JP2005160338A - 物質導入装置 - Google Patents

物質導入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005160338A
JP2005160338A JP2003401189A JP2003401189A JP2005160338A JP 2005160338 A JP2005160338 A JP 2005160338A JP 2003401189 A JP2003401189 A JP 2003401189A JP 2003401189 A JP2003401189 A JP 2003401189A JP 2005160338 A JP2005160338 A JP 2005160338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle
substance
liquid
unit
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003401189A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Sasaki
順 佐々木
Yukihiro Yooku
幸宏 陽奥
Jiyunichi Murakoso
純一 村社
Nobuhiko Onda
信彦 恩田
Kazuo Tamamushi
一雄 玉虫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2003401189A priority Critical patent/JP2005160338A/ja
Publication of JP2005160338A publication Critical patent/JP2005160338A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題】 物質導入装置に関し、粒子の種類及び導入物質の種類を問わないインジェクション方式でありながら、スループットを向上する。
【解決手段】 少なくとも回転ドラム2、粒子供給部6、観察部8、物質導入部9、粒子回収部10から構成するとともに、少なくとも粒子供給部6、物質導入部9、粒子回収部10を記載の順序にて回転ドラム2の回転方向に沿って配列する。
【選択図】 図1

Description

本発明は物質導入装置に関するものであり、ライフサイエンス分野、特に、再生医療及びゲノム創薬に関連する分野における導入物質の導入効率を高めるとともに、導入済粒子を大量に供給するための構成に特徴のある物質導入装置に関するものである。
近年、再生医療およびゲノム創薬等の分野において、導入物質を導入した粒子、例えば、遺伝子溶液或いは薬剤溶液等の導入物質を内部に導入した細胞或いは細胞様の微細粒子を利用する機会が増加しており、研究用途において、既に多くの物質導入技術が用いられているが、医療用への適用においては研究用途とは異なる要求が存在する。
それは主に、 a.粒子および導入物質の種類を問わないこと、
b.導入効率が高いこと、
c.導入済粒子を大量に供給できること、
の3点であり、特に、粒子の大量供給は重要であり、再生医療では一度に105 〜106 個の粒子を使用する。
また、物質導入の方法としては多くの技術が知られているが、ここでは、上述のa及びbの要件を満足する手法であるインジェクション法を取り上げる。
インジェクション法は、100%に近い導入成功率の高さが特色であり、物質導入は顕微鏡下で行われ、熟練した作業者または分解能の高い制御装置を用いることにより粒子へのダメージを最低限に抑える針先制御が行われている(例えば、特許文献1或いは特許文献2参照)。
このインジェクション法の欠点は、熟練した作業者でも1時間あたり数百個と言われているようにスループットが低いことであり、この欠点を補うためにいくつかの提案がなされている。
例えば、粒子を1次元ないし2次元のアレイ状に整列したのち、キャピラリと呼ばれる微細針のアレイを用いて一度にインジェクションを行う方式が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかし、アレイ状に整列された粒子は様々な形状を持つために、キャピラリアレイを用いるとキャピラリが粒子に刺さらなかったり、逆に細胞を破壊してしまう場合があり、問題になっている。
或いは、粒子を個別に顕微鏡で観察しながら物質導入を行える方式を意図して、シリコン基板側面に1次元アレイ状に形成した捕捉部に粒子を捕捉し、上部から観察しながら焦点深度内でキャピラリを動かし、物質導入を行う方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
しかし、この提案においては、粒子の供給および取り出しの自動化は意図されておらず、基礎研究や人工授精などの分野では有効であるが、再生医療やゲノム創薬などの産業応用には、スループットの点で及ばないという問題がある。
