JP2005137992A - 排水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 脱リン手段への活性汚泥の流入を抑制してリンの除去効果を高めるとともに、嫌気槽の汚泥濃度を高くしてリンの吐き出しに必要な比較的強い嫌気状態に維持することができる排水処理装置を提供する。
【解決手段】 リンを含む排水を磁性粉含有活性汚泥で嫌気処理する嫌気槽12と、嫌気槽12から抜き出した嫌気処理液からリンを除去する脱リン手段17とを備え、磁性粉含有活性汚泥と嫌気処理液とを分離する磁気分離手段16を嫌気槽に設けるとともに、分離した嫌気処理液を脱リン手段に供給する経路35と、分離した磁性粉含有活性汚泥を後段の処理槽に供給する経路38と、脱リン手段で脱リン処理を行った脱リン液を嫌気槽後段の処理槽に返送する経路36と、後段の処理槽から流出する活性汚泥懸濁液から磁性粉含有活性汚泥を分離する分離手段18と、分離手段で分離した磁性粉含有活性汚泥を嫌気槽に返送する経路24とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排水処理装置に関し、詳しくは、生物学的脱リン法を採用した排水処理装置におけるリンの除去を効率よく行うとともに、原水中のリン及びアンモニアを有用なリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物として効果的に回収することができる排水処理装置に関する。
下水や有機排水中に含まれるBODの除去だけでなく、窒素及びリンを除去する排水処理装置として、嫌気槽の後段に、該嫌気槽内から引き抜いた活性汚泥の固液分離を行う固液分離手段を設けるとともに、該固液分離手段の分離液にマグネシウム化合物を添加して分離液中のアンモニア及びリンをリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物として除去する脱リン手段を設けた装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−296399号公報
しかし、嫌気槽の活性汚泥は、好気槽の活性汚泥に比べて微細なものであるため、通常の重力沈降では効果的な固液分離を行うことが困難であった。また、リンの除去を効率よく行うためには、嫌気槽において十分なリンの吐き出しが行われる必要があるが、下水のような低濃度排水の場合には、リンの吐き出しに必要な嫌気状態を維持することが困難なことがあった。
そこで本発明は、脱リン手段への活性汚泥の流入を抑制することによって脱リン手段でのリンの除去効果を高めることができるとともに、嫌気槽における汚泥濃度を高く維持することができ、嫌気槽内をリンの吐き出しに必要な比較的強い嫌気状態に維持することができる排水処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の排水処理装置は、リンを含む排水を、磁性粉を添加した磁性粉含有活性汚泥により嫌気処理を行う嫌気槽と、該嫌気槽から抜き出した嫌気処理液からリンを除去する脱リン手段とを備えた生物学的脱リン法を採用した排水処理装置であって、前記嫌気槽に、磁力によって活性汚泥懸濁液中の前記磁性粉含有活性汚泥と嫌気処理液とを分離する磁気分離手段を設けるとともに、分離した嫌気処理液を前記脱リン手段に供給する経路と、分離した磁性粉含有活性汚泥を嫌気槽後段の処理槽に供給する経路と、脱リン手段で脱リン処理を行った後の脱リン液を嫌気槽後段の前記処理槽に返送する経路と、該後段の処理槽から流出する活性汚泥懸濁液から磁性粉含有活性汚泥を分離する分離手段と、該分離手段で分離した磁性粉含有活性汚泥を前記嫌気槽に返送する経路とを備えていることを特徴としている。
