JP2005162704A - 洗顔料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クリーム状の化粧料の泡立てやすさを向上せしめ、以て、洗浄力と使用時の安全性を高める技術を提供する。
【解決手段】 1)中鎖アシル基を有するベタインと、2)(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリルとを洗顔用の化粧料に含有させる。前記中鎖アシル基を有するベタインとしては、(カプリル/カプラミド)プロピルベタインが好ましく、洗顔用の化粧料の洗浄成分としては、脂肪酸のカリウム石鹸であることが好ましく、その形態としては、クリーム状の形態であることが好ましい。更に、アシルグリシン及び/又はその塩を含有することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、洗顔用の化粧料に関し、更に詳細には、泡立ちを改善し、以て使用形態に於いて安全性を向上させた洗顔料に関する。
所謂洗顔料と言われる化粧料は、顔をその洗浄の専らの対象とする、洗浄用の化粧料であり、通常は、硫酸系アニオン界面活性剤や両性界面活性剤を主たる洗浄のための成分とする、溶液状の化粧料、カリウム石鹸を主たる洗浄のための成分とする、クリーム状の化粧料、ナトリウム石鹸を主たる洗浄成分とする、固形の洗浄料(固形石鹸)の大凡3タイプが存する。この内、溶液状の洗浄料は刺激発現性は低いものの、洗浄力も低く、固形石鹸は洗浄性に優れるものの、刺激発現性が高いと言われている。この為、比較的耐刺激性が低く、且つ、脂汚れしやすい肌特性である、女性用の洗顔料としては、これらの中間タイプである、クリーム状の洗顔料が使用されている。しかしながら、この様なクリーム状洗顔料の使用において、刺激発現が時として問題となる場合が存し、その改善が望まれていた。
一方、石鹸類を主たる洗浄成分とする洗浄用の化粧料に於いて、前記石鹸を泡立てた状態で使用することにより、刺激発現を著しく抑え、且つ、洗浄力を向上できることが見出され、これを応用して、ホィップした洗浄料組成物とする技術が存する。(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)しかしながら、予めホィップをした洗浄料の形態では嵩密度は低くなり、輸送性を損なう場合が存した。即ち、泡などのように気体を包含しない形態で、嵩密度が高く、且つ、使用時の泡立ちの良い洗顔用の化粧料の開発が望まれていた。
一方、脂肪酸アミドベタインは洗剤において、洗浄補助剤として使用されている。(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)又、洗浄用の化粧料にも洗浄補助剤として含有させる技術が知られている。(例えば、特許文献6を参照)しかしながら、脂肪酸カリウム石鹸を主たる洗浄成分とするクリーム状の洗顔用の化粧料に含有させる技術は全く知られていない。(ブチレングリコール/グリセリン)コポリマーステアリルについては、可溶化剤として化粧料に含有させる技術が知られている。(例えば、特許文献7を参照)しかしながら、このものを脂肪酸カリウム石鹸を主たる洗浄成分とするクリーム状の洗顔用の化粧料に含有させる技術は全く知られていない。これらの2成分を組み合わせて組成物に含有させる技術も全く知られていない。
特開2003−63948号公報 特開2001−107100号公報 特開2003−82386号公報 特開2000−107583号公報 特開平11−269488号公報 特開平04−211009号公報 特開平02−157035号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、クリーム状の化粧料の泡立てやすさを向上せしめ、以て、洗浄力と使用時の安全性を高める技術を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、クリーム状の化粧料の泡立てやすさを向上せしめ、以て、洗浄力と使用時の安全性を高める技術を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)中鎖アシル基を有するベタインと、2)(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリルとを含有する洗顔用の化粧料がその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)1)中鎖アシル基を有するベタインと、2)(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリルとを含有することを特徴とする、洗顔用の化粧料。
(2)前記中鎖アシル基を有するベタインが、(カプリル/カプラミド)プロピルベタインであることを特徴とする、(1)に記載の洗顔用の化粧料
(3)洗浄成分が脂肪酸のカリウム石鹸であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の洗顔用の化粧料。
(4)クリーム状の形態であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の洗顔用の化粧料。
(5) 更に、アシルグリシン及び/又はその塩を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の洗顔用の化粧料。
本発明によれば、クリーム状の化粧料の泡立てやすさを向上せしめ、以て、洗浄力と使用時の安全性を高める技術を提供することができる。
(1)本発明の洗顔用の化粧料の必須成分である中鎖アシル基を有するベタイン
