JP2005160104A - 非対称型デジタル加入者回線(adsl)の最適動作モード選択の方法とシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の課題は、モデム能力、ループ長および上部バンド容量の組合せに基づいて、最適なADSL動作モードを選択するための方法とシステムを提供することである。
【解決手段】 ADSLモデム動作用の複数の通信モード間で、通信モードを切替える通信モード切替方法において:ベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上の通信モードをサポートする遠端モデムの通信能力を決定するステップと;近端モデムと前記遠端モデム間のループ長を決定するステップと;前記第1モードと前記第2モードの上部バンド容量を決定するステップと;前記遠端モデムの通信能力と、前記ループ長と、前記上部バンド容量の組合せに基づいて最適な通信モードを選択するステップ;とで構成されたことを特徴とする通信モード切替方法を開示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ADSLモデム動作用の複数の通信モード間で、通信モードを切替える通信モード切替方法において:ベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上の通信モードをサポートする遠端モデムの通信能力を決定するステップと;近端モデムと前記遠端モデム間のループ長を決定するステップと;前記第1モードと前記第2モードの上部バンド容量を決定するステップと;前記遠端モデムの通信能力と、前記ループ長と、前記上部バンド容量の組合せに基づいて最適な通信モードを選択するステップ;とで構成されたことを特徴とする通信モード切替方法を開示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は非対称型デジタル加入者回線(ADSL)のモード選択に関し、より詳細には、モデム能力、ループ長および上部バンド容量の組合せに基づいて、最適なADSL動作モードを選択するための方法とシステムに関する。
インターネットおよび、その他の大容量コンテンツを送る電子通信システムの需要増大につれて、サービス提供者およびそれらのユーザの間でのデータ伝送を容易にするために、信頼性が高く、かつ入手容易な高帯域通信媒体に対する大きな必要性が存在する。その種の通信媒体をユーザが容易に入手するようにする要求に関して、ユーザに低価格のサービスを提供する方法として、殆どの場所で既に存在する通信インフラを用いることが考えられる。したがって、近年このような要求を広く満たすものに、ケーブルテレビ(CATV)および従来の銅線電話システム(普通の電話またはPOTS)の2つが挙げられる。
特に広帯域、或いは「ブロードバンド」データ伝送率で、データ送信するPOTS電話線の利用に関して、多くのデジタル加入者回線(DSL)用標準規格およびプロトコルが提案されている。DSLは、高データ伝送速度で銅線を経由してパケットを送るために、さまざまな時間領域均等化技術を使用して信号をフォーマット化する操作を行なっている。従来のDSLに関する標準技術の一つとして、非対称型デジタル加入者回線(ADSL)がよく知られており、このADSLは、データの上り方向の通信速度を犠牲にして、下り方向(つまりプロバイダーからユーザ方向)で高速通信速度が得られる能力があるために有利であると考えられている。従って最も普通に使用される通信方向で高速通信が可能であることによって、最終ユーザのコストをミニマイズすることが出来る。更にADSLは、従来のPOTS、統合サービスデジタル通信網(ISDN)サービス、さらに高速二重(同時の双方向の)デジタルデータサービスを、同様にサポートする単一の撚り線通信ケーブル経由の信号に用いるシステムにも使用可能である。
ADSLのために提唱された標準規格のうちの2つは、国際電気通信連合のデータ通信標準化セクション(ITU-T)に記載される。第1の従来型ADSL標準規格は、ITU-T勧告G.992.1の「非対称型デジタル加入者回線(ADSL)トランシーバ」に記載されており、これは本願明細書で引用される。第2のADSLに関するより最近提案された標準規格は、G.992.2または「G.lite」標準規格である。そして、更にITU-T勧告G.992.2の「スプリッターを用いない非対称型デジタル加入者回線(ADSL)トランシーバ」にも記載されており、これらはそのまま全て本願明細書において引用される。このG.lite標準規格は、G.992.1標準規格の異型であり、主にスプリッターの無い通信環境で(すなわち、音声トラヒックをデジタルデータ・トラヒックから切り離すリモートユーザでスプリッター無しで)主に稼動するために、変更が加えられている。
CO間(つまりADSLトランシーバ装置―電話局(ATU-C))と端末コンピュータ(ADSLトランシーバ装置−リモート(ATU-R)間)の実際のデータ送信に先立ち、両者は初期化手続を最初に行ない、双方を慣れ親しませ、現在に通信セッションのバンド幅能力を認識し合い、更に有効な接続を確立する。国際電気通信連合によって設けられたADSL標準規格、つまりデータ通信共通化セクター(ITU-T)に従って、これらの初期化手順には以下の通信セッションが含まれる。1)ハンドシェーク手順、2)トランシーバの準備セッション、3)チャネル分析セッション、4)データ交換セッション、そして、最後に5)「ショータイム」と称する実際のデータ伝送セッションである。
