JP2005129416A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005129416A
JP2005129416A JP2003365243A JP2003365243A JP2005129416A JP 2005129416 A JP2005129416 A JP 2005129416A JP 2003365243 A JP2003365243 A JP 2003365243A JP 2003365243 A JP2003365243 A JP 2003365243A JP 2005129416 A JP2005129416 A JP 2005129416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
power generation
light source
power
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003365243A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Aoyama
雅生 青山
Mitsunori Harada
光範 原田
Kazuhiko Ueno
一彦 上野
Takashi Ebitani
崇 戎谷
Yoshiori Tachibana
佳織 立花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2003365243A priority Critical patent/JP2005129416A/ja
Publication of JP2005129416A publication Critical patent/JP2005129416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、遮光手段で遮断される光を再利用することによって、光源からの光の利用効率そして光源に供給される電気エネルギーの利用効率を向上させるようにした、車両用灯具を提供することを目的とする。
【解決手段】 光源11と、光源から前方に向かって照射される光束の一部を遮断して、すれ違い配光のためのカットオフを形成する遮光手段12と、光源に給電する電源13と、を含んでいる、車両用灯具10において、上記遮光手段の光源側に遮断すべき光束を再利用するための光再利用手段として発電手段14を備えるように、車両用灯具10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に遮光手段によりカットオフを形成するようにした車両用灯具に関するものである。
従来、このような車両用灯具は、例えば図5に示すように構成されている。
図5において、車両用灯具1は、自動車の前照灯であって、光源2と、光源2から前方に向かって照射される光束の一部を遮断して、すれ違い配光のためのカットオフを形成する遮光手段3と、光源に給電する電源4と、を含んでいる。
このような構成の車両用灯具1によれば、電源4から光源2に対して給電が行なわれることにより、光源2が駆動されて、光を出射する。そして、光源2から出射した光は、前方に向かって照射されることになる。その際、光源2から前方に向かって照射される光束の一部が遮光手段3により遮断されることにより、すれ違い配光となるようなカットオフ(明暗境界線)が形成される。これにより、所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲に向かって光が照射されるようになっている。
ところで、光源2から遮光手段3に向かって進む光束のうち、遮光手段3により遮断される光は、そのまま再利用されることなく、無駄になってしまう。このため、光源2から出射する光の利用効率が低下し、さらには電源4から光源2に供給される電気エネルギーの利用効率が低下することになってしまう。
本発明は、以上の点から、遮光手段で遮断される光を再利用することによって、光源からの光の利用効率そして光源に供給される電気エネルギーの利用効率を向上させるようにした、車両用灯具を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明によれば、光源と、光源から前方に向かって照射される光束の一部を遮断して、すれ違い配光のためのカットオフを形成する遮光手段と、光源に給電する電源と、を含んでいる、車両用灯具において、上記遮光手段の光源側に遮断すべき光束を再利用するための光再利用手段を備えていることを特徴とする、車両用灯具により、達成される。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記光再利用手段が、再利用すべき光に基づいて発電を行なう発電手段である。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記発電手段が、入射する光に基づいて光電変換により発電を行なう光電変換手段である。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記発電手段が、入射する光の熱に基づいて発電を行なう熱発電手段である。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを電源に入力する。