JP2005134787A - 光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レーザとSMFとの調芯に好適な構成を有するプラットフォームタイプの光モジュールおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 光モジュール100は、第1のプラットフォーム基板101と、第1のプラットフォーム基板101上に実装された信号送信用のレーザダイオード102およびモニタ用フォトダイオード103と、V溝が形成された第2のプラットフォーム基板104と、V溝に固定された光ファイバ105と、光ファイバ105を保護するフェルール106を備えている。光ファイバ105は、シングルモードファイバの先端部に屈折率分布光ファイバが接合された合成光ファイバであり、ファイバ先端部において存在する光を広く集光してシングルモードファイバ201まで導くレンズとしての役割を果たすので、合成光ファイバとLD102の光軸が少しずれている場合であってもLD102からの光を十分に取り込むことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光モジュールおよびその製造方法に関し、より詳細には、レーザと光ファイバとの調芯に好適な構成を有するプラットフォームタイプの光モジュールおよびのその製造方法に関するものである。
情報テクノロジーは、銅線、光ファイバ、あるいは無線手段を介して大量の情報をリアルタイムに伝送することを可能にしている。現在の傾向のひとつは、各家庭や各オフィス、およびすべての個人が使用するすべての独立した家電製品にまで光通信ネットワークの利用を広げることである。
光ファイバーネットワーク基盤を構築するコストに加えて、光トランシーバ(一般に光モジュールと呼ばれる)も主要なコストの要素となるものである。光モジュールについては、例えば特開2001−324655号公報に開示されている(特許文献1参照)。この光モジュールは、いわゆるプラットフォームタイプと呼ばれるものであり、シリコン基板上に設けられた波長1.3μm帯の半導体レーザ素子と、溝部を有するガラス基板と、溝部に埋め込まれた光導波路としての光ファイバと、光導波路を分断するWDMフィルタなどの光分岐器と、光分岐器により導かれた入力信号光を受けてフォトカレントを出力する受光素子を備えているものである。
シングルモードの光伝送に使用される光モジュールはシングルモードファイバ(SMF)に接続されるが、十分に高い信号パワーを確保するため、レーザダイオードとシングルモードファイバとの間には高い位置精度が要求される。この厳しい要求を達成するための2つの主な方法として、アクティブ調芯方法とパッシブ調芯方法がある。LDをシングルモードファイバに光接続するには、光軸に垂直な2軸方向に1μm以下程度のオーダーでの位置精度が必要とされると考えられる。
ここで通常、「パッシブ」とはレーザとSMFとの間の調芯工程においてレーザ光を発光させるための半導体レーザが駆動されないことを意味する。これは、調芯工程の間にファイバ内の光の強度が監視されるアクティブ調芯と異なる。アクティブ調芯では、ファイバ内の光の強度の最適値が求められると、レーザ溶接および/または接着によってレーザとSMFとの相対位置が固定される。このアクティブ調芯は、TO-カン、ミニ-DIL、バタフライといったタイプの光モジュールの製造において通常使用される確立した方法である。これは、LDを駆動してファイバの一端のコアにレーザ光を照射し、ファイバの他端での光の強度の信号レベルを光強度計によって監視する。LDに対するファイバの一端の相対位置(xyz方向)は、ファイバの他端で監視される光の強度が最大値に達するまで調整される。そしてLDとファイバの位置構成は上述した溶接のような手段によって固定される。
ところで、光ファイバとしては、上述したシングルモードファイバの他にも特殊な光ファイバが存在している。たとえば、光通信用として光ファイバ導波路に機能光学素子、例えば光アイソレータなどを介装するにあたり、平行ビーム変換系の形成が可能な光ファイバ機能部品が知られている(特許文献2参照)。この光ファイバ機能部品は、シングルモード型光ファイバ(SMファイバ)同士の対向面の各々に、グレーデッドインデックス型光ファイバ(GIファイバ)による所定の長さの集束型ロッドレンズが同心に接続されたものである。この光ファイバ機能部品によれば、簡単かつ小型化された構成であるとともに、GIファイバをコリメータとして機能させることができ、特に光ファイバ増幅器内に用いられる光アイソレータに本発明の技術を効果的に適用させることができる。
特開2001−324655号公報 特開平6−138342号公報
上述したように、TO-カン、ミニ-DIL、バタフライといったタイプの光モジュールの製造においては、アクティブ調芯が行われており、プラットフォームタイプの光モジュールにおいても、簡単かつ短時間にアクティブ調芯が行われることが望まれている。
しかしながら、レーザとSMFとの調芯工程では厳格な位置精度が要求されている。また光ファイバ自体は非常に細くかつもろいため、それ自体をハンドリングしてアクティブ調芯を行うことは困難である。したがって、基板上でのレーザとSMFとの調整のためのアクティブ調芯が簡単かつ短時間に行われることが望まれている。
