JP2005125916A - 蓄電池の劣化判別装置およびそれを備えた蓄電池 - Google Patents

蓄電池の劣化判別装置およびそれを備えた蓄電池 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、車両のエンジンの始動が不可能となった場合に、それが蓄電池に要因があるものなのか、あるいは車両側に要因があるものなのかを判別する判別装置およびこの判別装置を一体に設けた蓄電池を提供するものであり、車両ユーザによる車両と蓄電池のメンテナンスの便宜を図るものである。
【解決手段】車両のエンジンスタータが起動したことを検知する手段と、エンジン始動が完了したかどうかを判別する手段と、車両充電系の正常/異常を判定する充電系判定手段を備え、エンジンの始動が不可能であったときに蓄電池電圧と充電系判定結果からエンジン始動不能の要因が蓄電池本体によるものか、あるいは車両側にあるものかを判別する手段を備えた蓄電池の劣化判別装置を示すものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に車両に用いる蓄電池の劣化を判別するための劣化判別装置とこの装置を備えた蓄電池に関するものである。
車両のエンジン始動用や車両に付随する様々な電気機器に電力を供給するために、従来から鉛蓄電池が広く用いられている。このような鉛蓄電池の状態を判定し、必要に応じたメンテナンスを行うことは車両を安全に運行する上で重要である。
鉛蓄電池の状態を判別する方法としては、蓄電池の電解液面や電解液密度を検出するインジケータを蓄電池に装着し、これらの情報から状態判別を行なう方法が良く知られている。また、蓄電池の開路電圧や所定負荷で放電させたときの電圧、さらには蓄電池に交流電圧を印加したときのインピーダンス値やコンダクタンス値に基づいて良否判別を行なう方法が提案されている。
例えば特許文献1には鉛蓄電池に第3電極を挿入し、第3電極と正極間、第3電極と負極間の内部インピーダンスを計測し、得られたインピーダンス値によって、正極板と負極板の劣化状態を判定する方法が示されている。このような種々の方法によって得られた蓄電池の劣化情報は劣化の状態に応じて、「良好」、「要注意」あるいは「要交換」といった表示を行い、ユーザーに告知される。そしてユーザはその表示によっては蓄電池を補充電したり、交換するといったメンテナンスを行っていた。
しかしながら、前記したような状態判別装置による判定が「要交換」であっても、実際にはまだエンジン始動が可能なことから、ユーザは蓄電池を交換せずにそのまま使用を継続させ、ついには、エンジン始動が不可能な状態に陥る場合があった。
そして蓄電池がエンジン始動不可能な状態に陥った時、エンジン始動不能の要因は単に蓄電池の劣化と判別されて交換廃棄されてしまうことが殆どである。しかし実際には、車両の長期放置やライトの切り忘れ等によって蓄電池が一時的な放電状態にある場合、または車両側の充電系統の不具合によって蓄電池が充電されていない場合もある。
また、蓄電池が正常であるにもかかわらず、エンジンの点火系統や燃料系統に異常がある場合、エンジンスタータは正常動作するものの、エンジン始動は不能となる。このような場合、状態判別装置による判定が「正常」あるいは「要交換」のいずれであっても、ユーザはエンジン始動の要因が蓄電池にあると誤認し、蓄電池を交換するケースが大部分である。
また、前述のように、一時的に放電状態となったがために「要交換」となった蓄電池は補充電によって再使用が可能であるにもかかわらず、廃棄される。充電系統の不具合という車両側の要因によって蓄電池が劣化したがために「要交換」となった蓄電池は、仮に交換したとしても車両側の不具合は是正されず、次に新しく交換した蓄電池が車両側の不具合により劣化するという悪循環を繰返してしまう。前記したようにエンジンの点火系統や燃料系統の異常によるエンジン始動不能によりユーザが蓄電池を交換した場合においても車両側の不具合は是正されず、エンジン始動不能は解消されない。そればかりか、ユーザが何度となくエンジン始動を試みるがために、蓄電池の放電量は増加し、スタータ起動さえ不能な状況に陥ってしまう。
これは従来の蓄電池の状態判別が単に蓄電池が劣化したことをユーザに告知し、蓄電池が劣化した要因が蓄電池自体にあるのか、車両側にあるのか、あるいはユーザの使用方法にあるのかを告知するものではなかった。したがって、蓄電池の使い方や車両に対する適切な処置がユーザによって行なわれないという課題があった。
特開平4−87270号公報
