JP2005152277A - 寝具用クッション装置 - Google Patents
寝具用クッション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005152277A JP2005152277A JP2003394826A JP2003394826A JP2005152277A JP 2005152277 A JP2005152277 A JP 2005152277A JP 2003394826 A JP2003394826 A JP 2003394826A JP 2003394826 A JP2003394826 A JP 2003394826A JP 2005152277 A JP2005152277 A JP 2005152277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bedding
- cushion device
- leaf spring
- leaf springs
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
【課題】 一体で簡便に持ち運ぶことができ、使用時の安全性を十分に確保することができる寝具用クッション装置の提供。
【解決手段】 寝具用クッション装置は、複数の板ばね11と、複数の板ばね11の長さ方向一端に沿って配置される長尺状をなし、複数の板ばね11の長さ方向一端部の裏面に固着されて、複数の板ばね11の長さ方向一端部を連結する第1の支持部材21と、複数の板ばね11の長さ方向他端に沿って配置される長尺状をなし、複数の板ばね11の長さ方向他端部の裏面に固着されて、複数の板ばね11の長さ方向他端部を連結する第2の支持部材22と、第1及び第2の支持部材21,22により幅方向に連結された複数の板ばね11の表面側の全面を被覆する布材30とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 寝具用クッション装置は、複数の板ばね11と、複数の板ばね11の長さ方向一端に沿って配置される長尺状をなし、複数の板ばね11の長さ方向一端部の裏面に固着されて、複数の板ばね11の長さ方向一端部を連結する第1の支持部材21と、複数の板ばね11の長さ方向他端に沿って配置される長尺状をなし、複数の板ばね11の長さ方向他端部の裏面に固着されて、複数の板ばね11の長さ方向他端部を連結する第2の支持部材22と、第1及び第2の支持部材21,22により幅方向に連結された複数の板ばね11の表面側の全面を被覆する布材30とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多数の板ばねをリブ状に配置してなるウッドクッションタイプの寝具用クッション装置に関し、特に、可搬性を付与して持ち運びを容易にすることのできる寝具用クッション装置に関する。
近年、ベッドの床部に板ばね(ウッドスプリング)を使用したウッドスプリングベッドが、その寝心地や健康に与える好影響の点で注目されている。このウッドスプリングベッドは、フレーム材としての左右一対のレール上に、その長さ方向に沿って多数の板ばねを並設し、ベッドの床部として使用する。一方、かかるウッドスプリングベッドは、非使用時に保管する場合の分解収納作業が面倒で、かつ、収納スペースが大きくなる。これらの点を改善し、コンパクトに分解収納できると共に、寝具としての布団等に使用できる和式ベッドとして、特許文献1に記載の技術がある。従来、この種の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
実用新案登録第3039256号公報
特許文献1に記載の技術は、分解して収納可能なウッドスプリングベッドを開示している。このウッドスプリングベッドは、板ばねの両端部を連結部材の各受部に挿着して、平行に離間した支持体上に並列かつアーチ状に横架するように支持体の凹状の嵌合溝に連結部材を嵌入し、着脱自在に嵌着してなる。また、特許文献1に記載のウッドスプリングベッドは、不使用時には、板ばねを連結部材の各受部に挿着した状態のままで巻回し、収納することができるとしている。
しかし、特許文献1に記載のウッドスプリングベッドは、左右一対の支持体と、左右一対の連結部材と、多数の板ばねという、3種類の部材を別体で構成し、これら3種類の部材を相互に接合することにより、全体の構造を形成している。よって、収納後、ウッドスプリングベッドを使用可能な状態とするには、まず、左右一対の連結部材の多数の受部に、多数の板ばねをそれぞれ対応させて挿着し、その後、全ての板ばねを挿着した状態の左右一対の連結部材を、それぞれ、支持体の嵌合溝に嵌入する必要がある。したがって、その組立作業が煩雑で、時間のかかる作業となる。特に、多数の板ばねを受部に挿着した状態の連結部材は、大面積となり、かつ、重量も相応にあることから、その取り扱いが容易ではなく、上記組立作業は一層煩雑となる。一方、特許文献1に記載のウッドスプリングベッドは、分解収納特にも、多数の板ばねを受部に挿着した状態の連結部材を支持体の嵌合溝から抜き取り、多数の板ばねを受部に挿着した状態の連結部材と一対の支持体とを、それぞれ別個の部材として収納する必要があり、その分解作業及び収納作業が面倒である。また、分解したウッドスプリングベッドを持ち運ぶには、多数の板ばねを受部に挿着した状態の連結部材と一対の支持体とを収納するための収納袋等の特別な収納手段が必要になる。
なお、特許文献1は、板ばねを挿着した連結部材の各受部の上面或いは下面からステープラーで打ち止めすることにより、板ばねを連結部材に固定することが示唆されている。しかし、その場合も、ウッドスプリングベッドを組み立てるには、左右一対の連結部材を、それぞれ、支持体の嵌合溝に嵌入する必要があり、煩雑な組立作業がやはり必要となる。一方、ウッドスプリングベッドを分解して収納する場合も、連結部材を支持体の嵌合溝から抜き取って収納する必要があり、面倒な分解収納作業が必要となる。また、ウッドスプリングベッドの運搬時には、多数の板ばねを固定した連結部材と一対の支持体とを共に収納する特別な収納袋等が必要となる。更に、使用時には、板ばねの間に形成される間隙に、特に幼児や小児等の使用者が足を挟んでしまうことも考えられ、使用時の安全性を確保するという点で改善する余地がある。
そこで、本発明は、組立作業を必要とすることなく即座に使用状態とすることができる共に、分解作業を必要とすることなく簡単に収納することができ、更に、特別な収納手段を必要とすることなく一体で簡便に持ち運ぶことができ、加えて、使用時の安全性を十分に確保することができる寝具用クッション装置の提供を課題とする。
請求項1に係る寝具用クッション装置は、床面等の載置面に載置して使用される寝具用クッション装置であって、厚さ方向に湾曲して弾性反発自在な長尺板状をなし、幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばねと、前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばねの長さ方向一端に沿って配置される長尺状をなし、前記複数の板ばねの長さ方向一端部の裏面に固着されて、前記複数の板ばねの長さ方向一端部を連結する第1の支持部材と、前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばねの長さ方向他端に沿って配置される長尺状をなし、前記複数の板ばねの長さ方向他端部の裏面に固着されて、前記複数の板ばねの長さ方向他端部を連結する第2の支持部材と、前記第1及び第2の支持部材により幅方向に連結された前記複数の板ばねの表面側の全面を被覆する布材とを備える。
請求項2に係る寝具用クッション装置は、請求項1の構成において、各々が使用時の長さを複数に分割した長さとなるよう、前記複数の板ばねの幅、配置数及び配置間隔を設定し、前記複数の板ばねを前記第1及び第2の連結部材により互いに連結すると共に、その表面側の全面を前記布材により被覆することにより、全体を1枚の略矩形板状に形状保持し、全体を一体として運搬自在及び収納自在とする一方、複数を長さ方向に接続または連結自在として使用時の長さとするようにした。
請求項3に係る寝具用クッション装置は、請求項1または2の構成において、前記布材が、前記第1及び第2の支持部材により連結された前記複数の板ばねの表面側の全面を被覆した状態で前記各板ばねの少なくとも表面及び/または側面に接合固着され、前記複数の板ばねを互いに連結する連結布材である。
請求項4に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記布材が通気性を有する素材からなる。
請求項5に係る寝具用クッション装置は、請求項4の構成において、更に、前記布材と前記板ばねの表面との間に介装され、前記布材と一体的に前記板ばねの表面側の全面を被覆すると共に、前記板ばねの表面側の全面に接合固着され、前記板ばね間の間隙における前記布材のたるみを抑制する通気性のメッシュ素材を備える。
請求項6に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至5のいずれかの構成において、前記第1及び第2の支持部材が、発泡ゴム材料及び発泡樹脂材料のいずれかからなり、固着された前記板ばねの略幅方向への荷重にしたがって、前記板ばねの略幅方向に弾性変形及び坐屈して荷重緩衝機能を発揮自在である。
請求項7に係る寝具用クッション装置は、請求項6の構成において、更に、前記第1及び第2の支持部材と略同一平面形状の長尺板状をなし、前記第1及び第2の支持部材の各々の裏面の全面に固着された剛性を有する補強板を備える。
請求項8に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至7のいずれかの構成において、前記複数の板ばねが、全て同一の肉厚を有すると共に、使用者が寝た状態で、前記使用者の頭部及び背部に対応する部分に配置される各板ばねの幅と、前記使用者の脚部に対応する部分に配置される各板ばねの幅とを第1の幅とすると共に、前記使用者の腰部及び臀部に対応する部分に配置される各板ばねの幅を、前記第1の幅よりも幅広の第2の幅とした。
請求項9に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至8のいずれかの構成において、前記各板ばねが、柾目無垢板材を一定湾曲率の前記湾曲形状の柾目板材となるように鋸引き加工して形成したものである。
