JP2005161355A - パンチプレス制御装置 - Google Patents

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Takashi Senda
孝志 千田
Tomohiro Akino
友広 秋野
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Abstract

【課題】工具支持体を交換して使用するパンチプレスにおいて、工具支持体を割り出す制御のためのプログラム作成が容易で、誤りの生じ難いパンチプレス制御装置を提供する。
【解決手段】工具選択指令RTの前部を工具支持体識別情報ID(T01,T02…)とし、後部を工具識別情報tとする。工具支持体マガジン38,39における工具支持体保持部45,46の番地M1,M2,…の情報ADに、各工具支持体保持部に保持された工具支持体5,6の工具支持体識別情報を対応させて記憶する番地・識別情報対応記憶手段58を設ける。加工プログラム52から読み出された工具支持体識別情報を番地・識別情報対応記憶手段と照合して、対応する番地の工具支持体保持部が加工位置Pに割り出されるように、工具支持体マガジンの割出動作を制御する工具支持体割出制御手段54を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、工具を支持するカートリッジ式の工具支持体を交換して使用するパンチプレスにおいて、工具支持体の選択の制御等を行うパンチプレス制御装置に関する。
従来、複数の工具を交換使用可能としたパンチプレスとして、工具支持体をタレットとするタレット式のものが一般的である。しかし、タレットパンチプレスでは、タレット上に保持できる工具の個数,サイズが限られ、多彩な加工を行うことができない。そのため工具支持体として、次のようなカートリッジを用いるカートリッジ式のパンチプレスが提案されている(例えば特許文献1)。これは、複数の工具を搭載した矩形のカートリッジを複数準備し、これらカートリッジを直線経路のレール上でパンチ位置に出し入れすることにより、カートリッジ交換を行うものである。
しかし、上記カートリッジ式のパンチプレスは、カートリッジ内に並べられた工具の割出を、ラムを有するパンチ駆動部の平面移動により行うものであるため、移動する部分の重量が重くて工具の高速割出が難しい。カートリッジの直線移動により一方向の工具割出を行うものもあるが、これもカートリッジ全体の直線移動が必要なために、高速割出が難しい。
そこで、工具支持体として円形のカートリッジを用い、旋回動作する工具支持体マガジンによりパンチプレス本体に渡すものが試みられている(例えば、特願2003−030101号)。
特開2000−351028号公報 特公平4−50088号公報
上記の旋回動作する工具支持体マガジンにより、カートリッジをパンチプレス本体に渡すものでは、カートリッジである工具支持体が着脱可能であるため、スケジュールの組み方によって同じ工具支持体が工具支持体マガジンの違う場所に装着せざるを得ない場合が出て来る。すなわち、カートリッジである工具支持体は、工具支持体マガジンの工具支持体保持部の個数だけ準備しても良いが、着脱可能な機能を有効に利用するために、工具支持体マガジンの工具支持体保持部の個数よりも多くの工具支持体を準備しておき、加工のスケジュールに合わせて、適切な工具の搭載された工具支持体を工具支持体マガジンの各工具支持体保持部に装着する。このような工具支持体の交換によって、同じ工具支持体が工具支持体マガジンの違う場所に装着されることになる。
このような場合に、パンチプレス制御装置における工具の指定が煩雑になる。一般的な制御方法であると、工具の指定は、工具支持体マガジンの工具支持体保持部を特定する指令と、工具支持体における希望の工具の位置を指定する指令とで行われる。このとき、スケジュールによって、同じ工具支持体が工具支持体マガジンの違う場所に装着されていると、プログラム作成における工具支持体保持部の指定が煩雑になり、誤りを生じ易い。
なお、タレットパンチプレスにおいて、加工プログラムにおけるタレット上の工具の指定を、工具の識別番号で行い、対照テーブルによって工具の位置を特定することが提案されている(例えば特許文献2)。これは、上記の旋回型のカートリッジ式のパンチプレスに対応させると、タレットに対応する工具支持体上の工具の指定を識別番号で行おうとするものとなる。このため、特許文献2の技術を応用しても、工具支持体の選択の制御の容易化につながらない。
この発明の目的は、工具支持体を交換して使用するパンチプレスの制御において、工具支持体マガジンの工具支持体保持部に自由に入れ換えて使用される工具支持体を割り出す制御のためのプログラム作成が容易で、誤りの生じ難いパンチプレス制御装置を提供することである。
