JP2005136967A - 多重ビーム・スケジューリングを提供するためのシステムおよび方法 - Google Patents

多重ビーム・スケジューリングを提供するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムにおいて多重ビーム・スケジューリングを提供するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】 本発明の通信システム(10)は、少なくとも一対の重複するカバー範囲エンベロープ(118、120)と少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープ(118、122)とを備えたカバー範囲エンベロープ(118、120、122)に対する通信を提供する複数のビーム(110、112、114)を提供するように適合させたビーム形成器(12)と、一群の共有システム・リソース(200)からのシステム・リソースを前記カバー範囲エンベロープ全体にわたって分散された複数の受信器(124、126、128)に割り当てるスケジューラ(14)とを備え、スケジューラ(14)は、同時データ伝送中に使用する一群の共有システム・リソース(200)から同じシステム・リソースを少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープ(118、122)を備えるカバー範囲エンベロープの各々の内部にある受信器に割り当てるように適合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、全般的には通信信号を送信、受信および処理する通信システムに関し、さらに詳細には、通信システムにおいて多重ビーム・スケジューリングを提供するシステムおよび方法に関する。
本セクションは、以下に記載し、かつ/または、請求項に係る本発明のさまざまな態様に関連することがある技術のさまざまな態様に読者を導くことを目的としている。この説明は本発明のさまざまな態様に関するより深い理解を容易にするようなバックグラウンド情報を読者に提供するのに役立つものと考えられる。したがって、これらの記載内容はこれに照らして読まれるべきであり、従来技術に対する承認として読まれるべきではないことを理解すべきである。
通信信号を送信および受信する通信システムは重要性が高まり続けている。こうしたシステムは、テレビジョン、ラジオ、衛星通信、携帯電話サービス、ワイヤレス式コンピュータ・ネットワーク、その他を提供するために使用されている。こうしたシステムの重要な態様の1つは、ユーザに提供されるサービス品質の改善を継続するために信号を効率よく処理する能力である。
符号分割多重アクセス(CDMA)システムにおけるチャンネル化コード
携帯電話システムは、ある任意の時点である基地局からその基地局の伝送レンジ内の一群のモバイル・ユーザまでデータを伝送するために多種多様な通信スキームを使用することがある。基地局の伝送レンジ範囲内にあるエリアのことを「セル(cell)」と呼ぶことがある。あるセル内でデータを効率よく伝送するために利用されるスキームの1つは、符号分割多重アクセス(CDMA)として知られるスキームである。
CDMAセル内では、データが伝送される各時点において1人または数人のユーザが選択される(スケジューリングを受ける)。スケジューリングのためのユーザの選択は、そのユーザの瞬時チャンネル強度、当該ユーザがそのバッファ内で待ち状態にして有するデータ量、その他などの幾つかの要因に基づくことがある。スケジューリングを受けたこれらのユーザは、当該タイムスロット内でそのそれぞれの信号の伝送に利用可能なシステム・リソースを共有している。これらのユーザの信号伝送に必要であり、かつシステム内のそのサービス品質メトリックス(quality metrics)に影響を及ぼすようなこの潜在的に稀少な共有システム・リソースには、送信電力、チャンネル化コード、その他が含まれる。
一般に、チャンネル化コードは、ある特定のユーザによる受信を目的とした信号がその他のユーザによる受信を目的とした信号と混信しないように互いに識別できるようにした信号生成のために使用することができるコードである。換言すると、チャンネル化コードを利用すると基地局によって送信されている各信号に対して一意の識別可能な1つのパターンを付与することができる。チャンネル化コードを使用するとさらに、信号に対して特定の伝送特性を付与することができる。たとえば、異なるチャンネル化コードを利用すると同じセル内で同時に送信された信号に対して直交性を付与し、これらの信号の互いからの干渉を防止することができる。直交する信号は、信号を歪ませないチャンネルを介した伝播の際に互いの内部に含まれる情報と干渉を起こさない信号である。直交する信号を使用すると単位時間に送信されるデータ量が多くなるため、同じセルの内部で直交する信号を提供するためにチャンネル化コードを使用することは保存システム・リソースを節約する一例となる。
