JP2005148201A - Hood for lens - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スチルカメラ又はビデオカメラなどの撮影レンズ鏡筒に装着されるレンズ用フードに関するものである。 The present invention relates to a lens hood attached to a photographing lens barrel such as a still camera or a video camera.
従来、この種のレンズ用フードは、例えば、３００ｍｍ以上の超望遠レンズ用に、フードの軽量化と強度アップを目的として、連続繊維強化樹脂を用いたものが製造されており、その構造は、連続繊維強化樹脂で成形したフード本体に、機械加工で作製した金属コマ部品を、ねじ止めする方法が主流となっている。 Conventionally, this type of lens hood has been manufactured using a continuous fiber reinforced resin for the purpose of reducing the weight of the hood and increasing the strength, for example, for a super telephoto lens of 300 mm or more. The mainstream method is to screw a metal piece made by machining on a hood body molded from continuous fiber reinforced resin.
従来のレンズ用フードは、両部品のねじ止めだけであるので、このフードをつけたまま超望遠レンズを落としたり、このフードを障害物にぶつけたりしたときの衝撃により、コマ部品の取り付け部が破損しやすいという問題があった。
このため、現行のフードは、その衝撃力緩和を目的とした樹脂製緩衝部材を、フード本体とコマ部品の取り付け部の間に配置している（例えば、特許文献１）。
また、同じ目的で、フード本体に、樹脂製のコマ部品をインサート成形する方法なども知られている。
Since the conventional lens hood is only screwed on both parts, the top of the top part is attached by the impact of dropping the super-telephoto lens with this hood attached or hitting this hood against an obstacle. There was a problem of being easily damaged.
For this reason, in the current hood, a resin cushioning member for reducing the impact force is disposed between the hood main body and the mounting part of the top part (for example, Patent Document 1).
For the same purpose, a method of insert-molding a resin piece on the hood body is also known.
しかし、これらの製造方法で作製したフードでも、コマ部品への衝撃力集中により、そのコマ部品の根元が破損するという問題が発生していた。
本発明の課題は、連続繊維強化樹脂製フードの取り付け部の強度を大幅に向上させることができるレンズ用フードを提供することである。 The subject of this invention is providing the lens hood which can improve the intensity | strength of the attaching part of the continuous fiber reinforced resin hood significantly.
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項１の発明は、撮影レンズ鏡筒（３０）の先端側外周部に形成された受け部（３１）に取り付けられるレンズ用フード（１０）において、連続繊維強化樹脂により成形されたフード本体（１１）と、前記フード本体の基部側内周部に設けられ、前記撮影レンズ鏡筒の受け部に係合する取り付け部（１２）とを備え、前記取り付け部は、樹脂材料により、多段形状（１３、１４）に形成されたこと、を特徴とするレンズ用フードである。
The present invention solves the above problems by the following means. In addition, in order to make an understanding easy, although the code | symbol corresponding to embodiment of this invention is attached | subjected and demonstrated, it is not limited to this.
The invention of claim 1 is a hood body (10) formed of continuous fiber reinforced resin in a lens hood (10) attached to a receiving portion (31) formed on the outer peripheral portion on the front end side of the taking lens barrel (30). 11) and a mounting portion (12) that is provided on the base side inner peripheral portion of the hood body and engages with the receiving portion of the photographing lens barrel. 13, 14), and a lens hood.
請求項２の発明は、請求項１に記載のレンズ用フードにおいて、前記取り付け部（１２）は、前記受け部に係合する係合部（１２）と、前記係合部の近傍に配置され、前記受け部周辺部に当接する座面（１３）とを備えることを特徴とするレンズ用フードである。 According to a second aspect of the present invention, in the lens hood according to the first aspect, the attachment portion (12) is disposed in the vicinity of the engagement portion (12) engaged with the receiving portion and the engagement portion. A lens hood comprising a seating surface (13) in contact with a peripheral portion of the receiving portion.
