JP2005148775A - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 記録コンテンツに対応する属性情報(曲情報)の情報取得を効率的にかつ確実に実行する構成を実現する。
【解決手段】 ハッシュ情報サービス提供サーバからの曲情報取得処理と、TOC(Table of Contents)情報サービス提供サーバからの曲情報取得処理との2つの異なる態様の曲情報取得処理を、選択的に適用して情報取得を実行する。例えば、ハッシュ情報検索部、またはTOC情報検索部のいずれか一方を適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行し、未取得曲情報があると判定した場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行する。一方の検索処理によって取得できなかった情報を他方の検索部による検索によって補完することが可能となり、より完全な情報取得が可能となる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。特に、さらに、詳細には、例えばレコード・カセットテープなどのアナログ音源からなる音楽コンテンツに対応する曲名・アーティスト名などの属性情報について、情報提供サービスの選択的利用を行なうことで効率的な情報取得を行なう情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
レコードプレーヤー・カセットテープなど、アナログデータによって記録されたコンテンツを、PC等を介してデジタルデータに変換し、デジタルデータとしてハードディスク、あるいはCDやDVDなどに記録することが可能である。
通常これらのデータ記録処理プログラムは、連続した録音データの無音部分をもとに曲間を自動的に検出し、曲分割する機能をもつ。各曲の間に一定時間の無音データ領域を設定して、例えばハードディスク、CD−Rなどの記録媒体に記録を行なう。
複数の音楽データがデジタルデータとして格納された市販のCDアルバム等には、CDに記録されているトラック数、開始位置、各曲のデータ領域の長さなどの情報が予めインデックス情報として記録されている。これは、一般にTOC(Table Of Contents)情報と呼ばれる。
インターネット等を介した情報提供サービスの1つとして、TOC(Table Of Contents)情報に基づく曲情報提供サービスがある。これは、CDに記録されたTOC情報を情報提供サーバに送信することで、TOCに対応するCDに格納された曲情報、例えば、タイトル・アルバム名・アーティスト名・トラック番号などを提供するサービスである。
ウィンドウズ・メディアプレイヤー(Windows Media Player)、リアルワン(RealOne)、ソニックステージ(SonicStage)など数多くのジュークボックス・アプリケーションが、CDDB2などのTOC情報サービスを利用した情報提供処理サービスを提供している。
さらに、複数の曲情報からなるTOCではなく、1つの曲単位、すなわち、個々の曲データの有する波形データからハッシュデータを生成し、生成したハッシュデータを情報提供サーバに送信することで、サーバ側で、ハッシュデータに基づいて曲を特定して、曲情報としてのタイトル・アルバム名・アーティスト名・トラック番号などを提供するサービスとしてハッシュ情報サービスがある。
ソニックステージマスタリングスタジオ1.1(SonicStage Mastering Studio 1.1)などのアプリケーションが、ハッシュ情報サービスを利用した情報提供処理を提供している。ソニックステージマスタリングスタジオ1.1(SonicStage Mastering Studio 1.1)では、ハッシュ情報サービスとしてムードロジック(MoodLogic)の提供サービスを利用している。
これらのTOCサービスや、ハッシュ情報サービスは、基本的にデジタルデータに基づく記録データを対象とした情報提供サービスである。なお、TOC情報を利用して曲情報をダウンロードするシステムについて開示した従来技術としては、例えば特許文献1がある。
レコードプレーヤや、カセットテープなど、アナログデータとして記録したコンテンツを、PC等を介してデジタルデータに変換し、デジタルデータとしてハードディスクなどに記録する際、例えば、ソース(音源)が、古いレコード盤などの場合は、音源にクラックルノイズ(プチプチといった音)が多く含まれている場合があり、このような場合、ハッシュ情報サービスを受けるために、ハッシュ情報サービスの提供プログラムに従って、CD−Rなどに記録したデータに基づくハッシュ値を算出すると、アナログ音源のノイズによって、本来のデジタルコンテンツのハッシュ値と同一のハッシュ値が生成されない場合がある。このハッシュデータを情報提供サーバに送信しても、正確なデータ検索が実行されず、正しい曲情報が取得できないという問題がある。
また、ハッシュ情報サービスは、曲単位での情報取得・サブミット(登録処理)サービスを提供している。このため、1枚のアナログレコードを通して録音した場合に、アナログレコードに含まれる全ての曲がハッシュ情報サービスに登録されている保証がない。このため、アルバムを通して曲情報取得しても、いくつかの曲がヒットしないことがあり得る。特に、他のアルバムから曲を集めたベスト盤・コンピレーションアルバムなどにおいては、全ての曲情報をハッシュ情報サービスから受領することは困難となるという問題がある。
特表平11−514482号公報
上述したように、TOC情報サービスやハッシュ情報サービスからの曲情報取得においては、アナログ音源に基づくノイズによる正確ハッシュ値の生成困難性や、ユーザの記録コンテンツがCDアルバムに対応していないためのTOC検索の失敗などの問題がある。本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えばアナログ音源に基づく記録データである場合であっても、また、ユーザが任意に組み合わせて設定した音楽ファイルであっても、効率的に正確な曲情報を取得することを可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
記録コンテンツに対応する属性情報取得処理を実行する情報処理装置であり、
記録対象の曲データに基づく演算により算出する曲データ演算結果情報を送信し、第1の属性情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行する第1情報検索部と、
記録対象の曲データに対応する曲長情報の送信を行い、第2の属性情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行する第2情報検索部と、
前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部の少なくともいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理制御を行なうデータ処理部と、
を有することを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記第1情報検索部は、記録対象の曲データに基づいて算出するハッシュ値の送信を行い、ハッシュ情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行するハッシュ情報検索部であり、前記第2情報検索部は、記録対象の曲データに対応するTOC(Table of Contents)情報の送信を行い、TOC情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行するTOC情報検索部であり、前記データ処理部は、前記ハッシュ情報検索部、または前記TOC情報検索部の少なくともいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部のいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行し、未取得の曲情報がある場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行する制御を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得された曲情報が不完全であり、かつ取得された曲情報に含まれるアルバム名情報が全て一致する場合に、前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理を実行する制御を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理に成功したことを条件として、前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得されなかった曲情報に対応する曲データ演算結果情報を前記第1の属性情報サービス提供サーバに登録する処理を実行する構成を有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、記録対象の曲データが複数曲である場合は、アルバム構成曲と判定し、前記第2情報検索部を選択適