JP2005164202A - ヒートポンプ式加熱システム - Google Patents

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貞治 斉藤
Masato Watanabe
正人 渡辺
Hidetomo Kuromoto
英智 黒本
Masahiko Kumagai
雅彦 熊谷
Daisuke Kuboi
大輔 久保井
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

【要 約】
【課 題】 複数の加熱装置を切り換えて作動させるヒートポンプ式加熱システムにおいて、加熱装置の切り換え後における冷媒不足を防止する。
【解決手段】 室外機(1)に並列に接続された2台の加熱装置である空調用室内機(16)と温水ユニット(17)とを交互に切り換えて作動させるヒートポンプ式加熱システムにおいて、室内機による暖房から温水ユニットによる暖房への切り換え時に、第1加熱装置用第2弁(58)を閉じて、室外機を一旦冷房運転モードにして運転し、室外機側に冷媒を回収し、ついで、第1加熱装置用第1弁(38)を閉じた後に、第2加熱装置用第1弁(42)および第2加熱装置用第2弁(62)を開けて、室外機を暖房運転モードにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプ式室外機からの冷媒により、空調用室内機や温水ユニットなどの加熱装置を作動させるヒートポンプ式加熱システムに関する。
従来のヒートポンプ式加熱システムにおいては、たとえば特許文献1に記載されているように、1台の室外機に、空調用室内機および床暖房用の温水ユニットなどの加熱装置を複数並列に接続して併用しているものがある。この特許文献1のものでは、空調用室内機と温水ユニットは同時に作動することができる。
しかしながら、空調用室内機および温水ユニットを同時に作動させるためには、室外機は、2台の加熱装置を作動させるのに要する大きな能力が必要となり、製造コストや価格が高くなる。そこで、室外機の能力を、1台の加熱装置を作動させるのに必要な値に抑えて、空調用室内機と温水ユニットとを交互に作動させることが検討されている。ところで、室外機の暖房運転モードの際には、冷媒は室外機から吐出されて加熱装置側に溜まっている。そのため、前述のように、複数の加熱装置を切り換えて作動させると、切り換え前に作動していた加熱装置に冷媒が滞留し、切り換え後に、冷媒が不足することがある。
特開平11−287501号公報
解決しようとする問題点は、複数の加熱装置を切り換えて作動させるヒートポンプ式加熱システムにおいて、加熱装置の切り換え後に、冷媒の不足が生じるおそれがある点である。
本発明のヒートポンプ式加熱システムは、空調用室内機(16)や温水ユニット(17)などの第1および第2加熱装置と、圧縮機(11)、膨張弁(26)、熱交換器(27)、アキュムレータ(28)、第1冷媒口(13)および第2冷媒口(24)を具備するとともに、圧縮機からの冷媒が、第1冷媒口、前記加熱装置、第2冷媒口、膨張弁、熱交換器およびアキュムレータの順に流れて再び圧縮機に戻ってくる暖房運転モードと、圧縮機からの冷媒が、熱交換器、膨張弁、第2冷媒口、加熱装置、第1冷媒口およびアキュムレータの順に流れて再び圧縮機に戻ってくる冷房運転モードとに切り換わることができるヒートポンプ式の室外機(1)と、前記室外機の第1冷媒口からの流路を第1加熱装置の第1冷媒口(41)への流路または第2加熱装置の第1冷媒口(43)への流路に切り換えて接続する第1流路切換手段(38,42,86,91)と、前記室外機の第2冷媒口からの流路を第1加熱装置の第2冷媒口(61)への流路または第2加熱装置の第2冷媒口(63)への流路に切り換えて接続する第2流路切換手段(58,62,87,92)とを具備する切換ユニット(31)と、前記室外機、第1流路切換手段および第2流路切換手段を制御する制御手段(81)を備えている。そして、前記制御手段が、室外機からの冷媒による加熱を第1加熱装置から第2加熱装置に切り換える際には、室外機の第1冷媒口が第1加熱装置の第1冷媒口に接続されている状態で、暖房運転モードの室外機を一旦冷房運転モードに切り換えるとともに、第2流路切換手段を作動させて室外機の第2冷媒口と第1加熱装置の第2冷媒口との接続を遮断して、第1加熱装置の冷媒を室外機側に回収し、その後、室外機の第1冷媒口が第2加熱装置の第1冷媒口に、また、室外機の第2冷媒口が第2加熱装置の第2冷媒口に接続された状態で、室外機を暖房運転モードにしている。
