JP2005136762A - 高精細映像再生方法ならびに装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 媒体に蓄積されたSDTV映像の基本ビデオデータとネットワークから取得した拡張ビデオデータにてHDTV映像を再生する。あるいは、放送から受信したSDTV映像の基本ビデオデータとネットワークから取得した拡張ビデオデータにてHDTV映像を再生する。拡張ビデオデータを保存するデータサーバへのアクセスは、媒体に記録されたリンク情報や媒体に含まれる製品情報の提供により可能となる。あるいは、放送業者や通信キャリアとの契約により可能となる。
【効果】 正当な権利を持つユーザのみに対してのみ、選択的に拡張サービスを提供することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
A. 記録媒体あるいは放送データに記録されたリンク情報に従ってアクセス(図1)、
B. プロダクト情報による認証処理後にアクセス(図2)、
C. 放送契約やキャリア契約に基づく個人認証処理後にアクセス(図3)、
D. 情報・認証なしでアクセス(図3)。
各実施例の効果について、ここで説明する。「リンク情報にてアクセスする方法」は、データサーバの存在を公にすることなく特定ユーザにアクセス権を提供できるため、新製品や新サービスには最適な方法と考えられる。さらに、この方法では、複数のリンク情報を用意することにより、拡張ビデオデータへのランダムアクセスとシーン途中からのHDTV映像の閲覧が可能となる。「プロダクト情報による認証処理後にアクセスする方法」は、ネット上に開示されたコンテンツのリストから見たいコンテンツを選択する場合に適している。この方法によれば、基本ビデオデータが媒体に記録されている場合において、選択したコンテンツを所有していることが確認できる。そのため、製品(例えば既に発売済みのDVD)を購入したユーザや有料放送コンテンツを受信したユーザに対してのみ、拡張ビデオデータを提供するサービスが可能となる。「放送契約やキャリア契約に基づく個人認証処理後にアクセスする方法」も、ネット上に開示されたコンテンツリスト(メディアライブラリ)から見たいコンテンツを選択する場合に適している。この方法では、放送や無線通信にて基本ビデオデータを受信したユーザに対して、HDTV映像閲覧の付加サービスを提供することが可能となる。「情報・認証なしでアクセスする方法」は、拡張ビデオデータのみではコンテンツが再生できないことを利用した方法であり、拡張ビデオデータの受信料金にて課金処理を行うサービス(例えば、携帯電話のインターネットアクセス)では有効である。
まず、例として図1と図2の機能を併せ持つシステム(第2の実施例変形1)の認証処理を説明する。この実施例では、テキストデータに含まれるアクセス情報(リンク情報または製品情報)に応じて適応的に処理できる。まず、ユーザのコンテンツを指定しての再生指示が入力されると、制御部114が、リンク情報デコーダあるいは製品情報デコーダに該コンテンツの基本ビデオデータに対応付けられるメディアデータ又は製品情報データがないかのチェックを要求する。アクセス上情報デコーダ(リンク情報と製品情報を再生する)は、この要求を受けて、メディアデータを検索する。“リンク情報あり”と判断される場合(701)には、図1のSD再生装置の分離部101-1にて、メディアデータ(ビデオ、オーディオ、テキストの混合データ)からユーザの指定したシーンに対応するテキストデータを分離し、リンク情報デコーダ103にてリンク情報を再生する。リンク情報を取得(751)したHD再生装置110-1のデータ送受信部112-1は、ネットワーク300を介して、データサーバ201-1にリンク情報を配信する(752)。リンク情報を受信したデータサーバはその有効性を判断し、問題がなければ、認証情報をユーザに通知する。HD再生装置110は、認証情報を受信したのち(702)、再生処理を開始する。“リンク情報なし”と判断される場合(701)には、図2のように、SD再生装置100-2の分離部101-2にて、メディアデータのテキストデータを分離し、製品情報デコーダ103にて製品情報を再生する。HD再生装置110-2は、製品情報を取得(761)した後、ユーザの指示により、メディアライブラリ202に接続する(762)。ユーザのコンテンツ選択後、選択情報と共に製品情報がデータ送受信部112-2を介してデータサーバ201-2に配信される(763)。製品情報を受信したデータサーバはユーザが選択したコンテンツと製品情報の一致を確認し、問題がなければ、認証情報をユーザに通知する。HD再生装置110-2は、認証情報を受信したのち(702)、再生処理を開始する。なお、図1と図2の場合には、ユーザから処理開始要求(700)により、HD再生装置からSD再生装置にサーバへのアクセス情報が要求され、データサーバとの認証処理が実施される。具体的には、処理701は実施せずに、751〜752(図1の場合)あるいは761〜763(図2の場合)のみの処理フローが実施される。
B. データを受信した後に再生処理を行うダウンロード(図4)。
前者は、受信データは再生後に削除されるため、多くのメモリを持たない装置を使用する場合や、受信データを残さないことによりコンテンツの著作権を保護したい場合に適している。後者は、受信データを蓄積するためのメモリが必要なるが、データの受信エラーを避けることができるため、安定したサービスを提供することができる。拡張ビデオデータがハードディクス内に残ることによる2次利用の危険性については、ハードディスクに拡張ビデオデータへのアクセス制限をかけることにより、また、視聴後にハードディスクから拡張ビデオデータを削除する機能を設けることにより、拡張ビデオデータの2次利用を防ぐが望ましい。
