JP2005132623A - ゴミ収容袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 嵩張るゴミや重量のあるゴミを収容でき作業性、耐久性に優れ、クレーンやフォークリフトなどの機械利用により作業の合理化や省力化を行うことができ、取扱いが容易で運搬や回収、ゴミの排出をすばやく手間をかけずに効率的に行うことができて作業性、安全性に優れ、容易に洗浄することができて衛生的に優れ、既存の枠体や回収容器等に容易に取付け、取外しができると共に、各種のゴミに広く対応して任意の作業方法を選択することができる汎用性に優れるゴミ収容袋体を提供することを目的とする。
【解決手段】 ゴミ収容部と、ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部と、ゴミ投入兼排出用開口部の周縁に配設されゴミ投入兼排出用開口部を開閉する口紐と、ゴミ収容部の外周に配設され口紐が固定される口紐固定部と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、町内のゴミ収集拠点における各種資源ゴミや、不燃ゴミ、生ゴミ等を含む一般ゴミや、建築現場など各種の場所から出る廃棄物等を収容するゴミ収容袋体に関するものである。
従来、公民館をはじめ町内に設けられたゴミ収集拠点に出されるゴミは、生ゴミなどの一般ゴミの場合はゴミ袋に収容されたままの状態で収集され、資源ゴミや不燃ゴミの場合は予め各家庭で分別されゴミ袋に収容された状態で持ち込まれるか、ゴミ収集拠点にゴミの種類毎に用意されたプラスチック製や金属製の方形状のかごやコンテナなどの回収容器にその場で投入されて分別回収されている。
ゴミ収集時には、これらの回収容器からゴミを手で取出してゴミ収集車に移すか、ゴミ収集車上で回収容器をひっくり返すなどしてゴミを移すか、或いは回収容器ごとゴミ収集車に積み込むか、いずれかの方法により収集を行っている。
これらのゴミ収集車への積み込み作業やその後の処理場などでのゴミの積み下ろし、回収容器からの取出し、回収容器の再配付、ゴミ収集拠点への回収容器の設置及び片付けなどの作業の多くは人手に頼ったもので、多大な手間と労力がかかり、保管にも広い場所を必要とするという問題があった。
また、ごく一部の地域では、ゴミ収集車に装備したクレーンで回収容器ごと吊り上げてゴミ収集車上で回収容器の底部を開放して中のゴミを落下させたり、ゴミ収集車後部に備えた回収容器傾倒装置で回収容器を傾倒させて中のゴミを落下させるものが採用されているが、固い重量物を高所に吊り上げる危険性や傾倒装置への回収容器の取付け作業性の問題、更にこれら専用の機器を備えた車両及び適合する専用の回収容器を準備するための設備投資の問題等があった。
建築現場や構造物の解体現場など各種の廃棄物が出る現場においては、従来の焼却や埋め立てから、極力分別して資源として回収するよう改善されているが、回収容器に収容された廃棄物などのゴミをゴミ収集車に排出する作業や、回収容器やゴミ袋ごと運搬した後に所定場所へ排出する作業の多くは人手によるもので、多大な手間と労力がかかるという問題があった。
そこで、これらの問題を解決するために、特許文献1には、「上面が開口し、両側に持手を設けた軟質な網状体やシートで方形のゴミ収容袋体より成る空き缶回収用袋に於いて、本体の上縁四辺に夫々個別に芯材が設けられると共に、本体の四隅に支柱が立設されていることを特徴とする折り畳み可能な空き缶回収容器」が開示されている。
特許文献2には、「透明性を有する合成樹脂部材により形成され、上部を開口部とし、その開口部の周縁を紐通し孔として口紐を挿通してなるゴミ袋」が開示されている。
実用新案登録第2531230号公報 特開2002−179201号公報
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)では、軟質な網状体やシートよりなる回収用袋は、周囲に配されたプラスチックや針金の骨組みによって型崩れしないように支持され、軽量で折り畳みが可能で保管に広い場所を必要としないが、その骨組み強度は箱型の形状を保つ程度のものであり、重量物を内部に収容して持ち上げると骨組みが変形又は破損してしまうため、収容する物がペットボトルや空き缶などの軽量ゴミに限定され、汎用性に欠けるという課題を有していた。
(2)側部の上方付近に形成された透孔状の持手や側部の下方付近に配設されたベルト状の持手を掴んで人手によって運搬や積み下ろしをしなければならず、ゴミ排出等の場合も、ゴミを直接か又はゴミが入ったゴミ袋を手づかみで排出するか、或いはごく軽いものは開口部分を下にして排出しなければならないため、作業性に欠けるという課題を有していた。
(3)プラスチックや針金等の骨組み強度が堅固でないため、ゴミが収容された容器を積み上げることができず、ゴミ収集拠点のスペースを必要とする上、回収運搬時にゴミ収集車荷台に積む数が限定されて、作業効率に劣るという課題を有していた。
(4)クレーン等で吊り上げるための堅固な吊り手を有していないので、吊り上げ作業に不向きで、作業の省力化を図ることができないという課題を有していた。
(5)袋が汚れた場合に、袋自体をタワシなどで手洗いすることはできるが、袋本体に芯材及び支柱が配設されているため、洗濯機でまとめて洗うことができず、袋を清潔に保つためには多大な手間を要し、衛生管理に不向きであるという課題を有していた。
(6)(特許文献2)では、ゴミの収容後にゴミが出ないように開口部周縁に配された口紐によって開口部を閉じる場合に、口紐端部を結束するか又はスライド式の留め具で絞るようにしているため、ゴミ排出時に開口部を開放する作業に手間がかかるという課題を有していた。
(7)人手で容易に把持できる持ち手やクレーンなどで吊ることができる吊り手などが備えられておらず、さらに、開口部を閉じるための口紐を止める位置が開口部付近に限定されるため、排出時に開口部を下に向ける作業に労力を要し作業性に劣るとともに、口紐を解く作業を下側になった開口部付近で行わなければならないため、開口部開放とともに重いゴミや危険なゴミが落下するおそれがあるという課題を有していた。
(8)口紐を結束して開口部を閉じる場合は、口紐が運搬等の途中で解けたり、さらに口紐が食い込む等して開放したい時に解けなかったりするため、作業性に劣るとともに、使用を重ねるうちに口紐太さや口紐止め孔の大きさが変化し緩んでしまうため、排出時等に逆さにして持ち上げた際に開口部にゴミの重量がかかり開いてしまうという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、嵩張るゴミや重量のあるゴミを収容でき作業性、耐久性に優れ、クレーンやフォークリフトなどの機械利用により作業の合理化や省力化を行うことができ、取扱いが容易で運搬や回収、ゴミの排出をすばやく手間をかけずに効率的に行うことができて作業性、安全性に優れ、容易に洗浄することができて衛生的に優れ、既存の枠体や回収容器等に容易に取付け、取外しができると共に、各種のゴミに広く対応して任意の作業方法を選択することができる汎用性に優れるゴミ収容袋体を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明のゴミ収容袋体は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載のゴミ収容袋体は、ゴミ収容部と、前記ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部と、前記ゴミ投入兼排出用開口部の周縁に配設され前記ゴミ投入兼排出用開口部を開閉する口紐と、前記ゴミ収容部の外周に配設され前記口紐が固定される口紐固定部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部を開閉する口紐と、ゴミ収容部の外周に配設され口紐が固定される口紐固定部を有するので、ゴミ収容後にゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部を絞った口紐を口紐固定部に固定することにより口紐が緩まないように止めることができ、ゴミ投入兼排出用開口部を閉じる作業が簡単、確実で且つ迅速にできる。
(2)ゴミ収容部の外周に配設される口紐固定部をゴミ投入兼排出用開口部と対向する底部周縁に設けることで、ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部を下又は横にしてゴミを排出する時に、口紐固定部が上側になるため、作業者は屈んだりすることなく容易に口紐を口紐固定部から外し、口紐を緩めてゴミ投入兼排出用開口部を開放することができ、作業者の手等に排出されたゴミ等が当ることもなくゴミ排出作業の効率化を図ることができる。
(3)口紐をゴミ投入兼排出用開口部と対向する底部周縁側でゴミ収容部の外周に配設された口紐固定部に係止することで、口紐がゴミ投入兼排出用開口部から口紐固定部にかけて張られた状態になり、ゴミ収容袋体の移動や積み上げ、積み下ろし、上下の転換などの作業時に把持したり吊り上げたりする部材として口紐を利用することができる。
ここで、ゴミ収容袋体は、そのまま単体で用いてもよいし、上端が開口した箱型や円筒形の枠体、既存の回収容器等の開口部にゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部の周縁を折り返して掛け止めするなどして用いてもよい。特に、ゴミ収容袋体を支えるための専用の枠体に掛け止めして用いると、ゴミ投入兼排出用開口部が常に開いているのでゴミが投入し易く、ゴミ収容後のゴミ排出においても機械化が図れる等、作業性に優れる。
ゴミ収容袋体は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニールなどの合成樹脂、再生ポリエチレンテレフタレート樹脂等を用いた平織地やターポリン等のシート状生地、或いは無結節網、有結節網等の網地等で作製される。
ポリエチレンやポリプロピレン製等の厚手の軟質シート製のものは、木の枝等の木屑、ガラスやガレキなどの突起物や鋭利な部分を有するものを収容するのに好適であり、網製のものは、重量物、空き缶やペットボトルなどの嵩張るもの、ゴミ袋に収容されたもの、或いは収容されたものが見える必要があるものを収容するのに好適である。特に、無結節網は、各種網地の中で最も強度が高く耐摩耗性に優れており、収容されているゴミを一目で見分けることができるため、好適に用いられる。
ゴミ収容袋体を網地で形成する場合、網糸径は1mm〜4mmが好ましい。網糸径が1mmより細くなるにつれ強度が不足して網糸が破断し易く重量物を収容することが困難になり、4mmより太くなるにつれて網糸が嵩張って変形し難く取扱いが困難になる傾向があるのでいずれも好ましくない。
