JP2005137648A - 吸収性物品およびこれを用いた使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】尿などが繰り返して与えられても迅速に吸収できる吸収性物品およびこれを使用した使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】裏面シート22と表面シート23で形成された液収納体21は内部空間が肌側に向けて拡大可能である。液収納体21の内部には繊維層26と共に液吸収ユニット30が設けられている。液吸収ユニット30の収納シート31は伸長可能な不織布であり、収納袋35内の高吸収性材料36が尿を吸収して膨張すると収納袋35の厚みが増大する。その結果、液収納体21の内部空間が広がり、この内部空間に与えられた尿が、繊維層26および高吸収性材料36により直ちに吸収されるようになる。
【選択図】図3

Description

本発明は、尿などの液の速やかな吸収が可能な吸収性物品、およびこの吸収性物品を備えた使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつのように、一時に多量の液が与えられる液吸収製品には、液を短時間で吸収して膨潤する高吸収性材料(SAP)が用いられる。使い捨ておむつなどでは、前記高吸収性材料が粉砕パルプ内に混入されて吸収性コアが形成されている。また、以下の特許文献1ないし4に記載のように、高吸収性材料を独立して配置したものがある。
以下の特許文献1および特許文献2に記載のものは、高吸収性材料がポリプロピレンスパンボンド不織布などで形成された袋内に充填されており、前記袋内に浸透した尿などの液が前記高吸収性材料で吸収される。
特許文献3に記載のものは、不織布が相互に接合されて複数の袋体が形成されて、この袋体内に高吸収性材料が収納されているが、前記高吸収性材料が液を吸収して膨潤したときに、不織布どうしの接合が外れるようにしている。特許文献4に記載のものも同じであり、ポイントボンド不織布が接合されて形成された袋体内に高吸収性材料が充填されており、高吸収性材料が液を吸収して膨潤すると、不織布どうしの接合が外れるように構成されている。
特開2001−276116号公報 特開平7−231911号公報 特開平6−254118号公報 特開平10−137291号公報
高吸収性材料は、液が与えられたときに膨潤することで多くの液を吸収できるものであるが、前記特許文献1および特許文献2に記載のように、スパンボンド不織布などに高吸収性材料が充填されたものでは、高吸収性材料が液を吸収したときの膨潤が制限されるため、その後に与えられる液を効果的に吸収することができなくなる。また、前記高吸収性材料が液を吸収して膨潤したときに、前記袋体の内部容積が十分に拡大できるものではないため、繰り返して与えられる液が袋体の周囲に十分に回りこめず、高吸収性材料の液吸収能力を十分に発揮できない。
前記特許文献3と特許文献4に記載のものは、多量の液が与えられたときに不織布間の接合が解除されるが、不織布間の接合を解除しても、高吸収性材料が狭い領域内でしか膨潤できないことに変わりはなく、その結果、高吸収性材料の液吸収能力を十分に発揮させることができない。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、液を吸収したときに膨潤する高吸収性材料の特性を有効に利用して、繰り返し与えられる液の吸収を可能とした吸収性物品およびこれを使用した使い捨ておむつを提供することを目的としている。
本発明は、肌側に位置する液透過性の表面シートとこれと逆の着衣側に位置する液遮断性の裏面シートとを有し内部空間が肌側に向かって広がることが可能な液収納体と、前記液収納体の内部空間に位置する液吸収ユニットとを有し、
前記液吸収ユニットは、液透過性の収納シートで形成された複数の収納袋と、前記収納袋内に収納されて液を吸収してその体積が膨張する高吸収性材料とを有しており、
前記高吸収性材料が液を吸収した状態で前記収納袋の高さ寸法が増大し、前記液収納体の内部空間が肌側に向けて拡大することを特徴とするものである。