上述のハンドシェーク手順の詳細は、ITU-T勧告G.994.1−「デジタル加入者回線(DSL)トランシーバのためのハンドシェーク手順」に記載されており、この内容は本願明細書において引用される。このハンドシェーク手順は、双方の対応する構成要素が各々間の通信セッションを始められるように設計されており、一般には予め定められたフォーマットを有する幾つかの特定メッセージの交換が含まれている。この種のメッセージ例には、以下のメッセージが含まれる。つまり能力リストおよび能力リストの要求メッセージ;モード選択およびモード要求メッセージ;さまざまなアクノリッジおよび否定アクノリッジのメッセージ等である。上記各々のメッセージは、プロトコル通信の必要条件を満たすことを確認するプロトコルプロセッサによって通常は生成される。
上述のさまざまなITU-T勧告は、さまざまな地理的位置にあるADSL開発者にガイダンスを設けるように設計されているので、それらの一般的な勧告が実行される方法に影響を与える種々の通信環境が存在することがあり得る。したがって、別立ての付属仕様が各基本仕様に付随して設けられており、これらの付属仕様により、一般の勧告仕様を実施するための特別のシナリオ効果が規定されている。
さらにADSL通信には、ITU勧告G.992.5に「非対称型デジタル加入者回線(ADSL)送信」として、他の動作モードも設けられている。この内容も、本願明細書において引用される。今後の技術により、より高いデータ伝送率およびより大きなバンド幅用の動作モードが利用できるようになるかもしれない。
しかしながら、2つ又はそれ以上の動作モード間の切替を行なうには、通信環境の数々の事情を慎重に考慮する必要があり、そのような考慮をしないと、モードの切替が非常に非効率かつ資源の浪費となる危険性があるためである。複数あるモデムのうちの1つだけが高速データ伝送率を有する時に、高速データ伝送率用の動作モードが使用されるような通信環境があり得るため、結果として無駄になり、活用されない資源となる場合があり得る。
従って特定の通信条件に基づいて最適モードを選ぶための、より効率的な方法とシステム用のADSLシステム技術が必要となる。本発明はかかる目的を達成するもので、上述の諸問題を解決し、さらに幾つかの技術上の利点を実現することを目的とする。すなわち本発明の目的は、特定の条件に基づいてADSL動作のための最適モードを選択する方法とシステムを提供することを目的とする。
本発明の例示的実施形態に係るADSLモデム動作用の複数のモードを切替える方法は、次のステップを含む:すなわちベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上の通信モードをサポートする遠端モデムの通信能力を決定するステップと;近端モデムおよび遠端モデム間のループ長を決定するステップと;前記第1モードおよび第2モードの上部バンド容量を決定するステップと;前記遠端モデムの能力、近端モデムおよび遠端モデム間のループ長、上部バンド容量の3つの組合せに基づいて、適切なモード選択を行なうステップ、とで構成されたことを特徴とするモード切替方法を開示する。
また本発明の他の実施例では、前記近端モデムと遠端モデムは初期電源投入に際してはベースモードに入るように準備されており(つまり設定されており);前記上部バンド容量決定のステップには、更に上部256binsの容量が所定の閾値以下か否かを決定するステップを含み;前記上部バンド容量決定のステップには、更に上部512binsの容量が所定の閾値以下か否かを決定するステップを含み;前記ベースモードはアネックスモード(別立ての付属仕様モード)であり;前記第1モードはADSL PLUSモードであり;前記第2モードはADSL Quadモードであり;前記適切なモード選択ステップは、CO側(電話局側)で行なわれ;これらのステップは、ハンドシェーク/準備期間に行なわれ;前記ループ長は受信した電力レベルを演算して決定され;そして前記上部バンドの容量は、遠端モデムで決定されて、近端モデムに送信される;ことを特徴としている。
さらに本発明の他の実施例では、ADSLモデム動作のための複数のモードの中の切替のシステムには、以下のモジュールで構成されており、それらは:ベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上をサポートする遠端モデムの能力を決定するためのモジュール;近端モデムおよび遠端モデム間のループ長を決定するためのモジュール;そして、第1モードおよび第2モードの上部バンドの容量を決定するためのモジュールである。そして適切なモードは、遠端モデムの能力、ループ長および上部バンドの容量の組合せに基づいて選択されるように構成されている。
この明細書の一部として使用し、また明細書を構成する添付の図面は、ここに開示する記載と共に本発明の各種実施形態を例示し、本発明の原理を説明するのに用いられる。
例えば複数あるモデムのうちの1つだけが高速データ伝送率を有する時に、高速データ伝送率用の動作モードが使用されるような通信環境があり得るため、結果として無駄になり、活用されない資源となる場合があり得る。ここに開示する本発明によれば、特定の通信条件に基づいて最適モードを選ぶための、より効率的な方法とシステムを構築することが可能となる。
以下の記載は、モード選択アプリケーションに関する多くの特定実施例および詳細説明で、本発明の完全な知識を開示することを目的とする。しかしながら、本発明がこれらの特定実施例および詳細説明に限られていないと理解されるべきで、それは単に例示的なもものである。当該技術の通常の技術を有するものが、周知のシステム及び方法を考慮して、特定の設計および他のニーズを基にして、どのような別の実施例で、それらの実施例の目的および利点のために本発明を使用することは、当然技術的に可能であると理解されなければならない。
本発明の実施形態は、特定の条件に基づいてADSL動作のための最適モードを選択することが目的である。本発明の実施形態では、CO端(電話局側)およびCPE端(端末側)で複数のモード(例えば3つのモード)の中の切替を設けることができる。この切替は、特定の条件、例えば近端/遠端能力、ループ長および動作モードの上部バンドの容量、等に基づいて実行される。