また、網目の大きさは角目や菱目の一辺を5mm〜50mmで形成することが好ましい。網目の大きさが5mmより小さくなるにつれ網目が嵩張って変形し難く、取扱いが困難になる傾向があり、50mmより大きくなるにつれて強度が不足し、ゴミが網目に引掛かり易く小さなゴミは網目から外に落ち易くなる傾向があるのでいずれも好ましくない。
ゴミ収容袋体を平織生地で形成する場合、素材をポリエチレンフラットヤーンやポリプロピレンフラットヤーンとし、単位長さ当たりの質量が0.133〜0.222g/mとなる単糸太さで打ち込み数を12×12本〜20×20本として形成することが好ましい。尚、打ち込み数は25.4mm四方当たりの縦糸と横糸の本数を表す。単位長さ当たりの質量が0.133g/mより細く、打ち込み数が12×12本より少なくなるにつれ、強度が不足し破れ易くなって耐久性が低下すると共に、生地が粗くなって単糸間に隙間ができ微小なゴミ等が漏れたり引っ掛かったりし易くなる傾向があり、単位長さ当たりの質量が0.222g/mより太く、打ち込み数が20×20本より多くなるにつれ生地が硬くなり過ぎ、嵩張って取り扱い難くなる傾向があるのでいずれも好ましくない。
また、ゴミ収容袋体の上端部や底部、高さ方向の中間部等には、合成繊維等で形成されたロープ、合成樹脂で被覆されたワイヤ、ワイヤ撚り線、弾力性を有する柔軟な合成樹脂製の中実棒や中空パイプ等の補強材をゴミ収容部の外周に環状に添わせて配設するか、予めゴミ収容袋体と同じ材質で筒状の収納部を形成し補強材を挿通して環状補強部を形成することができる。これにより、ゴミの重量が増えた場合でもゴミ収容袋体が破損するのを防ぐことができる。また、ゴミ収容袋体を単体で用いた場合でも、ゴミ収容袋体の形状を安定させることができ、特に環状補強部を上端部に形成することによりゴミの投入がし易くなり、中間部や底部に形成することにより、ゴミ収容袋体の変形を防いで耐久性に優れる。補強材の直径は、ロープでは6mm〜16mm、ワイヤやワイヤ撚り線では2mm〜10mm、合成樹脂製の中実棒では4mm〜12mm、合成樹脂製の中空パイプでは8mm〜24mmが好ましい。補強材の直径がそれぞれの規定値の最小径より細くなるにつれ強度や硬さが不足して破損し易くなって形状安定性に欠ける傾向があり、最大径より太くなるにつれ硬くなり過ぎて変形し難く、嵩張るようになって扱い難くなり、枠体等への取付け作業性が低下すると共に、ゴミ投入兼排出用開口部を閉じ難くなって未使用時に収納する際などに嵩張り易くなる傾向があるのでいずれも好ましくない。
口紐としては、ゴミ収容袋体に用いられる合成樹脂と同様のもの等で形成された紐やロープ等が用いられる。特に、ポリアミドやポリエステルのマルチフィラメント、ポリエチレンモノフィラメント、ポリプロピレンスプリットヤーン等の繊維を用いたものは、高い強度と適度な滑り易さを有し、ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部の開閉時の操作が容易であるため、好適に用いられる。口紐の直径は1mm〜16mm、好ましくは2mm〜12mmが望ましい。口紐の直径が2mmより細くなるにつれ強度が不足して切れ易くなり、12mmより太くなるにつれて嵩張って扱い難くなり、口紐固定部への固定や吊り上げ排出時のクレーン等の吊り上げ機構への係止等の作業が困難になって口紐の着脱の確実性が低下すると共に、ゴミ投入兼排出用開口部を閉じ難くなって作業性が低下する傾向がある。特に、直径が1mmより細くなるか16mmより太くなるとこれらの傾向が顕著になり、いずれも好ましくない。
口紐は、ゴミ収容袋体がシート状の場合、ゴミ投入兼排出用開口部の周縁に沿って形成又は配設された口紐挿通部に挿通される。口紐挿通部は、ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部の周縁に沿って穿設した複数の孔を有するもの、ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部の端部を折り返して縫製するなどして袋状に形成したもの、合成樹脂製や金属製等の挿通環をゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部の周縁に沿って配設したものなどが用いられる。
ゴミ収容袋体を網地で形成する場合、口紐を直接、網目にジグザグに挿通するか、網目や前述の環状補強部等に配設した合成樹脂製や金属製等の挿通環に挿通して使用する。
また、口紐端末側を結束して環状に形成された端末環状部を設けることもできる。これにより、作業者が端末環状部を掴んで容易に口紐端末を口紐固定部に係止したり、結束したりできる。
口紐固定部の形状については、丸孔や角孔等の開口部を有する円形状や矩形状のもの又は棒状や球状のものが用いられる。特に、開口部を有するものは、口紐を開口部に結び付けて確実に係止し、ゴミ投入兼排出用開口部が開かないようにすることができる。また、開口部に切れ目を形成した場合は、切れ目部分から容易に口紐を係止でき、さらに切れ目部分を開閉可能にしたものは、より確実に口紐を保持することができる。尚、口紐固定部は、ゴミ収容袋体に直接固定してもよいし、紐等により繋止してもよい。
更に、口紐固定部が丸孔や角孔等の開口部を有する場合、開口部に口紐を挿通して、先端の端末環状部等をクレーンやフォークリフト等のフックに係止することができるので、ゴミ収容袋体の吊り上げ時に、ゴミ収容袋体が安定した状態で運搬等の作業を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、ゴミ収容部と、前記ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入用開口部と、前記ゴミ収容部の底部又は側部に形成されたゴミ排出用開口部と、前記ゴミ排出用開口部の周縁に配設され前記ゴミ排出用開口部を開閉する口紐と、前記ゴミ収容部の外周に配設され前記口紐が固定される口紐固定部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入用開口部と、ゴミ収容部の底部又は側部に形成されたゴミ排出用開口部を有し、ゴミ排出用開口部を開閉する口紐がゴミ収容部の外周に配設されているので、ゴミ排出用開口部を口紐で閉じた状態でゴミ収容袋体を使用し、そのままの状態でゴミ収容袋体を持ち上げて回収や移動を行うことができ、口紐固定部に固定された口紐を開放するだけで容易にゴミを排出することができる。
(2)ゴミ収容部の底部又は側部にゴミ排出用開口部を有するので、ゴミ排出作業時に、ゴミ収容袋体を逆さまにする工程が不要になり、容易にゴミの排出やゴミ収容袋体の移動、運搬作業を行うことができる。
ここで、ゴミ収容袋体が横長に形成されている場合には、ゴミ収容部の側部にゴミ排出用開口部を設けることが好ましい。これにより、ゴミ排出用開口部を小さくして、口紐でゴミ排出用開口部を閉じた時に発生するゴミ収容袋体の絞りを小さくすることができるので、ゴミ収容袋体の収縮による収容容積の減少を低減することができる。また、網地を菱目状に形成し、両側部にかけて網仕立の縮結込みを多くすることにより、横長のゴミ収容袋体を吊り上げる時に荷重が集中する両側部の網目が引っ張られ、網目の大きさが均等になり形状が整うので、ゴミ排出用開口部からのゴミ排出作業時にゴミが網目に引っ掛かり難く、スムーズに排出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のゴミ収容袋体であって、前記ゴミ投入兼排出用開口部周縁、前記底部周縁、前記ゴミ投入用開口部周縁の内いずれか1以上に配設された吊り手部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部周縁、底部周縁、ゴミ投入用開口部周縁の内いずれか1以上に吊り手部が配設されているので、ゴミ収容袋体に重いゴミが収容されていても手間をかけずにクレーン等の吊り上げ機構を用いて吊り上げることができ、容易にゴミ収容袋体の移動、積み上げ、ゴミ排出作業を行うことができて、特に複数のゴミ収容袋体を同時に吊り上げることで作業性を向上させることができる。
(2)ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部周縁、底部周縁、ゴミ投入用開口部周縁の内いずれか1以上に吊り手部が配設されているので、吊り手部をゴミ収容袋体を支える枠体等に結束することにより、ゴミ収容袋体を強固に支持できると共に、形状安定性に優れて効率的にゴミを収容でき、ゴミ投入兼排出用開口部又はゴミ投入用開口部を口紐で開閉する際などにゴミ収容袋体の取扱いが容易で作業性に優れる。
ここで、吊り手部の材質には、口紐と同様のものを用いることができる。吊り手部はクレーン等の吊り上げ機構に係止したり、作業者が把持したりできるよう環状部を形成され、ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部周縁、底部周縁、ゴミ投入用開口部周縁に穿設した取付用孔や網目、環状補強部に結び付けるようにして固定される。
クレーン等の吊り上げ機構が引き外しかぎやすべりかぎ等のストッパーを有し遠隔操作で開放できる場合に、口紐を口紐固定部の開口部に挿通させ先端の端末環状部等を吊り上げ機構のストッパーに係止した上で、吊り手部によってゴミ収容袋体を吊り上げ、任意のときに口紐の端末環状部等をストッパーから開放するようにすることもできる。口紐の係止を開放することにより、ゴミの自重でゴミ投入兼排出用開口部又はゴミ排出用開口部が開かれ、ゴミをゴミ収容袋体から自動的に排出させることができるため、遠隔操作によって吊り上げ場所から離れた所要の排出場所に効率的にゴミの排出を行うことができる。
尚、ゴミ収容袋体の上部及び/又は底部周縁には持ち手用孔を形成した場合、紐状の吊り手部に加え、ゴミ収容袋体の運搬や回収容器等への取付けや取外しを容易にすることができる。また、持ち手用孔に吊り手部を取付けるようにしてもよい。これにより、吊り手部を取付けるための孔を持ち手用孔と別に設ける必要がないので工数が増えるのを防ぐと共に、ゴミ収容袋体の上部や底部周縁の強度が低下するのを防ぐことができる。
また、複数のゴミ収容袋体の吊り手部を吊り上げ機構のストッパーに直接吊るして、遠隔操作でゴミ収容袋体自体を落下させるようにすることもできる。これによりゴミ収容袋体ごと収集する場合などに、効率的に作業を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のゴミ収容袋体であって、前記ゴミ投入用開口部周縁に配設され前記ゴミ投入用開口部を閉じる開口部閉塞手段を備えた構成を有している。
