JP2005150945A - 通信システムおよび送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速移動時における周波数選択性フェージングの影響を小さく抑えて高品質のデータ通信を行なうことができる通信システムおよび送信装置を提供する。
【解決手段】 受信側での搬送波間干渉の大きさに起因して決定された受信側からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示を指示受信部100_1で受信し、次いで、サブキャリア調整部100_2により、受信した指示に応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせ、さらに、送信部100_3でそのサブキャリアにデータを載せて送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直交周波数分割多重変調方式を用いて通信を行なう通信システムおよび送信装置に関する。
従来より、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調方式を用いて通信を行なう通信システムが知られている。OFDM変調方式は、搬送波(キャリア)を複数の直交サブキャリア(以下、単に複数のサブキャリアと称する)に分割し、それら複数のサブキャリアそれぞれにデジタルデータを載せて並列に伝送する方式であり、高速に且つ高品質にデジタルデータを伝送することができ、移動体通信やディジタル地上波テレビ放送等に好適に用いられる。
移動体通信では、移動局の移動に伴い生じる、送信周波数と受信周波数とのずれ(ドップラーシフト)の影響で、サブキャリアの周波数に誤差が発生する。この誤差は、移動局の移動速度が増加するほど大きくなる。従って、高速移動時には、移動局における受信側のAFC(自動周波数制御部)で補償することができないほどの周波数誤差が発生する場合があり、その場合、OFDM変調方式を用いた通信ではサブキャリアの直交条件が崩れてしまい、サブキャリア間の干渉(ICI:Inter Carrier Interference)が発生して受信性能の劣化を招くという問題がある。
そこで、車両に搭載された移動局と路上通信局との間でデータ通信を行なう通信システムにおいて、道路上に設けられた通信エリア内を走行する車両の速度を検出し、検出された車両の速度が大きいほどサブキャリアの周波数間隔を大きく設定することにより、ドップラーシフトの影響により発生するサブキャリア間の干渉を低減する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−28577号公報
一般に、無線通信システムにおいて使用可能な電波の周波数帯域は、所定の幅に限定されている。このように限定された周波数帯域幅の中で、サブキャリアの周波数間隔を変えると、必然的に使用するサブキャリア数も変化することとなる。即ち、サブキャリアの周波数間隔を小さくすると使用するサブキャリア数は多くなり、サブキャリアの周波数間隔を大きくすると使用するサブキャリア数は少なくなる。
ここで、上記特許文献1に提案された技術は、車両の速度が大きいほどサブキャリアの周波数間隔も大きく設定するものであり、このため車両が停止している場合はサブキャリアの周波数間隔は小さく設定されることとなり、従ってあるサブキャリアが周波数選択性フェージングを受けても、他のサブキャリアが多く存在するため、正常にデータを受信できる可能性は高い。しかし、車両が高速移動している場合はサブキャリアの周波数間隔は大きく設定されるため、サブキャリアの数は比較的少なく、従って周波数選択性フェージングの影響を大きく受けることとなり、高速移動時におけるデータ通信を高品質で行なう点に欠けるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、高速移動時における周波数選択性フェージングの影響を小さく抑えて高品質のデータ通信を行なうことができる通信システムおよび送信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の通信システムは、直交周波数分割多重変調方式を用いて通信を行なう通信システムにおいて、
搬送波間干渉の大きさに応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせることを特徴とする。
本発明の通信システムは、搬送波間干渉の大きさに応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるものであるため、高速移動時においてドップラーシフトにより発生するサブキャリア間の干渉を小さく抑えることができる。また、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したまま時間的にシフトさせるものであるため、ある時点で周波数選択性フェージングの影響を受けているデータを、次の時点ではある時点で使用した以外のサブキャリアを使用して送信することとなり、従って長時間にわたり同じ周波数選択性フェージングの影響を受ける確率は小さく、結果として高速移動時における受信性能が高まり、高品質のデータ通信を行なうことができる。
また、上記目的を達成する本発明の送信装置は、直交周波数分割多重変調方式を用いて送信を行なう送信装置において、
受信側での搬送波間干渉の大きさに起因して決定された受信側からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示を受信する指示受信部と、
上記指示受信部で受信した指示に応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせるサブキャリア調整部と、