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理を実行し、記録対象の曲データが複数曲でない場合は、アルバム構成曲でないと判定し、前記第1情報検索部を選択適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理を実行する制御を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、記録対象データの無音データ検出処理に基づいて生成される曲間情報に基づいて、演奏時間情報を設定した曲リストを生成し、予め設定した閾値時間以内の演奏時間情報を持つエントリを削除した更新曲リストの生成処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、記録対象データの波形データに基づいて算出する曲データ演算結果情報としてのハッシュ値を記録曲毎に設定した曲リストの生成処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、さらに、前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部の少なくともいずれかから取得した曲情報に基づいて生成した曲リストに基づいて、記録コンテンツに対応する属性情報データとしてのプロジェクトファイルの生成処理を実行するプロジェクト管理部を有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記プロジェクト管理部は、前記プロジェクトファイルを、少なくとも記録コンテンツ格納ファイルの参照情報および前記曲情報を格納したXMLデータとして生成する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
記録コンテンツに対応する属性情報取得処理を実行する情報処理方法であり、
記録対象の曲データに基づいて算出する曲データ演算結果情報の送信を行い、第1の属性情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行する第1情報検索部と、記録対象の曲データに対応する曲長情報の送信を行い、第2の属性情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行する第2情報検索部との2つの検索部のいずれか一方を処理実行検索部として選択する検索部選択ステップと、
前記検索部選択ステップにおいて選択した検索部を適用した曲情報取得処理を行なう曲情報検索実行ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記第1情報検索部は、記録対象の曲データに基づいて算出するハッシュ値の送信を行い、ハッシュ情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行するハッシュ情報検索部であり、前記第2情報検索部は、記録対象の曲データに対応するTOC(Table of Contents)情報の送信を行い、TOC情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行するTOC情報検索部であり、前記検索部選択ステップは、前記ハッシュ情報検索部と、前記TOC情報検索部との2つの検索部のいずれか一方を処理実行検索部として選択するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部のいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行する判定ステップと、前記判定ステップにおいて、未取得曲情報があると判定した場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行するステップと、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得された曲情報が不完全であり、かつ取得された曲情報に含まれるアルバム名情報が全て一致する場合に、前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理に成功したことを条件として、前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得されなかった曲情報に対応する曲データ演算結果情報を前記第1の属性情報サービス提供サーバに登録する処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記検索部選択ステップは、記録対象の曲データが複数曲である場合は、アルバム構成曲と判定し、前記第2情報検索部を処理実行検索部として選択し、記録対象の曲データが複数曲でない場合は、アルバム構成曲でないと判定し、前記第1情報検索部を処理実行検索部として選択することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、記録対象データの無音データ検出処理に基づいて生成される曲間情報に基づいて、演奏時間情報を設定した曲リストを生成するステップと、予め設定した閾値時間以内の演奏時間情報を持つエントリを削除した更新曲リストの生成処理を実行するステップと、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、記録対象データの波形データに基づいて算出する曲データ演算結果情報としてのハッシュ値を記録曲毎に設定した曲リストの生成処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部の少なくともいずれかから取得した曲情報に基づいて生成した曲リストに基づいて、記録コンテンツに対応する属性情報データとしてのプロジェクトファイルの生成処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記プロジェクトファイルは、少なくとも記録コンテンツ格納ファイルの参照情報および前記曲情報を格納したXMLデータとして生成することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
記録コンテンツに対応する属性情報取得処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
記録対象の曲データに基づいて算出する曲データ演算結果情報の送信を行い、第1の属性情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行する第1情報検索部と、記録対象の曲データに対応する曲長情報の送信を行い、第2の属性情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行する第2情報検索部との2つの検索部のいずれか一方を処理実行検索部として選択する検索部選択ステップと、
前記検索部選択ステップにおいて選択した検索部を適用した曲情報取得処理を行なう曲情報検索実行ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記録媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、記録コンテンツに対応する属性情報取得処理において、記録対象の曲データに基づく演算結果情報であるハッシュ値の送信によるハッシュ情報サービス提供サーバからの曲情報取得処理と、曲データに対応する曲長情報を含むTOC(Table of Contents)情報送信によるTOC情報サービス提供サーバからの曲情報取得処理との2つの異なる態様の曲情報取得処理を、選択的に適用して曲情報の取得を実行する構成としたので、情報取得の成功率が高まり、より正確な曲情報取得が可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、第1情報検索部としてのハッシュ情報検索部、または第2情報検索部としてのTOC情報検索部のいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行し、未取得曲情報があると判定した場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行する構成としたので、一方の検索処理によって取得できなかった情報を他方の検索部による検索によって補完することが可能となり、より完全な情報取得が可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、ハッシュ情報に基づく曲情報取得処理によって取得された曲情報に含まれるアルバム名情報が全て一致する場合に、TOC情報に基づく曲情報取得処理を実行する構成としたので、正確なハッシュ値が取得されなかった場合においても、TOC情報に基づいて正確な曲情報を取得することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、ハッシュ情報に基づく曲情報取得に失敗し、TOC情報に基づく曲情報取得処理に成功した場合に、ハッシュ値データをハッシュ情報サービス提供サーバに登録する処理を実行する構成としたので、ハッシュ情報サービス提供サーバの登録データの充実度を増し、改善させることが可能となる。
