JP2005155495A - 内燃機関のブリーザ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内燃機関全体を大型化することなく、ブローバイガスの気液分離を十分行うことができる内燃機関のブリーザ構造を供する。
【解決手段】 シリンダブロック3の側壁に補機ブラケット10を介して補機が取り付けられる内燃機関において、シリンダブロック3の側壁と補機ブラケット10とにより互いの間に第1のブリーザ室20が形成され、第1のブリーザ室20から下流側に別体の第2のブリーザ室60が連通して設けられた内燃機関のブリーザ構造。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関のブリーザ構造に関する。
内燃機関には、圧縮行程でクランク室に漏れるブローバイガスを吸気系に還元して大気への放出を防止するブローバイガス還元装置が備えられているものがある。
該ブローバイガス還元装置には気液分離するためのブリーザ室が設けられ、ブローバイガス中のオイルを気液分離して取り出し、残りの分離できなかったオイルを含むブローバイガスを吸気系に送り再燃焼に供するようにしている。
シリンダブロックの側壁に補機ブラケットを介して補機が取り付けられる内燃機関において、このブリーザ室をシリンダブロックの側壁と補機ブラケットとの間に形成したブリーザ構造については、同じ出願人に係る先行例がある(特許文献1参照)。
特開2001−73738号公報
同特許文献1では、補機ブラケットを利用してシリンダブロック側壁との間にブリーザ室を形成しているので、シリンダブロックと補機との間を利用してスペース効率が良く、内燃機関全体の大型化を避けることができる
しかし、シリンダブロックと補機との間を利用してブリーザ室を形成しているので、機関全体を大型化することなしにブリーザ室を拡張して大容量のブリーザ室を設けることは難しく、したがって十分な気液分離を行うことができない。
気液分離が十分なされないと、オイルが吸気管に付着したり、燃焼室に至り燃焼するとエミッションの問題が生じるとともに、オイルの減少が早くなる。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、内燃機関全体を大型化することなく、ブローバイガスの気液分離を十分行うことができる内燃機関のブリーザ構造を供する点にある。
上記目的を達成するために、本発明は、シリンダブロックの側壁に補機ブラケットを介して補機が取り付けられる内燃機関において、シリンダブロックの側壁と補機ブラケットとにより互いの間に第1のブリーザ室が形成され、前記第1のブリーザ室から下流側に別体の第2のブリーザ室が連通して設けられた内燃機関のブリーザ構造とした。
シリンダブロックの側壁と補機ブラケットとにより互いの間に形成された第1のブリーザ室とは別体に第2のブリーザ室が設けられ互いに連通されるので、内燃機関全体を大型化することなくブリーザ室を実質拡張してブローバイガスの十分な気液分離を行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の内燃機関のブリーザ構造において、前記第2のブリーザ室は、シリンダヘッドカバーと吸気マニホールドとの間に設けられたことを特徴とする。
第2のブリーザ室は、第1のブリーザ室で気液分離した後のブローバイガスを気液分離するものなので、小型のもので足り、この小型の第2のブリーザ室をシリンダヘッドカバーと吸気マニホールドとの間に配置することで、デッドスペースを有効利用し、内燃機関全体をコンパクト化することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の内燃機関のブリーザ構造において、前記第2のブリーザ室は、前記シリンダヘッドカバーから前記吸気マニホールドにかけて傾斜して設けられ、傾斜した前記第2のブリーザ室の上方位置に吸気通路へのブリーザ戻し口が設けられ、傾斜した前記第2のブリーザ室の下方位置に前記第1のブリーザ室に連通する連通口が設けられたことを特徴とする。