この構成により、請求項2又は3の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ投入用開口部周縁に配設された開口部閉塞手段によりゴミ投入用開口部を閉じることができるので、ゴミ収容袋体の吊り上げ時にゴミ投入用開口部からゴミが落下するのを防止することができ、ゴミ収容袋体の運搬時などに横にして運搬したり積み上げたりすることができ作業性を向上させることができる。
ここで、開口部閉塞手段としてはファスナーやホック、面ファスナー等の一般的な手段のほかに、環状に形成された複数の紐状係止部材同士を鎖状に引掛けるようにして連結して係止するもの、紐状係止部材を対向配置されたフック等に係止するもの、紐状係止部材を角孔や丸孔が穿設された係止用環状部材に挿通して係止したり、結び付けたりするもの等を使用することができる。紐状係止部材としては合成繊維製のロープや紐体等を使用でき、係止用環状部材としては鉄、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属製やFRP、その他の合成樹脂製等のものを使用できる。係止用環状部材はゴミ投入用開口部周縁に紐で結び付けたり、金属製或いは合成樹脂製等の環状体を介して連結し取付けたりできる。
これにより、ゴミ投入用開口部が大きい場合等に、口紐等で集束することが困難であっても確実にゴミ投入用開口部を閉じることができ、移動時や運搬時、吊り上げ時等にゴミ投入用開口部が開いてゴミが落下するのを防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載のゴミ収容袋体であって、前記ゴミ投入兼排出用開口部、前記ゴミ投入用開口部、前記ゴミ排出用開口部の内いずれか1以上の周縁に沿って環状に形成された複数の口紐挿通環を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ投入兼排出用開口部、ゴミ投入用開口部、ゴミ排出用開口部の内いずれか1以上の周縁に沿って環状に形成された複数の口紐挿通環を有することにより、ゴミを投入又は排出する開口部における口紐の挿通作業及び開口部を閉じる作業が容易にできると共に、ゴミ排出時には、口紐が口紐挿通環内をスムーズに滑動しゴミ排出用開口部が速やかに開放されるため、ゴミの収容から排出までの作業が円滑にでき、さらに開口部の開閉による口紐挿通環や口紐の摩耗が発生し難く耐久性に優れる。
(2)別体で環状に形成された口紐挿通環を有することにより、ゴミを投入又は排出する開口部の開閉動作が安定し、ゴミの投入や排出の作業性に優れる。
ここで、合成樹脂製や金属製の口紐挿通環はゴミ収容袋体の生地が厚手のシート地や硬い網地等の柔軟性に欠ける材質である場合やゴミを投入又は排出する開口部の周縁が補強されて変形し難い場合等に好適に用いることができる。これにより、ゴミ収容袋体の材質等によらず、ゴミを投入又は排出する開口部の開閉作業を円滑に行うことができる。
以上のように、本発明のゴミ収容袋体によれば、以下の優れた効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、以下の優れた効果が得られる。
(1)ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部を開閉する口紐と、ゴミ収容部の外周に配設され口紐が固定される口紐固定部を有することにより、ゴミ収容後にゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部を絞った口紐端末等を容易に口紐固定部に固定することができるので作業性に優れ、口紐が緩まないように止めることができる確実性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
(2)ゴミ収容部の外周に配設される口紐固定部をゴミ投入兼排出用開口部と対向する底部周縁に設けることで、ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部を下又は横にしてゴミを排出する時に、口紐固定部が上側になるため、作業者は屈んだりすることなく容易に口紐を口紐固定部から外し、口紐を緩めてゴミ投入兼排出用開口部を開放することができるので作業性に優れ、作業者の手等に排出されたゴミ等が当ることもないので安全性に優れ、ゴミ排出作業を効率的に行うことができる機能性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
(3)口紐をゴミ投入兼排出用開口部と対向する底部周縁側でゴミ収容部の外周に配設された口紐固定部に係止することで、口紐がゴミ投入兼排出用開口部から口紐係止部にかけて張られた状態になり、ゴミ収容袋体の移動、積み上げ、上下の転換などの作業時に把持したり吊り上げたりする部材として口紐を利用することができる作業性、汎用性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、以下の優れた効果が得られる。
(1)ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入用開口部と、ゴミ収容部の底部又は側部に形成されたゴミ排出用開口部を有し、ゴミ排出用開口部を開閉する口紐がゴミ収容部の外周に配設されているので、ゴミ排出用開口部を口紐で閉じた状態でゴミ収容袋体を使用することにより、そのままの状態でゴミ収容袋体を持ち上げて回収や移動を行うことができて作業性に優れ、口紐固定部に固定された口紐を開放するだけで容易にゴミ排出用開口部からゴミを排出することができるので効率的で機能性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
(2)ゴミ収容部の底部又は側部にゴミ排出用開口部を有するので、ゴミ排出作業時に、ゴミ収容袋体を逆さまにする工程が不要で作業性に優れ、容易に移動、運搬作業やゴミの排出を行うことができる取扱い性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の効果に加え、以下の優れた効果が得られる。
(1)ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部周縁、底部周縁、ゴミ投入用開口部周縁の内いずれか1以上に吊り手部が配設されているので、ゴミ収容袋体に重いゴミが収容されていても手間をかけずにクレーン等の吊り上げ機構を用いて1乃至複数のゴミ収容袋体を平衡を保った状態で吊り上げることができ作業性に優れ、容易にゴミ収容袋体の移動、積み上げを行うことができ運搬性に優れ、ゴミ排出作業を効率的に行うことができる取扱い性、機能性、安全性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
(2)ゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部周縁、底部周縁、ゴミ投入用開口部周縁の内いずれか1以上に吊り手部が配設されているので、吊り手部をゴミ収容袋体を支える枠体等に結束することにより、ゴミ収容袋体を強固に支持でき確実性、信頼性に優れると共に、形状安定性に優れて効率的にゴミを収容でき、ゴミ投入兼排出用開口部又はゴミ投入用開口部を口紐で開閉する際などにゴミ収容袋体の取扱いが容易で作業性、信頼性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の効果に加え、以下の優れた効果が得られる。
(1)ゴミ投入用開口部周縁に配設されゴミ投入用開口部を閉じる開口部閉塞手段を有するので、ゴミ収容袋体の吊り上げ時にゴミ投入用開口部からゴミが落下するのを防止することができ作業性、信頼性に優れ、ゴミ収容袋体の運搬時などに横にして運搬したり積み上げたりすることができる作業性、取扱い性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の効果に加え、以下の優れた効果が得られる。
(1)ゴミ投入兼排出用開口部、ゴミ投入用開口部、ゴミ排出用開口部の内いずれか1以上に環状に形成された複数の口紐挿通環を有することにより、ゴミを投入又は排出する開口部における口紐の挿通作業が容易で作業性に優れ、開口部の開閉動作が安定して信頼性に優れ、ゴミ排出時には、口紐が口紐挿通環内をスムーズに滑動しゴミ排出用開口部が速やかに開放されるため、ゴミの収容から排出までの作業が円滑にでき機能性に優れ、さらに開口部の開閉による口紐挿通環や口紐の摩耗が発生し難く耐久性に優れたゴミ収容袋体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるゴミ収容袋体の正面図であり、図2はゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図であり、図3はゴミ収容袋体の回収時の状態を示す背面側の全体斜視図である。
図1中、1は実施の形態1におけるゴミ収容袋体、2は平面形状が矩形となるよう合成樹脂等のシート状生地で作製されたゴミ収容部、2aはゴミ収容部2の底部、2bはゴミ収容部2の下部に形成されたヒダ部、3はゴミ収容部2の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部、3aはゴミ投入兼排出用開口部の開口周縁部、4は開口周縁部3aに穿設された口紐挿通部、5は口紐挿通部4に挿通されゴミ投入兼排出用開口部3を開閉する口紐、5aは環状の口紐本体、5bは口紐本体5aの端部を結束し形成された口紐端末、5cは口紐端末5bの先に環状に形成された端末環状部、6は金属製や合成樹脂製で環状に形成されゴミ収容部2のヒダ部2b中央に穿設された取付孔6bに取付紐6aにより繋止された口紐固定部、7はゴミ収容部2のヒダ部2bの両端に穿設された吊り手部取付用孔7aに紐を繋止して環状に形成した吊り手部、8はゴミ収容部2の中央付近に貼付や縫製若しくは予め形成されたポケット状収容部に収容されゴミの種類を表示する表示部である。
ゴミ収容部2は、ポリエチレンフラットヤーン又はポリプロピレンフラットヤーンの単位長さ当たりの質量が0.167g/mとなる単糸太さで、打ち込み数18×18本程度の平織生地で作製した。
口紐挿通部4は鳩目補強することにより耐久性を向上させている。