図1は、本発明の情報処理装置において実行する録音および曲情報取得処理の概要について説明する図である。ユーザの利用する情報処理装置(PC:パーソナルコンピュータ)100は、例えばレコードプレーヤなどのアナログデータ再生器であるプレーヤなどの外部接続機器130からアナログコンテンツデータを入力し、PC(パーソナルコンピュータ)100において実行するアプリケーションプログラムに従って、デジタルデータへの変換、ハードディスク、CD−R等の記録媒体150に対するデータ記録処理が実行される。
情報処理装置100は、さらに、記録データに対応する属性情報(曲情報)取得処理を実行する。属性情報(曲情報)取得処理の第1の処理態様は、記録媒体150に記録された各曲のデータ領域の長さ情報[TOC(Table Of Contents)情報]をインターネット等のネットワークを介してTOC情報サービス提供サーバ171に送信し、送信TOC情報に基づいて、記録媒体150に格納された曲に対応するタイトル・アルバム名・アーティスト名・トラック番号などの属性情報(曲情報)を取得する処理である。
さらに、属性情報(曲情報)取得処理の第2の処理態様は、記録媒体150に記録された1つの曲単位、すなわち、個々の曲の波形データから、ハッシュデータを生成し、生成したハッシュデータをインターネット等のネットワークを介してハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信し、ハッシュデータに基づく曲情報としてのタイトル・アルバム名・アーティスト名・トラック番号などの情報を取得する処理である。
TOC情報サービス提供サーバ171またはハッシュ情報サービス提供サーバ172から取得した情報は、ハードディスク、CD−R等の記録媒体150、あるいはPC100のメモリに格納される。これらのデータに基づいて曲に対応する属性情報データファイルとしてのプロジェクトファイルが生成される。プロジェクトファイルの詳細については後述する。
図2に、データ記録処理および曲情報取得処理を実行する情報処理装置(PC)100のブロック図を示す。
情報処理装置(PC)100は、データ処理部110とデータ記憶部120を有し、データ処理部には、GUI111、録音再生制御部112、オーディオデバイス113、プロジェクト管理部114、録音データ管理部115、曲間検出部116、第1情報検索部としてのハッシュ情報検索部117、第2情報検索部としてのTOC情報検索部118を有する。データ記憶部120には、プロジェクトファイル121、録音データファイル122、曲リスト123が格納される。
なお、データ処理部110は、コンピュータ・プログラムに従ったデータ処理を実行するCPU、プログラム、パラメータの記憶領域としてのRAM,ROM等によって構成される。具体的なハードウェア構成については、後述する。
図2に示す各ブロックの詳細について、以下、説明する。なお、記録対象となるアナログ音源コンテンツは、プレーヤ等の外部接続機器130からオーディオデバイス113を介して録音再生制御部112に入力され、記憶部120の録音データファイル122に格納される。
GUI111は、ユーザのマウス・キーボード入力を解釈し、録音再生制御部112、プロジェクト管理部114に、ユーザ入力情報を出力する。また、プロジェクト管理部114から出力される録音再生中の情報をディスプレイに表示する処理を実行する。さらに、GUI111は、プロジェクト管理部114からのコマンドに応じて、音源内容についてのユーザ問い合わせ表示、例えば音源が複数の曲を集めたアルバムレコードであるか、あるいは1つの曲のみのデータか等の問い合わせを行い、この問い合わせに対するユーザ入力情報が、プロジェクト管理部114を介して録音データ管理部115内のメモリに記憶され、録音データ管理部115はメモリに記憶された情報に従った処理を行なう。
録音再生制御部112は、GUI111を介して入力された録音開始、停止などのユーザ入力情報に基づいて、オーディオデバイス113を介して入力される外部接続機器130からの入力曲の録音、再生を開始・停止する。録音時はオーディオデバイス113から録音データを受け取り、これを録音データ管理部115に出力し、録音データ管理部115は、入力曲を録音データファイル122としてデータ記憶部120に格納する。再生時は録音データ管理部115から再生データを受け取り、これをオーディオデバイス113に出力し、スピーカ131等の出力部を介して出力する。
オーディオデバイス113は、情報処理装置(PC)100のサウンドカードやUSBオーディオデバイスのハードウェア、およびこれらにアクセスするドライバなどのソフトウェアモジュール部分であり、例えばUSB接続された外部機器としてのプレーヤ等の外部接続機器130、スピーカ131などに対するオーディオ入出力データの処理、制御を行なう。
プロジェクト管理部114は、録音データ管理部115とともにコンテンツ記録、再生処理と、曲情報取得および格納処理シーケンスを規定したアプリケーションが取り扱うデータとしての「プロジェクト」を管理する。プロジェクトとは、データ記憶部120に記憶される以下のデータの集合を指す。
a.プロジェクトファイル121
b.録音データファイル122
c.曲リスト記憶部から取り出した、各曲のタイトル・アーティスト名・演奏時間などの情報(曲リスト123)
a.プロジェクトファイル121は、録音処理に応じて設定されるXMLデータであり、プロジェクト管理部114が、録音処理データに対応する属性情報としてXMLデータ形式によって生成するデータである。図3および以下にプロジェクトファイル121のデータ例を示す。
Figure 2005148775
プロジェクトファイル121を構成するXMLデータの各タグの説明を、図4および以下に示す。
(1)project
プロジェクト全体をあらわす。
name:プロジェクトの名前
channelnum:チャンネル数
samplingrate:サンプリング周波数
bitspersample:量子化ビット数
(2)playlist
メタデータ全体をあらわす。
(3)disclist
CD-R Burningなどで用いられる、ディスクメディアの一覧を表す。
(4)disc
CD-R Burningなどで用いられる、1枚のディスクメディアを表す。
start:開始曲番号
end:終了曲番号
(5)name
CD-Rのディスクにつけられるタイトルをあらわす。
(6)artist
CD-Rのディスクにつけられるアーティスト名をあらわす。
(7)tracklist
曲一覧をあらわす。
(8)track
ひとつの曲をあらわす。
start:Timeline Start Time
end:Timeline End Time
(9)song
録音データ全体をあらわす。
gain:出力音量レベル
(10)edittrack
マルチトラック録音におけるひとつのトラックを表す。
gain:出力音量レベル
(11)soundsegment
ひとつの楽曲に相当する録音データの切れ端(セグメント)をあらわす。
gain:出力音量レベル
(12)soundfile
録音データファイルをあらわす。
src:録音データファイルのファイル名
start:Timeline Start Time
end:Timeline End Time
mstart:Media Start Time
(13)trackboundary
曲分割点をあらわす。
time:分割点の時刻
上述の説明、および図3、図4に示すように、プロジェクトファイル121には、
録音データファイルへの参照情報
曲分割点の位置情報
各曲のタイトル、アーティスト名、演奏時間等の情報などが格納される。
録音データファイルへの参照情報、曲分割点の位置情報、演奏時間等の情報は、録音処理時に取得した情報に基づいて記述される。各曲のタイトル、アーティスト名などは、ハッシュ情報サービス提供サーバ172、またはTOC情報サービス提供サーバ171からの取得情報に基づいて記述される。これらのサーバからの情報取得処理の詳細については、後述する。
b.録音データファイル122は、録音された曲データを保存するファイル(WAVファイル)であり、録音処理時に録音データ管理部114によって生成され、また、再生の再には、録音データ管理部114によって読み取りが実行される。
曲リスト123は、録音された曲、例えばあるアルバムに含まれる曲一覧に関する情報を保持したファイルであり、録音処理に際して、録音データ管理部114によって生成される。
図5に曲リスト123のデータ例を示す。図5に示す曲リストは、アルバムレコードから録音処理を行い、その録音対象の音楽データに対応する曲リストであり、後述する、ハッシュ情報サービス提供サーバ172、またはTOC情報サービス提供サーバ171からの取得情報に基づいて情報を設定し、最終的に完成した曲リストの例である。
曲リストは、図5に示すように、各曲のハッシュ値(Hash)、曲No.(#)、タイトル名(Title)、アーティスト名(Artist)、アルバム名(Album)、演奏時間(Duration)の各項目から構成される。
図5に示す曲リストの設定項目中、ハッシュ値(Hash)、演奏時間(Duration)は、録音処理に並行して、録音データ管理部114が情報を取得して、設定する項目である。
