JP2005145138A - ワイパー制御システム - Google Patents

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【課題】ワイパーの磨耗を軽減し、ウォッシャ液を節約する。
【解決手段】ワイパー・ブレードWBの払拭範囲15を可変としてワイパー・ブレードWBを駆動制御する。入力装置で払拭範囲を指定入力し、この入力装置で指定入力された払拭範囲にステッピングモータの回転角度を制限して、ワイパーを駆動制御する。ワイパー・ブレードWBを、必要最低限の払拭範囲15のみ往復駆動させることが可能となる。したがって、無意味に広い範囲でワイパー・ブレードWBがウィンドゥガラスを払拭することがなくなり、ワイパー・ブレードWBの磨耗を軽減できる。また、払拭範囲15を限定できるので、必要とされるウォッシャ液を節約することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の所定のウインドガラスを払拭するワイパー制御システムに関するものである。
一般的な自動車のワイパー制御システムでは、フロントガラスに付着した雨水等を高速に拭き取る高速駆動モードと、比較的低速に拭き取る低速駆動モードと、一定時間の間隔をおいてワイパーが繰り返し動作する間歇駆動モードの他、ウォッシャ液の噴射とワイパーの駆動を復号化したウォッシャー・モードが用意されている。
このウォッシャー・モードでは、運転者が目視によりフロントガラスに付着した汚れを判断して、ワイパー用のスイッチ・バーの先端部を押し操作すると、ウォッシャ液の噴射後にワイパーが2〜3回動作する。
従来のワイパー制御システムでは、フロントガラスの汚れの範囲やその程度に拘わらず、図6のようにワイパー1a,1bが往復駆動してフロントガラス3を払拭する払拭範囲(ワイパー払拭範囲)2a,2bが均一に設定されていたため、そのワイパー払拭範囲2a,2bを運転者が調節することができなかった。したがって、フロントガラス3の一部分の僅かな範囲だけに汚れ4が付着しているときにも、ワイパー払拭範囲2a,2bの全域に亘ってワイパー1a,1bが往復駆動し、無駄な動作を繰り返すことになる。そうすると、無意味に広い範囲でワイパー1a,1bがフロントガラス3を払拭するため、ワイパー・ブレードの磨耗が必要以上に早まってしまう。
また、ワイパー払拭範囲2a,2bの全域にウォッシャ液が行き渡るようにウォッシャ液の量を増やす必要があるため、ウォッシャ液を無駄に消費することとなっていた。
そこで、本発明の課題は、ワイパーによる汚れの払拭機能を損なうことなく、ワイパーの磨耗を軽減するとともに、ウォッシャ液を節約し得るワイパー制御システムを提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車の所定のウインドガラスを払拭するワイパー制御システムであって、ワイパーの払拭範囲を可変として当該ワイパーを駆動制御するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイパー制御システムであって、前記払拭範囲を指定入力可能な入力装置と、前記入力装置で指定入力された前記払拭範囲に限定して前記ワイパーを駆動制御するワイパー制御装置とを備えるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のワイパー制御システムであって、前記入力装置が、前記ワイパーの往復範囲の中心位置と、当該ワイパーが往復する動作角度とを指定入力可能とされたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のワイパー制御システムであって、前記入力装置が、前記ワイパーの払拭可能な全領域を複数に分割した分割領域を表示する表示画面を有し、前記ワイパー制御装置が、前記入力装置の前記表示画面に表示された分割領域のうち、当該入力装置での指定入力により選択された分割領域を往復範囲としてワイパーを駆動制御するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載のワイパー制御システムであって、前記ワイパー制御装置が、前記入力装置で指定入力された前記払拭範囲に限定して、前記ワイパーを駆動するステッピングモータの回転角度を制限しながら当該ステッピングモータを駆動制御するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のワイパー制御システムであって、自動車が非走行である旨を認識したときに限り、前記払拭範囲を可変として前記ワイパーを駆動制御するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のワイパー制御システムであって、前記自動車が非走行である旨が、少なくとも車速センサーで検出された車速に基づいて認識されるものである。
請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載のワイパー制御システムであって、前記自動車が非走行である旨が、少なくともシフトレバーがパーキングポジションであることを以て認識されるものである。
請求項1に記載の発明のワイパー制御システムは、自動車の所定のウインドガラスを払拭するワイパー制御システムであって、ワイパーの払拭範囲を可変として当該ワイパーを駆動制御するので、ワイパーを、必要最低限の払拭範囲のみ往復駆動させることが可能となる。したがって、無意味に広い範囲でワイパーがウィンドゥガラスを払拭することがなくなり、ワイパーの磨耗を軽減できる。
また、払拭範囲を限定できるので、全域にウォッシャ液が行き渡ることが必要であった従来に比べて、ウォッシャ液を節約することが可能となる。
請求項2に記載の発明のワイパー制御システムは、払拭範囲を指定入力可能な入力装置を用いて、容易に払拭範囲を指定入力することが可能となる。
この場合、請求項3のように、ワイパーの往復範囲の中心位置と、当該ワイパーが往復する動作角度とを指定入力したり、あるいは、請求項4のように、ワイパーの払拭可能な全領域を複数に分割した分割領域を入力装置の表示画面に表示し、この表示された分割領域のうち、入力装置で選択された分割領域を往復範囲としてワイパーを駆動制御すればよいため、操作者が感覚的に容易にワイパーの払拭範囲を指定入力することができる。
請求項5に記載の発明のワイパー制御システムは、ワイパーを駆動するステッピングモータの回転角度を制限することで、入力装置で指定入力された払拭範囲に容易に限定しながらワイパーを駆動することができる。
請求項6に記載の発明のワイパー制御システムは、自動車が非走行である旨を認識したときに限り、払拭範囲を可変としてワイパーを駆動制御するので、車両走行中にワイパー払拭範囲を限定してワイパーを往復動作させることがなくなり、運転者の視界を局部的に妨げる事態を防止できる。
請求項7に記載の発明のワイパー制御システムは、自動車が非走行である旨が、少なくとも車速センサーで検出された車速に基づいて認識されるので、自動車が非走行である旨を確実に検出することができる。
請求項8に記載の発明のワイパー制御システムは、自動車が非走行である旨が、少なくともシフトレバーがパーキングポジションであることを以て認識されるので、車両走行中にワイパー払拭範囲を限定してワイパーを往復動作させることがなくなるだけでなく、例えば信号待ち等の発車直前の状態にも、ワイパー払拭範囲を限定してワイパーを往復動作させることがなくなり、咄嗟の発射時に運転者の視界を局部的に妨げる事態を防止できる。
{第1実施形態}
本発明の第1実施形態に係るワイパー制御システムは、自動車のフロントガラス等のウインドガラスを払拭するワイパーを駆動制御するものであって、例えばウォッシャー液をと出するウォッシャー・モードなどにおいて、ワイパーでウインドガラスの汚れを払拭する場合に、ワイパーの往復範囲が操作者の所定の操作に応じて可変とされるものである。
具体的に、図1はこのワイパー制御システムを示すブロック図である。このワイパー制御システムは、図1の如く、ワイパー11を駆動制御するワイパー制御装置12と、このワイパー制御装置12に対して図2のようにフロントガラス等のウィンドゥガラス13上でのワイパー11の往復動作の中心位置14及び往復範囲15を入力するための入力装置16とを備える。