一方、粒子を搬送するために回転機構を利用して、粒子を水平回転ドラムの側面に吸着し、ドラム上部からまとめて吸引する機構を採用することによって、スループットを向上することが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平05−192171号公報 特開平06−343478号公報 特開2000−023657号公報 特開2002−017969号公報 特開平01−235575号公報
しかし、回転機構を利用する方式においては、粒子を支持するために必要な吸引部体積が大きくなるため、吸引開始から細胞吸着までの動作時間が長くなる欠点を有する。
また、粒子の供給や回収の動作といった全体の装置構成が考慮されておらず、実用化のためにはさらなる研究開発が必要となる。
したがって、本発明は、粒子の種類及び導入物質の種類を問わないインジェクション方式でありながら、スループットを向上することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、物質導入装置1において、粒子5の外部から粒子5に物質導入手段を挿入することにより物質導入手段から液体物質を粒子5に導入する物質導入装置1であって、少なくとも回転ドラム2、粒子供給部6、観察部8、物質導入部9、粒子回収部10から構成されるとともに、少なくとも粒子供給部6、物質導入部9、粒子回収部10が、記載の順序にて回転ドラム2の回転方向に沿って配列されることを特徴とする。
なお、本発明において流体物質とは、薬液等の液体、或いは、遺伝子を含んだ液体培地等を意味する。
この様に、回転ドラム2を用いた場合には、粒子供給部6、物質導入部9、粒子回収部10を順に配置することにより、物質導入に必要な各工程の自動化が可能になるとともに、上記の特許文献5のように、粒子5を一括して吸着する場合に比べて粒子5を支持するために必要な吸引部体積が小さくなり、吸引開始から粒子吸着までの動作時間が短くなるので、装置構成の簡素化とスループットの向上が可能になる。
なお、回転ドラム2の回転面は水平面に対して垂直であっても平行であっても、それ以外であっても良い。
また、回転ドラム2の側面に開口部4を有する側壁3を設けるとともに、側壁3の内部に圧力の増減によって側壁3の内部への液体の流出入を制御する圧力調整機構を設けて粒子5捕捉装置を構成することが望ましく、それによって、粒子5の吸着・解放が容易になる。
なお、開口部4は、一つの側壁3に単数でも複数でも良く、使用目的に応じて決定すれば良い。
また、この場合の圧力調整機構は、凹部と凹部内に収容された圧電素子付ダイヤフラムで構成しても良いし、或いは、凹部と凹部に接続するポンプ機構によって構成しても良い。
また、上述の粒子供給部6は、槽構造もしくは配管構造のいずれかにより内部に粒子5を懸濁した液体を保持するとともに、液体の一部が回転ドラム2の側面と接触し、粒子5捕捉装置による吸引作用により開口部4に粒子5を捕捉するように構成することが望ましく、また、粒子回収部10は、槽構造もしくは配管構造のいずれかにより内部に液体を保持するとともに、液体の一部が前記回転ドラム2の側面と接触し、粒子5捕捉装置の吐出作用により開口部4から粒子5を離脱させるように構成することが望ましい。
なお、粒子5懸濁液とは、粒子5が液体培地もしくは同等の液体中に浮遊しているものを意味する。
また、粒子供給部6と観察部8との間に、配管構造により内部に液体を保持するとともに、液体の出力方向が回転ドラム2の回転方向と逆方向になるように配置され、配管構造から出力される液体の移動によって回転ドラム2に側面に付着した粒子5であって、且つ、粒子5捕捉装置に捕捉されていない粒子5を除去するクリーナ部7を設けることが望ましく、観察部8において必要とする粒子5のみを観察することができる。
また、観察部8を、少なくとも光源、カメラ(即ち、レンズ光学系)、画像変換ユニット(即ち、CCD等の光電変換ユニット)、及び、画像処理機構(パーソナルコンピュータに搭載されたキャプチャーボード等)で構成し、カメラの光軸方向が、物質導入部9の移動方向と回転ドラム2の側面上で交叉するように配置するとともに、回転ドラム2の側面に付着した粒子5がカメラの視野内に現出した際に、画像変換ユニットを経て画像処理機構により検出信号を出力するように構成することが望ましく、それによって、物質導入の作業性の向上が可能になる。
特に、物質導入部9を、少なくとも中空の針、導入物質、固定機構、駆動機構、及び、液体吐出機構より構成し、上観察部8を構成する画像処理機構の出力する検出信号により駆動機構を始動させるとともに、駆動機構と固定機構を介して接続された針の先端を、開口部4に付着した粒子5表面にまで移動させて前記液体吐出機構によって前記針の内部に有する導入物質を粒子5の内部に移動するように構成することが望ましく、物質導入工程の自動化が可能になり、スループットを向上することができる。