この吸収性物品では、液吸収ユニット内の高吸収性材料が液を吸収して膨潤したときに、液吸収ユニットの収納袋の高さ寸法が増大できるようになっている。このように高吸収性材料が膨潤することにより、液吸収能力を十分に発揮することができる。また、高吸収性材料が液を吸収して膨潤したときに液吸収ユニットの高さ寸法が増大し、液収納体の内部空間が肌側に向けて拡大するため、繰り返して与えられた液が収納袋の周囲に十分に回りこんで、この液が高吸収性材料によって効果的に吸収されるようになる。
本発明は、好ましくは、前記液吸収ユニットが液を吸収する前の状態において、液収納体の内部空間が肌側へ向けて拡張できるように、前記液収納体の両側部を形成するシートが曲げられているものである。
前記のように、両側部に曲げ部を形成しておくと、液収納ユニットの高さ寸法が増大したときに、液収納体の内部空間が肌側へ向けて拡大しやすくなる。
また本発明は、前記液収納体は、前記裏面シートが、着衣側および両側部を覆っており、前記両側部において前記裏面シートが曲げられているものである。
液収納体の両側部に液遮断性の裏面シートが設けられていると、液収納体の内部空間に至った液が左右両側方へ滲出しなくなり、おむつなどの尿の横漏れを防止できるようになる。
また本発明は、前記液収納体の内部には、前記液吸収ユニットと共に、繊維層が設けられているものが好ましい。
液収納体の内部に繊維層が設置されていると、液吸収ユニットの高さ寸法が増大して液吸収体の内部空間が拡大したときに、この内部空間に与えられた液を前記繊維層で直ちに吸収できるようになり、繰り返して与えられる液を確実に吸収できるようになる。
また、本発明は、前記収納袋を形成している前記収納シートは少なくとも一部が伸縮性を有しているものが好ましく、例えば、前記収納シートの少なくとも一部が伸縮性を有するエアースルー不織布で形成されていることが好ましい。
収納シートが伸縮性を有すると、収納袋の内部の高吸収性材料が液を吸収して十分に膨潤できるようになる。
また、本発明は、前記液吸収ユニットは、前記高吸収性材料がその質量の10倍の塩化ナトリウム水溶液(0.9%)を吸収したときに、高さが1.5倍以上に膨張することが好ましい。
また本発明は、前記いずれかの吸収性物品と、この吸収性物品の裏面シートを覆う着衣側シートとを有することを特徴とする使い捨ておむつである。
前記吸収性物品を使用した使い捨ておむつは、多量の尿を瞬時に吸収し、肌側シートに尿が残り難くなる。
本発明では、繰り返して与えられる尿などの液を迅速に吸収でき、よって肌側への液戻り(ウエットバック)も生じにくい。
図1は本発明の第1の実施の形態の吸収性物品を使用した使い捨ておむつを、肌側シートを上にして示した斜視図、図2は図1のII−II線の断面図、図3(A)(B)は前記吸収性物品の液の吸収機能を説明する拡大断面図である。
図1に示す使い捨ておむつ1は、いわゆるオープン型またはパンツ型として使用されるものである。この使い捨ておむつ1は、前方ウエスト縁部2と後方ウエスト縁部3を有しており、左右両側には凹曲線状の右側レッグ凹部4と左側レッグ凹部5が形成されている。右側レッグ凹部4の前方には右前方縁部6aが、後方には右後方縁部6bが形成されている。また左側レッグ凹部5の前方には左前方縁部7aが、後方には左後方縁部7bが形成されている。
オープン型おむつでは、右側レッグ凹部4と左側レッグ凹部5とが乳児などの大腿部に当てられ、前方ウエスト縁部2が腹部に、後方ウエスト縁部3が臀部に当てられて、右前方縁部6aと右後方縁部6bとが重ねられて粘着層を有するテープなどで止められ、同様に左前方縁部7aと左後方縁部7bとが重ねられて同様にテープで止められる。
またパンツ型おむつでは、右前方縁部6aと右後方縁部6bとが比較的容易に分離できるように熱融着などで接合され、同様に左前方縁部7aと左後方縁部7bとが比較的容易に分離できるように接合される。その結果、前方ウエスト縁部2と後方ウエスト縁部3とでウエスト開口部が形成され、右側レッグ凹部4と左側レッグ凹部5によって、大腿部を挿入可能なレッグ開口部が形成される。
図2に示すように、使い捨ておむつ1は、着衣側表面が液遮断性の着衣側シート11で覆われ、肌側が液透過性の肌側シート12で覆われている。着衣側シート11と肌側シート12は、共に図1に示すように使い捨ておむつ1の外形と同じ砂時計形状に切断されており、使い捨ておむつ1の縁部において、着衣側シート11と肌側シート12が互いにホットメルト型接着剤などで接着されている。
図2に示すように、前記右側レッグ凹部4と左側レッグ凹部5の内側では、着衣側シート11と肌側シート12との間にレッグバンド13が挟まれて接着されている。レッグバンド13は合成ゴムなどの弾性部材で形成されており、このレッグバンド13により大腿部を締め付けるレッグギャザーが形成されている。