請求項10に係る寝具用クッション装置は、請求項9の構成において、前記各板ばねの全幅の2分の1の幅を有する同一肉厚の柾目無垢板材を2個用意し、それら2個の柾目無垢板材の柾目方向を一致させると共に、それら2個の柾目無垢板材の幅方向端面を整合した状態で互いに接着して、それら2個の柾目無垢板材を幅方向に連結することにより1個の柾目無垢板材を形成し、前記1個の柾目無垢板材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状となるよう鋸引き加工してその肉厚方向に切断し、前記多数の板ばねを順次形成してなる。
請求項11に係る寝具用クッション装置は、請求項9または10の構成において、前記各板ばねが、前記柾目無垢材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状となるよう鋸引き加工した後、その厚さ方向両側面を研磨仕上げしたものである。
請求項12に係る寝具用クッション装置は、請求項11の構成において、前記研磨仕上げが、前記板ばねを、その湾曲率と同一湾曲率の湾曲軌道を有するベルトコンベヤにより長さ方向に移動すると共に、その厚さ方向側面を研磨するものである。
請求項1に係る寝具用クッション装置は、上記のように構成したため、組立作業を必要とすることなく即座に使用状態とすることができる共に、分解作業を必要とすることなく簡単に収納することができ、更に、特別な収納手段を必要とすることなく一体で簡便に持ち運ぶことができ、加えて、使用時の安全性を十分に確保することができる。
請求項2に係る寝具用クッション装置は、請求項1の効果に加えて、非使用時に分割して可搬性を付与し、運搬性や収納性を向上することができ、使用時には連結して容易に使用可状態とすることができる。
請求項3に係る寝具用クッション装置は、請求項1または2の効果に加えて、連結布材により板ばねの表面側を連結することができる。
請求項4に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、布材により板ばねの表面側の全面を被覆するにもかかわらず、全体として十分な通気性を確保することができる。
請求項5に係る寝具用クッション装置は、請求項4の効果に加えて、メッシュ素材により、特に板ばね間の間隙部分において布材の撓みや弛みを効果的に防止することができる。
請求項6に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至5のいずれかの効果に加えて、第1及び第2の支持部材により、板ばねの長さ方向両端側で荷重干渉機能を発揮して、クッション性を向上すると共に、前後左右の姿勢の安定性を向上することができる。
請求項7に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至6のいずれかの効果に加えて、第1及び第2の支持部材によるクッション性を付与しつつ、補強板により第1及び第2の支持部材の必要以上の座屈等を防止して、姿勢の安定性をより向上することができる。
請求項8に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至7のいずれかの効果に加えて、使用者の腰部の耐荷重性を向上して、就寝時に、使用者腰部部分で安定したクッション性等の初期の機能を発揮することができる。
請求項9に係る寝具用クッション装置は、請求項1乃至8のいずれかの効果に加えて、板ばねのひずみやゆがみ等を効果的に防止することができる。
請求項10に係る寝具用クッション装置は、請求項9の効果に加えて、板ばねのひずみやゆがみ等を一層効果的に防止することができる。
請求項11に係る寝具用クッション装置は、請求項9または10の効果に加えて、鋸引き加工という簡単な加工で上記効果の板ばねを製造することができ、コストを低減することができる。
請求項12に係る寝具用クッション装置は、請求項11の効果に加えて、研磨加工という簡単な加工で上記効果の板ばねを見栄えよくすることができ、コストを抑制したまま意匠性を更に向上することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す斜視図である。図2は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す平面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す底面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置を示す正面図であり、幅方向一端部を拡大して示す。図5は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す側面図であり、長さ方向一端部を拡大して示す。図6は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の要部を拡大して示す側面図である。
図1は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す斜視図である。図2は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す平面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す底面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置を示す正面図であり、幅方向一端部を拡大して示す。図5は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す側面図であり、長さ方向一端部を拡大して示す。図6は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の要部を拡大して示す側面図である。
本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、床面等の載置面に載置して使用される。詳細には、図1〜図6に示すように、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、複数枚の板ばね11と、第1の支持部材21及び第2の支持部材22と、1枚の連結布材30とを備える。より詳細には、各板ばね11は、一定幅及び一定肉厚で、かつ、所定曲率で厚さ方向に湾曲する湾曲長尺板状をなしている。また、実施の形態1では、複数の板ばね11が、湾曲部が上側となるよう(即ち、中央部が上方に湾曲するよう)、かつ、幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設されている。具体的には、寝具用クッション装置の長さ方向(図2または図3中の上下方向)に、合計7枚の板ばね11が並設されている。ここで、各板ばね11は、外力を加えない通常状態(非使用状態)で、中央部分の裏面と床面等の載置面との間に、前記曲率に相当する寸法の間隙を形成する。そして、使用状態で外力が加えられると、その外力に応じて厚さ方向に湾曲して弾性反発自在となっている。
前記並設状態の板ばね11は、その裏面側が第1の支持部材21及び第2の支持部材22により連結される。具体的には、第1の支持部材21は、前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばね11の長さ方向一端(図2中左端)と略直交するよう、前記板ばね11の長さ方向一端に沿って配置される断面略矩形(横長長方形)の長尺状をなしている。また、第1の支持部材21は、前記複数の板ばね11の長さ方向一端部の裏面(図4中下面)に接着等により固着されて、前記複数の板ばね11の長さ方向一端部を互いに連結する。同様に、前記第2の支持部材22は、前記第1の支持部材と同様の構成であり、前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばね11の長さ方向他端(図2中右端)と略直交するよう、前記板ばね11の長さ方向他端に沿って配置される断面略矩形(横長長方形)の長尺状をなしている。また、第2の支持部材22は、前記複数の板ばね11の長さ方向他端部の裏面(図4中下面)に接着等により固着されて、前記複数の板ばね11の長さ方向他端部を互いに連結する。第1及び第2の支持部材21,22は、それぞれ、その外側端面を板ばね11の外側端面(長さ方向端面)と略面一に配置している。
更に、実施の形態1では、第3の支持部材23が設けられている。即ち、第3の支持部材23は、前記第1及び第2の支持部材21,22と同様の構成であり、前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばね11の長さ方向中央(図2中の左右中央)と略直交するよう、前記板ばね11の長さ方向中央に沿って配置される断面略矩形(横長長方形)の長尺状をなしている。また、第3の支持部材23は、前記複数の板ばね11の長さ方向中央部の裏面(図4中下面)に接着等により固着されて、前記複数の板ばね11の長さ方向中央部を互いに連結する。そして、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23が協働して、複数の板ばね11の長さ方向及び幅方向等の相互移動を阻止し、板ばね11が前後方向や左右方向に相互に変位するのを防止する。なお、前記第3の支持部材23は、寝具用クッション装置の荷重が大きくなる場合(例えば、体重の重い使用者の寝具用として使用する場合)に設けることが好ましく、荷重が小さい場合等は省略することもある。
ここで、前記第1、第2及び第3の支持部材21,22,23は、クッション材により形成されている。第1、第2及び第3の支持部材21,22,23は、例えば、合成ゴム等のゴム製または発泡合成樹脂等の樹脂製とすることができる。また、第1及び第2の支持部材21,22は、寝具用クッション装置の幅方向両端で、床面等の載置面に接地され、板ばね11の長さ方向両端を支持する。これにより、板ばね11の中央部が、板ばねの曲率に応じて載置面から上方に離間する。このとき、第3の支持部材23の裏面(下面)が載置面から所定距離離間するよう、板ばね11の曲率や第3の支持部材23の肉厚を設定する。即ち、第3の支持部材23は、荷重が板ばね11に加わって板ばね11が下方に湾曲変形したときに、板ばね11の長さ方向中央部で載置面に接地して、板ばね11を下方から支持する。このように、非使用状態及び小荷重状態では、第3の支持部材23は載置面に接地せず、第1及び第2の支持部材21,22のみが載置面に接地して、固着された前記板ばね11の略幅方向への荷重にしたがって、板ばね11の略幅方向に弾性変形及び坐屈して荷重緩衝機能を発揮自在である。また、大荷重状態では、第3の支持部材23も載置面に接地して、固着された前記板ばね11の略幅方向への荷重にしたがって、板ばね11の略幅方向に弾性変形及び坐屈して荷重緩衝機能を発揮自在である。
