JP2005124903A - 生体情報モニタ、セントラルモニタ及び患者監視システム - Google Patents

生体情報モニタ、セントラルモニタ及び患者監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】 生体情報モニタにおいて、心電図信号に重畳するハムノイズを防ぐために設定するハムフィルタが、電源周波数と異なる周波数に設定されたり、あるいはまったく設定されなかったりして、ハムフィルタの用をなさなくなってしまうことを防ぐ。
【解決手段】 患者の生体信号を検出し、所定の処理を行う生体情報モニタであって、生体信号を検出する生体信号検出手段と、生体情報モニタを駆動する交流電源と、交流電源の周波数を検出する電源周波数検出手段と、電源周波数検出手段で検出した周波数に対応するハムフィルタを生体信号に設定するフィルタ手段とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明はハムフィルタを自動設定可能な生体情報モニタ及びセントラルモニタに関する。本発明はまた、生体情報モニタとセントラルモニタからなる患者監視システムに関する。
例えば集中治療室などで治療を受けている患者など、状態を監視する必要のある患者に用いる患者監視用装置として、生体情報モニタが知られている。生体情報モニタは、心電図や呼吸、血圧、体温、血中酸素飽和度(Sp02)等、様々な生体情報を患者に取り付けたセンサ等から取得し、記録したり、測定値の異常を検出してセントラルモニタなどに通知する等の機能を有している。
生体情報モニタを使用する患者は常時監視が必要な患者であり、一般に症状が重く、身体を暖めるために電気毛布を用いていることが多い。しかしながら、電気毛布からはハムノイズが発生し、心電図などの生体情報に影響を与えてしまう。また、電気毛布以外にも、電動ベッドを始め様々なハムノイズ源が患者環境には存在する。
そのため、従来から生体情報モニタにおいては、電気毛布などが出力するハムノイズの影響を防ぐために、電源周波数に同期したハムフィルタを設定できるようになっている。このハムフィルタとしては、患者から得られた心電図信号に電源周波数成分を減衰させるためのバンド・エリミネーション・フィルタ(BEF)、あるいは入力信号に重畳する交流成分の逆相の波形を加算してフィルタリングするアクティブ・ノッチ・フィルタ(ANF)などが知られており、これらはソフトウェア的なディジタルフィルタとして実現される場合が多い。
いずれのフィルタを用いる場合も、従来の生体情報モニタにおいては、ディップスイッチなど機器外部から操作可能なスイッチや、操作パネルやGUIなどを介して、電源周波数をあらかじめ50ヘルツか60ヘルツに設定しておくか、ハムフィルタの使用有無及び周波数の設定を行う必要があった。
実際には、工場出荷時にあらかじめ電源周波数を50ヘルツに設定しておき、電源周波数が60ヘルツの地域で使用する場合には60ヘルツに切り換えて使う機種、あるいはメニュー操作でハムフィルタオフ・50ヘルツ・60ヘルツを切り換える機種といったものが存在している。
また、複数の生体情報モニタが取得した情報を一括して管理するためのセントラルモニタの中には、ハムフィルタを設定することのできるものも存在するが、やはり生体情報モニタ同様、手動による設定を行うものであった。
しかしこのような従来の生体情報モニタ及びセントラルモニタでは、スイッチやメニューの操作を誤ると、異なる電源周波数に対応したハムフィルタが設定されたり、あるいはまったく設定されなかったりして、ハムフィルタを正しく利用できないという問題があった。
特にセントラルモニタは複数の生体情報モニタからの信号を受信するため、ある生体情報モニタからの信号に対してハムフィルタを設定すべきところを、他の生体情報モニタからの信号に対して設定してしまう虞があった。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたものである。
すなわち、本発明の要旨は、患者の生体信号を検出し、所定の処理を行う生体情報モニタであって、生体信号を検出する生体信号検出手段と、生体情報モニタを駆動する交流電源と、交流電源の周波数を検出する電源周波数検出手段と、電源周波数検出手段で検出した周波数に対応するハムフィルタを生体信号に設定するフィルタ手段とを有することを特徴とする生体情報モニタに存する。