したがって、本発明の目的は、レーザとSMFとの調芯に好適な構成を有するプラットフォームタイプの光モジュールを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、アクティブ調芯を簡単かつ短時間に実施することが可能な光モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の前記目的は、第1のプラットフォーム基板と、前記第1のプラットフォーム基板上に実装された発光素子と、前記発光素子からのレーザ光が入力される光ファイバを少なくとも備え、前記光ファイバは、シングルモード光ファイバの先端部に屈折率分布光ファイバが接合された合成光ファイバであることを特徴とする光モジュールによって達成される。
本発明によれば、屈折率分布光ファイバがレンズとしての役割を果たし、ファイバ先端部において存在する光を広く集光してシングルモード光ファイバまで導くので、合成光ファイバと発光素子の光軸が少しずれている場合であっても発光素子からの光を十分に取り込むことができる。すなわち、光軸合わせに必要な精度が緩和されているので、部材精度のみで高さ方向の位置合わせが行われ、高さを調整する必要がない。また基板に平行な方向についても合成光ファイバにより高精度な位置決めが必要とされない。したがって、わずかな位置の調整で最適位置が決定される確率が高く、アクティブ調芯を簡単かつ短時間に行うことができる。
本発明の好ましい実施態様においては、第2のプラットフォーム基板をさらに備え、光ファイバは第2のプラットフォーム基板上に固定され、第1のプラットフォーム基板は、第2のプラットフォーム基板を搭載することができ、かつ発光素子の実装面と平行方向に移動させてその搭載位置を調整することが可能な広さを有する位置調整領域を備え、第2のプラットフォーム基板は、位置調整領域内に固定されている。
本発明の好ましい実施態様によれば、光ファイバ内の光の強度の最適値が求められると、紫外線の照射によって紫外線硬化樹脂を硬化させてレーザと光ファイバとの相対位置が固定される。したがって、光ファイバの水平方向の移動を円滑にすることができ、光ファイバのアクティブ調芯を円滑に行わせることができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第2のプラットフォーム基板が光透過性を有し、前記第2のプラットフォーム基板は紫外線硬化樹脂を用いて固定されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、紫外線硬化樹脂を用いて第2のプラットフォーム基板を固定する際に、前記第2のプラットフォーム基板に紫外線を透過させることができ、樹脂を確実に硬化させることができる。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記紫外線硬化樹脂は粒状体を含んでいる。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、第2のプラットフォーム基板101の水平方向の移動を円滑にすることができ、LD102と光ファイバ105とのアクティブ調芯を円滑に行わせることができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記光ファイバの一端を収容するフェルールをさらに備え、前記光ファイバは前記フェルールに収容された状態で前記第2のプラットフォーム基板上に固定されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、アクティブ調芯時において光ファイバをハンドリングしやすく、位置決めが正確かつ容易となるのはもちろんのこと、第2のプラットフォーム基板を介することなく光ファイバをフェルールごと直接載置するので、第2のプラットフォーム基板が不要となり、部品点数を削減することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記光ファイバを分断するように設けられたフィルタと、前記フィルタからの反射光を受光する受光素子をさらに備えている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、アクティブ調芯を簡単かつ短時間に行うことが可能な構成を有する双方向タイプの光モジュールを提供することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記受光素子は前記第1のプラットフォーム基板上に設けられている。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記受光素子は前記第1のプラットフォーム基板の前記位置調整領域に埋め込まれている。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記受光素子は前記第2のプラットフォーム基板上に設けられている。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記受光素子は複数設けられている。
本発明の前記目的はまた、第1のプラットフォーム基板上に発光素子を実装する工程と、シングルモード光ファイバの先端部に屈折率分布光ファイバが接合された合成光ファイバを前記第1のプラットフォーム基板上の所定の位置に搭載する工程と、前記発光素子を発光させる工程と、前記発光素子から前記合成光ファイバへ導出させた光の光量を監視しながら前記合成光ファイバを前記発光素子の実装面と平行方向に移動させて前記発光素子との相対位置を調整する工程と、調整後の前記合成光ファイバを前記第1のプラットフォーム基板上に固定する工程を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法によっても達成される。
本発明の好ましい実施態様において、前記第1のプラットフォーム基板上へ合成光ファイバを搭載する工程は、前記合成光ファイバを直接またはフェルールに収容された状態で前記第2のプラットフォーム基板上に固定し、前記合成光ファイバを前記第2のプラットフォーム基板ごと前記第1のプラットフォーム基板上に搭載するものであり、前記発光素子と前記合成光ファイバとの相対位置を調整する工程は、前記合成光ファイバを前記第2のプラットフォーム基板とともに移動させるものである。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記第1のプラットフォーム基板上へ前記合成光ファイバを搭載する工程は、前記合成光ファイバをフェルールに収容し、前記合成光ファイバを前記フェルールごと前記第1のプラットフォーム基板上に搭載するものである。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記合成光ファイバを前記第1のプラットフォーム基板上に固定する工程は、前記第1のプラットフォーム基板または前記第2のプラットフォーム基板もしくは前記フェルールの少なくとも一方に紫外線硬化樹脂を塗布し、前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して、前記第2のプラットフォーム基板または前記フェルールを前記第1のプラットフォーム基板上に接着するものである。
本発明のさらに好ましい実施態様において、前記紫外線硬化樹脂は粒状体を含んでいる。
以上説明したように、本発明によれば、レーザとSMFとの調芯に好適な構成を有するプラットフォームタイプの光モジュールを提供することができる。
また、本発明によれば、アクティブ調芯を簡単かつ短時間に実施することが可能な光モジュールの製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構造を示す略斜視図である。
図1に示されるように、この光モジュール100は、第1のプラットフォーム基板101と、第1のプラットフォーム基板101上に実装された信号送信用のレーザダイオード(LD)102およびモニタ用フォトダイオード(PD)103と、V溝が形成された第2のプラットフォーム基板104と、第2のプラットフォーム基板104上のV溝に固定された光ファイバ105と、光ファイバ105を保護するフェルール106を備えている。
第1のプラットフォーム基板101は、シリコンなどからなるブロック体である。第1のプラットフォーム基板101には凹部が形成されることによって段差が設けられており、下段には第2のプラットフォーム基板104が載置され、中段にはLD102が設けられ、上段にはモニタ用PD103が設けられている。下段面は、第2のプラットフォーム基板104を搭載することができ、かつ前記発光素子の実装面と平行方向に移動させてその搭載位置を調整することが可能な広さを有する位置調整領域となっている。
LD102は、光ファイバ105へ送出する光を発生する発光素子である。LD102は対向する2つの光出射面を有しており、その一方の光出射面は第2のプラットフォーム基板104上のV溝側に向けられており、他方の光出射面はモニタ用PD103側に向けられている。したがって、LD102が出射した光の一部はV溝によって位置決めされた光ファイバ105に供給され、残りはモニタ用PD103に供給される。LD102はデータ送信用に用いられ、図示されていない送信用ICによって駆動される。
モニタ用PD103は、LD102の他方の光出射面からの光を受光してその強度を監視するために用いられる受光素子である。モニタ用PDの出力は送信用ICに供給され、LD102からの光の強度が最適化される。
第2のプラットフォーム基板104は、LD102に対する光ファイバ105の相対位置を調整するために第1のプラットフォーム基板101とは別に用意された基板である。第2のプラットフォーム基板104上のV溝は、光ファイバ105を保持することが可能な幅および深さに設定されている。第2のプラットフォーム基板104は光透過性を有し、例えばガラス基板が使用される。第2のプラットフォーム基板104が透明または半透明であることから、後の紫外線硬化樹脂を用いた接着固定の際に紫外線を透過させることができ、樹脂を確実に硬化させることができる。第2のプラットフォーム基板104としては、ガラス基板のほかにも、アクリルやポリカーボネートなどの樹脂を材料とする基板を用いることができる。
光ファイバ105は、広く知られているように、コアとその周りを取り囲むクラッドからなり、両者の屈折率差を利用して光の伝播を行うことができるように構成された繊維状の光導波路である。詳細は後述するが、本発明で使用する光ファイバ105は合成光ファイバであり、シングルモードファイバ(SMF)の先端部に屈折率分布光ファイバ(GIF)が接合されたものである。
フェルール106は、光ファイバ105を保持可能な筒状体である。光ファイバ105の一方の末端部はフェルール106内において終端しており、他のフェルールと接続することによって、2つの光ファイバを光学的に結合させることができる。
図2は、合成光ファイバ105の構成を概略的に示す模式図である。
図2に示されるように、本発明で使用される合成光ファイバ105は、二つの部分で構成される。第1の部分はシングルモードファイバ(SMF)201であり、第2の部分はSMFの一方の端部に接合された1または2以上の屈折率分布(グレーデッドインデックス)ファイバ(GIF)202である。第2の部分であるGIF202はLD102から出射されるレーザ光を受け入れるための先端部分として使用される。GIF202の反射率は、光ファイバのコアから径方向への距離とともに、次式のように変化する。
(r)=n(core){1−2Δ(r/α)α