本発明によれば、取り付け部を多段形状としたので、フード本体の取り付け部とレンズ鏡筒側の取り付け（接触）面積を増やした構造となり、取り付け部が衝撃を受けた際の面圧を小さくすることによって、耐衝撃性に対する取り付け部の強度の大幅な向上を実現することができる。 According to the present invention, since the attachment portion has a multi-stage shape, the attachment (contact) area on the attachment portion of the hood main body and the lens barrel side is increased, and the surface pressure when the attachment portion receives an impact is reduced. By doing so, it is possible to achieve a significant improvement in the strength of the mounting portion against impact resistance.
本発明は、取り付け部の強度を大幅に向上させるという目的を、取り付け部を樹脂製の多段形状とすることによって実現した。 The present invention achieves the purpose of significantly improving the strength of the attachment portion by making the attachment portion a multistage shape made of resin.
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図１は、本発明によるレンズ用フードの実施例１を示す概略図、図２は、実施例１によるレンズフードをレンズ鏡筒に取り付けたときの取り付け部の位置関係を示す概略断面図、図３は、図２のIII−III断面図である。
実施例１のレンズ用フード１０は、撮影レンズ鏡筒３０の先端側外周部に形成された受け部３１に取り付けられるフードであり、フード本体１１と、固定取り付け部１２と、可動取り付け部２０等とを備えている。
撮影レンズ鏡筒３０は、例えば、内径５０ｍｍ以上３００ｍｍ以下、又は、焦点距離３００ｍｍ以上の大口径レンズである。
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to the drawings and the like.
FIG. 1 is a schematic diagram showing Example 1 of a lens hood according to the present invention, and FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing the positional relationship of attachment parts when the lens hood according to Example 1 is attached to a lens barrel. 3 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG.
The
The taking
フード本体１１は、連続繊維強化樹脂により成形されている。本実施例では、連続繊維強化樹脂として、炭素を補強繊維とする炭素繊維強化樹脂を使用しているが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガラス繊維その他の色々な種類の連続繊維が使用可能である。
The
固定取り付け部１２は、フード本体１１の基部側端部に設けられ、撮影レンズ鏡筒３０の受け部３１に係合する部分である。実施例１では、固定取り付け部１２は、樹脂材料により形成されている。ここでは、固定取り付け部１２は、ポリカーボネートで成形しているが、成形用樹脂としては、これに限らずいずれの樹脂でもよい。
The
また、実施例１では、固定取り付け部１２の内周部は、上記樹脂材料により、多段形状に形成されているコマ部品である。具体的には、固定取り付け部１２は、受け部３１に係合する係合部１３と、係合部１３の近傍に配置され、受け部周辺部に当接する座面１４と、フード本体１１に接着する等の方法で固定される固定部１５とを備えている。この実施例１では、固定取り付け部１２は、図３に示すように、フード本体１１の基部側に４個設けられている。
Moreover, in Example 1, the inner peripheral part of the
可動取り付け部２０は、図２に示すように、レンズ鏡筒３０に、レンズ用フード１０を締め付け固定する部材であり、可動突起部２１と、回転操作部２２と、支持部２３と、貫通孔２４等を備えている。部品２１〜２３は、フード本体１１にねじ等で取り付けられている。
可動突起部２１は、回転操作部２２を回転操作することにより、図２中の上下に移動可能である。なお、貫通孔２４は、可動突起部２１が上下するためのものである。
As shown in FIG. 2, the
The
本実施例によるレンズ用フード１０は、フード本体１１に固定されている固定取り付け部１２と、可動突起部２１が可動する可動取り付け部２０によって取り付けられる。
