JP2005165653A - 情報処理装置の障害情報採取システム - Google Patents

情報処理装置の障害情報採取システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005165653A
JP2005165653A JP2003403487A JP2003403487A JP2005165653A JP 2005165653 A JP2005165653 A JP 2005165653A JP 2003403487 A JP2003403487 A JP 2003403487A JP 2003403487 A JP2003403487 A JP 2003403487A JP 2005165653 A JP2005165653 A JP 2005165653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
information
current
voltage
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003403487A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kobayashi
雅弘 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2003403487A priority Critical patent/JP2005165653A/ja
Publication of JP2005165653A publication Critical patent/JP2005165653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置において電源ノイズや装置の高負荷時による突発的な障害が発生した場合でも、障害部位と障害原因を探索可能とすること。
【解決手段】情報処理装置における各機能デバイス(システムコントローラ21、CPU22、メインメモリ24、I/Oデバイス23)に給電されている電源電圧・電流を各機能デバイス毎に監視する監視回路32を設け、何らかの障害が発生した場合、システムコントローラ21によって、CPU、メインメモリ、I/Oデバイスのデジタル的な障害情報の採取に加え、監視回路32によって、システムコントローラを含む各機能デバイスのアナログ的な電源波形と電流量を前記のデジタル的な障害情報と同期して記録すること。これにより、システムコントローラ内の障害情報と電源変動および装置の負荷状態のログとを関連付け、障害復旧や障害原因の究明に掛かる時間の短縮を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、CPU、メモリ、I/Oデバイス及びシステムコントローラを含む情報処理装置における障害解析に使用する障害情報の採取システムに関する。
近年、情報処理装置における信頼性の向上は重要な課題となっており、障害によってシステムの運用が停止した場合、障害復旧と障害原因の究明に多大な時間を要すれば、信頼性、可用性の大幅な低下を招く。そこで、一刻も早く障害原因を究明するため、障害発生時に障害解析情報の採取および保持が行われている。
情報処理装置における障害情報の従来の採取システムは、システムコントローラ、CPU、主記憶装置、入出力制御装置、障害検出/記録装置、障害記録用メモリ等が、システムバスに対して接続されている構成であり、障害検出/記録装置はシステムバスを監視し、障害が発生した場合にシステムバスより必要な情報を取り込んで、障害記録用メモリにその内容を書き込む(例えば、特許文献1を参照)。このように、従来技術は障害発生時にシステムバストレースを行い、そのログ情報を保存し、解析を行うことが一般的であった。
また、情報処理装置の障害原因として、CPU、メモリ、I/Oデバイス等の各構成要素に供給されている給電経路を辿ってくる外来ノイズによる障害も少なくはない。したがって、この電源ノイズを検出する技術も多く提案されている。この電源電圧検出手段の従来技術として、被監視電源電圧に重畳して入力する周期性ノイズや正負の単発性ノイズの発生を識別して検出するものが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
また、障害箇所の探索についての従来技術して、或る電気的な障害が発生した際に、障害探索において、回路設計者がIC端子や基板パッドにプローブを当てて、オシロスコープ等の計測器を用いて信号解析し、障害箇所の探索を行う手法も用いられていた。
特開平8−147195号公報 特開平6−13816号公報
上記特許文献1に記載した技術のように、従来の情報処理装置における障害データ採取方法は、バストレースやエラーログ情報のダンプにより、障害発生部位や障害の種類を採取しているに過ぎなかった。しかし、その採取データによって障害部位と原因が特定できれば良いが、原因が電源ノイズのようなものであった場合、上述の採取データが障害解析への有効なデータとはならない場合もある。