上記サブキャリア調整部で調整されたサブキャリアにデータを載せて送信する送信部とを備えたことを特徴とする。
本発明の送信装置は、受信側での搬送波間干渉の大きさに起因して決定された受信側からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示に応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるものであるため、高速移動時においてドップラーシフトにより発生するサブキャリア間の干渉を小さく抑えることができる。また、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせるように調整されたサブキャリアにデータを載せて送信するものであるため、ある時点で周波数選択性フェージングの影響を受けているデータを、次の時点ではある時点で使用した以外のサブキャリアを使用して送信することとなり、従って長時間にわたり同じ周波数選択性フェージングの影響を受ける確率は小さく、高品質のデータを送信することができる。
本発明によれば、高速移動時における周波数選択性フェージングの影響を小さく抑えて高品質のデータ通信を行なうことができる通信システムおよび送信装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態の通信システムを構成する送信装置のブロック図、図2は、本発明の一実施形態の通信システムを構成する受信装置のブロック図である。
本発明の一実施形態の通信システムは、図1に示す送信装置100と、図2に示す受信装置200とから構成される。この通信システムは、直交周波数分割多重変調方式を用いて通信を行なう通信システムである。また、この通信システムは、搬送波間干渉の大きさに応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせる通信システムである。先ず、図1に示す送信装置100の構成について説明する。
送信装置100は、直交周波数分割多重変調方式を用いて送信を行なう、本発明の一実施形態の送信装置である。この送信装置100には、指示受信部100_1と、サブキャリア調整部100_2と、送信部100_3とが備えられている。
指示受信部100_1は、受信装置200での搬送波間干渉の大きさに起因して決定された受信装置200からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示を受信するものであり、この指示受信部100_1は、受信アンテナ101と、直交復調部102と、AFC(自動周波数制御部)103と、ADC(アナログ/ディジタル変換部)104と、S/P(シリアル/パラレル)変換部105と、FFT(高速フーリエ変換部)106と、サブキャリア復調部107と、P/S(パラレル/シリアル)変換部108とから構成されている。
また、サブキャリア調整部100_2は、指示受信部100_1で受信した指示に応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせるものであり、このサブキャリア調整部100_2は、サブキャリアパターン選択部109と、S/P変換部111と、データ分配部112と、サブキャリア変調部113とから構成されている。
さらに、送信部100_3は、サブキャリア調整部100_2で調整されたサブキャリアにデータを載せて送信するものであり、この送信部100_3は、データ生成部110と、IFFT(逆高速フーリエ変換部)114と、P/S変換部115と、DAC(ディジタル/アナログ変換部)116と、直交変調部117と、送信アンテナ118とから構成されている。
先ず、指示受信部100_1の構成について説明する。
指示受信部100_1を構成する受信アンテナ101は、受信装置200からの、後述するサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示を有する直交変調された無線周波数の信号を電波Aとして受信する。
直交復調部102は、上記無線周波数の信号を中間周波数の信号に変換するとともに直交変調された信号を直交復調することによりI成分,Q成分の信号を生成する。
AFC103は、上記I成分,Q成分の信号を入力し、それら信号の周波数のずれを補正するように直交復調部102を制御する。
ADC104は、直交復調部102からのI成分,Q成分の信号それぞれに対してアナログ/ディジタル変換して、シリアルのディジタルデータであるI成分データおよびQ成分データを生成する。
S/P変換部105は、ADC104から出力されたシリアルのI成分データ,Q成分データをパラレルのデータに変換する。
FFT106は、S/P変換部105からのパラレルのデータに対して、OFDM復調を行なうための高速フーリエ変換処理を施す。
サブキャリア復調部107は複数備えられており、FFT106で高速フーリエ変換処理が施されたパラレルのデータそれぞれに対して各サブキャリア周波数でサブキャリア復調を行なう。
P/S変換部108は、サブキャリア復調部107でサブキャリア復調されたパラレルのデータをシリアルのデータに変換する。このシリアルのデータが、サブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示データとなる。
次に、サブキャリア調整部100_2および送信部100_3双方の構成について説明する。
サブキャリア調整部100_2を構成するサブキャリアパターン選択部109には、後述する各種のパターンp[n][m]が記憶されており、このサブキャリアパターン選択部109は、P/S変換部108からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示データに対応するパターンp[n][m]を選択し、そのパターン情報をデータ分配器112に向けて出力する。