本発明によれば、1台の室外機に複数の加熱装置を並列に接続し、この加熱装置を交互に切り換えて作動させるとともに、加熱装置の切り換え時に、室外機を一旦暖房運転モードから冷房運転モードに切り換えて、冷媒を室外機側に回収しているので、室外機の能力を1台の加熱装置の作動に必要な値に抑えることができるとともに、加熱装置の切り換え後における冷媒不足を防止することができる。その結果、室外機の製造コストを削減することができるとともに、加熱装置を円滑に切り換えて作動させることができる。
ヒートポンプ式加熱システムにおいて、複数の加熱装置を切り換えて作動させることにより室外機の容量を小さくするとともに、加熱装置の切り換え後における冷媒の不足を極力生じさせないという目的を、加熱装置の切り換え時に、室外機を一旦暖房運転モードから冷房運転モードに切り換えて運転して、加熱装置に溜まった冷媒を室外機側に回収することにより実現した。
次に、本発明におけるヒートポンプ式加熱システムの一実施例について、図1ないし図4を用いて説明する。図1は本発明における実施例のヒートポンプ式加熱システムの概略図である。図2は室外機の冷媒回路図で、(a)が暖房運転モード時の状態の図、(b)が冷房運転モード時の状態の図である。図3は制御装置の入出力図である。図4は加熱装置の切り換え時のフローチャートである。なお、図3において、制御装置の入出力は主要な部品のみが図示されており、これ以外の他の各種部品も制御装置に接続されている。
ヒートポンプ式の室外機1は、図2に図示する冷凍サイクルで構成されており、図2(a)の暖房運転モードと図2(b)の冷房運転モードとに切り換えることができる。図2(a)の暖房運転モードでは、圧縮機11は、ガス状の冷媒(たとえば、R410A、R22、CO2 など)を圧縮して高温の冷媒を生成し、この冷媒を冷媒流路切換機構としての四方切換弁12を介して、第1冷媒口13から外部に吐出し、加熱装置として空調用室内機16や温水ユニット17を巡った後に第2冷媒口24に戻ってくる。第2冷媒口24に戻ってきた冷媒は、減圧装置としての電磁式の膨張弁26に流入する。そして、膨張弁26で膨張して低温となった冷媒は、冷媒対空気熱交換器27に流入する。この熱交換器27において、冷媒は外気と熱交換して温められる。この温度の上昇した冷媒は四方切換弁12およびアキュムレータ28を介して圧縮機11に戻る。この様にして、暖房運転モードでは、室外機1は高い温度の冷媒を室内機16や温水ユニット17などに供給することができる。
一方、図2(b)の冷房運転モードでは、四方切換弁12が切り換わっており、圧縮機11から吐出されたガス状の冷媒は、四方切換弁12を介して熱交換器27に流入し、この熱交換器27において、冷媒は外気と熱交換して冷却され、膨張弁26に流入する。そして、膨張弁26で膨張して低温となった冷媒は、第2冷媒口24から外部に吐出される。一方、第1冷媒口13から吸い込まれる冷媒は四方切換弁12およびアキュムレータ28を介して圧縮機11に戻る。この冷房運転モードの状態で、室外機1の第1冷媒口13および第2冷媒口24に室内機16が接続されて、室外機1からの低温の冷媒が室内機16に循環すると、室内機16の送風機を運転させて冷房することが可能となる。この様にして、室外機1は、冷媒流路切換機構である四方切換弁12を切り換えることにより、圧縮機11からの冷媒が、室内機16や温水ユニット17などの加熱装置、膨張弁26、熱交換器27、アキュムレータ28の順に流れて再び圧縮機11に戻ってくる暖房運転モードと、冷媒が、第1冷媒口13からアキュムレータ28を介して圧縮機11に吸い込まれるとともに、圧縮機11から冷媒対空気熱交換器27、膨張弁26、第2冷媒口24に流れる冷房運転モードとに切り換わることができる。