また、前方ウエスト縁部2と後方ウエスト縁部3では、着衣側シート11と肌側シート12との間にウエストバンド14,14が介装されて接着されている。前記ウエストバンド14は合成ゴムなどの弾性材料で形成されており、ウエスト部を締め付けるウエストギャザーが形成されている。
前記着衣側シート11は、ポリエチレン樹脂などで形成された透湿性の樹脂フィルム、透湿性で液遮断機能を有する不織布、あるいは樹脂フィルムと不織布とが接合された複合シートなどで形成されている。前記肌側シート12は、スパンレース不織布、または多数の液透過孔を有するスパンボンド不織布などの液透過性の不織布、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルムなどで形成されている。
前記着衣側シート11と肌側シート12との間に、吸収性物品20が介在している。この吸収性物品20の着衣側表面は、着衣側シート11に接着されて固定されている。なお、使い捨ておむつの構造として、吸収性物品20の肌側を覆う肌側シート12が設けられておらず、着衣側シート11に吸収性物品20が接着されて固定され、吸収性物品20の左右両側に、前記着衣側シート11から立体的に立ち上がる防漏壁が設けられたものであってもよい。
図1に示すように前記吸収性物品20は、横方向(X方向)の幅寸法よりも縦方向(Y方向)の長さ寸法の大きい長方形状の液収納体21を有している。前記液収納体21は、液遮断性の裏面シート22と、液透過性の表面シート23とで内部に空間を有するように袋状に形成されている。
前記裏面シート22は、吸収性物品20の着衣側表面20aおよび右側部20bおよび左側部20cを覆っている。前記表面シート23は、吸収性物品20の肌側表面20dを覆っている。裏面シート22の右側縁部22aおよび左側縁部22bは、前記表面シート23の左右両側縁の上面に重ねられて、右側縁部22aと左側縁部22bとが、表面シート23に接着されている。
図2に示すように、吸収性物品20の右側部20bと左側部20cでは、裏面シート22が折り畳まれて折畳み部24,24が形成されている。そして、図1に示すように、吸収性物品20の前縁部20eと後縁部20fにおいて、前記裏面シート22と表面シート23とが互いに接合されており、液収納体21の内部に密閉された空間を形成している。
裏面シート22と表面シート23は共に柔軟に変形するものであり、液収納体21は、その内部空間が肌側に向けて拡大可能である。また吸収性物品20の右側部20bと左側部20cにおいて、裏面シート22が前記折畳み部24,24を形成しているため、この折畳み部24,24が肌側に伸びることによって、液収納部21は、その内部空間が上方(肌側)に向けてさらに拡大しやすくなっている。
前記裏面シート22は、ポリエチレン樹脂などの樹脂フィルムで形成されている。あるいは裏面シートが撥水処理された不織布であってもよい。
表面シート23は液透過性であり、エアースルー不織布で形成されている。このエアースルー不織布は、ポリエチレン(PE)樹脂繊維、ポリプロピレン(PP)樹脂繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂繊維、PE樹脂とPP樹脂の複合合成繊維、またはPE樹脂とPET樹脂の複合合成繊維の各種合成樹脂繊維の少なくとも1種類で形成され、これら繊維が熱風により融着されて形成されている。
前記エアースルー不織布を形成している繊維は、界面活性剤を塗工しあるいは練り込んで親水処理されたものであり、目付けは10〜50g/m2程度であり、好ましくは15〜35g/m2である。
前記表面シート23は、多数の液透過孔を有するスパンボンド不織布や、多数の液透過孔を有する樹脂フィルムで形成することもできる。
前記吸収性物品20では、液収納体21の内部に、液吸収ユニット30と繊維層26とが収納されている。図の実施の形態では、液吸収ユニット30が2つ重ねて配置されているが、本発明は液吸収ユニット30の数が2つに制限されるものではない。