この発明の他の目的は、希望の工具支持体中の工具の指定が混乱なく容易に行え、修正も簡単に行えるものとすることである。
この発明のさらに他の目的は、各種の状況に応じて工具支持体識別情報の運用が便利に行えるようにすることである。
この発明のパンチプレス制御装置(1)は、制御対象となるパンチプレス(2)が、パンチプレス本体(2A)と、工具(3,4)を支持する複数の工具支持体(5,6)と、この工具支持体(5,6)を着脱自在に保持する工具支持体保持部(45,46)を複数有し任意の工具支持体保持部(45,46)をパンチプレス本体(2A)の加工位置(P)に割出可能な工具支持体マガジン(38,39)とを備える。前記各工具支持体(5,6)は、外周形状が画一化されて任意の工具支持体保持部(45,46)に保持可能とされ、かつ工具(3,4)を支持する工具支持部(3a,4a)のレイアウトが互いに異なる複数種類のものが有る。パンチプレス本体(2A)は、前記加工位置(P)に割り出された工具支持体保持部(45,46)の工具支持体(5,6)における任意の工具支持部(3a,4a)の工具(3,4)をパンチ駆動可能なものである。工具支持体マガジン(38,39)は、例えば工具支持体保持部(45,46)を旋回移動させるものとされるが、往復直線移動や楕円等の所定の閉経路で工具支持体保持部(45,46)を循環移動させるものであっても良い。
このパンチプレス制御装置(1)は、上記構成のパンチプレス(2)を制御する装置であって、工具支持体(5,6)を選択する命令として前記工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を用いた加工プログラム(52)を実行するものであり、前記工具支持体保持部(45,46)の番地(M1,M2,…)の情報(AD)に、各工具支持体保持部(45,46)に保持された工具支持体(5,6)の工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を対応させて記憶する番地・識別情報対応記憶手段(58)と、前記加工プログラム(52)から読み出された前記工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を前記番地・識別情報対応記憶手段(58)と照合して、対応する番地(M1,M2,…)の工具支持体保持部(45,46)が前記加工位置(P)に割り出されるように前記工具支持体マガジン(38,39)の割出動作を制御する工具支持体割出制御手段(54)とを備える。
工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)は、個々の工具支持体(5,6)を識別可能な固有のものとする。工具支持体マガジン(38,39)の工具支持体保持部(45,46)の個数よりも多くの工具支持体(5,6)を準備し、これを工具支持体マガジン(38,39)の工具支持体保持部(45,46)に入れ替えて使用する場合は、工具支持体マガジン(38,39)に対して未装着の工具支持体(5,6)に対しても固有の工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を付しておく。
この構成によると、加工プログラム(52)において、工具支持体(5,6)を割出す命令は、工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)によって間接的になされる。工具支持体割出制御手段(54)は、加工プログラム(52)から読み出された前記工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を前記番地・識別情報対応記憶手段(58)と照合して、対応する番地(M1,M2,…)の工具支持体保持部(45,46)の位置を認識し、その工具支持体保持部(45,46)が前記加工位置(P)に割り出されるように前記工具支持体マガジン(38,39)の割出動作を制御する。
このように工具支持体(5,6)を工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)で管理し、工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)により間接指定する方式としたため、番地・識別情報対応記憶手段(58)に登録された工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を工具支持体の呼び出しコードとすることで、工具支持体マガジン(38,39)の、どの工具支持体保持部(45,46)に工具支持体(5,6)が装着されていても、加工プログラム(52)では同じ工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)が使用できる。