なお、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23は、耐圧性、クッション性、所定の形状復元力等の諸特性を有する機械要素部品として使用される合成ゴム製の四角柱状バー(棒状体)より所定長さ(寝具用クッション装置の全長)となるよう形成することができる。特に、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23は、発泡ゴム材料及び発泡樹脂材料のいずれかから形成し、固着された各板ばね11の幅方向への荷重にしたがって、板ばね11の略幅方向へと弾性変形及び座屈して荷重緩衝(クッション)機能を発揮自在なよう、その素材、形状、寸法(縦寸法、横寸法、高さ)を選択することが好ましい。また、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の肉厚(高さ)は、実施の形態1に係る寝具用クッション装置を和式寝具(敷布団)の下に配置して使用する場合は高めに設定し、洋式ベッドの床部として使用する場合は低めに設定することが好ましい。例えば、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の肉厚(高さ)は、20mm、25mm、30mm等とすることができるが、予想される荷重(使用者の体重等)に応じて、肉厚を増減変更することが好ましい。例えば、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の肉厚(高さ)は、通常の体重範囲の使用者を予定する場合20mmとし、それより重い体重範囲の使用者を予定する場合25mmとして、非常に重い(例えば体重100kg超)の使用者を予定する場合30mmとすることもできる。
前記連結布材30は、第1及び第2の支持部材21,22により裏面側で連結された前記複数の板ばね11の表面側の全面を被覆した状態で、各板ばね11の表面及び外側端面(長さ方向端面)に接合固着され、複数の板ばね11を表面側及び外側端面側で互いに連結している。具体的には、連結布材30は、並設した7枚の板ばね11の表面側の全面と外側端面側の全面とを覆う矩形シート状をなしている。具体的には、連結布材30は、並設した板ばね11の表面側の全面を覆うよう略伸展状態で張りわたされると共に、板ばね11の長さ方向一端縁及び他端縁で外側端面側へと屈曲され、接着等により各板ばね11の表面全体及び外側端面全体に接合固着されている。また、連結布材30は、前記第1及び第2の支持部材21,22の外側面全体も被覆し、第1及び第2の支持部材21,22の外側面全体に接着等により接合固着されている。更に、連結布材30は、板ばね11に対応する部分を板ばね被覆部31とし、板ばね11間の間隙に対応する部分を間隙被覆部32としている。そして、連結布材30の板ばね被覆部31は板ばね11の表面に密着する一方、間隙被覆部32は若干板ばね11間の間隙の内方(板ばね11の裏面側)へと若干くぼんだ外観を呈している。これにより、実施の形態1の寝具用クッション装置は、主要な意匠面となる表面側で、特に連結布材30の存在により、独特の意匠的効果を発揮している。よって、実施の形態1の寝具用クッション装置は、連結布材30の素材、色、模様、風合い等を適宜選択することにより、更に独特の意匠的効果を発揮することもできる。
ここで、連結布材30は、非伸縮性の布素材より形成することが、板ばね11間の連結力を確保する等の点で好ましい。また、連結布材30は、通気性を有する素材から形成することが好ましい。なお、連結布材30は、例えば、ポリエステル布地、綿布帯等の通気性を有するシート材により形成することができる。しかし、連結布材30は、敷布団等の寝具と直接接触する面を構成するため、寝具が滑りにくい素材(例えば、ポリエステル布地等)で形成することが好ましい。また、表面に植毛を施したものを連結布材30として使用することもできる。更に、板ばね11を木製とし、前記接合固着手段として接着剤を使用する場合、連結布材30を板ばね11の表面に接着するときに、接着剤が木製の板ばね11の節目に塗布して充填される。これにより、板ばね11に節目が存在する場合でも、板ばね11の節目部分の強度を補強して全体の強度を増大することができる。
前記第1、第2及び第3の支持部材21,22,23による板ばね11の裏面側における板ばね11相互の連結作用により、実施の形態1の寝具用クッション装置全体が、1枚の平板状となるよう形状保持される。加えて、前記連結布材30による板ばね11の表面側及び外側端面側における板ばね11相互の連結作用によっても、実施の形態1の寝具用クッション装置全体が、1枚の平板状となるよう形状保持される。即ち、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23と連結布材30とが、板ばね11の表裏でバランスよく板ばね11を連結し、実施の形態1の寝具用クッション装置全体を1枚の平板状に安定して形状保持する。
図7は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の1枚の板ばねを拡大して示す平面図である。
各板ばね11は、柾目無垢板材を一定湾曲率の前記湾曲形状の柾目板材となるように鋸引き加工して形成したものである。詳細には、まず、各板ばね11の全幅の2分の1の幅を有する同一肉厚の柾目無垢板材を2個用意し、それら2個の柾目無垢板材の柾目方向を一致させると共に、それら2個の柾目無垢板材の幅方向端面を整合した状態で互いに接着する。そして、それら2個の柾目無垢板材を幅方向に接着等して連結固着することにより1個の柾目無垢板材を形成し、前記1個の柾目無垢板材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状(板ばね11の形状)となるよう鋸引き加工してその肉厚方向に切断し、前記多数の板ばね11を順次形成している。これにより、図7に示すように、板ばね11は、その幅方向中央で二つに分割され、同一幅の一対の柾目無垢板材11a及び柾目無垢板材11bからなり、それら一対の柾目無垢板材11a及び柾目無垢板材11bをそれらの幅方向に対向する端面で接着した構成となる。
各板ばね11は、柾目無垢板材を一定湾曲率の前記湾曲形状の柾目板材となるように鋸引き加工して形成したものである。詳細には、まず、各板ばね11の全幅の2分の1の幅を有する同一肉厚の柾目無垢板材を2個用意し、それら2個の柾目無垢板材の柾目方向を一致させると共に、それら2個の柾目無垢板材の幅方向端面を整合した状態で互いに接着する。そして、それら2個の柾目無垢板材を幅方向に接着等して連結固着することにより1個の柾目無垢板材を形成し、前記1個の柾目無垢板材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状(板ばね11の形状)となるよう鋸引き加工してその肉厚方向に切断し、前記多数の板ばね11を順次形成している。これにより、図7に示すように、板ばね11は、その幅方向中央で二つに分割され、同一幅の一対の柾目無垢板材11a及び柾目無垢板材11bからなり、それら一対の柾目無垢板材11a及び柾目無垢板材11bをそれらの幅方向に対向する端面で接着した構成となる。
図8は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の1枚の板ばねを研磨する研磨装置を示す説明図である。
各板ばね11は、更に、前記柾目無垢材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状となるよう鋸引き加工した後、その厚さ方向両側面を研磨仕上げしたものとすることができる。詳細には、前記研磨仕上げは、前記板ばね11を、その湾曲率と同一湾曲率の湾曲軌道を有するベルトコンベヤにより長さ方向に移動すると共に、その厚さ方向側面を研磨するものである。具体的には、上記のように、鋸引き加工により前記各板ばね11を形成した場合、その表面及び裏面は、鋸引き跡としての凹凸が存在する。よって、実施の形態1では、上記鋸引き加工により板ばね11と同一形状のものを形成し、図8に示すように、研磨装置により、その表面及び裏面をサンダーとうにより研磨して仕上げする。研磨装置は、一対の回転軸51,52間にベルトコンベヤ53を張り渡して無限軌道を形成すると共に、ベルトコンベヤ53の上側部分を湾曲部材54により上方に湾曲させた状態でベルトコンベヤ53を送給方向に移動する。前記湾曲部材54の上面は、図8の左右方向において、前記板材11の湾曲率と同様の湾曲率とされ、上方に湾曲するよう配置されている。一方、ベルトコンベヤ53の上側の中央部上方または湾曲部材54の中央部上方には、研磨部材57が配置されている。研磨部材57は、外周面に研磨材(サンダー)等を設けた構成である。
各板ばね11は、更に、前記柾目無垢材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状となるよう鋸引き加工した後、その厚さ方向両側面を研磨仕上げしたものとすることができる。詳細には、前記研磨仕上げは、前記板ばね11を、その湾曲率と同一湾曲率の湾曲軌道を有するベルトコンベヤにより長さ方向に移動すると共に、その厚さ方向側面を研磨するものである。具体的には、上記のように、鋸引き加工により前記各板ばね11を形成した場合、その表面及び裏面は、鋸引き跡としての凹凸が存在する。よって、実施の形態1では、上記鋸引き加工により板ばね11と同一形状のものを形成し、図8に示すように、研磨装置により、その表面及び裏面をサンダーとうにより研磨して仕上げする。研磨装置は、一対の回転軸51,52間にベルトコンベヤ53を張り渡して無限軌道を形成すると共に、ベルトコンベヤ53の上側部分を湾曲部材54により上方に湾曲させた状態でベルトコンベヤ53を送給方向に移動する。前記湾曲部材54の上面は、図8の左右方向において、前記板材11の湾曲率と同様の湾曲率とされ、上方に湾曲するよう配置されている。一方、ベルトコンベヤ53の上側の中央部上方または湾曲部材54の中央部上方には、研磨部材57が配置されている。研磨部材57は、外周面に研磨材(サンダー)等を設けた構成である。
そして、研磨前の板ばね11を、その表面を上側にした状態で、その長さ方向一端側から他端側にかけて(図8中実線で示す位置から二点鎖線で示す位置へと)、ベルトコンベヤ53上に載置して送給方向に送給することにより、研磨部材57が板ばね11の表面を研磨仕上げする。なお、板ばね11の裏面は、前記ベルトコンベヤ53の表面に研磨材を設け、板ばね11を停止(定位置に保持)した状態で、ベルトコンベヤ53を移動することにより、その研磨材で研磨仕上げすることができる。或いは、前記ベルトコンベヤ53の上側の軌道を、上記とは反対に下方に湾曲するよう形成し、その裏面を上側にした状態で、その長さ方向一端側から他端側にかけてベルトコンベヤ53上に載置して送給方向に送給することにより、前記研磨部材57により板ばね11の裏面を研磨仕上げすることもできる。いずれにせよ、板ばね11は、任意の研磨装置により表面及び/または裏面を研磨仕上げすることができる。