本発明の実施によって、粒子に導入物質を導入する装置において、粒子の種類および導入物質の種類を問わないインジェクション方式でありながら、同方式の欠点であるスループットが低いことを克服し、再生医療・ゲノム創薬等の事業に供することができる。
本発明は、まず、
a.回転ドラムの表面上にある任意の粒子捕捉穴に接続する液体吸引吐出機構内部に設けた移動する壁面を有するポンプ室の動作により内部の体積を拡大し、粒子懸濁液を液体吸引吐出機構内部に吸い込むことによって、粒子捕捉穴に粒子を捕捉する。
次いで、
b.粒子捕捉穴に捕捉された粒子は回転ドラムの回転に従って、物質導入部まで搬送されるが、物質導入部までの搬送経路上設置されたクリーナ部において、クリーナ部から吐出される液体によって、回転ドラムの表面に付着しているが粒子捕捉穴に捕捉されいない粒子を洗い流す。
次いで、
c.粒子が物質導入部にさしかかる様子を、物質導入部の付近に設置された観察部によって観察し、観察部の出力する検出信号を利用することにより、物質導入部を構成する駆動機構により、固定機構を介して接続された針の先端を移動することによって粒子の表面の粒子膜を穿孔し、針の内部に有する導入物質を注入することにより物質導入を自動的に行う。
次いで、
d.物質導入後の粒子は、粒子捕捉部によって捕捉された状態のまま回転ドラムの動きとともに粒子回収部に向かい、粒子回収部において、液体吸引吐出機構内部に設けたポンプ室の動作により内部の体積を縮小し、粒子捕捉穴から液体培地もしくは同等の液体を吐出することによって、粒子を粒子捕捉穴から解放して粒子回収部に集める。
これらのa→b→c→dの一連の工程を回転ドラムの回転にしたがって、順次自動的に行うことによって、粒子吸引機構を簡素化することができるとともに、各工程に要する時間を短縮することができ、それによって、物質導入粒子の大量供給とスループットの向上が可能になる。
ここで、図2及び図8を参照して、本発明の実施例1の物質導入装置を説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1の物質導入装置の概念的構成図であり、外筐11、外筐11に回転軸(図示を省略)が回転自在に固定されるとともに粒子捕捉穴22を設けた回転ドラム20、矢印で示す回転ドラム20の回転方向に順次配列された粒子回収部40、粒子供給部50、クリーナ部60、物質導入部70、及び、観察部80からなる。
この場合、観察部80は、観察部80を構成するカメラ82の光軸方向と物質導入部70を構成するキャピラリ71の移動方向とが回転ドラム20の表面上で交叉するように配置する。
この回転ドラム20は、例えば、幅が1cmの長方形の小片21を一列に環状に接続してドラム状に構成したものであり、この小片21に細胞等を捕捉するための粒子捕捉穴22を設けるとともに、この粒子捕捉穴22に接続する液体吸引吐出機構30を設けて粒子捕捉部を構成する。
この場合の小片21の長さ及び枚数は、必要とする処理量に応じて適宜決定するものであり、例えば、幅が1cmの小片21を16枚組み合わせることによって、直径が約5cmの回転ドラム20が得られる。
図3参照
図3は、本発明の実施例1の物質導入装置を構成する粒子捕捉部の概略的構成図であり、厚さが、例えば、0.2mmの透明なポリカーボネートからなる小片21に粒子捕捉穴22を設ける。
なお、一枚の小片21に設ける粒子捕捉穴22の間隔及び数は、必要とする処理量に応じて適宜決定するものであり、図においては、便宜上小片1枚当たり1個の粒子捕捉穴22としている。
この場合の粒子捕捉穴の大きさは使用する粒子の直径に依存するが、使用する粒子が直径15μm程度の血球細胞の場合に、例えば、粒子捕捉側の直径を5μmとし、液体吸引吐出機構側の直径を20〜40μm、例えば、20μmとする。
この粒子捕捉穴22に対向する凹部を有する透明なアクリル樹脂板31を貼り合わせ、この凹部内に内部にPZTからなる圧電素子35を接着したSiダイヤフラム32を固着し、圧電素子35を駆動することによってSiダイヤフラム32を構成する薄膜部34を撓ませ、凹部に形成された圧力調整空間36の体積を制御して液体の吸引・吐出を制御する。
この場合のSiダイヤフラム32は、凹部の深さが2mmの場合には、例えば、厚さが1mmで直径が5mmの単結晶Siウェハを機械加工することによって脚部33及び薄膜部34を構成するものであり、薄膜部34の厚さは、例えば、0.1mmとする。
また、圧電素子35の形状は任意であるが、ここでは、円盤状とし、液体吸引吐出機構30の標準的な吸引吐出容量である100nリットル程度を実現するために、例えば、10mm2 の面積とする。
図4参照
図4は、本発明の実施例1の物質導入装置を構成する粒子供給部50における粒子捕捉動作の説明図であり、粒子供給部50は供給槽51と、供給槽51内に収容された細胞53が液体培地もしくは同等の液体54中に浮遊している細胞懸濁液52とにより構成される。