第2のブリーザ室内においてブローバイガスの気液分離した後に溜まるオイルを、傾斜した第2のブリーザ室の下方位置にある連通口からブリーザ連通路を介して第1のブリーザ室に円滑に戻すことができ、さらに第1ブリーザ室で気液分離した後のオイルとともにシリンダ側に速やかに戻すことができる。
また、傾斜した第2のブリーザ室の上方位置に吸気通路へのブリーザ戻し口があるので、第2のブリーザ室内で気液分離した後のオイルがブリーザ戻し口から吸気系に流入し難い。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の内燃機関のブリーザ構造において、前記第1のブリーザ室と前記第2のブリーザ室とを連通するブリーザ連通管が、冷却水管に沿って設けられたことを特徴とする。
第1のブリーザ室と第2のブリーザ室とを連通するブリーザ連通管が、冷却水管に沿って設けられることで、外部に露出したブリーザ連通管を冷却水管で温めることができ、ブリーザ連通管内で水蒸気が結露するのを防止することができる。
結露した水がオイルに混ざると、オイルの劣化を速めるので、これを防止することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の内燃機関のブリーザ構造において、前記シリンダブロックの側壁又は前記補機ブラケットの少なくとも一方に冷却水通路が前記第1のブリーザ室に膨出するように形成され、前記第1のブリーザ室内に前記冷却水通路の周囲を流れるようブローバイガスを導くガイド壁が設けられたことを特徴とする。
第1のブリーザ室に膨出するように冷却水通路が形成され、冷却水通路の周囲を流れるようブローバイガスを導くガイド壁が設けられることで、コンパクトな形状でブリーザ通路長を長く構成して気液分離を促進することができ、かつブリーザ通路が冷却水通路に沿うことでより一層水蒸気の結露を防止することができる。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図15に基づき説明する。
本実施の形態に係る内燃機関1は、図1ないし図4に示すように水冷式4ストロークサイクル直列4気筒の内燃機関であり、クランク軸7を左右方向に指向させて車両に横置きに搭載される。
クランクケース2にシリンダブロック3,シリンダヘッド4,シリンダヘッドカバー5が順次重ねられて一体に締結され、クランクケース2の下面にはオイルパン6が接続される。
シリンダヘッド4の前面に吸気マニホールド8が固着されている。
吸気マニホールド8は、内燃機関1本体の車体左側(図1では右側)前方に位置するスロットルボディ15から右側に延びるサージタンク16から上方へ4本の吸気管17が分岐して延出し、その4本の吸気管17の上端が後方へ屈曲して連結支持基台18にまとめて保持されており、連結支持基台18がシリンダヘッド4の前面に接合される。
連結支持基台18の上側をカバー部材19が覆う。
シリンダヘッド4の前面は、図4に示すように連結支持基台18が接合される合わせ面4aが形成され、同合わせ面4aには4つの吸気ポート連結口4bが並設され、その左端に冷却水連結口4cが開口しており、4つの吸気ポート連結口4bの上方に左右に横長のブリーザ長溝4dが形成されている。
このシリンダヘッド4に対して、連結支持基台18は、図5に示すように裏面に合わせ面18aを有し、同合わせ面18aにシリンダヘッド4の4つの吸気ポート連結口4b、冷却水連結口4cに対応する4つの吸気通路18b、冷却水通路18cの開口が形成されるとともに、ブリーザ長溝4dに対応したブリーザ連通溝18dが各吸気通路18bの開口上部に切り欠かれるようにして形成されている
さらに、合わせ面18aには中央上部の前記シリンダヘッド4のブリーザ長溝4cに対向する位置にブリーザ連通孔18eが開口しており、同ブリーザ連通孔18eは前方に延び上方へ屈曲し、上方に突出した接続管18fに通じている。
連結支持基台18は、この4つの吸気通路18bを合わせ面18aから前方に延設し、同4つの吸気通路18bの上方にEGRガス還流室18hを形成する上方に開口した筐体部18gが形成され、同筐体部18gの前面が4本の吸気管17の下流端を連結した連結板17aを取付ける合わせ面18iとなっており、図2および図3に図示するように同合わせ面18iに4つの吸気通路18bの開口が並設されて4本の吸気管17とそれぞれ連通されるようになっている。