すなわち、制御対象となるパンチプレス(2)が、工具支持体(5,6)の着脱が自在なものであるため、スケジュールの組み方によって、同じ工具支持体(5,6)が工具支持体マガジン(38,39)の異なる工具支持体保持部(45,46)に装着さぜる場合があるが、このようなパンチプレス(2)であっても、加工プログラム(52)の作成時における工具支持体(5,6)の指定が工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)で行えることにより、簡単に正しい工具支持体(5,6)が指定できて、パンチプレス(2)に正しい工具支持体(5,6)を割り出させることができる。
この発明において、工具支持体(5,6)は前記工具支持部(3a,4a)を複数有し、前記パンチプレス(2)は、前記加工位置(P)に割り出された工具支持体保持部(45,46)にある工具支持体(5,6)の任意の工具支持部(3a,4a)の工具(3,4)を選択的にパンチ駆動可能に割り出す工具割出機構(26,27)を有するものであっても良い。
この場合に、前記加工プログラム(52)は、前記工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)に連続する工具識別情報(t)を付加した工具選択指令(RT)を有するものとし、この工具識別情報(t)によって前記工具割出機構(26,27)を制御する工具割出制御手段(55)を設けても良い。
なお、個々の工具支持体(5,6)における工具支持部(3a,4a)とその工具支持部(3a,4a)に装着された工具(3,4)の関係を記憶した工具支持体・工具対応記憶手段(59)を設けておき、前記工具割出制御手段(55)は、加工プログラム(52)における工具識別情報(t)を前記工具支持体・工具対応記憶手段(59)と照合して、前記工具割出機構(26,27)を制御するものとしても良い。
このように、加工プログラム(52)における工具選択指令(RT)を、工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)に連続する工具識別情報(t)を付加したものとすることで、希望の工具支持体(5,6)中の工具(3,4)の指定が混乱なく容易に行え、修正も簡単に行える。
この発明において、前記番地・識別情報対応記憶手段(58)に対して、工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を変更可能に入力する変更操作手段(60)を設けても良い。
この変更操作手段(60)を設けることで、保有しておく工具支持体(5,6)を別種のものに変えたり、工具支持体(5,6)の寿命や損傷により新たな同種のものに交換する場合等に、工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を追加して行くだけでなく、変更することで、工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)の個数が多くなり過ぎることが回避できる。また、工具支持体(5,6)を変えた後も元の工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)を利用することで、既存の加工プログラムやその作成のためのデータ類等を効率的に活用することが可能になる。このように、各種の状況に応じた工具支持体識別情報ID(T01,T02,…)の運用を行うことができる。
この発明のパンチプレス制御装置は、工具支持体マガジンの各工具支持体保持部に工具支持体を自由に入れ換えて保持させ、工具支持体マガジンを割出動作させるパンチプレスの制御装置であって、工具支持体を選択する命令として前記工具支持体識別情報を用いた加工プログラムを実行するものであり、前記工具支持体保持部の番地の情報に、各工具支持体保持部に保持された工具支持体の工具支持体識別情報を対応させて記憶する番地・識別情報対応記憶手段と、前記加工プログラムから読み出された前記工具支持体識別情報を前記番地・識別情報対応記憶手段と照合して、対応する番地の工具支持体保持部が前記加工位置に割り出されるように前記工具支持体マガジンの割出動作を制御する工具支持体割出制御手段とを備えるため、スケジュールの組み方によって、同じ工具支持体が工具支持体マガジンの異なる工具支持体保持部に装着されるような場合であっても、工具支持体が工具支持体識別情報で管理できて、工具支持体を割り出す制御のためのプログラム作成が容易で、誤りが生じ難いという効果が得られる。
