JP2005130065A - トランスポートストリーム多重化装置 - Google Patents

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【課題】 PCR値を補正してPCRジッタを低減し得るようにしたトランスポートストリーム多重化装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 複数TS信号を多重化するトランスポートストリーム多重化装置であって、PCR補正用の補正情報である基準時刻を出力する基準時刻生成部2と、TS信号の一部を基準時刻生成部2による補正情報と置換するか、または付加する補正情報付加部3と、補正情報付加部3の出力信号を一時保持するバッファメモリ部4と、複数のバッファメモリ部4の出力信号を多重化処理する多重化制御部5と、多重化制御部5の出力信号よりPCRを含むTS信号に対して補正情報付加部3で置換または付加した信号と、基準時刻生成部2の出力信号とを比較して補正量を算出して新たなPCR値に置換するとともに、補正情報付加部2で置換または付加した信号を削除して元の信号に復元するPCR置換部6とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル伝送技術におけるトランスポートストリーム多重化装置に関し、詳しくは、複数のトランスポートストリームをバッファメモリを通して多重化する際のPCR(Progaram Clock Reference)補正により受信側での安定した受信を可能にしたトランスポートストリーム多重化装置に関するものである。
デジタル伝送技術では、番組を構成する映像、音声、その他のデータの一つ以上のエレメンタリストリームを符号化装置で多重化して単一番組トランスポートストリーム(TS:Toransport Stream)とし、さらに複数のTSを多重化し、複数番組トランスポートストリーム(MPTS)を作成して伝送する技術がある。受信側では伝送されたMPTSを多重分離処理を行って、複数番組トランスポートストリームから複数の単一番組トランスポートストリーム(SPTS)を取り出し復号装置によって番組を再生する。
ITU−T勧告H.222.0|ISO/IEC13818−1(Systems)に従うMPEG方式のTSには、映像、音声、その他のデータの番組を構成するエレメンタリストリーム(ES:Elementary Stream)に加え、PSI(Program Specific Infomation)と呼ばれる番組特定情報が含まれている。SPTSでは、一つの番組の構成情報が含まれ、MPTSでは複数の番組の構成情報が含まれる。
TSは、ESやPSIなどの情報が188バイトのTSパケットに分割され、多重化されたものであり、パケットのヘッダ(4バイト)にはPIDと呼ばれる13ビットの識別子を有し、TSパケットの内容を識別できるようになっている。また、符号化器と復号化器は共通の基準時刻であるSTC(System Time Clock)を持っており、符号化器のシステムクロック(27MHz)であるSTCをTSのPCRに符号化しTS伝送し、それを復号化器で受信してPCRから同期を取って番組を再生するようになされている。
従来の多重化装置について図6を参照して説明すると、複数の入力TSA,B…がバッファメモリ部10,11…にそれぞれ入力されて一時的に蓄えられ、多重化制御部12が各バッファメモリ部10,11…からTSパケットを読み出して多重化してMPTSとして出力する。多重化装置では、バッファメモリ部の何れかからTSパケットが順次読み出されて多重化されており、TSパケットが読み出され、次のTSパケットが読み出される間、他のTSパケットはバッファメモリ部に蓄えられることになる。(特許文献1参照)
特開2003−283591号公報(明細書全文,図面全図)
従来の多重化装置では、TS信号がバッファメモリ部に一時蓄えられて多重化制御部によりTSパケットが順次読み出され多重化されており、多重化制御部でのTSパケットの読み出しタイミングのずれに起因する遅延時間が発生し、PCRジッタが発生する。すなわち、遅延したTSパケットにPCRが含まれていると、番組のSTCのサンプル値が正確に伝送されないために、TSパケットの遅延時間分だけずれて出力されてPCRジッタが生じることになる。
MPEG−2システム規格では、PCRを100ミリ秒以下の間隔で伝送し、±500ナノ秒以下のジッタにするように規格されており、この規格を満たさなければ、復号化器におけるシステムクロックの再生を困難にし障害を引き起こす。例えば、1パケットを188バイトとし、1バイトの処理を27MHz(約37ナノ秒)のクロックで行う場合、図7を参照して説明すると、TSC4がTSC3に対して1パケット待たされたとすると、PCRジッタtは、27MHz×188バイト、すなわち遅延時間は約7マイクロ秒となり規格を大きく上回るジッタが生じてしまう。