また、現在ではミッションクリティカルな(常時連続稼働の)基幹業務システムによる高性能化や高信頼性が求められており、障害が発生してもリカバリ処理により、もしくは障害部位を切り離す等の処理にて、システムをストップさせることなく連続動作が可能なシステムが必須となっている。しかし、それにも関わらず、装置の障害発生時、採取された障害データからはその原因が解らず、障害の発生したシステムで再現テストが必要になる場合もある。これは障害調査のために情報処理装置を停止させる必要があることや、電源ノイズによるインタミッテントな(突発的な又は断続的な)障害などでは、再現テストにおいて再現しない可能性が高いことなど課題が多い。
また、障害原因が電源ノイズに起因する場合、上記特許文献2に記載されているように、周期性ノイズなのか或いは単発性ノイズなのかを検出するだけでは、障害部位や障害の原因を特定する際の必要十分条件となり得ないという課題がある。
また、障害が発生した場合、原因解析をする際には、一般的に、装置の各部からプローブを介して信号を取り入れて解析するオシロスコープやロジックアナライザが使用されている。しかし、オシロスコープやロジックアナライザ等の計測器を用いる場合には、一般にこの計測器を常に装置に接続しておくことはできない。従って、不意に発生する障害や、プローブを接続した状態では再現できないような障害に対しては対応することができない。さらに、オシロスコープのプロービングによる障害原因追求では、一度に採取できる観測ポイントが限られたり、プロービングする場所によっては治具等を作製しなければならないこともあり、容易ではない。しかも、近年、情報処理装置の一層の小型化、高密度化が要求される中、直接、集積回路にプロービングするような計測器による障害探索はますます困難なものになってきている。
また、電源ノイズには、瞬停、サージといった外来ノイズの他に、装置が高負荷状態になった際のデータ信号等に起因して発生する電源ノイズもある。例えば、システムコントローラとメインメモリ間で大量のデータのやり取りがあり、システムコントローラの出力時に大きな同時切替ノイズが発生し、その同時切替ノイズが給電ラインに伝播し、その電源ノイズがデータ信号にエラーを発生させる要因になるという場合も考えられる。
本発明の目的は、情報処理装置において電源ノイズや装置高負荷時による突発的な障害が発生した場合においても、障害部位と障害原因を探索することのできる情報処理装置の障害情報採取システムを提供することにある。
本発明は、情報処理装置に何らかの障害が発生した場合に採取される障害情報として、CPUや各I/Oデバイスを含む各構成要素のデジタル的な障害情報と、各構成要素へ給電されている電源電圧および電流量とを、前記デジタル的な障害情報と同期して記録する構成とする。
本発明によれば、デジタル的な障害情報と電圧及び電流のアナログ的な情報を関連付けることができる。また、障害発生時の復旧および原因の究明に掛かる時間の短縮を図ることができる。
更に、障害によって採取されたデータをモニタ表示させることで、障害発生時前後の電源波形や負荷状態を視覚的に捉えることができ、障害原因の探索に有効な情報とすることができる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置における障害情報の採取システムについて、図1〜図5を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る情報処理装置における障害情報の採取システムの全体構成を示すブロック図である。図2は本実施形態に関する障害発生時における障害採取の動作フローを示す図である。図3は本実施形態に関する障害情報採取システムに用いられる電流・電圧測定回路と電流・電圧監視回路の構成例を示す図である。図4は本実施形態に関する障害情報採取システムに用いられる電流・電圧測定回路と電流・電圧監視回路の他の構成例を示す図である。図5は本実施形態に関する障害情報採取システムで採取された障害情報をモニタ表示する図である。
図1において、電源供給手段1には給電回路(PS)11が実装されている。また、機能基板2には、CPU22、メインメモリ24、I/Oデバイス23、システムコントローラ21が実装され、CPU22、メインメモリ24、I/Oデバイス23等の構成要素はそれぞれシステムコントローラ21とバス接続されて前記バスを介してデータが転送される。この機能基板2に実装されたシステムは、CPU22により動作が制御される。メインメモリ24にはCPU22が動作するためのプログラムやその他のデータ等が格納される。I/Oデバイス23はハードディスク装置(HDD)、フロッピー(登録商標)ディスク装置(FD)、ディスプレイ、キーボード等のデータ入出力動作を行う装置である。
機能基板2上における各構成要素の具体的搭載例を云えば、機能基板2上に、システムコントローラ21や、1つ以上のCPU22及びメモリ24が設置され、さらに、FDD、HDD、LAN、ディスプレイ用のカード又はコネクタが機能基板2上に設置されている。そして、カード又はコネクタを通してFDD自体、HDD自体、LAN自体、ディスプレイ自体に接続される。そして、システムコントローラ21、CPU22、I/Oデバイス23(FD、HDD、ディスプレイ等)、メモリ24、等の各構成要素は、データを送受信するためにその電圧値を同一又は異にする電源が供給され、電源供給ライン200を形成している。そして、各構成要素への電源供給ライン200には、それぞれ電源の電流・電圧測定回路が接続されている。