口紐5は、ポリアミドやポリエステル等の合成樹脂等の紐体やロープで直径2〜12mmに形成し、口紐挿通部4に挿通した。口紐5の直径が2mmより細くなるにつれ強度が不足して切れ易くなり、12mmより太くなるにつれて嵩張って扱い難くなり、口紐固定部6への固定や吊り上げ排出時の吊り上げ機構への係止等の作業が困難になって口紐5の着脱の確実性が低下すると共に、ゴミ投入兼排出用開口部3を閉じ難くなって作業性が低下する傾向があることがわかった。
特に、ポリアミド系やポリエステル系のマルチフィラメント、ポリエチレンモノフィラメントやポリプロピレン系スプリットヤーン製の口紐5は、高い強度と適度な滑り易さを有し、ゴミ投入兼排出用開口部3の開閉操作が容易である。
ゴミ収容時に口紐5を絞って口紐固定部6に固定した際に、口紐5が張った状態を保てる位置に口紐固定部6を配設することで、確実に口紐5を固定してゴミ投入兼排出用開口部3が開くことを防止する。また、口紐5が端末環状部5cを有しているため、口紐5を口紐固定部6へ固定する場合には、環状に形成された端末環状部5cを持ち口紐端末5bを口紐固定部6へ引掛けるだけで口紐固定部6に結止した取付紐6aの付根部分が口紐端末5bに食い込むようにして強固に係止され外れることがなく、口紐5を口紐固定部6から外す場合には、端末環状部5cを軽く引くだけで口紐端末5bを口紐固定部6から瞬時に外すことができ、ゴミ投入兼排出用開口部3を下に向ければゴミの重量で自然にゴミ投入兼排出用開口部3が押し広げられて開放されゴミが排出される。
尚、ゴミ収容部2を網体で形成する場合には、口紐固定部6が網目に引掛からないように、口紐固定部6を網目より大きく形成することが好ましい。
吊り手部7は、口紐5と同様の合成樹脂等のロープで直径6mm〜18mmに形成され、クレーン等の機械で吊る場合以外に人手によって把持する場合にも使用できる。吊り手部7の直径が6mmより細くなるにつれ強度が不足し、ゴミの重量が重い場合に吊り上げ時に吊り手部7が切れ易くなり、18mmより太くなるにつれて嵩張って取扱い難くなることが分かった。
尚、ゴミ収容部2の平面寸法は幅75cm、高さ100cmで形成した。これにより、350mlの空き缶では約200個、ビンでは30kg〜40kg程度を収容できる。
以上のように構成された実施の形態1のゴミ収容袋体の使用方法について、図2及び図3を参照しながら以下に説明する。
図2中、10は合成樹脂製や金属製の丸棒やパイプ等を組み合わせることにより形成された枠体、10aは枠掛止部、10bは支柱、10cは基部、10dは支柱10bに対して回動又は嵌脱自在な結合部材である。
ゴミ収容袋体1はゴミ投入兼排出用開口部3を上方にして、枠体10の枠掛止部10a等に対して開口周縁部3aを折り返して掛け止めするなどして使用される。
ゴミ収容後は、ゴミ収容袋体1を枠体10から取外し、口紐5を前面側で絞ってゴミ投入兼排出用開口部3を閉じ、開口周縁部3aを背面側に折り曲げてその上から口紐5で押えながら口紐5を背面側に回し、端末環状部5cを持って口紐端末5bを口紐固定部6へ引掛ける。これにより、瓦礫や残土等の細かいゴミがゴミ投入兼排出用開口部3の隙間からこぼれるのを防ぐと共に、図3に示すようにゴミ収容袋体1をひっくり返してもゴミの自重により口紐5が常時引っ張られゴミ投入兼排出用開口部3が開かないように固定できる。
ゴミが収容されたゴミ収容袋体1は、図3に示す状態から吊り手部7や口紐固定部6に固定された口紐5の所要の部位を手で持ち上げたりして、移動や運搬を行うことができる。また、ゴミ収容袋体1ごとゴミ収集車に積んで回収、運搬をする場合にも吊り手部7や口紐固定部6に固定された口紐5を利用することで容易にクレーン等で吊り上げ、積み下ろしができる。
ゴミの排出を人手のみで行う場合は、吊り手部7や吊り手部取付用孔7aを把持して持ち上げることによりゴミ収容袋体1のゴミ投入兼排出用開口部3を下向きにでき、端末環状部5cを引くだけで口紐固定部6から口紐端末5bを瞬時に外すことができ、ゴミの重量により自然にゴミ投入兼排出用開口部3が開放され、収容されているゴミを排出することができる。
クレーン等の機械を利用してゴミの排出を行う場合も、ゴミ収容袋体1の吊り手部7をクレーンのフックなどに係止してゴミ収容袋体1を吊り上げ、所定場所で端末環状部5cを引くだけで口紐係止部6から口紐端末5bを瞬時に外すことができ、ゴミの重量により自然にゴミ投入兼排出用開口部3が開放されゴミの排出を行うことができるので、遠隔操作機能を有しているクレーンを利用すれば、一人でも吊り上げからゴミの排出までの一連の作業を行うことができる。
次に、口紐固定部6について説明する。
図4(a)乃至図4(e)は口紐固定部の変形例を示す正面図である。
6cは半円環状、6dは角孔を穿設された方形、6eは棒状、6fは球状、6gは開閉機構を有する鉤状にそれぞれ形成された口紐固定部である。口紐固定部6c乃至6fに口紐5を固定する場合は、主として図3に示した口紐固定部6と同様に口紐端末5bで結束され環状に形成された口紐5に口紐固定部をくぐらせ、口紐5で取付紐6aを挟み込むようにして係止し、口紐固定部6gに口紐5を固定する場合は、鉤状の切れ目から口紐5又は端末環状部5cを挿通して係止する。
また、半円環状や角孔を有する方形状に形成された口紐固定部6c、6d等は、孔部に口紐5を縛ってより強固に固定することもできる。更に、孔部をガイド部として用い、口紐5を孔部の中に一度通過させて口紐端末5bを他の部分に係止することでゴミの収容量が少ない時でも口紐5が緩むことなく係止させることができる。
尚、ゴミ収容部2が網体で形成されている場合、口紐固定部6、6c乃至6gをゴミ収容部2の網目の大きさより大きくすることで網目に引っかかる事が無い。
次に、口紐5の固定方法の変形例について説明する。
図5は口紐の固定方法の変形例を示す要部斜視図である。
図5における口紐5の形状が図1乃至図3と異なるのは、口紐端末5bより口紐本体5a側に、口紐端末5bと同様に口紐本体5aを結束して第二口紐端末5dを形成した点である。口紐端末5bと第二口紐端末5dとの間で口紐固定部6へ係止できるように形成されていることにより、運搬中などに口紐5全体が緩んでも口紐端末5bと第二口紐端末5dとの間から口紐固定部6が外れることはなく、係止状態を維持することができる。
以上のように、実施の形態1のゴミ収容袋体は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ収容部2の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部3を開閉する口紐5と、ゴミ収容部2の外周で口紐5が張られて固定される位置に配設された口紐固定部6を有するので、ゴミ収容後にゴミ収容袋体のゴミ投入兼排出用開口部を絞った口紐を口紐固定部に係止して固定することにより口紐を緩まないように止めることができ、ゴミ投入兼排出用開口部を閉じる作業が簡単、確実で且つ迅速にできる。
(2)ゴミ収容部2の外周に配設される口紐固定部6をゴミ投入兼排出用開口部3と対向する底部2a周縁に設けることで、ゴミ収容袋体1のゴミ投入兼排出用開口部3を下又は横にしてゴミを排出する時に、口紐固定部6が上側になるため、作業者は屈んだりすることなく容易に口紐5を口紐固定部6から外し、口紐5を緩めてゴミ投入兼排出用開口部3を開放することができ、作業者の手等に排出されたゴミ等が当ることもなくゴミ排出作業の効率化を図ることができる。
(3)口紐5をゴミ投入兼排出用開口部3と対向する底部2a周縁側でゴミ収容部2の外周に配設された口紐固定部6に係止することで、口紐5がゴミ投入兼排出用開口部3から口紐固定部6にかけて張られた状態になり、ゴミ収容袋体1の移動や積み上げ、積み下ろし、上下の転換などの作業時にゴミ収容袋体1を把持したり吊り上げたりする部材としてゴミ収容部2の外周部の口紐5を利用することができる。
(4)ゴミ収容部2の底部2a周縁に配設された吊り手部7を利用してクレーンやフォークリフトなどの機械で容易にゴミ収容袋体1の移動や積み上げ、積み下ろし、ゴミ排出作業を行うことができ、作業時のバランスを保つことができるので安全性に優れる。
(5)ゴミ収容袋体1を支えるための枠体等にゴミ収容袋体1のゴミ投入兼排出用開口部3の周縁を折り返し枠体の開口部に掛け止めして用いた場合、ゴミ投入兼排出用開口部3が常に開いているのでゴミが投入し易く、更に、吊り手部7を枠体等に結束した場合、ゴミ収容袋体1が強固に支持されるのでゴミ収容部2の形状安定性に優れて効率的にゴミを収容できる。
(6)口紐5が口紐端末5bを結束して環状に形成した端末環状部5cを有することにより、作業者が端末環状部5cを掴んで容易に口紐端末5を口紐固定部6に係止したり、結束したりでき、また、端末環状部5cを軽く引くだけで口紐固定部6から口紐端末5bを瞬時に外すことができて、口紐5の脱着の作業性に優れる。
(7)口紐端末5bより口紐本体5a側に、口紐端末5bと同様に口紐本体5aを結束して第二口紐端末5dを形成した場合、口紐端末5bと第二口紐端末5dとの間で口紐固定部6へ係止して固定でき、運搬中などの不意の時に口紐5全体が緩んでも口紐端末5bと第二口紐端末5dとの間から口紐固定部6が外れることがなく、係止状態を維持することができる。
(8)ゴミ投入兼排出用開口部3を口紐5で絞って閉じた上で、開口周縁部3aを折り曲げて口紐5で押えるようにして口紐端末5bを口紐固定部6へ引掛けることができるので、ゴミ収容袋体1を横向きや逆さまにした時に、瓦礫や残土等の細かいゴミがゴミ投入兼排出用開口部3の隙間からこぼれるのを防ぐことができる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2におけるゴミ収容袋体を示す全体斜視図であり、図7はゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図であり、図8(a)はゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図であり、図8(b)は図8(a)のA部拡大図であり、図9はゴミ収容袋体の吊り上げ状態を示す要部拡大図である。尚、実施の形態1と同様のものは同じ符号を付して説明を省略する。
図6中、11は実施の形態2におけるゴミ収容袋体、12は網地で平面形状が矩形になるよう形成された袋状のゴミ収容部、12aはゴミ収容部12の底部に網地下端の網糸を重ねて縫合して形成され口紐固定部6を繋止する取付紐6a及び吊り手部7を結束された底部縫合部、12bはゴミ収容部12の側部、12cはゴミ収容部12のコーナー縫合部、14はゴミ投入兼排出用開口部3の端部を折り返して形成され口紐5が挿通された口紐挿通部、14aは口紐挿通部14の両端部に形成された口紐出入部である。