この実施形態において制御対象となっているワイパー11は、ワイパー・ブレードWBと、このワイパー・ブレードWBを任意のワイパー払拭範囲で往復動作させる正逆回転可能なステッピングモータ(図示省略)とを備え、このステッピングモータがワイパー制御装置12からの駆動制御を受けてワイパー・ブレードWBをウィンドゥガラス13上で往復動作させるようになっている。
入力装置16は、ジョイスティック装置及び押し釦スイッチ等の種々の入力操作用の装置が適用され、ウォッシャー・モードにおいて、ワイパー・ブレードWBの往復動作の中心となる中心位置14を入力指定可能とされるとともに、この中心位置14を中心としたワイパー・ブレードWBの動作角度を往復範囲15として入力指定可能とされている。
ワイパー制御装置12は、ROM及びRAMが接続されたCPUと、このCPUでの制御に基づいてワイパー11のステッピングモータに駆動電圧を出力する出力回路とを有するものであり、ウォッシャー・モードにおいては、ROM等に予め格納された所定のソフトウェアプログラムに従って、ウォッシャ液装置11aにウォッシャ液の噴出動作を指示した後、入力装置16で指定入力された中心位置14にワイパー・ブレードWBを移動させるようワイパー11のステッピングモータを駆動制御するとともに、その中心位置14から、入力装置16で指定入力された往復範囲15でステッピングモータの回転角度を制限しながら駆動制御し、当該ワイパー・ブレードWBを往復動作させる。
ただし、車両走行中や交差点停車中等の運転中にウォッシャー・モードの操作指令がなされる場合に、上記のようにワイパー払拭範囲が限定されると、運転者の視界を局部的に妨げる怖れがあるため、図1の如く、ワイパー制御装置12は、車速センサーから与えられる車速の情報17と、シフトレバーがパーキングに位置しているか否かのシフトスイッチからの情報18とを収集し、かかる情報17,18に基づいて、自動車が非走行であるとき、具体的には停車中且つパーキングポジションであるときにのみ、ウォッシャー・モードの動作を許可し、即ちウォッシャ液装置11aとワイパー11のステッピングモータを上記のように駆動制御する。
上記構成のワイパー制御システムにおけるウォッシャー・モード時の動作を説明する。図1において、まず操作者19は、例えばジョイスティック等の入力装置16を操作入力して、ワイパー制御装置12をウォッシャー・モードに設定するとともに、図2に示すように、ワイパー11の往復動作の中心位置14を指定する。そうすると、入力装置16での操作入力内容がワイパー制御装置12に伝達される。
次に、ワイパー制御装置12は、車速センサーから与えられる車速の情報17と、シフトレバーがパーキングに位置しているか否かのシフトスイッチからの情報18とを収集し、かかる情報17,18に基づいて、自動車が停車中且つパーキングポジションであるか否かを判断する。この際、自動車が走行中であり、またはシフトレバーがパーキングポジションでない場合には、ワイパー制御装置12はウォッシャー・モードの動作を禁止し、即ちウォッシャ液装置11aとワイパー11のステッピングモータの駆動を禁止する。
一方、自動車が停車中であり、且つシフトレバーがパーキングポジションである場合(自動車が非走行である場合)には、ワイパー制御装置12はウォッシャー・モードの動作を許可して、ウォッシャ液装置11a及びワイパー11のステッピングモータを駆動制御する。即ち、ワイパー制御装置12は、ウォッシャ液装置11aにウォッシャ液の噴出動作を指示し、ウォッシャ液装置11aからウィンドゥガラス13上にウォッシャ液が噴出される。
次に、入力装置16から与えられた操作入力内容に基づいて、ステッピングモータに駆動電圧を出力し、この駆動電圧により、ステッピングモータがワイパー11のワイパー・ブレードWBを、ウィンドゥガラス13上で入力装置16により操作入力された中心位置14に移動させる。操作者19は、実際にウィンドゥガラス13上で移動したワイパー・ブレードWBの位置を視認し、その中心位置14が所望の位置であるかどうかを確認する。そして、ワイパー・ブレードWBの中心位置14を調整する必要がある場合は、さらにジョイスティック等の入力装置16を操作して、ワイパー・ブレードWBを所望の中心位置14に一致させるよう調整する。