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、さらに、光源を冷却するための冷却手段を備えており、上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを上記冷却手段に入力する。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、さらに、光源からの光を制御して、配光特性を任意に調整する配光制御機構と、この配光制御機構を駆動する駆動手段を備えており、上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを上記駆動手段に入力する。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記遮光手段に入射する光のうち、光再利用手段により再利用されずに、この遮光手段により反射される光を、上記遮光手段を通過して前方に向かって照射される光と共に、前方に向かって導く光学系を備えている。
上記構成によれば、光源から前方に向かって照射される光束のうち、遮光手段に入射して遮断される光束が、光再利用手段により取り込まれて、例えば光源の駆動等のために再利用されることにより、光源から出射する光の利用効率が向上することになる。これにより、電源から光源に供給される電気エネルギーの利用効率も向上することになり、資源の節約さらには地球環境の保護に寄与することになる。
上記光再利用手段が、再利用すべき光に基づいて発電を行なう発電手段である場合には、光再利用手段としての発電手段が、遮光手段に入射して遮断される光に基づいて発電を行ない、発生した電気エネルギーを再利用することにより、光源から出射する光の利用効率、そして電源から光源に供給される電気エネルギーの利用効率が向上することになる。
上記発電手段が、入射する光に基づいて光電変換により発電を行なう光電変換手段である場合には、発電手段としての光電変換手段が、遮光手段に入射して遮断される光に基づいて、発電を行なって、発生した電気エネルギーを再利用することにより、光源から出射する光の利用効率、そして電源から光源に供給される電気エネルギーの利用効率が向上することになる。
上記発電手段が、入射する光の熱に基づいて発電を行なう熱発電手段である場合には、発電手段としての熱発電手段が、遮光手段に入射して遮断される光に基づいて、発電を行なって、発生した電気エネルギーを再利用することにより、光源から出射する光の利用効率、そして電源から光源に供給される電気エネルギーの利用効率が向上することになる。
上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを電源に入力する場合には、発電手段による電気エネルギーを電源に戻すことにより、再び光源を駆動するために再利用することができる。
さらに、光源を冷却するための冷却手段を備えており、上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを上記冷却手段に入力する場合には、発電手段による電気エネルギーを利用して、冷却手段を駆動または補助的に駆動する。これにより、冷却手段により光源を冷却して、光源の駆動時の発熱による温度上昇に伴う発光効率の低下を抑制することができるので、光源の発光効率が向上し、電源からの電気エネルギーの利用効率が向上することになる。
さらに、光源からの光を制御して、配光特性を任意に調整する配光制御機構と、この配光制御機構を駆動する駆動手段を備えており、上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを上記駆動手段に入力する場合には、発電手段による電気エネルギーを利用して、例えばAFS方式の車両用灯具における配光制御機構のための駆動手段を駆動し、あるいは補助的に駆動する。これにより、駆動手段により配光制御機構を駆動して、配光特性の調整を行なうことができるので、電源からの電気エネルギーの利用効率が向上することになる。
上記遮光手段に入射する光のうち、光再利用手段により再利用されずに、この遮光手段により反射される光を、上記遮光手段を通過して前方に向かって照射される光と共に、前方に向かって導く光学系を備えている場合には、遮光手段に入射する光束を光再利用手段により再利用すると共に、光再利用手段により再利用されずに遮光手段により反射される光を、上記光学系を介して、光源から遮光手段を通過して前方に向かって照射される光束に加えることにより、前方に向かって照射される光の光量を増大させることができる。これにより、光源から出射する光の利用効率がさらに向上することになり、電源から光源に供給される電気エネルギーの利用効率がより一層向上することになる。
このようにして、本発明によれば、従来遮光手段により遮断され無駄になっていた光束の一部を、光再利用手段により、好ましくは発電手段により電気エネルギーに変換して、再利用することにより、光源からの光の利用効率が向上し、さらには電源から光源に供給される電気エネルギーの利用効率が向上することになり、資源の節約そして地球環境の保護に寄与することになる。
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。 尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明による車両用灯具の第一の実施形態の構成を示している。