室外機1の第1冷媒口13および第2冷媒口24は各々、切換ユニット31の第1流路33および第2流路34に接続されている。第1流路33は、第1加熱装置用第1分岐路36および第2加熱装置用第1分岐路37に分岐し、この第1加熱装置用第1分岐路36が開閉弁である第1加熱装置用第1弁38を介して第1加熱装置としての室内機16の第1冷媒口41に接続される。そして、第2加熱装置用第1分岐路37が開閉弁である第2加熱装置用第1弁42を介して第2加熱装置としての温水ユニット17の第1冷媒口43に接続される。第2流路34も、第1流路33と略同様にして、第1加熱装置用第2分岐路56および第2加熱装置用第2分岐路57に分岐し、この第1加熱装置用第2分岐路56が開閉弁である第1加熱装置用第2弁58を介して室内機16の第2冷媒口61に接続される。そして、第2加熱装置用第2分岐路57が開閉弁である第2加熱装置用第2弁62を介して温水ユニット17の第2冷媒口63に接続される。
そして、上述の第1加熱装置用第1弁38および第2加熱装置用第1弁42は、室外機1の第1冷媒口13からの第1流路33を室内機16の第1冷媒口41への第1加熱装置用第1分岐路36または温水ユニット17の第1冷媒口43への第2加熱装置用第1分岐路37に切り換えて接続する第1流路切換手段を構成する。また、第1加熱装置用第2弁58および第2加熱装置用第2弁62は、室外機1の第2冷媒口24からの第2流路34を室内機16の第2冷媒口61への第1加熱装置用第2分岐路56または温水ユニット17の第2冷媒口63への第2加熱装置用第2分岐路57に切り換えて接続する第2流路切換手段を構成する。
温水ユニット17の第1冷媒口43と第2冷媒口63とは、冷媒対循環水熱交換器66の冷媒流路で接続されている。この冷媒対循環水熱交換器66において、冷媒流路の冷媒との熱交換により循環水が加熱される。そして、冷媒対循環水熱交換器66で加熱された循環水は、往き流路71を流れ、熱動弁72を介して床暖パネル73に流入し床暖パネル73を加熱する。熱動弁72は、床暖パネル73における循環水の流れをON−OFF制御する。また、床暖パネル73から流れ出た循環水は、戻り流路76を流れ、所謂膨張タンクであるシステムタンク77および循環水を循環させる循環ポンプ78を介して冷媒対循環水熱交換器66に戻る。また、往き流路71の中間部と戻り流路76の中間部とは、バイパス流路79で接続されている。そして、循環水温度センサ80が往き流路71または戻り流路76に設けられ、循環水の温度を検出する。
そして、ヒートポンプ式加熱システムの制御手段である制御装置81はマイコンなどで構成されている。この制御装置81には種々の電気部品が接続されているが、主な電気部品としては、図3に図示するように、室内機用コントローラ82、床暖房コントローラ83および室外機1が入出力可能に接続されている。また、制御装置81の入力側に循環水温度センサ80などが接続され、一方、出力側に、第1加熱装置用第1弁38、第2加熱装置用第1弁42、第1加熱装置用第2弁58、第2加熱装置用第2弁62、循環ポンプ78および熱動弁72などが接続されている。そして、制御装置81にはタイマが内蔵されており、経過時間などを計測することができるとともに、制御用プログラムが記憶されている。さらに、制御装置81には予め種々の設定値が設定される。また、室内機用コントローラ82の冷暖房スイッチ(図示しない)を操作することにより、冷房や暖房の発停信号が室内機用コントローラ82から制御装置81に出力される。
この様に構成されている実施の形態のヒートポンプ式加熱システムは、床暖房および室内機の空調の動作を行うことができる。以下に、その各動作を説明する。
まず、床暖房の動作について説明する。
床暖房コントローラ83の床暖房スイッチ(図示しない)を操作することにより、床暖房の発停信号が床暖房コントローラ83から制御装置81に出力される。そして、床暖房コントローラ83から床暖房運転信号が制御装置81に出力されると、制御装置81は室外機1に暖房運転を指示するとともに、第1加熱装置用第1弁38および第1加熱装置用第2弁58を閉じた状態に、また、第2加熱装置用第1弁42および第2加熱装置用第2弁62が開いた状態にする。そして、室外機1は図2(a)に図示する暖房運転モードになるとともに圧縮機11が稼働して高温の冷媒を冷媒対循環水熱交換器66に吐出する。この冷媒対循環水熱交換器66において、冷媒との熱交換により循環水が加熱される。また、制御装置81からの稼働信号により、循環ポンプ78が稼働し、加熱された循環水が往き流路71、床暖パネル73および戻り流路76を巡って循環する。この様にして、加熱した循環水を床暖パネル73に循環させることにより床暖房運転が行われる。この時、制御装置81は、循環水温度センサ80の検出温度が、床暖房コントローラ83に設定された循環水設定温度(たとえば、40〜60℃)となるように、室外機1の運転出力を制御する。