チャンネル化コードを使用して干渉を生じないデータの同時伝送を可能にすることをコード多重化(code multiplexing)と呼ぶ。一般的に言って、あるセル内の任意のユーザに対して同時に送信されている信号は、同時送信された別の信号との干渉を防止するためにその独自のチャンネル化コード組を有していなければならない。したがって、ある任意の時点で利用可能なチャンネル化コードの数は、あるシステム内である任意の時点で送信されることがあるデータの量に関する制約となることがある。
ビーム形成および固定ビーム・ネットワーク
アンテナおよびビーム形成器は、効果的な送信および送信された通信信号の受信を支援する重要な構成要素である。アンテナ・アセンブリは、典型的には、通信信号を送信し、かつ送信された通信信号を空中から受信している。多くのアンテナは、通信信号の送信および受信を支援するための複数の素子から構成されるアレイを有している。
異なる到来角度からの信号受信を増強するためのビーム形成、並びに異なるユーザに対する信号の送信品質を増強するための送信ビーム形成を実行するためには、アンテナ・アレイが使用されることがある。アンテナ・アレイの異なる素子上でユーザから受信した信号間の位相オフセットは、アンテナ・アレイの位置におけるユーザの信号の到来角度に依存する。この現象は、基地局受信器の位置において所望の方向から到来する信号を受信ビーム形成器を用いて建設的に合成するために利用することができる。受信ビーム形成器はアンテナ・アレイのさまざまな素子から入力を受け取り、これらをある基準に基づいて出力信号すなわちビームになるように合成させるデバイスである。
さらに、アンテナ・アレイによる信号送信の前にこの信号を増強するために送信ビーム形成器が使用されることがある。送信ビーム形成器は、アンテナ・アレイによる送信前に任意のユーザを目的とした信号に加重係数を与え、これによりそのユーザ向けに所望の信号強度を増強させ、かつ/またはこのユーザの信号が別のユーザに及ぼす干渉を低下させることができる。送信ビーム形成器によって与えるこの加重係数は、アンテナ・アレイの位置で所望のユーザから受け取った信号のさまざまな計測値、あるいはアンテナ・アレイからのユーザの所在角度に関する別の任意の知見に従って調整することができる。送信ビーム形成重み係数を使用すると、ある所望のユーザを目的とした信号はその所望のユーザの方向に向かうように「舵取りされる(steered)」と考えることができ、これによりその所望のユーザ向けの信号強度が最大化され、かつこの信号が別の角度に位置するユーザに及ぼす干渉が低下する。
ビーム形成器は、固定ビーム・ネットワークとして知られる構成を生成させるために利用されることがある。固定ビーム・ネットワークまたはシステムでは、ビーム形成器は、複数の固定方向または事前定義の方向に向かう信号強度を最大化することによって複数のビームを提供するように適合されることがある。そのセルの指定した部分を担当する各固定ビーム向けに一組のビーム形成器重み係数が保存されている。ユーザが固定ビームのうちの1つの近傍域内にあるとき、これらによる基地局からの信号受信は強い。そのシステム内の任意のユーザに対して与えられるビーム形成重み係数は、当該ユーザに関する最も強い固定ビームに対応する係数となるように選択される。固定ビーム・ネットワークは一般に、ビーム形成重み係数をそのシステム内の各ユーザ向けに個々に動的に計算するのと比べて一般に実現がより容易であるため複雑性と動作性能とを折衷させたものになる。
固定ビーム・ネットワーク内でのシステム・リソースの使用を向上させようとするためには、セクター分割が方策の1つである。一例として、ある基地局のカバー範囲エリアがその各々が120度の角度領域をカバーしている3つのセルに分割されている3セル配備の仮想的状況を、その各々が60度の領域をカバーしているサイズのセルを備えた6セル配備の状況と比較することができる。いずれの配備状況においても各セルは、そのカバー範囲内にあるユーザのスケジューリングのために使用されることがあるようなそれ自身の一組のチャンネル化コードを利用することができる。6セル・システム内にある基地局はしたがって、3セル・システム内の基地局のチャンネル化コードの総数の2倍のチャンネル化コードを使用することがある。しかし、セクター分割は、アンテナ構成を大幅に変更することなしに実現することは困難となることがある。
本発明の実施形態は通信システムに関するものである。こうした通信システムは、その各々が対応するカバー範囲エンベロープに関する通信を提供している複数のビームを提供するように適合させたビーム形成器であって、該複数のカバー範囲エンベロープは少なくとも一対の重複するカバー範囲エンベロープおよび少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープを備えているビーム形成器と、一群の共有システム・リソースからのシステム・リソースを該カバー範囲エンベロープ全体にわたって分散された複数の受信器に割り当てているスケジューラであって、同時データ伝送中に使用するための一群の共有システム・リソースからの同じシステム・リソースを該少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープを備えるカバー範囲エンベロープの各々の内部にある受信器に割り当てるように適合させたスケジューラと、を含むことがある。