すなわち、この固定取り付け部１２によって、撮影レンズ鏡筒３０との位置を決めた後に、可動取り付け部２０の回転操作部２２を回し締めすることで、可動突起部２１が図２、図３中において、レンズ鏡筒３０側に降りてくる（矢印Ａ）。
すると、可動突起部２１が受け部３１に当接し、フード本体１１は、可動取り付け部２０付近が外側へ押され、矢印Ａと直交する水平位置では、矢印Ｂのように内側に変形する。このため、フード本体１１は、左右につぶれたような楕円形になり、固定取り付け部１２が矢印Ｃにように内側に移動して、撮影レンズ鏡筒３０の受け部３１と係合する。このようにして、可動突起部２１の締め付けにより、フード１０が撮影レンズ鏡筒３０に固定される。
The
That is, after determining the position of the
Then, the
このとき、固定取り付け部１２は、係合部１３が受け部３１に係合すると共に、係合部１３の近傍に配置された座面１４が、受け部１３の周辺部に当接するので、この取り付け部１２とレンズ鏡筒３０側の接触面積を増やした構造となる。このため、固定取り付け部１２が衝撃を受けた際の面圧を小さくすることができるので、耐衝撃性に対する固定取り付け部１２の強度が大幅に向上する。
At this time, since the
次に、実施例１のレンズ用フードの製造方法を説明する。
このフード本体１１は、断面円形のマンドレルと呼ばれる芯金（金型）を使用して成形した。フード本体１１の材質は、炭素繊維のクロスを補強繊維としたプリプレグシート、及び、炭素繊維を一方向に揃えたプリプレグシートを併用した。
マンドレルには、パラフィン系のワックスをトルエン等で溶かした液状の離型剤を、刷毛で塗布し、乾燥させて離型剤層を形成した。そして、マンドレルの外周に炭素繊維のクロス、又は、一方向配向プリプレグシートを、周方向の繊維が１周以上連続した長さとなるように適宜数回巻いた。
次に、ポリエステル等の樹脂製テープをマンドレル外周に巻きつけて、加熱硬化させ、加熱炉から出して徐冷後に、マンドレルを引き抜き、フード本体１１となるパイプを完成させた。
Next, a method for manufacturing the lens hood of Example 1 will be described.
The
On the mandrel, a liquid release agent prepared by dissolving paraffin wax with toluene or the like was applied with a brush and dried to form a release agent layer. Then, a carbon fiber cloth or a unidirectionally oriented prepreg sheet was wound on the outer periphery of the mandrel several times as appropriate so that the fiber in the circumferential direction was continuous for one or more rounds.
Next, a resin tape such as polyester was wound around the mandrel outer periphery, cured by heating, taken out from the heating furnace, slowly cooled, and then the mandrel was pulled out to complete the pipe serving as the
その後に、パイプを任意の長さに切断し、このフード本体１１に、図２に示す貫通孔２４を設け、パイプ外周には、外観性向上を目的とした塗装、内周には、内面反射を防ぐための静電植毛を施し、コマ部品（固定取り付け部１２、可動取り付け部２０）を図１のように接着し、レンズ用フード１０を完成させた。
After that, the pipe is cut to an arbitrary length, and the through
なお、本実施例にて、レンズフードに撮影レンズとカメラを取り付けた状態で下記の落下衝撃試験を実施して比較したところ、以下の結果を得ることができた。
本実施例（多段形状の固定取り付け部１２） ：６０Ｇ×５０回にて異常なし。
従来例（金属コマ部品＋樹脂ワッシャ品） ：６０Ｇ×５０回にてコマ取り付け部破損。
本実施例は、従来の金属コマ部品以上のコマ強度を有するレンズ用フード１０を提供することが可能となった。
In this example, when the following drop impact test was carried out with the photographic lens and camera attached to the lens hood and compared, the following results could be obtained.
Example (multistage fixed mounting portion 12): No abnormality at 60G × 50 times.
Conventional example (metal top part + resin washer): Damage to the top mounting part at 60G x 50 times.
