれた平面部10と、平面部10を支える筐体12と、筐体12内に設けられ、スクリーン11に画像を投影するプロジェクタ13と、スクリーン11の裏面側全体が視野角14aとなる位置に配置され、スクリーン11を裏面側から撮影する第1のCCDカメラ(本発明の撮像部に相当する。)15及びスクリーン11の裏面側全体が視野角15aとなる位置に配置され、スクリーン11を裏面側から撮影する第2のCCDカメラ(本発明の物体検出部に相当する。)16とを備えている。
移動する物体の検出と、検出された物体の底面に付された識別コードの認識とを1つのCCDカメラで行うためには、CCDカメラの解像度が高いものを用いる必要がある。しかし、スクリーンに載置された物体の検出を高解像度のCCDカメラで行うと検出までに時間がかかる。そこで、本実施形態では、時間がかかっても高解像度のCCDカメラを用いて高精度に実施する必要がある識別コードの検出と、精度は低くても低解像度のCCDカメラを用いて短時間で迅速に実施できる位置の検出とに区分して投影面を撮影する。
図14に示すように、第3の実施形態の画像表示装置の本体部2は、第2のCCDカメラ16とのインタフェースを有し、第2のCCDカメラ16で撮影された撮像の撮像データを2値化し、物体が載置されたスクリーン上の位置の情報を抽出する物体領域抽出部21Mと、第2のCCDカメラ16とのインタフェースを有し、第1のCCDカメラ15で撮影された撮像の撮像データを2値化して底面の輪郭および識別コードの情報を抽出し、抽出された識別コードの情報を、パターン認識用辞書とパターンマッチングを行い、その物体の識別情報及び物体の方向に関する情報を得る物体認識部22Mと、プロジェクタ13とのインタフェースを有し、プロジェクタ13によりスクリーン11の裏面側から投影される画像を、所定のアプリケーション・プログラム24aに従って形成する投影画像形成部24と、物体領域抽出部21Mで抽出した位置の情報及び物体認識部22Mで得た識別情報及び物体の方向に関する情報に基づいて、投影画像形成部24で所定のアプリケーション・プログラム24aに基づいて形成される画像に新たなコンテンツやアクションを加えてプロジェクタから投影される画像を操作する操作処理部23Mとを備えている。
本体部2で形成された画像は、プロジェクタ13によってスクリーン11の裏面側に投影され、スクリーン11の表面側にいる人は、その投影された画像を視認することができる。
また、物体の底面に、予めパターンが登録された識別コード(例えば、形状とサイズにより識別されるマーク)が付された物体がスクリーン11の表面側に載置されると、第2のCCDカメラ16により撮影された撮像データにより、物体領域抽出部21Mはその位置を検出し、操作処理部23Mに送る。操作処理部23Mは、その物体が配置された位置を含む領域に白い一様な画像が投影されるデータを投影画像形成部24に送る。一方、高解像度の第1のCCDカメラ15により撮影された、一様に白い領域内の底面の輪郭と識別コードの撮像データにより、物体認識部22Mは物体の識別情報を取得するとともに、各時間毎の撮像データから移動ベクトルを取得し、操作処理部23Mに送る。操作処理部23Mは、物体の識別情報及び移動ベクトルに基づいて、投影画像形成部24に形成された画像に、識別情報による新たな画像を加えることや、移動ベクトルに応じた動きを与える操作を行う。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、スクリーン表面側に載置する物体の底面とは反対側の表面に、識別コードの意義をあらわす視認自在な記号が付されている点は相違するが、それ以外の点は、第1から第3の実施形態と共通する。したがって、相違点についてのみ説明する。
図15は、第4の実施形態に用いる物体の表面に付された記号の一例を示す図である。
図15(a)〜図15(c)に示すように、第4の実施形態の画像表示装置のスクリーンに表示される画像を操作する物体4は、底面5が円形で、上面35が斜めにカットされた円柱形40をなしている。そして斜めにカットされた上面35には、底面5に付された識別コード6によって表される識別情報の意義が一目で理解できるような記号36が表示されている。
図15(a)に示す物体4は、右回転方向に矢印が付された記号36aが表示され、この物体がスクリーン11に表示された画像上に載せられると、例えばその画像が右回転する。
図15(b)に示す物体4は、右方向に矢印が付された位置をあらわす記号36bが表示され、この物体がスクリーン11の所定位置に載せられると、例えばその位置から矢印方向に伸びる線画像が表示される。
図15(c)に示す物体4は、左方向からの線分が付された位置をあらわす記号36cが表示され、この物体4がスクリーン11の所定位置に載せられると、例えば線画像はその位置まで表示される。