本発明の利点は、以下の詳細な説明を読みかつ図面を参照することによって明らかとなろう。
本発明に関する1つまたは複数の具体的な実施形態について以下に記載することにする。これらの実施形態に関する精細な説明を提供しようとする目的のため、本明細書では実際の実現形態に関する特徴のすべてを記載してはいない。こうした実際の任意の実現形態の策定においては、システム関連の制約や事業関連の制約など実現形態ごとにさまざまであるような開発者の具体的な目標を達成するために、いずれのエンジニアリングまたは設計プロジェクトの場合にも同様に、多くの特定実現向けの決定を行わなければならないことを理解すべきである。さらに、こうした開発努力は複雑でありかつ時間がかかることがあるが、この開示による恩恵を有する当業者には設計、製作、および製造がルーチン作業となるとも理解すべきである。
本発明の実施形態は、比較的稀少なシステム・リソースに関する再使用性を改善することによって通信システムのスループットなどのサービス品質メトリックスを改善することができる。詳細には、本発明の実施形態は、ユーザ信号がビーム多重化並びにコード多重化を利用して非重複ビームの信号伝送にチャンネル化コードを再使用させているようなシステムおよび方法を提供することによって固定ビーム・ネットワークのスループットを改善することができる。
図面を参照すると、図1は本発明の実施形態による通信システムを表したブロック図である。本通信システムは、携帯電話基地局を備えることがあり、全体を一般に参照番号10で表している。ビーム形成器12は複数のアンテナ素子16、18および20によって信号を送受信するように接続されている。アンテナ素子16、18および20によってアンテナ・パターン22が提示される。アンテナ・パターン22はそのアンテナが送信された通信信号に関する最適な受信を得る可能性が高い各方向を示している。
アンテナ・パターン22は、ローブ24および28などのローブを備えることがある。さらに、アンテナ・パターンは、谷部26などの谷部を備えることがある。ビーム形成器12は動的制御が可能な加重係数を利用し、その出力信号を発生させるときに事前定義の方向から受信した信号に対してより大きな重みを数学的に付与することがある。
ビーム形成器12はスケジューラ14に接続させることがあり、さらにこのスケジューラ14は、ある任意の時点でアンテナ素子16、18および20の伝送レンジ内にいる一群のユーザに関する送信データの出力に対するスケジューリング機能を実行しているスケジューラ・ハードウェアおよび/またはソフトウェアを備えることがある。上で述べたように、このビーム形成器は、事前定義の複数の方向を示す送信信号成分および受信信号成分に対して加重係数を利用することによって固定ビーム通信ネットワークを提供するように適合させることがある。こうした固定ビーム・ネットワークの一例について図2を参照しながら以下で検討することにする。
図2は本発明の実施形態による固定ビーム・ネットワーク内での固定ビームの展開を表したブロック図である。この固定ビーム・ネットワークはその全体を参照番号100で表している。図2に示すように、本発明の実施形態は、ビーム・スケジューリングのためにチャンネル化コードの再使用を利用することによってシステムのスループットを改善させることに関するものである。
図2では、固定ビーム・ネットワーク100はアンテナ素子102、104および106を備える3素子式アンテナ・アレイによって構築されている。このアンテナ・アレイは、セルタワーその他の一部分をなすことがある。ビーム形成器12(図1)などのビーム形成器は、3つの固定ビーム110、112および114を提供するように適合させている。これらの固定ビーム110、112および114のそれぞれは、受信が最も強くなるような1つのカバー範囲エンベロープを提供する。図2では、これらの固定ビーム110、112および114はそれぞれ、カバー範囲エンベロープ118、120および122を提供している。
固定ビーム・システム100はスケジューラ14(図1)などのスケジューラ回路またはソフトウェアを含むことがある。このスケジューラは、所与の時点においてあるセル範囲にいる個々のユーザに対するデータの伝達を割り当てる、すなわちスケジューリングすることができる。スケジューラ14はさらに、データ伝送に対してチャンネル化コードを割り当てし、かつある特定のユーザがカバー範囲エンベロープ118、120または122のうちの1つの近傍域内にいるときにそのユーザに対してある特定のビームを割り当てることができる。さらに、別の機能がこのスケジューラ14によって実行されることもある。あるユーザが固定ビームのうちの1つの間にあるときには、そのユーザの受信はユーザがカバー範囲エンベロープ118、120または122のうちの1つの内部にいるときと比較して劣化することになる。