この細胞懸濁液52に回転ドラム20の表面が浸漬するようにした状態で、液体吸引吐出機構30を構成する圧電素子35を駆動しSiダイヤフラム32の薄膜部34を内側に撓ませることによって圧力調整空間36の体積を拡大して、細胞懸濁液52を圧力調整空間36の内部に吸い込むことによって、粒子捕捉穴22に細胞53を捕捉する。
なお、一度の動作で細胞53を捕捉できない場合には、圧電素子35を再度駆動しSiダイヤフラム32の薄膜部34を外側に撓ませることによって圧力調整空間36の体積を縮小して、吸い込んだ液体54を吐出したのち、同じ動作を繰り返す。
図5参照
図5は、本発明の実施例1の物質導入装置を構成する観察部80の概念的構成図であり、粒子を照射する光源81、中倍率かつ長作動距離タイプ、例えば、倍率10倍、作動距離30〜40mm程度の対物レンズ等の光学要素で構成されるカメラ82、カメラ82で集束された光学像を電気信号に変化するCCD素子等の画像変換ユニット83、画像変換ユニット83から出力される電気信号を処理して粒子検出信号等を出力する画像ボード等の画像処理機構84によって構成される。
図6参照
図6は、本発明の実施例1の物質導入装置を構成するクリーナ部60及び物質導入部70近傍の拡大図であり、クリーナ部60は、液体培地もしくは同等の液体63を吐出滴下するノズル61を有する液体吐出機構62から構成され、ノズル61から液体63を吐出することによって、細胞捕捉穴22に捕捉されずに回転ドラム20の表面に付着している細胞53を洗い流す。
このクリーナ作用によって、物質導入に寄与しない細胞53は除去されるので、観察部80において細胞捕捉穴22の捕捉されずに回転ドラム20の表面に付着している細胞53が観察されることがなくなり、細胞捕捉穴22の捕捉されていない細胞53に対して物質導入部70を構成するキャピラリ71が動作することがなくなる。
次いで、物質導入部70において、駆動機構73を駆動することによって細胞捕捉穴22に捕捉された細胞53に向けて固定機構72に上下方向に摺動自在に固定されたキャピラリ71を降下させ、細胞53を穿孔して、遺伝子或いは薬液用の物質を含んだ液体を吐出する液体吐出機構(図示を省略)によりキャピラリ71から遺伝子或いは薬液用の物質を導入する。
この場合のキャピラリ71の大きさは、一例として、外径が15μmの血球細胞に対しては、先端外径を1μm、内径を0.5μmとすれば良く、また、注入すべき物質の体積は0.1pリットルとするものであり、所要時間は典型的には1〜数秒となる。
図7参照
図7は、上記の物質導入部における動作の一例を示したフロー図であり、観察部80において、細胞53を検出した場合には、画像処理機構によって細胞検出信号を図2においては図示していない制御装置に送信し、回転ドラム20の回転を停止するとともに、制御装置から物質導入部70に物質導入指令を発し、物質導入部70においては物質導入指令に基づいてキャピラリ71を降下させて、細胞53に遺伝子或いは薬液等の物質を導入する。
物質導入部70は、制御装置に対して導入終了信号を送信し、これを検出した制御装置の指令によって、観察部80が再度細胞検出状態に入り、同じ動作を必要とするだけ繰り返す。
図8参照
図8は、本発明の実施例1の物質導入装置を構成する粒子回収部40における粒子解放動作の説明図であり、粒子回収部40は回収槽41と、回収槽41内に収容された液体培地もしくは同等の液体42とにより構成される。
この液体42に回転ドラム20の表面が浸漬するようにした状態で、液体吸引吐出機構30を構成する圧電素子35を駆動しSiダイヤフラム32の薄膜部34を外側に撓ませることによって圧力調整空間36の体積を縮小して、液体54を圧力調整空間36から吐出することによって、物質導入済細胞55を液体42中に解放し、物質導入済細胞55のみで構成される細胞懸濁液となる。
なお、液体42は、通常は液体54と同じものを用いる。
この様に、粒子回収部40にて得られた物質導入済細胞55のみで構成される粒子懸濁液を公知の任意の方法で取り出すことにより、自動的かつ大量に物質導入済細胞55を得ることができる。
この様に、本発明の実施例1においては、回転ドラムの円筒面に粒子供給部50、クリーナ部60、物質導入部70、及び、粒子回収部40等の物質導入に必要な機構を回転ドラム20の回転方向に沿って順次配列しているので、物質導入を一連の工程で自動的に行うことが可能になり作業効率が向上する。
また、各工程を分散させて順次行うことにより、粒子吸引機構を簡素化することができるとともに、各工程に要する時間を短縮することができ、それによって、物質導入粒子の大量供給とスループットの向上が可能になる。
次に、図9を参照して、本発明の実施例2の物質導入装置を説明するが、液体吸引吐出機構が異なるだけで、他の構成は上記の実施例1の物質導入装置と同様であるので、粒子捕捉部のみを説明する。
図9参照
図9は、本発明の実施例2の物質導入装置を構成する粒子捕捉部の概略的構成図であり、厚さが、例えば、0.2mmの透明なポリカーボネートからなる小片21に粒子捕捉穴22を設ける。