ここで、木材は、顕微鏡で観察すると、細胞が連続した細胞壁の集合体である。よって、木材の表面加工を鋸引き等の一般的な刃物加工により行うと、木材表面に坐屈、逆目、欠け、寸法ばらつき等の不具合を生じすることがある。しかし、実施の形態1では、上記のように、板ばね11を鋸引きにより成形加工し、その後、特殊な研磨装置による曲面サンダー加工(曲面研磨仕上げ)により表面仕上げを行うため、かかる不具合はない。なお、実施の形態1では、板ばね11の木材の材種としては、タモや青タモ(ホワイトアッシュ)を使用することが好ましい。特に、米国やカナダの五大湖周辺を産地とするホワイトアッシュが、その粘弾性等の点で、好ましい。このホワイトアッシュ材は、板ばね11として使用すると、柔軟なクッション効果を発揮し、また、使用者の体へのフィット感を向上する。
次に、上記のように構成した実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置の製造方法、使用方法、作用及び効果について説明する。図9は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置を長さ方向に複数枚接合して使用する使用状態を示す平面図である。
実施の形態1に係る寝具用クッション装置を製造するには、まず、前記板ばね11を図7及び図8で説明したようにして製造する。このとき、前記複数の板ばね11は、全て同一の肉厚(例えば、10.5mm、12mm等)を有するよう形成する。また、前記複数の板ばね11は、全て同一幅となるよう形成する。ここで、実施の形態1の寝具用クッション装置は、使用者として一般的範囲の身長及び体重の大人を想定し、かかる使用者の寝具の長さを3つに分割(3等分)した長さに設定されている。そして、3枚の寝具用クッション装置を互いに長さ方向に接続または連結して一体化することにより、それらが想定した使用者の寝具の長さに略一致するようにし、3枚の寝具用クッション装置の上に寝具を敷いて、使用者の就寝の用に供するようになっている。具体的には、各寝具用クッション装置が、前記所定長さ(寝具の略3分の1の長さ)を有するよう、前記板ばね11の幅、配置数及び配置間隔を設定して、複数(7枚)の板ばね11を上記のように並設し、板ばね11全体の配置長さが前記所定長さとなるようにする。次に、寝具用クッション装置の所定長さと略同一長さの第1、第2及び第3の支持部材21,22,23を板ばね11の裏面に接合固着する。このとき、全ての板ばね11を裏返した状態(裏面を上方に向けた状態)で並設し、この状態の板ばね11の裏面に第1、第2及び第3の支持部材21,22,23を接合固着するようにすれば、その接合固着作業が容易となる。
実施の形態1に係る寝具用クッション装置を製造するには、まず、前記板ばね11を図7及び図8で説明したようにして製造する。このとき、前記複数の板ばね11は、全て同一の肉厚(例えば、10.5mm、12mm等)を有するよう形成する。また、前記複数の板ばね11は、全て同一幅となるよう形成する。ここで、実施の形態1の寝具用クッション装置は、使用者として一般的範囲の身長及び体重の大人を想定し、かかる使用者の寝具の長さを3つに分割(3等分)した長さに設定されている。そして、3枚の寝具用クッション装置を互いに長さ方向に接続または連結して一体化することにより、それらが想定した使用者の寝具の長さに略一致するようにし、3枚の寝具用クッション装置の上に寝具を敷いて、使用者の就寝の用に供するようになっている。具体的には、各寝具用クッション装置が、前記所定長さ(寝具の略3分の1の長さ)を有するよう、前記板ばね11の幅、配置数及び配置間隔を設定して、複数(7枚)の板ばね11を上記のように並設し、板ばね11全体の配置長さが前記所定長さとなるようにする。次に、寝具用クッション装置の所定長さと略同一長さの第1、第2及び第3の支持部材21,22,23を板ばね11の裏面に接合固着する。このとき、全ての板ばね11を裏返した状態(裏面を上方に向けた状態)で並設し、この状態の板ばね11の裏面に第1、第2及び第3の支持部材21,22,23を接合固着するようにすれば、その接合固着作業が容易となる。
或いは、このとき、7枚の板ばね11を密嵌して位置決め自在な嵌合溝を前記板ばね11の並設間隔で並設したリブ板状の治具を用意し、その治具の7個の嵌合溝に7枚の板ばね11を嵌合して位置決めすれば、接合固着作業時等における板ばね11間の位置ずれを確実に防止することができる。前記治具の嵌合溝は、前記板ばね11を裏返した状態で配置できるよう、板ばねの表面側の凸曲面に対応する凸曲面状の溝とすることができる。この場合、治具の嵌合溝に嵌合して位置決めした板ばね11は、その状態で裏面が上方に向くよう配置されている。よって、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23を、板ばね11の裏面に簡単に接合固着することができる。しかし、前記治具の嵌合溝は、前記板ばね11を裏返さず表のままの状態で配置できるよう、板ばねの裏面側の凹曲面に対応する凹曲面状の溝とすることもできる。この場合、治具の嵌合溝に嵌合して位置決めした板ばね11は、その状態で表面が上方に向き、裏面は下方を向くよう配置されている。よって、治具の嵌合溝の長さを板ばね11の長さより前記第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の幅の分だけ短く設定し、治具の嵌合溝の開放端側の先端縁から、嵌合溝に配置した各板ばね11の先端部が、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の幅の分だけ突出するようにする。こうすると、板ばね11を治具の嵌合溝に挿着すると共に、その長さ方向両端の一方を治具の嵌合溝の閉塞端側の基端縁に当接させると、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の接合面となる板ばね11の長さ方向両端の他方の側の先端部分を、その接合幅(接合しろ)の分だけ治具の嵌合溝の先端縁から自動的に突出させることができる。よって、この状態で、治具を上方に持ち上げて治具と共に板ばね11を上方に持ち上げることにより、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23を板ばね11の裏面側に配置して板ばね11の裏面に簡単に接合固着することができる。なお、接合固着手段としては、通常、作業性や均等な接合強度等の観点から、接着剤が使用され、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23と板ばね11との対向面(接着面)の略全面に接着剤を塗布して、これらを互いに接着固定する。これにより、並設した板ばね11の裏面側を第1、第2及び第3の支持部材21,22,23により連結することができる。このように接合固着手段として接着剤を使用すると、ビス等の機械的固定手段を使用する場合と比較して、錆びによる腐食等の不具合を生じることがない。
次に、上記板ばね11の表面全体及び外側端面並びに第1及び第2の支持部材21,22の外側面全体を連結布材30により被覆して、連結布材30を板ばね11の表面全体及び外側端面並びに第1及び第2の支持部材21,22の外側面全体に接合固着する。なお、接合固着手段としては、通常、作業性や均等な接合強度等の観点から、接着剤が使用され、連結布材30と板ばね11の表面及び外側端面並びに第1、第2及び第3の支持部材21,22,23の外側面との対向面(接着面)の略全面に接着剤を塗布して、これらを互いに接着固定する。これにより、並設した板ばね11の表面側及び外側端面側を連結布材30により連結することができる。このとき、ホットプレスにより接着固定するようにすれば、接合固着作業をより迅速かつ簡単に行うことができ、接合強度も大きくすることができる。なお、実施の形態1では、上記接着剤として、VOC(揮発性有機組成物)の発生がないゴム系接着剤を使用することが好ましい。こうすると、従来のウッドスプリングベッドの製造に見られるようなVOC(揮発性有機組成物)の発生による不具合を生じることがない。
このようにして、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、7枚の板ばね11の裏面側を第1、第2及び第3の支持部材21,22,23により互いに連結すると共に、その表面側の全面を連結布材30により被覆して連結することにより、全体を1枚の略矩形板状に形状保持することができる。これにより、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、十分な可搬性及び軽量性を付与され、全体を一体として平板状態乃至平面状態でスペースを取ることなく簡便かつ容易に運搬することができると共に、平板状態乃至平面状態でスペースを取ることなく簡便かつ容易に押入れ等に収納することができる。
実施の形態1に係る寝具用クッション装置を製造するには、図9に示すように、想定した使用者の寝具の長さとなるよう、3つの寝具用クッション装置を、その前後端面からなる連結面Jで互いに長さ方向(図9中の前後方向)に接続または連結して一体化する。これにより、3つの寝具用クッション装置が想定した使用者の寝具の長さに略一致する。よって、かかる3枚の寝具用クッション装置の上に敷布団等の寝具を敷いて、使用者の就寝の用に供することができる。なお、このとき、3つの寝具用クッション装置は、専用の連結手段を介して固定的に連結することが好ましい。こうすれば、寝具用クッション装置に寝具を敷くときや就寝中等において、3つの寝具用クッション装置が互いに離間してその間に隙間を生じる等の不具合を確実に防止することができる。かかる連結手段としては、隣接する寝具用クッション装置において互いに対向する板ばね11の幅方向両端面(前後両側面)に、互いに掛止自在なフック装置の雄部材及び雌部材をそれぞれ固定的に設けて、このフック装置の雄部及び雌部を互いに掛止することにより、隣接するクッション装置を互いに連結するようにすることができる。或いは、隣接する寝具用クッション装置において互いに対向する板ばね11の幅方向両端面(前後両側面)に、互いに面接合自在な面ファスナーの雄部及び雌部をそれぞれ固定的に設けて、この面ファスナーの雄部及び雌部を互いに面接合することにより、隣接する寝具用クッション装置を互いに連結するようにすることもできる。