前記工具支持体が前記工具支持部を複数有し、前記パンチプレスは、前記加工位置に割り出された工具支持体保持部にある工具支持体の任意の工具支持部の工具を選択的にパンチ駆動可能に割り出す工具割出機構を有し、前記加工プログラムは、前記工具支持体識別情報に連続する工具識別情報を付加した工具選択指令を有するものとし、この工具識別情報によって前記工具割出機構を制御する工具割出制御手段を設けた場合は、希望の工具支持体中の工具の指定が混乱なく容易に行え、修正も簡単に行える。
前記番地・識別情報対応記憶手段に対して、工具支持体識別情報を変更可能に入力する変更操作手段を設けた場合は、各種の状況に応じて工具支持体識別情報の運用を便利に行うことができる。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。このパンチプレス制御装置1の制御対象となるパンチプレス2を説明する。
図2に示すように、パンチプレス2は、ラム10の昇降を行うパンチ駆動機構16を有するパンチプレス本体2Aと、パンチ工具およびダイ工具となる工具3,4をそれぞれ支持する上下の工具支持体5,6と、これら工具支持体5,6をそれぞれ複数保持する上下の工具支持体マガジン38,39と、テーブル11a上の板材Wを把持して所定のパンチ位置に位置決めする板材送り機構11とを備える。
図3(B)に示すように、工具支持体5,6は、外周形状が画一化され、平面形状が例えば略円形に形成されている。工具支持体5,6は、工具3,4を複数または1個支持するものであり、工具3,4を支持する工具支持部3a,4aのレイアウトがその種類間で互いに異なる複数種類のものが有る。複数準備される工具支持体5,6には、工具支持部3a,4aのレイアウトが互いに同じで、工具支持部3a,4aに支持される工具3,4が異なるものとがあっても良い。
図5に示すように、上下の工具支持体マガジン38,39は、工具支持体5,6を着脱自在に保持する工具支持体保持部45,46を複数有するものである。図5(A)は工具支持体マガジン38,39に工具支持体5,6を保持させた状態を、図5(B)は工具支持体5,6の未保持の状態をそれぞれ示す。なお、図5は上側、つまりパンチ側の工具支持体マガジン38を示した図であるが、ダイ側の工具支持体マガジン39もパンチ側の工具支持体マガジン38と同様な構成であるので、ダイ側の工具支持体マガジン39における対応部分の参照符号を付してある。
工具支持体マガジン38,39は、工具支持体保持部45,46を外周部に円周方向に配列した旋回部材からなる。各工具支持体保持部45,46は、工具支持体5,6を嵌合する切欠状部分からなり、嵌合した工具支持体5,6を係脱可能に係止する係止手段42を有している。
図4に示すように、上下の工具支持体マガジン38,39は、中心部でプレスフレーム23に軸受部22を介して旋回自在に支持され、工具支持体割出機構43,44によって任意の工具支持体保持部45,46を加工位置Pに割出可能である。上下の工具支持体割出機構43,44は、独立して制御可能であるが、この例では同期して制御されるものとしてある。工具支持体割出装置43,44は、各工具支持体マガジン38,39に対して設けられたモータ43a,44aおよびこのモータ43a,44aの駆動を工具支持体マガジン38,39に伝達するギヤ列等の伝達機構43b,44bからなる。
パンチプレス本体2Aは、上記ラム10の昇降を行うパンチ駆動機構16と、加工位置Pの工具支持体5,6を回転させることで工具支持体5,6上の任意の工具3,4をパンチ駆動機構16でパンチ動作可能な位置に割出す上下の工具割出機構26,27とを備える。
工具割出機構26,27は、同心位置の上下の円筒状の回転部材7,8を有し、工具支持体マガジン38,39によって加工位置Pに割り出された工具支持体保持部45,46の工具支持体5,6を、工具支持体マガジン38,39から受け取って回転部材7,8に保持可能とされている。上側の回転部材7は下端に、下側の回転部材7の上端に、工具支持体5,6をそれぞれ把持するものであり、両回転部材7,8は、工具支持体5,6を把持する把持機構28,29を有している。回転部材7,8は、サーボモータ等の回転駆動装置26a,27aによって回転割出が可能とされている。
上下の回転部材7,8は、プレスフレーム23に昇降自在に設置された昇降部材24,25に回転自在に支持されており、昇降部材24,25と共に昇降することで、工具支持体マガジン38,39に対する工具支持体5,6の受渡しが可能とされている。
パンチ駆動機構16は、サーボモータまたは油圧シリンダからなる駆動源16aによってラム10を昇降させるものである。駆動源16aにサーボモータを用いる場合、その回転を直線運動に変換するクランク機構等の回転・直線運動変換機構が設けられる。ラム10は、プレスフレーム23に設けられたラムガイド31により昇降自在に案内される。ラム10は、下端にストライカ10cを有し、工具割出機構26で加工位置Pにある工具支持体5の所定位置のパンチ工具3をパンチ可能とされている。上記所定位置は、例えば、加工位置Pの中心O回りの円周方向における原点位置Aである。