従来の多重化装置では、PCRジッタが発生しないようにするために、TSパケットのPCRからシステムクロックを再生する際、PLL(Phase Lock Loop)を利用して、符号化器と同期したシステムクロックを使うことが考えられるが、高精度に再生するためには処理が複雑になり回路規模が増大するといった課題があった。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、MPEG−2規格で構成されるトランスポートストリームをバッファメモリに蓄積しながら多重化するトランスポートストリーム多重化装置において、PCR値(時刻基準参照値)を補正してPCRジッタを低減し得るようにしたトランスポートストリーム多重化装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を達成したものであって、請求項1の発明は、複数のTS信号を多重化するトランスポートストリーム多重化装置において、
PCR補正用の補正情報である基準時刻を出力する基準時刻生成部と、
前記複数のTS信号の各TS信号を受けて該TS信号の一部を前記補正情報と置換または付加する補正情報付加部と、
前記補正情報付加部の各出力信号を一時保持するバッファメモリ部と、
前記バッファメモリ部の各出力信号を多重化処理する多重化制御部と、
前記多重化制御部の出力信号が入力されたときの現在時刻情報を前記基準時刻生成部から取得し、該現在時刻情報と前記補正情報付加部により置換または付加された前記補正情報とを比較して補正量を算出し、該補正量に基づいて得られた新たなPCR値を元のPCR値と置換し、かつ前記置換または付加された補正情報を削除して元の信号に復元するPCR置換部とを備えたことを特徴とするトランスポートストリーム多重化装置である。
また、請求項2の発明は、前記基準時刻生成部が、TS信号を作成する符号化器システムクロックと独立した発振器による信号によって、PCR補正用の基準時刻を補正情報として出力することを特徴とする請求項1に記載のトランスポートストリーム多重化装置である。
また、請求項3の発明は、前記補正情報付加部が、前記TS信号に制御情報を付加する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポートストリーム多重化装置である。
請求項1の発明では、複数のTS信号を多重化するトランスポートストリーム多重化装置において、PCR補正用の補正情報である基準時刻を出力する基準時刻生成部と、前記複数のTS信号の各TS信号を受けて該TS信号の一部を前記補正情報と置換または付加する補正情報付加部と、前記補正情報付加部の各出力信号を一時保持するバッファメモリ部と、前記バッファメモリ部の各出力信号を多重化処理する多重化制御部と、前記多重化制御部の出力信号が入力されたときの現在時刻情報を前記基準時刻生成部から取得し、該現在時刻情報と前記補正情報付加部により置換または付加された前記補正情報とを比較して補正量を算出し、該補正量に基づいて得られた新たなPCR値を元のPCR値と置換し、かつ前記置換または付加された補正情報を削除して元の信号に復元するPCR置換部とを備えたトランスポートストリーム多重化装置であるので、バッファメモリ部から読み出されたTS信号の多重化制御部による処理時間による遅延時間を考慮してPCR値を補正して出力され、かつ補正情報は削除されて元の信号、すなわち、規格で定められた188バイトのTSパケットに復元され、PCRジッタによる復号化器での障害が解消され、トランスポートストリーム多重化装置の信頼性が向上するという効果を有する。また、本発明は、バッファメモリを使用したレート変換装置などでメモリ読み出しによりPCRが変動する場合にも有効である。
また、請求項2の発明では、前記基準時刻生成部が、TS信号を作成する符号化器システムクロックと独立した発振器による信号によって、PCR補正用の基準時刻を補正情報として出力する請求項1に記載のトランスポートストリーム多重化装置であるので、PCR補正基準時刻生成回路の発振器が符号化器システムクロックとは独立しており、複雑な回路構成を必要としないため、全体として回路規模を小さくすることができるという効果を有する。