また、前記脱リン手段が、前記嫌気処理液にマグネシウム化合物を添加して嫌気処理液中のアンモニア及びリンをリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物として除去すること、あるいは、前記嫌気処理液中のリン酸イオンを、種結晶の表面にリン酸ヒドロキシアパタイトとして晶析させて除去することを特徴とし、前記嫌気槽後段の処理槽が好気槽であること、あるいは、前記嫌気槽後段の処理槽が無酸素槽と、該無酸素槽の後段に連設した好気槽とを有し、該好気槽内の活性汚泥懸濁液を前記無酸素槽に循環させる経路を有していることを特徴としている。
さらに、嫌気槽後段の処理槽である前記好気槽から流出する活性汚泥懸濁液中に含まれる前記磁性粉含有活性汚泥の一部を磁力によって液中から分離する第2磁気分離手段と、該第2磁気分離手段で分離した磁性粉活性汚泥を前記嫌気槽に返送する経路と、該第2磁気分離手段から流出した活性汚泥懸濁液中の磁性粉活性汚泥の残部を液中から分離する固液分離手段と、該固液分離手段で分離した処理水を抜き出す経路と、該固液分離手段で分離した磁性粉活性汚泥を前記嫌気槽に返送する経路とを備えていることを特徴とし、加えて、前記第2磁気分離手段で分離した活性汚泥及び前記固液分離手段で分離した活性汚泥に可溶化処理、減容化処理を施す可溶化・減容化手段を備えていることを特徴としている。
本発明の排水処理装置によれば、嫌気槽の活性汚泥懸濁液中の活性汚泥を磁力によって強制的に分離するので、リン除去手段に対して活性汚泥濃度の低い嫌気処理液を供給することができ、リン除去手段における脱リン効率を向上させることができる。
図1は本発明の一形態例を示す排水処理装置の系統図、図2は磁気分離手段の一例を示す断面図である。本形態例に示す排水処理装置は、排水や下水(原水)中の懸濁成分や発泡成分を分離除去するための加圧浮上分離装置11と、磁性粉を添加した磁性粉含有活性汚泥(以下、単に活性汚泥ということがある。)によって水処理を行う嫌気槽12,無酸素槽13及び好気槽14を有する生物反応槽15と、前記嫌気槽12の水面部に設けられた第1磁気分離手段16と、該第1磁気分離手段16で分離した嫌気処理液に対して脱リン処理を行う脱リン手段17と、前記好気槽14から流出する活性汚泥懸濁液中に含まれる磁性粉含有活性汚泥の一部を磁力によって液中から分離する第2磁気分離手段18と、該第2磁気分離手段18から流出した活性汚泥懸濁液中の磁性粉含有活性汚泥の残部及び磁性粉を含有しない活性汚泥を重力によって沈降分離する固液分離手段としての最終沈殿池19とを備えている。
前記第2磁気分離手段18及び前記最終沈殿池19には、磁気分離した活性汚泥及び沈降分離した活性汚泥を汚泥受槽21に抜き取って生物反応槽15に返送するための磁気分離汚泥返送経路22及び沈降分離汚泥返送経路23がそれぞれ設けられている。また、汚泥受槽21と生物反応槽15との間の汚泥返送経路24には、活性汚泥の可溶化及び減容化(滅菌)処理を行う可溶化・減容化手段25と、返送汚泥のpH調整を行うためのアルカリを添加するアルカリ添加槽26とが設けられている。また、最終沈殿池19には、活性汚泥を分離した処理水を抜き出す処理水流出経路27が設けられ、可溶化・減容化手段25には、該可溶化・減容化手段25及びアルカリ添加槽26をバイパスするバイパス経路28が設けられている。
前記嫌気槽12及び無酸素槽13内には、撹拌機31,32がそれぞれ設けられ、好気槽14内には、散気管33が設けられている。また、無酸素槽13と好気槽14との間には、好気槽13内の活性汚泥懸濁液(硝化液)を無酸素槽13に循環させる硝化液循環経路34が設けられている。脱リン手段17には、第1磁気分離手段16で分離した嫌気処理液が供給される嫌気処理液流入経路35と、脱リン処理を終えた脱リン処理液を無酸素槽13に返送循環する脱リン処理液返送経路36と、脱リン処理によって回収したリン化合物を抜き出すリン化合物抜出経路37とが設けられている。また、第1磁気分離手段16には、分離した磁性粉含有活性汚泥を後段の無酸素槽13に送る活性汚泥経路38が設けられている。