本発明の化粧料は、洗顔用であって、中鎖アシル基を有するベタインを含有することを特徴とする。本発明において中鎖アシル基とは、炭素数8〜14程度の脂肪酸を意味し、カプリロイル基、カプリノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基等が好適に例示できる。又、ベタイン部分は炭素数1〜4のアルキル基を側鎖に有することも出来る。特に好ましいものは、(カプリル/カプラミド)プロピルベタインである。本発明の化粧料に於いては、かかる成分は、泡の肌理を細かくし、表面積を増大させて、水洗による除去効果を高める作用を発揮する。本発明の化粧料においては、かかる成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。前記のような効果を奏するためには、化粧料全量に対して、総量で0.05〜5質量%、より好ましくは0.1〜2質量%を含有させることが好ましい。
(2)本発明の化粧料の必須成分である(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリル
本発明の洗顔用の化粧料は、必須成分として(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリルを含有することを特徴とする。かかる成分は、既に化粧料で使用されており、市販品も存し、市販品を購入して使用することが出来る。市販品としては、日本サーファクタント株式会社より販売されている、ハイグリオールS−26が好適に例示できる。この様な成分は、ステアリルアルコールをテトラヒドロフランにとかし、これにグリシドールを加え、アルカリを触媒として縮合させることにより製造することが出来る。かかる成分は、本発明の洗顔用の化粧料に於いて、かかる成分は、泡のコシを強化するとともに、水性担体で洗い流した後、洗顔用化粧料乃至はその成分、特には遊離の脂肪酸が残存するのを防ぐ作用を有する。ステアリルに変えて、他のアルキル基、或いはアルケニル基の化合物を用いる場合においても、本発明の同様の効果を奏する場合には、本発明の技術範囲に属する。本発明の洗顔用の化粧料に於いて、かかる成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。この様な効果を奏するためには、かかる成分は総量で、化粧料全量に対して、0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%含有することが好適である。
(3)本発明の洗顔用の化粧料の好ましい成分であるアシルグリシン及び/又はその塩
本発明の洗顔用の化粧料は、好ましい形態に於いて、アシルグリシン及び/又はその塩を好ましい成分として含有する。かかる成分は、本発明の洗顔用の化粧料に於いて、速やかに、且つ、容易に泡立たせるような泡立ち促進効果を有する。かかる成分については、泡立ち改善の目的で、洗剤などに配合されており、市販品が存し、本発明では市販品を購入して使用することが出来る。アシルグリシンを構成するアシル基としては、ココイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、ベヘノイル基、オレオイル基、リノロイル基などが例示でき、ココイル基が特に好ましい。又、塩の種類としては化粧料で使用されるアルカリであれば特段の限定無く用いることが出来、この様な塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらの内特に好ましいものはカリウム塩である。これは前記の泡立て促進効果が著しいためである。本発明の洗顔用の化粧料に於いて、かかる成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で化粧料全量に対して、0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.5〜3質量%である。
(4)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、洗顔用、即ち、顔部の洗浄に専らに使用される化粧料であり、前記必須成分を含有することを特徴とする。洗顔用の化粧料の剤形としては脂肪酸のカリウム石鹸を主洗浄剤とする、クリーム状の剤形のものが特に好ましい。本発明の化粧料に於いては、前記の成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の必須成分に分類されない非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明の化粧料は、必須成分及びかかる任意の成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の洗顔用の化粧料である、化粧料1を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱、混合し、真空乳化釜に仕込み、減圧下イとロを混合し、攪拌冷却し、本発明の洗顔用の化粧料を得た。このものの(カプリル/カプラミド)プロピルベタインを水に置換した比較例1、「ハイグリオールS−26」をイソステアリン酸PEG−20グリセリルに置換した比較例2も同様に製造し、等量の水を加え泡立て器で2分間攪拌して、起泡性試験を行った。即ち、泡立てによって生じた泡の高さ(cm)、高さが半分になるまでに要した時間(半減期;単位:分)及び泡の肌理(粗い、やや粗い、普通、やや細かい、細かいの5段階に分類して評価)を測定・評価した。結果を表1に示す。これより、本発明の洗顔用の化粧料は、起泡性に優れることが判る。