なお、この実施形態では、ラム10は、昇降動作を行うラム本体10aの下端に回転ラム10bが設けられていて、回転ラム10bに偏心して上記ストライカ10cが設けられている。回転ラム10bは、係脱機構32によって回転ラム10bに係合可能であり、係合状態で回転ラム10bと共に回転可能とされている。このため、ラム10は、前記原点位置Aの他に、加工位置Pの中心O回りの任意角度位置にストライカ10cを旋回移動させて工具支持体5のパンチ工具3をパンチ可能とされている。
図1,図2において、板材送り機構11は、テーブル11a(図2参照)上で板材Wを直交する2軸(X軸,Y軸)方向に移動させる機構である。図1のように、板材送り機構11は、板材Wを把持するワークホルダ18と、このワークホルダ18を各軸方向に進退させるX軸駆動源14およびY軸駆動源15とを有している。
つぎに、制御系を図1と共に説明する。このパンチプレス制御装置1は、加工プログラム52を演算制御部51で解読,実行してパンチプレス2を制御する装置であり、例えば数値制御装置とプログラマブルコントローラとで構成される。加工プログラム52はNCコード等で記述されたものである。演算制御部51は、演算処理を行う中央処理装置(CPU)と、この中央処理装置に実行させる特定のプログラムおよびデータを記憶させた記憶手段(いずれも図示せず)を有するものである。演算制御部51は、単独のものであっても、また数値制御装置とプログラマブルコントローラとで別々に設けられたものであっても良いが、上記のように別々に設けられたものにおいても、この実施形態では一つの演算制御部51で総称して示している。
演算制御部51は、解読手段53、工具支持体割出制御手段54、工具割出制御手段55、パンチ動作制御手段56、および板材位置決め制御手段57を有している。解読手段53は、加工プログラム52の各命令を順次読み出し、命令種類に応じた制御を上記各制御手段54〜57に実行させる手段である。他の各制御手段54〜57の機能は、後に説明する。
このパンチプレス制御装置1は、個々の工具支持体5,6に固有の工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を付しておき、加工プログラム52における工具選択指令RTとして、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を用いるものとしてある。
番地・識別情報対応記憶手段58は、工具支持体マガジン38,39における工具支持体保持部45,46の番地M1〜M8の情報ADに、各工具支持体保持部45,46に保持された工具支持体5,6の工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を対応させて記憶した手段である。
工具支持体識別情報ID(T01,T02…)は、工具支持体保持部45,46に保持されたものだけでなく、このパンチプレス2における使用のために準備された全ての工具支持体5,6について個別に付しておく。図1の例では、工具支持体保持部45,46の個数は8個であるが、同図(B)に示すように、準備された工具支持体5,6の個数は10個とされている。
上下の工具支持体5,6は、互いに別の管理としても良いが、この例では上下の工具支持体5,6を1組のものとして同じ工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を付している。上下の工具支持体マガジン38,39における工具支持体保持部45,46の番地も、個別に付しても良いが、これの例では共通の番地M1〜M8を付している。
番地・識別情報対応記憶手段58に対する、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)の新たな入力、および変更の入力は、変更操作手段60によって変更可能とされる。変更操作手段60は、例えばキーボードからの入力に従って番地・識別情報対応記憶手段58への書き込みを行うものとされる。
加工プログラム52において、工具支持体5,6を選択する命令は、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を用いるものとされる。より具体的には、加工プログラム52の工具選択指令RTは、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)に連続する工具識別情報tを付加したものとされる。図1の加工プログラム52の中に示した工具選択指令RTは、先頭3文字が「T01」の工具支持体識別情報とされ、その後段の2文字が「05」の工具識別情報tとされている。工具識別情報tは、例えば工具番号である。