障害処理基板3には、障害検出回路31、電流・電圧監視回路32、システムコントローラ21内に設けられたエラー情報を採取する手段であるダンプ制御部33、障害情報を格納するための共有ログエリア34、が実装され、給電回路11から機能基板2に実装されている各構成要素への給電波形および電流量を監視している。なお、機能基板2は1枚でも複数枚から構成されていても良い。さらに、電源供給手段1、機能基板2、障害処理基板3が1枚の基板上に実装されていても良い。
図1に示すような、電源供給手段1と、機能基板2と、障害処理基板3とによって、情報処理装置の障害情報採取システムを構成している。
図2に本実施形態における障害情報の採取のフローチャートを示す。通常時は電流・電圧測定回路25により各構成要素(システムコントローラ21、CPU22、I/Oデバイス23、メインメモリ24等からなる)に給電されている電源電圧および電源電流を計測し、そこで計測されたデータを電圧・電流監視回路32で監視し(S1)、かつそのデータを前記監視回路内のメモリに格納する(S2)。そして、情報処理装置(例えば、CPU、I/Oデバイス、メモリ、システムコントローラ)に何らかの障害が発生した場合、障害検出回路31によって障害検出信号300をダンプ制御部33と電流・電圧監視回路32に通知する。
ダンプ制御部33は障害検出信号300を受け取ると、システムのダウンタイムを短縮させるため、エラーログ採取時間の短縮や余分なログ採取を行わないように、システムコントローラ内のエラー検出レジスタ又はキューから障害部位や種類を判定し(例えば、メモリ24の何枚目かのメモリカードに読み出し不能の障害が発生したと判定し)、必要なエラー情報のみ採取する(S3)。
また、電圧・電流監視回路32は障害検出信号300を受け取ると、前記監視回路内に格納されていた電源電圧と電流データを監視記録用メモリから読み出す(S4)。
採取されたエラーログ情報および電源電圧・電流データは、障害発生日付および時刻、障害部位、種別、詳細情報、付加情報等、予め設定されたフォーマットに編集され(S5)、共有ログエリア34に格納される(S6)。
次に、図3を用いて電流・電圧測定回路25と電流・電圧監視回路32の構成例を示す。電流・電圧測定回路25において、電源電圧値はオペアンプ部25−1で正規化され、A/Dコンバータ25−3(ADC)に入力される。ADCはトリガ信号(障害検出信号300)の発生にかかわらず常にデータをサンプリングし、デジタルデータに変換し、電流・電圧監視回路32へ電圧データを送信する。このようにして、電源電圧測定回路を形成する。
一方、電源電流測定回路では、電流を検出するためのセンス抵抗R1を基準抵抗としてその電源供給ラインに接続し、その両端よりオペアンプ25−2を介してADC25−4に入力する。このADC25−4に入力される電流値は、電源電圧測定回路と同様に、障害検出信号300の発生に拘わらず常にデータをサンプリングし、デジタルデータに変換後、電流・電圧監視回路32へ電流データを送信する。
デジタル信号に変換された電圧・電流データは、電流・電圧監視回路32に設けられたデジタル信号処理(DSP)32−1を介して、監視記録用メモリ32−2に蓄積しておく。監視記録用メモリ32−2にデータがフルに書き込まれたら、再びメモリの先頭よりデータを更新する。この動作中、障害が発生し、システムコントローラ21からの障害検出信号300のトリガが発生したら、その時点でデータの更新を停止する。これにより監視記録用メモリに蓄えられているデータは、トリガ以前の現象を捕捉することになるため、障害発生直前の電源電圧・電流波形を採取することができる。
DSP32−1では、監視記録用メモリ32−2へのデータ書き込み、障害検出信号300がアサートされた際に監視記録用メモリから波形データを読み出し、共有ログエリア34への加工を施し、転送処理を行う。また、監視記録用メモリから電流・電圧データを読み出してこれらのデータから各構成要素での消費電力量を算出し、共有ログエリア34へ転送する。
メモリコントローラ32−3では、時間軸設定やトリガ信号(障害検出信号)に従ってDSP32−1、共有ログエリア34への格納動作をコントロールする。主な機能動作としては、サンプリングクロックを分周しデータ取り込みに必要なタイミングをDSP32−1に与えたり、さらに、監視記録用メモリのアドレスを割当て、データ書き込み、共有ログエリア34への転送等の動作を管理する。
共有ログエリア34は、半導体記憶素子、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ディスク、光ディスク等の不揮発性の記憶媒体を用いても良い。したがって、コンソールを使用して記憶媒体からデータを読み出しても良いし、フロッピー(登録商標)ディスク、CD―R/W、DVD−RAM等の媒体自体がそのまま取り出し可能な構成のものであってもよい。
以上説明したような情報処理装置の障害情報採取システムによって、情報処理装置に何らかの障害が発生した場合、システムコントローラ21内のエラー情報、各構成要素(システムコントローラ21、CPUを含めた各構成要素)毎の給電波形変動(例えば、電源電圧の変動)、負荷状態のログ(例えば、電源電流の変動履歴)を関連付けることができ、障害復旧や障害原因の究明に掛かる時間の短縮を可能とすることができる。