それぞれの液吸収ユニット30は、肌側に位置する第1の収納シート31と着衣側に位置する第2の収納シート32とを有している。第1の収納シート31と第2の収納シート32は、接合線33で互いに接合されている。図1に示すように、前記接合線33は、横方向(X方向)および縦方向(Y方向)に共に間隔を空けて複数列形成されており、前記液吸収ユニット30には、前記接合線33で囲まれた複数の収納袋35が区分されて形成されている。そして、それぞれの収納袋35の内部に高吸収性材料36が充填されている。
前記第1の収納シート31と第2の収納シート32は共に液透過性であり、少なくとも一方の収納シートは伸縮性を有している。この実施の形態では、第1の収納シート31が、伸縮性を有するエアースルー不織布で形成されている。このエアースルー不織布は、ポリエチレン(PE)樹脂繊維、ポリプロピレン(PP)樹脂繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂繊維、PE樹脂とPP樹脂の複合合成繊維、またはPE樹脂とPET樹脂の複合合成繊維の各種合成樹脂繊維の少なくとも1種類で形成され、これら繊維が熱風により融着されて形成されている。
前記エアースルー不織布を形成している繊維は、界面活性剤を塗工しあるいは練りこんで親水処理されたものであり、目付けは10〜50g/m2程度であり、好ましくは15〜35g/m2のものが使用される。
第2の収納シート32は、レーヨン繊維および親水処理された前記合成樹脂繊維を含むスパンレース不織布である。あるいは第2の収納シート32が、多数の液透過孔を有する不織布や多数の液透過孔を有する樹脂フィルムで形成されてもよい。この実施の形態の液吸収ユニット30は、第1の収納シート31が伸縮性を有するものであるが、前記第1の収納シート31と第2の収納シート32が共に伸縮性を有するエアースルー不織布で形成されていてもよい。
高吸収性材料(SAP)36は、ポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコール系、ポリアクリルアミド系などの合成ポリマー、またはデンプン系やセルロース系などであり、この実施の形態では、アクリル酸およびアクリル酸アルカリ塩水溶液を、HLB8〜12の界面活性剤が共存する脂環族炭化水素溶媒、または脂肪族炭化水素溶媒中に懸濁させ、水溶性ラジカル開始剤の存在下で逆懸濁重合させてなる粒状の高分子吸収剤が使用されている。
高吸収性材料36は、0.9%濃度の塩化ナトリウム水溶液を自重の50〜60倍吸収可能なものであり、前記水溶液の吸収速度が45秒以下、好ましくは20秒以下、さらに好ましくは10秒以下のものが使用される。
前記吸収速度はVortex法で測定されたものであり、容積100ccのビーカーに前記水溶液を50g入れて、温度25±1℃とし、三田村理研工業(MITAMURA RIKEN KOGYO INC)のマグミックススターラー(MAGMIX STIRRER)を用い、600±30rpmの回転速度で前記水溶液を攪拌しながら、ビーカー内に高吸収性材料36を2g投入する。投入時から、ビーカー内の液体の表面の渦が平面となった時(高吸収性材料が水溶液を吸収して膨潤した時)までの時間である。
前記液吸収ユニット30が液を吸収していない状態において、個々の収納袋35内には高吸収性材料36がほぼ隙間無く充填されており、または高吸収性材料が隙間を有する量で収納されている。液を吸収していない状態での個々の収納袋35の容積よりも、液を吸収して高吸収材料36が膨張したときの収納袋35の容積の方が大きくなっている。収納袋35内の高吸収性材料36が液を吸収して膨張すると、第1の収納シート31が伸びて、個々の収納袋35が肌側に向けて膨らみ、液吸収ユニット30の厚みが肌側へ向けて増大する。
前記高吸収性材料36がその質量の10倍の塩化ナトリウム水溶液(0.9%)を吸収したときに、高さが1.5倍以上に膨張し、好ましくは2倍以上に膨張する。
前記繊維層26は、親水性繊維で形成されたものであり、この実施の形態では、パルプをエアーレイド法で積層した積層パルプで、目付けが100g/m2のものが2枚重ねで使用されている。繊維層26は液吸収機能を有するものであれば、前記のものに限られず、例えばエアーレイド法で積層したパルプをバインダーで接合したエアーレイドパルプ、レーヨンとパルプを同じく積層してバインダーで接合したエアーレイド不織布、その他吸水紙の積層体などのようにセルロース系材料で形成されたものが使用可能である。