また、請求項3の発明では、前記補正情報付加部が、前記TS信号に制御情報を付加する手段を有する請求項1又は2に記載のトランスポートストリーム多重化装置であるので、補正情報付加部が前記TS信号に対して、制御情報として「1」,「0」による信号補正禁止フラグをTSパケットに付加するのみで、補正を必要としないTSパケットに対してはPCR置換部で置換処理等を行う必要がなく、「1」,「0」による有効/無効の判別がなされるので簡単にできるという効果を有する。
以下、本発明に係るPCR補正が可能なトランスポートストリーム多重化装置の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明のトランスポートストリーム多重化装置の一実施形態を示すブロック図であり、図2〜図5はPCRジッタの低減する補正手段を説明するための説明図である。なお、本発明は、放送事業者から送信される各番組のTSを多重化して送信するためのトランスポートストリーム多重化装置であり、符号化器と復号化器の中間に位置する装置である。
図1は、本実施形態の多重化装置1であり、MPEG−2規格により作成したTS信号が入力端子INから多重化装置1に入力され、複数のTS信号が多重化されて出力端子OUTから出力される。多重化装置1には、PCR補正用の基準時刻生成部2と、補正情報付加部3と、バッファメモリ部4と、多重化制御部5と、PCR補正及び補正情報を除去するPCR置換部6と、基準時刻生成部2にクロック信号を供給する発振器7とが備えられている。
基準時刻生成部2は、符号化器システムクロックとは独立した発振器7などからクロック信号が供給されてPCR補正のための基準時刻(PCR値補正用の補正情報)を生成して補正情報付加部3とPCR置換部6とに出力している。補正情報付加部3では、入力されたTS信号に対して基準時刻生成部2の出力信号を置換または付加し、また、全パケットに付加すると処理が簡単だがPCRを含まないTS信号に対しては、基準時刻生成部2からの出力信号を付加しないように信号補正禁止フラグを立てることができる。バッファメモリ部4は補正情報付加部3の出力信号を一時記憶して保持する記憶部であり、複数の入力TSに対応して複数設けられている。多重化制御部5は、各バッファメモリ部4からの出力信号を多重化処理して出力する。PCR補正及び補正情報を除去するPCR置換部6は、多重化制御部5の出力信号よりPCRを含むTS信号に対して補正情報付加部3で置換または付加した信号(補正情報)と、PCR置換部6に出力信号が入力された時点の基準時刻生成部2の出力信号(基準時刻情報)とを比較して補正量を算出し、PCRを含むTS信号に対して新たなPCR値に置換するとともに、補正情報付加部3で置換または付加した信号を削除し、元の信号(規格に則った188バイトのTS信号)に復元して出力する。なお、PCR置換部6では、PCRを含まないTSパケットに対しては、PCR置換部6において置換等の処理を行わないで出力する。
さらに、本実施形態について詳細に説明する。基準時刻生成部2は、発振器7からのクロック信号に基づいて、PCR補正用の基準時刻を出力する。この基準時刻は、処理を容易にするためにMPEG−2システム規格で規定されているPCRフィールド(42ビット)と同等の構成とする。すなわち、補正基準時刻は、システムクロック周波数の27MHzを単位とするPCR_extension(以下、PCR(ex))を9ビットで符号化する部分と、90kHzを単位とするPCR_base(以下、PCR(bs))を33ビットで符号化する部分とで構成する。このシステムクロック周波数の27MHzは多重化装置から供給され、90kHzはシステムクロック周波数の1/300に分周されて供給される。
PCRのPCR(bs)は33ビットのフィールドであるが、基準時刻生成部2では、補正を行うに必要な精度が確保できればよく33ビットより少ないビット数であってもよい。例えば、多重化装置1の遅延量が1ミリ秒であるとすると、補正量も1ミリ秒以下と考えることができる。そこで、90kHz精度では、(PCR(bs))が7ビットで、1.4ミリ秒を表すことができるため少ないビット数で充分に補正することができる。すなわち、基準時刻生成部2の補正用基準時刻情報として必要なビット数は、図2に示したように、PCRは規格では42ビットであるが、補正情報1(下位8ビット)と補正情報2(上位8ビット)の16ビットで充分である。このように補正量が僅かであることを考慮すると、基準時刻生成部2のレジスタ等の補正処理に必要とするビット数を大幅に削減できる。さらに、基準時刻が最大値になった場合には、巡回して0に戻り常に連続するため、特別な制御は不要であり、しかも非常に簡単な回路で構成することができる。