上で述べたように、基地局が備えているシステム・リソースは限られていることがあり、ある任意の時点であるセル範囲内にいるユーザに対するサービスを行うためにこれを効率よく使用しなければならない。任意のタイムスロットにおいてその基地局にあるスケジューラが自由に使える無線リソースとしては、利用可能な送信電力Pavait、利用可能なチャンネル化コードWavaitの個数、その他が含まれることがある。一般に、ビーム110、112および114はM個のビームからなる組を構成することがある。これらのビームは1つのセルを、カバー範囲エンベロープ118、120および124などのM個の個々の空間部分に区分している。
M個のビームのうちの幾つかによって提供されるカバー範囲エンベロープは、別のビームによって提供されるカバー範囲エリアとかなりの重複を有することがある。所与のネットワークにおいて、固定ビームの各一対は、一方のビームがもう一方のビームのカバー範囲部分内に送信するエネルギー量に基づいて重複しているあるいは重複していないのいずれかと見なすことができる。図2に示した例では、ビーム110によって提供されるカバー範囲エンベロープ118はビーム112によって提供されるカバー範囲エンベロープ120に重なっている。同様に、ビーム112によって提供されるカバー範囲エンベロープ120はビーム114によって提供されるカバー範囲エンベロープ122に重なっている。しかし、カバー範囲エンベロープ118は、カバー範囲エンベロープ122とはあまり大きな重複を有していない。したがって、カバー範囲エンベロープ118および122に関するビーム多重化を提供するために本発明の実施形態を利用することができる。具体的には、非重複のカバー範囲エンベロープ内にいるユーザに関しては同じチャンネル化コードを使用することができ、これによりシステム・スループットの改善が提供されるが、別のサービス品質メトリックスは著しく劣化しない。
一例として、携帯電話を含むことがあるモバイル受信器128がカバー範囲エンベロープ118内にあることがあり、かつ携帯電話を含むことがあるモバイル受信器126がカバー範囲エンベロープ118と120の間の重複エリアにあることがある。このケースでは、モバイル受信器126および128への信号の送信のために同じチャンネル化コードを使用することができない、というのはこれらの信号は互いに干渉し合う可能性があるからである。一方、モバイル受信器128に送信する信号に対して使用されるチャンネル化コードは、カバー範囲エンベロープ122内にある携帯電話を含むことがあるモバイル受信器124に信号を送信するために使用するチャンネル化コードと同じにすることが可能である、というのはカバー範囲エンベロープ118がカバー範囲エンベロープ122と重複していないからである。
図3は、本発明の実施形態による複数のビームの各々に関して利用可能なチャンネル化コードの例示的なリストを表したブロック図である。その全体を参照番号200で表しているこのチャンネル化コード・リストは、通信システム10(図1)などの通信システムによって使用するために保存されている。スケジューラ14(図1)などのスケジューラは、ユーザに対する送信をスケジューリングする際にチャンネル化コード・リスト200内に保存されている情報を利用することができる。
チャンネル化コード・リスト200は、所与の時点での使用に関して利用可能なチャンネル化コードからなるリストを備えることがある。利用可能なチャンネル化コードは、図3の参照番号202、204、206、208および210によって特定されている。チャンネル化コード202〜210の各々は、チャンネル化コード・リスト200が対応付けする通信システムによって提供される複数のビームのうちの1つまたは複数のビームと関連付けされることがある。
チャンネル化コード・リスト200に含まれる利用可能なチャンネル化コードのそれぞれは、固定ビーム・ネットワーク内に発生するビームのうちの1つまたは複数のビームによって提供されるカバー範囲エンベロープと関連付けされることがある。詳細には、ある特定のチャンネル化コードは、そのチャンネル化コードが重複するカバー範囲エンベロープを提供するビームに関連して同時に使用されていなければ、複数のビームによって生成されたカバー範囲エンベロープ内での同時使用のために利用可能であることがある。
図3に示した例示的なチャンネル化コード・リストは図2に示した例示的な固定ビーム・ネットワーク100に関するものである。チャンネル化コード・リスト200は、さまざまなユーザに対する送信が発生するのに従ってスケジューラによって継続的に更新することができる。図3に示した例において、チャンネル化コード202は、ビーム110、112または114(図2)のいずれとも連携した送信での使用に利用可能であるように表されているため、ここでは使用されていない。チャンネル化コード204はビーム110(図2)に連携した使用に利用可能であり、このことはチャンネル化コード204が、非重複のカバー範囲エンベロープを提供するビーム114と連携して同時に使用できることを示している。同様に、チャンネル化コード206はビーム114(図2)と連携した使用に利用可能であり、このことはチャンネル化コード206が非重複のカバー範囲エンベロープを提供するビーム110(図2)と連携して同時に使用できることを示している。したがって、カバー範囲エンベロープ118および122の両者に関して同じチャンネル化コードを同時に使用することができる。