ハッシュ値(Hash)は、録音データ管理部114が、予め規定されたハッシュ値計算アルゴリズムに従って、録音波形データに基づいて算出したハッシュ値である。
ハッシュ値計算アルゴリズムは、ハッシュ情報サービス提供サーバ172の提供するサービスに対応したアルゴリズムであり、このハッシュ値を、ハッシュ情報検索部116を介してハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信し、ハッシュ情報サービス提供サーバ172における登録ハッシュ値との照合処理が実行され、一致する登録ハッシュ値があった場合には、その登録ハッシュ値に対応する曲情報(タイトル名、アーティスト名、アルバム名など)を受領することができる。
なお、本発明の情報処理装置における曲情報(タイトル名、アーティスト名、アルバム名など)の取得処理は、ハッシュ情報サービス提供サーバ172と、TOC情報サービス提供サーバ171とを併用して行なう。この処理の詳細については、後述する。
図2に戻り、本発明の情報処理装置におけるブロックの説明を続ける。
録音データ管理部115は、プロジェクト管理部114とともにコンテンツ記録、再生処理と、曲情報取得および格納処理シーケンスの制御を行なう。例えば録音データファイル122の生成、読み取りを行う。また、曲リスト123の生成、読み取りを実行する。録音対象のデータは、プレーヤなどの外部接続機器130、オーディオデバイス113、録音再生制御部112を介して録音データ管理部115に入力され、録音データ管理部115を介して、データ記憶部120内の録音データファイル122として保存される。
曲間検出部116は、プレーヤなどの外部接続機器130、オーディオデバイス113、録音再生制御部112を介して録音データ管理部115に入力される音楽コンテンツ録音データを入力し、録音データの無音部分を検出し、演奏時間算出に必要な曲分割情報を取得して、録音データ管理部114に提供する。曲間検出部116では、例えば、録音データの信号レベルが一定値以下の状態が、一定時間以上続いた場合に、これを曲間として識別する。
曲間検出部116から曲分割情報を取得した録音データ管理部114は、曲分割情報に基づいて演奏時間算出処理を実行する。算出した演奏時間は、前述の曲リスト(図5参照)に記録され、後述するTOC情報サービス提供サーバ171からの曲情報取得処理に利用される。
第1情報検索部としてのハッシュ情報検索部117は、前述したハッシュ値、すなわち、録音される曲の波形データをもとに特定のアルゴリズムで算出されたハッシュ値を、ハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信して曲情報を取得する処理を実行する。
第2情報検索部としてのTOC情報検索部118は、録音される曲のTOC情報、すなわち、アルバムを構成する複数曲各々の曲長(演奏時間)情報をTOC情報サービス提供サーバ171に送信してアルバム対応の曲情報を取得する処理を実行する。
録音データ管理部114は、ハッシュ情報検索部117がハッシュ情報サービス提供サーバ172から取得する曲情報、または、TOC情報検索部118がTOC情報サービス提供サーバ171から取得する曲情報の少なくともいずれかの情報を利用して、前述の曲リスト(図5参照)を完成させる。
プロジェクト管理部113は、完成した曲リストに基づいてプロジェクトファイル121(図3参照)に必要なデータを記述して、プロジェクトファイル121を完成させる。
曲リスト123は、一時的なデータファイルであり、データ記憶部120には、最終的に、録音された曲のデータファイルである録音データファイル122(WAVファイル)と、録音データファイル122に対応する属性情報であるXML記述データとしてのプロジェクトファイル121が保存されることになる。
ハッシュ情報サービス提供サーバ172は、インターネット上などに存在する曲情報の検索サービスを提供するサーバである。曲の波形データをもとに計算したハッシュ値を検索キーとして曲情報を検索し、曲のタイトル・アルバム名・トラック番号・アーティスト名などの情報を提供する。ハッシュ情報とは曲の波形データを入力として、特定のハッシュ生成アルゴリズムを適用し算出したハッシュ値である。ハッシュアルゴリズムは、例えば一曲あたり数百バイト〜数千バイトのバイナリデータで表される。
TOC情報サービス提供サーバ171は、インターネット上などに存在するアルバム情報の検索サービスを提供するサーバである。アルバムCDなどのTOC情報を検索キーとしてアルバム情報を検索し、アルバムに含まれる各曲のタイトル・アーティスト名などの情報を取得することができる。
本発明の情報処理装置(PC)100は、録音データに対応してTOC情報またはハッシュ情報を生成し、生成した情報をTOC情報サービス提供サーバ171またはハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信して曲情報の取得処理を実行する。
TOC情報とは、基本的には、複数の曲を格納したアルバムCDに対応して設定され、CDに記録されている情報であり、収録曲、各曲の長さ(CDのフレーム数)をコード化したデータを含むものであり、非常に短いテキストデータで表現可能である。
TOC情報の具体例を以下に示す。
[150 29343 52049 73471 92322 98519 119236 135071 158318 175367]
上記TOC情報は、
1曲目のフレーム数:150
2曲目のフレーム数:29343
3曲目のフレーム数:52049
以下、
10曲目のフレーム数:175367
までの各曲のフレーム数が記録されたデータである。
フレーム数は、演奏時間に対応するデータである。アナログレコードが録音対象の場合においても、同一作品がCDとしてリリースされている場合があり、このような場合、曲数と各曲の長さが判明すれば、TOC情報サービスを使用してアルバムの曲情報を取得することができる。ただし、曲の分割点が正しく打てていない場合は、TOC情報サービスの認識率は低下する。
以下、本発明の情報処理装置において実行する録音処理データに対応する曲情報の取得処理シーケンスの複数の態様について、順次説明する。なお、以下に説明する録音処理および曲情報取得処理は、各フローチャートに示す処理シーケンスを記述したプログラムに従って情報処理装置のデータ処理部110(図2参照)において実行される処理である。
(1)録音処理対象がアルバムか否かを判定する処理を含む処理例
まず、録音処理対象がアルバムか否かを判定する処理を含む録音および曲情報取得処理例について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS101において、アナログレコード等、アナログ音源の再生曲を入力し、録音処理を実行する。録音処理により、図2に示す録音データファイル122が生成される。この録音処理に並行して、曲リスト123が生成される。曲リストは先に図5を参照して説明したように、各曲のハッシュ値(Hash)、曲No.(#)、タイトル名(Title)、アーティスト名(Artist)、アルバム名(Album)、演奏時間(Duration)など、曲に対応する属性情報を構成する各項目を有するが、録音処理実行時には、タイトル名(Title)、アーティスト名(Artist)、アルバム名(Album)などの曲情報は取得されておらず、図5に示す曲リストの設定項目中、ハッシュ値(Hash)、演奏時間(Duration)のみが、録音処理に並行して設定可能となる。
録音データ管理部114は、録音処理に並行して、これらの情報を取得して、曲リストに設定する。この処理によって、図7(a)に示す曲リストが設定される。
図7(a)に示すように、曲リストには、各曲のハッシュ値(Hash)、演奏時間(Duration)のみが記録される。これらの各値は、曲間検出部116が、予め定めた閾値以下の無音時間を曲間と判定し、曲間に挟まれたデータ部分を1つの曲として判定して、演奏時間(Duration)が算出され、演奏時間(Duration)内の波形データに基づいて、所定のハッシュ値算出アルゴリズムによって算出したハッシュ値を記録したものである。
しかし、曲間検出部116は、一定の無音時間を自動的に曲間と判定する処理を実行するため、例えば、レコードの表から裏に移行する際の処理時間や、レコード針を盤面に落としてから最初の曲が開始するまでの時間、あるいは最終曲の終了後の一定の無音時間などを曲間と判定してしまう場合がある。
図6に示すフローにおけるステップS102では、これらの不要なセグメントの削除を実行する。この不要セグメントの削除処理は、図7(a)に示す曲リストをディスプレイに提示して、ユーザが曲ではないと判断したものを削除する処理として実行可能である。あるいは、予め定めた所定の閾値時間以内の演奏時間(Duration)が設定されたエントリを録音データ管理部115が自動削除する処理として実行してもよい。
この不要セグメント削除によって、図7(a)に示す曲リストから、e1〜e6のエントリが不要セグメントと判定され、削除され、結果として、図7(b)に示す曲リストが生成される。
ステップS103では、録音された音楽データが、複数曲を格納したアルバムからのデータであるか否かを示すデータ音源種別を判定する。この判定処理は、録音処理を実行しているユーザ(オペレータ)がGUI111を介して入力した情報に基づいて実行するか、あるいは、情報処理装置の録音データ管理部115において、複数曲が連続して入力された場合、あるいは複数曲を含むデータファイルである場合などに、記録コンテンツをアルバムと判定する処理を行なってもよい。