因みに、システムクロック周波数はMPEG−2システム規格によって高い精度が求められており、符号化器と復号化器との中間に位置する本実施形態の多重化装置においても同等の精度が求められ、高精度に再生されることが要求されるが、PLL(Phase Lock loop)によりシステムクロックを再生するのは、処理が複雑になり回路規模が増大する欠点があり、本実施形態のトランスポートストリーム多重化装置では、符号化器と同程度の精度で独立したシステムクロックを持ち、かつ上記のような補正範囲が小さく規格を満たすだけの補正ができればよいことを考慮すれば、従来のような符号化器のシステムクロックをPLLで再生しないとしても、多重化装置と符号化器のシステムクロックの違いはほとんど無いとみなすことができる。仮に、2〜3クロック程度の違いがあったとしても、PCRジッタとしては100ナノ秒程度であり大きな問題とはならない。むしろ、処理が簡単になることで回路規模が大幅に小さくすることができるので有効である。
補正情報付加部3は、TSパケットが入力した時の補正用基準時刻を基準時刻生成部2から読み取り、その値を全てのTSパケットの先頭にPCR補正用の補正情報として付加する。先に、図2で説明したように、補正用基準時刻が16ビットである場合、補正情報1(上位8ビット)と補正情報2(下位8ビット)の領域をバイト単位で分割して2バイトの領域に補正情報を付加すればよい。
一方、TSパケットは、図3に示したように、その1バイト目は同期バイトの領域(1バイト)があり、同期信号(0x47)が入力されている。同期バイトは、パケット同期を獲得するために利用されるが、多重化装置内での処理には特に重要ではない。そこで、本発明では、図4に示したように、TSパケットの先頭の同期バイトの領域(1バイト)を基準時刻の補正情報の付加領域として利用する。補正情報付加部3による補正情報を付加する領域は2バイトであるので、188バイトの入力TSパケット長に1バイトを追加し、かつ同期バイトの1バイトを利用する。このときのパケット長は、189バイトのパケット長として扱って基準時刻の補正処理を行う。また、補正用基準時刻が17ビット以上の場合であっても同様に3バイトに分割して付加することができる。ここで、バイトの順番は特に規定しない。
入力TSパケットは、補正情報付加部3により補正情報が付加されて多重化制御装置5により多重化され、PCR補正処理終了後は、後述する多重化制御装置5から出力信号から基準時刻の補正情報が書き込まれた同期バイト領域を同期信号(0x47)に戻す処理を行う。
さらに、本実施形態では、複数の入力TS信号がトランスポートストリーム多重化装置1に入力される場合、入力信号毎に何らかの制御をした場合がある。例えば、ある入力信号のPCR補正は有効にして他の入力信号のPCR補正は無効にしたい場合がある。そのような場合には、補正情報が入力される領域の一部の領域(1ビット)をPCR補正の有効/無効制御フラグとして使うことができる。ある入力のPCR補正を無効にする場合には「0」,有効の場合は「1」として、後段のPCR置換部6のPCR補正処理部において、「0」,「1」、すなわち、有効/無効を判断して制御することができる。
また、ある入力のシステムクロックを進めたり遅らせるなどの調整を行う場合には、補正情報の一部のビットをシステムクロックの調整として使うことができる。例えば、調整量制御コードとして2ビットを使い、「00」ならば無調整、「01」ならば1ミリ秒進める。「10」ならば1ミリ秒遅らせる。「11」ならば2ミリ秒遅らせるというような設定ができる。後述のPCR置換部6のPCR補正部では、このコード設定に従いPCR値を大きくしたり小さくすることでシステムクロックを進めたり遅らせたりすることができる。これらの制御には、図5に示すように、補正情報1,2の領域とは別に必要に応じたビット数の制御情報を書き込む領域を用意することもできる。例えば、図4のパケット長の先頭に1バイトを追加して制御情報の領域を設けて、190バイトのパケット長として処理する。無論、この付加情報は、出力TS信号には不必要であるので、PCR置換部6の補正情報削除手段によって削除される。
無論、PCRを含まないTSパケットでは、補正情報によるPCR補正を行う必要がないので、この補正領域を別の目的に使用することができる。例えば、前述したPCR補正の有効/無効やシステムクロック調整量の制御などに使用してもよい。
バッファメモリ部4では、基準時刻の補正情報等が付加されたTSパケットを多重化制御部5から読み出されるまで蓄えられ、多重化制御部5ではバッファメモリ部4に蓄えられたパケットの多重化の制御を行う。パケットが蓄えられているバッファメモリ部4から順番にパケットを出力することで多重化を行って、PCR補正及び補正情報を除去するPCR置換部6に出力される。