水 67 質量部
グリセリン 18 質量部
1,3−ブタンジオール 2 質量部
ココイルグリシンカリウム塩 1 質量部
水酸化カリウム 7.8質量部

「ハイグリオールS−26」 1.5質量部
イソステアリン酸PEG−20グリセリル 1 質量部
(オクタン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル 0.5質量部
セタノール 0.5質量部
(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン 0.4質量部
ジグリセリンテトラオレート 0.1質量部
ラウロイルグルタミン酸
(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1質量部
ポリクオタニウム39 0.1質量部
Figure 2005162704
<実施例2>
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の洗顔用の化粧料である、化粧料2を作成した。実施例1の方法に従って、評価すると、泡の高さは4.9cm、半減期は9.5分、泡の肌理は「やや細かい」であった。これより、本発明の洗顔用の化粧料は、起泡性に優れることが判ると同時に、アシルグリシン及び/又はその塩を含有させることにより、かかる効果がより著効になることも判る。

水 68 質量部
グリセリン 18 質量部
1,3−ブタンジオール 2 質量部
水酸化カリウム 7.8質量部

「ハイグリオールS−26」 1.5質量部
イソステアリン酸PEG−20グリセリル 1 質量部
(オクタン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル 0.5質量部
セタノール 0.5質量部
(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン 0.4質量部
ジグリセリンテトラオレート 0.1質量部
ラウロイルグルタミン酸
(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1質量部
ポリクオタニウム39 0.1質量部
<実施例3>
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の洗顔用の化粧料である、化粧料2を作成した。実施例1の方法に従って、評価すると、泡の高さは5.3cm、半減期は10分、泡の肌理は「細かい」であった。これより、本発明の洗顔用の化粧料は、起泡性に優れることが判ると同時に、アシルグリシンとしては、ココイルグリシン及び/又はその塩が好ましいことが判る。

水 67 質量部
グリセリン 18 質量部
1,3−ブタンジオール 2 質量部
ラウロイルグリシンカリウム塩 1 質量部
水酸化カリウム 7.8質量部

「ハイグリオールS−26」 1.5質量部
イソステアリン酸PEG−20グリセリル 1 質量部
(オクタン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル 0.5質量部
セタノール 0.5質量部
(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン 0.4質量部
ジグリセリンテトラオレート 0.1質量部
ラウロイルグルタミン酸
(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1質量部
ポリクオタニウム39 0.1質量部
<実施例4>
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の洗顔用の化粧料である、化粧料4を作成した。実施例1の方法に従って、評価すると、泡の高さは5.1cm、半減期は9.8分、泡の肌理は「細かい」であった。これより、本発明の洗顔用の化粧料は、起泡性に優れることが判ると同時に、中鎖アシル基を有するベタインとしては、(カプリル/カプラミド)プロピルベタインが好ましいことが判る。

水 67 質量部
グリセリン 18 質量部
1,3−ブタンジオール 2 質量部
ココイルグリシンカリウム塩 1 質量部
水酸化カリウム 7.8質量部

「ハイグリオールS−26」 1.5質量部
イソステアリン酸PEG−20グリセリル 1 質量部
(オクタン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル 0.5質量部
セタノール 0.5質量部
ラウロイルアミドプロピルベタイン 0.4質量部
ジグリセリンテトラオレート 0.1質量部
ラウロイルグルタミン酸
(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1質量部
ポリクオタニウム39 0.1質量部
<実施例5>
化粧料1、比較例1及び比較例2を対象に、パネラーを用いて、実使用形態での刺激感について評価した。パネラーは1群20名、3群計60名を用意し、1群には化粧料1を、もう1群には比較例1を、残る1群には比較例2を渡し、「使用時には充分泡立てて、その泡を用いて洗顔してください。」と指示した上で、1週間使用してもらった。試験終了後刺激感を感じたことがあるか否かをアンケートにより調べた。1回でも刺激感を感じた場合には刺激感発現例として、出現例数を計数した。結果は、化粧料1が出現例数0例、比較例1が4例、比較例2が3例であった。これより、刺激発現は泡立てやすさ、起泡性の良さと相関しており、本発明の洗顔用の化粧料は、泡立てやすく、起泡性に優れることから、実使用形態での刺激発現性が低いことが判る。裏返せば、一般的にクリーム状の洗顔用の化粧料に於いては、充分に泡立てられずに使用されているのが使用実態であり、これにより、刺激発現しやすくなっているとも言える。
本発明は、使用性の良い洗顔用の化粧料に応用できる。

Claims (5)

  1. 1)中鎖アシル基を有するベタインと、2)(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリルとを含有することを特徴とする、洗顔用の化粧料。
  2. 前記中鎖アシル基を有するベタインが、(カプリル/カプラミド)プロピルベタインであることを特徴とする、請求項1に記載の洗顔用の化粧料
  3. 洗浄成分が脂肪酸のカリウム石鹸であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の洗顔用の化粧料。
  4. クリーム状の形態であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の洗顔用の化粧料。
  5. 更に、アシルグリシン及び/又はその塩を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の洗顔用の化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019001724A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 ちふれホールディングス株式会社 洗浄用組成物
CN110628537A (zh) * 2019-09-27 2019-12-31 安徽氧趣生物科技有限公司 一种抗菌除螨香皂

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