図6にて、本願の開示するHDTV映像再生方法の処理フロー例3を示す。この図6は、図4ならびにその変形例(データサーバへのアクセス方法)に適用される。図5と同様に処理フローは、認証処理と再生処理に分かれる。認証処理については、図5の場合と同じであるため説明を割愛する。以降の再生処理は、4例とも基本的には同じである。まず、HD再生装置110-4は、制御部114-4の指令により、データサーバ201-1からハードディスク113に、拡張ビデオデータをダウンロードする(724)。次に、HD再生装置110-4の制御部114-4は、SD再生装置100-4に基本ビデオデータの再生開始を要求する。この要求を受けて、SD再生装置100-4内のベースレイヤデコーダ102が基本ビデオデータの再生ならびにSDフレームのHD再生装置110-4への提供を開始する(703)。制御部114-4が次のSDフレームの受信完了を確認すると(705)、HD再生装置110-4内のエンハンスメントレイヤデコーダ111-1は、次フレームの拡張ビデオデータを再生し(706)、HDフレームを合成する(707)。HD再生装置は、再生したHDフレームをHDモニタに出力する。以降、エンハンスメントレイヤデコーダ111-1は、ダウンロードした拡張ビデオデータの再生処理が終了する(709)まで、処理705から処理707を繰り返す(708)。なお、拡張ビデオデータを分割してダウンロードすることにより、全拡張ビデオデータのダウンロードを待たずに再生処理を開始することも可能となる。 図1〜図4では、SD再生装置とHD再生装置を別の装置としているが、SD再生装置の機能がHD再生装置に含まれている場合には、1つの装置にて本願のHD映像再生処理を実施できる。但し、この場合、図5および図6の処理フローにおいて、処理703内のSDフレーム提供開始は必要なく、処理705のSDフレーム受信確認はSDフレーム再生確認となる。
Claims (9)
- メディアデータを格納する蓄積媒体の再生装置、及び、ネットワークに接続されたデータ送受信部と、制御部とを有し、
上記制御部は、上記メディアデータ中の基本ビデオデータに対応する拡張ビデオデータを上記通信部を介してネットワークから受信し、該拡張データを用いて上記基本ビデオデータを変換する処理を制御することを特徴とするデータ処理装置。 - 上記メディアデータには、該基本ビデオデータと対応する上記拡張ビデオデータへのリンク情報が含まれており、
上記制御部は、上記リンク情報を上記データ通信部を介してネットワークに出力し、リンク情報に指定されたネットワークのリンク先から上記拡張ビデオデータを受信し、該拡張データを用いて上記基本ビデオデータを変換する処理を制御することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 上記メディアデータには、該基本ビデオデータと対応する上記拡張ビデオデータを識別する識別情報が含まれており、
上記制御部は、入力されたコンテンツ情報と上記識別情報を上記データ送受信部を介してネットワークに出力し、該ネットワークに接続されるサーバで該識別情報と該コンテンツの認証が行われた場合に、上記拡張ビデオデータの受信が可能となることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 上記基本ビデオデータはビデオのベースレイヤビットストリームであって、上記拡張ビデオデータは上記ベースレイヤビットストリームに対応する復号画面サイズを拡大するエンハンスメントレイヤビットストリームであって、
上記変換は上記基本ビデオデータの復号画像サイズを拡大する処理であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のデータ処理装置。 - 上記再生装置は、
上記メディアデータをデータ種別に応じて分離する分離部と、
分離された上記基本ビデオデータを再生するベースレイヤデコーダと、
分離されたデータから情報データを抽出するリンク情報デコーダとを有することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。 - 上記再生装置は、
上記メディアデータをデータ種別に応じて分離する分離部と、
分離された上記基本ビデオデータを再生するベースレイヤデコーダと、
分離されたデータから製品情報を抽出するリンク情報デコーダとを有することを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。 - 上記再生装置は、放送データの受信アンテナを有する受信機を有し、上記メディアデータは該受信アンテナを介して受信した放送データであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のデータ処理装置。
- メディアデータを格納する蓄積媒体との接続部、及び、ネットワークに接続されたデータ送受信部と、制御部とを有し、
入力されたビデオの再生要求に応じて上記制御部は、
上記再生要求のあったビデオの上記メディアデータ中の基本ビデオデータに対応付けられるリンク情報データを上記送受信部を介して送出し、
上記ネットワークを介して上記基本ビデオデコーダに対応付けられる拡張ビデオデータを受信し、
該拡張データを用いて上記基本ビデオデータを変換する処理を制御することを特徴とするデータ処理装置。 - メディアデータを格納する蓄積媒体との接続部、及び、ネットワークに接続されたデータ送受信部と、制御部とを有し、
入力されたビデオの再生要求に応じて上記制御部は、
上記再生要求のあったビデオの上記メディアデータ中の基本ビデオデータに対応付けられた製品情報データ及び該ビデオの選択情報を上記送受信部を介して送出し、
上記ネットワークを介して認証情報を受信した場合に、上記基本ビデオデコーダに対応付けられる拡張ビデオデータを受信し、
該拡張データを用いて上記基本ビデオデータを変換する処理を制御することを特徴とするデータ処理装置。
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