ここで、(r)は光ファイバの中心軸から径方向への距離rでの反射率、n(core)は光ファイバのコアの反射率、rはファイバの中心からの径方向への距離、Δは{n(core)−n(clad)}/n(core)、αは定数である。なお、最も一般的なGIFの反射率は、ファイバの中心軸からの径方向への距離の2次関数となる。
屈折率分布光ファイバ202はレンズとしての役割を果たし、ファイバ先端部において存在する光を広く集光してシングルモードファイバ201まで導くので、合成光ファイバとLD102の光軸が少しずれている場合であってもLD102からの光を十分に取り込むことができる。
図3(a)乃至(d)は、合成光ファイバ105の構造の具体例を示す断面図である。
図3(a)に示される合成光ファイバ105Aは、SMF201およびGIF202を有し、GIF202の先端面が平坦になっているものである。SMF201はコア201aおよびクラッド201bを有している。またGIF202はコア202aおよびクラッド202bを有している。GIF202のコア202aの径は、SMF201のコア201aの径よりも大きく設定されている。
図3(b)に示される合成光ファイバ105Bは、SMF201およびGIF202を有し、GIF202の先端部がテーパ状になっているものである。そのため、GIF202のコア202aもテーパ状となっている。その他の特徴は図3(a)に示した合成光ファイバ105Aと同様である。
図3(c)に示される合成光ファイバ105Cは、SMF201およびGIF202を有し、GIF202の先端部が略球面状になっているものである。その他の特徴は図3(a)に示した合成光ファイバ105Aと同様である。GIF202の先端部の形状としては、その他にも種々のものが考えられる。
図3(d)に示される合成光ファイバ105Dは、SMF201、第1のGIF202および第2のGIF203を有している。第1のGIF202のコア径202および第2のGIF203のコア径は互いに異なっている。最も先端である第1のGIF202の先端部は球面状となっており、そのコア202aは第2のGIF203のコア203aよりも細くなっている。
以上のような合成光ファイバ105は、SMFおよびGIFをそれぞれ独立に用意し、両者を融着した後、GIFが所定の長さとなるように切断することによって完成する。
図4は、図1に示した光モジュール100のY−Y線に沿った側面断面図である。
図4に示されるように、第1のプラットフォーム基板101の下段面101cには第2のプラットフォーム基板104が載置されており、第2のプラットフォーム基板104は紫外線硬化樹脂108によって第1のプラットフォーム基板101上に固定されている。第1のプラットフォーム基板101の下段面101cから中段面101bまでの高さ、第2のプラットフォーム基板104の厚みおよびV溝の深さは、LD102の光の出射位置と光ファイバ105のコアの高さ方向の位置が一致するように、それぞれ適切な値に設定されている。また、LD102から出射した光がモニタ用PD103へ導かれるように、第1のプラットフォーム基板101の上段面101aと中段面101bの間には反射面101dが設けられている。
以上のように構成された光モジュール100は、合成光ファイバにより光軸合わせに必要な精度が緩和されているので、部材精度のみで高さ方向の位置合わせが行われ、高さを調整する必要がない。さらに、第2のプラットフォーム基板上に光ファイバが固定されているので、アクティブ調芯時において光ファイバをハンドリングしやすく、光ファイバの位置決めが正確かつ容易となる。
次に、上述した光モジュール100の製造について説明する。
図5は、光モジュールの製造工程を模式的に示す略斜視図である。
図5に示されるように、光モジュール100の製造では、まず第1のプラットフォーム基板101となるシリコンのブロック体が用意され、化学的なエッチングや機械的なダイシングによってブロック体を加工し、ブロック体の上面に第2のプラットフォーム基板104を配置することが可能な幅および深さを有する凹部やその他の段差を形成する。その後、基板表面に酸化膜や窒化膜などの絶縁皮膜を形成し、さらに絶縁皮膜上にボンディングパッド等の電極や配線パターンを形成する。第1のプラットフォーム基板101の上段面101aおよび中段面101bにはモニタ用PD103およびLD102がそれぞれ実装される。
こうして作製されたプラットフォームは、サブパッケージ内に収容される。
図6は、サブパッケージの構成を示す略斜視図であり、プラットフォームが搭載される前の状態を示している。
図6に示されるように、このサブパッケージ160は、リードフレーム161に樹脂からなる枠部材162が取り付けられたものである。
サブパッケージの製造では、まずダイパッド161aおよびリード161bを含むリードフレーム161が用意される。このようなリードフレーム161は、金属板の打ち抜き加工またはエッチング加工によって作製することができる。次に、PPS(Polyphenylene Sulfide)などの耐熱性樹脂によってダイパッド161aとリード161bの一方の先端部分とが機械的に連結され、さらに各リード端子とリードフレームの外側フレームとが機械的に連結される。このような処理はプリモールドと呼ばれる。ダイパッド161aとリード161bならびに各リード161bどうしは物理的に分離され、電気的には絶縁されているが、プリモールドによって機械的には一体的な状態が保たれている。サブパッケージ本体162aはダイパッド161aを囲む樹脂であり、サブパッケージ161aをさらに囲む外側の樹脂がリード支持部材162bである。サブパッケージ本体162の一部には、フェルールを引き出すことが可能な凹部162Yが設けられている。
