JP2005124785A - 炊飯器とそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】米と水の割合が標準と異なる場合にも同じ炊飯プロセスで炊飯するため、米と水の割合に合わせた炊飯ができない。
【解決手段】炊飯開始前に重量測定手段の出力に基づいて少量炊飯の場合は前炊き米量水量判定手段を、中量以上の炊飯の場合は昇温米量水量判定手段を動作させ、この前炊き米量水量判定手段または昇温米量水量判定手段による米量及び水量を入力として米量と水量に応じた最適炊飯プロセスを決定するプロセス決定手段を備えた炊飯器とすることにより、炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスで炊飯を行う炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は前炊きで米量と水量を検知してメニューを判定し、水量が異常の場合には報知を行うものであった(例えば、特許文献1参照)。
図8は、前記公報に記載された従来の炊飯器を示し、図9はその米・水量判定と報知の方式を示すものである。使用者は希望の調理にふさわしい量の米と水を内鍋102に入れて炊飯調理をスタートすると、室温測定手段112は室温を測定し、重量測定手段108は米と水を合わせた総重量を測定し、駆動手段107は加熱手段103を駆動して加熱を開始する。温度検知素子104の出力が所定の値になると第一の前炊き米・水量判定手段109が動作し、米量と水量を出力する。メニュー判定手段110はこの米量と水量を入力としてメニューを判定する。白米炊飯以外のメニューと判定した場合、制御手段107は調理行程記憶手段111から調理工程を読み取り、調理行程に従って加熱手段103を制御する。白米炊飯と判定した場合は、報知手段117が米量に対する水量が白米炊飯の標準と異なる場合に異常報知を行う。使用者は水量を間違えている場合はここで修正する。この時の炊飯行程は前炊き段階で、米への吸水を行っている段階であるので、この段階で水量の修正を行えば標準のかたさに炊くことができる。柔らかめやかために炊きたいために故意に水量を変えている場合は修正せずにそのまま放置する。その後駆動手段107は調理行程記憶手段111から白米炊飯の調理行程を読み取り、加熱手段103を制御する。このように、水量の異常を報知して調理の失敗を防ぐ炊飯器として動作するものである。
特許第2871419号公報
しかしながら、前記従来の構成では、粥のように水量が大きく異なる場合はメニュー判定で炊飯プロセスを変えることができ、また使用者が間違えて米と水の割合を標準と異なる設定にした場合に警告をすることはできるが、使用者が意図的に米量と水量の割合を変えた場合にも同じ炊飯プロセスで炊飯するため、使用者の意図通りの米と水の割合での硬さの炊飯ができない。前記従来の構成は以上のような課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行う炊飯器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体に配される鍋を加熱する加熱手段と、この加熱手段の通電比率を制御する制御手段と、前記加熱手段が使用した電力を測定する電力測定手段と、前記鍋の温度を検出する温度検出素子と、室温を検出する室温検出手段と、前記温度検出素子の出力を所定温度に保つように制御手段を動作させる温度調整手段と、前記鍋内の被調理物の重量を測定する重量測定手段と、前炊き工程中に温度調整手段が動作中の電力測定手段の出力と前記室温検出手段の出力と前記重量測定手段の出力に基づいて米量と水量の判定を行う前炊き米量水量判定手段と、昇温工程中に前記温度検出素子の出力と前記室温検出手段の出力と前記重量測定手段の出力に基づいて米量と水量の判定を行う昇温米量水量判定手段と、炊飯開始前に前記重量測定手段の出力に基づいて少量炊飯の場合は前炊き米量水量判定手段を動作させ中量以上の炊飯の場合は昇温米量水量判定手段を動作させる判定タイミング決定手段と、この前炊き米量水量判定手段または昇温米量水量判定手段による米量及び水量を入力として米量と水量に応じた最適炊飯プロセスを決定するプロセス決定手段と、米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウを記憶している米水量ノウハウ記憶手段を備えた炊飯器とするものである。