また、前記冷却水通路18cは、連結支持基台18の右方に突出した接続管18jに通じている。
この連結支持基台18の筐体部18gの上方開口を塞ぐようにカバー部材19が被せられ、EGRガス還流室18hが構成される。
図6に図示するように、カバー部材19は、上部に左右水平方向に指向して冷却水通路19aが上方に突出して形成され、同冷却水通路19aはEGRガス還流室18hに膨出するように形成されている。
冷却水通路19aの両端開口に接続管19b,19cが嵌入されている。
このカバー部材19を被せボルトで固着した連結支持基台18を、図4に示す状態のシリンダヘッド4の合わせ面4aに対向する合わせ面18aを合わせて固着した状態を、図2および図3に示す。
すると、シリンダヘッド4の4つの吸気ポート連結口4bが連結支持基台18の4つの吸気通路18bに連結され、冷却水連結口4cが冷却水通路18cに連結されるとともに、連結支持基台18の上方に突出した接続管18fに通じるブリーザ連通孔18eが、シリンダヘッド4のブリーザ長溝4dに連通し、ブリーザ長溝4dは連結支持基台18の4つのブリーザ連通溝18dを介して各吸気通路18bに連通し、ブローバイガスの吸気系への還元経路が形成される。
この吸気マニホールド8の連結支持基台18の右側の空間に、補機類すなわち油圧ポンプ11,ACジェネレータ12,コンプレッサ13,ウォータポンプ14が補機ブラケット10を介してシリンダブロック3に取り付けられる。
図4に示すように補機ブラケット10を取り付ける前は、シリンダブロック3の前方側壁の右側部分に第1ブリーザ室20の半割り部分を形成する概ね矩形に枠取りされた周壁21が突出形成され内部が凹出して底壁22を形成している。
この周壁21の端面は同一平面の合わせ面21aをなし、上部左右2隅にボルト孔21bが形成されている。
さらに右側の周壁21の一部が内側に屈曲してその端部に冷却水通路を構成するところの円筒壁23が形成され、円筒壁23内の吐出側冷却水通路24はシリンダブロック3の側壁を貫通してシリンダボアの周りに形成されたウォータジャケットに連通している。
図4を参照して周壁21と円筒壁23で囲まれた底壁22を有する部分(格子ハッチを施した部分)が、第1ブリーザ室20となる。
第1ブリーザ室20内には、周壁21の左側壁から右側斜め下方に円筒壁23と同心円弧状にガイド壁25が延出している。
このガイド壁25により第1ブリーザ室20内に円筒壁23の外周に沿った半円弧状の下流側ブリーザ通路20bとガイド壁25の下側に円弧状をした上流側ブリーザ通路20aが形成されるようになっており、両ブリーザ通路20a,20bはガイド壁25の右端を廻るようにして連結されている。
上流側ブリーザ通路20aの左上端の底壁22にブローバイガス導入口26が開口しており、同ブローバイガス導入口26は、シリンダブロック3の側壁及びクランクケース2の側壁を上下方向に穿設されクランクケース2内に連通するブローバイガス導入通路の下流端開口である。
また右方に斜め下向きに傾斜した上流側ブリーザ通路20aの右下端の底壁22にはオイル回収口27が開口しており、同オイル回収口27から右方(図4中の左方)に向かって下側に広がりながら延出したオイル回収通路が、内燃機関1の右側部(図中の左側部)のチェーンケース28で覆われるカムチェーン室に連通している。
カムチェーン室は下方オイルパン6内と連通している。
以上のような第1ブリーザ室20の下方のシリンダブロック3の側壁には、ボルト孔を有する左右一対の取付ボス部29,29が突出形成されている。
このシリンダブロック3の側壁に上下縦長に取り付けられる補機ブラケット10は、前記複数の補機類を1個のブラケットで支持する一体統合型のブラケットである。
該補機ブラケット10を図7ないし図10に図示する。
補機ブラケット10は、正面視で概ね縦長矩形状に形成され(図7参照)、中央部前面が後方に凹むように湾曲したブラケット本体31を有する(図9,図10参照)。