前記生物反応槽15で水処理を行う活性汚泥には、前記磁気分離手段16,18で活性汚泥を磁気分離可能な状態とするため、あらかじめ磁性粉が添加混合されており、磁性粉を活性汚泥に吸着保持させた状態にしておく必要がある。使用する磁性粉には、適当なものを選定できるが、10μm以上の大きさの磁性粉は活性汚泥に対して重すぎるため、重力によって活性汚泥から分離してしまうことが多いので、これよりも小さなものが好ましく、通常は0.05〜2μmの範囲のものが最適である。超微粒子状の磁性粉を使用することも可能であるが、磁性粉のコストが上昇するので好ましくない。
また、磁性粉の保磁力は、0〜200Oeが適当であり、保磁力が大き過ぎる磁性粉は、自身の磁力によって凝集し、活性汚泥から分離して沈降してしまう欠点がある。さらに、長期の使用を考慮すると、常温の水中で溶解したり、変質したりすることがほとんどない酸化物系の磁性粉を使用することが好ましく、特に、コスト等を考慮すると、粒径が0.1〜1.0μm、例えば0.4μm程度の四三酸化鉄粉が最適である。
磁性粉の濃度(添加量)は、低すぎると活性汚泥を分離するために超電導磁石のような強力な磁石が必要となり、逆に濃度が高すぎると磁性粉のコストが上昇することになるので、活性汚泥のMLVSSが1に対して0.01から10の濃度範囲になるようにすることが好ましく、通常は、活性汚泥のMLVSSと同程度の濃度となるように設定すればよい。
このような磁性粉は、生物反応槽15等の適当な位置で活性汚泥懸濁液中に投入されると、直ちに活性汚泥に吸着保持された状態となり、磁石に引き寄せられる磁性粉含有活性汚泥となる。この磁性粉含有活性汚泥は、そのほとんどあるいは全量が返送汚泥と共に循環するので、活性汚泥懸濁液への磁性粉の添加混合は、通常は、磁気分離を開始する前に1回だけ行えばよいが、水処理施設の状況に応じて適宜追加することもできる。また、磁性粉を添加する際には、系内を循環する活性汚泥の全体に満遍なく磁性粉が吸着するように、活性汚泥を循環させながら適当な量の磁性粉を適当な間隔で添加することが好ましい。
好気槽14で処理された曝気処理水と活性汚泥とは、第2磁気分離手段18のみで分離することも可能であるが、本形態例では、第2磁気分離手段18と最終沈殿池19との二段階で分離処理を行うようにしている。したがって、第2磁気分離手段18では、活性汚泥懸濁液中の磁性粉含有活性汚泥の全量を磁気分離する必要はなく、磁性粉含有活性汚泥の濃度と最終沈殿池19の負荷とに応じて、液中に存在する磁性粉含有活性汚泥の半分以上、すなわち、50〜99.5%を分離できるようにしておけばよい。また、第1磁気分離手段16においても、完全に磁性粉含有活性汚泥を完全に分離できることが好ましいが、僅かの磁性粉含有活性汚泥が脱リン手段17に流入しても差し支えないため、液中に存在する磁性粉含有活性汚泥の大部分を分離できるようにしておけばよい。
磁性粉含有活性汚泥を懸濁液中から分離するための磁気分離手段16,18には、様々な方式のものを利用することができる。例えば、図2に示すように、活性汚泥懸濁液の流入部41及び流出部42を有する磁気分離槽43と、外周面に磁石を配置した回転ドラム44と、回転ドラム44に付着した磁性粉含有活性汚泥45を掻き落とすスクレーパー46と、スクレーパー46で掻き落とした磁性粉含有活性汚泥45を回収する汚泥回収トラフ47とを備えた磁気分離装置を使用することができる。
前記流出部42は、第1磁気分離手段16では嫌気処理液流入経路35に接続し、第2磁気分離手段18では後段の最終沈殿池19に接続している。また、前記汚泥回収トラフ47は、第1磁気分離手段16では活性汚泥経路38に接続し、第2磁気分離手段18では磁気分離汚泥返送経路22に接続した状態となる。なお、各経路には、必要に応じて送出用ポンプが設置され、前記回転ドラム44には、図示しない駆動用のモーター等が接続されている。
前記回転ドラム44に設けられる磁石は、超電導磁石や電磁石等の特殊な磁石を採用することもできるが、磁性粉含有活性汚泥の全てを懸濁液から分離する必要がないため、一般的で、安価に入手が可能な永久磁石、例えばフェライト磁石を用いることができる。ドラム周面における磁極の配列は、2〜20mmの着磁間隔でN極とS極とを交互に配列した状態とすることが好ましい。この着磁間隔が狭くなると磁性粉含有活性汚泥の飽和付着量が減少し、着磁間隔が広くなると磁性粉含有活性汚泥の付着力が弱くなる。回転ドラム44の大きさ(直径及び長さ)や磁気分離処理時の回転数は任意であり、処理量に応じて選定することが可能で、設置スペースや製造コスト、運転コスト等を考慮して設定すればよい。