この粒子捕捉穴22に対向する吸引吐出空間92及び吸引部93を設けた透明なアクリル樹脂板91を貼り合わせ、吸引部93を介して吸引吐出空間92に細胞懸濁液52を構成する液体54を吸引する。
また、この場合の吸引吐出空間92のサイズは、例えば、直径10mm、深さ0.5mmとし、吸引吐出空間92の端部に吸引部93を設けた構造とする。
この実施例2においては、不透明な圧電素子を使用していないので、回転ドラム20の内部に観察部80を構成する光源81を配置し、内部から光を照射することによって、粒子捕捉穴22に捕捉された細胞53の有無を検出することができる。
なお、粒子回収部40においては、吸引部93から液体54或いは空気を送り出し、吸引吐出空間92に吸引されていた液体54を粒子捕捉穴22から吐出することによって捕捉されていた物質導入済細胞を解放する。
次に、図10及び図11を参照して、本発明の実施例3の物質導入装置を説明する。
図10参照
図10は、本発明の実施例3の物質導入装置の概念的構成図であり、外筐111、外筐111に回転軸(図示を省略)が回転自在に固定されるとともに粒子捕捉穴122を設けた回転ドラム120、矢印で示す回転ドラム120の回転方向に順次配列された粒子回収部140、粒子供給部150、クリーナ部160、物質導入部170、及び、観察部180からなる。
この場合の回転ドラム120の基本的構成は、上記の実施例1或いは実施例2の回転ドラム20と同様であり、粒子捕捉穴122を有する小片121を環状に組み合わせることによって構成されるとともに、粒子捕捉穴122に対向するように圧力調整機構130が設けられている。
また、粒子回収部140、粒子供給部150、クリーナ部160、物質導入部170、及び、観察部180は、回転ドラム120を構成する一枚の小片121に設けた粒子捕捉穴122の数だけ一次元アレイ状に配置するものである。
また、この場合も、観察部180は、観察部180を構成するカメラ(図示を省略)の光軸方向と物質導入部170を構成するキャピラリ171の移動方向とが回転ドラム120の円筒表面上で交叉するように配置する。
図11参照
図11は、本発明の実施例3の物質導入装置を構成する粒子供給部150の概略的構成図であり、粒子供給部150は、硬質で塩分による酸化に対する耐性を有する材料、例えば、Alからなる配管151、配管151の先端に設けられたシリコンゴム等の封止性を有する素材からなる封止部152によって構成される。
粒子捕捉穴122に細胞53を捕捉する場合には、配管151を回転ドラム120の表面に向かって移動させ、先端の封止部152を粒子捕捉穴122を覆うように回転ドラム120の表面に密着させた状態で、配管151の内部から細胞懸濁液52を供給し、アクリル樹脂板131に設けられた圧力調整機構130を作動させて吸引状態にすることによって、細胞捕捉穴122に細胞53を捕捉させる。
一方、粒子回収部140は図示を省略するが、粒子供給部150と全く同じ構成の配管及び封止部から構成され、粒子捕捉穴122に捕捉されている物質導入済細胞を解放する場合には、配管を回転ドラム120の表面に向かって移動させ、先端の封止部を粒子捕捉穴122を覆うように回転ドラム120の表面に密着させた状態で、配管の内部に液体培地もしくは同等の液体を供給して回転ドラム120の表面と液体とが接触する状態とし、圧力調整機構130を作動させて吐出状態にすることによって、細胞捕捉穴122に捕捉された物質導入済細胞を液体中に解放したのち、配管の内部を吸引状態にすることによって、物質導入済細胞を回収する。
また、クリーナ部160、物質導入部170、及び、観察部180の基本的構成は、上記の実施例1或いは実施例2と同様であるが、回転ドラム120の回転方向が異なるため、各部の配置状態、クリーナ液の吐出状態、キャピラリの移動方向等が異なる。
回転軸が垂直な実施例1において、回転ドラムの最下点に粒子供給部を装備することが困難になる場合があるが、この実施例3は、回転軸を水平にして回転させているので、そのような問題を回避することができる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載した条件・構成に限られるものではなく、各種の変更が可能であり、例えば、各実施例に記載した厚さ、幅、直径、穴の数等の数値は使用目的に応じて任意であり、記載した数値に限られるものではない。
また、上記の各実施例においては、回転ドラムをポリカーボネート及びアクリル樹脂からなる透明部材で構成しているが、他の透明部材で構成しても良いものであり、さらには、透明部材である必要は必ずしもなく、その場合には、回転ドラムの外部に光源を配置すれば良い。