また、本発明の別の要旨は、複数の外部装置から、当複数の外部装置が検出した生体信号を受信可能なセントラルモニタであって、セントラルモニタを駆動する交流電源と、交流電源の周波数を検出する電源周波数検出手段と、電源周波数検出手段で検出した周波数に対応するハムフィルタを、複数の生体信号の各々について個別に設定可能なフィルタ手段とを有することを特徴とするセントラルモニタに存する。
また、本発明の別の要旨は、本発明の生体情報モニタと、本発明のセントラルモニタの少なくとも一方を用いた患者監視システムに存する。
本発明による生体情報モニタ及びセントラルモニタは、電源回路から周波数情報を取得し、適切にハムフィルタの設定を行うので、ハムフィルタの設定し忘れや設定周波数の誤りがなくなるため、つねに良好な心電図波形を得ることができる。
以下、本発明をその好適な実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る患者監視システムの構成例を示す図である。図1に示す患者監視システムは、外部装置としての、患者のベッドサイドに置かれる据え置き型生体情報モニタ(ベッドサイドモニタ)100及びと、携帯型テレメータ送信機111と、外部装置が検出した生体信号を受信するセントラルモニタ120とから構成されている。
電気毛布115をかけて臥床中の患者Pの側には、ベッドサイドモニタ100が置かれ、患者Pの各種生体信号を取得し、セントラルモニタ120に送信する。本実施形態において、ベッドサイドモニタ100はモジュール構成を有し、本体106に接続されたモジュールケース102に各種モジュールを装着することで、様々な生体情報の取得を可能にしている。図1においては、心電モジュール103がモジュールケース102に装着され、心電モジュール103に接続される心電ケーブル101が患者Pに装着されている。
患者Pから心電ケーブル101を介して採取された心電図は心電モジュール103内の回路によってデジタル信号に変換され、モジュール接続ケーブル104を介してベッドサイドモニタ本体106に送られる。モジュールケース102には取得した心電図波形や、心拍数、RR間隔など、一般に心電計で測定される各種項目をプリントアウトするためのレコーダ105も装填されている。
ベッドサイドモニタ本体106に送られたデジタル信号は、テレメータ送信機接続ケーブル107を介して接続される据え置き型テレメータ送信機108に送られる。据え置き型テレメータ送信機108はベッドサイドモニタ本体106からのデジタル化された心電図信号を所定の方法で変調し、無線送信する。なお、ベッドサイドモニタ本体106とセントラルモニタ本体123との間で送受信される情報には心電図信号のみならず、他の生体信号や、装置間での通信に必要な制御情報や機種情報などが含まれる。ベッドサイドモニタ本体106には他にディスプレイ接続ケーブル109を介してディスプレイ110が接続されており、ここで心電図をはじめとする患者Pの生体情報をベッドサイドで表示する。ディスプレイ110はタッチパネルを装備しており、表示だけでなくメニュー操作など画面上からの入力も可能となっている。
なお、図1においては、説明を簡略化するため患者Pに装着する生体信号取得手段として心電ケーブル101を、またモジュールケース102に装填するモジュールとして心電モジュール103のみを示したが、実際には血圧測定や血中酸素飽和度測定など各種生体信号測定用のモジュール及びセンサが用いられる。
一方、ベッドを離れることのできる別の患者Qには、携帯型テレメータ送信機111に接続された不図示の心電ケーブルが装着されており、ベッドサイドモニタ100と同様に、心電図信号を検出し、デジタル化及び変調して無線送信している。このように、本明細書において、携帯型テレメータ送信機111は据え置き型テレメータ送信機108と異なり、心電図信号の検出及び信号処理機能を有している。