本発明は前記したような車両用蓄電池の状態判別において、車両のエンジン始動不能となった要因が蓄電池本体にあるのか、車両側にあるのか、あるいはユーザの使い方にあるのかをユーザに告知できる車両用蓄電池の劣化判別装置を提供するものである。ユーザはその告知情報に従い、蓄電池劣化に対する適切なメンテナンスを実行することが可能となる。
前記した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、車両に用いるエンジン始動用の蓄電池の劣化判別装置であって、所定時間間隔(ΔT)毎に前記蓄電池の端子電圧(V)を計測し、かつ端子電圧データを記憶する電圧計測記憶手段を備え、前記端子電圧データに基いてエンジンを始動するスタータの起動を検知するスタータ起動検知手段を備え、前記スタータ起動後の前記端子電圧データに基いてエンジン始動が完了したかどうかを判定するエンジン始動判定手段を備え、前記エンジン始動判定においてエンジン始動が完了した場合、前記端子電圧データに基いて車両充電系が正常もしくは異常であるかどうかを判定する充電系判定手段を備え、前記エンジン始動判定においてエンジン始動が完了しなかった場合において、前記端子電圧データと前記充電系判定手段における判定結果に基いて蓄電池の劣化を判別する劣化判別手段と、この判別結果を表示する表示手段を備えたことを特徴とする蓄電池の劣化判別装置を示すものである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1の蓄電池の劣化判別装置において、前記所定時間間隔(ΔT)の開始時刻(T)における前記端子電圧をVT、前記所定時間間隔(ΔT)の終了時刻(T+ΔT)における前記端子電圧をVT+ΔTとし、前記VTおよびVT+ΔTの差分の絶対値(|VT−VT+ΔT|)で表されるΔVが第1の判定値(V1)以上、かつ前記VTおよびVT+ΔTの少なくとも一方が第2の所定電圧(V2)未満の場合に前記スタータが起動したと検知することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1もしくは請求項2の蓄電池の劣化判別装置において、前記スタータの起動を検知した場合に、前記電圧計測記憶手段から前記スタータの起動を検知した時刻T´より第1の所定時間t1前の蓄電池の端子電圧Vt1のデータを参照し、この端子電Vt1と前記スタータ起動検知時刻から第2の所定時間t2秒後に計測して得た端子電圧Vt2とを比較し、Vt2≧Vt1である場合にエンジン始動が完了したと判別し、Vt2<Vt1である場合にエンジンが始動が完了しなかったと判別することを特徴とするものである。
さらに、本発明の請求項4に係る発明は、請求項1、2もしくは3に記載の蓄電池の劣化判別装置において、前記充電系判定手段はエンジン始動が完了した後の前記端子電圧が所定の判定値範囲の範囲外である場合に充電系が異常であると判定することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に係る発明は、請求項1、2、3もしくは4に記載の蓄電池の劣化判別装置において、前記充電系判定手段は充電系異常の発生履歴を記憶するとともに、前記エンジン始動判定手段においてエンジン始動が完了しなかったと判定された場合であって、前記発生履歴を参照して充電系異常の発生歴があった場合に前記劣化判別手段はエンジン始動不能の要因が充電系異常によるものと判別することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に係る発明は、請求項5の蓄電池の劣化判別装置において、前記エンジン始動時に計測された前記蓄電池の端子電圧(V)の最低値Vsを取得し、このVs値が第3の判定値V3以上であった場合に、前記劣化判別手段は車両側の要因によりエンジン始動不能となった旨の判別を行い、前記Vs値が判定値V3未満の場合であって、かつ前記充電系異常の発生履歴があった場合に前記劣化判別手段はエンジン始動不能要因が車両充電系異常によるものと判別し、前記Vs値が判定値V3未満の場合であって、かつ前記充電系異常の発生履歴がない場合に前記劣化判別手段はエンジン始動不能要因が蓄電池本体によるものであると判別することを特徴とするものである。
また、発明の請求項7に係る発明は、請求項6の蓄電池の劣化判別装置において、前記スタータ起動検知手段において、前記スタータが起動したと検知した時刻T´から第3の所定時間t3前の時刻(T´−t3)と時刻T´から第4の所定時間t4後の時刻(T´+t4)間に前記電圧計測記憶手段で計測された端子電圧の最低値を前記Vs値とすることを特徴とするものである。