記録コンテンツがアルバムであると判定(ステップS104:Yes)した場合は、ステップS105において、録音データ管理部115、またはTOC情報検索部118において曲リスト(図7(b)参照)に基づいて、TOC情報を生成し、TOC情報検索部118からTOC情報サービス提供サーバ171に送信する。
TOC情報は、曲リスト(図7(b)参照)に設定された演奏時間(Duration)データに基づいて生成される。曲リスト(図7(b)参照)に設定された演奏時間(Duration)は、各曲の演奏時間をn分m秒の時間データとして記述してある。
TOC情報サービス提供サーバ171に送信するTOC情報は、これらの演奏時間情報をシーケンシャルに並べた情報として設定される。TOC情報サービス提供サーバ171に送信するTOC情報は、各曲の演奏時間データ、あるいは各曲のフレーム数データである。フレーム数は、1秒あたりのフレーム数(例えば75フレーム/秒)に基づいて演奏時間(秒数)から算出することができる。
生成するTOC情報は、例えば、下記のデータ、
[150 29343 52049 73471 92322 98519 119236 135071 158318 175367]
である。TOC情報検索部118は、この生成TOC情報をTOC情報サービス提供サーバ171に送信する。
TOC情報サービス提供サーバ171は、受信したTOC情報に基づいて、サーバのデータベースに登録されたTOC情報との照合処理を実行し、一致する登録TOC情報に対応する曲情報(各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名など)を取得し、取得情報を情報処理装置100に応答送信する。
ステップS106において、情報処理装置は、TOC情報サービス提供サーバ171から曲情報を受信する。ステップS109において、TOC情報サービス提供サーバ171から受信した曲情報に基づいて曲リストを更新する。すなわち、TOC情報サービス提供サーバ171から受信した各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名などを曲リストに書き込む処理を行なう。この処理によって図5に示す完成された曲リストが生成される。
曲リストが完成すると、次に、ステップS110において、曲リストに基づいて、プロジェクトファイル121(図3参照)を生成する。プロジェクトファイルは、前述したように、
録音データファイルへの参照情報
曲分割点の位置情報
各曲のタイトル、アーティスト名、演奏時間等の情報、
などを格納したXMLデータであり、録音データファイルの属性情報データファイルとしてデータ記憶部120に格納されるデータである。
以上の処理により、図2に示す情報処理装置100のデータ記憶部120には、録音データファイル122とプロジェクトファイル121が格納されることになる。
ステップS104の判定処理において、音源がアルバムでないと判定された場合(ステップS104:No)は、TOC情報に基づく曲情報取得処理はできない。TOC情報は、アルバムに対応する複数曲の演奏時間データに基づくアルバム収録曲情報提供サービスであるからである。
この場合は、録音された曲毎のハッシュ値に基づくハッシュ情報サービスを利用して曲情報を曲単位で取得する。
ステップS107において、曲リスト(図7(b)参照)に設定された各曲のハッシュ値を取得し、ハッシュ情報検索部117を介して、取得したハッシュ値をハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信する。
ハッシュ情報サービス提供サーバ172は、受信したハッシュ値を検索キーとして曲情報を検索し、曲のタイトル・アルバム名・トラック番号・アーティスト名などの情報を取得して、情報処理装置に提供する。
ステップS108において、情報処理装置は、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から曲情報を受信する。ステップS109において、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から受信した曲情報に基づいて曲リストを更新する。すなわち、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から受信した各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名などを曲リストに書き込む処理を行なう。この処理によって図5に示す完成された曲リストが生成される。
曲リストが完成すると、次に、ステップS110において、曲リストに基づいて、プロジェクトファイル121(図3参照)を生成する。
以上の処理により、図2に示す情報処理装置100のデータ記憶部120には、録音データファイル122とプロジェクトファイル121が格納されることになる。
上述したように、本発明の情報処理装置では、録音対象の音源がアルバムである場合にはTOC情報を適用した曲情報取得処理を実行し、録音対象の音源がアルバムでない場合にはハッシュ情報を適用した曲情報取得処理を実行する構成としたので、音源の種類に関わらず、正確な曲情報の取得、プロジェクトファイルの生成が可能となる。
特に、本処理例では、音源がアルバムであるか否かを判別してTOC情報サービス、あるいはハッシュ情報サービスを選択する構成としたので、最適なサーバへの接続および情報取得が実現され、最小限のインターネット接続時間で曲情報を効率的に取得することが可能となる。
例えばCD音源をカセットテープに録音したものをPC記録の音源として適用した場合などには、各曲の曲間、演奏時間当の情報を比較的忠実に取得することが可能であり、本処理例は、このような音源の記録処理、曲情報取得などに適した処理である。
(2)TOC情報サービスの適用後にハッシュ情報サービスを適用
次に、図8に示すフローチャートを参照して、TOC情報サービスの適用後にハッシュ情報サービスを適用する処理シーケンスについて説明する。
ステップS201において、アナログレコード等、アナログ音源の再生曲を入力し、録音処理を実行する。録音処理により、図2に示す録音データファイル122が生成される。この録音処理に並行して、曲リスト123が生成される。生成される曲リストは、先に説明した図7(a)に示すように、各曲のハッシュ値(Hash)、演奏時間(Duration)のみが記録されたリストである。ステップS202において、曲リストから不要セグメント削除を実行し、図7(b)に示す曲リストが生成される。
ステップS203では、曲リスト(図7(b)参照)に基づいて、TOC情報を生成し、生成したTOC情報を、TOC情報検索部118を介してTOC情報サービス提供サーバ171に送信する。
TOC情報は、曲リスト(図7(b)参照)に設定された演奏時間(Duration)データに基づいて生成される。曲リスト(図7(b)参照)に設定された演奏時間(Duration)は、各曲の演奏時間をn分m秒の時間データとして記述してある。
TOC情報サービス提供サーバ171に送信するTOC情報は、これらの演奏時間情報をシーケンシャルに並べた情報として設定される。TOC情報サービス提供サーバ171に送信するTOC情報は、各曲の演奏時間データ、あるいは各曲のフレーム数データである。フレーム数は、1秒あたりのフレーム数(例えば75フレーム/秒)に基づいて演奏時間(秒数)から算出することができる。
生成するTOC情報は、例えば、下記のデータ、
[150 29343 52049 73471 92322 98519 119236 135071 158318 175367]
である。TOC情報検索部118は、この生成TOC情報をTOC情報サービス提供サーバ171に送信する。
TOC情報サービス提供サーバ171は、受信したTOC情報に基づいて、サーバのデータベースに登録されたTOC情報との照合処理を実行し、一致する登録TOC情報に対応する曲情報(各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名など)を取得し、取得情報を情報処理装置100に応答送信する。
ステップS204において、情報処理装置は、TOC情報サービス提供サーバ171から曲情報を受信する。ステップS205において、TOC情報サービス提供サーバ171から受信した曲情報に基づいて曲リストを更新する。すなわち、TOC情報サービス提供サーバ171から受信した各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名などを曲リストに書き込む処理を行なう。
ステップS206では、ステップS205の曲リスト更新によって、曲リストが完成したか、すなわち、全ての曲の曲情報が取得されたか否かを判定する。曲リストが完成した場合(ステップS206:Yes)は、ステップS210において、曲リストに基づいて、プロジェクトファイル(図3参照)を生成し、データ記憶部120に格納する。