S/P変換部111は、データ生成部110で生成されたシリアルの送信データに、P/S変換部108からのシリアルの指示データを付加して、パラレルのデータに変換する。
データ分配部112は、S/P変換部111から出力されたパラレルのデータが、サブキャリアパターン選択部110からのパターン情報に応じたサブキャリア周波数でサブキャリア変調されるように、各サブキャリア変調部113に分配する。
各サブキャリア変調部113は、データ分配部112からの各データに対して各サブキャリア周波数でサブキャリア変調を行なう。詳細については後述するが、サブキャリア調整部100_2は、このように、P/S変換部108からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示データに対応するパターンp[n][m]を選択し、そのパターン情報に応じたサブキャリア周波数でサブキャリア変調することにより、サブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせる。
IFFT114は、各サブキャリア変調部113でサブキャリア変調されたデータに対して、OFDM変調を行なうための逆高速フーリエ変換処理を施す。
P/S変換部115は、IFFT114で逆高速フーリエ変換処理が施されたパラレルのデータを、シリアルのI成分データおよびQ成分データに変換する。
DAC116は、P/S変換部115からのI成分データおよびQ成分データをそれぞれディジタル/アナログ変換する。
直交変調部117は、DAC116でアナログ変換された信号I+jQを直交変調し、さらに高周波の信号に変換して無線周波数の信号を生成する。
送信アンテナ118は、直交変調部117からの無線周波数の信号を電波Bとして空中に放射する。このようにして、受信装置200からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示に応じて、周波数間隔が広げられたままその中心周波数を一定周期毎にシフトされたサブキャリアにデータを載せて送信する。次に、図2に示す受信装置200の構成について説明する。
図2に示す受信装置200には、受信部200_1と送信部200_2が備えられている。先ず、受信部200_1の構成について説明する。
受信部200_1は、受信アンテナ201と、直交復調部202と、AFC203と、ADC204と、S/P変換部205と、FFT206と、データ分配部207と、サブキャリア復調部208と、P/S変換部209と、受信データ部210と、ICI-サブキャリア周波数間隔変換部211と、サブキャリアパターン記憶部212とから構成されている。
受信アンテナ201は、送信装置100から空中に放射された電波Bを受信する。
直交復調部202は、受信アンテナ201で受信した電波Bで表わされる無線周波数の信号を中間周波数の信号に変換するとともに直交変調された信号を2つの信号成分に分配して直交復調することによりI成分,Q成分の信号を生成する。尚、無線周波数の信号には、基準信号であるパイロットシンボルが含まれている。
AFC203は、直交復調部202からのI成分,Q成分の信号を入力し、それら信号の周波数のずれを補正するように直交復調部202を制御する。また、AFC203は、AFCオフセットと上記パイロットシンボルの回転速度に基づいて搬送波間干渉の大きさを検出し、検出結果をICI-サブキャリア周波数間隔変換部211に向けて出力する。
ICI-サブキャリア周波数間隔変換部211は、この検出結果に基づいて、送信装置100が次の時点で使用するサブキャリアの周波数間隔n(nは3,2,1,0のいずれかの値)を決定する。
サブキャリアパターン記憶部212には、サブキャリアの周波数間隔nおよびその周波数間隔nを保持したまま時間的にシフトさせるシフト変数m(mの最大値は3n)の組合せからなる複数のパターンp[n][m]が記憶されている。尚、これらパターンp[n][m]の詳細については後述する。このサブキャリアパターン記憶部212は、複数のパターンp[n][m]のうち、ICI-サブキャリア周波数間隔変換部211で決定されたサブキャリアの周波数間隔nに基づいたパターンp[n][m]の情報を読み出してデータ分配部207に出力する。
ADC204は、直交復調部202からのI成分,Q成分の信号それぞれに対してアナログ/ディジタル変換して、シリアルのディジタルデータであるI成分データおよびQ成分データを生成する。
S/P変換部205は、ADC204から出力されたシリアルのI成分データ,Q成分データをパラレルのディジタルデータに変換する。
FFT206は、S/P変換部205からのパラレルのディジタルデータに対して、OFDM復調を行なうための高速フーリエ変換処理を施す。
データ分配部207は、FFT206で高速フーリエ変換処理が施されたデータに対して、サブキャリアパターン記憶部212から読み出されたパターンp[n][m]の情報に応じたサブキャリア周波数でサブキャリア復調されるように、各サブキャリア復調部208に分配する。
各サブキャリア復調部208は、データ分配部207で分配された各データに対して、各サブキャリア周波数でサブキャリア復調を行なう。
P/S変換部209は、各サブキャリア復調部208でサブキャリア復調されたパラレルのデータをシリアルのデータに変換する。このシリアルのデータは受信データ部210に入力される。