本発明の一実施例によれば、CO装置はモード選択を制御し、CPE装置はCO装置の選択に追従する。まず最初に電源投入後、モデムはベースモードの準備を起動する、この例では、アネックスAモードで起動する。COループ長(すなわち全利得差演算で測定されることができる)に基づいて、モデムは異なる他のモードへ切替えることができる。この他のモードとは、第1モードまたは第2モードである。もしモデムがデータモード中のエラー、又は起動時の失敗のために再準備する時は、その端末は同一または類似のループ状態が維持されていると仮定する。従って、モデムはそれまでと同じモードで直ちに起動する。
第1および第2のモードの上部バンドのノイズを付加的なモード切替の条件として考慮してもよい。例えば、第1モードの上部256binsの容量が、閾値以下である場合には、その端末を例えばADSLのアネックスAモード等のベースモードに戻るようにしてもよい。次にベースモード(例えばアネックスA)で全ての準備が開始された後に、もし第1モードで容量が低いと判断されると、そのモデムは自動的にベースモードへ戻る。モデムが再準備されると、そのモデムは第1モードに切り戻され、上部256binsの容量が再度測定され、次の起動が決定される。同様に、第2モードで上部512binsの容量が決定され、容量が低いと判断されると、そのモデムは第1モードに戻される。このモードでは、そのモデムは全てが再準備された後に第2モードに戻される。
本発明の例示的実施形態によれば、上述のベースモードは、アネックスA(又は他のアネックスモード)、又は大部分のモデムにおいて通常サポートされている他のモードである。
このベースモードは、256bins使用の最高12Mb/sの下りADSLデータ伝送率をサポートする動作モードである。また上述の第1モードは、“ADSL +”の動作モード、又は512nbins使用の最高26Mb/sの下りデータ伝送率、最高2.2MHzの下りバンド幅の他の動作モード、と同等の動作モードである。また上述の第2モードは、“ADSL Quad”の動作モード、又は1024bins使用の最高50Mb/sの下りデータ伝送率、最高3.75MHzの下りバンド幅の他の動作モード、と同等の動作モードである。
このベースモードは、256bins使用の最高12Mb/sの下りADSLデータ伝送率をサポートする動作モードである。また上述の第1モードは、“ADSL +”の動作モード、又は512nbins使用の最高26Mb/sの下りデータ伝送率、最高2.2MHzの下りバンド幅の他の動作モード、と同等の動作モードである。また上述の第2モードは、“ADSL Quad”の動作モード、又は1024bins使用の最高50Mb/sの下りデータ伝送率、最高3.75MHzの下りバンド幅の他の動作モード、と同等の動作モードである。
本発明の他の実施例によれば、ベースモード、第1モードおよび第2モードを含む様々な動作モードを有する他のアプリケーションも、上述の発明の形態や更に以下で述べるように実施される。例えば、第1モードはベースモードより高いデータ伝送率であり、第2モードは第1モードより高いデータ伝送率である。更に、図示した例は3つの動作モードについて述べているが、追加的な動作モードも本発明の実施形態の範囲に属する。例えば、追加的な動作モード間での切替も、本発明の実施形態に従って実施することができる。同様に、本発明の実施形態の基本的な考え方は、2つの動作モードで実施することも出来る。
図1は、本発明の一実施例による最適動作モード選択の方法を例示している全体のフローチャートである。ステップ110で、モデムはベースモード、例えばアネックスAで準備する。ステップ112で、CPE(端末側)能力がCO(電話局側)で決定される。例えば、COは、CPEが特定のモード(例えば第1モードおよび第2モード)をサポート出来るかどうか決定する。CPEが高次のモード、例えば第2モードをサポートすることができない場合には、COは第2モードにおいて作動することを考慮しない。ステップ114で、ループ長が決定される。ループ長は、COモデムからCPEモデムまでを測定する。例えば、特定のモードは、夫々特定のループ長が最適である。例えば、第2の動作モードには、ループ長はゼロからほぼ4キロフィートの範囲となり、第2の動作モードには、ループ長はほぼ4から8キロフィートであり、ベースモード動作には、ループ長はほぼ8キロフィート以上となる。他のさまざまな動作モードにも、夫々のループ長が適用される。
次にステップ116で、上部binsの容量が判断される。例えば、上部binsの容量が所定の閾値以下にある場合、モデムは資源を節約して、効率を上げるために、下位のモードへ切替えられる。ステップ118で、CPEの第2動作モードの能力を含めて判断され、ループ長が特定の閾値以下にあるかどうか、そして、上部binsの容量が特定の閾値より上にあるか否かが判断される。もし条件が満たされる場合には、ステップ120で、モデムは第2モードへ切替えられる。ステップ122で、CPEの第2動作モードの能力を含めて判断され、ループ長が特定の閾値以下にあるかどうか、そして上部binsの容量が特定の閾値より上にあるか否かが判断される。もし条件が満たされる場合には、ステップ124でモデムは第1動作モードへ切替えられる。
ステップ126で、条件が満たされない場合、モデムはベースモード、例えばアネックスAで作動し続けることができる。
CO装置は、ループ長、端末能力および上部バンド容量に基づいて最適データ伝送率を制御でき、また決定することが出来る。CO/CPE装置の両方は、以前に選択されたモードからすぐ始めるために、履歴データが使用できる。これにより、全ての同じループ条件が準備された後に、大幅に起動時間を短くすることが可能となる。