したがって、図14(b)に示す物体4を左側に配置し、図14(c)に示す物体4をその右側に配置すると、図14(b)に示す物体4が配置された位置から図14(c)に示す物体4が配置された位置まで伸びる線画像が表示される。
このように、スクリーン上に載置する物体の上面にその意義が一目で理解できる記号36が付されているので、咄嗟の操作を必要とする場合であっても、底面に付された識別コードの意義を意識せずに間違いのない操作を行うことができる。
本発明の画像表示装置の第1の実施形態を示す概略図である。 本発明の画像表示装置の第1の実施形態を示す概略図である。 本実施形態の画像表示装置の本体部を示す図である。 物体の底面に付された識別コードの例を示す図である。 CCDカメラ(本発明の撮像部)により撮影された本実施形態の物体の底面の一例を示す模式図である。 スクリーンの投影面全体が白くなるようにして所定の閾値で2値化した後に表示された「底面」を示す図である。 撮像データに、文字切り出し技術を適用した例を示す模式図である。 物体認識部の詳細を示す図である。 スクリーンの表面側に載置された物体と視認できる画像とを一例として示す図である。 本発明の画像表示装置の第2の実施形態を示す本体部の概略構成図である。 線図処理部により、人手により描画された図形の認識方法の一例を示す図である。 本実施形態の画像表示装置のスクリーンを俯瞰した状態を示す模式図。 本発明の画像表示装置の第3の実施形態を示す図である。 本発明の画像表示装置の第3の実施形態を示す図である。 第4の実施形態に用いる物体の表面に付された記号の一例を示す図である。
符号の説明
1 表示部
2 本体部
4,4A,4B,4a,4b,4c 物体
5 底面
5a 輪郭
6 識別コード
6a,6b,6c,6d,6e 図形
7 線
8 矩形の黒
9 円形の線図
10 平面部
11 スクリーン
11a 投影面
11b 書き込み面
12 筐体
13 プロジェクタ
14 CCDカメラ
14a,15a 視野角
15 第1のCCDカメラ
16 第2のCCDカメラ
21,21M 物体領域抽出部
22,22M 物体認識部
22a パターン照合部
22b パターン認識用辞書
22c 方向演算部
23,23M 操作処理部
24 投影画像形成部
24a アプリケーションー・プログラム
25 線図抽出部
26 線図処理部
35 斜めにカットした上面
36a,36b,36c 記号
40 円柱形
100 流れを表す記号
101 外接方形
101a 短辺

Claims (21)

  1. 物体の識別情報及び移動情報を取得し、取得された情報に応じて所定の装置にコマンドを入力することを特徴とするコマンド入力方法。
  2. 物体を撮影し、取得された該物体の識別情報及び移動情報に応じて所定の装置にコマンドを入力することを特徴とするコマンド入力方法。
  3. 物体を撮影し、取得された該物体の識別情報及び移動情報に応じて表示画面に表示される画像を操作することを特徴とする画像表示方法。
  4. 裏面側から画像が投影され、該裏面側とは反対側の表面側に投影された画像が表示される表示画面の該表面側に載置された所定形状の物体を、該裏面側から撮像素子で撮影し、得られた撮像データに基づいて、該表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする画像表示方法。
  5. 前記物体の底面に識別子を付し、前記撮像素子により該底面を撮影して得た撮像データをパターン認識することにより該物体の識別情報を取得し、取得された該識別情報に応じて前記表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  6. 人手により前記物体を移動させ、前記撮像素子により移動する該物体の底面を撮影して得た撮像データを認識することにより該物体の移動情報を取得し、取得された該移動情報に応じて前記表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  7. 前記識別子の向きを変化させ、撮像素子で撮影することにより取得された前記底面の各撮像データと該識別子の識別情報とを対応させたパターン認識用辞書を用意し、前記底面を撮影して得た撮像データと該パターン認識用辞書とのパターンマッチングにより前記識別情報及び前記物体の方向に係る情報を同時に取得することを特徴とする請求項5記載の画像表示方法。
  8. 前記移動情報は、前記物体の底面が所定の時間毎に移動した移動距離と移動方向とを表す移動ベクトルの情報を含むことを特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