これによって、炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行うことができる。
本発明の炊飯器は、炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行うことができる。
第1の発明は、炊飯開始前に重量測定手段の出力に基づいて少量炊飯の場合は前炊き米量水量判定手段を、中量以上の炊飯の場合は昇温米量水量判定手段を動作させ、この前炊き米量水量判定手段または昇温米量水量判定手段による米量及び水量を入力として米量と水量に応じた最適炊飯プロセスを決定するプロセス決定手段を備えた炊飯器とすることにより、炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行うことができる。
第2の発明は、特に第1の発明のプロセス決定手段は米量と水量の割合の基準値を記憶する基準値記憶手段を備え、米量と水量の割合が基準値よりも水量が多い場合は米水量ノウハウ記憶手段の記憶しているノウハウから柔らかい米飯を炊飯するための炊飯プロセスを決定し、米量と水量の割合が基準値よりも水量が少ない場合は米水量ノウハウ記憶手段の記憶しているノウハウから硬い米飯を炊飯するための炊飯プロセスを決定する炊飯器とすることで、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを使用することができ、柔らかい米飯も硬い米飯も最適に炊飯することができる。
第3の発明は、特に第1の発明の米水量ノウハウ記憶手段は記憶媒体を備え、米水量ノウハウ記憶手段が記憶している米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウが記憶媒体の交換により変更可能である炊飯器とすることで、記憶する最適炊飯プロセスを記憶媒体の交換で切り替えることにより、好みや状況などに応じて最適プロセスノウハウを変換できる。
第4の発明は、特に第1の発明の米水量ノウハウ記憶手段がネットワークにつながり、米水量ノウハウ記憶手段が記憶している米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウをネットワークを介して変更可能である炊飯器とすることで、記憶する最適炊飯プロセスをネットワークによるオンラインで変更することにより、容易に最適プロセスノウハウを変更できる。
第5の発明は、特に、コンピュータを第1〜4のいずれか1項の発明の炊飯器の全てまたはその一部を機能させるためのプログラムとすることにより、コンピュータを第1〜4のいずれか1項の発明の炊飯器の全てもしくは一部として機能させることで、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の炊柔らかい米飯も硬い米飯も最適に炊飯することができ飯器の一部あるいは全てを容易に実現することができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態における炊飯器の概略構成を示す。図1において、1は本体で、底部にはヒータとトライアック或はヒータと電流制御回路等の加熱手段3と、加熱手段3を制御する制御手段6と、加熱手段3が使用した電力を測定する電力測定手段5と、被調理物の重量を測定する重量測定手段9を、また内部には内鍋2を有している。内鍋2の中央底部には、被調理物の温度を検出するサーミスタ等の温度検出素子4が設けられている。