In this embodiment, it is possible to provide the
以上詳しく説明したように、本実施例に示したレンズ用フード１０は、固定取り付け部１２を多段形状とすることで、撮影レンズ鏡筒に取り付けたときの接触面積を大きくすることができる。しかも、この固定取り付け部１２は、樹脂製であるために、取り付け時の締め付け力によって変形するので、取り付け部分の寸法（クリアランス）ばらつきにも対応可能となっている。
As described in detail above, the
図４は、本発明によるレンズ用フードの実施例２を示す概略図である。
なお、前述した実施例１と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
実施例２のレンズ用フード１０Ｂでは、固定取り付け部１２Ｂは、フード本体１１Ｂの貫通孔１１ｂを通して一体成形した固定部１５Ｂで固定してあるので、より強固に固定することができる。
FIG. 4 is a schematic view showing Example 2 of the lens hood according to the present invention.
In addition, the part which fulfill | performs the same function as Example 1 mentioned above attaches | subjects the same code | symbol or the code | symbol unified at the end, and abbreviate | omits duplication description and drawing suitably.
In the
図５は、本発明によるレンズ用フードの実施例３を示す概略図である。
実施例３のレンズ用フード１０Ｃは、バヨネット形式の受け部３１Ｃを備えた撮影レンズ鏡筒３０Ｃ用に変更したものであり、図５（Ａ）に示すように、固定取り付け部１２Ｃは、雌バヨネットの爪部のように、フード本体１１の基部側内周部に３個設けられている。固定取り付け部１２Ｃは、図５（Ｂ）に示すように、断面形状が実施例１と略同一である。
このように、実施例３のレンズ用フード１０Ｃは、バヨネット形式の受け部３１Ｃを備えた撮影レンズ鏡筒３０Ｃであっても、同様に適用できる。
FIG. 5 is a schematic view showing Example 3 of the lens hood according to the present invention.
The
As described above, the
（変形例）
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、実施例１では、固定取り付け部１２は、周方向に連続した形態であってもよい。
(Modification)
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various modifications and changes are possible, and these are also within the equivalent scope of the present invention. For example, in the first embodiment, the fixed
１０：レンズフード
１１：フード本体
１２：固定取り付け部（樹脂成形品）
２０：可動取り付け部
２１：可動突起部
２２：回転操作部
２３：支持部
２４：貫通孔
３０：レンズ鏡筒
３２：受け部
10: Lens hood 11: Hood body 12: Fixed mounting part (resin molded product)
20: Movable attachment part 21: Movable projection part 22: Rotation operation part 23: Support part 24: Through-hole 30: Lens barrel 32: Receiving part
Claims (2)
連続繊維強化樹脂により成形されたフード本体と、
前記フード本体の基部側内周部に設けられ、前記撮影レンズ鏡筒の受け部に係合する取り付け部とを備え、
前記取り付け部は、樹脂材料により、多段形状に形成されたこと、
を特徴とするレンズ用フード。 In the lens hood attached to the receiving portion formed on the outer peripheral portion on the front end side of the photographing lens barrel,
A hood body molded from continuous fiber reinforced resin;
Provided on the base side inner peripheral portion of the hood main body, and provided with an attachment portion engaged with a receiving portion of the photographing lens barrel;
The mounting portion is formed of a resin material in a multi-stage shape,
Lens hood characterized by
前記取り付け部は、
前記受け部に係合する係合部と、
前記係合部の近傍に配置され、前記受け部周辺部に当接する座面と
を備えることを特徴とするレンズ用フード。
The lens hood according to claim 1,
The mounting portion is
An engaging portion that engages with the receiving portion;
A lens hood comprising: a seating surface disposed in the vicinity of the engaging portion and abutting against the peripheral portion of the receiving portion.
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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|---|---|
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| Country | Link |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101250088B1 (en) | 2012-02-09 | 2013-04-03 | 김종열 | The camera lens hood of which the length adjustment is possible |
-
2003
- 2003-11-12 JP JP2003382322A patent/JP2005148201A/en active Pending
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| KR101250088B1 (en) | 2012-02-09 | 2013-04-03 | 김종열 | The camera lens hood of which the length adjustment is possible |
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