磁力により懸濁液から分離した磁性粉含有活性汚泥の回収は、磁石の構造や形状に応じて任意の方法で行うことができ、板状、円盤状、棒状等の様々な形状の磁石と、これらの磁石の形状等に合わせた汚泥回収手段とを組み合わせることができるが、前記回転ドラム44とスクレーパー46との組み合わせにより、磁気分離した磁性粉含有活性汚泥45を連続状態で容易に回収することができる。また、回転ドラム形状の磁石を使用することにより、装置構成も単純化でき、磁気分離装置の製作コストが削減できるだけでなく、保守点検も容易に行うことができる。
ここで、活性汚泥を構成する微生物の中で、磁性粉を保持しやすいフロック形成菌は、そのほとんどが第2磁気分離手段18で分離するが、単独では磁性粉を保持できない糸状菌や分散性の微生物は、その多くが第2磁気分離手段18を通過して最終沈殿池19で沈降分離することになる。したがって、第2磁気分離手段18と最終沈殿池19とを組み合わせることにより、より確実に活性汚泥を処理水から分離することができる。
一方、磁気分離手段18で分離回収したフロック形成菌のみを生物反応槽15に返送することにより、生物反応槽15内の活性汚泥をフロック形成菌を主としたものとすることができるので、バルキングの発生を防止することができるが、この場合は、最終沈殿池19から余剰汚泥が発生することになる。この余剰汚泥の発生を防止するため、前記汚泥受槽21から生物反応槽15に返送される返送汚泥の一部又は全量を、系内の活性汚泥濃度に応じて前記可溶化・減容化手段25に導入し、オゾン、塩素、過酸化水素、超音波等を用いて活性汚泥の可溶化処理、減容化処理を行うようにする。
これにより、系内の活性汚泥濃度を適当な範囲に維持できるとともに、バルキングの原因菌となる糸状菌等を駆除することができ、最終沈殿池19から余剰汚泥が発生することもなくなる。なお、可溶化・減容化手段25を沈降分離汚泥返送経路23に設置し、最終沈殿池19で分離した沈降分離汚泥に対してのみ活性汚泥の可溶化処理、減容化処理を行うようにしてもよい。
前記加圧浮上分離装置11は、原水流入経路51から流入する原水と、加圧水経路52から供給される加圧空気溶解水とを混合させて槽内に導入し、加圧空気溶解水から発生する微細気泡により原水中の浮遊物や懸濁成分、発泡成分を浮上させて分離するものであって、原水中の浮遊物や懸濁成分は、加圧空気溶解水から発生する微細気泡に付着して見掛けの比重が小さくなり、加圧浮上分離装置11の槽上部に浮上汚泥(フロス)として浮上し、同時に原水中の界面活性剤等の発泡成分は、前記微細気泡により発泡して槽上部に浮上する。
槽上部に浮上したフロスや泡は、掻取機53等により掻取られて浮上物回収経路54に抜き取られる。また、加圧浮上分離装置11の底部に沈殿した固形物(初沈汚泥)は、沈殿物回収経路55に抜き取られる。このような加圧浮上分離装置11は、通常の沈殿処理に比べて懸濁成分の除去率が高く、粗大な浮遊物や糸状浮遊物である髪の毛等の他、発泡成分、油分、スカム等も、短時間の処理で略完全に除去することができるという利点を有している。
さらに、加圧浮上分離装置11で分離したフロスや固形物は、前記浮上物回収経路54及び前記沈殿物回収経路55からメタン発酵手段56に導入してメタン発酵処理を行い、続いて、初沈汚泥用の可溶化・減容化処理手段57に導入して可溶化処理及び減容化処理を施した後、初沈汚泥経路58により生物反応槽15に導入するようにしている。
このように、加圧浮上分離装置11で分離したフロスや固形物に対してメタン発酵手段56でメタン発酵処理を行うことにより、発酵性のよい初沈汚泥を原料とすることができるので、メタン発酵の効率を向上できるとともに、メタン発酵後の余剰汚泥量も減量できる。さらに、この余剰汚泥に対して可溶化・減容化処理手段57でオゾン処理やアルカリ処理、超音波処理等の可溶化及び減量化処理を施してから生物反応槽15に投入することにより、加圧浮上分離装置11からの余剰汚泥の発生も無くすことも可能であるが、本形態例では、初沈汚泥の一部は、脱水機59に分岐して脱水され、コンポスト等の有効利用が図られ、あるいは、処分される。