ゴミ収容部12には、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリビニル系などの合成繊維製の無結節網や有結節網、ラッセル網等の各種網地を使用した。特に、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエチレン系などの合成繊維製の無結節網は、各種網地の中で最も強度が高く耐摩耗性に優れる。
ゴミ収容部12は網地の網糸径が1mm〜4mmのものを用い、角目や菱目の網目の一辺が5mm〜50mmになるように形成した。網糸径が1mmより細くなるにつれ強度が不足して網糸が破断し易く重量物を収容することが困難になり、4mmより太くなるにつれて網糸が嵩張って変形し難く取扱いが困難になることがわかった。また、網目の大きさが5mmより小さくなるにつれ網目が嵩張って取扱いが困難になり、50mmより大きくなるにつれゴミが網目に引掛かり易く、小さなゴミは網目から外に落ち易くなることがわかった。
ゴミ収容部12の底部縫合部12aは、下端部の網糸とその内側の網糸を重ねて別体の仕立て糸等で補強し、前側と後側の網地を縫合して形成した。
口紐挿通部14は、ゴミ投入兼排出用開口部3の端部を折り返して縫製するなどして筒状に形成したが、合成樹脂製や金属製等の複数の挿通環をゴミ収容部12の上端部付近の網糸を重ねて補強した上端部周縁に沿って所定間隔で配設して形成してもよい。また、口紐挿通部14を形成せず、直接、口紐5を網目にジグザグに挿通することもできる。
尚、ゴミ収容部12の平面寸法は幅100cm、高さ150cmに形成した。これにより、350mlの空き缶が500〜600個収容できる。
以上のように構成された実施の形態2のゴミ収容袋体の使用方法について、図7乃至図9を参照しながら以下に説明する。
図7中、20は合成樹脂製や金属製等の中実棒や中空パイプ等を組み合わせることにより形成された枠体、20aは枠掛止部、20bは支柱、20cは基部である。
ゴミ収容袋体11は、ゴミ投入兼排出用開口部3を上方にして枠体20の枠掛止部20aに対してゴミ投入兼排出用開口部3の周縁を折り返して掛け止めするなどして使用されるが、支柱20b等に口紐5を巻き止めしてもよい。これにより、掛け止めを強固にして、重量のあるゴミなどを収容した場合でもゴミ収容袋体11が枠掛止部20aから外れることがなく、ゴミ投入兼排出用開口部3の開口状態を維持してゴミを容易に投入することができる。また、別にクリップ状などの補助部材を用いてゴミ投入兼排出用開口部3の折り返し部分と枠体20の枠掛止部20aとを補強固定してもよい。このようにしてゴミ収容袋体11が掛け止めされた枠体20はゴミ収集拠点に設置され、ゴミが収容される。
ゴミ収容後は、ゴミ収容袋体11を枠体20から取外し、次いで口紐5を絞ってゴミ投入兼排出用開口部3を閉じ、端末環状部5cを持って口紐端末5bを口紐固定部6へ係止することで、横にして積上げることができ、吊り手部7又は口紐5の所要の部位を手で持ち上げるか、クレーン等の機械で吊って、移動や運搬を行う。
ゴミを排出する場合は、図8に示す状態で実施の形態1と同様に、吊り手部7を人手で把持してゴミ収容袋体11を持ち上げるか又は機械を利用して吊り上げ、口紐固定部6から口紐端末5bを外すことで一人でも排出作業ができる。
図9中、101はクレーンなどの吊り上げ機構、102は吊り上げ機構101のワイヤ、103はワイヤ102の端部に配設されゴミ収容袋体11の吊り手部7を係止する鉤状のフック、104はフック103の側部に形成され口紐5の端末環状部5cを係止する嵌脱部104aと嵌脱部104aを遠隔操作により開放するストッパー作動部104bを有するストッパーである。
吊り上げ機構101のストッパー104は遠隔操作でストッパー作動部104bが上方へ引かれることにより、嵌脱部104aが開放され口紐5の端末環状部5cの係止が解除されるようになっている。
クレーン等の吊り上げ機構101のフック103に吊り手部7を係止すると共に、環状の口紐固定部6に挿通させた口紐5の端末環状部5cをストッパー104の嵌脱部104aに係止して吊り上げてゴミ収容袋体11を移動、運搬する。所要の排出場所においてストッパー作動部104bを操作して嵌脱部104aを開放し、端末環状部5cの係止を解除することにより、ゴミの重量によって自然にゴミ投入兼排出用開口部3が開放されゴミを排出することができる。このため、ゴミ収集拠点からゴミ収集車の荷台、又はゴミ収集車の荷台からゴミ排出場所などへの移動やゴミ排出場所での作業員が立ち入れない場所への移動、ゴミの排出までの全ての作業を一人で行うことが可能になる。
また、ゴミ排出せずにゴミ収容袋体11の移動、運搬のみを行う場合は、吊り手部7を嵌脱部104aに係止して吊り上げ、遠隔操作で嵌脱部104aを操作することにより、ゴミ収集車へのゴミ収容袋体11の積み込みやゴミ収集車から所定場所への積み下ろし等の作業を一人でも短時間で行うことができ作業性に優れる。
なお、実施の形態2においては、クレーンなどの吊り上げ機構101を使用して一つのゴミ収容袋体11を回収したり、所定の排出場所でゴミを排出する場合について説明したが、同時に複数のゴミ収容袋体11の回収やゴミ排出を行なう場合も同様の手順で作業をすることができる。これにより、多数のゴミ収容袋体11をゴミ収集車上に載せる作業、或いは所定場所で大量のゴミを排出する場合にも対応でき、作業効率に優れる。
以上のように、実施の形態2のゴミ収容袋体は構成されているので、実施の形態1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)環状に形成された口紐固定部6に口紐5を挿通し案内することができるため、クレーンなどの機械に口紐5を係止してゴミ収容袋体11を吊り上げる場合に、口紐5がぶれたりすることなくゴミ収容袋体11が安定した状態で運搬等の作業を行うことができる。
(2)ゴミ収容袋体11が網地により形成されているので、空き缶やペットボトルなどの嵩張るゴミを収容するのに適し、吊り手部7によりゴミ収容袋体11を把持し、吊り手部7のすぐ傍で口紐固定部6から口紐端末5bを外すだけでゴミの重量により自然にゴミ投入兼排出用開口部3が開放され、収容されているゴミを排出することができるので、ゴミ収容体積の大きなゴミ収容袋体11でも人手で容易に作業することができる。
(3)ゴミ収容袋体11が強固な網地で形成されることでビンや金属などの重量のあるゴミにも使用することができ、ゴミ収容袋体11が吊り手部7を有していることでクレーンなどを利用することができるため、一人で回収、運搬等の作業を短時間に行うことができる。
(4)吊り手部7や口紐5を有することにより、クレーン等の吊り上げ機構101のフック103や嵌脱部104aに係止してゴミ収容袋体11を吊り上げることができるため、重量のあるゴミや危険なゴミの排出時に離れた場所から遠隔操作で排出作業等を行うことができ、操作場所から離れた場所への移動やゴミ排出を容易に行うことができ、作業性、安全性に優れる。
(5)ゴミ収容部12の底部に端部付近の網糸を重ねて補強した上で縫合した底部縫合部12aを形成することにより、ゴミの重量が増えた場合にゴミ収容部12が破れるのを防ぐことができる。
(実施の形態3)
図10は本発明の実施の形態3におけるゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図である。尚、実施の形態1及び2と同様のものは同じ符号を付して説明を省略する。
図10中、21は実施の形態3におけるゴミ収容袋体、22は網地によって平面形状が矩形になるよう形成されたゴミ収容部、22aはゴミ収容部22の側部、23はゴミ収容部22の底部に形成されたゴミ排出用開口部、24はゴミ排出用開口部23の周縁に形成されゴミ排出用開口部23を開閉する口紐5が挿通された口紐挿通部、24aは口紐挿通部24の両端に形成された口紐出入部、26はゴミ収容袋体21のゴミ排出用開口部23と対向する側に開口し形成されたゴミ投入用開口部、26aはゴミ投入用開口部26の周縁にロープ状の補強材で形成され吊り手部7が結束された開口部環状補強部、27は開口部環状補強部26aに沿って所定間隔で配設された紐状係止部材27aをそれと対向するように開口部環状補強部26aに配設された係止用環状部材27bに係止することでゴミ投入用開口部26を閉じる開口部閉塞手段、28、29はそれぞれ26aと同様の補強材をゴミ収容部22の外周に沿って配設することにより形成した上部環状補強部及び下部環状補強部である。
開口部環状補強部26a、上部環状補強部28、下部環状補強部29は直径が6mm〜16mmのロープで形成した。直径が6mmより細くなるにつれ強度が不足して破損し易くなり、16mmより太くなるにつれ硬くなり過ぎて変形し難く、嵩張るようになって扱い難くなり、作業性が低下することがわかった。また、各環状補強部26a、28、29が適度な硬さと柔軟性を有することにより、ゴミ収容袋体21を枠体等に掛け止めしなくても、ゴミ収容袋体21の水平断面を円形や楕円形に保つことができるのでゴミ投入を容易に行うことができる。尚、口紐固定部6は上部環状補強部28又は下部環状補強部29のいずれにでも配設できる。
以上のように構成された実施の形態3のゴミ収容袋体の使用方法について、図10を参照しながら以下に説明する。
ゴミ収容袋体21は、実施の形態1や実施の形態2と同様に枠体10、20等の枠掛止部10a、20aにゴミ投入用開口部26の周縁を折り返して掛け止めすることにより好適に用いることができる。図10に示すようにゴミ排出用開口部23が予め口紐5によって閉じられ、口紐端末5bが口紐固定部6に係止されることにより、ゴミ収容部22にゴミを収容することができる。
また、開口部閉塞手段27は、紐状係止部材27aをゴミ投入用開口部26を挟んで対向配置された係止用環状部材27bに係止することにより、ゴミ投入用開口部26を閉じることができ、ゴミ収容袋体21の吊り上げ時や運搬時等にゴミ投入用開口部26からゴミがこぼれ落ちるのを防止する。
ゴミ収容袋体21の運搬や移動は、吊り手部7を人手やクレーン等の機械で吊り上げることにより行い、所定場所において口紐5の口紐固定部6への係止を外すことによりゴミ排出用開口部23を開放してゴミの排出を行うことができる。
なお、ゴミ投入用開口部26側にも口紐を配設することができ、これによりゴミ収容後にゴミ投入用開口部26をより確実に閉じ、ゴミ収容袋体21を横にして運搬したり、積み上げたりすることができる。さらにゴミ投入用開口部26側の口紐を固定するための口紐固定部をゴミ排出用開口部23の周縁などゴミ収容部22の外周の所要位置に配設することにより、取扱い性を向上させることができる。