また本体1は、室温を検出する室温検出手段7、温度検出素子4の出力を所定温度に保つように制御手段を動作させる温度調整手段8、鍋2内の被調理物の重量を測定する重量測定手段9、時間を計測する計時手段10、前炊き工程中に温度調整手段8が動作中の電力測定手段5の出力と室温検出手段7の出力と重量測定手段9の出力に基づいて米量と水量の判定を行う前炊き米量水量判定手段11、昇温工程中に前記温度検出素子の出力と前記室温検出手段の出力と前記重量測定手段の出力に基づいて米量と水量の判定を行う昇温米量水量判定手段12、炊飯開始前に前記重量測定手段の出力に基づいて少量炊飯の場合は前炊き米量水量判定手段を動作させ中量以上の炊飯の場合は昇温米量水量判定手段を動作させる判定タイミング決定手段13、この前炊き米量水量判定手段または昇温米量水量判定手段による米量及び水量を入力として米量と水量に応じた最適炊飯プロセスを決定するプロセス決定手段14、米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウを記憶している米水量ノウハウ記憶手段15を備えている。
本実施の形態では制御手段6、温度調整手段8、計時手段10、前炊き米量水量判定手段11、昇温米量水量判定手段12、判定タイミング決定手段13、プロセス決定手段14はマイクロコンピュータで構成している。また、米水量ノウハウ記憶手段15は入れ替え可能なSDカード等の記憶媒体で構成している。
次に図2に白米コースで炊飯中の温度検出素子4の出力を示す。炊飯工程は図2に示すように前炊き、炊き上げ、追い炊き・むらしと進む。前炊き工程は最初に昇温を行い、所定の温度に達した後はその温度を保つようにパワーのon/offを行う。所定時間の前炊きで浸水を行った後、炊き上げ工程で飯を炊きあげ、その後、追い炊きで余分な水分を飛ばし、むらしを行って炊飯が終了する。
以下、調理工程に沿って本実施の形態の動作を説明する。使用者は好みの量の米と水を内鍋2に入れて図示されていないスイッチを押して調理をスタートする。室温測定手段7は室温を測定し、重量測定手段9は米と水を合わせた総重量を測定する。判定タイミング決定手段13は重量測定手段9の出力に基づいて少量炊飯の場合は前炊き米量水量判定手段11を動作させ中量以上の炊飯の場合は昇温米量水量判定手段12を動作させる。制御手段6は加熱手段3を駆動して加熱を開始し、前炊き工程の加熱を行う。前炊き工程で電力測定手段5は使用した電力量を測定する。
中量以上の場合、前炊き工程終了後の炊き上げ工程の昇温時に昇温米量水量判定手段12が米量と水量を出力し、プロセス決定手段14が米水量ノウハウ記憶手段15に記憶しているノウハウに従って米量と水量に応じた炊飯プロセスを決定する。以降の炊き上げ工程以後はプロセス決定手段14により決定された炊飯プロセスに従って終了まで炊飯を行う。少量の場合、前炊き工程で前炊き米量水量判定手段11が米量と水量を出力し、プロセス決定手段14が米水量ノウハウ記憶手段15に記憶しているノウハウに従って米量と水量に応じた炊飯プロセスを決定する。炊き上げ工程以降はプロセス決定手段14により決定された炊飯プロセスに従って終了まで炊飯を行う。
少量炊飯の場合は炊き上げ工程まで進んだときには米の状態変化が中量以上の場合よりかなり早く進行するため、昇温米量水量判定手段12が米量と水量を出力するまでに炊飯プロセスを最適に決定しておく必要がある。また、少量炊飯では炊き上げ工程まで進んだときには米の状態変化がかなり早く進行していて米と水ではなく飯に近い状態であるため、炊き上げ工程では米量と水量の判定精度が低下するという問題もある。中量以上の場合は炊き上げ工程の昇温時に内容物はまだ米と水の状態であり、前炊き工程での米量・水量判定より炊き上げ工程昇温での米量・水量判定のほうが精度が高い。かつ、炊き上げ工程昇温以降の炊飯プロセスを米量水量に応じた最適なプロセスにすることで米量・水量に応じて柔らかめから硬めの炊飯を最適に行うことができる。
米水量ノウハウ記憶手段15を入れ替え可能な記憶媒体としているため、米水量に応じた炊飯プロセスに独自の好みを持つ場合にも、米水量ノウハウ記憶手段15を入れ替えることで対応できるものである。