同ブラケット本体31の湾曲し前面にACジェネレータ12が取付けられ、裏面には前記シリンダブロック3の第1ブリーザ室20の半割り部分を形成する周壁21および円筒壁23に対応して周壁35,円筒壁36が突出形成され、同両壁の端面は合わせ面35aとなって(図8参照)、シリンダブロック3の周壁21及び円筒壁23とパッキン38を介して結合される。
また、シリンダブロック3のガイド壁25に対応して補機ブラケット10にもガイド壁37が形成され、図8において格子ハッチを施した第1ブリーザ室20が上流側ブリーザ通路20aと吐出側冷却水通路24を形成する円筒壁23,36の外周に沿った半円弧状の下流側ブリーザ通路20bとによって構成される。
下流側ブリーザ通路20bの下流端である略最上部に開口したガス導出孔39が形成され、同ガス導出孔39はブラケット本体31を前方へ貫通しており、同ガス導出孔39にPCVバルブ40が嵌入される(図2、図15参照)。
またブラケット本体31の下部を左右水平方向に貫通する円孔の吸入側冷却水通路41が形成され、その上方に吐出側冷却水通路42が右端面開口から穿設され、前記円筒壁36内の吐出側冷却水通路24に連通している。
吸入側冷却水通路41は左右を貫通する円孔であるが、吐出側冷却水通路42は、右端面開口が上下に大きく形成され徐々に断面積を小さくして円筒壁36に至って、前記吐出側冷却水通路24と連通する。
この補機ブラケット10のブラケット本体31の右側合わせ面にウォータポンプ14のポンプケース14aが接合される。
ブラケット本体31の上部に左右方向に対して垂直な側面視三角形状の支持板32が突出形成されており、同支持板32に油圧ポンプ11が取付けられる。
ブラケット本体31の下部左右から若干下方へ突出した一対の突出部33,33にはコンプレッサ13が取付けられる。
ブラケット本体31には、周壁35の上下左右の4個所に取付孔35bが前後方向に穿設されており、いま図4に示すように補機ブラケット10を取り付ける前の状態のシリンダブロック3の前面上側の左右のボルト孔21bおよび下側左右の取付ボスのボルト孔にスタッドボルトを螺着し突設しておき、同スタッドボルトが補機ブラケット10の取付孔35bを貫通するようにして補機ブラケット10を重ねると、ブリーザ室20を構成する互いの周壁21,35及び円筒壁23,36が合わせ面でパッキン38を介して合わされ、スタッドボルトの露出端にナットを螺着し固着する。
こうして補機ブラケット10が取り付けられた状態が図2に示す状態であり、この補機ブラケット10の右端面にウォータポンプ14が取り付けられ、上部支持板32に油圧ポンプ11、中部凹んだ前面にACジェネレータ12、下部の突出部33,33にコンプレッサ13が取り付けられた状態が図1に示す状態である。
図1に示すようにクランク軸7に嵌着された駆動プーリ7a、アイドラプーリ50、油圧ポンプ11の被動プーリ11a、ACジェネレータ12の被動プーリ12a、ウォータポンプ14の被動プーリ14b、コンプレッサ13の被動プーリ13aの各プーリ間に無端状ベルト51が掛け渡されて一斉に駆動されるようになっている。
シリンダブロック3の側壁に補機ブラケット10を取り付けることにより形成される第1ブリーザ室20は、シリンダブロック3側に形成されるブローバイガス導入通路26によりクランクケース2の内部と連通しており、クランク室に漏れたブローバイガスは導入された新気とともにクランクケース2の内部からブローバイガス導入通路26を通って第1ブリーザ室20内に導入される(図4参照)。
第1ブリーザ室20に導入されたブローバイガスは、ガイド壁25,37により形成された上流側ブリーザ通路20aおよび下流側ブリーザ通路20bを通り、この間に気液分離される。
上流側ブリーザ通路20aと下流側ブリーザ通路20bにより流路が長くなっているので、より気液分離が促進される。
このように第1ブリーザ室20で気液分離されたオイル分は、第1ブリーザ室20の最下点に開口したオイル回収通路27を通ってカムチェーン室に流れ出てオイルパン6内に回収される。
一方オイル分を分離されたブローバイガスは、ブリーザ室20内の上部のガス導出孔39からPCVバルブ40を介して流量調整されて外出し、後記する第2ブリーザ室60に導かれる。