また、上記の各実施例において示した粒子供給部、クリーナ部、物質導入部、観察部、及び、粒子回収部の構成は単なる一例であり、公知の物質導入装置において使用されている各種の構成を転用しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、粒子捕捉穴に捕捉された細胞のみを検出するためにクリーナ部を設けているが、クリーナ部は必ずしも必須でなく、細胞捕捉穴の位置は既知であるので、細胞捕捉穴が、観察部の撮像視野に入るタイミングで観察するように制御することによって、クリーナ部は省略しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、回転ドラムを連続回転させ、細胞が検出された場合に物質導入動作の間だけ回転を停止することを前提にしているが、細胞の検出に拘わらず細胞捕捉穴の配置間隔、したがって、小片の幅に応じてステップ的に回転・停止動作させても良いものである。
また、上記の各実施例においては、回転ドラムの回転軸を外筐に固定しているが、かならずしも、外筐に固定する必要はなく、特に、実施例1,2の場合、複数の物質導入装置を並列配置する場合には、複数の回転ドラムに共通の回転軸を外筐外で固定すれば良く、小片の幅に応じてステップ的に各回転ドラムを一斉に回転・停止動作させれば良い。
また、上記の各実施例においては、図7に示したように制御装置を用いて一連の工程を自動化しているが、必ずしも全自動である必要はなく、一部を手動によって行っても良いものである。
また、上記の各実施例においては、粒子を血球細胞とし、導入物質を遺伝子或いは薬液としているが、粒子は、他の細胞でも良く、さらには、細胞以外の人工的合成した粒子でも良く、また、導入する物質も目的に応じて適宜変更すれば良いものである。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び図1参照
(付記1) 粒子の外部から前記粒子5に物質導入手段を挿入することにより前記物質導入手段から液体物質を前記粒子5に導入する物質導入装置1であって、少なくとも回転ドラム2、粒子供給部6、観察部8、物質導入部9、粒子回収部10から構成されるとともに、少なくとも前記粒子供給部6、物質導入部9、粒子回収部10が、記載の順序にて前記回転ドラム2の回転方向に沿って配列されることを特徴とする物質導入装置。
(付記2) 前記回転ドラム2の側面に開口部4を有する側壁3を設けるとともに、前記側壁3の内部に圧力の増減によって前記側壁3の内部への液体の流出入を制御する圧力調整機構を設けて粒子捕捉装置を構成することを特徴とする付記1記載の物質導入装置。
(付記3) 上記圧力調整機構が、凹部と、前記凹部内に収容される圧電素子付のダイヤフラムによって構成されることを特徴とする付記2記載の物質導入装置。
(付記4) 上記圧力調整機構が、凹部と、前記凹部に接続するポンプ機構によって構成されることを特徴とする付記2記載の物質導入装置。
(付記5) 前記開口部4を、一つの側壁3に単数または複数設けたことを特徴とする付記2乃至4のいずれか1に記載の物質導入装置。
(付記6)前記粒子供給部6は、槽構造もしくは配管構造のいずれかにより内部に粒子5を懸濁した液体を保持するとともに、前記液体の一部が上記回転ドラム2の側面と接触し、上記粒子捕捉装置による吸引作用により上記開口部4に粒子5を捕捉し、且つ、上記粒子回収部10は、槽構造もしくは配管構造のいずれかにより内部に液体を保持するとともに、前記液体の一部が前記回転ドラム2の側面と接触し、前記粒子捕捉装置の吐出作用により前記開口部4から粒子5を離脱させることを特徴とする付記2乃至5のいずれか1に記載の物質導入装置。
(付記7) 上記粒子供給部6と上記観察部8との間に、配管構造により内部に液体を保持するとともに、前記液体の出力方向が上記回転ドラム2の回転方向と逆方向になるように配置され、前記配管機構から出力される液体の移動によって前記回転ドラム2に側面に付着した粒子5であって、且つ、上記粒子捕捉装置に捕捉されていない粒子5を除去するクリーナ部7を設けたことを特徴とする付記2乃至6のいずれか1に記載の物質導入装置。
(付記8) 上記観察部8は、少なくとも光源、カメラ、画像変換ユニット、及び、画像処理機構から構成され、前記カメラの光軸方向が、上記物質導入部9の移動方向と上記回転ドラム2の側面上で交叉するように配置されるとともに、前記回転ドラム2の側面に付着した粒子5が前記カメラの視野内に現出した際に、前記画像変換ユニットを経て前記画像処理機構により検出信号を出力することを特徴とする付記1乃至7のいずれか1に記載の物質導入装置。
(付記9) 上記物質導入部9は、少なくとも中空の針、導入物質、固定機構、駆動機構、及び、液体吐出機構より構成され、上記観察部8を構成する画像処理機構の出力する検出信号により前記駆動機構を始動させるとともに、前記駆動機構と固定機構を介して接続された前記針の先端を、上記開口部4に付着した粒子5表面にまで移動させて前記液体吐出機構によって前記針の内部に有する前記導入物質を粒子5の内部に移動することを特徴とする付記1乃至8のいずれか1に記載の物質導入装置。