具体的に例示すると、システムコントローラ21で判定した各構成要素でのデジタル的な障害情報と、電流・電圧測定回路で検出した各構成要素における電源の電圧と電流の変動とを関連付けして共有ログエリアに記録することができるので、この記録を解析することで障害原因を究明することが容易になる。例えば、システムコントローラがCPUにエラーがあるとしてデジタル的な障害情報を検出した際に、一方でCPUへの電源電圧に大きな変動が有ることを検出すれば、CPUのエラーはCPU自体のエラーではなくてCPU電源に何等かの外来ノイズが侵入したことに因るエラーであることが解る。また、以上の説明で、電源電圧とともに電源電流も測定しているが、これは、負荷状態を電流で検出しているのであるが、この電流値が小さくてその変動も少ないという負荷状態のときに、電源に外乱ノイズが混入して電源電圧が大きく変動するという事態も有り得るし、このような事態の究明も電圧と電流の双方を検出することで可能となる。即ち、電圧と電流は互いに関連する場合もあるが、関係しない場合も有り得るので、電圧と電流の双方を測定し監視している。
次に、本発明の実施形態に関する障害情報採取システムに用いられる電流・電圧測定回路と電流・電圧監視回路の他の構成例について、図4を参照しながら以下説明する。本実施形態は上述した共有ログエリア34へ格納される障害情報を有効な情報に限定して格納することで、障害解析に掛かる時間の一層の短縮を図る構成例である。
電流・電圧測定回路25のADC25−3,25−4でデジタルデータに変換された電圧値、電流値と、基準値設定回路50から出力された基準値とをコンパレータ32−4,32−5において各々比較する。ここで、コンパレータ32−4,32−5に入力される基準値は、電源電圧上限値と電源電流上限値であり、基準値設定回路50は、これらの上限基準値、下限基準値を外部制御信号500に従って任意に設定可能である。デジタルデータに変換された電圧値、電流値は、コンパレータにより上限基準値を越えるか下限基準値を割った場合のみ、それぞれ電圧異常信号310、電流異常信号320を出力し、メモリコントローラ32−3に入力される。
メモリコントローラ32−3内では、前記電圧異常信号310と障害検出信号300とがアクティブになった場合、、または前記電流異常信号320と障害検出信号300とがアクティブになった場合、ログ格納制御信号330がアクティブになり、監視記録用メモリ32−2に蓄えられていたデータを共有ログエリア34へ転送する。
これにより、情報処理装置に何らかの障害が発生した際、電圧異常信号310または電流異常信号320がアクティブになっていた構成要素(CPU、I/Oデバイス、メモリ等)の電圧値、電流値のみ障害情報として共有ログエリア34へ採取されるため、不要なデータは採取されず、有効なデータのみ採取されることにより、障害解析に掛かる時間の一層の短縮が図れる。換言すると、図4に示す構成例では、電圧値又は電流値の異常とシステムコントローラからの障害検出とのANDを取って共有ログエリアにデータを出すものであり、一方、図3に示す構成例ではシステムコントローラ21からの障害検出があれば、電圧値又は電流値の異常の有無に無関係に共有ログエリアにデータを出すものである。
次に、本実施形態に関する障害情報採取システムで採取された障害情報をモニタ表示する構成例について、図5の(a)(b)を参照しながら説明する。図5(a)に示す構成例では、監視記録用メモリ32−2から読み出されたデータを格納するためのモニタ用のバッファ42を設ける。また、図示の表示制御回路41により、表示用波形データを作成し、グラフィック表示(カーソル、グリッド、文字)と波形および各構成要素の消費電力量を合成させ、図5(b)のようなモニタ表示を可能とする。これにより、障害発生時の電源波形と各デバイスの負荷情報を視覚的に捉えることができ、障害原因の究明に有効となる。
図5においてモニタ43を設けることが図示されているが、監視記録用メモリからの出力がモニタ43に加えて共有ログエリア34にも転送されても当然に良い。また、図5(b)の表示画面例で、5.0v、3.3v、1.8vとあるのは、例えば、I/Oデバイス、メモリ、CPUの電源電圧を表し、CPUとメモリのグラフはそれぞれの電流量又は消費電力を表している例である。
以上説明したように、本発明の実施形態は次のような構成と機能乃至作用を奏することを特徴とする。即ち、各機能デバイス(CPU、メインメモリ、I/Oデバイス)に各々給電されている電源電圧を監視する回路と前記各機能デバイスの負荷状態を監視するための電流監視回路を備えた情報処理装置において、何らかの障害が発生した場合、障害検出信号により、CPU、メインメモリ、I/Oデバイスに接続されるシステムコントローラ部のエラー情報の採取に加え、電源電圧監視回路より各機能デバイスに給電されている各々の電源電圧波形をログとして採取し、さらに電流監視回路により各機能デバイスの負荷情報もログとして採取する。