また、補機ブラケット10に形成される冷却水通路は、吸入側冷却水通路41の左側開口がサーモスタット43の冷却水循環路と接続され、吸入側冷却水通路41の右端開口からウォータポンプ14に吸入された冷却水は、吐出側冷却水通路42の右端開口に吐出され、吐出側冷却水通路42及び吐出側冷却水通路24を通ってシリンダブロック3のウォータジャケットに導出される。
補機ブラケット10の吸入側冷却水通路41の左側開口に連結されるサーモスタット43には、図3に示すようにラジエータ(図示せず)からの還流路が連結される接続管44が設けられるとともにヒータコア(図示せず)から配管されたヒータパイプ45が接続されている。
このヒータパイプ45の途中に突出された接続管45aに接続された冷却水ホース49と前記カバー部材19に形成された冷却水通路19aに右側から(図3では左側)から嵌入された接続管19cに接続された冷却水ホース47とを連結管48が連結している。
冷却水通路19aに左側から嵌入された接続管19bに接続された冷却水ホース46は、連結支持基台18の接続管18jの基端側でシリンダヘッド4から流出する冷却水の冷却水通路18cに接続されている。
なお、支持基台18の接続管18jは、図示されないラジエータの上流側タンクにラジエータホースにより連結され、ラジエータの下流側タンクから延出したラジエータホースが、前記サーモスタット43に接続管44に接続される。
したがってサーモスタット43には、ラジエータを還流して冷却された冷却水が流入するとともに、ヒータパイプ45を介してヒータコアまたは内燃機関1本体から流出した温められた冷却水が冷却水ホース46、冷却水通路19a、冷却水ホース47、連結管48、冷却水ホース49を通って流入し、サーモスタット43のバルブの切換えによりいずれかが補機ブラケット10の吸入側冷却水通路41に導入される。
ここに内燃機関1の始動直後の暖機中は、前記サーモスタット43がヒータパイプ45側を開通させて内燃機関1で温められた冷却水が直接ブリーザ室20に隣接する吸入側冷却水通路41に送られ、かつウォータポンプ14から吐出した冷却水が直接ブリーザ室20に隣接する吐出側冷却水通路42,24を流れ、ブリーザ室20を効率的に暖めることができ、第1ブリーザ室20内での水蒸気の結露を防止することができる。
第1ブリーザ室20内で水蒸気の結露が防止されることで、気液分離され回収されるオイルに水が混じることが防止され、オイルの劣化を可及的に回避することができる。
吸入側冷却水通路41と吐出側冷却水通路42,24が、共に第1ブリーザ室20に膨出して形成され、かつ第1ブリーザ室20の下流側ブリーザ通路20bは吐出側冷却水通路24の周囲に沿って形成されているので、加熱効果が大きく第1ブリーザ室20を効率良く速やかに暖めることができる。
なお、通常走行時には吸入側冷却水通路41と吐出側冷却水通路42,24にはラジエータで冷やされた冷却水が導入されることになり、第1ブリーザ室20を冷却して第1ブリーザ室20内のブローバイガスの気液分離を促進することができる。
また、内燃機関1本体から流出した冷却水は、一部カバー部材19の冷却水通路19aを流れることで、冷却水通路19aが膨出するEGRガス還流室18h内の排気系から還流したEGRガスの熱を奪い、自ら温められるとともにEGRガスの温度を下げる。
本ブリーザ構造は、補機ブラケット10により構成される前記第1ブリーザ室20のさらに下流に第2ブリーザ室60が設けられている。
同第2ブリーザ室60は、シリンダヘッド4と吸気マニホールド8との間に配設されるブリーザケース61内に構成される。
ブリーザケース61は、図11ないし図13に図示するように、矩形筐体の下側ケース62と上側カバー63とからなり、両者の合体により内部に第2ブリーザ室60を形成する。
下側ケース62の矩形枠62aより下方に膨出して底壁62bが前側を低く傾斜させて張設され、底壁62bが最も低くなった矩形枠62aの右辺(図12では左辺)から右方へ接続管65が突出形成されている。
矩形枠62aの前辺左右の突片62c、62cから下方へ一対の先端が膨出した係止棒66,66が突出形成されている。
一方、上側カバー63は、下側ケース62の矩形枠62aに対向する矩形枠63aより上方へ膨出して上壁63bが前側を高く傾斜させて張設され、上壁63bが低い矩形枠63aの左辺から左方へ接続管67が突出形成されている。