図1において、車両用灯具10は、自動車の前照灯であって、光源11と、光源11から前方に向かって照射される光束の一部を遮断して、すれ違い配光のためのカットオフを形成する遮光手段12と、光源に給電する電源13と、光再利用手段としての発電手段14と、を含んでいる。
上記光源11は、例えば白熱電球,ハロゲン電球やメタルハライドランプの放電灯等のバルブ、あるいはLED等の発光素子から構成されており、光軸方向に沿って前方に向かって光を照射するようになっている。
上記遮光手段12は、光源11の光軸付近に配置されており、その端縁12a(上縁)が、ほぼ光軸付近にてすれ違いビームの配光パターンを生ずるように、カットオフを形成するようになっている。
上記電源13は、例えばバッテリ等の直流電源であって、光源11に対して給電を行なうことにより、光源11を駆動して、光源11から光を出射させるようになっている。
上記発電手段14は、例えば太陽電池,光発電素子等の入射する光に基づいて光電変換により発電を行なう発電手段、あるいはゼーベック素子等の入射する光の熱に基づいて熱電変換により発電を行なう発電手段であって、遮光手段12の光源11側の表面に配置されている。
そして、上記発電手段14は、その出力が上記電源13に接続されることにより、発電により発生した電気エネルギーを電源13に戻すようになっている。
本発明実施形態による車両用灯具10は、以上のように構成されており、電源13から光源11に対して給電が行なわれることにより、光源11が駆動されて、光を出射する。そして、光源11から出射した光Lは、前方に向かって照射されることになる。
その際、光源11から前方に向かって照射される光束の一部が遮光手段12により遮断されることにより、すれ違い配光となるようなカットオフ(明暗境界線)が形成される。これにより、所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲に向かって光が照射されるようになっている。
ここで、光源11から遮光手段12に入射して遮断されるべき光L1は、遮光手段12の光源11側に配置された光再利用手段としての発電手段14に入射することになる。これにより、発電手段14は、入射する光に基づいて、光電変換により、あるいは熱電変換により、発電を行なって、電気エネルギーを発生する。
そして、発電手段14により発生された電気エネルギーは、電源13に戻されることにより、再び光源11の駆動のために再利用されることになる。
このようにして、本発明実施形態による車両用灯具10によれば、従来の車両用灯具1では遮光手段12により遮断されて無駄になっていた光L1が、光再利用手段としての発電手段14により電気エネルギーに変換されて、電源13に戻され、再び光源11の駆動のために再利用される。
従って、光源11からの光の利用効率が向上することになり、さらには電源13からの電気エネルギーの利用効率が向上することになるので、同じ照度の配光パターンを得るために必要な電気エネルギーが少なくて済むことになり、資源の節約さらには地球環境の保護に寄与することになる。
図2は、本発明による車両用灯具の第二の実施形態の構成を示している。
図2において、車両用灯具20は、基本的には図1に示した車両用灯具10と同様に構成されているので、同じ構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
上記車両用灯具20は、さらに光源11のための冷却手段21を備えていると共に、発電手段14の出力が冷却手段21に戻される点で、図1及び図2に示した車両用灯具10とは異なる構造になっている。
上記冷却手段21は、例えば冷却ファンあるいはペルチェ素子等から構成されており、電源13からの給電により駆動されるようになっている。
さらに、上記冷却手段21は、上記発電手段14からの電気エネルギーが補助電源として戻されるようになっている。
このような構成の車両用灯具20によれば、図1に示した車両用灯具10と同様に、電源13から光源11に対して給電が行なわれることにより、光源11が駆動されて、光を出射する。そして、光源11から出射した光Lは、前方に向かって照射されることになる。
その際、光源11から前方に向かって照射される光束の一部が遮光手段12により遮断されることにより、すれ違い配光となるようなカットオフ(明暗境界線)が形成される。これにより、所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲に向かって光が照射されるようになっている。
また、光源11は、冷却手段21により冷却されることにより、駆動時の発熱による温度上昇に伴う発光効率の低下が抑制されることになり、電源11からの電気エネルギーの利用効率が向上することになる。
ここで、光源11から遮光手段12に入射して遮断されるべき光L1は、遮光手段12の光源11側に配置された光再利用手段としての発電手段14に入射し、発電手段14が、入射する光に基づいて発電を行なって、電気エネルギーを発生する。
そして、発電手段14により発生された電気エネルギーは、冷却手段21に戻されることにより、冷却手段21の駆動のために再利用されることになる。これにより、冷却手段21は、発電手段14からの電気エネルギーにより補助的に駆動されるので、電源13からの電気エネルギーが少なくて済むことになる。