さらに、本発明の請求項8に係る発明は、請求項5、6もしくは7の蓄電池の劣化判別装置において、前記Vs値が前記第3の判定値V3未満かつ前記車両充電系異常の発生履歴がない場合において、前記スタータ起動検知手段において前記スタータが起動したと検知した時刻T´より以前であって、前記スタータの起動が行われていない時刻における端子電圧Vaを前記電圧計測手段から参照し、このVa値が第4の判定値V4未満の場合に、前記劣化判別手段は前記蓄電池が放電状態であると判別することを特徴とするものである。
そして、本発明の請求項9に係る発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の劣化判別装置を一体に備えた蓄電池を示すものである。
本発明の車両用蓄電池の状態判別装置、もしくはそれを備えた車両用蓄電池を用いることにより、エンジン始動が不能になった場合に、それが蓄電池本体の劣化によるものか、一時的な放電状態によるものか、あるいは車両側の原因により蓄電池が故障したのかを判別することによって、ユーザがエンジン始動不能に対する適切な処置を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態における蓄電池の劣化判別装置1の構成を示すブロック図である。蓄電池2に接続された電圧計測記憶手段3によって、蓄電池2の端子電圧(V)が適切な時間間隔(ΔT)で計測される。また、端子電圧(V)データは電圧計測記憶手段3に設けたメモリー等の記憶手段に記憶される。ここで端子電圧計測の時間間隔は1〜100mS程度とすることができる。
電圧計測記憶手段3にはスタータ起動検知手段4が接続されている。このスタータ起動検知手段は蓄電池2を搭載した車両のエンジン始動用のスタータ(図示せず)と蓄電池2とが接続され、スタータが起動したかどうかを検知するものである。このスタータ起動検知は電圧計測記憶手段3に記憶された端子電圧(V)データによって行う。
この端子電圧(V)によるスタータ起動検知は以下のようなステップで実施することが好ましい。図2はスタータ起動時の蓄電池の端子電圧の時間変化を示す図である。この図2に示すように、時間間隔(ΔT)毎に計測される端子電圧(V)において、時刻(T)において計測された端子電圧をVTとし、次回の計測、すなわち時刻(T+ΔT)において計測された端子電圧をVT+ΔTとし、式(1)で表されるこれら2つの端子電圧値の差分の絶対値を演算して求める。
ΔV=|VT−VT+ΔT| 式(1)
そして、上記によって求めたΔV値が第1の判定電圧(V1)以上、かつ、これら2つの端子電圧値VTおよびVT+ΔTのうち、いずれか低い方の電圧値が第2の判定電圧(V2)未満である場合に、スタータが起動したと検知する。なお、蓄電池2が12V系鉛蓄電池である場合、第1の判定電圧(V1)と第2の判定電圧(V2)の例として、それぞれ2.0Vおよび11.0V程度の値とすることができる。
エンジン停止状態において蓄電池に発生する放電負荷として様々なものがある。例えばエンジン停止中にハザードランプやカーオーディオ、ナビゲーションシステム等が使用されることは日常茶飯時である。そして端子電圧値あるいは電圧変化値単独をモニターする場合、蓄電池にかかる放電負荷がスタータ起動によるものなのか、あるいは、スタータ起動以外によるものなのかの判別が困難な場合がある。したがって、上記したような端子電圧値の差分の絶対値(ΔV)と端子電圧値をそれぞれに対応した第1の判定電圧(V1)と第2の判定電圧(V2)によって判定すれば、スタータ起動をより精度良く検知することができる。
上記のように、スタータ起動検知手段4がエンジンスタータの起動を検知した場合、エンジン始動判定手段5によって、エンジンの始動が完了したかどうかの判定が行われる。
このエンジンの始動完了判定は電圧計測記憶手段3で計測・記憶された端子電圧(V)値によって行う。
この端子電圧(V)によってエンジン始動の完了判定として、以下に述べるものを用いることができる。
図2に示したように、スタータ起動を検知した時刻T´から第1の所定時間t1前の蓄電池2の端子電圧Vt1と、このスタータ起動を検知した時刻から第2の所定時間t2後の蓄電池2の端子電圧Vt2を電圧計測記憶手段から取得する。そしてこれらの電圧を比較することにより、エンジン始動が完了したかどうかの判定を行う。すなわち、Vt2≧Vt1の場合、エンジン始動が完了したと判定し、Vt2<Vt1の場合にはエンジン始動が完了しなかった、つまりエンジン始動不能と判定する。この判定はエンジン始動が完了した場合、レギュレータが作動し、蓄電池2が充電されることによる端子電圧の上昇を検知するものである。なお、本発明は上記した第1の所定時間t1と第2の所定時間t2の具体的な時間を規定するものではないが、それぞれ1.0s、5.0s程度に設定することができる。