据え置き型テレメータ送信機108および携帯型テレメータ送信機111から送信された無線信号は、セントラルモニタ120が有するテレメータ受信機121によって受信および検波され、ふたたび元の心電図情報としてテレメータ受信機接続ケーブル122を介してセントラルモニタ本体123に送られる。
セントラルモニタ本体123はCD−ROMドライブやレコーダ124などを内蔵しており、複数のテレメータ送信機(患者)から送られてきた心電図をはじめとする生体情報や、他の情報を処理し、ディスプレイ接続ケーブル125を介してナースステーション等に置かれているディスプレイ126に表示する。ディスプレイ125もディスプレイ108と同様にタッチパネルを装備しており、表示だけでなくメニュー操作などの入力も可能となっている。
次に、図2を参照して、ベッドサイドモニタ本体106におけるハムノイズ除去に関する構成について詳細に説明する。図2に示すように、ベッドサイドモニタ本体106の内部は、電源ブロック21と制御ブロック22とに大別される。
交流電源201から不図示の電源ケーブルを介して電源ブロック21のインレット202に入力された交流電圧は、トランス203およびそれに続く二次側回路(図示せず)によって各回路ブロックで使用する直流電圧に変換されると共に、コネクタ202、205および電流制限抵抗206を介してフォトカプラ207にも入力される。なお、図2において、本実施形態の説明に無関係なヒューズや相間コンデンサなどは省略してある。フォトカプラ207は逆並列接続されたLED(発光ダイオード)208および209、フォトトランジスタ210を内蔵しており、入出力回路を電気的に絶縁しつつ電圧レベルを変換する。
フォトトランジスタ210の出力は、負荷抵抗211によって電圧レベルを定められてコンパレータ212の反転入力端子に入力される。コンパレータ212の非反転入力端子には、分圧抵抗213および214によって所定の電圧レベルが入力されている。コンパレータ212はこれら2つの入力端子の電位を比較し、その結果を出力端子に出力する。
図3に電源ブロック21の入力電源波形(コネクタ205の位置で見た波形)とコンパレータ212の出力波形(コネクタ215の位置で見た波形)の関係を示す。図3の左端では電源電圧は0V、コンパレータは”L”レベルを出力している。電源電圧が0Vから正方向に増加していくと、順バイアスされているLED208に流れる電流が徐々に増加し、LED208は光り始める。電源電圧がVTH+を超えると、フォトトランジスタ210がオンし、反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位よりも下がり、コンパレータ212は”H”レベルを出力する。電源電圧が最高電圧を過ぎて減少に転じるとLED208は暗くなりはじめ、電源電圧がVTH+を下回るとフォトトランジスタ210がオフし、反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位よりも上がり、コンパレータ212は”L”レベルを出力する。
電源電圧が正の半周期を終えて0V以下に下がると、今度はLED209が順バイアスとなり、上と同様にしてVTH−以下になる期間コンパレータ212は”H”レベルを出力する。VTH+とVTH−は絶対値が等しく極性が異なる電圧で、その値は電流制限抵抗206によって一意に決定される。またフォトカプラ207の応答時間は悪くても数百マイクロ秒で、電源電圧の周期に対して十分に小さいので図3には示していない。
このようにして電源電圧はその倍の周波数を有するパルス列に変換される。コンパレータ212の出力パルスはコネクタ215および216を通して制御ブロック22の中のCPU(中央演算装置)217の入力ポートに導かれる。このCPU217にはあらかじめプログラムや後述する機種IDなどのデータを保持しているROM(リード・オンリ・メモリ)218、CPU217のワークエリアやデータの一時記憶を行うためのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)219とが接続されている。CPU217は単位時間あたりにいくつの出力パルスが検出されたかを計数し、たとえば500ミリ秒あたり50パルスであれば50ヘルツ、60パルスであれば60ヘルツというように電源周波数を算出する。