前記加圧浮上分離装置11の前段には、流入原水の前処理設備として、粗大固形物を除去するスクリーン61及び原水の均一化を図るための撹拌機62を有する原水槽63と、原水にpH調整剤及び凝集剤を添加するための薬剤槽64,65を有する調整槽66とが設けられている。なお、pH調整剤及び凝集剤には、一般的なものを使用することができ、原水の性状に応じて適当なものを選択することができ、省略することもできる。また、加圧浮上分離装置11には、分離水出口側から浮上分離水の一部を抜き取る加圧経路67と、該加圧経路67に抜き取られてポンプで加圧された水とコンプレッサーで加圧された空気と混合して前記加圧空気溶解水を発生させる空気溶解槽68とが設けられ、該空気溶解槽68で発生した加圧空気溶解水が前記加圧水経路52を通って流入経路51の原水に合流するように形成されている。
さらに、このような加圧浮上分離装置11と嫌気槽12とを組み合わせることにより、加圧浮上分離装置11で原水中の発泡成分の大部分を除去することができ、嫌気槽12では、浮上分離水中に残存する発泡成分を活性汚泥(微生物フロック)に吸着させたり、活性汚泥によって分解させたりすることによって除去することができるので、発泡成分が下流側の好気槽14に流入することがほとんどなくなり、好気槽14での発泡によって第2磁気分離手段18の磁気分離効果が損なわれることを防止できる。
このように形成した排水処理装置に流入する原水は、加圧浮上分離装置11を経て生物反応槽15の嫌気槽12に流入し、汚泥返送経路24から循環する返送汚泥(磁性粉含有活性汚泥)及び初沈汚泥経路58からの初沈汚泥と混合した状態となる。この嫌気槽12での嫌気処理により、活性汚泥中のリン蓄積細菌が好気槽14で摂取したリンを嫌気槽12内に吐き出し、嫌気槽12内の活性汚泥懸濁液中のリン濃度が増加する。この活性汚泥懸濁液は、第1磁気分離手段16で磁性粉含有活性汚泥から分離し、高濃度にリンを含む嫌気処理液として脱リン手段17に導入され、所定の脱リン操作が行われる。
脱リン手段17には、適当な脱リン方法を適用することが可能であり、MAP法や晶析法を採用することができる。例えば、MAP法は、嫌気処理液中に含まれるアンモニウムイオンと、活性汚泥から放出されたリン酸イオンと、必要量が添加されるマグネシウム化合物からのマグネシウムイオンとを、所定のpHで反応させることによって結晶状態のリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物(MAP:ストラバイト:MgNHPO・6HO)を生成させ、これを分離回収するものである。回収したMAPは、例えば緩効性肥料として使用することができ、さらに、カリウム塩を混合して造粒等の加工を施すことにより、植物の三大栄養素を含む肥料として有効にリサイクルすることができる。また、晶析法では、嫌気処理液中に含まれるリン酸イオンをケイ酸カルシウム水和物等の種結晶にリン酸ヒドロキシアパタイト(HAP:Ca10(OH)(PO)として晶析させることにより、リンを回収するものであり、これは、そのまま肥料として使用できる。脱リン手段17でリンが除去された脱リン液は、無酸素槽13に戻されて再処理される。
また、原水中の有機物等は、嫌気槽12、無酸素槽13及び好気槽14で活性汚泥により順次処理されることによって浄化され、好気槽14で活性汚泥がリンを摂取することにより原水中のリンが除去される。また、好気槽14から無酸素槽13に硝化液を循環させることにより、原水中の窒素も無酸素槽13で除去される。好気槽14で曝気処理後の活性汚泥懸濁液は、第2磁気分離手段18に流入し、懸濁液中の磁性粉含有活性汚泥の一部が磁気分離される。