全てのモードの各々の起動で、モデムは最適動作モードを決定するために、ループ長、モデム能力および上部バンドの容量を監視することができる。ループ長の分析は、ハンドシェーク利得設定より、むしろC/R Reverb1信号(G.992.1標準規格を参照)に基づいてもよい。C/R Reverb1信号はループ減衰を推定するために最大限送信力を使用するために、C/R Reverb1信号(G.992.1標準規格を参照)がより信頼性が高い。
上部バンドの容量は、CPE装置により算出され、信号(例えば、G.992.1標準規格からのR MSG Ra信号に基づく)を経てCO装置へ転送される。切替えをするか又は切替えをしないというCOの決定は、他の信号(例えば、G.992.1標準規格からのC MSG Ra信号に基づく)を経てCPE装置へ転送される。
図2(A)は、本発明の一実施例によるCO側で最適動作モードを選ぶ方法を例示するフローチャートであり、そのベースモード、第1モード、第2モードの詳細は、夫々図2(B)、図2(C)、図2(D)の部分フローチャートに示されている。図2(A)−図2(D)は、全ての準備期間に最適動作モードを選ぶためのCO動作を示す。
ステップ210で、COはベースモード、例えばアネックスAで開始する。マスター端末として、COは最初にベースモードの起動を試み、それからハンドシェークセッションの間にCPEの能力を決定する。ステップ212で、ハンドシェークセッションが、ベースモードで実行される。ハンドシェークセッションの間、第1のモード設定のためのCO能力ビットがゼロに設定されて送信され(つまりCOは第1モード動作が出来ないことを示す)、かつ第1モードの選択標準ビットがゼロにセットされて送信される(つまりベースモードの起動を示す)。
次にステップ224では、COは第1モードで開始する。第1モードは、ベースモードより高速度のモードである。ステップ226で、ハンドシェークセッションは、ベースモードで実行される。ハンドシェークセッションの間、COの第1モードの能力ビットが1にセットされて送信され(つまり第1モード能力を示す)、第1モードの選択標準ビットが0にセットされて送信される(ベースモードの起動を示す)。
ステップ248では、COは第2モードで開始する。第2モードは、第1モードおよびベースモードより高速度であるモードである。ステップ250で、ハンドシェークセッションは、ベースモードで実行される。ハンドシェークセッションの間、COの第1モード、第2モードの能力ビットが11にセットされて送信され(第1モードおよび第2モード能力を示す)、そして、第1モード/第2モードの選択標準ビットが00にセットされ送信される(つまりベースモードの起動を示す)。
ステップ214で、ベースモードの準備が実行される。例えば、準備C Message 1
(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。ステップ216で、CPEが第2モードをサポートできるかどうか、ループ長が閾値以下にあるかどうか、そして、低容量が上部binsで検出されるかどうか、が判断される。ループ長は、一般に認められた電力レベル差演算で判断される。他の例では、アナログ利得制御差演算をループ長を決定するために用いてもよい。上部256binsの履歴を判断してもよい。例えば、上部256binsの容量は、第1モードでの先回の起動後に改善されたかもしれないノイズに依存しているかもしれない。従って、低容量が原因で第1モードの以前の起動がアネックスAであった場合、第1モードの起動モードが再び試みられることが可能である。もし第2モード動作が適切と判断された場合、ステップ252で、第2モードビットがメッセージ(例えば情報2)が1にセットされる。
(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。ステップ216で、CPEが第2モードをサポートできるかどうか、ループ長が閾値以下にあるかどうか、そして、低容量が上部binsで検出されるかどうか、が判断される。ループ長は、一般に認められた電力レベル差演算で判断される。他の例では、アナログ利得制御差演算をループ長を決定するために用いてもよい。上部256binsの履歴を判断してもよい。例えば、上部256binsの容量は、第1モードでの先回の起動後に改善されたかもしれないノイズに依存しているかもしれない。従って、低容量が原因で第1モードの以前の起動がアネックスAであった場合、第1モードの起動モードが再び試みられることが可能である。もし第2モード動作が適切と判断された場合、ステップ252で、第2モードビットがメッセージ(例えば情報2)が1にセットされる。
ステップ218で、CPEが第1モードをサポートできるかどうか、ループ長が閾値以下にあるかどうか、そして低容量が上部binsで検出されるかどうか、が判断される。
ループ長は、一般に認められた電力レベル差演算で測定することができる。他の例では、アナログ利得制御差演算をループ長を決定するために用いてもよい。上部256binsの履歴を判断してもよい。例えば、上部256binsの容量は、第1モードでの先回の起動後に改善したかもしれないノイズに依存しているかもしれない。従って、第1モードの以前の起動が低容量を原因としてアネックスAであった場合には、第1モードの起動モードを再び試みてもよい。もし第1の動作モードが適切に判断されると、ステップ228で第1モードのビットがメッセージ(例えば情報2)に1がセットされる。
ループ長は、一般に認められた電力レベル差演算で測定することができる。他の例では、アナログ利得制御差演算をループ長を決定するために用いてもよい。上部256binsの履歴を判断してもよい。例えば、上部256binsの容量は、第1モードでの先回の起動後に改善したかもしれないノイズに依存しているかもしれない。従って、第1モードの以前の起動が低容量を原因としてアネックスAであった場合には、第1モードの起動モードを再び試みてもよい。もし第1の動作モードが適切に判断されると、ステップ228で第1モードのビットがメッセージ(例えば情報2)に1がセットされる。
