JP2005157747A - プラント制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来より、発電所や製鉄所等の大規模プラントの制御システムは、駆動モータのON/OFFを操作する開閉装置に対する制御指令を、専用の通信ネットワークケーブルもしくはメタルケーブルを介して送信するとともに、その運転情報を得ているが、膨大な制御信号を有するプラントでは多量の制御ケーブルの敷設を必要とし、工事費用、スペースなどで問題があった。この課題を電力線通信技術を応用した制御信号の授受で解決する。
【解決手段】 第1の電源線につながる制御装置には第1の電力線通信モデムが、モータを制御し第2の電源線につながる開閉装置には第2の電力線通信モデムが設けられ、第1の電源線と第2の電源線を介して第1、第2の電力線通信モデム間に制御信号が入出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の電源線につながる制御装置には第1の電力線通信モデムが、モータを制御し第2の電源線につながる開閉装置には第2の電力線通信モデムが設けられ、第1の電源線と第2の電源線を介して第1、第2の電力線通信モデム間に制御信号が入出力する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、プラント制御システムに係るものであり、特にプラント制御装置と被制御装置間の制御信号の授受を、電力線通信技術を応用して行うものに関するものである。
従来の発電所や製鉄プラント等のプラント制御システムは、専用の通信ネットワークケーブルもしくはメタルケーブルを介して、現場のモータのON/OFF制御を操作する開閉装置に制御指令を送信し、各開閉装置から制御対象モータの運転情報を受け取っている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、前記特許文献1に示されたものは、構成装置間の制御信号を、通信ネットワークケーブルまたはメタルケーブルを介して伝送を行っているので、膨大な制御信号を有する大規模プラントでは、多量の制御ケーブルを敷設する必要があり、またプラントの運用上、制御信号の追加が必要となった場合、改めて追加ケーブルを敷設する必要があり、ケーブル材料費を含む工事費やケーブル敷設スペースなどで問題があった。
この発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、プラント設備の装置間の制御用信号ケーブルの敷設を不要とする制御システムを提供することを目的とする。
この発明に係るプラント制御システムは、モータをON/OFF制御する開閉装置と、この開閉装置を制御する制御装置とを備えており、制御装置には第1の電力線通信モデムが、開閉装置には第2の電力線通信モデムが設けられており、第1、第2の電力線通信モデムは、制御装置につながる第1の電源線と、開閉装置につながる第2の電源線とを介して制御信号を入出力するものである。
この発明に係るプラント制御システムは、発電所などのプラントの所内制御回路に、電力線通信技術(PLC)を適用しているので、制御ケーブルの敷設を必要とせず、材料費や敷設工事費用およびケーブル敷設スペースを低減させることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1のプラント制御システム100を図に基づいて説明する。図1において、開閉装置1は、その制御電源を第2の電源線である高圧電力線2から変圧器3を介して供給をうけており、前記第2の電源線2を介する制御電源は、コンタクタ4を開閉させるリレー5を駆動させる回路と、第2の電力線通信モデム6に供給される回路に分配される。前記開閉装置1によって駆動されるモータ11は、プラントを運転するために必要な図示省略したポンプや電動弁などに使用され、大規模なプラントでは、300台近くの開閉装置1が必要となる。また制御装置7は、変圧器8を介し第1の電源線である低圧電力線9から制御電源を供給され、前記第1の電源線9を介する制御電源は、制御装置7のCPUなどへの回路と、第1の電力線通信モデム10に供給される回路に分配される。
以下、この発明の実施の形態1のプラント制御システム100を図に基づいて説明する。図1において、開閉装置1は、その制御電源を第2の電源線である高圧電力線2から変圧器3を介して供給をうけており、前記第2の電源線2を介する制御電源は、コンタクタ4を開閉させるリレー5を駆動させる回路と、第2の電力線通信モデム6に供給される回路に分配される。前記開閉装置1によって駆動されるモータ11は、プラントを運転するために必要な図示省略したポンプや電動弁などに使用され、大規模なプラントでは、300台近くの開閉装置1が必要となる。また制御装置7は、変圧器8を介し第1の電源線である低圧電力線9から制御電源を供給され、前記第1の電源線9を介する制御電源は、制御装置7のCPUなどへの回路と、第1の電力線通信モデム10に供給される回路に分配される。
次に動作について説明する。制御装置7からモータ11を駆動させるためコンタクタ4を閉にするための命令信号を、第1の電力線通信モデム10を使用し第1の電源線である低圧電力線9、変圧器8、第2の電源線である高圧電力線2、変圧器3を経由して開閉装置1の第2の電力線通信モデム6へ送信する。第2の電力線通信モデム6は内部CPU12、出力装置13を介してリレー5を励磁させ、コンタクタ4を閉とさせる。さらに、コンタクタ4の状態信号などを入力装置14を介して開閉装置1に入力し、第2の電力線通信モデム6と第2の電源線2、第1の電源線9、第1の電力線通信モデム10を使用して制御装置7に状態信号を入力することができる。このように、制御装置7と開閉装置1の間を電源線2、9利用の電力線通信技術(PLC)でもって制御装置7から開閉装置1を制御することが出来、さらに現場の状態まで知ることができる。これにより制御装置7と開閉装置1の間に制御ケーブルを敷設させる必要が無くなり、これが全ての開閉装置に適用されることにより膨大な量のケーブルとその敷設工事を低減させることが出来る。
実施の形態2.