本発明の活用例としては、再生医療・ゲノム創薬等の事業における細胞への遺伝子或いは薬液の導入が典型的であるが、再生医療・ゲノム創薬以外の分野における微小粒子への微量物質の導入にも適用されることはいうまでもない。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の物質導入装置の概念的構成図である。 本発明の実施例1の物質導入装置を構成する粒子捕捉部の概略的構成図である。 本発明の実施例1の物質導入装置を構成する粒子供給部50における粒子捕捉動作の説明図である。 本発明の実施例1の物質導入装置を構成する観察部80の概念的構成図である。 本発明の実施例1の物質導入装置を構成するクリーナ部60及び物質導入部70近傍の拡大図である。 物質導入部における動作の一例を示したフロー図である。 本発明の実施例1の物質導入装置を構成する粒子回収部40における粒子解放動作の説明図である。 本発明の実施例2の物質導入装置を構成する粒子捕捉部の概略的構成図である。 本発明の実施例3の物質導入装置の概念的構成図である。 本発明の実施例3の物質導入装置を構成する粒子供給部150の概略的構成図である。
符号の説明
1 物質導入装置
2 回転ドラム
3 側壁
4 開口部
5 粒子
6 粒子供給部
7 クリーナ部
8 観察部
9 物質導入部
10 粒子回収部
11 外筐
20 回転ドラム
21 小片
22 粒子捕捉穴
30 液体吸引吐出機構
31 アクリル樹脂板
32 Siダイヤフラム
33 脚部
34 薄膜部
35 圧電素子
36 圧力調整空間
40 粒子回収部
41 回収槽
42 液体
50 粒子供給部
51 供給槽
52 細胞懸濁液
53 細胞
54 液体
55 物質導入済細胞
60 クリーナ部
61 ノズル
62 液体吐出機構
63 液体
70 物質導入部
71 キャピラリ
72 固定機構
73 駆動機構
80 観察部
81 光源
82 カメラ
83 画像変換ユニット
84 画像処理機構
91 アクリル樹脂板
92 吸引吐出空間
93 吸引部
111 外筐
120 回転ドラム
121 小片
122 粒子捕捉穴
130 圧力調整機構
131 アクリル樹脂板
140 粒子回収部
150 粒子供給部
151 配管
152 封止部
160 クリーナ部
170 物質導入部
171 キャピラリ
180 観察部

Claims (5)

  1. 粒子の外部から前記粒子に物質導入手段を挿入することにより前記物質導入手段から液体物質を前記粒子に導入する物質導入装置であって、少なくとも回転ドラム、粒子供給部、観察部、物質導入部、粒子回収部から構成されるとともに、少なくとも前記粒子供給部、物質導入部、粒子回収部が、記載の順序で前記回転ドラムの回転方向に沿って配列されることを特徴とする物質導入装置。
  2. 前記回転ドラムの側面に開口部を有する側壁を設けるとともに、前記側壁の内部に圧力の増減によって前記側壁の内部への液体の流出入を制御する圧力調整機構を設けて粒子捕捉装置を構成することを特徴とする請求項1記載の物質導入装置。
  3. 前記粒子供給部は、槽構造もしくは配管構造のいずれかにより内部に粒子を懸濁した液体を保持するとともに、前記液体の一部が上記回転ドラムの側面と接触し、上記粒子捕捉装置による吸引作用により上記開口部に粒子を捕捉し、且つ、上記粒子回収部は、槽構造もしくは配管構造のいずれかにより内部に液体を保持するとともに、前記液体の一部が前記回転ドラムの側面と接触し、前記粒子捕捉装置の吐出作用により前記開口部から粒子を離脱させることを特徴とする請求項2に記載の物質導入装置。
  4. 上記粒子供給部と上記観察部との間に、配管構造により内部に液体を保持するとともに、前記液体の出力方向が上記回転ドラムの回転方向と逆方向になるように配置され、前記配管構造から出力される液体の移動によって前記回転ドラムに側面に付着した粒子であって、且つ、上記粒子捕捉装置に捕捉されていない粒子を除去するクリーナ部を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の物質導入装置。
  5. 上記物質導入部は、少なくとも中空の針、導入物質、固定機構、駆動機構、及び、液体吐出機構より構成され、上記観察部を構成する画像処理機構の出力する検出信号により前記駆動機構を始動させるとともに、前記駆動機構と固定機構を介して接続された前記針の先端を、上記開口部に付着した粒子表面にまで移動させて前記液体吐出機構によって前記針の内部に有する前記導入物質を粒子の内部に移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の物質導入装置。