このように、情報処理装置になんらかの障害が発生した際、システムコントローラ内のエラー情報(デジタル的な障害情報)と、電源変動および負荷状態のログ(アナログ的な情報)を同期して記録する。即ち、障害情報と、電源変動等の時間的な対応が分かるように関連付けて記録する。そのログ情報をもとにログ解析をすることで、障害探索に掛かる時間を短縮できる。さらに、障害によって採取されたデータをモニタ表示させることで、障害発生時の前後の電源波形や負荷状態を視覚的にとらえることができ、障害原因探索に有効となる。
なお、情報処理装置の各構成要素の状態を電圧と電流の双方を測定することで把握することを説明してきたが、これに限らず、電源電圧のみを測定して、電流検出に相当する分は、システムコントローラ21のキューをみて、トランザクション状況を検出することで、負荷状態を観察、検出することもできる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置における障害情報の採取システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に関する障害発生時における障害採取の動作フローを示す図である。 本実施形態に関する障害情報採取システムに用いられる電流・電圧測定回路と電流・電圧監視回路の構成例を示す図である。 本実施形態に関する障害情報採取システムに用いられる電流・電圧測定回路と電流・電圧監視回路の他の構成例を示す図である。 本実施形態に関する障害情報採取システムで採取された障害情報をモニタ表示する図である。
符号の説明
1 電源供給手段
2 機能基板
3 障害処理基板
11 給電回路
21 システムコントローラ
22 CPU
23 I/Oデバイス
24 メインメモリ
25 電流・電圧測定回路
R1 センス抵抗
25−1,25−2 オペアンプ
25−3,25−4 A/Dコンバータ
31 障害検出回路
32 電流・電圧監視回路
32−1 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
32−2 監視記録用メモリ
32−3 メモリコントローラ
32−4,32−5 コンパレータ
33 ダンプ制御回路
34 共有ログエリア
41 表示制御回路
42 表示用バッファ
43 モニタ
50 基準値設定回路
200 電源供給ライン
300 障害検出信号
310 電圧異常信号
320 電流異常信号
330 ログ格納制御信号
400 システムバス
500 外部制御信号
S1〜S6 障害情報採取方法フローチャート

Claims (3)

  1. CPU、メモリ、I/Oデバイス、システムコントローラを含む各構成要素と、前記各構成要素にそれぞれ接続された電源供給ラインを備えた情報処理装置において、
    前記システムコントローラは、前記CPU、メモリ、I/Oデバイスにバス接続されるとともに、前記各構成要素の少なくとも1つの障害情報を採取するものであって、
    情報処理装置は、さらに前記電源供給ラインの電圧と電流を測定する測定手段と、前記測定手段からの電圧情報と電流情報を一定時間内で連続して記憶する監視手段とを有し、
    障害発生時に前記システムコントローラで採取した障害情報と前記電圧及び電流情報とを対応させてログエリアに記録する
    ことを特徴とする情報処理装置の障害情報採取システム。
  2. 請求項1において、
    前記測定手段は、前記電源供給ラインに接続されたオペアンプの出力をA/Dコンバータを通して電圧波形データとする電圧測定部と、前記電源供給ラインに直列に接続されたセンス抵抗の両端よりオペアンプを介しA/Dコンバータを通して電流波形データとする電流測定部とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置の障害情報採取システム。
  3. CPU、メモリ、I/Oデバイス、システムコントローラを含む各構成要素と、これらの各構成要素にそれぞれ接続された電源供給ラインと、を備えた情報処理装置において、
    前記システムコントローラは、前記CPU、メモリ、I/Oデバイスにバス接続され、且つ前記システムコントローラを含めた各構成要素の障害情報を採取し、
    前記各構成要素に接続された電源供給ラインの電圧と電流を測定する測定手段を設け、
    前記測定手段からの電圧情報と電流情報を一定時間内で連続して記憶する監視手段を設け、
    前記情報処理装置での障害発生時に前記システムコントローラで採取した障害情報に基づいた障害検出信号をトリガとして、前記各構成要素の障害情報と前記電圧及び電流情報とを同期させて表示手段に表示する
    ことを特徴とする情報処理装置の障害情報採取システム。
JP2003403487A 2003-12-02 2003-12-02 情報処理装置の障害情報採取システム Pending JP2005165653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003403487A JP2005165653A (ja) 2003-12-02 2003-12-02 情報処理装置の障害情報採取システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003403487A JP2005165653A (ja) 2003-12-02 2003-12-02 情報処理装置の障害情報採取システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005165653A true JP2005165653A (ja) 2005-06-23