ステップS206において、ステップS205の曲リスト更新によって、曲リストが完成していない、すなわち、曲情報が取得されていないデータが残っており、曲リストが未完成であると判定した場合(ステップS206:No)は、ステップS207に進み、未取得の曲情報をハッシュ情報サービスを利用して取得する。
ステップS207において、未完成の曲リストに設定された未取得の曲情報に対応するハッシュ値を取得し、ハッシュ情報検索部117を介してハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信する。
ハッシュ情報サービス提供サーバ172は、受信したハッシュ値を検索キーとして曲情報を検索し、曲のタイトル・アルバム名・トラック番号・アーティスト名などの情報を取得して、情報処理装置に提供する。
ステップS208において、情報処理装置は、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から曲情報を受信する。ステップS209において、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から受信した曲情報に基づいて、TOC情報サービスでは取得できなかった曲情報を曲リストに書き込み曲リストを更新する。この処理によって図5に示す完成された曲リストが生成される。
曲リストが完成すると、次に、ステップS210において、曲リストに基づいて、プロジェクトファイル121(図3参照)を生成する。
以上の処理により、図2に示す情報処理装置100のデータ記憶部120には、録音データファイル122とプロジェクトファイル121が格納されることになる。
本処理例は、まず、TOC情報に基づく曲情報取得処理を実行し、その後、補完的に未取得の曲情報をハッシュ情報サービスによって取得するものである。アナログレコードが音源である場合、楽曲の音の大小の影響により、曲分割処理が正確に実行されない場合が発生するが、このような場合、TOC情報サービスのみでは、すべての曲情報の取得に失敗する場合がある。このような場合に、本処理例のようにハッシュ情報サービスを補完的に利用することで、曲情報の取得成功率を高めることが可能となる。
(3)ハッシュ情報サービスを実行し、音源がアルバムか否かを判定し、判定結果に基づいてTOC情報サービスを適用
次に、第3の処理例として、まず、ハッシュ情報サービスを実行し、取得情報に基づいて、音源がアルバムか否かを判定して、判定結果に基づいてTOC情報サービスを適用する処理シーケンス例について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS301において、アナログレコード等、アナログ音源の再生曲を入力し、録音処理を実行する。録音処理により、図2に示す録音データファイル122が生成される。この録音処理に並行して、曲リスト123が生成される。生成される曲リストは、先に説明した図7(a)に示すように、各曲のハッシュ値(Hash)、演奏時間(Duration)のみが記録されたリストである。ステップS302において、曲リストから不要セグメント削除を実行し、図7(b)に示す曲リストが生成される。
ステップS303では、曲リスト(図7(b)参照)に設定された各曲のハッシュ値を取得し、ハッシュ情報検索部117を介して、取得したハッシュ値をハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信する。
ハッシュ情報サービス提供サーバ172は、受信したハッシュ値を検索キーとして曲情報を検索し、曲のタイトル・アルバム名・トラック番号・アーティスト名などの情報を取得して、情報処理装置に提供する。
ステップS304において、情報処理装置は、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から曲情報を受信する。ステップS305において、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から受信した曲情報に基づいて曲リストを更新する。すなわち、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から受信した各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名などを曲リストに書き込む処理を行なう。
ステップS306では、ステップS305の曲リスト更新によって、曲リストが完成したか、すなわち、全ての曲の曲情報が取得されたか否かを判定する。曲リストが完成した場合(ステップS306:Yes)は、ステップS313において、曲リストに基づいて、プロジェクトファイル(図3参照)を生成し、データ記憶部120に格納する。
ステップS306において、曲リストが完成していない、すなわち、曲情報が取得されていないデータが残っており、曲リストが未完成であると判定した場合(ステップS306:No)は、ステップS307に進み、取得済みの曲情報に基づいて音源が同一アルバムの収録曲であるか否かを判定する。
例えば、ハッシュ情報サービスの適用によって、図10に示すように曲リストが更新されたとする。
図10に示す曲リストは、曲No.1〜6と8〜9の曲情報がハッシュ情報サービスによって、ハッシュ情報サービス提供サーバ172から取得されており、曲No.7の曲情報301のみが取得できなかった例を示している。
このような場合、取得済みの曲情報に含まれるアルバム名情報が全て同一アルバムであるか否かを判定する。図10に示す例の場合、曲No.1〜6と8〜9の曲情報として取得されたアルバム名は、全て「Hotel California」である。
ステップS307において、取得済みの曲情報が、全て同一アルバムであると判定した場合は、ステップS308に進み、TOC情報に基づく曲情報取得処理を実行する。取得済みの曲情報が、全て同一アルバムであると判定されなかった場合は、TOC情報に基づく情報取得処理を実行しても情報取得に成功する確率が小さいと判断し、ステップS313に進み、ハッシュ情報によって取得した情報のみでプロジェクトファイルを生成し、格納して処理を終了する。
ステップS307において、取得済みの曲情報が、全て同一アルバムであると判定した場合は、TOC情報に基づく曲情報取得処理によって、未取得の曲情報が取得される確率が高いと判断されるので、ステップS308に進み、曲リスト(図7(b)参照)に基づいて、TOC情報を生成し、生成したTOC情報を、TOC情報検索部118を介してTOC情報サービス提供サーバ171に送信する。
生成するTOC情報は、例えば、下記のデータ、
[150 29343 52049 73471 92322 98519 119236 135071 158318 175367]
である。TOC情報検索部118は、この生成TOC情報をTOC情報サービス提供サーバ171に送信する。
TOC情報サービス提供サーバ171は、受信したTOC情報に基づいて、サーバのデータベースに登録されたTOC情報との照合処理を実行し、一致する登録TOC情報に対応する曲情報(各曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名など)を取得し、取得情報を情報処理装置100に応答送信する。
TOC情報サービス提供サーバ171が送信する曲情報例を図11に示す。図11には、アルバム「Hotel California」に収録された曲の曲情報がリストとして設定されており、曲No.7の曲情報302も含まれている。
ステップS309において、情報処理装置は、TOC情報サービス提供サーバ171から、曲情報を受信する。ステップS310において、TOC情報サービス提供サーバ171から曲情報の受信に成功した、すなわち、例えば図11に示す情報が取得できた場合は、ステップS311において、取得した情報に基づいて曲リスト更新を実行する。
さらに、ステップS312において、ハッシュ情報をハッシュ情報サービス提供サーバ172に送信し、登録処理を行なう。この登録処理によって、録音された音源データに基づくハッシュ値がハッシュ情報サービス提供サーバ172のデータベースにおける登録ハッシュ値として設定される。
ハッシュ情報のみで取得できなかった曲情報がTOC情報サービスによって取得された場合、図12に示すように、図1に示すハッシュ情報のみで取得できなかった曲情報のエントリ(No.7)がTOC情報サービスによって取得された曲情報303によって補完され、曲リストが完成する。
ステップS313において、ステップS311において更新し、完成した曲リストに基づいて、プロジェクトファイル121(図3参照)を生成し、データ記憶部120に格納する。
ステップS310において、TOC情報サービス提供サーバ171から曲情報の受信に成功しなかったと判定した場合は、ステップS313において、ハッシュ情報によって取得した情報のみでプロジェクトファイルを生成し、格納して処理を終了する。
本処理例は、まず、ハッシュ情報サービスによって、曲毎の曲情報を取得し、取得情報に基づいて、音源がアルバムか否かを判定して、判定結果に基づいてTOC情報サービスを適用してハッシュ情報サービスによって取得できなかった曲情報を取得するシーケンスである。