次に、図3を用いて本実施の形態の動作を説明する。図3は本実施例の動作の概略を示すフローチャートである。使用者は好みの量の米と水を内鍋2に入れて図示されていないスイッチを押して調理をスタートする。ステップ1で初期測定として室温測定手段7は室温Taを測定し、重量測定手段9は米と水を合わせた総重量Wを測定する。ステップ2で判定タイミング決定手段13が重量を判定し、総重量Wが所定重量Wsより大きい場合は中量以上の炊飯として昇温米量水量判定手段12を動作させ、次にステップ3へ進み前炊きを行う。ステップ3の前炊きでは制御手段6は加熱手段3を駆動して所定温度Tmを維持する前炊き工程の加熱により米への浸水を行う。次にステップ4で制御手段6は加熱手段3をフルパワーで動作させて炊き上げ工程の昇温を行う。昇温は温度検出素子4が沸騰を検知するまで行う。次にステップ5で米量と水量の判定を行う。次にステップ6でプロセス決定手段14が以降の炊飯プロセスを決定し、制御手段6は加熱手段3を駆動してプロセス決定手段14が決定したプロセスに従ってステップ7で炊き上げ工程の沸騰維持を行い、ステップ8で追い炊きとむらしを行い、炊飯を終了する。
ステップ2で判定タイミング決定手段13が重量を判定し、総重量Wが所定重量Ws以下の場合は少量炊飯として前炊き米量水量判定手段11を動作させ、ステップ12で電力測定手段5は使用した電力量の測定を開始する。次にステップ13で前炊きを行う。前炊きでは制御手段6は加熱手段3を駆動して所定温度Tmを維持する前炊き工程の加熱を行うが、この間に電力測定手段5は使用した電力の測定を続けている。次にステップ14の米水量判定2で前炊き米量水量判定手段11が前炊きに使用した電力量Pと総重量Wから米量と水量の判定を行う。次にステップ15でプロセス決定手段14が米水量ノウハウ記憶手段15に記憶しているノウハウに従って米量と水量に応じた炊飯プロセスを決定する。制御手段6は加熱手段3を駆動してプロセス決定手段14が決定したプロセスに従ってステップ16炊き上げ工程の昇温を行い、ステップ17で炊き上げ工程の沸騰維持を行い、ステップ18で追い炊きとむらしを行い、炊飯を終了する。
次に、ステップ5の米水量判定1の動作を図4で説明する。ステップ5を開始すると、ステップ21で昇温米量水量判定手段12は温度検出素子4の出力と計時手段10の出力から炊き上げ工程昇温の温度傾きdTを算出する。
次にステップ22で炊き上げ工程昇温の温度傾きdTと総重量Wから米量Wrと水量Wwを、米量Wr=F1(dT,W)、水量Ww=G1(dT,W)として算出する。
ここで、関数F1及びG1はマイコンプログラム上のルックアップテーブルとして実現している。以上でステップ5を終了する。ここで、米量と水量を温度傾きと総重量から決定できるのは、米と水を加熱したときに米が充分吸水して飯に変化するまでは、熱負荷としては米は水に比べて充分小さく無視できるためである。従って熱負荷として水量を推定でき、総重量から水量を引くことで米量を推定できるものである。
次に、ステップ14の米水量判定2の動作を図5で説明する。ステップ14を開始すると、ステップ23で前炊き米量水量判定手段11は電力測定手段5の電力測定を終了させ、前炊きに要した電力量Pを入力する。
次にステップ24で前炊きに要した電力量Pと総重量Wから米量Wrと水量Wwを、米量Wr=F2(P、W)、水量Ww=G2(P、W)として算出する。
ここで、関数F2及びG2はマイコンプログラム上のルックアップテーブルとして実現している。以上でステップ5を終了する。ここで、米量と水量を前炊きに要した電力量と総重量から決定できるのは、米と水を加熱したときに米が充分吸水して飯に変化するまでは、熱負荷としては米は水に比べて充分小さく無視できるためである。従って熱負荷として水量を推定でき、総重量から水量を引くことで米量を推定できるものである。
次に図6を用いてステップ6の動作を説明する。ステップ31でプロセス決定手段14は総重量Wが所定重量Wsより大きい場合は中量以上の炊飯としてステップ32で炊飯プロセスとして炊き上げ沸騰維持パワーPi、炊き上げ沸騰維持終了温度Teを決定する。
決定は、Pi=Pi1(Wr,Ww)、Te=T1(Wr,Ww)、として行う。Pi1(Wr,Ww)、T1(Wr,Ww)は、本実施の形態ではルックアップテーブルで実現している。
ステップ31で総重量Wが所定重量Ws以下の場合は少量の炊飯としてステップ33で炊飯プロセスとして炊き上げ昇温パワーPs、炊き上げ沸騰維持パワーPi、炊き上げ沸騰維持終了温度Teを決定する。