そして、床暖房コントローラ83は、内蔵している室温センサの検出した室温と、この床暖房コントローラ83に設定されている設定室温とを比較し、その温度差に応じて熱動弁72のON−OFF周期を変更するON−OFF周期可変信号を制御装置81に出力する。制御装置81はこの信号を受けて、熱動弁72を開閉して床暖パネル73への循環水を制御し、室温が設定室温となるようにしている。
次に、室内機16の空調の動作について説明する。
室外機1を稼働させる際には、制御装置81は第1加熱装置用第1弁38および第1加熱装置用第2弁58を開いた状態に、また、第2加熱装置用第1弁42および第2加熱装置用第2弁62が閉じた状態にする。そして、暖房する際には、制御装置81は室外機1を暖房運転モードにして稼働させるとともに、室内機16の送風機を運転させる。すると、この室内機16から温風が吹き出し、暖房を行うことができる。一方、冷房する際には、制御装置81は室外機1を冷房運転モードにして稼働させるとともに、室内機16の送風機を運転させる。すると、この室内機16から冷風が吹き出し冷房を行うことができる。
ところで、室外機1を暖房運転モードにした際には、冷媒は室内機16や温水ユニット17に溜まるので、室内機16による暖房から、床暖パネル73による床暖房に切り換える際には、室内機16に溜まった冷媒を室外機1側に回収する必要がある。また、同様に、床暖パネル73による床暖房から、室内機16による暖房に切り換える際には、床暖パネル73に溜まった冷媒を室外機1側に回収する必要がある。
そこで、室内機16による暖房から、床暖パネル73による床暖房に切り換える際のフローを、図4のフローチャートに基づいて説明する。
初期状態としては、それまでは、室内機16で暖房を行っているので、室外機1は暖房運転モードとなっている。また、第1加熱装置用第1弁38および第1加熱装置用第2弁58は開いた状態であり、一方、第2加熱装置用第1弁42および第2加熱装置用第2弁62は閉じた状態である。
そして、ステップ1において、室内機用コントローラ82による暖房の停止信号および床暖房コントローラ83による床暖房の開始信号が制御装置81に入力されると、制御装置81は室外機1を停止状態にさせるとともに、第1加熱装置用第2弁58を閉じる。ついで、ステップ2において、制御装置81は室外機1の四方切換弁12を作動させて、室外機1を冷房運転モードに切り換え、ステップ3に行く。ステップ3において、制御装置81は室外機1を、予め設定されている所定の冷媒回収時間(たとえば、約3分)の間、運転させる。このステップ3において、室内機16などに溜まっていた冷媒が、室外機1側に回収される。
ついで、ステップ4において、制御装置81は第1加熱装置用第1弁38を閉じ、ステップ5に行く。ステップ5において、制御装置81は第2加熱装置用第1弁42および第2加熱装置用第2弁62を開ける。そして、ステップ6において、制御装置81は室外機1を暖房運転モードに切り換える。この様にして、室内機16による暖房から、冷媒を室外機1側に回収した後に、床暖房に切り換えることができる。
なお、第1加熱装置用第1弁38が開き、かつ、第1加熱装置用第2弁58が閉じた状態で、室外機1の冷房運転が行われ、室内機16などに溜まっていた冷媒が室外機1側に回収され、その後、第1加熱装置用第1弁38および第1加熱装置用第2弁58が閉じ、かつ、第2加熱装置用第1弁42および第2加熱装置用第2弁62が開いた状態となるならば、上記フローのステップの順番は適宜変更可能である。たとえば、第1加熱装置用第2弁58を閉じる時期は、ステップ3より前であれば何時でも可能である。第2加熱装置用第2弁62を開ける時期は、ステップ6以前であれば何時でも可能である。
また、床暖パネル73による床暖房から、室内機16による暖房に切り換える際には、前述の室内機16による暖房から床暖パネル73による床暖房に切り換える際のフローと略同様にして行われる。ただし、図4のフローチャートにおける第1加熱装置用第2弁58は第2加熱装置用第2弁62に、第1加熱装置用第1弁38は第2加熱装置用第1弁42に、第2加熱装置用第1弁42は第1加熱装置用第1弁38に、また、第2加熱装置用第2弁62は第1加熱装置用第2弁58に読み替える。