上記のように3つの寝具用クッション装置を接続または連結すると、一般的な身長の使用者(就寝者)がこれら寝具用クッション装置の上下方向(長さ方向)に沿って寝た状態で、前記使用者の頭部及び背部に対応する部分に、上側の寝具用クッション装置の7枚の板ばね11が配置される。また、前記使用者の脚部に対応する部分に、下側の寝具用クッション装置の7枚の板ばね11が配置される。更に、前記使用者の腰部及び臀部に対応する部分に、中央の寝具用クッション装置の7枚の板ばね11が配置される。ここで、上側の寝具用クッション装置の7枚の板ばね11の各幅と、下側の寝具用クッション装置の7枚の板ばね11の各幅とを第1の幅(例えば50mm)とすると共に、中央の寝具用クッション装置の7枚の板ばね12の幅を、前記第1の幅よりも幅広の第2の幅(例えば60mm)として、それらの幅を相違させてもよい。なお、この場合、上側、下側及び中央の寝具用クッション装置は、それらの板ばね11間の間隙を全て同一幅(例えば50mmまたは60mm)に設定する。しかし、板ばね11間の間隙を必要に応じて異なる幅に設定することも可能である。
一方、上側の寝具用クッション装置の板ばね11の数を8枚とし、下側の寝具用クッション装置の板ばね11の数を7枚とし、中央の寝具用クッション装置の板ばね11の数を5枚として実施することもできる。こうすると、上側の寝具用クッション装置の長さが使用者の頭部及び背部の長さに正確に対応し、下側の寝具用クッション装置の長さが使用者の脚部の長さに正確に対応し、中央の寝具用クッション装置の長さが使用者の腰部の長さに正確に対応する。また、このとき、上側の寝具用クッション装置の8枚の板ばね11の各幅と下側の寝具用クッション装置の7枚の板ばね11の各幅とを第1の幅(例えば50mm)とすると共に、中央の寝具用クッション装置の5枚の板ばね11の幅を、前記第1の幅よりも幅広の第2の幅(例えば60mm)とすることができる。この場合も、前記板ばね11間の間隙は全て同一幅(例えば50mmまたは60mm)に設定する。しかし、板ばね11間の間隙を必要に応じて異なる幅に設定することも可能である。
このように構成した実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、3つ接続または連結したときに、例えば、全長が1960mmで全幅が930mmの平面長方形板状(リブ状)となり、通常のシングルサイズのベッドや寝具(敷布団)と同様のサイズとなる。ここで、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、前記各板ばね11の幅を増減変更することにより、各板ばね11の強度を増減変更して、使用条件等に対応して全体の強度を増減変更することができる。また、前記各板ばね11の湾曲率は、板ばね11を上記のような長さ、幅及び厚みとした場合において、その長さ方向両端を水平床面に当接して設置したときに、左右中央の下面が水平床面から所定距離(例えば20mm)上方に位置するような湾曲率に設定されている。なお、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、その上に一般的な体重の使用者が寝て荷重が加わったときに、板ばね11の下面が水平床面等の載置面に当接する若干手前に位置し、板ばね11の下面と載置面との間に若干の隙間が形成されるよう、前記板ばね11の長さ、幅、厚み、湾曲率を設定することが、通気性を安定して確保する等の点から好ましい。
上記のように、実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置は、使用時には、図9に示すように、3つを接続または連結した状態で、畳や床(フローリング)等の水平床面としての載置面上に載置される。そして、かかる寝具用クッション装置装置の上に、和式寝具(敷布団)等を載置して、その寝具の上に使用者が寝ることにより、各板ばね11が所定のクッション機能(弾力)を発揮する。このとき、まず、第1及び第2の支持部材21,22が、板ばね11の長さ方向両端で載置面に当接し、板ばね11及び寝具を介して使用者の体重を支持する。また、使用者の寝返り動作等の体重移動動作に伴い、第1及び第2の支持部材21,22が前後左右に適度に坐屈する。よって、板ばね11の主に上下方向へのクッション効果に加え、第1及び第2の支持部材21,22によって前後左右へもクッション効果を発揮することができる。更に、使用者の体重が大きく、板ばね11が大きく下方に湾曲すると、第3の支持部材23が載置面に当接し、第1及び第2の支持部材21,22と同様の機能を板ばね11の中央で発揮する。また、このとき、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23と連結布材30とが、それぞれ、板ばね11の裏面側及び表面側で板ばね11を相互に強固に連結する。更に、連結布材30が非伸縮性であるため、寝具用クッション装置装置全体の形状を一定形状に維持することができる。
これにより、寝具用クッション装置装置を介して敷布団等の上に使用者が寝た場合、板ばね11の下方に形成される空間により、使用者の就寝中の発汗を効果的に通気して、その発汗を敷布団等に残留させることなく放湿することができる。また、寝具用クッション装置装置には、その板ばね11の弾性により、敷布団等の上に寝た使用者を下方から上方に押し上げる力が働き、使用者の背骨が自然な形に復帰させるべき機能する。その結果、寝具用クッション装置装置は、健康器具と同様に、使用者の睡眠中における体型維持のための筋力滑動を減少させ、安らかな休息を使用者に与えることができる。また、寝具用クッション装置装置の使用中、耐久性ゴム材等からなる第1、第2及び第3の支持部材21,22,23が、載置面との間でのずれを摩擦抵抗により防止し、寝具用クッション装置装置全体の位置ずれを防止する。更に、板ばね11の表面側の全面を連結布材30が被覆して、板ばね11間の間隙は間隙被覆部32により完全に被覆されるため、幼児や小児等が寝具用クッション装置装置の板ばね11上を歩いたりしたときでも、幼児や小児等の小さな手足が板ばね11間の間隙に挟まるような不具合は全くなく、幼児や小児等の安全を十分に確保することができる。
一方、実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置は、運搬時や収納時等の非使用時には、必要枚数(例えば3枚)を上下に重ねた状態とすることにより、全体を一体として簡便に運搬及び収納することができ、そのためのスペースも非常に小さくなる。なお、このように重ねた状態で運搬または収納等する場合でも、実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置の各々は、板ばね11、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23並びに連結布材30が、相互に固着されて全体が一体化されているため、運搬時や収納時に分離することがなく、そのままで容易に運搬及び収納することができる。上記のように、実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置は、組立作業を必要とすることなく即座に使用状態とすることができる共に、分解作業を必要とすることなく簡単に収納することができ、更に、特別な収納手段を必要とすることなく簡便に持ち運ぶことができる。加えて、使用時の安全性を十分に確保することができる。
また、実施の形態1に係る寝具用クッション装置によれば、和式寝具としての敷布団を使用する場合に、その下に寝具用クッション装置を配置することにより、床面の通気やクッション性を向上させることができ、和式の生活スタイルにとって好適な環境を提供することができる。
更に、上記のように、実施の形態1では、鋸引き加工により湾曲形状の板ばね11を形成するため、時間の経過に伴う板ばね11の(特に湾曲方向の)変形や歪を防止することができる。即ち、従来、板ばねを形成するには、薄板材を複数枚積層して接着することにより板材の湾曲加工を行ったり、一枚の長尺平板材を加熱して曲げ加工したりしていたため、最終的な板ばねの湾曲率の精度を高くすることが困難であり、また、時間の経過に伴う変形により各板ばねの全体の湾曲率が変化することがあった。その結果、実施の形態1では、係る不具合は効果的に防止される。
また、実施の形態1では、一本の木材(無垢材)を使用して板ばね11を形成するため、合板のように木材特有の粘弾性効果を減少することはなく、木材特有の粘弾性効果を十分に引出すことができ、板ばね11のクッション効果及び強度を向上することができる。更に、実施の形態1では、板ばね11を柾目無垢板材により形成するため、柾目無垢板材特有の歪安定を享受することができる。更にまた、実施の形態1では、板ばね11の材料として、柾目板木取加工(木理が柾目となる加工)を行った材料(柾目無垢板材)のみ使用するため、木材特有の吸湿及び放湿効果を発揮することができる。また、天然素材である木材は、柾目でも幅方向に変形し易い点を改善すべく、実施の形態1では、同一幅の一対の柾目無垢板材11a及び柾目無垢板材11bを幅方向に接着して、一枚の板ばね11を形成している。これにより、板ばね11の幅方向の変形や歪を効果的に防止することができる。更に、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、鋸引き加工や接着加工という簡単な加工により製造できるため、製造コストを低減することができる。
なお、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、支持体や外枠がないため、寸法の規制がなく、板ばね11の幅や枚数と、第1、第2及び第3の支持部材21,22,23並びに連結布材30の長さとを適宜変更するだけで、自由に縦寸法(長さ)を設定でき、更に、板ばね11の長さを変更するだけで自由に横寸法(幅)を設定することができる。これにより、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、個人の体型に応じてそのサイズ設定をしたり、幼児や子供用のサイズとしたりすることが非常に容易であり、サイズバリエーションを豊富にすることができる。また、板ばね11の寸法を変更することにより、個人の***や体の部位に応じて強度を柔軟に変更することができるため、使用者の特定部位に皮下鬱血等が生じる不具合を効果的に防止することができる。
実施の形態2
図10は本発明の実施の形態2に係る寝具用クッション装置の全体を示す平面図である。図11は本発明の実施の形態2に係る寝具用クッション装置の要部を示す側面図であり、一部を拡大して示す。図12は本発明の実施の形態2に係る寝具用クッション装置を示す正面図であり、幅方向一端部を拡大して示す。