こうして電源周波数が明らかになると、CPU217は心電モジュール103からモジュール接続ケーブル104および通信インタフェース回路221を介して得られた心電図信号に対し、電源周波数成分をキャンセルするフィルタ処理を施す。この場合、フィルタをCPU217によるソフトウェア的なデジタルフィルタとして構成する場合には、心電図信号を予め定めた周波数でサンプリングしてデジタル化した後でフィルタ処理を行う。このようにフィルタ処理された心電図信号はディスプレイインタフェース回路220およびディスプレイ接続ケーブル109を通じてディスプレイ110に出力されると共に、必要に応じて通信インタフェース回路221およびモジュール接続ケーブル104を通じてレコーダ105にも記録する。また、上述したように、据え置き型のテレメータ送信機108(図示せず)にも供給される。
またCPU217には、例えば生体信号の検出が正常に行えなくなった場合や、電源異常が発生したと思われる場合などに、音声メッセージや警告音等によって外部に対し注意および警告を行なうためのアンプ222およびスピーカ223も接続されている。
なお、図2においてはベッドサイドモニタ本体106に対して本発明に係るフィルタ構成を適用した例を示すが、セントラルモニタ本体123の内部回路も同様の電源ブロック及び制御ブロックを有しているため、上述の構成を同様に適用可能である。すなわち、ベッドサイドモニタ本体とまったく同様に、電源ブロックで処理された信号に基づいて交流電源の周波数を算出し、対応する周波数成分をキャンセルするフィルタ処理をテレメータ受信機経由で入力された心電図信号に施すことが可能である。
次に本実施形態におけるベッドサイドモニタ本体106及びセントラルモニタ本体123における、ハムフィルタ設定処理動作の流れを図4および図5のフローチャートに従って説明する。なお、ここでは、ベッドサイドモニタ本体106が交流駆動であり、かつベッドサイドモニタ100によって情報を収集する患者Pは電気毛布を使用しているものとする。また、携帯型テレメータ送信機111は電池駆動であり、また携帯型テレメータ送信機111を用いている患者Qは電気毛布を使用しているものとする。
図4はベッドサイドモニタ本体106におけるハムフィルタ設定ルーチンである。このルーチンは他のすべてのルーチンと同様、あらかじめROM218にプログラムとして保持されており、原則として起動時の初期化処理の中でコールされる。このルーチンがコールされるとCPU217は入力ポートからコンパレータ212の出力パルスを500ミリ秒にわたって計数する。この結果、50±1回のパルスが計数されれば電源周波数を50ヘルツ、60±1回のパルスが計数されれば電源周波数を60ヘルツと判断し(S401)、あらかじめRAM219の所定領域に変数の形で確保されたハムフィルタの減衰周波数にその値を設定して(S402)、ハムフィルタ設定処理を終了する。
図5はセントラルモニタ本体123におけるハムフィルタ設定ルーチンである。このルーチンは原則として起動時の初期化処理およびモニタ中の各床に入退床や送信中断などの変化があった場合にコールされる。
このルーチンがコールされるとセントラルモニタに内蔵されている不図示のCPUはベッドサイドモニタ本体106のCPU217と同様の方法で電源周波数を算出し(S501)、続いて図示しないRAM上の所定領域に確保されている変数iを1に設定する(S502)。次に第i床の送信元がハムフィルタを設定可能な生体情報モニタ(例えばベッドサイドモニタ100のように自動設定可能な生体情報モニタ)であるかどうかを無線を通じて送られてくる送信情報の中の機器IDによって判断し(S503)、ハムフィルタ設定可能な生体情報モニタであれば重複設定を避けるためハムフィルタの設定を禁止し(S504)、ハムフィルタ設定機能のない生体情報モニタ(例えばテレメータ送信機111)であればハムフィルタを設定する(S505)。次に変数iを増分し(S506)、全床の設定が終わっていなければS503にジャンプして次の床を設定し(S507)、全床に対する設定が終われば設定処理を終了する。