前記実施の形態1では、開閉装置1の1台毎に第2の電力通信モデム6を設置させる場合について述べたが、図2に示すように、共通する第2の電力線通信モデム6aを設け、前記共通の電力線通信モデム6aを介して複数の開閉装置毎に開閉信号を送信するようにすれば、システムの簡素化、低価格化が可能となる。
前記実施の形態1では、開閉装置1の1台毎に第2の電力通信モデム6を設置させる場合について述べたが、図2に示すように、共通する第2の電力線通信モデム6aを設け、前記共通の電力線通信モデム6aを介して複数の開閉装置毎に開閉信号を送信するようにすれば、システムの簡素化、低価格化が可能となる。
実施の形態3.
この実施の形態3では、図3に示すように第1の電力母線16と、第2の電力母線17間の接続を操作する第2の開閉装置18が設けられている。そして、前記実施の形態1、2と同様に、第1の開閉装置1aを制御する制御装置7を有し、前記制御装置7には第1の電力線通信モデム10が、前記第1の開閉装置1aには第2の電力線通信モデム6が設けられている。前記第1の開閉装置1aと制御装置7は電源線である低圧電力線9および変圧器8を介して前記第1の電力母線16に接続されている。さらに、この電力母線16に分岐して第2の開閉装置18が設けられ、この開閉装置18の操作により前記第1の電力母線16と第2の電力母線17との接続、開放がなされる。前記第2の開閉装置18の操作は、前記電源線9を介して前記制御装置7の第1の電力線通信モデム10と、前記第1の開閉装置1aの第2の電力線通信モデム6との間で制御信号をやりとりして行われる。このようにこの実施の形態3でも制御ケーブルの敷設が不要となり、工事費を含めコスト低減が可能となる。
この実施の形態3では、図3に示すように第1の電力母線16と、第2の電力母線17間の接続を操作する第2の開閉装置18が設けられている。そして、前記実施の形態1、2と同様に、第1の開閉装置1aを制御する制御装置7を有し、前記制御装置7には第1の電力線通信モデム10が、前記第1の開閉装置1aには第2の電力線通信モデム6が設けられている。前記第1の開閉装置1aと制御装置7は電源線である低圧電力線9および変圧器8を介して前記第1の電力母線16に接続されている。さらに、この電力母線16に分岐して第2の開閉装置18が設けられ、この開閉装置18の操作により前記第1の電力母線16と第2の電力母線17との接続、開放がなされる。前記第2の開閉装置18の操作は、前記電源線9を介して前記制御装置7の第1の電力線通信モデム10と、前記第1の開閉装置1aの第2の電力線通信モデム6との間で制御信号をやりとりして行われる。このようにこの実施の形態3でも制御ケーブルの敷設が不要となり、工事費を含めコスト低減が可能となる。
実施の形態4.