そして本発明の劣化判別装置1は前記したエンジン始動判定において、エンジン始動が完了した場合に車両充電系が正常あるいは異常であるかどうかの判定を行う充電系判定手段8を有している。そしてエンジン始動判定手段5において、エンジン始動が完了しなかった場合、電圧記憶手段3に記憶された端子電圧データと車両充電系の判定結果に基き、劣化判別手段6はエンジンが始動不能となった要因が蓄電池2にあるのか、車両側にあるのかの判別を行う。そしてその判別結果をLED等による表示手段7で表示するものである。
充電系判定手段8における車両充電系の正常/異常判定は以下に示すステップにより行うことができる。すなわち、エンジン始動判定手段5においてエンジン始動が完了したと判定された場合、エンジン始動完了後の端子電圧(図2における端子電圧Vc)を計測し、このVc値が所定範囲内である場合に充電系は正常と判定し、このVc値が前記した所定範囲の範囲外である場合に充電系は異常と判定する。この判定のための電圧値として、12V系鉛蓄電池の場合に、一例として12.0V〜16.0Vの電圧範囲を設定することができる。この場合、12.0≦Vc≦16.0で充電系の正常判定を行い、Vc>16.0もしくはVc<12.0で充電系の異常判定を行う。なお、端子電圧Vcはエンジン始動完了を検知した後、数秒程度の予め設定した待機時間後の端子電圧値をVcとして電圧計測記憶手段3により得ることができる。
そして、本発明の劣化判別装置1において、劣化判別手段6は電圧計測記憶手段3により得た端子電圧テータと充電系判定手段8における判定結果に基いて、エンジン始動が不能になった場合に、エンジン始動不能が車両側によるものか、蓄電池の劣化によるものかの判別を行う。
この劣化判別手段6における判別方法の好ましい例では、エンジン始動時に計測された蓄電池端子電圧の最低値Vsによってエンジン始動不能の要因を判別する。すなわち、Vs値が第3の判定値V3以上(Vs≧V3)の場合に、車両側の要因によってエンジン始動不能となったと判別し、その結果を表示手段7上で表示する。なお、表示手段7としてはLEDや液晶パネル等の素子を用いることができる。
本発明ではこの車両側のエンジン始動不能要因として、エンジンの点火系や燃料供給系の異常を想定した。すなわち、スタータは正常に動作するものの、シリンダー中に燃料が供給されなかったり、あるいは点火プラグに火花が発生せず、エンジンが始動しない場合である。そして前述した構成により、このような点火系や燃料系の車両異常を判別することができる。なお、ここで第3の判定値V3は12V系鉛蓄電池の場合、7.0〜6.0V程度に設定することができる。
そしてさらに好ましい本発明の構成において、エンジン始動不能となり、Vs値が第3の判定値V3未満(Vs<V3)の場合、劣化判別手段6は充電系判定手段8における判定結果を参照し、車両充電系の異常判定が出ていた場合には、エンジン始動不能の要因は車両充電系の異常による容量低下によるもの(充電系異常)と判別する。また、車両充電系の異常判定が出ていない場合、エンジン始動不能の要因は蓄電池の劣化による容量低下によるもの(蓄電池劣化)と判別することができる。このような本発明の構成により、エンジン始動不能が車両充電系によるものか、あるいはエンジン点火系、燃料系といった他の車両に関連する要因によるものか、あるいは蓄電池の劣化によるものなのかを判別することができる。
なお、車両充電系の判定結果はエンジン始動不能となったエンジン始動操作の1回前のエンジン始動操作(この時点においてはエンジン始動可能)における充電系判定結果を採用することができる。また、好ましくは全エンジン始動操作時における充電系判定結果をメモリー等の記憶手段に充電系異常の発生履歴として記憶させておき、エンジン始動不能となった場合はこの発生履歴を参照することによってもよい。また、この場合すべてのエンジン始動操作について結果を記憶するのではなく、例えば最近の10回のエンジン始動操作についてその判定結果を記憶しておけば記憶に必要なメモリー領域も少なくすることができ、好ましい。
なお、Vs値の取得方法としては前記のスタータ起動検知手段4においてスタータが起動したことを検知した時刻T´より第3の所定時間t3前の時刻(T´−t3)と時刻T´より第4の所定時間t4後の時刻(T´+t4)を設定する。そして時刻(T´−t3)から時刻(T´+t4)間の蓄電池2の端子電圧(V)の最低値を電圧計測記憶手段3から取得し、この値をVs値とすれば良い。この最低値Vsを取得するために第3の所定時間t3および第4の所定時間t4を適切な時間に設定する。例えば2.0s程度の時間を設定すれば、最低値Vsを確実に取得できる。