このようにして、本発明実施形態による車両用灯具20によれば、従来の車両用灯具1では遮光手段12により遮断されて無駄になっていた光L1が、光再利用手段としての発電手段14により電気エネルギーに変換されて、冷却手段21に戻され、冷却手段の駆動のために再利用される。
従って、光源11からの光の利用効率が向上することになり、さらには電源13からの電気エネルギーの利用効率が向上することになるので、同じ照度の配光パターンを得るために必要な電気エネルギーが少なくて済むことになり、光源11が冷却手段21による冷却によって発光効率が向上することと相まって、資源の節約さらには地球環境の保護に寄与することになる。
図3は、本発明による車両用灯具の第二の実施形態の構成を示している。
図3において、車両用灯具30は、基本的には図1に示した車両用灯具10と同様に構成されているので、同じ構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
上記車両用灯具30は、所謂AFS方式の前照灯であって、AFS規格に基づく配光制御を行なうための配光制御機構31と、この配光制御機構31のための駆動手段32とを備えていると共に、発電手段14の出力がこの駆動手段32に戻される点で、図1及び図2に示した車両用灯具10とは異なる構造になっている。
上記配光制御機構31は、例えば光源11からの光の一部を遮断しあるいは透過させる可動シェード(図示せず)を移動調整する等により、任意の配光特性を調整することができるように構成されている。
上記駆動手段32は、電源13からの給電により、配光制御機構31の可動シェード等を移動調整するようになっている。
さらに、上記駆動手段32は、上記発電手段14からの電気エネルギーが補助電源として戻されるようになっている。
このような構成の車両用灯具30によれば、図1に示した車両用灯具10と同様に、電源13から光源11に対して給電が行なわれることにより、光源11が駆動されて、光を出射する。そして、光源11から出射した光Lは、前方に向かって照射されることになる。
その際、光源11から前方に向かって照射される光束の一部が遮光手段12により遮断されることにより、すれ違い配光となるようなカットオフ(明暗境界線)が形成される。これにより、所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲に向かって光が照射されるようになっている。
また、光源11は、配光制御手段31により配光特性が調整されることにより、前方に向かって照射される光の配光パターンが任意に変更され得るようになっている。
ここで、光源11から遮光手段12に入射して遮断されるべき光L1は、遮光手段12の光源11側に配置された光再利用手段としての発電手段14に入射し、発電手段14が、入射する光に基づいて発電を行なって、電気エネルギーを発生する。
そして、発電手段14により発生された電気エネルギーは、上記駆動手段32に戻されることにより、配光制御機構31の駆動のために再利用されることになる。これにより、駆動手段32は、発電手段14からの電気エネルギーにより補助的に駆動されるので、電源13からの電気エネルギーが少なくて済むことになる。
このようにして、本発明実施形態による車両用灯具30によれば、従来の車両用灯具1では遮光手段12により遮断されて無駄になっていた光L1が、光再利用手段としての発電手段14により電気エネルギーに変換されて、駆動手段32に戻され、配光制御機構31の駆動のために再利用される。
従って、光源11からの光の利用効率が向上することになり、さらには電源13からの電気エネルギーの利用効率が向上することになるので、同じ照度の配光パターンを得るために必要な電気エネルギーが少なくて済むことになり、光源11が冷却手段21による冷却によって発光効率が向上することと相まって、資源の節約さらには地球環境の保護に寄与することになる。
図4は、本発明による車両用灯具の第四の実施形態の構成を示している。
図4において、車両用灯具40は、基本的には図1に示した車両用灯具10と同様に構成されているので、同じ構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
上記車両用灯具40は、さらに遮光手段12で遮断された光のうち、発電手段14に取り込まれずに反射される光のための光学系41を含んでいる点で、図1及び図2に示した車両用灯具10とは異なる構造になっている。
上記光学系41は、遮光手段12がその反射光を光軸外に導くように光軸に対して斜めに配置されていると共に、遮光手段12からの反射光をほぼ光軸に沿って前方に向かって反射させる反射部材42から構成されている。
ここで、反射部材42は、例えば平面鏡から構成されており、遮光手段12の光通過領域に配置されている。
このような構成の車両用灯具40によれば、図1に示した車両用灯具10と同様に、電源13から光源11に対して給電が行なわれることにより、光源11が駆動されて、光を出射する。そして、光源11から出射した光Lは、前方に向かって照射されることになる。
その際、光源11から前方に向かって照射される光束の一部が遮光手段12により遮断されることにより、すれ違い配光となるようなカットオフ(明暗境界線)が形成される。これにより、所謂すれ違いビームの配光パターンの範囲に向かって光が照射されるようになっている。