実施の形態2に係る寝具用クッション装置は、実施の形態1に係る寝具用クッション装置とほぼ同様の構成であるが、以下の構成において異なる。具体的には、図10及び図11に示すように、実施の形態2に係る寝具用クッション装置は、更に、連結布材30と板ばね11の表面との間に通気性のメッシュ素材40を介装している。メッシュ素材40は、連結布材30と一体的に板ばね11の表面側の全面及び外側端面の全面を被覆すると共に、板ばね11の表面側の全面及び外側端面の全面に接着等により接合固着されている。そして、メッシュ素材40は、板ばね11間の間隙における連結布材30の間隙被覆部32のたるみやたわみ等を抑制するようになっている。即ち、メッシュ素材40は、連結布材30よりも高い面方向(伸張方向)への強度を有し、面方向と直交する方向へも容易に撓んだり弛んだりすることがない素材より形成する。例えば、かかるメッシュ素材40としては、住宅建材としての網戸用のネット素材を使用することができる。ネット素材としては、例えば、スチール製ネット素材や、ポリプロピレン(PP)またはポリエステル等の合成樹脂製ネット素材を挙げることができる。そして、実施の形態2では、メッシュ素材40の上に連結布材30を重ねて、それらを二層とした状態でそれらの対向面全面を互いに接着している。そして、二層状態のメッシュ素材40及び連結布材30を、上記のように並設した板ばね11の表面の全面及び外側端面の全面と、第1及び第2の支持部材21,22の外側面とに接着している。
図10は本発明の実施の形態2に係る寝具用クッション装置の全体を示す平面図である。図11は本発明の実施の形態2に係る寝具用クッション装置の要部を示す側面図であり、一部を拡大して示す。図12は本発明の実施の形態2に係る寝具用クッション装置を示す正面図であり、幅方向一端部を拡大して示す。
実施の形態2に係る寝具用クッション装置は、実施の形態1に係る寝具用クッション装置とほぼ同様の構成であるが、以下の構成において異なる。具体的には、図10及び図11に示すように、実施の形態2に係る寝具用クッション装置は、更に、連結布材30と板ばね11の表面との間に通気性のメッシュ素材40を介装している。メッシュ素材40は、連結布材30と一体的に板ばね11の表面側の全面及び外側端面の全面を被覆すると共に、板ばね11の表面側の全面及び外側端面の全面に接着等により接合固着されている。そして、メッシュ素材40は、板ばね11間の間隙における連結布材30の間隙被覆部32のたるみやたわみ等を抑制するようになっている。即ち、メッシュ素材40は、連結布材30よりも高い面方向(伸張方向)への強度を有し、面方向と直交する方向へも容易に撓んだり弛んだりすることがない素材より形成する。例えば、かかるメッシュ素材40としては、住宅建材としての網戸用のネット素材を使用することができる。ネット素材としては、例えば、スチール製ネット素材や、ポリプロピレン(PP)またはポリエステル等の合成樹脂製ネット素材を挙げることができる。そして、実施の形態2では、メッシュ素材40の上に連結布材30を重ねて、それらを二層とした状態でそれらの対向面全面を互いに接着している。そして、二層状態のメッシュ素材40及び連結布材30を、上記のように並設した板ばね11の表面の全面及び外側端面の全面と、第1及び第2の支持部材21,22の外側面とに接着している。
ここで、従来の寝具として一般に使用されるマットレスの表面張り布地は、通気遮断加工を施している。即ち、睡眠中に使用者の体液や汗がマットレス内部に浸透したり吸収されたりすると、マットレス内部で臭気やダニ等が発生したり、カビが繁殖したりする原因ともなる。よって、従来は、マットレスの表面張り布地からの汗等の吸収対策として、上記のように表面張り布地に通気遮断加工を施している。或いは、従来は、マットレスの表面張り布地の糸製造工程で、糸にスコッチガード処理等の撥水処理を施し、カビや臭気の対処をしている。しかし、撥水処理には十分な持続性がないため、一般には、ベッドパッドをマットレスの上に敷いて使用すると共に、ベッドパットが吸湿した場合、ベッドパッドを天日干し等するように奨励している。或いは、従来は、マットレスの中綿としてのウレタン(軟質発泡ウレタン)に通気孔を形成して通気を図ることにより、カビや臭気の対策をしている。
これに対し、本発明は、実施の形態1で述べたように、寝具の下側に配置される寝具用クッション装置として、逆に十分な通気性を確保して、就寝時の就寝者の寝心地や健康に十分配慮して構成となるよう、連結布材30の素材や張り方(接合方法)を考慮している。具体的には、連結布材30は、板ばね11間の間隙部分も間隙被覆部32により全面を被覆するが、十分な通気性を有するため、間隙被覆部32で十分な通気を行うことができるようになっている。一方、実施の形態1のように、連結布材30を板ばね11の表面に直接接着すると、板ばね11の間隙部分である間隙被覆部32が下方に撓んだり弛んだりする可能性がある。よって、実施の形態2では、連結布材30とメッシュ素材40とを同時に接着し、連結布材30の撓みや弛みをメッシュ素材40により防止している。このとき、メッシュ素材40は、より高い通気性を有するため、間隙被覆部32部分での通気性を損なうことは全くない。
次に、実施の形態2に係る寝具用クッション装置では、連結布材30及びメッシュ素材40の長さ方向(図10中の上下方向)の両端縁部(前後両端縁部)を、前後両端(図10中の上下両端)に配置した板ばね11の外側端縁(前後両端縁)から外方(前方及び後方)に若干延出させ、一定幅の前後延出部33としている。これにより、通常の使用状態において、寝具用クッション装置を載置面に載置して上方から見たときに、前記前後延出部33が、寝具用クッション装置の前後端において板ばね11等の素材を外部から遮蔽し、見栄えを向上する。また、複数の寝具用クッション装置を前後方向に連結して一体化して使用に供するときに、実施の形態1で述べたような面ファスナー等の連結手段を前後延出部33の表面または裏面に設けることにより、前後延出部31を連結手段としても使用することができ、見栄えを損なうことなく、複数の寝具用クッション装置を随時連結固定することができるようになる。
次に、実施の形態2に係る寝具用クッション装置では、図12に示すように、連結布材30及びメッシュ素材40の幅方向(図10中の左右方向)の両端縁部(左右両端縁部)を、各板ばね11の長さ方向両端面(外側端面)から第1及び第2の支持部材21,22の外側面に沿って連続して接着すると共に、その幅方向両端縁部の先端部分を第1及び第2の支持部材21,22の裏面コーナ(図12中の下端縁)から更に下方へと延出して左右延出部34としている。左右延出部34は、二層とした連結布材30及びメッシュ素材40を折り返して形成されている。これにより、通常の使用状態において、寝具用クッション装置を載置面に載置して上方及び側方から見たときに、前記左右延出部34が、寝具用クッション装置の左右端において板ばね11や第1及び第2の支持部材21,22等の素材を外部から完全に遮蔽し、見栄えを向上する。
実施の形態3
図13は本発明の実施の形態3に係る寝具用クッション装置の全体を示す平面図である。図14は本発明の実施の形態3に係る寝具用クッション装置の全体を示す底面図である。図15は本発明の実施の形態3に係る寝具用クッション装置を示す正面図であり、幅方向一端部を拡大して示す。図16は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す側面図であり、長さ方向一端部を拡大して示す。
実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、乳幼児用の寝具やベビーベッドに好適に使用することができるよう小型化されると共に、実施の形態1のように複数を連結する構成ではなく、単一(1枚)で使用できるよう構成されている。具体的には、図13〜図16に示すように、実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、複数枚(合計11枚)の板ばね111と、第1の支持部材121及び第2の支持部材122と、1枚の連結布材130とを備える。より詳細には、各板ばね111は、一定幅及び一定肉厚の長尺平板状をなす。即ち、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、大人を使用対象者として想定しているため、大きな荷重に耐えるよう、所定曲率で厚さ方向に湾曲する湾曲長尺板状の板ばね11を使用している。一方、実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、乳幼児を使用対象者とし、小さい荷重しか加わらないため、板ばね111を情報に湾曲する板状とする必要は小さく、逆に、小さい荷重によっても下方に湾曲して弾性反発することが要求されるため、長尺平板状の板ばね111を使用している。
図13は本発明の実施の形態3に係る寝具用クッション装置の全体を示す平面図である。図14は本発明の実施の形態3に係る寝具用クッション装置の全体を示す底面図である。図15は本発明の実施の形態3に係る寝具用クッション装置を示す正面図であり、幅方向一端部を拡大して示す。図16は本発明の実施の形態1に係る寝具用クッション装置の全体を示す側面図であり、長さ方向一端部を拡大して示す。
実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、乳幼児用の寝具やベビーベッドに好適に使用することができるよう小型化されると共に、実施の形態1のように複数を連結する構成ではなく、単一(1枚)で使用できるよう構成されている。具体的には、図13〜図16に示すように、実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、複数枚(合計11枚)の板ばね111と、第1の支持部材121及び第2の支持部材122と、1枚の連結布材130とを備える。より詳細には、各板ばね111は、一定幅及び一定肉厚の長尺平板状をなす。即ち、実施の形態1に係る寝具用クッション装置は、大人を使用対象者として想定しているため、大きな荷重に耐えるよう、所定曲率で厚さ方向に湾曲する湾曲長尺板状の板ばね11を使用している。一方、実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、乳幼児を使用対象者とし、小さい荷重しか加わらないため、板ばね111を情報に湾曲する板状とする必要は小さく、逆に、小さい荷重によっても下方に湾曲して弾性反発することが要求されるため、長尺平板状の板ばね111を使用している。