チャンネル化コード208は、ビーム110、112または114のいずれと一緒での使用にも利用可能であるように表しており、これによりチャンネル化コード208が図3に示す時点ではいずれのビームとも連携して使用することができない。チャンネル化コード210は、いずれのビームと連携した使用も利用可能でないように表している。これによって、チャンネル化コード210はビーム110および114の両方によって提供されるカバー範囲エンベロープと重複するカバー範囲を提供するビーム112と連携した送信に使用されることを示している。別法として、チャンネル化コード210は、これがビーム110とビーム114の両者と連携した送信に関して同時に使用されているため、利用可能でないことがある。
当業者であれば、チャンネル化コード・リスト200に示した情報が単に例示を目的として提供されたものであることを理解されよう。本発明の実施形態は追加的な情報、あるいは複数のリストその他を含むさまざまな形式に従って編集された情報を備えるチャンネル化コード・リストと組みあわせて使用することができる。
本発明の実施形態は、ユーザに対する伝送を効率よくスケジューリングするために広範な基準を利用することがある。利用されることがある基準の例には以下のものが含まれる。
1.スケジューリングを受ける全ユーザに関して使用される送信電力の総合計がPavaitを超えないこと。
2.スケジューリングを受ける各ユーザにWavait利用可能なチャンネル化コードの1つの部分組が割り当てられること。
3.同じビームまたは重複ビームによってサービスを受けるどの二人のユーザも共通のチャンネル化コードを共有しないこと。
4.同じビームまたは重複ビームによってサービスを受ける異なるユーザがチャンネル化コードの非重複の組を用いたスケジューリングを受けることがあること。
5.非重複のビームによってサービスを受ける異なるユーザがチャンネル化コードの重複の組を用いたスケジューリングを受けることがあること。
ユーザは、スケジューリングを受けるどの二人のユーザもチャンネル化コードとビームの両方に関して重複していないようにスケジューリングを受けることがある。したがって本発明の実施形態は、重複するビーム内でのチャンネル化コード多重化、並びに非重複のビームの間におけるチャンネル化コード再使用を利用することができる。
図4は、本発明の実施形態による処理を表した処理フローチャートである。本処理はその全体を参照番号300で表している。ブロック302において、本処理が開始される。ブロック304に示しているように、通信システム内のスケジューラは、利用可能なシステム・リソースのリストをメンテナンスしている。このリストは、所与の送信に関して利用可能な電力の指標、固定ビーム・システムにおける各ビームで利用可能なチャンネル化コードの一覧、その他を含むことができる。M個のビームを有する一般化したシステムでは、その利用可能なリソースのリストは、スケジューリング手順の開始時点で利用可能なM個のビームのすべてに関して利用可能なチャンネル化コード(Wavait)をすべて含むことがある。
ブロック306では、スケジューリング優先度メトリックスを使用した優先順位付けリストにユーザがランキングされる。このスケジューリング優先度メトリックスは、すべてのユーザのチャンネル瞬時強度の推定値、そのバッファ占有率、さまざまなユーザに関する所望のサービス品質と比較した達成サービス品質、あるいは別の公平性基準(fairness criteria)を考慮することがある。
ブロック308では、ブロック306で実施された優先順位判定に基づいてシステム・リソースがユーザに割り当てられる。たとえば、あるユーザに対してサービスを提供しているビームに関して利用可能なチャンネル化コードがあれば、当該ユーザには、到来する伝送に関して1つまたは複数の利用可能なチャンネル化コードを割り当てることがある。図3に関連して上で述べたように、それぞれのビームによって提供されるカバー範囲エンベロープが重複しない限りチャンネル化コードは再使用することができる。ブロック310に示しているように、チャンネル化コード・リストは、ユーザに対するチャンネル化コードの割り当てが反映されるように更新することができる。重複するカバー範囲エンベロープを提供するビームに関しては、ユーザに割り当てられた1つまたは複数のチャンネル化コードを利用可能でないように表すことができ、一方非重複のカバー範囲エンベロープを提供するビームに関した使用については、依然としてユーザに割り当てられた1つまたは複数のコードを利用可能であるとしてリストしておくことができる。
サービスを受ける追加のユーザや残りのシステム・リソースが存在する場合(ブロック312)には、ブロック308および310に関する工程を反復することができる。サービスを受ける追加のユーザや追加のシステム・リソースがなくなった場合、本処理は終了する(ブロック314)。