図7は、サブパッケージ160の構成を示す略斜視図であり、プラットフォームが搭載された後の状態を示している。
次に図7に示されるように、サブパッケージ160内のダイパッド上にはLD102およびモニタ用PD103が実装された第1のプラットフォーム基板101が搭載され、第1のプラットフォーム基板101上の電極パターンと所定のリードとがボンディングワイヤによって電気的に接続される。ここで、ボンディングワイヤに接続されたリードを介してLD102に電子信号を流し、スクリーニングテストが行われることが好ましい。スクリーニングテストは、LD102に例えば数百mAの動作電流を数時間にわたって流し続けることでLD102の初期不良を発見することを目的とするものである。モニタ用PD103より得られる検出信号の強度を監視することによって、LD102の初期不良を発見することができる。以降の製造工程は、スクリーニングテストをパスした仕掛品についてのみ行われ、初期不良品は排除されるので、無駄な工程を省くことができる。
図8は、サブパッケージ160の構成を示す略斜視図であり、第2のプラットフォーム基板104とともに光ファイバ105が搭載された状態を示している。
まず光ファイバ105のGIFが設けられていない方の端部がフェルール106に挿入されて固定される。次いで、光ファイバ105は第2のプラットフォーム基板104上のV溝に沿って収容され、溶接や接着によってV溝内に固定される。なお、はんだで固定する場合には、固定面に金(Au)などの金属膜を形成しておく必要がある。また図示されていないが、調芯用の光強度計の光ファイバもフェルール106の他方に接続される。そして、第2のプラットフォーム基板104の底面もしくは第1のプラットフォーム基板101側または両方に紫外線硬化樹脂が塗布された後、図8に示されるように光ファイバ105は第2のプラットフォーム基板104ごと第1のプラットフォーム基板101上に載置される。このとき、第2のプラットフォーム基板104はマウント装置の吸着タイプのコレットチャックによってハンドリングされ、第1のプラットフォーム基板101上の所定の位置に高精度に位置決めされて確実に載置される。これにより、光ファイバの端面はLDの発光面とほぼ対向した状態となる。次いで、LDと光ファイバのアクティブ調芯が行われる。
図9は、アクティブ調芯システムを説明するための略ブロック図である。
アクティブ調芯では、まずLD102に信号を入力することでLD102を駆動して発光させる。光ファイバ105の一端のコアにはレーザ光が照射され、光ファイバ105の他端に接続された光強度計で光の強度が監視される。ここで、光の強度が所定のレベル以上であれば、LD102と光ファイバ105の相対位置は適切であると判断して、UVランプによる紫外線の照射によって紫外線硬化樹脂を硬化させてLDと光ファイバとの相対位置が固定される。
一方、光の強度が所定レベルよりも小さければ、光ファイバ105の他端で監視される光の強度が最大値に達するまで光ファイバ105の位置を第2のプラットフォーム基板104とともに光ファイバ105の延在方向と直交する水平方向(x方向)に移動させて、LD102に対する光ファイバ105の相対位置が調整される。第2のプラットフォーム基板104の厚さやV溝の寸法、LD102の発光部の高さなどの部材寸法は、光ファイバ105とLD102の光学的結合に必要な精度(数十μm程度)に比べて比較的高い精度で管理されていることから、第2のプラットフォーム基板104の上下方向(z方向)の調整は必要がなく、また光軸方向(y方向)の要求精度は緩いので、調整もほとんど必要がない。光ファイバ105内の光の強度の最適値が求められると、紫外線の照射によって紫外線硬化樹脂を硬化させてレーザと光ファイバとの相対位置が固定される。本実施態様にかかる光モジュールでは、先端部がGIFで構成された合成光ファイバが使用されていることから、わずかな位置の調整で最適位置が決定される確率が高く、アクティブ調芯を簡単にかつ短時間に行うことができる。
次に、PD103やLD102などのすべての光学素子上にシリコーンジェルが塗布される。このシリコーンジェルは、主にPD103と光ファイバとの間の光信号の伝播を確保すると共に、LD102などの各光学素子を外部からの機械的なストレスから保護する緩衝材としての役割を果たす。したがって、外部からの機械的ストレスはシリコーンジェルによって吸収される。そしてサブパッケージの開口がトランスファモールドによって封止される。以上の工程により光モジュール100は完成する。
図10は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略模式図である。
図10に示されるように、この光モジュール300は双方向通信タイプものであり、図1に示した光モジュール100の構成に加えて、光ファイバを分断するスリット111と、このスリット内に挿入されたWDMフィルタ112と、WDMフィルタ112によって分離された光の進行方向に配置された受信用PD113をさらに備えている。例えば、光通信におけるユーザ側の送信波長は1.31μm、受信波長は1.55μmとされており、WDMフィルタ112は、送信波長1.31μmの光を透過し、受信波長1.55μmの光を反射するように構成されている。WDMフィルタ112で反射した光は受信用PD113によって受光される。また特に、本実施態様においては受信用PD113が第2のプラットフォーム基板の上面に配置されている。その他の構成は図1に示した光モジュール100と同様であり、光ファイバ105としては合成光ファイバが使用されている。