更に、実施の形態3は、実施の形態1のように3つの寝具用クッション装置を連結して使用するのではなく、一つの寝具用クッション装置を単体で使用する一方、乳幼児に寝具の長さに合わせて、板ばね111の数を実施の形態1よりも多い11枚としている。よって、各板ばね111の幅及び長さは、乳幼児の寝具やベビーベッドの寸法に合わせて設定され、肉厚は一般的に乳幼児の体重範囲を考慮して設定される。前記11枚の板ばね111は、幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう、寝具用クッション装置の長さ方向(図13または図14中の上下方向)に並設されている。ここで、各板ばね111は、外力を加えない通常状態(非使用状態)で、中央部分の裏面と床面等の載置面との間に、所定寸法の間隙を形成する。そして、使用状態で外力が加えられると、その外力に応じて厚さ方向(下方)に湾曲して弾性反発自在となっている。ここで、実施の形態3に係る寝具用クッション装置では、体重の軽い乳幼児が使用対象者となるため、板ばね111を平板状としているが、板ばね111を若干上方に湾曲する長尺板状としてもよい。例えば、板ばね111を、中央で約5mm上方に湾曲するような長尺板状としてもよい。なお、板ばね111は、実施の形態1の板ばね11と同様にして製造することができる。
前記並設状態の板ばね111は、実施の形態1と同様にして、その裏面側が第1の支持部材121及び第2の支持部材122により連結される。第1の支持部材121及び第2の支持部材122は、実施の形態1の第1及び第2の支持部材21,22と同様の素材により形成することができる。一方、第1の支持部材121及び第2の支持部材122の長さは、寝具用クッション装置の長さと略同一の長さに設定され、幅や肉厚は、一般的に乳幼児の体重範囲を考慮して設定される。そして、第1の支持部材121及び第2の支持部材122は、実施の形態1の第1及び第2の支持部材21,22と同様にして、板ばね111の長さ方向一端部及び他端部の裏面に接着等によりそれぞれ固着されて、板ばね111の長さ方向一端部及び両端部を互いに連結する。更に、実施の形態3に係る寝具用クッション装置は、第1及び第2の支持部材121,122と略同一平面形状の長尺板状をなし、第1及び第2の支持部材121,122の各々の裏面(板ばね111と反対側の面)の全面に固着された剛性を有する補強板141を備える。即ち、実施の形態3では、第1及び第2の支持部材121,122の裏面(図15及び図16中の下面)に、その裏面形状と整合する長尺平板状の補強板141が接着等により固着されている。補強版141は、クッション材等からなる第1及び第2の支持部材121,122の裏面側を補強すると共に剛性を付与して、寝具用クッション装置の使用時の安定性を向上する。なお、補強板141は、第1及び第2の支持部材121,122の肉厚を薄くするときに設けることが好ましく、第1及び第2の支持部材121,122の肉厚を大きくする場合は省略することもできる。
前記連結布材130は、実施の形態1の連結布材30と同様にして、第1及び第2の支持部材121,122により裏面側で連結された前記複数の板ばね111の表面側の全面を被覆した状態で、各板ばね111の表面及び外側端面に接合固着され、複数の板ばね111を表面側及び外側端面側で互いに連結している。即ち、連結布材130は、並設した11枚の板ばね111の表面側の全面と外側端面側の全面とを覆う矩形シート状をなしている。具体的には、連結布材130は、並設した板ばね111の表面側の全面を覆うよう略伸展状態で張りわたされると共に、板ばね111の長さ方向両端縁で外側端面側へとそれぞれ屈曲され、接着等により各板ばね111の表面全体及び外側端面全体に接合固着されている。また、連結布材130は、前記第1及び第2の支持部材121,122の外側面全体も被覆し、第1及び第2の支持部材121,122の外側面全体に接着等により接合固着されている。更に、連結布材130は、板ばね111に対応する部分を板ばね被覆部131とし、板ばね111間の間隙に対応する部分を間隙被覆部132としている。そして、連結布材130の板ばね被覆部131は板ばね111の表面に密着する一方、間隙被覆部132は若干板ばね111間の間隙の内方(板ばね111の裏面側)へと若干くぼんだ外観を呈している。一方、実施の形態3では、連結布材130は、寝具用クッション装置の長さ方向両端(前後両端)に配置された板ばね111の前後両端縁から、その外側面及び裏面へと折り返され、板ばね111の外側面及び裏面全体に接着等により固着されて、前後折り返し部133を構成している。また、連結布材130は、寝具用クッション装置の板ばね111の長さ方向両端縁(左右両端縁)から、板ばね111の外側端面、第1及び第2の支持部材121,122の外側面及び補強板141の外側面へと折り返された後、更に、補強板141の裏面に折り返されて、板ばね111の外側端面、第1及び第2の支持部材121,122の外側面並びに補強板141の外側面の全体と、補強板141の裏面の略全体に接着等により固着されて、左右折り返し部134を構成している。なお、連結布材130は、実施の形態1の連結布材30と同様の非伸縮性の通気性布素材より形成することができる。このように、連結布地130の左右両端に左右折り返し部134を設けると、寝具用クッション装置の左右において見栄えを向上することができると共に、接着性を向上することもできる。
実施の形態4
図17は本発明の実施の形態4に係る寝具用クッション装置の全体を示す正面図である。
実施の形態1で述べたように、本発明の寝具用クッション装置は外枠等がないため、寸法の自由度が高い。よって、実施の形態4に係る寝具用クッション装置装置は、実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置を2枚幅方向に連結して、ダブルベッドやクイーンサイズベッド対応としている。この場合、幅方向中央の連結部分(支持部材21,22部分)に、桟等の連結材を固着して、両寝具用クッション装置装置を互いに連結することもできる。
図17は本発明の実施の形態4に係る寝具用クッション装置の全体を示す正面図である。
実施の形態1で述べたように、本発明の寝具用クッション装置は外枠等がないため、寸法の自由度が高い。よって、実施の形態4に係る寝具用クッション装置装置は、実施の形態1に係る寝具用クッション装置装置を2枚幅方向に連結して、ダブルベッドやクイーンサイズベッド対応としている。この場合、幅方向中央の連結部分(支持部材21,22部分)に、桟等の連結材を固着して、両寝具用クッション装置装置を互いに連結することもできる。
変更例
ところで、本発明に係る寝具用クッション装置では、板ばね11,111の表面側を被覆する布材として、板ばね11,111の連結機能を有する連結布材30,130を使用したが、かる連結機能を有しない単なる布材を私用してもよい。この場合も、布材により板ばね11,111の表面側の全面を被覆して、上記のような初期の効果を発揮することができる。また、連結布材30,130等の布材は、少なくとも板ばね11,111の表面側の全面を被覆するものであればよく、板ばね11,111の外側端面や第1及び第2の支持部材21,22,121,122の外側面を露出する構成としてもよい。或いは、連結布材30,130は、板ばね11,111の表面にのみ固着する構成とすることもできる。更に、実施の形態1に係る寝具用クッション装置でも、実施の形態2に特有の各種構成や実施の形態3に特有の各種構成を採用することができ、逆に、実施の形態2や実施の形態3に係る寝具用クッション装置でも、互いに特有の構成を適宜採用することができる。また、実施の形態1では、寝具用クッション装置を通常に使用長さを3分割した長さとし、使用時に3個の寝具用クッション装置を連結するようにしたが、実施の形態3のように、1枚の寝具用クッション装置として具体化してもよい。或いは、寝具用クッション装置を2分割したり、4分割以上に分割したりすることもできる。
ところで、本発明に係る寝具用クッション装置では、板ばね11,111の表面側を被覆する布材として、板ばね11,111の連結機能を有する連結布材30,130を使用したが、かる連結機能を有しない単なる布材を私用してもよい。この場合も、布材により板ばね11,111の表面側の全面を被覆して、上記のような初期の効果を発揮することができる。また、連結布材30,130等の布材は、少なくとも板ばね11,111の表面側の全面を被覆するものであればよく、板ばね11,111の外側端面や第1及び第2の支持部材21,22,121,122の外側面を露出する構成としてもよい。或いは、連結布材30,130は、板ばね11,111の表面にのみ固着する構成とすることもできる。更に、実施の形態1に係る寝具用クッション装置でも、実施の形態2に特有の各種構成や実施の形態3に特有の各種構成を採用することができ、逆に、実施の形態2や実施の形態3に係る寝具用クッション装置でも、互いに特有の構成を適宜採用することができる。また、実施の形態1では、寝具用クッション装置を通常に使用長さを3分割した長さとし、使用時に3個の寝具用クッション装置を連結するようにしたが、実施の形態3のように、1枚の寝具用クッション装置として具体化してもよい。或いは、寝具用クッション装置を2分割したり、4分割以上に分割したりすることもできる。
11,111 板ばね
21,121 第1の支持部材
22,122 第2の支持部材
30,130 連結布材(布材)
40 メッシュ素材
141 補強板
21,121 第1の支持部材
22,122 第2の支持部材
30,130 連結布材(布材)
40 メッシュ素材
141 補強板
Claims (12)
- 床面等の載置面に載置して使用される寝具用クッション装置であって、
厚さ方向に湾曲して弾性反発自在な長尺板状をなし、幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばねと、
前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばねの長さ方向一端に沿って配置される長尺状をなし、前記複数の板ばねの長さ方向一端部の裏面に固着されて、前記複数の板ばねの長さ方向一端部を連結する第1の支持部材と、
前記幅方向に所定間隔を置いて互いに平行となるよう並設された複数の板ばねの長さ方向他端に沿って配置される長尺状をなし、前記複数の板ばねの長さ方向他端部の裏面に固着されて、前記複数の板ばねの長さ方向他端部を連結する第2の支持部材と、
前記第1及び第2の支持部材により幅方向に連結された前記複数の板ばねの表面側の全面を被覆する布材と