この様にして、制御手段である制御装置81は、室外機からの冷媒による加熱を第1加熱装置(室内機16)から第2加熱装置(温水ユニット17)に切り換える(すなわち、制御装置に暖房切換信号が入力または生成された)際に、室外機の第1冷媒口が第1加熱装置の第1冷媒口に接続されている状態で、暖房運転モードの室外機を一旦冷房運転モードに切り換えるとともに、第2流路切換手段を作動させて室外機の第2冷媒口と第1加熱装置の第2冷媒口との接続を遮断して、第1加熱装置の冷媒を室外機側に回収する第1手段と、この第1手段の作動の後に、室外機の第1冷媒口が第2加熱装置の第1冷媒口に、また、室外機の第2冷媒口が第2加熱装置の第2冷媒口に接続された状態で、室外機を暖房運転モードに切り換えている第2手段などを具備している。
この様に、制御手段としての制御装置81は、上記手段以外にも、実行される各工程に対応して各工程を実行する手段を具備している。
上記実施例の切換ユニット31の流路切換機構は4個の開閉弁38,42,58,62で構成されているが、室外機1の第1冷媒口13からの流路を室内機16の第1冷媒口41への流路または温水ユニット17の第1冷媒口43への流路に接続したり、また、室外機1の第2冷媒口24からの流路を室内機16の第2冷媒口61への流路または温水ユニット17の第2冷媒口63への流路に接続したりすることができるならば、その具体的構成は適宜変更可能である。たとえば、後述する図5に図示するように三方弁を用いたり、また図6に図示するように四方弁を用いたりすることができる。さらに、図5の三方弁は何れか一方の流路に接続する二位置制御であるが、この何れか一方の流路に接続する二位置とは別に、両流路への流れを遮断する中立位置を有する三位置制御の弁にすることも可能である。
図5は切換ユニットを三方弁で構成した場合の回路図で、(a)が室内機の暖房運転時の図、(b)が冷媒回収時の図、(c)が温水ユニットの暖房運転時の図である。なお、図5の説明において、上記図1の実施例の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第1流路33から第1加熱装置用第1分岐路36および第2加熱装置用第1分岐路37に分岐する分岐部に第1流路切換手段としての第1三方弁86が、また、第2流路34から第1加熱装置用第2分岐路56および第2加熱装置用第2分岐路57に分岐する分岐部に第2流路切換手段としての第2三方弁87が設けられている。
この電動式の三方弁86,87は制御装置81で制御されている。そして、上述のステップ1において、第1加熱装置用第2弁58を閉じる代わりに、第2三方弁87を作動させて、第2流路34と第1加熱装置用第2分岐路56との間の流れを遮断し、第2流路34と第2加熱装置用第2分岐路57との間の流れを許容させる。
また、上述のステップ4において、第1加熱装置用第1弁38を閉じる代わりに、第1三方弁86を作動させて、第1流路33と第1加熱装置用第1分岐路36との間の流れを遮断し、第1流路33と第2加熱装置用第1分岐路37との間の流れを許容させる。
さらに、上述のステップ5においては、第2加熱装置用第1弁42および第2加熱装置用第2弁62を開けているが、図5の三方弁の場合には、既に第1流路33と第2加熱装置用第1分岐路37との流れ、および、第2流路34と第2加熱装置用第2分岐路57との流れは、ステップ4およびステップ1で、許容されている。ステップ5は、図5の三方弁の場合には、実行されない。
図6は切換ユニットを四方弁で構成した場合の回路図で、(a)が室内機の暖房運転時の図、(b)が冷媒回収時の図、(c)が温水ユニットの暖房運転時の図である。なお、図6の説明において、上記図5の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図5の三方弁86,87の代わりに、電動式の四方弁91,92が設けられている。第1四方弁91の第4ポート91aと第2四方弁92の第4ポート92aとが弁93を介して接続されている。この弁93は常時閉じており、第1四方弁91の第4ポート91aおよび第2四方弁92の第4ポート92aは封止されている。そして、四方弁91,92は三方弁86,87と同じ働きを行う。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)実施例では、加熱装置は室内機16や温水ユニット17であるが、他の加熱装置でも可能である。たとえば、給湯機などでも可能である。