前記繊維層26は、液収納体21内の全域に敷設できるように長方形状であり、繊維層26は裏面シート22に接着されている。2つの液吸収ユニット30は互いに収納袋35の膨張を妨げないように複数箇所で部分的に接合されており、下側に位置する液吸収ユニット30も、収納袋35の膨張を妨げないように複数箇所で前記繊維層26に接合されている。なお、2つの液吸収ユニット30は、それぞれの収納袋35どうしが重なるように設置されている。また、表面シート23と上側の液吸収ユニット30も、収納袋35の膨張を妨げないように複数箇所で接着されている。
次に、前記使い捨ておむつ1および吸収性物品20の液の吸収機能を説明する。
図3(A)に示すように、尿を吸収する前の使い捨ておむつ1では、液吸収ユニット30の収納袋35は収縮した状態である。収納袋35を覆う第1の収納シート31は軟質なエアースルー不織布で形成され、前記収納袋35の内部には粒状の高吸収性材料36が存在しているため、液吸収ユニット30はそれ自体が軟質である。そのため、排尿以前の状態では、使い捨ておむつ1が身体の肌に柔軟にフィットし、着用者に違和感を与えないようになっている。
最初の排尿時には、尿が肌側シート12を透過し、吸収性物品20の表面シート23を透過して、液吸収ユニット30の第1の収納シート31を透過して高吸収性材料36に吸収される。少量の尿が与えられたときには、液吸収ユニット30の収納袋35の容積がさほど変化することがないが、多量の尿が与えられて、これが高吸収性材料36に吸収されると、高吸収性材料36が尿を吸収して膨潤し、その体積が膨張する。第1の収納シート31は伸縮自在なエアースルー不織布で形成されているため、高吸収性材料36が膨張すると、第1の収納シート31が伸びて、個々の収納袋35の内容積が増大し、図3(B)に示すように収納袋35の厚みが肌側へ向けて拡大する。
液収納体21を構成している裏面シート22と表面シート23は軟質であるため、液吸収ユニット30の厚みの膨張に伴って、液収納体21の内部空間が肌側に向けて膨張する。特にこの実施の形態では、図3(A)に示す尿が与えられていない状態において、吸収性物品20の右側部20bと左側部20cにおいて、裏面シート22が折畳み部24を有してゆとりを持っているため、液吸収ユニット30の厚さ寸法が増大したときに、液収納体21の内部空間が肌側に向けて拡大しやすくなっている。
図3(B)に示すように、液収納体21の内部では、尿を吸収して厚みが増大した収納袋35が表面シート23を肌側へ押し上げるようにして支えることになり、その結果、液収納体21の内部では、膨張した収納袋35の周囲に空間が形成される。この状態で、次に吸収性物品20に尿が与えられると、この尿は表面シート23を透過して、前記内部空間内に瞬時に移行する。したがって、多量の尿が与えられたときに表面シート23の表面に尿が漂うことがなく、着用者の肌に湿潤感を与えにくくなる。前記内部空間内に移行した尿は、収納袋35の周囲に自由に廻り込んで、高吸収性材料36によって短時間に吸収される。このように、尿が収納袋35の周囲の空間に回りこむようにして収納袋35内の高吸収性材料36で吸収されるため、高吸収性材料36によって尿を効率良く、確実に吸収することができる。
また、液収納体21の内部空間において着衣側に移動した尿は、繊維層26に吸収されて拡散されていく。このように繊維層26を設けることにより、液収納体21の内部に尿が留まりにくくなる。このように、液収納体21の内部に尿が長時間漂うことがないため、繰り返して与えられた尿を短時間で確実に吸収することができる。
また、前記液吸収ユニット30では、高吸収性材料36が膨潤したときに、収納袋35の内容積が自由に増大するため、液を吸収したときに高吸収性材料36の膨潤が妨げられず、尿の吸収量を高めることができる。
また、液収納体21では左右両側部20a,20bが液遮断性の裏面シート22で覆われているので、液収納体21の内部の尿が左右に漏れ出ることが生じ難い。よって使い捨ておむつ1の横漏れを防止しやすい。
図4は第2の実施の形態の吸収性物品20Aを示す断面図である。
この吸収性物品20Aの液収納体21Aは、裏面シート22が左右両側部20b,20cにおいてV字状に折り畳まれた折畳み部24Aが形成されている。液収納体21Aの内部には、液吸収ユニット30Aが1層のみ設けられており、繊維層26は設けられていない。
この吸収性物品20Aでも、液吸収ユニット30Aの収納袋35内の高吸収性材料36が尿を吸収して膨潤すると、収納袋35が肌側へ向けて膨張し、液収納体21Aの内部空間が拡大する。よってその内部空間内に移行した尿が収納袋35の周囲にまんべんなく移行することで、収納袋35内の高吸収性材料36により尿が効果的に吸収されるようになる。