光モジュール300の製造では、第2のプラットフォーム基板101上のV溝に光ファイバ105が固定された後、光ファイバ105を分断するスリットが形成され、スリット内にWDMフィルタ112が固定され、また第2のプラットフォーム基板101上の所定の位置に受信用PD113も固定される。この第2のプラットフォーム基板101が第1のプラットフォーム基板上に搭載され、図9に示したシステムのもとで第2のプラットフォーム基板104の位置を動かして、LD102と光ファイバ105のアクティブ調芯が行われる。このように、本発明は送信専用光モジュールのみならず双方向型光モジュールにも適用することができる。
図11は、図10に示した光モジュール300にシリコーンジェルが塗布された状態を示す略斜視図である。
図11に示されるように、PD103、LD102、WDMフィルタ112などの光学素子や光ファイバ105上にはシリコーンジェル114が塗布される。このシリコーンジェル114は、主にPD103と光ファイバ105との間の光信号の伝播を確保すると共に、LD102などの各光学素子を外部からの機械的なストレスから保護する緩衝材としての役割を果たす。したがって、外部からの機械的ストレスはシリコーンジェルによって吸収される。
図12は、双方向型光モジュールのさらに他の実施態様を示す略斜視図である。
図12に示されるように、この双方向型光モジュール400は、特性の異なる2つのWDMフィルタおよび2つの受信用PD113A、113Bを備えている点が図10に示した光モジュール300と異なっている。光ファイバ105を分断する2つのスリット111Aおよび111Bも形成されており、各スリットには受信波長の異なる2つのWDMフィルタ112A、112Bが設けられている。受信波長として1.55μmと1.49μmの2波長が使用される場合には、送信波長1.31μmの光を透過し、受信波長1.49μmの光を反射するように構成された第1のWDMフィルタ112Aと、送信波長1.31μmの光を透過し、受信波長1.55μmの光を反射するように構成された第2のWDMフィルタ112Bが使用される。またこれらに対応して第1の受信用PD113Aおよび第2の受信用PD113Bが第2のプラットフォーム基板上に設けられている。その他の点については図10に示した光モジュールと同様である。
光モジュール400の製造でも、第2のプラットフォーム基板104上のV溝に光ファイバ105が固定された後、光ファイバ105を分断する2つのスリット111Aおよび111Bが形成され、各スリット内にはWDMフィルタ112Aおよび112Bがそれぞれ固定されるとともに第2のプラットフォーム基板104上の所定の位置に2つの受信用PD113Aおよび113Bもそれぞれ固定される。この第2のプラットフォーム基板104が第1のプラットフォーム基板101上に搭載され、図9に示したシステムのもとで第2のプラットフォーム基板101の位置を動かして、LD102と光ファイバ105のアクティブ調芯が行われる。このように、本発明は種々の光モジュールに適用することができる。
図13は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略断面図である。
図13に示されるように、この光モジュール500においては、第2のプラットフォーム基板104を第1のプラットフォーム基板101上に接着する場合に、粒状体109zが混入された紫外線硬化樹脂109が使用される。その他の構成は図4に示した光モジュールと同様である。粒状体109zはスペーサとして作用するものであり、光ファイバ105の調芯時において第2のプラットフォーム基板101の水平方向の移動を円滑にする役割を果たす。そのため、この粒状体109zは球状であることが好ましいが厳密に球状でなくても構わない。このように、粒状体入り紫外線硬化樹脂109を使用すれば、LD102と光ファイバ105とのアクティブ調芯を円滑に行わせることができる。
図14は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。
図14に示されるように、この光モジュール600は、合成光ファイバ105が挿入されたフェルール106が第1のプラットフォーム基板101上に直接載置されている。第1のプラットフォーム基板101上へのフェルール106の固定には紫外線硬化樹脂が使用される。その他の構成は図1に示した光モジュール100と同様である。本実施態様によれば、第2のプラットフォーム基板上に光ファイバが固定されている場合と同様に、アクティブ調芯時において光ファイバをハンドリングしやすく、位置決めが正確かつ容易となるのはもちろんのこと、第2のプラットフォーム基板を介することなく光ファイバをフェルールごと直接載置するので、第2のプラットフォーム基板が不要となり、部品点数を削減することができる。
図15は、本発明のさらに他の実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。
図15に示されるように、この光モジュール700は、受信用PDを備えた双方向型光モジュールであって、フェルールに形成されたスリット111と、スリットに挿入されたWDMフィルタ112と、WDMフィルタ112で反射した光の進行方向に配置された受信用PD113をさらに備えている。受信用PD113は、図10に示した双方向型光モジュールの場合と異なり、フェルール106の側部の第1のプラットフォーム基板上に設けられている。光ファイバを伝送されてきた信号光は、図示のように、WDMフィルタ112で反射して右90度方向に進行方向を曲げられ、その方向にある受信用PD113によって受光される。このように、第2のプラットフォーム基板を用いることなく構成された光モジュールであって、受信用PDが搭載された双方向型光モジュールにも本発明を適用することができる。