さらに本発明の好ましい例として、Vs<V3となり、かつ車両充電系の異常が発生していないことによって、エンジン始動不能となった要因が蓄電池側にあると判別された場合において、以下の方法により、その蓄電池が劣化により寿命にいたったのか、あるいはルームランプの消し忘れ等により、一時的に放電状態になっているだけであるのかどうかを判別することができる。これはスタータが起動する以前の蓄電池の端子電圧Vaを計測し、このVa値が第4の判定値V4以上(Va≧V4)の場合に、劣化判別手段6は蓄電池の劣化が進行し、交換が必要な状態にあると判別し、その旨の表示を表示手段7により行う。また、その際にユーザは蓄電池の交換が必要となるため、「蓄電池劣化」の表示に替えて「蓄電池要交換」等、ユーザに蓄電池の要交換を告知する主旨の表示を行うこともできる。また、Va値が第4の判定値V4未満(Va<V4)の場合、劣化判別手段6はエンジン始動不能が蓄電池の充電不足によるものと判別し、その旨の表示もしくは蓄電池の補充電が必要である旨の表示を表示手段7上で行う。
なお、スタータが起動する以前の蓄電池の端子電圧Vaを取得する方法として以下の方法を用いることができる。すなわち、スタータ起動検知手段がスタータの起動を検知した時刻T´より5s程度の第5の時間t5を設定し、時刻(T´−t5)における端子電圧を電圧計測記憶手段から取得しVaとすればよい。また、時刻(T´−t5)前後で電圧計測記憶手段から取得した複数の端子電圧値の平均値をVaとして設定することも可能である。また、第4の判定値V4としては12V系鉛蓄電池の場合、12.0〜11.0V程度に設定することができる。
上述の本発明の蓄電池の劣化判別装置1によれば、エンジン始動が不能となった場合に、その要因が車両充電系によるものなのか、点火系や燃料供給系といった車両側の要因より発生したのか、あるいは蓄電池の容量低下によるものかどうかを判別することができる。また、蓄電池の容量低下が蓄電池の劣化による寿命なのか、あるいは一時的に放電された状態であるのかどうかをも判別することができる。したがって、車両のユーザは本発明による蓄電池の劣化要因判別装置1による判別結果に基いて、車両側の点検、蓄電池の交換もしくは補充電といった場合に応じた適切な処置を講ずることが可能となる。
さらに、上述の本発明の蓄電池の劣化判別装置を蓄電池と一体に設けることも可能である。この場合には蓄電池外装に設けた収納部に劣化判別装置を収納し、劣化判別装置と蓄電池を電気的に接続すれば良い。この場合、劣化判別装置の各判定値はその蓄電池の特性に応じて設定できるため、判別精度をより高めることができる上で好ましい。
なお、本発明の実施形態において蓄電池の劣化判別に必要な判定値を例示したが、本発明はこれら判定値を限定するものではなく、用いる蓄電池の特性に応じて適切な判定値を選択することができる。また、電圧の判定値を蓄電池温度によって変化させることによって、広い温度領域で蓄電池の状態判別を精度良く行なうことができる。蓄電池温度は、別途設けるサーミスタ等によって測定することができる。
本発明はエンジン始動が不能となった場合に、その要因を判別するものであるが、エンジン始動が可能であった場合において蓄電池の端子電圧情報に基いて蓄電池の劣化程度を推測し、ユーザに告知する機能を併用することや、また、充電系判定手段8において異常が検出された場合、表示手段7上で充電異常警告表示をすることももちろん可能である。
本発明の蓄電池の劣化判別装置およびそれを備えた蓄電池は特に車両用に適用した場合に特にその有用性を発揮する。車両用蓄電池に適用した場合にはユーザに車両のエンジン始動不能の告知し、ユーザはその告知情報に基いて蓄電池もしくは車両に対して適切な保守点検作業を行うことができる。
本発明による蓄電池の劣化判別装置の構成を示すブロック図 エンジンスタータ起動時の蓄電池端子電圧の経時変化を示す図
符号の説明
1 劣化判別装置
2 蓄電池
3 電圧計測記憶手段
4 スタータ起動検知手段
5 エンジン始動判定手段
6 劣化判別手段
7 表示手段
8 充電系判定手段

Claims (9)

  1. 車両に用いるエンジン始動用の蓄電池の劣化判別装置であって、所定時間間隔(ΔT)毎に前記蓄電池の端子電圧(V)を計測し、かつ端子電圧データを記憶する電圧計測記憶手段を備え、
    前記端子電圧データに基いてエンジンを始動するスタータの起動を検知するスタータ起動検知手段を備え、