続いて、操作者19は、押し釦スイッチ等の入力装置16を操作入力して、ワイパー・ブレードWBの往復動作の角度範囲を操作入力して、その往復範囲15を入力する。そうすると、入力装置16での操作入力内容がワイパー制御装置12に伝達される。
しかる後、操作者19は、図示省略したワイパー用のスイッチ・バーの先端部を押し操作するなどして、既にウィンドゥガラス13上に噴出されたウォッシャ液の払拭動作を開始するよう操作する。
そうすると、入力装置16で操作入力された操作入力内容に基づいて、ワイパー制御装置12がワイパー11のステッピングモータ(図示省略)を、その回転角度を制限するようにして駆動制御する。その結果、ワイパー11のワイパー・ブレードWBが、ウィンドゥガラス13上で入力装置16により操作入力された往復範囲15で往復動作する。操作者19は、実際にウィンドゥガラス13上で往復動作しているワイパー・ブレードWBを視認し、その往復範囲15が所望の範囲であるかどうかを確認する。そして、ワイパー・ブレードWBの往復範囲15を調整する必要がある場合は、さらに押し釦スイッチ等の入力装置16を操作して、ワイパー・ブレードWBを所望の往復範囲15に往復動作させるよう調整する。
このような限定範囲でのワイパー・ブレードWBの往復動作が終了した後、ワイパー制御装置12は、ウォッシャ液の液だれ防止のため、目標範囲を払拭後、ウィンドゥガラス13の全体の範囲に亘って一度だけワイパー・ブレードWBを往復動作させるようステッピングモータの回転角度を制限しながら当該ステッピングモータを駆動制御する。
以上のように、操作者19がワイパー・ブレードWBの往復の中心位置14と往復範囲15を容易に指定することで、ワイパー・ブレードWBを、必要最低限のワイパー払拭範囲のみ往復駆動させることが可能なので、無意味に広い範囲でワイパー・ブレードWBがウィンドゥガラス13を払拭することがなくなる。したがって、ワイパー・ブレードの磨耗を軽減できる。
また、ワイパー払拭範囲を限定できるので、全域にウォッシャ液が行き渡ることが必要であった従来に比べて、ウォッシャ液を節約することが可能となる。
また、ワイパー制御装置12が、車速センサーから与えられる車速の情報17と、シフトレバーがパーキングに位置しているか否かのシフトスイッチからの情報18とを収集し、かかる情報17,18に基づいて、自動車が自動車が非走行であるとき、具体的には停車中且つパーキングポジションであるときにのみ、ワイパー11のステッピングモータを駆動制御するので、車両走行中や交差点停車中にウォッシャー・モードの操作がなされても、ワイパー払拭範囲を限定してワイパー・ブレードWBを往復動作させることがなくなり、運転者の視界を局部的に妨げる事態を防止できる。
{第2実施形態}
図3は本発明の第2実施形態に係るワイパー制御システムを示すブロック図である。この実施の形態のワイパー制御システムは、自動車のウィンドゥガラス等のウインドガラスを払拭するワイパーを駆動制御するものであって、特にウォッシャー・モードにおいて、ワイパーの往復範囲が操作者の所定の操作に応じて可変とされる点で、上述の第1実施形態と同様であるが、図3の如く、ワイパー払拭範囲を入力するための入力装置としてタッチパネル21を適用し、このタッチパネル21に複数のワイパー払拭範囲を表示して、操作者22がタッチパネル21の表示画面(図4及び図5)を見ながらワイパー払拭範囲を選択する点で第1実施形態と異なっている。
具体的に、このワイパー制御システムは、上述の入力装置としてのタッチパネル21と、このタッチパネル21からの信号に基づいて、ワイパー23を駆動するための正逆回転可能なステッピングモータ24を制御するワイパー制御装置25とを備える。
タッチパネル21は、例えばドットマトリクス方式またはオブジェクト表示方式の液晶表示パネルを備え、この液晶表示パネルの表面に設置された板状透明パネルとしてのガラス板に超音波を発射してガラス板の中を伝わる表面弾性波の変化により、タッチ操作されたときの押し圧力を検出して座標を得る超音波表面弾性波方式等の一般的なものが適用される。