PCR置換部6には多重化制御部5の出力信号が入力される。PCR置換部6では、トランスポートストリーム多重化装置1にTS信号が入力された時点で置換または付加された補正情報(基準時刻生成部2からの補正用基準時刻の情報)と、PCR置換部6に入力された時点の基準時刻生成部2から補正用基準時刻とが入力され、TSパケットに付加された補正情報と多重化後の補正用基準時刻との差分から補正値Tdを算出し、PCRが含まれているTSパケットに対して、この補正値Tdを原PCRに加算して修正したPCR値に書き換える。補正値Tdの算出は下記の演算式で行うことができる。
Figure 2005130065
但し、上記(1),(2)式において、TiはTSパケット入力時刻であり、TSパケット入力時の基準時刻生成部2からの基準時刻が補正情報としてTSパケットに付加されている。ToはTSパケット出力時刻であり、PCR置換部6に入力された時点の基準時刻生成部2からの基準時刻である。TdはPCR補正値、すなわちTSパケット遅延時間である。PCRiは原PCRであり、入力TSパケットに始めに付加されたPCR値である。(2)式のPCRは補正PCRであり、出力TSパケットのPCRに書き込まれる補正されたPCR値である。
PCR置換部6では、先ず、遅延時間算出手段による(1)式による演算処理が行われた後、PCR値置換手段による(2)式の演算処理が行われ、TSパケットのPCR領域のPCR値の置換が行われる。(1)式の演算処理によって、PCR補正値(TSパケット遅延時間)Tdが算出されて、TSパケットのPCR領域に初めから書き込まれているPCR値(PCRi)にPCR補正値Tdを加算して新たなPCRを作成し、PCRi値を新たなPCRに置換する。新たなPCRに置換されたPCRを含むTSパケットの同期バイトは、補正情報が付加される前の元の同期バイト(0x47)に書き換えられて、出力端子OUTより出力される。さらに、PCR置換部6には、追加された補正情報等は削除する補正情報削除手段があり、補正情報,制御情報等が削除されて、最終的に188バイトのTSパケットによる多重化された複合信号が出力される。
本発明は、デジタル放送技術に利用され、例えば、デジタルテレビ放送、地上デジタル放送、デジタル衛星放送、110度CS放送等に利用することができる。
本発明に係るトランスポートストリーム多重化装置の一実施形態を示したブロック図である。 PCR値を補正するために必要なビット数を示す説明図である。 TSパケットの概略を示す説明図である。 TSパケットに補正情報を付加した場合のパケット長を示す説明図である。 補正情報を付加したTSパケットに多重化における制御情報を付加したパケット長を示す説明図である。 従来のトランスポートストリーム多重化装置を示すブロック図である。 PCRジッタを説明するための説明図である。
符号の説明
1 トランスポートストリーム多重化装置
2 基準時刻生成部
3 補正情報付加部 4 バッファメモリ部
5 多重化制御部
6 PCR置換部
7 発振部

Claims (3)

  1. 複数のTS信号を多重化するトランスポートストリーム多重化装置において、
    PCR補正用の補正情報である基準時刻を出力する基準時刻生成部と、
    前記複数のTS信号の各TS信号を受けて該TS信号の一部を前記補正情報と置換または付加する補正情報付加部と、
    前記補正情報付加部の各出力信号を一時保持するバッファメモリ部と、
    前記バッファメモリ部の各出力信号を多重化処理する多重化制御部と、
    前記多重化制御部の出力信号が入力されたときの現在時刻情報を前記基準時刻生成部から取得し、該現在時刻情報と前記補正情報付加部により置換または付加された前記補正情報とを比較して補正量を算出し、該補正量に基づいて得られた新たなPCR値を元のPCR値と置換し、かつ前記置換または付加された補正情報を削除して元の信号に復元するPCR置換部とを備えたことを特徴とするトランスポートストリーム多重化装置。
  2. 前記基準時刻生成部は、TS信号を作成する符号化器システムクロックと独立した発振器による信号によって、PCR補正用の基準時刻を補正情報として出力することを特徴とする請求項1に記載のトランスポートストリーム多重化装置。
  3. 前記補正情報付加部は、前記TS信号に制御情報を付加する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポートストリーム多重化装置。
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