矩形枠63aの後辺左部から後方へ先端が膨出した係止棒68が突出形成されている。
下側ケース62と上側カバー63を、その矩形枠62a,63aで合わせて振動溶着して内部に第2ブリーザ室60を形成するブリーザケース61が造られる。
このブリーザケース61はシリンダヘッドカバー5と吸気マニホールド8との間にブラケット70,71を介して取り付けられる。
図14を参照して、ブラケット70は、一端部が屈曲した帯状板部片であり、長尺片端部をシリンダヘッドカバー5にボルト75により螺着され、前方に向いた短尺片に円孔を有し、同円孔にゴム弾性部材76を介してブリーザケース61の後方に突出した係止棒68が貫通して支持される。
一方、ブラケット71は、コ字状に形成された板部材であり、両端片がクランク状に屈曲されて、各端部に円孔を有し、両端片を連結する連結部がボルト77により前記吸気マニホールド8のカバー部材19に螺着される。
そして前方に延出した左右端片の各円孔に、ゴム弾性部材78を介してブリーザケース61の前辺から下方に突出した一対の係止棒66が貫通して支持される。
こうしてブリーザケース61は、シリンダヘッドカバー5と吸気マニホールド8との間のデッドスペースに、図15に示すように前方を下向きに傾斜させて取り付けられ、シリンダヘッドカバー5の上面から吸気マニホールド8のカバー部材19の上面に至る平坦な傾斜面にブリーザケース61の上面が滑らかに沿っていて内燃機関1全体がコンパクトにまとめられている。
ブリーザケース61は、ブラケット70,71およびゴム弾性部材76,78を介して支持されるので、内燃機関1の振動が吸収され、ブリーザケース61に直接伝達されない。
ブリーザケース61は、前方を下向きに傾斜され、下側ケース62の接続管65は、第2ブリーザ室60の最下位置にあり、上側カバー63の接続管67は、最上位置にある。
最下位置にある接続管65に接続されたブリーザホース82と、前記補機ブラケット10に突設されたPCVバルブ40に接続されたブリーザホース80とを連結管81が連結し、補機ブラケット10内に形成された第1ブリーザ室20とブリーザケース61内の第2ブリーザ室60とをブリーザホース80,82および連結管81が連通している。
連結管81は、前記カバー部材19内から流れてきた冷却水の流路である連結管48に平行に沿って配設されており、したがって暖機時に連通路中のブローバイガスを暖め連結管48内で水蒸気が結露するのを防止することができる。
なお冷却水の連結管48とブローバイガスの連結管81とを共通のステーで保持するようにしてもよく、そのようにすることで両連結管81,48の位置きめが容易で、両者を沿わせることが容易に行える。
また、第2ブリーザ室60の最上位置にある接続管67にはブリーザホース85の一端が接続され(図3参照)、その他端は連結支持基台18の上方へ突設された接続管18fに接続される。
前記したように接続管18fは4つの吸気通路18bに連通している。
したがってブローバイガスは、まず第1ブリーザ室20で気液分離され、さらに分離不十分のブローバイガスが第2ブリーザ室60に至り、気液分離されるので、十分な気液分離を行うことができる。
第2ブリーザ室60は、第1ブリーザ室20で気液分離した後のブローバイガスを気液分離するものなので、小型のブリーザケース61で足り、この小型のブリーザケース61をシリンダヘッドカバー5と吸気マニホールド8との間に配置することで、デッドスペースを有効利用し、内燃機関全体をコンパクト化することができる。
第2ブリーザ室60内においてブローバイガスの気液分離した後に溜まるオイルを、傾斜した第2ブリーザ室60の下方位置にある接続管65からブリーザホース80,82,連結管81を介して第1ブリーザ室20に円滑に戻すことができ、さらに第1ブリーザ室20で気液分離した後のオイルとともにシリンダ側に速やかに戻すことができる。
また、傾斜した第2ブリーザ室60の最上位置に吸気通路へのブリーザ戻し口である接続管67があるので、第2ブリーザ室60内で気液分離した後のオイルが接続管67から吸気系に流入し難い。