以上のように、実施の形態3のゴミ収容袋体は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ収容部22の上部に形成されたゴミ投入用開口部26と、ゴミ収容部22の底部に形成されたゴミ排出用開口部23を有し、ゴミ排出用開口部23を開閉する口紐5がゴミ排出用開口部23の周縁に配設されているので、ゴミ排出用開口部23を口紐5で閉じた状態でゴミ収容袋体21を使用し、ゴミ収容袋体21の回収時や移動時にはそのままゴミ投入用開口部26周縁に配設された吊り手部7によってゴミ収容袋体21を吊り上げることができ、口紐固定部6に係止された口紐5を開放するだけで容易にゴミを排出することができる。
(2)ゴミ収容部22の底部にゴミ排出用開口部23を有するので、ゴミ排出作業時に、ゴミ収容袋体21を逆さまにする工程が不用になり、複数のゴミ収容袋体21に重いゴミが収容されていても手間をかけずにクレーン等の吊り上げ機構を用いて容易に移動、運搬作業を行うことができる。
(3)ゴミ収容部22の上部及び下部にそれぞれ環状補強部28、29が形成されているので、ゴミ収容袋体21の要部が補強されると共に、水平断面を円形や楕円形に保つことができ、ゴミ投入を容易にできると共に、ゴミの重量が増えた場合でも環状補強部28、29の弾性や剛性により形状を安定させることができ、ゴミ収容部22が破損するのを防ぐことができる。
(4)開口部閉塞手段27としてゴミ投入用開口部26周縁に配設された紐状係止部材27aと、紐状係止部材27aに対向して配設された係止用環状部材27bを有することで、紐状係止部材27aを係止用環状部材27bに係止したり、結束したりして、ゴミ投入用開口部26を閉じることができるので、ゴミ収容袋体21の吊り上げ時にゴミ投入用開口部26からゴミが落下するのを防止することができ、ゴミ収容袋体26の運搬時などに横にして運搬したり積み上げたりすることができる。
(5)口紐固定部6は上部環状補強部28や下部環状補強部29のほかゴミ収容部22の外周の任意の位置に配設することができ、ゴミの量によらず口紐5を固定して確実にゴミ排出用開口部23を閉じることができ汎用性に優れる。
(実施の形態4)
図11は本発明の実施の形態4におけるゴミ収容袋体の全体斜視図であり、図12はゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図であり、図13はゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図である。尚、実施の形態1乃至3と同様のものは同じ符号を付して説明を省略する。
図11中、31は実施の形態4におけるゴミ収容袋体、32は網地で平面形状が横長の略長方形になるよう形成されたゴミ収容部、32aはゴミ収容部32の底部に形成されたゴミ排出用開口部23の外周に沿って配設された底部補強部、32bはゴミ収容部32の側部、32cはゴミ収容部32の底部の両側に形成された傾斜部、34は底部補強部32aの円周上に繋止固定され口紐5が挿通された金属や合成樹脂製等の環状の口紐挿通環である。
ゴミ収容袋体31のゴミ収容部32は、実施の形態2におけるゴミ収容袋体11のゴミ収容部12と同様の材質、太さ、網目で形成した。特に、網糸径が1mm〜3mm、網目の一辺が10mm〜30mmに形成したものは、十分な強度を有して使い易く、網の嵩張りも少ないため、ゴミ袋入りのゴミを収容する場合には好適に用いられる。
ゴミ排出用開口部23の周縁にロープ状の部材で形成された底部補強部32aが配設され、底部補強部32aの要所に環状に形成された口紐挿通環34が繋止され固定されているので、ゴミ排出用開口部23が補強されると共に、口紐5の挿通作業及びゴミ排出用開口部23を閉じる作業を容易に行うことができる。また、ゴミ排出時には、口紐5が口紐挿通環34内をスムーズに滑動しゴミ排出用開口部23が速やかに開放されるため、ゴミの収容から排出までの作業を円滑にでき、さらにゴミ排出用開口部23の開閉によるゴミ収容部32や口紐5の摩耗が発生し難く耐久性に優れる。
尚、ゴミ収容部32の平面寸法は幅250cm、高さ125cmに形成した。これにより、45Lゴミ袋(幅65cm×高さ80cm)をゴミ収集拠点一箇所当たりの一般ゴミの全国平均集積数である20個〜25個、収容できる。
以上のように構成された実施の形態4のゴミ収容袋体31の使用方法について、図12及び図13を参照しながら以下に説明する。
図12中、40は合成樹脂製や金属製等の中実棒や中空パイプ等を組み合わせることにより形成された枠体、40aは枠掛止部、40bは支柱、40cは基部、40dは回動又は嵌脱自在な結合部材、40eは略コ字状に形成された前面掛止部材、40fは枠体40の前面側の支柱40bの上部に配設され前面掛止部材40eの両端部を挿嵌された受け部材、40gは嵌脱部材40d及び受け部材40fに配設された補助掛け具、40hは脚部、40iは脚部40hの端部に嵌合されたゴム製やプラスチック製の滑り止めである。
ゴミ収容袋体31のゴミ投入用開口部26の周縁が折り返されて枠掛止部40a及び前面掛止部材40eに掛け止めされているが、ゴミ収容部32の網目やゴミ投入用開口部26の開口部環状補強部26a、或いは開口部環状補強部26aに固定されている紐状係止部材27aや係止用環状部材27b、吊り手部7等を枠体40の補助掛け具40gに係止することで、より強固に固定される。
ゴミ収容袋体31を枠体40に掛け止めすることにより、ゴミ投入用開口部26が常に開いた状態で使用できるのでゴミをゴミ収容部32へ入れ易く、また、ゴミを回収する場合には、容易に取外すことができる。尚、枠体40では前面掛止部材40eを外して側面部を外側に開くことができるため、ゴミ収容袋体31を取り出し易い。
図13中、111はクレーンなどの吊り上げ機構、112は吊り上げ機構111のワイヤ、113はワイヤ112の端部に配設された吊り上げ具、113aは吊り上げ具113の下端中央に配設されゴミ収容袋体31の吊り手部7を係止する鉤状のフック、114はフック113aの側部に形成され口紐5の端末環状部5cを係止する嵌脱部114aと嵌脱部114aを遠隔操作により開放するストッパー作動部114bを有するストッパー、115は吊り上げ具113の下端両側に配設された補助フックである。
ゴミ収容袋体31を枠体40から外した時に、紐状係止部材27aを係止用環状部材27bに係止してゴミ投入用開口部26の要所を閉じることにより、ゴミ収容袋体31の吊り上げ時の形状を保持すると共に、吊り上げ時や運搬時等にゴミ投入用開口部26からゴミがこぼれ落ちるのを防止することができる。
ゴミが収容されたゴミ収容袋体31を移動させたり持ち上げたりするには、実施の形態2と同様の方法で行う。
生ゴミを含む比較的軽量の一般ゴミの場合はフック113aのみにゴミ収容袋体31の中央の吊り手部7を係止するだけでもゴミ排出作業ができるが、比較的重量のあるゴミの場合にはフック113aに中央の吊り手部7を係止すると共に、補助フック115に両端の吊り手部7をそれぞれ係止する。補助フック115を加えた3ヶ所で係止することにより吊り上げ状態が安定して好ましい。更に、両端の吊り手部7を一度、両端の係止用環状部材27bに挿通してから補助フック115等に係止すると、よりゴミ収容袋体31の形状が良好に保たれ、ゴミ投入用開口部26の端部等からゴミがこぼれ落ちるのを防止することができる。尚、ゴミの排出は、実施の形態2と同様の手順で行われる。
また、ゴミ収容時にはゴミ収容袋体31のゴミ投入用開口部26が開放されている必要があるが、周囲に柔軟な鉛線入りロープ等を配した網製等の蓋部を別途用意して枠体40の背面側等に取付けておき、ゴミの投入時以外はゴミ投入用開口部26の上部を覆うようにしてもよい。これにより、生ゴミ等がカラスや猫等の食害に遭うのを防ぐと共に、ペットボトルやプラスチックゴミ等の軽いゴミが周囲に散乱することを防ぐことができる。
以上のように、実施の形態4のゴミ収容袋体は構成されているので、実施の形態3で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ排出用開口部23の周縁を補強する底部補強部32aの要所に環状に形成された口紐挿通環34が繋止され固定されているので、口紐5の挿通作業及びゴミ排出用開口部23を閉じる作業が容易にできると共に、ゴミ排出時には、口紐5が口紐挿通環34内をスムーズに滑動しゴミ排出用開口部23が速やかに開放されるため、ゴミの収容から排出までの作業が円滑にでき、さらにゴミ排出用開口部23の開閉によるゴミ収容部32や口紐4の摩耗が発生し難く耐久性に優れる。
(2)別体で環状に形成された口紐挿通環34を有することにより、ゴミ収容袋体31の生地の硬さや開口部環状補強部26aの有無によらず、ゴミ排出用開口部23の開閉動作が安定するので、ゴミの投入や排出の作業性に優れ、ゴミ収容袋体31の材質の選択の幅や設計の自由度を増すことができる。
(3)網地を菱目状に形成し、両側部32bの網仕立の縮結込みを多くすることにより、横長のゴミ収容袋体31を吊り上げる時に荷重が集中する両側部32bの網目が引っ張られ、網目の大きさが均等になり形状が整うので、ゴミ排出用開口部23からのゴミ排出作業時にゴミが網目に引っ掛かり難く、スムーズに排出することができる。
(4)ゴミ排出用開口部23の両側に傾斜部32cを形成することにより、ゴミ排出用開口部23を小さくしてゴミ排出時の落下範囲を狭めることができると共に、口紐5でゴミ排出用開口部23を閉じた時に発生するゴミ収容袋体31の絞りを小さくすることができるので、ゴミ収容袋体31の形状を安定させて、ゴミ収容袋体31の収縮による収容容積の減少を低減すると共に、口紐5の長さを短くして口紐固定部6に固定することができ、口紐5の緩みを防止することができる。
(実施の形態5)
図14は本発明の実施の形態5のゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図である。尚、実施の形態1乃至4と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図14において、実施の形態5におけるゴミ収容袋体41が実施の形態4と異なるのは、ゴミ投入用開口部26の周縁に開口部閉塞手段として紐状係止部材27aが配設されている点と、ゴミ収容部42の側面下方にゴミ排出用開口部43が形成されその周縁に口紐5が挿通された口紐挿通部44が形成されている点である。
紐状係止部材27aはゴミ投入時にはゴミ収容部42の外部に垂らすようにしてゴミ投入の邪魔にならないようにする。
また、121はクレーンなどの吊り上げ機構、123はワイヤ112の端部に配設され両端にフック113a及び補助フック115を配設されたハンガー状の吊り上げ具である。
以上のように構成された実施の形態5のゴミ収容袋体の使用方法について、図14を参照しながら以下に説明する。