第2磁気分離手段18における活性汚泥の分離量は、生物反応槽15における活性汚泥の増殖分と自己酸化とのバランス、及び、最終沈殿池19の負荷に応じて設定されるものであるが、通常は、最終沈殿池19に流入する活性汚泥懸濁液中の活性汚泥濃度が3000mg/L以下、好ましくは2000mg/L以下、特に、1500mg/L以下になるように設定することが好ましい。
一般的に、下水処理場に流入する下水のBOD濃度は、100〜200mg/L程度である。この負荷条件における好気槽14では、活性汚泥濃度が5000〜10000mg/Lの範囲となったときに、活性汚泥の増殖分と自己酸化とがバランスして余剰汚泥がほとんど発生しない状態となる。したがって、第2磁気分離手段18によって活性汚泥の80%を分離することにより、最終沈殿池19に流入する活性汚泥濃度を1000〜2000mg/Lとすることができる。この活性汚泥濃度範囲ならば、最終沈殿池19において十分な沈降分離を行うことが可能となる。
このとき、第2磁気分離手段18及び最終沈殿池19で分離した活性汚泥の全量を生物反応槽15に返送しても、通常の条件の場合は、活性汚泥自身の増殖分と自己酸化とのバランスによって活性汚泥濃度の上昇が自動的に停止するので、活性汚泥濃度の維持管理を不要なものとすることができる。このとき、平衡状態にある活性汚泥濃度は、負荷変動に伴って自然に変動するが、最大負荷のときでも最終沈殿池19の許容汚泥濃度を超えないように第2磁気分離手段18での活性汚泥分離量を設定しておくことにより、負荷変動に関係なく活性汚泥濃度が高い状態で水処理を継続することができる。
このようにして活性汚泥濃度を十分に高い状態に維持することにより、好気槽14におけるリンの摂取及び嫌気槽12におけるリンの吐き出しを高効率で行うことができ、特に、活性汚泥濃度を高くできることにより、下水のような低濃度排水を処理する場合でも、嫌気槽12におけるリンの吐き出しに必要な比較的強い嫌気状態を維持し易くなり、効果的な脱リン処理を行うことができる。
さらに、第2磁気分離手段18で活性汚泥の大部分を分離することにより、生物反応槽15における活性汚泥濃度がある程度高くなっても最終沈殿池19が許容汚泥濃度以上になることを防止できるので、外部からの余剰汚泥を生物反応槽15に投入して自己酸化させるマイナスエミッションも可能である。また、雨水の流入によって最終沈殿池19に流入する水量が増加するような場合でも、磁性粉を捕捉した活性汚泥は、通常の活性汚泥よりも比重が大きく沈降性が良好なため、さらに、前述のようにフロック形成菌を優先的に増殖させることができるため、最終沈殿池19で十分な沈降分離を行うことができる。例えば、第2磁気分離手段18の能力を、雨水による流量増加時でも最終沈殿池19に流入するMLVSS濃度が1000mg/L程度になるように設定しておけば、通常3〜4時間程度に設定されている最終沈殿池19の滞留時間が半分程度になっても、沈降分離への悪影響をほとんどなくすことができる。
加えて、第2磁気分離手段18は、磁性粉含有活性汚泥の全量を分離する必要がないため、極めて短時間で所要量の活性汚泥を分離することができ、例えば、磁性粉含有活性汚泥の分離除去率が99.5%の場合でも、数秒から数十秒で磁気分離処理ができるから、最終沈殿池18の容積の1/100〜1/10000程度の容積で処理可能となる。したがって、第2磁気分離手段18は、既存の水処理施設における生物反応槽15と最終沈殿池19との間に挿入するようにしてもよく、好気槽14の流出部や最終沈殿池19の流入部にも小規模な改造で設置可能であるから、新設の水処理施設への適用だけでなく、既存の水処理施設への適用も容易である。同様に、第1磁気分離手段16も任意の位置に設置することが可能である。
また、本形態例では、第2磁気分離手段後段の固液分離手段として、活性汚泥を重力により沈降分離する最終沈殿池19を例示したが、この固液分離手段として膜分離を採用した場合でも、膜の目詰まりを抑制し、洗浄操作の間隔を従来より広くとることが可能となるので、膜の長寿命化等が図れ、膜分離におけるコストを削減することができる。さらに、排水処理において窒素を除去する必要がない場合は、無酸素槽13を省略することができる。この場合は、脱リン手段17からの脱リン液は、好気槽14に送るようにすればよい。