(2)切換ユニット31への切り換え指令は、手動で行うことも可能であるし、また、自動で行うことも可能である。
加熱装置の切り換え時に、冷媒を室外機側に回収することにより、複数の加熱装置を交互に円滑に切り換えて使用することができる。したがって、加熱装置としての空調用室内機、床暖房用温水ユニットや給湯機などを複数設置して、交互に使用する用途に適用できる。
図1は本発明における実施例のヒートポンプ式加熱システムの概略図である。 図2は室外機の冷媒回路図で、(a)が暖房運転モード時の状態の図、(b)が冷房運転モード時の状態の図である。 図3は制御装置の入出力図である。 図4は加熱装置の切り換え時のフローチャートである。 図5は切換ユニットを三方弁で構成した場合の回路図で、(a)が室内機の暖房運転時の図、(b)が冷媒回収時の図、(c)が温水ユニットの暖房運転時の図である。 図6は切換ユニットを四方弁で構成した場合の回路図で、(a)が室内機の暖房運転時の図、(b)が冷媒回収時の図、(c)が温水ユニットの暖房運転時の図である。
符号の説明
1 ヒートポンプ式の室外機
11 圧縮機
13 室外機の第1冷媒口
16 空調用室内機(第1加熱装置)
17 温水ユニット(第2加熱装置)
24 室外機の第2冷媒口
26 膨張弁
27 熱交換器
28 アキュムレータ
33 切換ユニットの第1流路
34 切換ユニットの第2流路
36 第1加熱装置用第1分岐路
37 第2加熱装置用第1分岐路
38 第1加熱装置用第1弁(第1流路切換手段)
41 室内機の第1冷媒口
42 第2加熱装置用第1弁(第1流路切換手段)
43 温水ユニットの第1冷媒口
56 第1加熱装置用第2分岐路
57 第2加熱装置用第2分岐路
58 第1加熱装置用第2弁(第2流路切換手段)
61 室内機の第2冷媒口
62 第2加熱装置用第2弁(第2流路切換手段)
63 温水ユニットの第2冷媒口
81 制御装置(制御手段)
86 第1三方弁(第1流路切換手段)
87 第2三方弁(第2流路切換手段)
91 第1四方弁(第1流路切換手段)
92 第2四方弁(第2流路切換手段)

Claims (1)

  1. 空調用室内機や温水ユニットなどの第1および第2加熱装置と、
    圧縮機、膨張弁、熱交換器、アキュムレータ、第1冷媒口および第2冷媒口を具備するとともに、圧縮機からの冷媒が、第1冷媒口、前記加熱装置、第2冷媒口、膨張弁、熱交換器およびアキュムレータの順に流れて再び圧縮機に戻ってくる暖房運転モードと、圧縮機からの冷媒が、熱交換器、膨張弁、第2冷媒口、加熱装置、第1冷媒口およびアキュムレータの順に流れて再び圧縮機に戻ってくる冷房運転モードとに切り換わることができるヒートポンプ式の室外機と、
    前記室外機の第1冷媒口からの流路を第1加熱装置の第1冷媒口への流路または第2加熱装置の第1冷媒口への流路に切り換えて接続する第1流路切換手段と、前記室外機の第2冷媒口からの流路を第1加熱装置の第2冷媒口への流路または第2加熱装置の第2冷媒口への流路に切り換えて接続する第2流路切換手段とを具備する切換ユニットと、
    前記室外機、第1流路切換手段および第2流路切換手段を制御する制御手段を備えたヒートポンプ式加熱システムであって、
    前記制御手段が、室外機からの冷媒による加熱を第1加熱装置から第2加熱装置に切り換える際には、室外機の第1冷媒口が第1加熱装置の第1冷媒口に接続されている状態で、暖房運転モードの室外機を一旦冷房運転モードに切り換えるとともに、第2流路切換手段を作動させて室外機の第2冷媒口と第1加熱装置の第2冷媒口との接続を遮断して、第1加熱装置の冷媒を室外機側に回収し、その後、室外機の第1冷媒口が第2加熱装置の第1冷媒口に、また、室外機の第2冷媒口が第2加熱装置の第2冷媒口に接続された状態で、室外機を暖房運転モードにしていることを特徴とするヒートポンプ式加熱システム。
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