このタッチパネル21のウォッシャー・モード時における表示画面の例を図4及び図5に示す。この図4及び図5に示した例では、ワイパー23が払拭可能な全領域を、ワイパー23の往復範囲の選択子となる複数の分割領域27a〜27h,28a〜28hに分割した状態がウィンドゥガラスの枠29と共に重ねて絵表示されている。そして、このタッチパネル21は、ワイパー23の払拭可能な分割領域(選択子)27a〜27h,28a〜28hが絵表示されている状態で、操作者22によってタッチ操作されたときに得られた座標の情報を、ワイパー制御装置25に出力するようになっている。
ワイパー制御装置25は、ROM及びRAMが接続されたCPUと、このCPUでの制御に基づいてステッピングモータ24に駆動電圧を出力する出力回路とを有するものであり、ウォッシャー・モード時においては、ROM等に予め格納された所定のソフトウェアプログラムに従って、ウォッシャ液装置23aにウォッシャ液の噴出動作を指示した後、タッチパネル21でのタッチ操作により指定された分割領域27a〜27h,28a〜28hのみワイパー・ブレードが往復動作するようステッピングモータ24の回転角度を制限しながら当該ステッピングモータ24を駆動制御するものである。
具体的に、ワイパー制御装置25は、例えば図4の如く、タッチパネル21に表示されたいずれかの分割領域27dが一度目にタッチ操作されたときに、そのタッチ操作された座標をRAMに記憶するとともに、そのタッチ操作された座標を含む分割領域27dのみについて、反転表示や色付け等の所定の方式で強調表示する。続いて、いずれかの分割領域27a〜27h,28a〜28hが二度目にタッチ操作されたときに、例えば図5の如く、既に記憶された座標から新たに(つまり二度目に)タッチ操作された座標までの範囲を含む分割領域27d〜27gがワイパー払拭範囲として指定されたものと認識し、かかるワイパー払拭範囲に該当する分割領域27d〜27gを強調表示する。
尚、1回目にタッチ操作されたいずれかの分割領域、例えば図4に示した単一の分割領域27dが、そのまま2回目にタッチ操作された場合は、ワイパー制御装置25は、その単一の分割領域27dのみがワイパー払拭範囲として指定されたものとする。この場合、1回目のタッチ操作に反応した強調表示と、2回目のタッチ操作に反応した強調表示とで、タッチ操作された分割領域27a〜27h,28a〜28hの色を変えるなどすることで、ユーザーが何回目のタッチ操作を行ったか理解し易いようになっている。あるいは、1回目のタッチ操作のときと2回目のタッチ操作したときとで、異なった音を出力するようにし、この音を峻別することでユーザーが何回目のタッチ操作を行ったか理解し易いようにしてもよい。
また、1回目と2回目のタッチ操作がなされて、例えば図5のように既に分割領域27d〜27gがワイパー払拭範囲として指定されている状態で、3回目にいずれかの分割領域が指定されたときには、図5の如く既に指定された分割領域27d〜27gがキャンセルされ、3回目にタッチ操作された分割領域が1回目にタッチ操作された分割領域としてワイパー払拭範囲の指定を最初からやり直す。
この状態で、所定の位置に表示されている「OK」のアイコン30をタッチ操作すると、図5のように強調表示された分割領域27d〜27gがワイパー払拭範囲として認識される。そして、ワイパー制御装置25は、車速センサーから与えられる車速の情報31と、シフトレバーがパーキングに位置しているか否かのシフトスイッチからの情報32とを収集し、かかる情報31,32に基づいて、自動車が停車中であり、且つシフトレバーがパーキングポジションである場合に限り、ウォッシャ液装置23aにウォッシャ液の噴出動作を指示した後、指定されたワイパー払拭範囲に限りワイパー23が往復動作するようステッピングモータ24の回転角度を制限しながら当該ステッピングモータ24を駆動制御する。
上記構成のワイパー制御システムの動作を説明する。
