JP2005140314A - 適性締付トルク表示付座金 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来、座金はボルト、ナットの締付トルクを表示したり、締付忘れを表示する物が無かった。
故に、ボルト、ナットの締付不足、締付忘れによるボルト、ナットの緩みから、色々な脱落、停電、激突等数知れず災害が発生している。
【解決手段】 締付不足、締付忘れが有った時一目瞭然で、判断が出来る方法が本座金を使う事で解決出来る。
【選択図】図５

Description

この発明は、生産工場、建設現場、工場機械設備等、産業の有りとあらゆる物に使用されているボルト、ナット、と共にネジ締付部分において使用される、座金に関する物。

従来のボルト、ナット、座金は図１又は、図３ないし、図４の各図６に示す様に、薄板鋼鈑を丸、又は多角形に打抜いた物で作り、中心をボルト径に合せ丸形に打抜いた物で有り、現在締付トルク表示を行う物は、小ネジ程度の物が有るのみで有る。
特開平６−２８０８３７号

現在実施されている、締付けトルク表示機能を、持ち合わせて居る物は、小ネジ（小径ビス）程度の、ネジ締めトルク表示機能で有り、大径ボルトナットの、適性締付トルク表示機能は、持ち合わせが無く、表示方法も、十分な注意を持っての注視を要し、目視での簡易な判断は不可能で有る。
又、大径ボルト、ナットのネジ締付に付いては、高価な工具のトルクレンチが必用で、尚且つ締付漏れが無いか、締付作業終了時に再度締付の、全数チェックが必用である。
ネジ山ピッチの間違い、斜めネジ込み等、不適正な作業が行われた時でも、トルクレンチでは、適正な締付表示が行われた結果が表れ、締付作業には熟練を要す。

課題を解決する為の手段

以上の課題を解決する為には大径ボルト、ナットの適性締付トルクを表示する為に、図１及び図２に示す座金１の、一部３がへこみ３の中に入っている５、塑性材、又はゲル状の充填物が、適性締付トルクにより、数カ所設けた漏出口４より漏出する事で、締付トルクの確認が簡易にできる。

発明の効果

本発明の適性締付トルク表示付座金を、使用する事で次の効果が有る。
トルクレンチの使用が必要なくなり、適正な締付トルクが表示される為、表示された物を目視点検する事で、締付トルクの確認が出来、不適正な作業が行われた時には、適性締付トルク表示が成されない為、作業修正が簡易に行われ、熟練を要しない。

この発明の実施形態を図５の符号１２に示す。
図２符号５に示す様に、塑性材又はゲル状物質を貯蔵している。

「実施形態の効果」
本発明により、安価な工具で確実な締付作業が出来、点検作業が目視点検で済み、締付作業が簡易に成り、作業の信頼性が向上し、品質管理が向上し、締付け不足が起らない。

「他の実施形態」
現在の実施状況は、トルクレンチを使用し全数締付作業終了後、再度増し締め作業を行い増し締め作業終了時点で、作業終了のマーキング作業を行っている。

生産工場、建設現場、工場機械設備等産業の、ありとあらゆる物の締付に、利用されいるボルト、ナットには座金が利用され、締付作業の品質管理が問われる場所では、本発明の座金が利用される。

図１は本発明の斜視図を示す。 図１のＡ−Ａ断面を示す。 本発明を横から見た断面図を示す。 本発明の使用状態の断面図を示す。 本発明の使用状態の実施断面図を示す。

符号の説明

１ 本発明の座金 ２ 本発明座金ベース
３ 可塑材押出用金具 ４ 可塑材他漏出孔
５ 可塑材他 ６ ボルト通し用開口
７ 従来使用されている座金 ８ ボルト
９ ボルト頭部 １０ ナット
１１ ボルト、ナットによる締付母材 １２ 漏出した可塑材

Claims (3)

1. 適性締付トルクで締付る事で、座金に締付圧力が掛る、その圧力範囲を複数の締付圧力範囲に、色別する事を特徴とした座金。
2. 前記座金は、請求項１に記載された、締付圧力に拠り色別された、塑性材又は、ゲル状物質が漏出する事を特徴とする座金。
3. 前記座金は、請求項２に記載された、塑性材又はゲル状物質に色別表示した物。

Images