受信データ部210は、P/S変換部209からのシリアルデータを受信する。このようにして、サブキャリアの周波数間隔が広げられるとともに、サブキャリアの周波数を、そのサブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトされたサブキャリアに載せられたデータを受信する。
また、受信装置200には、ICI-サブキャリア周波数間隔変換部211で決定されたサブキャリアの周波数間隔nを広げる旨の指示を、電波Aを介して送信装置100に送信するための送信部200_2が備えられている。
この送信部200_2は、S/P変換部213と、サブキャリア変調部214と、IFFT215と、P/S変換部216と、DAC217と、直交変調部218と、送信アンテナ219とから構成されている。
S/P変換部213は、ICI-サブキャリア周波数間隔変換部211で決定されたサブキャリアの周波数間隔nを表わすシリアルのデータをパラレルのデータに変換する。
各サブキャリア変調部214は、S/P変換部213からの各データに対して、各サブキャリア周波数でサブキャリア変調を行なう。
IFFT215は、各サブキャリア変調部214でサブキャリア変調されたデータに対して、OFDM変調を行なうための逆高速フーリエ変換処理を施す。
P/S変換部216は、IFFT215から出力されたパラレルのデータを、位相が相互に略90°ずれたシリアルのI成分データおよびQ成分データに変換する。
DAC217は、P/S変換部216からのI成分データおよびQ成分データをそれぞれディジタル/アナログ変換する。
直交変調部218は、DAC218でアナログ変換されたI成分,Q成分を直交変調し、さらに高周波の信号に変換して無線周波数の信号を生成する。
送信アンテナ219は、この無線周波数の信号を電波Aとして空中に放射する。このようにして、サブキャリアの周波数間隔nを広げる旨の指示を送信装置100に送信する。
図3は、図1に示す送信装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
送信装置100では、先ず、ステップS1において、サブキャリアパターン選択部109にパターンp[n][m]の初期値としてn=3,m=0をセットする。
次に、ステップS2において、送信データに、P/S変換部108からの指示データであるサブキャリアの周波数間隔nを付加する。
ステップS3では、サブキャリアパターン選択部109で選択されたパターンp[n][m]に対応するサブキャリア周波数を用いて変調を行なう。
さらに、ステップS4において、受信側からのデータがあるか否かが判定される。受信側からのデータがないと判定された場合は、このステップS4を繰返し実行する。一方、受信側からのデータがあると判定された場合は、ステップS5に進む。
ステップS5では、受信側からのデータの復調処理を行なってステップS6に進む。
ステップS6では、前回送信時に使用したパターンのn,mと受信したデータに基づいて、送信側のパターンのn,mを決定して、ステップS2に戻る。ここで、ステップS6におけるn,mの決定にあたり、受信側から、今回送られてきた周波数間隔nと、前回送られてきた周波数間隔nとが同一(サブキャリアの周波数間隔が同一)であれば、シフト変数mを1つ増加してそのサブキャリアの中心周波数をシフトさせる。このようにすることにより、周波数選択性フェージングの影響を小さく抑えることができる。一方、受信側から、今回送られてきた周波数間隔nと、前回送られてきた周波数間隔nとが異なる(サブキャリアの周波数間隔が異なる)場合は、シフト変数mを0にセットする。
図4は、図2に示す受信装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
最初の時点では、ステップS11において、サブキャリアパターン記憶部212からパターンp[n][m]の初期値n=3,m=0を読み出す。
ステップS12では、送信装置100からの送信データがあるか否かが判定される。送信装置100からの送信データがないと判定された場合は、このステップS12を繰返し実行する。一方、送信装置100からの送信データがあると判定された場合は、ステップS13に進む。
ステップS13では、送信データの復調処理を行なってステップS14およびステップS16に同時に進む。
ステップS14では、サブキャリアパターン記憶部212からn,mを読み出すことにより、受信側のパターンのn,mを決定する。ここで、サブキャリアパターン記憶部212からのn,mの読み出しにあたり、前回のデータ受信時に送信装置100へ送信した周波数間隔nと、前々回のデータ受信時に送信装置100へ送信した周波数間隔nとが同一であれば、シフト変数mを1つ増加し、異なっていた場合はシフト変数mを0にセットする。このように決定したn,mを用いて、送信装置100が送信に使用したサブキャリアを特定するパターンp[n][m]を推定する。さらに、ステップS15において、パターンp[n][m]に対応するサブキャリア周波数における成分のみのデータを受信して、ステップS12に戻る。
また、ステップS16では、AFC203でAFCオフセットとパイロットシンボルの回転速度に基づいて、送信するサブキャリアの周波数間隔nを決定する。さらに、ステップS17において、送信部200_2にこの周波数間隔nを送信して、ステップS12に戻る。
図5は、本実施形態の通信システムを構成する送信装置100および受信装置200で使用される、初期状態におけるサブキャリアのパターンを示す図である。
図5には、初期状態におけるサブキャリアのパターンp[3][0]が示されている。尚、横軸は周波数を示し、縦軸は強度(パワー)を示す。また、各サブキャリアは、所定の周波数帯幅(Δf)を有する。本実施形態では、初期状態において、サブキャリアの周波数間隔nが3でシフト変数mが0であるパターンp[3][0]、即ち、この図5に示す64個のサブキャリアa1,…,a64が使用される。尚、これら64個のサブキャリアa1,…,a64のうちの4個のサブキャリアは、パイロットシンボル用のサブキャリアとして使用される。次に、サブキャリアの各種のパターンp[n][m]について説明する。