また、図4に示す吸収性物品20Aでは、液吸収ユニット30Aの収納袋35と収納袋35との間で、第1の収納シート31と第2の収納シート32との間に幅寸法Wの非接合部34が設けられ、この非接合部34の両端部においてのみ両収納シート31と32とが接合された接合部33A,33Aが形成されている。前記非接合部34の幅寸法Wは3mm以上であり好ましくは5mm以上である。またその上限は10mm程度である。
前記非接合部34を設けておくと、この非接合部34に与えられた尿が、両収納シート31と32とを透過して、収納袋35の下側に回り込んで高吸収性材料36で吸収されるようになり、液収納体21Aの内部空間を有効に利用できるようになる。したがって、図3に示すように繊維層26を設ける場合においても、図4に示すように非接合部34を有する液吸収ユニット30Aを使用することが好ましい。
なお、前記幅寸法Wの領域において、第1の収納シート31と第2の収納シート32を点々状などのように部分的に接合してもよい。
また、本発明の液吸収体は、使い捨ておむつに限られず、老人介護用において下着の内側または使い捨ておむつの内側に敷かれて使用される尿吸収パッドとしても使用することが可能である。また生理用ナプキンなどにも使用可能である。
また、前記液吸収体が軟質なシートで形成されていれば、内部空間が肌側に向けて膨張しやすくなるため、前記折畳み部24,24Aは必ずしも必要ではない。
本発明の第1の実施の形態の吸収性物品を使用した使い捨ておむつを、肌側シートを上に向けて示す斜視図、 図1の使い捨ておむつをII−II線で切断した断面図、 (A)(B)は前記吸収性物品の液の吸収機能を説明する断面図、 第2の実施の形態の吸収性物品を示す断面図、
符号の説明
1 使い捨ておむつ
11 着衣側シート
12 肌側シート
20,20A 吸収性物品
21,21A 液収納体
22 裏面シート
23 表面シート
24,24A 折畳み部
26 繊維層
31 第1の収納シート
32 第2の収納シート
35 収納袋
36 高吸収性材料

Claims (8)

  1. 肌側に位置する液透過性の表面シートとこれと逆の着衣側に位置する液遮断性の裏面シートとを有し内部空間が肌側に向かって広がることが可能な液収納体と、前記液収納体の内部空間に位置する液吸収ユニットとを有し、
    前記液吸収ユニットは、液透過性の収納シートで形成された複数の収納袋と、前記収納袋内に収納されて液を吸収してその体積が膨張する高吸収性材料とを有しており、
    前記高吸収性材料が液を吸収した状態で前記収納袋の高さ寸法が増大し、前記液収納体の内部空間が肌側に向けて拡大することを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記液吸収ユニットが液を吸収する前の状態において、液収納体の内部空間が肌側へ向けて拡張できるように、前記液収納体の両側部を形成するシートが曲げられている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記液収納体は、前記裏面シートが、着衣側および両側部を覆っており、前記両側部において前記裏面シートが曲げられている請求項2記載の吸収性物品。
  4. 前記液収納体の内部には、前記液吸収ユニットと共に、繊維層が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記収納袋を形成している前記収納シートは少なくとも一部が伸縮性を有している請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記収納シートの少なくとも一部が伸縮性を有するエアースルー不織布で形成されている請求項5記載の吸収性物品。
  7. 前記液吸収ユニットは、前記高吸収性材料がその質量の10倍の塩化ナトリウム水溶液(0.9%)を吸収したときに、高さが1.5倍以上に膨張する請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品と、前記吸収性物品の裏面シートを覆う着衣側シートとを有することを特徴とする使い捨ておむつ。
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