工具支持体割出制御手段54は、加工プログラム52から解読手段53により読み出された工具選択指令RTのうちの工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を、番地・識別情報対応記憶手段58と照合し、対応する番地M1,M2,…の工具支持体保持部45,46が加工位置Pに割り出されるように、工具支持体マガジン38,39の割出動作を制御する。この制御は、工具支持体割出機構43,44の駆動源を制御することで行う。
工具割出制御手段55は、加工プログラム52から解読手段53により読み出された工具選択指令RTのうちの工具識別情報tを、工具支持体・工具対応記憶手段59と照合しして、希望の工具識別情報tの工具3,4がパンチされる位置となるように、工具割出機構26,27を制御する。
工具支持体・工具対応記憶手段59は、個々の工具支持体5,6における工具支持部3a,4aに関する情報と、その工具支持部3a,4aに装着された工具3,4の関係の情報を記憶した手段である。上下の工具支持体3,4の工具支持部3a,4aおよびその工具3,4は、互いに別に識別するようにしても良いが、この例では上下1組として工具支持部3a,4aおよび工具3,4の識別を行うようにしている。工具支持体・工具対応記憶手段59は、工具支持体5,6の各工具支持体識別情報ID(T01,T02…)に対して、その工具支持体5,6の各工具支持部3a,4aの位置(例えば、原点位置に対する回転角度と半径方向の距離)と、大きさと、その工具支持部3a,4aに装着された工具3,4の工具識別情報t等の工具番号等を対応して記憶した手段とされる。
パンチ動作制御手段56は、加工プログラム52におけるパンチ指令(図示せず)に従い、所定のタイミングでパンチ駆動機構16を動作させる手段である。
板材位置決め制御手段57は、加工プログラム52における位置決め指令(図示せず)に従い、板材送り機構11を動作させて板材Wの位置決めを行う手段である。
上記構成のパンチプレス制御装置1による工具割出動作を説明する。加工プログラム52は、上記のように工具選択指令RTが、工具支持体識別情報ID(T01)と工具識別情報tとで記述されている。
この工具選択指令RTが解読手段53で読み出されると、解読手段53は、工具選択指令RTのうちの工具支持体識別情報ID(T01)を工具支持体割出制御手段54に与え、工具識別情報tを工具割出制御手段55に与える。
工具支持体割出制御手段54は、与えられた工具支持体識別情報ID(T01)を、番地・識別情報対応記憶手段58と照合して、対応する番地M1,M2,…の工具支持体保持部45,46の位置を認識し、その工具支持体保持部45,46が加工位置Pに割り出されるように、工具支持体割出機構43,44を制御し、工具支持体マガジン38,39の割出動作を行わせる。
この工具支持体5,6の割出の後、工具割出制御手段55は、与えられた工具識別情報tを工具支持体・工具対応記憶手段59と照合し、工具識別情報tで特定される工具3,4がラム10のストライカ10cでパンチ可能な位置となるように、工具割出機構26,27を制御する。工具割出機構26,27は、工具支持体5,6を回転部材7,8と共に回転させ、特性された工具3,4が上記加工位置Pの中心O回りの円周上の原点位置Aに位置させることにより、工具3,4の割出動作を行う。
このように工具支持体5,6の割出し、およびその割り出された工具支持体5,6における工具3,4の割出が完了した後、パンチ動作制御手段56によりパンチ駆動機構16を駆動させ、ラム10の昇降によるパンチ動作を行わせる。同じ工具支持体5,6が続けて使用される場合は、工具支持体5,6の再度の割出動作は省略される。
このように、工具支持体3,4を工具支持体識別情報ID(T01,T02…)で管理し、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)により間接指定する方式としたため、番地・識別情報対応記憶手段58に登録された工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を工具支持体5,6の呼び出しコードとすることで、工具支持体マガジン38,39のどの工具支持体保持部45,46に工具支持体が装着されていても、加工プログラム52では同じ工具支持体識別情報ID(T01,T02…)が使用できる。すなわち、制御対象となるパンチプレス2が、工具支持体5,6の着脱が自在なものであるため、スケジュールの組み方によって、同じ工具支持体5,6が工具支持体マガジン38,39の異なる工具支持体保持部45,46に装着せざるを得ない場合があるが、このようなパンチプレス2であっても、加工プログラム52の作成時における工具支持体5,6の指定が工具支持体識別情報ID(T01,T02…)で行えることにより、簡単に正しい工具支持体5,6が指定できて、パンチプレス2に正しい工具支持体5,6を割り出させることができる。