さもないとステップ220で、アネックスAが続行される。もし起動での失敗またはデータモードが判断されると、自動準備がステップ214へのループで実行される。ステップ222で、アネックスA動作が完了する。
図2(A),図2(B)、図2(C)、図2(D)に示すように起動は、最初はベースモード、例えばADSLアネックスAで試みられる。COはマスターであり、CPEはスレーブである。例えば、もしCPEが第2モード可能で、ループ長が第2モード動作をサポートできる場合には、コードはハンドシェーク/準備期間内に,第2モード中の起動に自動的に切替わる。もしCPEが第1モード可能で、ループ長が第1モード動作をサポートできる場合には、コードはハンドシェーク/準備期間内に,第1モード中の起動に自動的に切替わる。もしループが第2モードか第1モード動作のためには長過ぎる場合には、CPEが第2モードまたは第1モードである場合であっても、ベースモードの起動が続行される。第2モードのためのハンドシェーク/準備では、上部512binsの容量を評価する。もし容量が低い場合には、起動は第1モードに切替えられる。第1モードのためのハンドシェーク/準備は、上部256bins上の容量を判断する。容量が低い場合、起動はベースモードに切替えられる。
ベースモード、第1モードおよび第2モードのためのハンドシェーク/準備は、リモート端末の能力を評価して、ループ解析を実行する。CPEの変更(例えば、CPEが交換された場合)またはループにおける変更を処理し、さらに第1モードおよび第2モードの準備プロセスを加速させることも可能である。
モード間の継続的な切替えを回避するために、ベースモードのハンドシェーク/準備は、上部256binsの容量評価の履歴をチェックできる(例えば以前の第1モードの起動に関するデータ)。第1モードのハンドシェーク/準備は、上部512binsの容量評価の履歴(例えば以前の第2モードの起動に関するデータ)をチェックできる。更に第1モードのループ解析と第2モードのループ解析は、ハンドシェーク/準備中に実行されるADSLループ解析に用いられる閾値とは僅かに異なってもよい。更にベースモードで再準備がされたら、その上部256/512binsの容量評価履歴(例えば前の第1モードおよび第2モードの起動の実績)を、再びチェックすることができる。この上部binsの容量はノイズに依存しており、ノイズは第1モードまたは第2モードの先回の起動から改善されているかもしれない。従ってもし第1モードまたは第2モードの先回の起動が、低容量を原因としてベースモードになった場合は、第1モードまたは第2モードの起動を再度行なってもよい。
本発明の実施形態では、最適パフォーマンスを成し遂げるために、1つのモードから他のモードへの切替えを提供することが出来る。ステップ216で、特定の条件に基づいて、第2モードの動作が適切であると決定される。ステップ252で、CPEへのメッセージ(例えば情報2)に、第2モードのビッが1とセットされる。ステップ254で、COの第2モード能力ビットが1で、第2モードの選択標準ビットが1にセットされている、第2モードのハンドシェークが実行される。ステップ256で、応答が予め定められた時間内(例えば10秒以内)でCPEから受け取ったか否かが判断される。もし応答を受け取った場合、ステップ258で、CPEが第2モード動作をサポートできるか否かが判断される(例えば、CPE第2モード能力が、1にセットされているかどうか)。もしサポートしていれば、ステップ260で、第2モードの準備を実行する。例えば、第2モードの準備を、C Message 1(G.992.1標準規格を参照)まで実行することが出来る。ステップ262で、例えば受信電力レベル差演算(例えばtotal_AGC差演算に基づいて)のような計算に基づき、ループ長が閾値(例えば5キロフィート、その他)未満か否かが判断される。そうでない場合にはステップ250で、ベースモードのハンドシェークが実行される。ステップ264で、第2モード準備が実行される。例えば、第2モードの準備は、C Reverb RA message(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。ステップ266で、容量が上部binsで低いか否かが決定される。例えば、上部512binsが低容量か否かである。上部binsが低容量である場合、ステップ230で第1モード動作が開始される。さもないと、ステップ254へのループを経て、ステップ268で第2モード動作が続行される。そしてステップ270で、第2モード動作が完了する。
ステップ218で、特定の条件に基づいて、第1モードの動作が適切であると決定される。ステップ228で、CPEへのメッセージ(例えば情報2)に、第1モードのビットが1とセットされる。ステップ230で、COの第1モード能力ビットが1に、第1モードの選択標準ビットが1にセットされている、第1モードのハンドシェークが実行される。ステップ232で、応答が予め定められた時間内(例えば10秒以内)でCPEから受け取ったか否かが判断される。もし応答を受け取った場合、ステップ234で、CPEが第1モード動作をサポートできるか否かが判断される(例えば、CPEの第1モード能力が、1にセットされているかどうか)。もしサポートしていれば、ステップ236で、第1モードの準備を実行する。例えば、第1モードの準備を、C Message 1(G.992.1標準規格を参照)まで実行することが出来る。ステップ238で、例えば受信電力レベル差演算(例えばtotal_AGC差演算に基づいて)のような計算に基づき、ループ長が閾値(例えば9キロフィート、その他)未満か否かが判断される。そうでない場合にはステップ226で、ベースモード(例えばアネックスA)のハンドシェークが実行される。ステップ240で、第1モードの準備が実行される。例えば、第1モードの準備は、C Reverb RA message(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。ステップ242で、容量が上部binsで低いか否かが決定される。例えば、上部512binsが低容量か否かである。上部binsが低容量である場合、ステップ214でベースモード動作が開始される。さもないと、ステップ230へのループを経て、ステップ244で第1モード動作が続行される。そしてステップ246で、第1モード動作が完了する。