JP2003401189A 2003-12-01 2003-12-01 物質導入装置 Withdrawn JP2005160338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003401189A JP2005160338A (ja) 2003-12-01 2003-12-01 物質導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003401189A JP2005160338A (ja) 2003-12-01 2003-12-01 物質導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005160338A true JP2005160338A (ja) 2005-06-23

Family

ID=34725196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003401189A Withdrawn JP2005160338A (ja) 2003-12-01 2003-12-01 物質導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005160338A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040733A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ フローセル固定装置及び核酸分析装置
WO2022089647A1 (en) * 2020-11-02 2022-05-05 Mgi Tech Co., Ltd. Sequencing systems and methods utilizing non-planar substrates

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040733A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ フローセル固定装置及び核酸分析装置
WO2022089647A1 (en) * 2020-11-02 2022-05-05 Mgi Tech Co., Ltd. Sequencing systems and methods utilizing non-planar substrates

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004344036A (ja) 物質導入装置及び物質導入システム
JP2020533567A (ja) 粒子捕捉用チャンバ、粒子捕捉用チップ、粒子捕捉方法、装置、粒子解析システム
EP1855140A1 (en) Microscope-use adaptor and microscope device
US10914672B2 (en) System and method for retrieving and analyzing particles
JP2005261298A (ja) 核酸検出カセット及び核酸検出装置
JP6124285B2 (ja) 循環がん細胞捕捉装置
JP5965702B2 (ja) フローセル、これを用いた分析装置、及び分析方法
JP2009533048A (ja) 貫流セルのための抑泡薄膜
JP5487152B2 (ja) 細胞採取システム
JP4555650B2 (ja) 細胞給排・捕捉装置及び細胞給排・捕捉方法
JP2005160338A (ja) 物質導入装置
JP6771161B2 (ja) 核酸抽出装置
JP6940558B2 (ja) 微小物体の選択された群を微少流体デバイスから搬出すること
JP2007010500A (ja) サンプル検出装置とそれを含む検体分析装置
JP2008118877A (ja) 細胞処理装置
JP2009022193A (ja) マイクロインジェクション装置および流体の注入方法
JP2009209094A (ja) タンパク質抽出用マイクロチップ、タンパク質抽出装置及びタンパク質測定装置、これらを用いたタンパク質抽出方法及び空気調整機
EP1882735B1 (en) Material sucking or discharging apparatus and method for cleansing the injection needle
JP4634779B2 (ja) 培養装置
JP2008020275A (ja) 自動固相抽出装置
JP2008292283A (ja) 撮像装置
JP2010075073A (ja) 密度勾配遠心分離による細胞の分離回収方法および部材
TWI804766B (zh) 使可潤濕基材上所含之被反應物與反應物加速並均勻反應之設備及含其之可快速標定一被反應物之系統以及塗佈頭
JP2012000065A (ja) 細胞配列システム及び細胞配列方法
JP2010148461A (ja) 細胞保持機構、穿孔形成機構及び、それを有する細胞穿孔装置、マニピュレータ、マニピュレーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206