また、加工プログラム52における工具選択指令RTを、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)に連続する工具識別情報tを付加したものとしたため、希望の工具支持体5,6中の工具3,4の指定が混乱なく容易に行え、修正も簡単に行える。
番地・識別情報対応記憶手段58に対しては、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を変更可能に入力する変更操作手段60を設けたため、保有しておく工具支持体5,6を別種のものに変えたり、工具支持体5,6の寿命や損傷により新たな同種のものに交換する場合等に、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を追加して行くだけでなく、変更することができる。これにより、工具支持体識別情報ID(T01,T02…)の個数が多くなり過ぎることが回避できる。また、工具支持体5,6を変えた後も元の工具支持体識別情報ID(T01,T02…)を利用することで、既存の加工プログラムやその作成のためのデータ類等を効率的に活用することが可能になる。このように、変更操作手段60を設けることで、各種の状況に応じた工具支持体識別情報の運用を行うことができる。
なお、工具支持体・工具対応記憶手段59に対しても、その登録内容の変更入力を可能すとする変更操作手段(図示せず)を設けることで、各種の状況に応じた工具識別情報の運用が行える。
この発明の一実施形態にかかるパンチプレス制御装置の概念構成のブロック図である。 その制御対象となるパンチプレスの正面図である。 同パンチプレスとパンチプレス本体の切欠斜視図、および上下の工具支持体の斜視図である。 工具支持体マガジンとパンチプレス本体の一部とを示す拡大破断正面図である。 工具支持体マガジンの工具支持体保持状態および未保持状態を示す平面図である。
符号の説明
1…パンチプレス制御装置
2…パンチプレス
2A…パンチプレス本体
3,4…工具
3a,4a…工具支持部
5,6…工具支持体
7,8…回転部材
10…ラム
11…板材送り機構
16…パンチ駆動機構
26,27…工具割出機構
38,39…工具支持体マガジン
43,44…工具支持体割出機構
45,46…工具支持体保持部
52…加工プログラム
54…工具支持体割出制御手段
55…工具割出制御手段
56…パンチ動作制御手段
59…工具支持体・工具対応記憶手段
60…変更操作手段
AD…番地の情報
ID…工具支持体識別情報
M1〜M8…番地
P…加工位置
W…板材
t…工具識別情報

Claims (3)

  1. パンチプレス本体と、工具を支持する複数の工具支持体と、この工具支持体を着脱自在に保持する工具支持体保持部を複数有し任意の工具支持体保持部をパンチプレス本体の加工位置に割出可能な工具支持体マガジンとを備え、前記各工具支持体は外周形状が画一化されて任意の工具支持体保持部に保持可能とされ、かつ工具を支持する工具支持部のレイアウトが互いに異なる複数種類のものが有り、前記パンチプレス本体は、前記加工位置に割り出された工具支持体保持部の工具支持体における任意の工具支持部の工具をパンチ駆動可能なものであるパンチプレスを制御するパンチプレス制御装置であって、
    工具支持体を選択する命令として工具支持体識別情報を用いた加工プログラムを実行するものであり、
    前記工具支持体保持部の番地の情報に、各工具支持体保持部に保持された工具支持体の工具支持体識別情報を対応させて記憶する番地・識別情報対応記憶手段と、
    前記加工プログラムから読み出された前記工具支持体識別情報を前記番地・識別情報対応記憶手段と照合して、対応する番地の工具支持体保持部が前記加工位置に割り出されるように前記工具支持体マガジンの割出動作を制御する工具支持体割出制御手段と、
    を備えることを特徴とするパンチプレス制御装置。
  2. 工具支持体は前記工具支持部を複数有し、前記パンチプレスは、前記加工位置に割り出された工具支持体保持部にある工具支持体の任意の工具支持部の工具を選択的にパンチ駆動可能に割り出す工具割出機構を有し、
    前記加工プログラムは、前記工具支持体識別情報に連続する工具識別情報を付加した工具選択指令を有するものとし、前記工具識別情報によって前記工具割出機構を制御する工具割出制御手段を設けた請求項1に記載のパンチプレス制御装置。
  3. 前記番地・識別情報対応記憶手段に対して、工具支持体識別情報を変更可能に入力する変更操作手段を設けた請求項1または請求項2記載のパンチプレス制御装置。
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