本発明の実施形態は、セクター分割を利用する基地局に関して改良されたシステムの動作性能を提供することができる。さらに、本発明の実施形態はオペレーション・ネットワークにおける配備の柔軟性を提供することができる。
本発明はさまざまな修正形態や代替形態とすることができるが、特定の実施形態について図面に一例として図示すると共に本明細書で説明した。しかし、本発明を開示した特定の形態に限定する意図ではないことを理解すべきである。それどころか、本発明は添付の特許請求の範囲の記載に従った本発明の精神および趣旨の域内に属するすべての修正形態、等価形態および代替形態を包含するものである。
本発明の実施形態による通信システムを表したブロック図である。 本発明の実施形態による固定ビーム・ネットワーク内での固定ビームの展開を表したブロック図である。 本発明の実施形態による複数のビームの各々に関して利用可能なチャンネル化コードの例示的なリストを表したブロック図である。 本発明の実施形態による処理を表した処理フローチャートである。

Claims (10)

  1. 通信システム(10)であって、
    複数のビーム(110、112、114)を提供するように適合させたビーム形成器(12)を備え、前記複数のビーム(110、112、114)の各々が対応するカバー範囲エンベロープ(118、120、122)に対応する通信を提供しており、前記複数のカバー範囲エンベロープ(118、120、122)は少なくとも一対の重複するカバー範囲エンベロープ(118、120)と少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープ(118、122)とを備えており、さらに、
    一群の共有システム・リソース(200)からのシステム・リソースを前記カバー範囲エンベロープ全体にわたって分散された複数の受信器(124、126、128)に割り当てるスケジューラ(14)を備え、前記スケジューラ(14)は、同時データ伝送中に使用する一群の共有システム・リソース(200)から同じシステム・リソースを前記少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープ(118、122)を備えるカバー範囲エンベロープの各々の内部にある受信器に割り当てるように適合することを特徴とする通信システム。
  2. 固定ビーム・ネットワーク(100)を備える請求項1に記載の通信システム(10)。
  3. 前記一群の共有システム・リソース(200)は一群のチャンネル化コード(202、204、206、208、210)を備える請求項1に記載の通信システム(10)。
  4. 前記スケジューラ(14)は、前記一群の共有システム・リソース(200)のリストをメンテナンスすると共に、共有システム・リソース(200)が複数の受信器(124、126、128)に割り当てられるのに従って前記リストを更新する請求項1に記載の通信システム(10)。
  5. 携帯電話基地局を備える請求項1に記載の通信システム(10)。
  6. 複数の受信器(124、126、128)との通信を提供するよう適合された、一群の共有システム・リソース(200)を有する通信システム(10)内においてデータ伝送をスケジューリングする方法であって、
    対応するカバー範囲エンベロープ(118、120、122)への通信をその各々が提供する複数のビーム(110、112、114)を提供する工程を含み、前記複数のカバー範囲エンベロープ(118、120、122)は少なくとも一対の重複するカバー範囲エンベロープ(118、120)と少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープ(118、122)とを備えており、そして複数の受信器(124、126、128)は前記複数のカバー範囲エンベロープ(118、120、122)の全体にわたって分散されており、さらに、
    同時データ伝送中に使用する同じシステム・リソースを前記少なくとも一対の非重複のカバー範囲エンベロープ(118、122)を備えるカバー範囲エンベロープの各々の内部にある受信器に割り当てる工程とを含む方法。
  7. 固定ビームとなるように前記複数のビームを規定する工程を含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記一群の共有システム・リソース(200)を備えるように一群のチャンネル化コード(202、204、206、208、210)を規定する工程を含む請求項6に記載の方法。
  9. 前記一群の共有システム・リソース(200)のリストをメンテナンスする工程を含む請求項6に記載の方法。
  10. 符号分割多重アクセス(CDMA)通信プロトコルに従って複数の受信器の少なくとも1つの部分組にデータを送信する工程を含む請求項6に記載の方法。
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