Family

ID=34726782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003403487A Pending JP2005165653A (ja) 2003-12-02 2003-12-02 情報処理装置の障害情報採取システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005165653A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110332A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Renesas Technology Corp 制御装置
JP2011145824A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Nec Computertechno Ltd 情報処理装置、障害解析方法及び障害解析プログラム
JP2011165215A (ja) * 2011-05-17 2011-08-25 Sony Computer Entertainment Inc 電源装置およびそれを用いた電子機器
JP2011239147A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 空調通信情報収集装置、空調通信情報収集システム、空調通信情報収集方法及びプログラム
JP2011253413A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体集積回路、半導体集積回路の動作方法およびデバッグシステム
JP2012516500A (ja) * 2009-01-31 2012-07-19 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. システムエネルギーの計算
WO2015132934A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 株式会社日立製作所 情報処理装置および情報処理方法
JP2016126645A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社デンソーウェーブ 電力供給装置、及びログ保存用プログラム
CN107717274A (zh) * 2017-10-31 2018-02-23 天津七所高科技有限公司 一种带报警的焊点数统计监视***及监视方法
JP2018113033A (ja) * 2017-01-09 2018-07-19 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 信号を収集する方法
CN109828177A (zh) * 2019-03-25 2019-05-31 广西电网有限责任公司钦州供电局 一种直流***的故障录波***及方法
JP2020042398A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び解析システム
CN113848754A (zh) * 2021-09-26 2021-12-28 陕西航空电气有限责任公司 一种基于半物理仿真的飞机地面电源监控器测试方法
CN115793588A (zh) * 2022-12-21 2023-03-14 广州市智慧农业服务股份有限公司 一种基于工业物联网的数据采集方法及***

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110332A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Renesas Technology Corp 制御装置
JP2012516500A (ja) * 2009-01-31 2012-07-19 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. システムエネルギーの計算
US9218037B2 (en) 2009-01-31 2015-12-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Computation of system energy
JP2011145824A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Nec Computertechno Ltd 情報処理装置、障害解析方法及び障害解析プログラム
JP2011239147A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 空調通信情報収集装置、空調通信情報収集システム、空調通信情報収集方法及びプログラム
JP2011253413A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体集積回路、半導体集積回路の動作方法およびデバッグシステム