図6は、サブキャリアの周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが0,1,2の場合のパターンを示す図である。
図6(a)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが0の場合のパターンp[0][0]が示されている。周波数間隔nが0の場合は、サブキャリアが有する帯域幅(Δf)の8倍の間隔で広げられた8個のサブキャリアa1,…,a8が使用される。また、シフト変数mが0の場合は、周波数を表わす数値0を基準としてサブキャリアa1,…,a8が広げられる。
図6(b)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが1の場合のパターンp[0][1]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが1の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、4Δf[Hz]を基準として広げられる。
図6(c)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが2の場合のパターンp[0][2]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが2の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、2Δf[Hz]を基準として広げられる。
図7は、サブキャリアの周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが3,4,5の場合のパターンを示す図である。
図7(a)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが3の場合のパターンp[0][3]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが3の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、6Δf[Hz]を基準として広げられる。
また、図7(b)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが4の場合のパターンp[0][4]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが4の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、Δf[Hz]を基準として広げられる。
さらに、図7(c)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが5の場合のパターンp[0][5]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが5の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、5Δf[Hz]を基準として広げられる。
図8は、サブキャリアの周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが6,7の場合のパターンを示す図である。
図8(a)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが6の場合のパターンp[0][6]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが6の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、3Δf[Hz]を基準として広げられる。
また、図8(b)には、サブキャリアの、周波数間隔nが0,シフト変数mが7の場合のパターンp[0][7]が示されている。周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが7の場合は、上記サブキャリアa1,…,a8が、7Δf[Hz]を基準として広げられる。このように、サブキャリアの周波数間隔nが0、即ち比較的広い間隔(Δfの8倍の間隔)の場合であってシフト変数mが0〜7までのパターンを使用すると、比較的大きな周波数選択性フェージングの影響を好適に抑えることができる。
図9は、サブキャリアの周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが0,1,2の場合のパターンを示す図である。また、図10は、サブキャリアの周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが3の場合のパターンを示す図、およびサブキャリアの周波数間隔nが2の場合であってシフト変数mが0,1の場合のパターンを示す図である。
図9(a)には、サブキャリアの、周波数間隔nが1,シフト変数mが0の場合のパターンp[1][0]が示されている。周波数間隔nが1の場合の場合は、サブキャリアが有する帯域幅(Δf)の4倍の間隔で広げられた16個のサブキャリアa1,…,a16が使用される。ここで、シフト変数mは0であるため、0[Hz]を基準としてサブキャリアa1,…,a16が広げられる。