まず、操作者22が例えばタッチパネル21等の入力装置を操作入力してワイパー制御装置25をウォッシャー・モードに設定すると、タッチパネル21には、図4に示すように、ワイパー23が払拭可能な全領域を複数の分割領域27a〜27h,28a〜28hに分割した状態がウィンドゥガラスの枠29と共に重ねて絵表示される。
そして、操作者22が、例えば図4の如く、タッチパネル21の表示画面中に表示されたいずれかの分割領域27dを一度目にタッチ操作する。そうすると、そのタッチ操作された座標がRAMに記憶されるとともに、そのタッチ操作された座標を含む分割領域27dがタッチパネル21の表示画面上で強調表示される。
次に、操作者22は、例えば図5の如く、2度目のタッチ操作として、いずれかの分割領域27gをタッチ操作する。そうすると、1回目にタッチ操作されてRAM内に記憶されている座標から、2回目のタッチ操作として新たにタッチ操作された座標までに相当する分割領域27d〜27gが、ワイパー制御装置25においてワイパー払拭範囲として指定されたものと認識される。かかるワイパー払拭範囲に該当する分割領域27d〜27gは、タッチパネル21の表示画面上で強調表示される。
尚、1回目にタッチ操作されたいずれかの分割領域、例えば図4に示した単一の分割領域27dが、そのまま2回目にタッチ操作された場合は、ワイパー制御装置25は、その単一の分割領域27dのみがワイパー払拭範囲として指定されたものと認識される。この場合、1回目のタッチ操作に反応した強調表示と、2回目のタッチ操作に反応した強調表示とで、タッチ操作された分割領域27a〜27h,28a〜28hの色を変えるなどすることで、ユーザーが何回目のタッチ操作を行ったか理解し易くなる。あるいは、1回目のタッチ操作のときと2回目のタッチ操作したときとで、異なった音を出力するようにし、この音を峻別することでユーザーが何回目のタッチ操作を行ったか理解し易いようにしてもよい。
また、1回目と2回目のタッチ操作がなされて、例えば図5のように既に分割領域27d〜27gがワイパー払拭範囲として指定されている状態で、3回目にいずれかの分割領域が指定されたときには、図5の如く既に指定された分割領域27d〜27gがキャンセルされ、3回目にタッチ操作された分割領域が1回目にタッチ操作された分割領域としてワイパー払拭範囲の指定を最初からやり直すことになる。
そして、図5のように分割領域27d〜27gがワイパー払拭範囲として指定された状態で、操作者22が「OK」のアイコン30をタッチ操作すると、ワイパー制御装置25は、車速センサーから与えられる車速の情報31と、シフトレバーがパーキングに位置しているか否かのシフトスイッチからの情報32とを収集し、かかる情報31,32に基づいて、自動車が停車中であり、且つシフトレバーがパーキングポジションである場合に限り、ウォッシャ液装置23aにウォッシャ液の噴出動作を指示した後、指定されたワイパー払拭範囲に限りワイパー23が往復動作するようステッピングモータ24の回転角度を制限しながら当該ステッピングモータ24を駆動制御する。
この実施形態でもワイパー払拭範囲を自由に設定できるため、第1実施形態と同様に、無意味に広い範囲でのワイパー払拭動作を行わずに済むので、ワイパー・ブレードの磨耗を軽減できるとともに、従来に比べて、ウォッシャ液を節約することが可能となる。
また、車速センサーから与えられる車速の情報31と、シフトレバーがパーキングに位置しているか否かのシフトスイッチからの情報32とに基づいて、自動車が停車中且つパーキングポジションであるときにのみ、自動車が非走行であると判断してワイパー23を駆動制御するので、ウォッシャー・モードの操作がなされても、車両走行中や交差点停車中にワイパー払拭範囲を限定してワイパー23を往復動作させることがなくなり、運転者の視界を局部的に妨げる事態を防止できる。
さらに、タッチパネル21の絵表示を視認しながらワイパー払拭範囲を指定することができるので、感覚的に操作の容易なワイパー制御システムを提供することができる。
尚、上記各実施形態では、ウォッシャー液を塗布するウォッシャー・モードが設定されたときに、ワイパーの払拭範囲を限定する例を説明したが、例えば、雨天での停車時において、ウォッシャー液を使用せずに窓についた雨水で局部的な汚れをワイパーで拭き取る場合に、そのワイパーの払拭範囲を調整可能としてもよい。この場合、ウォッシャー・モードが設定されているか否かに拘わらず、ワイパーの払拭範囲を調整できるようにすればよい。