音源がアナログレコードの場合、ノイズなどの影響により、正しいハッシュ値と異なるハッシュ値が算出される場合があり、ハッシュ情報サービスのみでは全ての曲情報が取得できない場合がある。このような場合に、本処理例の如く、TOC情報サービスを補完的に利用することで、全ての曲情報の取得可能性を高めることができる。また、ハッシュ値の登録処理を併せて実行することで、ハッシュ情報サービス提供サーバのデータベースの更新が可能であり、この更新処理によってハッシュ情報サービスの認識率を向上させることが可能となる。
次に、上述した処理を実行する情報処理装置のハードウェア構成例について、図13を参照して説明する。
CPU(Central Processing Unit)501は、OS(Operating System)、コンテンツ記録再生処理、TOC情報、ハッシュ情報に基づく曲情報取得処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムに従った処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)502は、CPU501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)503は、CPU501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス504により相互に接続されている。
ホストバス504は、ブリッジ505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス506に接続されている。
キーボード508は、CPU501に各種の指令を入力するとき、ユーザにより操作される。ポインティングデバイス509は、ディスプレイ510の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ510は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disk Drive)511は、ハードディスクを駆動し、CPU501によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。
ドライブ512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体521に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース507、外部バス506、ブリッジ505、およびホストバス504を介して接続されているRAM503に供給する。
接続ポート514は、例えばプレーヤ等の外部接続機器522を接続するポートであり、USB,IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート514は、インタフェース507、および外部バス506、ブリッジ505、ホストバス504等を介してCPU501等に接続されている。
通信部515は、ネットワークに接続され、CPU501、またはHDD511等から供給されたデータ、例えば、曲情報取得に適用するTOC情報やハッシュ情報を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワークを介して、TOC情報サービス提供サーバまたはハッシュ情報サービス提供サーバに対して送信するとともに、ネットワークを介して、これらのサーバから受信したパケットに格納されているデータ、例えば、曲情報をCPU501、RAM503、またはHDD511に出力する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、記録コンテンツに対応する属性情報取得処理において、記録対象の曲データに基づくハッシュ値送信によるハッシュ情報サービス提供サーバからの曲情報取得処理と、曲データに対応するTOC(Table of Contents)情報送信によるTOC情報サービス提供サーバからの曲情報取得処理との2つの異なる態様の曲情報取得処理を、選択的に適用して曲情報の取得を実行する構成としたので、情報取得の成功率が高まり、より正確な曲情報取得が可能となる。また、ハッシュ情報検索部、またはTOC情報検索部のいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行し、未取得曲情報があると判定した場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行する構成としたので、一方の検索処理によって取得できなかった情報を他方の検索部による検索によって補完することが可能となり、より完全な情報取得が可能となる。従って、本発明は、レコードやテープなどの媒体など曲情報の不明なデータの記録コンテンツに対応する曲情報取得処理を実行するアプリケーションや、PCなどの情報処理装置において適用することで効率的で正確な曲情報取得を実現することが可能となる。
本発明の情報処理装置において実行する録音および曲情報取得処理の概要について説明する図である。 データ記録処理および曲情報取得処理を実行する情報処理装置(PC)のブロック図である。 プロジェクトファイルのデータ例を示す図である。 プロジェクトファイルを構成するXMLデータの各タグの説明を示す図である。 曲リストのデータ例を示す図である。 録音処理対象がアルバムか否かを判定する処理を含む録音および曲情報取得処理シーケンスを説明するフローチャートである。 録音処理時に生成する曲リストと、不要セグメントの削除によって生成する曲リストの例を示す図である。 TOC情報サービスの適用後にハッシュ情報サービスを適用する録音および曲情報取得処理シーケンスを説明するフローチャートである。 ハッシュ情報サービスを実行し、音源がアルバムか否かを判定し、判定結果に基づいてTOC情報サービスを適用する録音および曲情報取得処理シーケンスを説明するフローチャートである。 ハッシュ情報サービスの適用によって生成した未完成の曲リストの例を示す図である。 TOC情報サービス提供サーバが送信する曲情報例を示す図である。 TOC情報サービス提供サーバが送信する曲情報に基づいて補完した曲リストの例を示す図である。 本発明の情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
符号の説明
100 情報処理装置
130 プレーヤ
150 記録媒体
171 TOC情報サービス提供サーバ
172 ハッシュ情報サービス提供サーバ
110 データ処理部
111 GUI
112 録音再生制御部
113 オーディオデバイス
114 プロジェクト管理部
115 録音データ管理部
116 曲間検出部
117 ハッシュ情報検索部
118 TOC情報検索部
120 データ記憶部
121 プロジェクトファイル
122 録音データファイル
123 曲リスト
130 外部接続機器
131 スピーカ
501 CPU(Central processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器

Claims (21)

  1. 記録コンテンツに対応する属性情報取得処理を実行する情報処理装置であり、
    記録対象の曲データに基づく演算により算出する曲データ演算結果情報を送信し、第1の属性情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行する第1情報検索部と、
    記録対象の曲データに対応する曲長情報の送信を行い、第2の属性情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行する第2情報検索部と、
    前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部の少なくともいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理制御を行なうデータ処理部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1情報検索部は、
    記録対象の曲データに基づいて算出するハッシュ値の送信を行い、ハッシュ情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行するハッシュ情報検索部であり、
    前記第2情報検索部は、
    記録対象の曲データに対応するTOC(Table of Contents)情報の送信を行い、TOC情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行するTOC情報検索部であり、
    前記データ処理部は、
    前記ハッシュ情報検索部、または前記TOC情報検索部の少なくともいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ処理部は、
    前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部のいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行し、未取得の曲情報がある場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行する制御を行う構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記データ処理部は、