図9(b)には、サブキャリアの、周波数間隔nが1,シフト変数mが1の場合のパターンp[0][1]が示されている。周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが1の場合は、上記サブキャリアa1,…,a16が、2Δf[Hz]を基準として広げられる。
図9(c)には、サブキャリアの、周波数間隔nが1,シフト変数mが2の場合のパターンp[1][2]が示されている。周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが2の場合は、上記サブキャリアa1,…,a16が、Δf[Hz]を基準として広げられる。
また、図10(a)には、サブキャリアの、周波数間隔nが1,シフト変数mが3の場合のパターンp[1][3]が示されている。周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが3の場合は、上記サブキャリアa1,…,a16が、3Δf[Hz]を基準として広げられる。
さらに、図10(b)には、サブキャリアの、周波数間隔nが2,シフト変数mが0の場合のパターンp[2][0]が示されている。周波数間隔nが2の場合であってシフト変数mが0の場合は、32個のサブキャリアa1,…,a32が、0[Hz]を基準として広げられる。
また、図10(c)には、サブキャリアの、周波数間隔nが2,シフト変数mが1の場合のパターンp[2][1]が示されている。周波数間隔nが2の場合であってシフト変数mが1の場合は、上記サブキャリアa1,…,a32が、Δf[Hz]を基準として広げられる。このような、サブキャリアの周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが0〜3までのパターンや、サブキャリアの周波数間隔nが2の場合であってシフト変数mが0,1のパターンを使用すると、比較的小さな周波数選択性フェージングの影響を好適に抑えることができる。
本発明の一実施形態の通信システムを構成する送信装置のブロック図である。 本発明の一実施形態の通信システムを構成する受信装置のブロック図である。 図1に示す送信装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。 図2に示す受信装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。 本実施形態の通信システムを構成する送信装置100および受信装置200で使用される、初期状態におけるサブキャリアのパターンを示す図である。 サブキャリアの周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが0,1,2の場合のパターンを示す図である。 サブキャリアの周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが3,4,5の場合のパターンを示す図である。 サブキャリアの周波数間隔nが0の場合であってシフト変数mが6,7の場合のパターンを示す図である。 サブキャリアの周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが0,1,2の場合のパターンを示す図である。 サブキャリアの周波数間隔nが1の場合であってシフト変数mが3の場合のパターンを示す図、およびサブキャリアの周波数間隔nが2の場合であってシフト変数mが0,1の場合のパターンを示す図である。
符号の説明
100 送信装置
100_1 指示受信部
100_2 サブキャリア調整部
100_3,200_2 送信部
101,201 受信アンテナ
102 直交復調部
103,203 AFC(自動周波数制御部)
104,204 ADC(アナログ/ディジタル変換部)
105,111,205,213 S/P(シリアル/パラレル)変換部
106,206 FFT(高速フーリエ変換部)
107,208 サブキャリア復調部
108,115,209,216 P/S(パラレル/シリアル)変換部
109 サブキャリアパターン選択部
110 データ生成部
112,207 データ分配部
113,214 サブキャリア変調部
114,215 IFFT(逆高速フーリエ変換部)
116,217 DAC(ディジタル/アナログ変換部)
117,218 直交変調部
118,219 送信アンテナ
200 受信装置
200_1 受信部
202 直交復調部
210 受信データ部
211 ICI-サブキャリア周波数間隔変換部
212 サブキャリアパターン記憶部

Claims (2)

  1. 直交周波数分割多重変調方式を用いて通信を行なう通信システムにおいて、
    搬送波間干渉の大きさに応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、該サブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせることを特徴とする通信システム。
  2. 直交周波数分割多重変調方式を用いて送信を行なう送信装置において、
    受信側での搬送波間干渉の大きさに起因して決定された受信側からのサブキャリアの周波数間隔を広げる旨の指示を受信する指示受信部と、
    前記指示受信部で受信した指示に応じてサブキャリアの周波数間隔を広げるとともに、サブキャリアの周波数を、該サブキャリアの広げた後の周波数間隔を保持したままその中心周波数を一定周期毎にシフトさせるサブキャリア調整部と、
    前記サブキャリア調整部で調整されたサブキャリアにデータを載せて送信する送信部とを備えたことを特徴とする送信装置。
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