JP2011165215A (ja) * 2011-05-17 2011-08-25 Sony Computer Entertainment Inc 電源装置およびそれを用いた電子機器
WO2015132934A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 株式会社日立製作所 情報処理装置および情報処理方法
JP2016126645A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社デンソーウェーブ 電力供給装置、及びログ保存用プログラム
JP2018113033A (ja) * 2017-01-09 2018-07-19 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 信号を収集する方法
CN107717274A (zh) * 2017-10-31 2018-02-23 天津七所高科技有限公司 一种带报警的焊点数统计监视***及监视方法
JP2020042398A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び解析システム
JP7236231B2 (ja) 2018-09-07 2023-03-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び解析システム
CN109828177A (zh) * 2019-03-25 2019-05-31 广西电网有限责任公司钦州供电局 一种直流***的故障录波***及方法
CN109828177B (zh) * 2019-03-25 2024-02-20 广西电网有限责任公司钦州供电局 一种直流***的故障录波装置
CN113848754A (zh) * 2021-09-26 2021-12-28 陕西航空电气有限责任公司 一种基于半物理仿真的飞机地面电源监控器测试方法
CN113848754B (zh) * 2021-09-26 2024-02-06 陕西航空电气有限责任公司 一种基于半物理仿真的飞机地面电源监控器测试方法
CN115793588A (zh) * 2022-12-21 2023-03-14 广州市智慧农业服务股份有限公司 一种基于工业物联网的数据采集方法及***
CN115793588B (zh) * 2022-12-21 2023-09-08 广东暨通信息发展有限公司 一种基于工业物联网的数据采集方法及***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005165653A (ja) 情報処理装置の障害情報採取システム
US7581137B2 (en) Storage apparatus and storage apparatus power supply failure management method
JP2008250594A (ja) 装置診断方法および装置診断用モジュールならびに装置診断用モジュールを実装した装置
JP5153774B2 (ja) 試験装置、プログラム、および、記録媒体
JP4356634B2 (ja) 故障診断回路とこの故障診断回路を備えた情報処理装置、故障診断システム及び故障診断プログラム
KR100831848B1 (ko) Lcd 콘트롤 보드 검사 장치 및 방법
JP2020193900A (ja) 試験装置
JP5067266B2 (ja) Jtag機能付き集積回路ボード
CN101529397B (zh) 地址线故障处理装置、地址线故障处理方法、地址线故障处理程序、信息处理装置以及存储器控制器
JP2005114614A (ja) 検査信号モニタ機能付き検査装置とリモート検査システム。
JP2009139313A (ja) 自己診断機能を有する検査装置およびそのためのプログラムならびに記録媒体
JP2004101203A (ja) ロジックlsiの不良解析システム及び不良解析方法
JP2008123269A (ja) 電子装置
JP3353288B2 (ja) Lsi試験装置
JP2009230350A (ja) 統合異常検知用データ取得装置
JP2009216596A (ja) 故障検出装置
JP2007206074A (ja) テスト結果ストリーム中の混合モードコンテンツの処理
JP2010271278A (ja) テストシステム、半導体集積回路及びテスト方法
JP2009164292A (ja) 半導体デバイス試験装置及び半導体デバイス試験方法
KR100737918B1 (ko) 파형 모니터링 유닛을 갖는 웨이퍼 레벨 번-인 테스트시스템과 테스트 방법
JP4246544B2 (ja) ディスク装置及びディスク装置のロギング方法
JP2005352883A (ja) 回路シミュレーションプログラム及び装置
JP3174372B2 (ja) 部品実装装置および部品実装装置のメンテナンス方法
JP3597825B2 (ja) プログラマブル論理デバイスの診断方法及びその装置、プログラマブル論理デバイス
CN115269292A (zh) 一种计算机***硬盘切换控制装置