ここで、光源11から遮光手段12に入射して遮断されるべき光L1は、遮光手段12の光源11側に配置された光再利用手段としての発電手段14に入射し、発電手段14が、入射する光に基づいて発電を行なって、電気エネルギーを発生する。
そして、発電手段14により発生された電気エネルギーは、冷却手段21に戻されることにより、冷却手段21の駆動のために再利用されることになる。これにより、冷却手段21は、発電手段14からの電気エネルギーにより補助的に駆動されるので、電源13からの電気エネルギーが少なくて済むことになる。
さらに、遮光手段12に入射した光のうち、発電手段14に取り込まれない光L2は、光学系41により、即ち遮光手段12により反射されて光軸外に導かれ、さらに反射部材42により反射されて、ほぼ光軸に沿って前方に向かって照射される。これにより、反射部材42により反射された光L2は、光源11から出射して遮光部材12を通過した光Lと共に、前方に向かって照射されることになる。従って、前方に向かって照射される光Lの光量が増大し、より明るい照明光が得られることになる。
このようにして、本発明実施形態による車両用灯具40によれば、従来の車両用灯具1では遮光手段12により遮断されて無駄になっていた光L1が、光再利用手段としての発電手段14により電気エネルギーに変換されて、冷却手段21に戻され、冷却手段の駆動のために再利用されると共に、遮光手段12により反射される光L2が光学系41により前方に向かって導かれ、配光パターンにおける照度が高められることになる。 従って、光源11からの光の利用効率が向上することになり、さらには電源13からの電気エネルギーの利用効率が向上することになるので、光学系41による光L2の前方への照射と相まって、同じ照度の配光パターンを得るために必要な電気エネルギーが少なくて済むことになり、資源の節約さらには地球環境の保護に寄与することになる。
上述した実施形態においては、車両用灯具10,20,30,40は、何れも前照灯として構成されているが、これに限らず、補助前照灯であってもよく、あるいは遮光手段を備えた他の種類の車両用灯具であってもよいことは明らかである。
本発明による車両用灯具の第一の実施形態の構成を示す概略側面図である。 本発明による車両用灯具の第二の実施形態の構成を示す概略側面図である。 本発明による車両用灯具の第三の実施形態の構成を示す概略側面図である。 本発明による車両用灯具の第四の実施形態の構成を示す概略側面図である。 従来の遮光手段を備えた車両用灯具の一例の構成を示す概略側面図である。
符号の説明
10,20,30,40 車両用灯具
11 光源
12 遮光手段
13 電源
14 発電手段(光再利用手段)
21 冷却手段
31 配光制御機構
32 駆動手段
41 光学系

Claims (8)

  1. 光源と、光源から前方に向かって照射される光束の一部を遮断して、すれ違い配光のためのカットオフを形成する遮光手段と、光源に給電する電源と、を含んでいる、車両用灯具において、
    上記遮光手段の光源側に遮断すべき光束を再利用するための光再利用手段を備えていることを特徴とする、車両用灯具。
  2. 上記光再利用手段が、再利用すべき光に基づいて発電を行なう発電手段であることを特徴とする、請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 上記発電手段が、入射する光に基づいて光電変換により発電を行なう光電変換手段であることを特徴とする、請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 上記発電手段が、入射する光の熱に基づいて発電を行なう熱発電手段であることを特徴とする、請求項2に記載の車両用灯具。
  5. 上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを電源に入力することを特徴とする、請求項2から4の何れかに記載の車両用灯具。
  6. さらに、光源を冷却するための冷却手段を備えており、
    上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを上記冷却手段に入力することを特徴とする、請求項2から4の何れかに記載の車両用灯具。
  7. さらに、光源からの光を制御して、配光特性を任意に調整する配光制御機構と、この配光制御機構を駆動する駆動手段を備えており、
    上記発電手段が、発電により発生した電気エネルギーを上記駆動手段に入力することを特徴とする、請求項2から4の何れかに記載の車両用灯具。
  8. 上記遮光手段に入射する光のうち、光再利用手段により再利用されずに、この遮光手段により反射される光を、上記遮光手段を通過して前方に向かって照射される光と共に、前方に向かって導く光学系を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用灯具。
JP2003365243A 2003-10-24 2003-10-24 車両用灯具 Pending JP2005129416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365243A JP2005129416A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365243A JP2005129416A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005129416A true JP2005129416A (ja) 2005-05-19