図14に示すように、ゴミ収容袋体41の側面下方のゴミ排出用開口部43が予め口紐5によって閉じられ、口紐端末5bが口紐固定部6に係止されることにより、実施の形態4と同様にゴミ収容部42にゴミを収容することができる。
また、ゴミ投入用開口部26に配設された紐状係止部材27a同士を鎖状に連結することにより、ゴミ投入用開口部26を閉じることができ、ゴミ収容袋体41の吊り上げ時や運搬時等にゴミ投入用開口部26からゴミがこぼれ落ちるのを防止することができる。なお、紐状係止部材27aの代わりに、ファスナーやホック、面ファスナー等の手段を用いてゴミ投入用開口部26の要所を閉じることもできる。
ゴミ収容袋体41のゴミ排出を人手で行なう場合は、吊り手部7や開口部環状補強部26a等を把持し、所定場所においてゴミ排出用開口部43側が下方になるよう傾けて口紐5の口紐固定部6への係止を外すことによりゴミ排出用開口部43を開放してゴミの排出を行うことができる。
クレーンなどの吊り上げ機構121を用いてゴミを排出する場合は、吊り上げ時にゴミ排出用開口部43側が下方に傾くように両側の吊り手部7の内、予めゴミ排出用開口部43側の吊り手部7を長くしてフック113aや補助フック115に係止して吊り上げ、所要位置で口紐5を口紐固定部6から外して、ゴミ排出用開口部43を開放することにより、容易にゴミを排出することができる。
更に、口紐5を口紐固定部6の環状部に挿通させておき、端末環状部5cを嵌脱部114aに係止することで、実施の形態2と同様に遠隔操作によるゴミ排出作業を行うことができる。
以上のように、実施の形態5のゴミ収容袋体は構成されているので、実施の形態3又は実施の形態4で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ排出用開口部43をゴミ収容袋体41の側面下方に配設することにより、口紐5でゴミ排出用開口部43を閉じた時に発生するゴミ収容部42の絞りを小さくして、ゴミ収容部42の収縮による収容容積の減少を抑え、ゴミの回収量を増やすことができる。
(2)ゴミ排出用開口部43がゴミ収容部42の側面下方に形成されているので、ゴミ排出用開口部43側を下方に傾けて口紐5を口紐固定部6から外すだけで容易にゴミを排出することができ、作業性に優れるとともに、作業者の足もとにゴミが落ちることがないため作業の安全性に優れる。
(3)ゴミ排出用開口部43がゴミ収容部42の側面下方に形成されており、ゴミ排出時にはゴミ収容袋体41を斜めにして排出するので、ゴミ排出用開口部43周辺に過度の負荷が加わることがなく、ゴミ排出用開口部43付近の破損を防止できると共に、ゴミを一度に落下させずに排出量を調節しながら排出させることができ作業性、安全性に優れる。
(実施の形態6)
図15は本発明の実施の形態6のゴミ収容袋体を示す全体斜視図であり、図16はゴミ収容袋体を掛け止めする枠体を示す全体斜視図であり、図17はゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図であり、図18は図17のB部拡大図であり、図19はゴミ収容袋体のゴミ排出状態を示す全体斜視図である。尚、実施の形態1乃至5と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図15中、51は実施の形態6におけるゴミ収容袋体、52は網地で平面形状が縦長の長方形になるよう形成された袋状のゴミ収容部、53はゴミ収容袋体52の底部に形成されたゴミ排出用開口部、53aは口紐5が挿通された口紐挿通環34が繋止固定されゴミ排出用開口部53の周縁に沿って形成された底部補強部、53bは底部補強部53aに繋止された金属製等の抑えリング、56はゴミ収容袋体51のゴミ排出用開口部53と対向する側に開口し形成されたゴミ投入用開口部、56aはゴミ投入用開口部56の周縁に沿って形成された投入側口紐挿通部、56bはゴミ投入用開口部56の投入側口紐挿通部56aに挿通されゴミ投入用開口部56を開閉する投入側口紐、56cは投入側口紐56bを自在に絞ってゴミ投入用開口部56を閉じる留め具、57はゴミ収容部52の上部及び下部の外周に補強材を添わせて形成された環状補強部、57aは環状補強部57の円周上に所定間隔で配設された掛止具である。尚、口紐固定部6は環状補強部57に配設されている。
ゴミ収容部52は、実施の形態2乃至5の各ゴミ収容袋体と同様の材料で形成し、環状補強部57は、合成樹脂等を材料にした合成繊維の紐体やロープで形成した。
尚、投入側口紐挿通部56aは、ゴミ投入用開口部56の端部を折り返して形成されており、投入側口紐56bが挿通され、留め具56cを備えることによりゴミ投入用開口部56を自在に絞ることができる。
図16中、60は合成樹脂製や金属製等の中実棒や中空パイプ等を組み合わせることにより形成された枠体、60aは枠掛止部、60bは支柱、60cは基部、60dは補助支柱、60eは連結部、60fは脚部である。尚、枠体60の連結部60eが嵌脱自在で所要時に枠体60を開くことができることにより、ゴミ収容袋体51にゴミが収容された状態でも容易にゴミ収容袋体51を取り出すことができる。
図17中、紐状に形成された吊り手部7は枠体60の枠掛止部60aの対向する2箇所に結止されている。
以上のように構成された実施の形態6のゴミ収容袋体の使用方法について、図17乃至図19を参照しながら以下に説明する。
図17に示すようにゴミ収容袋体51を枠体60の内側へと入れてゴミ投入用開口部56側の端部を折り返し枠掛止部60aに掛け止めする。その際に、図18に示すようにゴミ収容袋体51の上部及び下部の環状補強部57の掛止具57aを枠掛止部60a及び基部60cに掛け止めすることにより、より確実にゴミ収容袋体51を枠体60に固定することができる。
また、口紐5を絞って口紐端末5bを抑えリング53bに挿通してから口紐固定部6に係止することにより、口紐5の緩みを防止でき、より確実にゴミ投入用開口部56を閉じることができて、図17に示すようにゴミ収容袋体51全体が有底略円筒型に形成され、ゴミ投入用開口部56からゴミが投入され収容される。
ゴミの回収及び排出方法としては、ゴミ収容袋体51が小型のものやゴミが軽量なもので人手で扱える程度の場合は、吊り手部7或いは枠体60の要所を把持し人手で持ち上げて排出場所まで運び、枠体60ごと逆さまにしてゴミ投入用開口部56からゴミを排出することができる他、掛止具57aを枠体60の枠掛止部60a及び基部60cから外してゴミ投入用開口部56を投入側口紐56bの留め具56cにより絞って閉じ、ゴミの入ったゴミ収容袋体51を枠体60から取り出して回収、運搬することや、枠体60にゴミ収容袋体51を係止したまま枠体60ごと吊り上げてゴミ排出用開口部53を開いてゴミを排出することもできる。ゴミ収容袋体51が大型の場合やゴミに重量がある場合は、クレーン等を用いてゴミを回収、排出する方法が作業性に優れる。
回収作業にクレーン等を利用する場合は、図17に示す状態から、枠体60ごと吊り上げることができる他、図示はしないが投入側口紐56bを留め具56cで絞りゴミ投入用開口部56からゴミがこぼれないようにした後に、ゴミ収容袋体51を枠体60から外して予め枠体60側に結止しておいた吊り手部7を用いてクレーン等のフックに掛けて吊り上げることもできる。
クレーン等を用いてゴミを排出する場合は、ゴミ収容袋体51を吊り上げた後に、口紐固定部6に係止されている口紐端末5bを外すことにより、実施の形態4と同様にゴミ排出用開口部53からゴミを排出できる。この時、クレーンが遠隔操作等の機能を有している場合は、実施の形態2と同様の手順により排出地点に作業員を配置することなく一人でゴミ排出を行うことができる。
尚、図17及び図19では吊り手部7が枠体60に結止される場合について説明したが、これに限られることは無く、ゴミ収容袋体51の環状補強部57に結止してもよい。これにより、ゴミ収容袋体51の枠体60への掛け止めを外してゴミ収容袋体51のみを吊り上げることができるので、複数のゴミ収容袋体51を同時に吊り上げてゴミを排出することができ作業性に優れる。また、紐状に形成された吊り手部7の代わりに両端に着脱金具を配したベルト等を取付けてもよい。これにより、クレーンやリフト等への取り付け作業が容易になり、特に複数のゴミ収容袋体51を同時に取り扱う場合の作業性を向上させることができる。
以上のように、実施の形態6のゴミ収容袋体は構成されているので、実施の形態3乃至実施の形態5で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)枠体60の枠掛止部60a及び基部60cに掛け止めできる掛止具57aを有するので、より確実にゴミ収容袋体51を枠体60に掛け止めすることができ、ゴミ収容袋体51を枠体60に取付けた状態のままでも、ゴミの回収や排出が容易に行え、ゴミ収容袋体51の耐久性に優れる。
(2)枠体60の枠掛止部60a及び基部60cに掛け止めできる掛止具57aを有するので、ゴミ収容袋体51を枠体60に掛け止めたまま枠体60ごと人手で逆さまにしたり、クレーン等で吊り上げたりしても、ゴミ収容袋体51のゴミ収容部52を所定の形状に保つことができ、ゴミの回収及び排出の作業性に優れる。
(3)ゴミ排出用開口部53の周縁に抑えリング53bを有するので、口紐5を絞ってゴミ排出用開口部53を閉じた後に、口紐端末5bを抑えリング53bに挿通してさらに口紐固定部6に係止することにより、ゴミ排出用開口部53をより確実に閉じることができる。
(4)投入側口紐56bに留め具56cを備えることにより、投入側口紐56bを自在に絞ってゴミ投入用開口部56を閉じることができる。
(5)ゴミ収容袋体52を枠体60に掛け止めたままゴミを排出したり、吊り上げたりできるほか、枠体60の枠掛止部60a及び基部60cに掛け止めした掛止具57aを取り外すことにより、枠体60から外したゴミ収容袋体51のみを容易に吊り上げることもできるので、任意の作業方法を選択することができ汎用性に優れ、ゴミの種類や量に応じて効率的にゴミの排出作業を行うことができる。
(実施の形態7)