を備えることを特徴とする寝具用クッション装置。 - 各々が使用時の長さを複数に分割した長さとなるよう、前記複数の板ばねの幅、配置数及び配置間隔を設定し、前記複数の板ばねを前記第1及び第2の連結部材により互いに連結すると共に、その表面側の全面を前記布材により被覆することにより、全体を1枚の略矩形板状に形状保持し、全体を一体として運搬自在及び収納自在とする一方、
複数を長さ方向に接続または連結自在として使用時の長さとするようにした
ことを特徴とする請求項1記載の寝具用クッション装置。 - 前記布材は、前記第1及び第2の支持部材により連結された前記複数の板ばねの表面側の全面を被覆した状態で前記各板ばねの少なくとも表面及び/または側面に接合固着され、前記複数の板ばねを互いに連結する連結布材である請求項1または2記載の寝具用クッション装置。
- 前記布材は通気性を有する素材からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の寝具用クッション装置。
- 更に、前記布材と前記板ばねの表面との間に介装され、前記布材と一体的に前記板ばねの表面側の全面を被覆すると共に、前記板ばねの表面側の全面に接合固着され、前記板ばね間の間隙における前記布材のたるみを抑制する通気性のメッシュ素材を備えることを特徴とする請求項4記載の寝具用クッション装置。
- 前記第1及び第2の支持部材は、発泡ゴム材料及び発泡樹脂材料のいずれかからなり、固着された前記板ばねの略幅方向への荷重にしたがって、前記板ばねの略幅方向に弾性変形及び坐屈して荷重緩衝機能を発揮自在であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の寝具用クッション装置。
- 更に、前記第1及び第2の支持部材と略同一平面形状の長尺板状をなし、前記第1及び第2の支持部材の各々の裏面の全面に固着された剛性を有する補強板を備えることを特徴とする請求項6項記載の寝具用クッション装置。
- 前記複数の板ばねは、全て同一の肉厚を有すると共に、使用者が寝た状態で、前記使用者の頭部及び背部に対応する部分に配置される各板ばねの幅と、前記使用者の脚部に対応する部分に配置される各板ばねの幅とを第1の幅とすると共に、前記使用者の腰部及び臀部に対応する部分に配置される各板ばねの幅を、前記第1の幅よりも幅広の第2の幅としたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の寝具用クッション装置。
- 前記各板ばねは、柾目無垢板材を一定湾曲率の前記湾曲形状の柾目板材となるように鋸引き加工して形成したものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の寝具用クッション装置。
- 前記各板ばねの全幅の2分の1の幅を有する同一肉厚の柾目無垢板材を2個用意し、それら2個の柾目無垢板材の柾目方向を一致させると共に、それら2個の柾目無垢板材の幅方向端面を整合した状態で互いに接着して、それら2個の柾目無垢板材を幅方向に連結することにより1個の柾目無垢板材を形成し、前記1個の柾目無垢板材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状となるよう鋸引き加工してその肉厚方向に切断し、前記多数の板ばねを順次形成してなることを特徴とする請求項9記載の寝具用クッション装置。
- 前記各板ばねは、前記柾目無垢材を前記一定湾曲率の前記湾曲形状となるよう鋸引き加工した後、その厚さ方向両側面を研磨仕上げしたものであることを特徴とする請求項9または10記載の寝具用クッション装置。
- 前記研磨仕上げは、前記板ばねを、その湾曲率と同一湾曲率の湾曲軌道を有するベルトコンベヤにより長さ方向に移動すると共に、その厚さ方向側面を研磨するものであることを特徴とする請求項11記載の寝具用クッション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394826A JP2005152277A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | 寝具用クッション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394826A JP2005152277A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | 寝具用クッション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005152277A true JP2005152277A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34720746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003394826A Pending JP2005152277A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | 寝具用クッション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005152277A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101120802B1 (ko) | 2011-07-13 | 2012-03-23 | 유아름 | 가구용 판스프링 |
KR101547506B1 (ko) * | 2014-11-05 | 2015-09-04 | 안정호 | 매트리스 지지대 |
WO2015164767A1 (en) * | 2014-04-24 | 2015-10-29 | Ashley Furniture Industries, Inc. | Drop in seat deck for furniture assemblies |
JP2017532183A (ja) * | 2014-10-27 | 2017-11-02 | 大端家居(厦門)有限公司 | 繰り返して分解し組み立てられるポータブルスプリングベッド |
-
2003
- 2003-11-26 JP JP2003394826A patent/JP2005152277A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101120802B1 (ko) | 2011-07-13 | 2012-03-23 | 유아름 | 가구용 판스프링 |
WO2015164767A1 (en) * | 2014-04-24 | 2015-10-29 | Ashley Furniture Industries, Inc. | Drop in seat deck for furniture assemblies |
AU2015249306B2 (en) * | 2014-04-24 | 2017-04-13 | Ashley Furniture Industries, Inc. | Drop in seat deck for furniture assemblies |
US9839295B2 (en) | 2014-04-24 | 2017-12-12 | Ashley Furniture Industries, Inc. | Drop in seat deck for furniture assemblies |
JP2017532183A (ja) * | 2014-10-27 | 2017-11-02 | 大端家居(厦門)有限公司 | 繰り返して分解し組み立てられるポータブルスプリングベッド |
JP2021112645A (ja) * | 2014-10-27 | 2021-08-05 | 大端家居(厦門)有限公司 | 繰り返して分解し組み立てられるポータブルスプリングベッド |
JP7059006B2 (ja) | 2014-10-27 | 2022-04-25 | 大端家居(厦門)有限公司 | 繰り返して分解し組み立てられるポータブルスプリングベッド |
JP7083534B2 (ja) | 2014-10-27 | 2022-06-13 | 大端家居(厦門)有限公司 | 繰り返して分解し組み立てられるポータブルスプリングベッド |
KR101547506B1 (ko) * | 2014-11-05 | 2015-09-04 | 안정호 | 매트리스 지지대 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9585494B2 (en) | Infant lounger | |
JP2007068985A (ja) | マット、このマットに連結可能な枕及び寝袋、これらを連結した寝具 | |
WO2012038737A1 (en) | A padding layer | |
JP2008516681A (ja) | 家具の取っ手を形成するシステムおよび方法 | |
JP2005152277A (ja) | 寝具用クッション装置 | |
JP2008212560A (ja) | 多機能マットレス | |
RU54497U1 (ru) | Мягкая основа элемента мебели | |
US6588035B2 (en) | Mattress support system | |
WO1993021805A1 (en) | Removable covers for waterbed rails | |
US5426796A (en) | Support bar accessory for collapsible bed | |
JP4878091B2 (ja) | 分割式マットレス | |
JP3092464U (ja) | ベッド用敷寝具 | |
JP3149408U (ja) | 寝台、及び、該寝台に備えたヘッドボード | |
JP4895539B2 (ja) | ベッドマットレス | |
JP7441548B2 (ja) | 寝具セット | |
JP4856828B2 (ja) | マットレス装置 | |
JP3100278U (ja) | 多機能マット | |
JP2004195209A (ja) | ベッド | |
JP2004242797A (ja) | 布団装置 | |
US20050050634A1 (en) | Headboard for a bed | |
JP3156383U (ja) | 折畳みベッド | |
JP3220719U (ja) | 寝具 | |
JP3153736U (ja) | 組合せ敷布団 | |
JP3187181U (ja) | ゴルフカート用座席マット | |
JP2021185979A (ja) | ソファ兼用マットレス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070308 |