第2ブリーザ室60で気液分離されたブローバイガスは、接続管67から吸気マニホールド8の連結支持基台18のブリーザ連通孔18eを通って前記したように4つの吸気通路18bに還元される。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関の全体斜視図である。 同内燃機関の一部省略された斜視図である。 同別の角度から視た斜視図である。 さらに補機ブラケットを外した内燃機関の正面図である。 連結支持基台の裏面図である。 カバー部材の一部断面とした正面図である。 補機ブラケットの正面図である。 同裏面図である。 同右側面図である。 同左側面図である。 ブリーザケースの側面図である。 同上面図である。 図12におけるXIII−XIII線に沿って切断した断面図である。 ブリーザケースの取付構造を説明するための説明図である。 同ブリーザケースの取り付けられた状態の側面図である。
符号の説明
1…内燃機関、2…クランクケース、3…シリンダブロック、4…シリンダヘッド、5…シリンダヘッドカバー、6…オイルパン、7…クランク軸、8…吸気マニホールド、9…管長切換制御弁、
10…補機ブラケット、11…油圧ポンプ、12…ACジェネレータ、13…コンプレッサ、14…ウォータポンプ、15…スロットルボディ、16…サージタンク、17…吸気管、18…連結支持基台、19…カバー部材、
20…第1ブリーザ室、21…周壁、22…底壁、23…円筒壁、24…吐出側冷却水通路、25…ガイド壁、26…ブローバイガス導入通路、27…オイル回収通路、28…チェーンカバー、29…取付ボス、
31…ブラケット本体、32…上部支持板、33…突出部、35…周壁、36…円筒壁、37…ガイド壁、38…パッキン、39…ガス導出孔、40…PCVバルブ、41…吸入側冷却水通路、42…吐出側冷却水通路、43…サーモスタット、44…接続管、45…ヒータパイプ、46,47…冷却水ホース、48…連結管、49…冷却水ホース、
50…アイドラプーリ、51…無端状ベルト、
60…第2ブリーザ室、61…ブリーザケース、62…下側ケース、63…上側カバー、65…接続管、66…係止棒、67…接続管、68…係止棒、
70,71…ブラケット、75…ボルト、76…ゴム弾性体、77…ボルト、78…ゴム弾性体、
80…ブリーザホース、81…連結管、82…ブリーザホース、85…ブリーザホース。

Claims (5)

  1. シリンダブロックの側壁に補機ブラケットを介して補機が取り付けられる内燃機関において、
    シリンダブロックの側壁と補機ブラケットとにより互いの間に第1のブリーザ室が形成され、
    前記第1のブリーザ室から下流側に別体の第2のブリーザ室が連通して設けられたことを特徴とする内燃機関のブリーザ構造。
  2. 前記第2のブリーザ室は、シリンダヘッドカバーと吸気マニホールドとの間に設けられたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のブリーザ構造。
  3. 前記第2のブリーザ室は、前記シリンダヘッドカバーから前記吸気マニホールドにかけて傾斜して設けられ、
    傾斜した前記第2のブリーザ室の上方位置に吸気通路へのブリーザ戻し口が設けられ、
    傾斜した前記第2のブリーザ室の下方位置に前記第1のブリーザ室に連通する連通口が設けられたことを特徴とする請求項2記載の内燃機関のブリーザ構造。
  4. 前記第1のブリーザ室と前記第2のブリーザ室とを連通するブリーザ連通管が、冷却水管に沿って設けられたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のブリーザ構造。
  5. 前記シリンダブロックの側壁又は前記補機ブラケットの少なくとも一方に冷却水通路が前記第1のブリーザ室に膨出するように形成され、
    前記第1のブリーザ室内に前記冷却水通路の周囲を流れるようブローバイガスを導くガイド壁が設けられたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のブリーザ構造。

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