図20は本発明の実施の形態7のゴミ収容袋体を示す全体斜視図であり、図21はゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図であり、図22はゴミ収容袋体の回収時の状態を示す背面側の全体斜視図であり、図23は図22のC部拡大図である。尚、実施の形態1乃至6と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図20乃至図23中、61は実施の形態7におけるゴミ収容袋体、62は合成樹脂等の生地で平面形状が矩形になるよう形成され使用時に略円筒形となる袋状のゴミ収容部、62aはゴミ収容部62の下部に形成され口紐5が挿通された環状の口紐挿通環34及び抑えリング53bが円周上に配設された平面形状が台形状の袋体底部、63は袋体底部62aに形成されたゴミ排出用開口部、64はゴミ収容部62と袋体底部62aの境に周縁に沿って縫い付けられた下部環状補強帯、65はゴミ収容部62の縦方向に縫い付けられた縦補強帯、66はゴミ排出用開口部63と対向する側に開口し形成されたゴミ投入用開口部、66aはゴミ投入用開口部66の上端周縁に沿って形成されたゴミ投入側補強部、66bはゴミ投入側補強部66aに配設され枠体等への係止に用いられるロープ製等の環状係止部材、67はゴミ投入用開口部66に配設され口紐固定部6が繋止されたベルト状吊り手である。
ゴミ収容袋体61はポリエチレンフラットヤーン、ポリプロピレンフラットヤーン等の平織生地で作製した。単位長さ当たりの質量が0.167〜0.222g/mとなる単糸太さで打ち込み数を14×14本〜18×18本とすることで十分な強度と適度な硬さがえられた。また、ゴミ投入用開口部66の上端周縁を折返して縫合し、ゴミ投入側補強部66aを形成することで、ゴミ投入用開口部66の形状を略円形に保つことができ、ゴミの投入を容易にしている。
以上のように構成された実施の形態7のゴミ収容袋体の使用方法について、図20乃至図23を参照しながら以下に説明する。
図20において、口紐5を前面側で絞って袋体底部62aに形成されたゴミ排出用開口部63を閉じ、袋体底部62aのゴミ排出用開口部63を背面側に折り曲げてその上から口紐5で押えながら口紐5を背面側に回し、口紐5が緩まないように口紐5と押さえリング53bを図示しない別体の紐やインシュロック(登録商標)等の結束バンドで締め付けて固定する。これにより、砂や土、金属紛等の粒子の細かいゴミ等を洩らすことがなく、確実性を向上させている。
図21において、ゴミ収容袋体61は環状係止部材66bにより図示しない専用の枠体や既存の構造物に係止されて使用される。
ゴミ収容後は、図22に示すように口紐端末5bをベルト状吊り手67の付根付近に繋止された口紐固定部6に係止するなどして固定し、口紐5と押さえリング53bを締め付け固定していた紐や結束バンドを取外す。これにより、ベルト状吊り手67を人手で把持するか、クレーンやフォークリフト等で吊り上げることで容易にゴミ収容袋体61を移動させることができ、口紐端末5bを口紐固定部6から外すことにより、実施の形態1乃至6と同様にゴミの排出を行うことができる。
ゴミ排出用開口部63を開放してゴミを排出する際に、ゴミ収容部62の下部に形成された袋体底部62aでゴミを排出場所に案内することができるので、ゴミが飛び散ったりして排出場所の周辺に散乱するのを防いでいる。
尚、本実施の形態では紐状係止部材27aを係止用環状部材27bに係止することによりゴミ投入用開口部66を閉じてゴミが周囲に落下するのを防止しているが、紐状係止部材27aや係止用環状部材27bの代りにファスナーや面ファスナー等を配設してゴミ投入用開口部66を閉じるようにしてもよいし、ゴミ投入用開口部66を開口したままゴミ排出作業を行ってもよい。
以上のように、実施の形態7のゴミ収容袋体は構成されているので、実施の形態1乃至実施の形態6で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)ゴミ収容袋体61を剛性を有する平織生地等のシート状生地で作製し、ゴミ収容部62の外周に下部環状補強帯64や縦補強帯65を有することで、ゴミ収容部62の形状を安定させることができるので、枠体等へのゴミ収容袋体61の取付けや取外し作業が容易で取扱い性に優れると共に、容易にゴミ収容部62へのゴミの投入や収容、運搬を行うことができ、作業を効率化することができる。
(2)ゴミ収容袋体61を平織生地等のシート状生地で作製することで、金属や陶器、ガラス、瓦礫等の重量があるゴミや木の枝等の先端が尖ったもの等に対して十分な強度と耐久性を有すると共に、口紐5で閉じたゴミ排出用開口部63を背面側に折り曲げて口紐5と押さえリング53bを結束バンドで締め付けて固定することにより、砂や土、金属紛等の粒子の細かいゴミ等が外部に洩れることがなく、確実性に優れる。
(3)ゴミ収容部62の下部に平面形状が台形状の袋体底部62aが形成されていることで、ゴミを排出場所に案内することができ、ゴミが飛び散ったりして排出場所の周辺に散乱するのを防ぐことができる。
本発明は、町内のゴミ収集拠点における各種資源ゴミや、不燃ゴミ、生ゴミ等を含む一般ゴミや、建築現場など各種の場所から出る廃棄物等の収容に好適に用いることができ、特に、重量のあるゴミを収容でき耐久性に優れ、クレーンやフォークリフトなどの機械利用により作業の合理化や省力化を行うことができ、取扱いが容易で運搬や回収、ゴミの排出をすばやく手間をかけずに効率的に行うことができて作業性、安全性に優れ、容易に洗浄することができて衛生的に優れ、枠体や既存の回収容器等に容易に取付け、取外しができ作業性に優れ、各種のゴミに対応でき、任意の作業方法を選択できる汎用性に優れるゴミ収容袋体として利用することができる。
実施の形態1におけるゴミ収容袋体の正面図 ゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体の回収時の状態を示す背面側の全体斜視図 口紐固定部の変形例を示す斜視図 口紐の固定方法の変形例を示す要部斜視図 実施の形態2におけるゴミ収容袋体を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図 (a)ゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図 (b)図8(a)のA部拡大図 ゴミ収容袋体の吊り上げ状態を示す要部拡大図 実施の形態3におけるゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図 実施の形態4におけるゴミ収容袋体の全体斜視図 ゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図 実施の形態5のゴミ収容袋体の回収時の状態を示す全体斜視図 実施の形態5のゴミ収容袋体を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体を掛け止めする枠体を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図 図17のB部拡大図 ゴミ収容袋体のゴミ排出状態を示す全体斜視図 実施の形態7のゴミ収容袋体を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体の使用状態を示す全体斜視図 ゴミ収容袋体の回収時の状態を示す背面側の全体斜視図 図22のC部拡大図
符号の説明
1 実施の形態1におけるゴミ収容袋体
2、12、22、32、42、52、62 ゴミ収容部
2a 底部
2b ヒダ部
3 ゴミ投入兼排出用開口部
3a 開口周縁部
4、14、24、44 口紐挿通部
5 口紐
5a 口紐本体
5b 口紐端末
5c 端末環状部
5d 第二口紐端末
6 口紐固定部
6a 取付紐
6b 取付孔
6c、6d、6e、6f、6g 口紐固定部
7 吊り手部
7a 吊り手部取付用孔
8 表示部
10、20、40、60 枠体
10a、20a、40a、60a 枠掛止部
10b、20b、40b、60b 支柱
10c、20c、40c、60c 基部
10d、40d 嵌脱部材
11 実施の形態2におけるゴミ収容袋体
12a 底部縫合部
12b、22b、32b 側部
12c コーナー縫合部
14a、24a 口紐出入部
21 実施の形態3におけるゴミ収容袋体
23、43、53、63 ゴミ排出用開口部
26、56、66 ゴミ投入用開口部
26a 開口部環状補強部
27 開口部閉塞手段
27a 紐状係止部材
27b 係止用環状部材
28 上部環状補強部
29 下部環状補強部
31 実施の形態4におけるゴミ収容袋体
32a 底部補強部
32c 傾斜部
34 口紐挿通環
40e 前面掛止部材
40f 受け部材
40g 補助掛け具
40h 脚部
40i 滑り止め
41 実施の形態5におけるゴミ収容袋体
51 実施の形態6におけるゴミ収容袋体
53a 底部補強部
53b 抑えリング
56a 投入側口紐挿通部
56b 投入側口紐
56c 留め具
57 環状補強部
57a 掛止具
60d 補助支柱
60e 連結部
60f 脚部
61 実施の形態7におけるゴミ収容袋体
62a 袋体底部
64 下部環状補強帯
65 縦補強帯
66a ゴミ投入側補強部
66b 環状係止部材
67 ベルト状吊り手
101、111、121 吊り上げ機構
102、112 ワイヤ
103 フック
104、114 ストッパー
104a、114a 嵌脱部
104b、114b ストッパー作動部
113、123 吊り上げ具
113a フック
115 補助フック

Claims (5)

  1. ゴミ収容部と、前記ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入兼排出用開口部と、前記ゴミ投入兼排出用開口部の周縁に配設され前記ゴミ投入兼排出用開口部を開閉する口紐と、前記ゴミ収容部の外周に配設され前記口紐が固定される口紐固定部と、を有することを特徴とするゴミ収容袋体。
  2. ゴミ収容部と、前記ゴミ収容部の上部に形成されたゴミ投入用開口部と、前記ゴミ収容部の底部又は側部に形成されたゴミ排出用開口部と、前記ゴミ排出用開口部の周縁に配設され前記ゴミ排出用開口部を開閉する口紐と、前記ゴミ収容部の外周に配設され前記口紐が固定される口紐固定部と、を有することを特徴とするゴミ収容袋体。
  3. 前記ゴミ投入兼排出用開口部周縁、前記底部周縁、前記ゴミ投入用開口部周縁の内いずれか1以上に配設された吊り手部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のゴミ収容袋体。
  4. 前記ゴミ投入用開口部周縁に配設され前記ゴミ投入用開口部を閉じる開口部閉塞手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のゴミ収容袋体。
  5. 前記ゴミ投入兼排出用開口部、前記ゴミ投入用開口部、前記ゴミ排出用開口部の内いずれか1以上の周縁に沿って環状に形成された複数の口紐挿通環を有することを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載のゴミ収容袋体。
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