Family

ID=34643982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003365243A Pending JP2005129416A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005129416A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099406A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Fujikura Ltd 照明装置
WO2010122905A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 コニカミノルタホールディングス株式会社 照明装置
WO2016030597A1 (fr) * 2014-08-26 2016-03-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Bloc optique de véhicule à masque à cellule photovoltaïque alimentant des moyens de chauffage de la glace

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099406A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Fujikura Ltd 照明装置
WO2010122905A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 コニカミノルタホールディングス株式会社 照明装置
JP4614021B2 (ja) * 2009-04-21 2011-01-19 コニカミノルタホールディングス株式会社 照明装置
JPWO2010122905A1 (ja) * 2009-04-21 2012-10-25 コニカミノルタホールディングス株式会社 照明装置
WO2016030597A1 (fr) * 2014-08-26 2016-03-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Bloc optique de véhicule à masque à cellule photovoltaïque alimentant des moyens de chauffage de la glace
FR3025282A1 (fr) * 2014-08-26 2016-03-04 Peugeot Citroen Automobiles Sa Bloc optique de vehicule a masque a cellule photovoltaique alimentant des moyens de chauffage de la glace
CN106662311A (zh) * 2014-08-26 2017-05-10 标致·雪铁龙汽车公司 具有带有为玻璃状件的加热部件供电的光电池的遮罩的车辆光学单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101628454B1 (ko) 헤드램프용 레이저 광학계
JP6305167B2 (ja) 車載用前照灯
WO2012161170A1 (ja) 車両用前照灯
JP5550796B2 (ja) 前照灯用光源および前照灯
EP2246613A1 (en) Vehicle lamp
JP5950385B2 (ja) 車輌用前照灯
JP2004241142A (ja) 光源及び車両用前照灯
JP2013191325A (ja) 照明装置および車両用前照灯
JP2010118241A (ja) 車両用灯具
JP2009129683A (ja) 車載用ヘッドランプ
WO2017104679A1 (ja) 車両用灯具
US20160159273A1 (en) Vehicle headlight
US9562660B2 (en) Lighting device for a motor vehicle
JP2018041723A (ja) 発光モジュールおよび車両用前照灯
KR101693922B1 (ko) 헤드램프용 레이저 광학계
JP6022176B2 (ja) 発光装置、照明装置および車両用前照灯
JP3201358U (ja) 車のライト
JP6175224B2 (ja) 車両用灯具
CN110822366A (zh) 一种汽车前照灯
JP2018045838A (ja) 発光モジュール及び車両用灯具
JP2005129416A (ja) 車両用灯具
KR20160036907A (ko) 헤드램프용 레이저 광학계
WO2021025136A1 (ja) 車両用灯具
CN210601443U (zh) 一种汽车前照灯
JP6244614B2 (ja) 車両用前照灯