    前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得された曲情報が不完全であり、かつ取得された曲情報に含まれるアルバム名情報が全て一致する場合に、前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理を実行する制御を行う構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理に成功したことを条件として、前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得されなかった曲情報に対応する曲データ演算結果情報を前記第1の属性情報サービス提供サーバに登録する処理を実行する構成を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記データ処理部は、
    記録対象の曲データが複数曲である場合は、アルバム構成曲と判定し、前記第2情報検索部を選択適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理を実行し、
    記録対象の曲データが複数曲でない場合は、アルバム構成曲でないと判定し、前記第1情報検索部を選択適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理を実行する制御を行う構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記データ処理部は、
    記録対象データの無音データ検出処理に基づいて生成される曲間情報に基づいて、演奏時間情報を設定した曲リストを生成し、予め設定した閾値時間以内の演奏時間情報を持つエントリを削除した更新曲リストの生成処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記データ処理部は、
    記録対象データの波形データに基づいて算出する曲データ演算結果情報としてのハッシュ値を記録曲毎に設定した曲リストの生成処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置は、さらに、
    前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部の少なくともいずれかから取得した曲情報に基づいて生成した曲リストに基づいて、記録コンテンツに対応する属性情報データとしてのプロジェクトファイルの生成処理を実行するプロジェクト管理部を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロジェクト管理部は、前記プロジェクトファイルを、少なくとも記録コンテンツ格納ファイルの参照情報および前記曲情報を格納したXMLデータとして生成する構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 記録コンテンツに対応する属性情報取得処理を実行する情報処理方法であり、
    記録対象の曲データに基づいて算出する曲データ演算結果情報の送信を行い、第1の属性情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行する第1情報検索部と、記録対象の曲データに対応する曲長情報の送信を行い、第2の属性情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行する第2情報検索部との2つの検索部のいずれか一方を処理実行検索部として選択する検索部選択ステップと、
    前記検索部選択ステップにおいて選択した検索部を適用した曲情報取得処理を行なう曲情報検索実行ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  12. 前記第1情報検索部は、記録対象の曲データに基づいて算出するハッシュ値の送信を行い、ハッシュ情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行するハッシュ情報検索部であり、
    前記第2情報検索部は、記録対象の曲データに対応するTOC(Table of Contents)情報の送信を行い、TOC情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行するTOC情報検索部であり、
    前記検索部選択ステップは、
    前記ハッシュ情報検索部と、前記TOC情報検索部との2つの検索部のいずれか一方を処理実行検索部として選択するステップ、
    であることを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部のいずれか一方を選択的に適用した曲情報取得処理によって未取得の曲情報があるか否かの判定を実行する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、未取得曲情報があると判定した場合に、他方の検索部を適用した曲情報取得処理を実行するステップ、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  14. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得された曲情報が不完全であり、かつ取得された曲情報に含まれるアルバム名情報が全て一致する場合に、前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理を実行するステップ、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  15. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記第2情報検索部を適用した曲長情報に基づく曲情報取得処理に成功したことを条件として、前記第1情報検索部を適用した曲データ演算結果情報に基づく曲情報取得処理によって取得されなかった曲情報に対応する曲データ演算結果情報を前記第1の属性情報サービス提供サーバに登録する処理を実行するステップ、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  16. 前記検索部選択ステップは、
    記録対象の曲データが複数曲である場合は、アルバム構成曲と判定し、前記第2情報検索部を処理実行検索部として選択し、
    記録対象の曲データが複数曲でない場合は、アルバム構成曲でないと判定し、前記第1情報検索部を処理実行検索部として選択するステップ、
    であることを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  17. 前記情報処理方法は、さらに、
    記録対象データの無音データ検出処理に基づいて生成される曲間情報に基づいて、演奏時間情報を設定した曲リストを生成するステップと、
    予め設定した閾値時間以内の演奏時間情報を持つエントリを削除した更新曲リストの生成処理を実行するステップと、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  18. 前記情報処理方法は、さらに、
    記録対象データの波形データに基づいて算出する曲データ演算結果情報としてのハッシュ値を記録曲毎に設定した曲リストの生成処理を実行するステップ、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  19. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記第1情報検索部、または前記第2情報検索部の少なくともいずれかから取得した曲情報に基づいて生成した曲リストに基づいて、記録コンテンツに対応する属性情報データとしてのプロジェクトファイルの生成処理を実行するステップ、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  20. 前記プロジェクトファイルは、少なくとも記録コンテンツ格納ファイルの参照情報および前記曲情報を格納したXMLデータとして生成することを特徴とする請求項19に記載の情報処理方法。
  21. 記録コンテンツに対応する属性情報取得処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    記録対象の曲データに基づいて算出する曲データ演算結果情報の送信を行い、第1の属性情報サービス提供サーバから曲対応の属性情報である曲情報の取得処理を実行する第1情報検索部と、記録対象の曲データに対応する曲長情報の送信を行い、第2の属性情報サービス提供サーバからの曲情報の取得処理を実行する第2情報検索部との2つの検索部のいずれか一方を処理実行検索部として選択する検索部選択ステップと、
    前記検索部選択ステップにおいて選択した検索部を適用した曲情報取得処理を行なう曲情報検索実行ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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