実施の形態4では、図4に示すようにプラント内諸設備の冷却水や冷却風、ガス、油などの流量検出器19や、例えば前記冷却水路の図示省略した開閉弁の開閉状態検出器が設けられている。前記検出器19には第2の電力線通信モデム6が設けられているとともに、低圧電源線9を介して制御装置7内の第1の電力線通信モデム10につながっている。前記検出器19の出力する検出信号を制御装置7に送信するとき、前記第2の電力線通信モデム6と第1の電力線通信モデム10との間で、前記電源線9を介して行われるので、制御ケーブルの敷設が不要となり、工事費を含め、コスト低減が可能となる。
なお、前記検出器は1台設けられている例を示したが、複数台設けられたものであってもよい。
実施の形態4では、図4に示すようにプラント内諸設備の冷却水や冷却風、ガス、油などの流量検出器19や、例えば前記冷却水路の図示省略した開閉弁の開閉状態検出器が設けられている。前記検出器19には第2の電力線通信モデム6が設けられているとともに、低圧電源線9を介して制御装置7内の第1の電力線通信モデム10につながっている。前記検出器19の出力する検出信号を制御装置7に送信するとき、前記第2の電力線通信モデム6と第1の電力線通信モデム10との間で、前記電源線9を介して行われるので、制御ケーブルの敷設が不要となり、工事費を含め、コスト低減が可能となる。
なお、前記検出器は1台設けられている例を示したが、複数台設けられたものであってもよい。
このように、この発明の実施の形態1〜4によるプラント制御システムは発電所や製鉄所等の大型プラントの制御システムに適用可能である。
1 開閉装置、1a 第1の開閉装置、2 高圧電力線(第2の電源線)、
6,6a 第2の電力線通信モデム、7 制御装置、9 低圧電力線(第1の電源線)、10 第1の電力線通信モデム、11 駆動モータ、16 第1の電力母線、
17 第2の電力母線、18 第2の開閉装置、19 検出器、
100 プラント制御システム。
6,6a 第2の電力線通信モデム、7 制御装置、9 低圧電力線(第1の電源線)、10 第1の電力線通信モデム、11 駆動モータ、16 第1の電力母線、
17 第2の電力母線、18 第2の開閉装置、19 検出器、
100 プラント制御システム。
Claims (6)
- プラント制御システムであって、前記プラント制御システムにはモータと、前記モータをON/OFF制御する開閉装置と、前記開閉装置を制御する制御装置とを備えており、前記制御装置には第1の電力線通信モデムが、前記開閉装置には第2の電力線通信モデムが設けられており、前記第1、第2の電力線通信モデムは、前記制御装置につながる第1の電源線と、前記開閉装置につながる第2の電源線とを介して制御信号を入出力することを特徴とするプラント制御システム。
- プラント制御システムであって、前記プラント制御システムにはモータと、前記モータをON/OFF制御する開閉装置と、前記開閉装置を制御する制御装置とを備えており、前記制御装置には第1の電力線通信モデムが設けられており、前記開閉装置につながる第2の電源線には第2の電力線通信モデムが設けられており、前記第1、第2の電力線通信モデムは、前記制御装置につながる第1の電源線と、前記開閉装置につながる第2の電源線とを介して制御信号を入出力することを特徴とするプラント制御システム。
- プラント制御システムであって、前記プラント制御システムには第1の開閉装置と、前記第1の開閉装置を制御する制御装置と、第1の電力母線および第2の電力母線と、前記第1、第2の電力母線の接続を操作する第2の開閉装置とを備えており、前記制御装置には第1の電力線通信モデムが、前記第2の開閉装置には第2の電力線通信モデムが設けられているとともに、前記制御装置および第1の開閉装置は、電源線を介して前記第1の電力母線につながるものであり、前記第1、第2の電力線通信モデムが入出力する制御信号によって、前記第2の開閉装置が操作されることを特徴とするプラント制御システム。
- プラント制御システムであって、前記プラント制御システムには、検出器と、前記検出器を制御する制御装置とを備えており、前記制御装置には第1の電力線通信モデムが、前記検出器には第2の電力線通信モデムが設けられているとともに、前記検出器と制御装置は電源線でつながれており、前記検出器の出力する信号は前記第2の電力線通信モデムによって、前記第1の電力線通信モデムに送信されることを特徴とするプラント制御システム。
- 前記開閉装置は複数台設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラント制御システム。
- 前記検出器は複数台設けられていることを特徴とする請求項4に記載のプラント制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003395480A JP2005157747A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | プラント制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003395480A JP2005157747A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | プラント制御システム |
Publications (1)
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JP2005157747A true JP2005157747A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34721234
Family Applications (1)
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JP2003395480A Pending JP2005157747A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | プラント制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005157747A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024739A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Toshiba Corp | 原子力サービス設備およびプラットホームシステム |
FR2917922A1 (fr) * | 2007-06-25 | 2008-12-26 | Schneider Electric Ind Sas | Communication par courant porteur pour les tableaux centralises de commande |
JP2009171112A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Toshiba Corp | プラント監視制御システム |
JP2020126475A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 東芝産業機器システム株式会社 | モータコントロールセンタ |
-
2003
- 2003-11-26 JP JP2003395480A patent/JP2005157747A/ja active Pending
Cited By (7)
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JP2007024739A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Toshiba Corp | 原子力サービス設備およびプラットホームシステム |
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EP2009808A1 (fr) | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Schneider Electric Industries SAS | Communication par courant porteur pour les tableaux centralisés de commande |
JP2009005361A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Schneider Electric Industries Sas | 制御センタ用の電力線通信 |
JP2009171112A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Toshiba Corp | プラント監視制御システム |
JP2020126475A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 東芝産業機器システム株式会社 | モータコントロールセンタ |
JP7335705B2 (ja) | 2019-02-05 | 2023-08-30 | 東芝産業機器システム株式会社 | モータコントロールセンタ |
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