    前記スタータ起動後の前記端子電圧データに基いてエンジン始動が完了したかどうかを判定するエンジン始動判定手段を備え、
    前記エンジン始動判定においてエンジン始動が完了した場合、前記端子電圧データに基いて車両充電系が正常もしくは異常であるかどうかを判定する充電系判定手段を備え、
    前記エンジン始動判定においてエンジン始動が完了しなかった場合において、前記端子電圧データと前記充電系判定手段における判定結果に基いて蓄電池の劣化を判別する劣化判別手段と、
    この判別結果を表示する表示手段を備えたことを特徴とする蓄電池の劣化判別装置。
  2. 前記所定時間間隔(ΔT)の開始時刻(T)における前記端子電圧をVT、前記所定時間間隔(ΔT)の終了時刻(T+ΔT)のおける前記端子電圧をVT+ΔTとし、前記VTおよびVT+ΔTの差分の絶対値(|VT−VT+ΔT|)で表されるΔVが第1の判定値(V1)以上、かつ前記VTおよびVT+ΔTの少なくとも一方が第2の所定電圧(V2)未満の場合に前記スタータが起動したと検知することを特徴とする請求項1に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  3. 前記スタータの起動を検知した場合に、前記電圧計測記憶手段から前記スタータの起動を検知した時刻T´より第1の所定時間t1前の蓄電池の端子電圧Vt1のデータを参照し、この端子電Vt1と前記スタータ起動検知時刻から第2の所定時間t2秒後に計測して得た端子電圧Vt2とを比較し、Vt2≧Vt1である場合にエンジン始動が完了したと判別し、Vt2<Vt1である場合にエンジンが始動が完了しなかったと判別することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  4. 前記充電系判定手段はエンジン始動が完了した後の前記端子電圧が所定の判定値範囲外である場合に充電系が異常であると判定することを特徴とする請求項1、2もしくは3に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  5. 前記充電系判定手段は充電系異常の発生履歴を記憶するとともに、前記エンジン始動判定手段においてエンジン始動が完了しなかったと判定された場合であって、前記発生履歴を参照して充電系異常の発生歴があった場合に前記劣化判別手段はエンジン始動不能の要因が充電系異常によるものと判別することを特徴とする請求項1、2、3もしくは4に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  6. 前記エンジン始動時に計測された前記蓄電池の端子電圧(V)の最低値Vsを取得し、
    このVs値が第3の判定値V3以上であった場合に、前記劣化判別手段は車両側の要因によりエンジン始動不能となった旨の判別を行い、
    前記Vs値が判定値V3未満の場合であって、かつ前記充電系異常の発生履歴があった場合に前記劣化判別手段はエンジン始動不能の要因が車両充電系異常によるものと判別し、
    前記Vs値が判定値V3未満の場合であって、かつ前記充電系異常の発生履歴がない場合に前記劣化判別手段はエンジン始動不能の要因が蓄電池によるものであると判別することを特徴する請求項5に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  7. 前記スタータ起動検知手段において、前記スタータが起動したと検知した時刻T´から第3の所定時間t3前の時刻(T´−t3)と時刻T´から第4の所定時間t4後の時刻(T´+t4)間に前記電圧計測記憶手段で計測された端子電圧の最低値を前記Vs値とすることを特徴とする請求項6に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  8. 前記Vs値が前記第3の判定値V3未満かつ前記車両充電系異常の発生履歴がない場合において、
    前記スタータ起動検知手段において前記スタータが起動したと検知した時刻T´より以前であって、前記スタータの起動が行われていない時刻における端子電圧Vaを前記電圧計測手段から参照し、このVa値が第4の判定値V4未満の場合に、前記劣化判別手段は前記蓄電池が放電状態であると判別することを特徴とする請求項5、6もしくは7に記載の蓄電池の劣化判別装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の劣化判別装置を一体に備えた蓄電池。
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