  9. 前記表示画面の前記裏面側から投影される画像を所定の時間毎に一様に白くすることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  10. 前記撮像データに基づいて、前記表示画面の前記表面側に前記物体が載置されたことが検知されたときに、前記表示画面の前記裏面側から投影される画像を前記裏面側全体にわたり白くすることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  11. 前記表示画面の前記表面側に前記物体が載置された位置が検出されたときに、該物体が載置された位置を含む所定の領域に前記表示画面の前記裏面側から投影される画像を白くすることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  12. 前記表面側に複数の物体が載置され、該複数の物体のうちの少なくとも2つの物体間に人手により線分が描画されたときに、該線分を前記裏面側から撮像素子で撮影し、得られた撮像データに基づいて、前記表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  13. 前記表面側に複数の物体が載置され、該複数の物体のうちの少なくとも2つの物体を囲むように人手によりループ状の線分が描画されたときに、該線分を前記裏面側から撮像素子で撮影し、得られた撮像データに基づいて、囲まれた少なくとも2つの物体が同一のグループに属するという属性情報を得、該表示画面の該裏面側に投影される画像を操作することを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  14. 裏面側から画像が投影され、該裏面側とは反対側の表面側に投影された画像が表示される表示画面と、
    前記表示画面に投影される所定の画像を形成する投影画像形成部と、
    前記表示画面の前記表面側に載置された所定形状の物体の底面及び該底面に付された識別子を、前記裏面側から撮影して撮像データを得る撮像部と、
    前記撮像データに基づいて前記物体の識別情報および移動情報を取得する物体認識部と、
    前記物体の識別情報および移動情報に基づいて、前記投影画像形成部が形成する前記画像を操作する操作処理部とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  15. 前記物体認識部は、前記識別子の向きを変化させ、撮像素子で撮影することにより取得された前記底面の各撮像データと該識別子の識別情報とを対応させたパターン認識用辞書を有し、前記撮像部が得た撮像データと該パターン認識用辞書とのパターンマッチングにより前記識別情報及び前記物体の方向に係る情報を同時に取得することを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
  16. 前記撮像部は、前記底面及び前記識別子と共に、前記表示画面の前記表面側に人手により描画された線図を、前記裏面側から連続撮影して撮像データを得るものであって、
    前記撮像部により得られた撮像データに基づいて前記線図の情報を取得する線図認識部を備え、
    前記操作処理部は、前記線図認識部により取得された前記線図の情報と前記物体の識別情報および移動情報とに基づいて、前記投影画像形成部が形成する前記画像を操作することを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
  17. 前記投影画像形成部は、所定のアプリケーション・プログラムに基づいて前記画像を形成するものであり、
    前記操作処理部は、前記投影画像形成部が形成する前記画像の素材データ及びアクションデータにより、前記投影画像形成部が形成する前記画像を操作することを特徴とする請求項16記載の画像表示装置。
  18. 前記表示画面の前記表面側に載置された前記物体の位置を検出する、前記撮像部の解像度よりも低解像度の物体検出部を備え、
    前記投影画像形成部は、前記物体検出部により前記物体の位置が検出されたときに、前記表示画面の前記裏面側から所定の時間間隔で投影される白い画像を形成することを特徴とする請求項14から16のうちいずれか1項記載の画像表示装置。
  19. 前記表示画面に、前記投影画像形成部により形成された前記画像を前記裏面側から投影する画像投影部を備え、
    前記画像投影部は、前記投影画像形成部により所定の時間間隔で形成された前記白い画像を前記物体検出部により検出された前記物体の位置を含む所定領域に投影することを特徴とする請求項18記載の画像表示装置。
  20. 前記パターン認識用辞書は、前記各撮像データそれぞれを直交する2方向の濃度分布に分解した前記底面の濃度が記録されたものであることを特徴とする請求項15記載の画像表示装置。
  21. 前記物体は、前記底面とは反対側の表面に前記識別子の意義を表す記号が付されたものであることを特徴とする請求項14記載の画像表示装置。
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