図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)、は、本発明の一実施例による、CPE(端末側)での最適動作モードを選ぶ方法を例示しているフローチャートである。ステップ310で、CPEは第2の動作モードで起動される。ステップ312で、CPEが第1モード/第2モードの能力(例えば第1モード/第2モードビットが11)を示す所で、アネックスAのハンドシェークが実行される。ステップ314で、COが選択された第2モード動作を有するかどうかは、そしてCOが第2モード動作が出来るかどうか、(例えば、COの選択標準は第2モードにセットされるか、そしてCO能力が第2モードにセットされるか)が判断される。その場合は、第2モードハンドシェークは、CPE第1モード/第2モード能力ビットが11にセットされるステップ344で開始される。ステップ316で、COが選択された第1モード動作を有するかどうか、そしてCOが第1モード動作が出来るかどうか、(例えば、COの選択標準は第1モードにセットされる、そしてCO能力は第1モードにセットされる)が決定される。その場合は、CPEの第1モード/第2モード能力ビットが11にセットされているステップ328で、第1モードハンドシェークが開始される。さもないと、ステップ318で、ベースモードの準備が実行される。例えば、ベースモードの準備は、C Message 1(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。
ステップ320で、COのinfo 1 message modeが、第2モードにセットされるかどうか、そして、CO能力が第2モードにセットされるかどうか、が決定される。その場合は第2モードのハンドシェークが、ステップ344で開始される。ステップ322で、COのinfo 1 messageモードが第1モードにセットされるかどうか、そしてCO能力が第1モードにセットされているか、が判断される。その場合はステップ328で、第1モードハンドシェークが開始される。さもないとステップ324で、ベースモード動作が続行される。もし起動またはデータモードの失敗が検出されると、自動再準備がステップ312へのループを経由して実行される。そしてステップ326で、ベースモードが完了する。
ステップ314またはステップ320で実行される決定に基づいて、第2モードが開始される。ステップ344で、CPEの第1モード/第2モード能力ビットが11にセットされた第2モードのハンドシェークが開始される。ステップ346で、応答が予め定められた時間内(例えば10秒内)にCOから受取ったか否かが判断される。応答を受取った場合、ステップ348で、COの選択標準がベースモードにセットされているかどうか、そしてCO能力がベースモードにセットされているかどうか、が判断される。もしそのようにセットされていると、ステップ312でベースモードのハンドシェークが開始される。さもないとステップ350で、COの選択標準が第1モードにセットされているかどうか、そしてCO能力が第1モードにセットされているかどうか、が判断される。もしそのようにセットされていると、第1モードのハンドシェークが実行されるステップ328で、第1モードが開始される。もしそのようにセットされていないと、ステップ352で第2モードの準備が実行される。例えば、第2モードの準備は、R Message RA(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。ステップ354で、低容量が上部binsで判断される。例えば、低容量が上部512binsに存在するか否かがCOから判断される。もし低容量なら、第1モードのハンドシェークが実行されるステップ328で、第1モードが開始される。さもないとステップ356で、ステップ344へのループを経由して第2モードの準備が続行される。ステップ358で、第2モード動作が完了する。
ステップ316またはステップ322で実行される決定に基づいて、第1モードが開始される。ステップ328で、CPEの第1モード/第2モード能力ビットが11にセットされた第1モードのハンドシェークが開始される。ステップ330で、応答が予め定められた時間内(例えば10秒内)にCOから受取ったか否かが判断される。応答を受取った場合、ステップ332で、COの選択標準がベースモードにセットされているかどうか、そしてCO能力がベースモードにセットされているかどうか、が判断される。もしそのようにセットされていると、ステップ312でベースモードのハンドシェークが開始される。さもないとステップ334で、COの選択標準が第2モードにセットされているかどうか、そしてCO能力が第2モードにセットされているかどうか、が判断される。もしそのようにセットされていると、第2モードのハンドシェークが実行されるステップ344で、第2モードが開始される。もしそのようにセットされていないと、ステップ336で第1モードの準備が実行される。例えば、第1モードの準備は、R Message RA(G.992.1標準規格を参照)まで実行される。ステップ338で、低容量が上部binsで判断される。例えば、低容量が上部256binsに存在するか否かがCOから判断される。もし低容量なら、アネックスAのハンドシェークが実行されるステップ312で、アネックスAが開始される。さもないとステップ340で、ステップ328へのループを経由して第1モードの準備が続行される。ステップ342で、第1モード動作が完了する。