本発明の第1実施形態に係るワイパー制御システムを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るワイパー制御システムにおけるワイパーの中心位置と往復範囲を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパー制御システムを示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパー制御システムのタッチパネルの表示画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパー制御システムのタッチパネルの表示画面を示す図である。 一般的なワイパーを示す模式図である。
符号の説明
11 ワイパー
11a ウォッシャ液装置
12 ワイパー制御装置
13 ウィンドゥガラス
14 中心位置
15 往復範囲
16 入力装置
17 車速の情報
18 パーキングに位置しているか否かの情報
19 操作者
1a,1b ワイパー
21 タッチパネル
22 操作者
23 ワイパー
23a ウォッシャ液装置
24 ステッピングモータ
24 当該ステッピングモータ
25 ワイパー制御装置
27a〜27h,28a〜28h 分割領域
29 フロントガラスの枠
30 アイコン
31 車速の情報
32 パーキングに位置しているか否かの情報
WB ワイパー・ブレード

Claims (8)

  1. 自動車の所定のウインドガラスを払拭するワイパー制御システムであって、
    ワイパーの払拭範囲を可変として当該ワイパーを駆動制御することを特徴とするワイパー制御システム。
  2. 請求項1に記載のワイパー制御システムであって、
    前記払拭範囲を指定入力可能な入力装置と、
    前記入力装置で指定入力された前記払拭範囲に限定して前記ワイパーを駆動制御するワイパー制御装置と
    を備えるワイパー制御システム。
  3. 請求項2に記載のワイパー制御システムであって、
    前記入力装置が、前記ワイパーの往復範囲の中心位置と、当該ワイパーが往復する動作角度とを指定入力可能とされた、ワイパー制御システム。
  4. 請求項2に記載のワイパー制御システムであって、
    前記入力装置が、前記ワイパーの払拭可能な全領域を複数に分割した分割領域を表示する表示画面を有し、
    前記ワイパー制御装置が、前記入力装置の前記表示画面に表示された分割領域のうち、当該入力装置での指定入力により選択された分割領域を往復範囲としてワイパーを駆動制御する、ワイパー制御システム。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載のワイパー制御システムであって、
    前記ワイパー制御装置が、前記入力装置で指定入力された前記払拭範囲に限定して、前記ワイパーを駆動するステッピングモータの回転角度を制限しながら当該ステッピングモータを駆動制御する、ワイパー制御システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のワイパー制御システムであって、
    自動車が非走行である旨を認識したときに限り、前記払拭範囲を可変として前記ワイパーを駆動制御する、ワイパー制御システム。
  7. 請求項6に記載のワイパー制御システムであって、
    前記自動車が非走行である旨が、少なくとも車速センサーで検出された車速に基づいて認識される、ワイパー制御システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載のワイパー制御システムであって、
    前記自動車が非走行である旨が、少なくともシフトレバーがパーキングポジションであることを以て認識される、ワイパー制御システム。
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