なお、セントラルモニタで管理している外部装置(生体情報モニタ及び携帯型テレメータ)の各々について、ハムフィルタを設定するか否かをどのように判定するかは、他にも様々な方法を取ることが可能である。例えば、より正確さを要求する場合には、生体情報モニタからセントラルモニタに対して送信する機器情報として、ハムフィルタを設定しているか否かを示す情報を含ませ、セントラルモニタ側では、ハムフィルタを設定していない生体情報モニタからの生体信号に対してのみハムフィルタを設定するようにすることも可能である。
また、生体情報モニタの種類ではなく、駆動電源の種別を用いても良い。例えば、予め機器IDと機器種別(ベッドサイドモニタ、携帯型テレメータ、他)、及び駆動方式(電池、交流)とを対応付けたテーブルをセントラルモニタ本体123に記憶しておき、送信側機器の駆動方式によってハムフィルタの設定を行うか行わないかを決定するようにしても良い。すなわち、電池駆動の生体情報モニタや携帯型テレメータからの信号にはハムフィルタを設定し、交流駆動の生体情報モニタからの信号にはハムフィルタを設定しないようにする。また、判断基準を複数組み合わせても良い。
本実施形態に係るベッドサイドモニタ100とセントラルモニタ120とを組み合わせた患者監視システムでは、最も簡便に、生体情報モニタがベッドサイドモニタであるか、無いかを判別して、セントラルモニタ側でのハムフィルタ設定有無を決定することが可能である。
本実施形態では電源電圧の検出に、絶縁性能の高いフォトカプラを用いているが、システムの安全性が損なわれない他の方法にて検出してもよい。また、ハムフィルタはソフトウェアに限るものではなく、ハードウェアで実現してもよい。さらにハムフィルタは必ず入れるものとしているが、明らかにハムノイズの影響を受けないことがわかっている場合に、メニュー操作によってハムフィルタをオフする設定を生体情報モニタ、セントラルモニタ双方に追加してもよい。
また本実施形態では生体情報モニタとセントラルモニタとを無線で接続する構成の患者監視システムであったが、他のネットワーク、たとえば有線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で構成した場合や、有線・無線ネットワークが混在するような場合でも同様に実施可能である。
さらに本実施形態では周波数を取得する目的でコンパレータ212の出力を検出しているが、これを連続的に行ない、電源の瞬断および瞬低(瞬時電圧低下)のような異常が生じた場合にスピーカ223を駆動し警告音を発することもできる。さらにパルス列を計数するのではなく、F/V(周波数−電圧)変換回路を通し、周波数に応じたアナログ電圧に変換して電源周波数を計測する方法も考えられる。いずれも本発明の思想の範囲内で自由に変更が可能である。
図6は、本実施形態に適用可能なF/V変換回路10の構成例を示す回路図である。本回路に例えばコンパレータ212の出力パルス列を入力する。
入力パルス列は電源周波数が50Hzであるか60Hzであるかによってそのパルス幅が異なるため、まず、パルス信号化の幅が周波数によらず一定となるよう整形する。図6においては、タイマIC12を用いて一定幅のパルス信号に整形している。そして、整形されたパルス信号を用い、定電流源11に接続されたスイッチ13をオン・オフ制御する。一定時間に積分器14の反転入力に定電流源11からの流入する電荷の量は整形されたパルス信号の周波数に比例する。積分器14の反転入力と出力にコンデンサを接続して積分器14の出力電圧を平滑化し、その電圧値をコンパレータ15で予め設定した閾値と比較することで、コンパレータ15の出力信号から入力パルス信号50Hzであるか60Hzであるか、すなわち電源周波数が50Hzであるか60Hzであるかが判別できる。
このように、本実施形態によれば、生体情報モニタ及びセントラルモニタにおいて、電源周波数を自動検出し、電源周波数にあったハムフィルタを自動設定することが可能となる。さらに、セントラルモニタにおいては、接続された生体情報モニタ毎に、セントラルモニタでのハムフィルタ設定有無を自動設定可能となる。