図4は、本発明の一実施例よる、最適動作モード選択のシステムを例示しているブロック図である。図4は、POTSネットワークを経由したADSLのブロードバンド通信サービスを例示している。電話局410は、POTS電話線を経由した伝送用の電話局設置ADSL回線基板を経て顧客の通信端末420と接続し、、ブロードバンドサービスを受信するように構成されている。ブロードバンドサービスの例として、インターネット、テレビ会議、電話サービス、オンデマンドの映画、電波媒体、その他のサービスが含まれる。顧客の通信端末420は、受信したサービスを更に目的とする端末、例えばコンピュータ、テレビ、電話、ファクシミリ機、その他のデバイスに、処理し配信することができる。電話局410および顧客の通信端末420は、電話線430または他の通信リンクまたは通信媒体を経て通信可能である。
本発明の実施形態によるCO410には、コードやコンピュータープログラム命令を含むさまざまなモジュールを含み、特定の機能を実行することが出来る。例えばCPE能力判定モジュール412は、CPEが特定のモード(例えば第1モード、第2モード、その他)で稼動できるかどうかを判定する。ループ差演算モジュール414は、CO 410とCPE420間のループ長を算出する。ループ長は、全AGC差演算で測定される。容量モジュール416は上部binsの容量を判断する。例えば、その判定は履歴データに基づいてもよい。CPE420は、CPE能力モジュール422を経てCO 410にCPEの能力を提供できる。その他の機能およびモジュールは、CO 410およびCPE420の双方によりサポートされている。
上記のように、最適モードを選択するための方法とシステムは、CO端とCPE端に組み込むことが出来る。このCO端およびCPE端は、モデム、トランシーバまたは他の通信装置を含むことができる。上述の発明の形態は、さまざまなアプリケーションに適用することが出来る。例えばベースモードは、アネックスAを含むことが出来るし、第1モードはGlobespanVirata(登録商標)G.span(登録商標)を含むことができ、第2モードはGlobespanVirata(登録商標)V.span(登録商標)を含むことができる。そして、これら端末器の開示内容は本願発明で引用して用いられる。CO装置には、GlobespanVirata(登録商標)のOctane Plus(登録商標)CO装置を含むことができ、これらはGlobespanVirata(登録商標)のArgone III Plus(登録商標)CPE装置と共に用いることも可能である。そして、それの開示はそれらの全部において、本願発明で引用して用いられる。
上述のように、例えば複数あるモデムのうちの1つだけが高速データ伝送率を有する時に、高速データ伝送率用の動作モードが使用されるような通信環境があり得るため、結果として無駄になり、活用されない資源となる場合があり得る。従って以上記載のごとく本発明によれば、特定の通信条件に基づいて最適モードを選ぶための、より効率的な方法とシステムを構築することが可能となる。
上述の記載は多くの詳細説明と仕様を含む一方、これらは単に説明目的に使用され、本願発明を限定するものと解釈されるべきでないと理解されるべきである。従って上述の実施例への多くの設計変更は本発明の技術的思想と範囲を逸脱することなく当然行なわれるものである。
本発明は、本願明細書に記載されている特定の実施態様によっては、権利範囲が制限されることはない。実際に本願明細書に記載されている内容に加え種々の変更を加えることは、上述の記載と添付した図面で当業者には明らかである。従ってその種の変更実施態様も、以下添付の請求の範囲の権利範囲内であると理解される。更に、本発明は本願明細書において特定の目的のために、特定の環境での特定の実施を前提として記載されているが、その有用性はそれにのみ制限されるものではなく、本発明がいかなる目的や環境においても、有益に実行可能であると当業者は理解できる。したがって本願の特許請求の範囲は、開示された本発明の記載内容とその技術的な精神からみて広く解釈されなければならない。
本発明は、以下の発明の詳細な説明を読むことと共に、以下の添付図面を参照して、より完全に理解することが出来る。
本発明の一実施例による、最適動作モード選択の方法を例示しているシステム全体のフローチャートである。
本発明の一実施例よる、CO側(電話局側)での最適動作モード選択の方法を例示している全体フローチャートである。
図2Bは、本発明の一実施例よる、CO側(電話局側)でのベースモードの部分フローチャートである。
図2Cは、本発明の一実施例よる、CO側(電話局側)での第1モードの部分フローチャートである。
図2Dは、本発明の一実施例よる、CO側(電話局側)での第2モードの部分フローチャートである。
図3Aは、本発明の一実施例よる、CPE側(端末側)での最適動作モード選択の方法を例示している全体フローチャートである。
図3Bは、本発明の一実施例よる、CPE側(端末側)でのベースモードの部分フローチャートである。
図3Cは、本発明の一実施例よる、CPE側(端末側)での第1モードの部分フローチャートである。
図3Dは、本発明の一実施例よる、CPE側(端末側)での第2モードの部分フローチャートである。
図4は、本発明の一実施例よる、最適動作モード選択のシステムを例示しているブロック図である。
110: ベースモードの準備
112: CPE(端末側)能力の決定
114: ル−プ長の決定
116: 上部Binsの能力を判断
118: CPEは第2モード可?