図16は、本発明のさらに他の実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。
図16に示されるように、この光モジュール800は受信用PDを備えた双方向型光モジュールであるが、受信用PDが第1のプラットフォーム基板の下段面に形成された凹部101g内に収容されている点が図15に示した光モジュール700と異なっている。そのため、スリット111およびWDMフィルタ112の向きとしては、反射光が受信用PD113に照射される向きに設定される。その他の構成については図15に示した光モジュール700と略同様である。このように構成した場合には、第1のプラットフォーム基板101の上段面に受信用PD113の実装領域を確保する必要がなくなるため、当該領域を他の部品の実装領域として使用することができる。
図17は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。
図17に示されるように、この光モジュール900は、合成光ファイバが挿入されたフェルール106が第2のプラットフォーム基板104上のV溝に固定され、この第2のプラットフォーム基板104が第1のプラットフォーム基板101上に直接載置されている。その他の構成は図1に示した光モジュールと同様である。本実施態様によれば、合成光ファイバが挿入されたフェルール106が第2のプラットフォーム基板104を介して第1のプラットフォーム基板101上に載置されるので、組立時において光ファイバをハンドリングしやすく、位置決めが正確かつ容易となる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、これらも本発明に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、前記実施態様においては、第2のプラットフォーム基板がガラス基板などの光透過性を有する基板である場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光透過性を有しない基板を第2のプラットフォーム基板として用いても構わない。
また、前記実施態様において、第1のプラットフォーム基板上が上段面、中段面、下段面からなる段差を有する場合を例に説明したが、段差の数はいくつであっても構わない。すなわち、本発明においては、第1のプラットフォーム基板が、LDの実装面よりも下方に、前記第2のプラットフォーム基板を搭載することができ、かつLDの実装面と平行方向に移動させてその搭載位置を調整することが可能な広さを有する位置調整領域を備えていればよい。
さらに、前記実施態様においては、第2のプラットフォーム基板が第1のプラットフォーム基板上に搭載されている場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ダイパッドなどの共通の基板上に第1のプラットフォーム基板と第2のプラットフォーム基板がそれぞれ独立して搭載されていてもよい。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構造を示す略斜視図である。 図2は、合成光ファイバ105の構成を概略的に示す模式図である。 図3(a)乃至(d)は、合成光ファイバ105の構造の具体例を示す断面図である。 図4は、図1に示した光モジュール100のY−Y線に沿った側面断面図である。 図5は、光モジュールの製造工程を模式的に示す略斜視図である。 図6は、サブパッケージの構成を示す略斜視図であり、プラットフォームが搭載される前の状態を示している。 図7は、サブパッケージの構成を示す略斜視図であり、プラットフォームが搭載された後の状態を示している。 図8は、サブパッケージの構成を示す略斜視図であり、第2のプラットフォーム基板とともに光ファイバが搭載された状態を示している。 図9は、アクティブ調芯システムを説明するための略ブロック図である。 図10は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略模式図である。 図11は、図10に示した光モジュール300にシリコーンジェルが塗布された状態を示す略斜視図である。 図12は、双方向型光モジュールのさらに他の実施態様を示す略斜視図である。 図13は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略断面図である。 図14は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。 図15は、本発明のさらに他の実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。 図16は、本発明のさらに他の実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。 図17は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる光モジュールの構成を示す略斜視図である。
符号の説明
100 光モジュール
101 第1のプラットフォーム基板
101a 上段面
101b 中段面
101c 下段面
101c 上段面
101d 反射面
101g 凹部
102 レーザダイオード(LD)
103 光ファイバ
104 第2のプラットフォーム基板
105 (合成)光ファイバ
105A 合成光ファイバ
105B 合成光ファイバ
105C 合成光ファイバ
105D 合成光ファイバ
106 フェルール
108 紫外線硬化樹脂
109 紫外線硬化樹脂
109z 粒状体
111 スリット
111A スリット
111B スリット
112 WDMフィルタ