本発明の排水処理装置は、リンを含有する排水中からリンを有用物として回収する用途に好適に使用できる。
本発明の一形態例を示す排水処理装置の系統図である。 磁気分離手段の一例を示す断面図である。
符号の説明
11…加圧浮上分離装置、12…嫌気槽、13…無酸素槽、14…好気槽、15…生物反応槽、16…第1磁気分離手段、17…脱リン手段、18…第2磁気分離手段、19…最終沈殿池、21…汚泥受槽、22…磁気分離汚泥返送経路、23…沈降分離汚泥返送経路、24…汚泥返送経路、25…可溶化・減容化手段、26…アルカリ添加槽、27…処理水流出経路、28…バイパス経路、31,32…撹拌機、33…散気管、34…硝化液循環経路、35…嫌気処理液流入経路、36…脱リン処理液返送経路、37…リン化合物抜出経路、38…活性汚泥経路、41…流入部、42…流出部、43…磁気分離槽、44…回転ドラム、45…磁性粉含有活性汚泥、46…スクレーパー、47…汚泥回収トラフ、51…原水流入経路、52…加圧水経路、53…掻取機、54…浮上物回収経路、55…沈殿物回収経路、56…メタン発酵手段、57…可溶化・減容化処理手段、58…初沈汚泥経路、59…脱水機、61…スクリーン、62…撹拌機、63…原水槽、64,65…薬剤槽、66…調整槽、67…加圧経路、68…空気溶解槽

Claims (7)

  1. リンを含む排水を、磁性粉を添加した磁性粉含有活性汚泥により嫌気処理を行う嫌気槽と、該嫌気槽から抜き出した嫌気処理液からリンを除去する脱リン手段とを備えた生物学的脱リン法を採用した排水処理装置であって、前記嫌気槽に、磁力によって活性汚泥懸濁液中の前記磁性粉含有活性汚泥と嫌気処理液とを分離する磁気分離手段を設けるとともに、分離した嫌気処理液を前記脱リン手段に供給する経路と、分離した磁性粉含有活性汚泥を嫌気槽後段の処理槽に供給する経路と、脱リン手段で脱リン処理を行った後の脱リン液を嫌気槽後段の前記処理槽に返送する経路と、該後段の処理槽から流出する活性汚泥懸濁液から磁性粉含有活性汚泥を分離する分離手段と、該分離手段で分離した磁性粉含有活性汚泥を前記嫌気槽に返送する経路とを備えていることを特徴とする排水処理装置。
  2. 前記脱リン手段は、前記嫌気処理液にマグネシウム化合物を添加して嫌気処理液中のアンモニア及びリンをリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物として除去することを特徴とする請求項1記載の排水処理装置。
  3. 前記脱リン手段は、前記嫌気処理液中のリン酸イオンを、種結晶の表面にリン酸ヒドロキシアパタイトとして晶析させて除去することを特徴とする請求項1記載の排水処理装置。
  4. 前記嫌気槽後段の処理槽が好気槽であることを特徴とする請求項1記載の排水処理装置。
  5. 前記嫌気槽後段の処理槽が無酸素槽と、該無酸素槽の後段に連設した好気槽とを有し、該好気槽内の活性汚泥懸濁液を前記無酸素槽に循環させる経路を有していることを特徴とする請求項1記載の排水処理装置。
  6. 前記好気槽から流出する活性汚泥懸濁液中に含まれる前記磁性粉含有活性汚泥の一部を磁力によって液中から分離する第2磁気分離手段と、該第2磁気分離手段で分離した磁性粉活性汚泥を前記嫌気槽に返送する経路と、該第2磁気分離手段から流出した活性汚泥懸濁液中の磁性粉活性汚泥の残部を液中から分離する固液分離手段と、該固液分離手段で分離した処理水を抜き出す経路と、該固液分離手段で分離した磁性粉活性汚泥を前記嫌気槽に返送する経路とを備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の排水処理装置。
  7. 前記第2磁気分離手段で分離した活性汚泥及び前記固液分離手段で分離した活性汚泥に可溶化処理、減容化処理を施す可溶化・減容化手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の排水処理装置。
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