120: 第2モードへ切替
122: CPEは第1モード可?
124: 第1モードへ切替
126: ベースモード続行
112: CPE(端末側)能力の決定
114: ル−プ長の決定
116: 上部Binsの能力を判断
118: CPEは第2モード可?
120: 第2モードへ切替
122: CPEは第1モード可?
124: 第1モードへ切替
126: ベースモード続行
Claims (24)
- ADSLモデム動作用の複数の通信モード間で、通信モードを切替える通信モード切替方法において:
ベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上の通信モードをサポートする遠端モデムの通信能力を決定するステップと;
近端モデムと前記遠端モデム間のループ長を決定するステップと;
前記第1モードと前記第2モードの上部バンド容量を決定するステップと;
前記遠端モデムの通信能力と、前記ループ長と、前記上部バンド容量の組合せに基づいて最適な通信モードを選択するステップ;とで構成されたことを特徴とする通信モード切替方法。 - 前記遠端モデムは、初期起動時には前記ベースモードで準備されることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記上部バンド容量を決定するステップは、256binsの容量が閾値以下であるかどうかを決定するステップを有することを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記上部バンド容量を決定するステップは、512binsの容量が閾値以下であるかどうかを決定するステップを有することを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記ベースモードは、アネックス・モードであることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記第1モードは、ADSL PLUSモードであることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記第2モードは、ADSL Qardモードであることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記最適な通信モードを選択するステップは、電話局側であるCO端で実行されることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記各ステップは、ハンドシェーク/準備セッションの間に実行されることを特徴とする請求項8記載の通信モード切替方法。
- 前記ループ長は、一般に認められた電力レベル差演算で測定されることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- 前記上部バンド容量は、前記遠端モデムで決定され、前記近端モデムに送信されることを特徴とする請求項1記載の通信モード切替方法。
- ADSLモデム動作用の複数の通信モード間で、通信モードを切替える通信モード切替システムにおいて:
ベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上の通信モードをサポートする遠端モデムの通信能力を決定するモジュールと;
近端モデムと前記遠端モデム間のループ長を決定するモジュールと;
前記第1モードと前記第2モードの上部バンド容量を決定するモジュールであって、 前記遠端モデムの通信能力と、前記ループ長と、前記上部バンド容量の組合せに基づいて最適な通信モードを選択するモジュール;とで構成されたことを特徴とする通信モード切替システム。 - 前記遠端モデムは、初期起動時には前記ベースモードで準備されることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記上部バンド容量を決定するモジュールは、256binsの容量が閾値以下であるかどうかを決定することを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記上部バンド容量を決定するモジュールは、512binsの容量が閾値以下であるかどうかを決定することを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記ベースモードは、アネックス・モードであることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記第1モードは、ADSL PLUSモードであることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記第2モードは、ADSL Qardモードであることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記最適な通信モードを選択するモジュールは、電話局側であるCO端に置かれていることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記システムの前記各モジュールは、ハンドシェーク/準備セッションの間に前記各機能を実行することを特徴とする請求項19記載の通信モード切替システム。
- 前記ループ長は、一般に認められた電力レベル差演算で測定されることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- 前記上部バンド容量は、前記遠端モデムで決定され、前記近端モデムに送信されることを特徴とする請求項12記載の通信モード切替システム。
- プロセッサが読み込み可能な少なくとも一つの媒体であって、該媒体はコンピュータ・プログラムの複数の命令を格納し、該媒体は少なくとも1つのプロセッサにより読み込まれて、他のプロセッサにコンピュータプロセスを命令するために読み込まれる媒体であり、該媒体が、請求項1記載の通信モード切替方法を行なう前記コンピュータ・プログラムを収納することを特徴とする媒体。
- 少なくとも1つの搬送波中の少なくとも1つの信号であって、該信号はコンピュータ・プログラムを送信し、該信号は少なくとも1つのプロセッサにより読み込まれて、他のプロセッサに対して、ADSLモデム動作用の複数の通信モード間で、通信モードを切替えるコンピュータプロセスを命令する通信モード切替信号であり、該通信モード切替信号が:
ベースモード、第1モードおよび第2モードの一つ以上の通信モードをサポートする遠端モデムの通信能力を決定し;
近端モデムと前記遠端モデム間のループ長を決定し;
前記第1モードと前記第2モードの上部バンド容量を決定し;
前記遠端モデムの通信能力と、前記ループ長と、前記上部バンド容量の組合せに基づいて最適な通信モードを選択する;ように構成されていることを特徴とする通信モード切替信号。
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