本発明の実施形態に係る患者監視システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るベッドサイドモニタ及びセントラルモニタにおける電源周波数の検出に係る構成を示す回路図である。 図2の回路を用いた電源周波数検出の原理を説明する図である。 本発明の実施形態に係るベッドサイドモニタにおけるハムフィルタ設定処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るセントラルモニタにおけるハムフィルタ設定処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に適用可能なF/V変換回路の構成例を示す図である。
符号の説明
21 電源ブロック
22 制御ブロック
201 交流電源
207 フォトカプラ
212 コンパレータ
217 CPU
103 心電モジュール
110 ディスプレイ
105 レコーダ
223 スピーカ

Claims (9)

  1. 患者の生体信号を検出し、所定の処理を行う生体情報モニタであって、
    生体信号を検出する生体信号検出手段と、
    前記生体情報モニタを駆動する交流電源と、
    前記交流電源の周波数を検出する電源周波数検出手段と、
    前記電源周波数検出手段で検出した周波数に対応するハムフィルタを前記生体信号に設定するフィルタ手段とを有することを特徴とする生体情報モニタ。
  2. 前記電源周波数検出手段が、
    前記交流電源の電圧波形からパルス列を生成するパルス列生成手段と、
    所定時間内に前記パルス列生成手段が生成したパルス列をカウントし、カウント結果から前記交流電源の周波数を決定するカウント手段とを有することを特徴とする請求項1記載の生体情報モニタ。
  3. 前記パルス列生成手段が、
    前記交流電源の電圧値が所定値以上の期間及び所定値以下の期間に発光する発光手段と、
    前記発光手段が発光している期間に第1のレベル、それ以外の期間に第2のレベルを出力する光電変換手段とを有することを特徴とする請求項2記載の生体情報モニタ。
  4. 複数の外部装置が検出した生体信号を受信可能なセントラルモニタであって、
    前記セントラルモニタを駆動する交流電源と、
    前記交流電源の周波数を検出する電源周波数検出手段と、
    前記電源周波数検出手段で検出した周波数に対応するハムフィルタを、前記複数の生体信号の各々について個別に設定可能なフィルタ手段とを有することを特徴とするセントラルモニタ。
  5. 前記外部装置の種類を検出する種別検出手段を更に有し、
    前記フィルタ手段が、ハムフィルタを設定可能な外部装置から送信された生体信号に対しては前記周波数に対応するハムフィルタを設定せず、他の外部装置からの生体信号に対して前記周波数に対応するハムフィルタを設定することを特徴とする請求項4記載のセントラルモニタ。
  6. 前記外部装置の駆動電源種別を検出する電源検出手段を更に有し、
    前記フィルタ手段が、交流駆動の外部装置から送信された生体信号に対しては前記周波数に対応するハムフィルタを設定せず、直流駆動の外部装置からの生体信号に対して前記周波数に対応するハムフィルタを設定することを特徴とする請求項4記載のセントラルモニタ。
  7. 前記電源周波数検出手段が、
    前記交流電源の電圧波形からパルス列を生成するパルス列生成手段と、
    所定時間内に前記パルス列生成手段が生成したパルス列をカウントし、カウント結果から前記交流電源の周波数を決定するカウント手段とを有することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載のセントラルモニタ。
  8. 前記パルス列生成手段が、
    前記交流電源の電圧値が所定値以上の期間及び所定値以下の期間に発光する発光手段と、
    前記発光手段が発光している期間に第1のレベル、それ以外の期間に第2のレベルを出力する光電変換手段とを有することを特徴とする請求項7記載のセントラルモニタ。
  9. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報モニタと、請求項4乃至請求項8のいずれか1項に記載のセントラルモニタの少なくとも一方を用いた患者監視システム。
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