112A WDMフィルタ
112B WDMフィルタ
114 シリコーンジェル
160 サブパッケージ
161 リードフレーム
161a ダイパッド
161b リード
162a サブパッケージ本体
162b リード支持部材
162Y サブパッケージ本体の凹部
201 シングルモードファイバ
202 屈折率分布光ファイバ
300 光モジュール
400 光モジュール
400 光モジュール
500 光モジュール
600 光モジュール
700 光モジュール
800 光モジュール
900 光モジュール

Claims (17)

  1. 第1のプラットフォーム基板と、
    前記第1のプラットフォーム基板上に実装された発光素子と、
    前記発光素子からのレーザ光が入力される光ファイバを少なくとも備え、
    前記光ファイバは、シングルモード光ファイバの先端部に屈折率分布光ファイバが接合された合成光ファイバであることを特徴とする光モジュール。
  2. 第2のプラットフォーム基板をさらに備え、
    前記光ファイバは前記第2のプラットフォーム基板上に固定され、
    前記第1のプラットフォーム基板は、
    前記第2のプラットフォーム基板を搭載することができ、かつ前記発光素子の実装面と平行方向に移動させてその搭載位置を調整することが可能な広さを有する位置調整領域を備え、
    前記第2のプラットフォーム基板は、前記位置調整領域内に固定されている請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記第2のプラットフォーム基板は光透過性を有し、
    前記第2のプラットフォーム基板は紫外線硬化樹脂を用いて固定されている請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記紫外線硬化樹脂は粒状体を含んでいる請求項3に記載の光モジュール。
  5. 前記光ファイバの一端を収容するフェルールをさらに備え、
    前記光ファイバは前記フェルールに収容された状態で前記第2のプラットフォーム基板上に固定されている請求項2ないし4に記載の光モジュール。
  6. 前記光ファイバを分断するように設けられたフィルタと、
    前記フィルタからの反射光を受光する受光素子をさらに備えている請求項2ないし5のいずれか1項に記載の光モジュール。
  7. 前記受光素子は、前記第1のプラットフォーム基板上に設けられている請求項6に記載の光モジュール。
  8. 前記受光素子は、前記第1のプラットフォーム基板の前記位置調整領域に埋め込まれている請求項6に記載の光モジュール。
  9. 前記受光素子は、前記第2のプラットフォーム基板上に設けられている請求項6に記載の光モジュール。
  10. 前記受光素子を複数備えている請求項6乃至9のいずれか1項に記載の光モジュール。
  11. 前記光ファイバの一端を収容するフェルールをさらに備え、
    前記光ファイバは前記フェルールに収容された状態で前記第1のプラットフォーム基板上に固定されている請求項1に記載の光モジュール。
  12. 前記光ファイバを分断するように設けられたフィルタと、
    前記フィルタからの反射光を受光する受光素子をさらに備えている請求項11に記載の光モジュール。
  13. 第1のプラットフォーム基板上に発光素子を実装する工程と、
    シングルモード光ファイバの先端部に屈折率分布光ファイバが接合された合成光ファイバを前記第1のプラットフォーム基板上の所定の位置に搭載する工程と、
    前記発光素子を発光させる工程と、
    前記発光素子から前記合成光ファイバへ導出させた光の光量を監視しながら前記合成光ファイバを前記発光素子の実装面と平行方向に移動させて前記発光素子との相対位置を調整する工程と、
    調整後の前記合成光ファイバを前記第1のプラットフォーム基板上に固定する工程を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  14. 前記第1のプラットフォーム基板上へ合成光ファイバを搭載する工程は、
    前記合成光ファイバを直接またはフェルールに収容された状態で前記第2のプラットフォーム基板上に固定し、
    前記合成光ファイバを前記第2のプラットフォーム基板ごと前記第1のプラットフォーム基板上に搭載するものであり、
    前記発光素子と前記合成光ファイバとの相対位置を調整する工程は、
    前記合成光ファイバを前記第2のプラットフォーム基板とともに移動させるものである請求項13に記載の光モジュールの製造方法。
  15. 前記第1のプラットフォーム基板上へ前記合成光ファイバを搭載する工程は、
    前記合成光ファイバをフェルールに収容し、
    前記合成光ファイバを前記フェルールごと前記第1のプラットフォーム基板上に搭載するものである請求項13に記載の光モジュールの製造方法。
  16. 前記合成光ファイバを前記第1のプラットフォーム基板上に固定する工程は、
    前記第1のプラットフォーム基板または前記第2のプラットフォーム基板もしくは前記フェルールの少なくとも一方に紫外線硬化樹脂を塗布し、前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して、前記第2のプラットフォーム基板または前記フェルールを前記第1のプラットフォーム基板上に接着するものである請求項14または15に記載の光モジュールの製造方法。
  17. 前記紫外線硬化樹脂は粒状体を含んでいる請求項13に記載の光モジュールの製造方法。
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