決定は、Ps=Ps2(Wr,Ww)、Pi=Pi2(Wr,Ww)、Te=T2(Wr,Ww)、として行う。Ps2(Wr,Ww)、Pi2(Wr,Ww)、T2(Wr,Ww)は、本実施の形態はルックアップテーブルで実現している。
米量と水量の割合が標準量の場合、各炊飯パラメータは米と水の総量に応じて例えば、2合炊飯の場合、5合炊飯の場合というように炊飯量に応じて決定できる。しかし、米量と水量の割合が標準と異なり、水が多い場合や少ない場合にもおいしい炊飯を行うためには微妙な火加減が必要となる。本実施例では以上述べたように炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することができ、米量と水量の割合に応じた炊飯を行うことができる炊飯器として動作するものである。また、炊飯ノウハウとしての炊飯プロセスを、水が多い場合は柔らかめの飯を炊くための炊飯プロセス、水が少ない場合は硬めの飯を炊く炊飯プロセスをルックアップテーブルに載せておくことで、使用者が設定する米と水の量から使用者の米飯の好みを読み取り好みに応じた炊飯を行うことができるものである。
また、本実施の形態では米水量ノウハウ記憶手段15は入れ替え可能なSDカード等の記憶媒体で構成しているため、米水量ノウハウを使用者が入れ替えることができるものである。
(実施の形態2)
次に本発明の第2の実施の形態について図7を用いて説明する。図で第2の米水量ノウハウ記憶手段16は家庭内のネットワークに繋がっている。そのため、随時にネットワークを介して米水量ノウハウを書き換えることができるものである。
本発明の請求項5にかかるプログラムは、コンピュータを請求項1〜4のいずれか1記載の炊飯器の一部として機能させるものである。そして、プログラムであるので汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の炊飯器の一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。以上述べた動作のプログラムでの実施の形態は図3から6にプログラムのフローチャートを示したものである。
以上述べたように、本実施の形態に寄れば炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行う炊飯器を実現できるものである。
以上のように、本発明にかかる炊飯器及びそのプログラムは、炊飯時に被調理物である米と水のそれぞれの量を判定し、米量と水量の割合に応じた炊飯プロセスを決定することで、米量と水量の割合に応じた炊飯を行うことができるので、家庭用のみならず、業務用の炊飯器の用途にも適応できる。
本発明の第1の実施の形態における炊飯器の構成図 同温度変化を示す図 同動作を示すフローチャート 同動作を示すフローチャート 同動作を示すフローチャート 同動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態における炊飯器の構成図 従来例を示す図 従来例を示す図
符号の説明
1 本体
3 加熱手段
6 制御手段
5 電力測定手段
9 重量測定手段
4 温度検出素子
7 室温検出手段
8 温度調整手段
9 重量測定手段
10 計時手段
11 前炊き米量水量判定手段
12 昇温米量水量判定手段
13 判定タイミング決定手段
14 プロセス決定手段
15 米水量ノウハウ記憶手段

Claims (5)

  1. 炊飯器本体に配される鍋を加熱する加熱手段と、この加熱手段の通電比率を制御する制御手段と、前記加熱手段が使用した電力を測定する電力測定手段と、前記鍋の温度を検出する温度検出素子と、室温を検出する室温検出手段と、前記温度検出素子の出力を所定温度に保つように制御手段を動作させる温度調整手段と、前記鍋内の被調理物の重量を測定する重量測定手段と、前炊き工程中に温度調整手段が動作中の電力測定手段の出力と前記室温検出手段の出力と前記重量測定手段の出力に基づいて米量と水量の判定を行う前炊き米量水量判定手段と、昇温工程中に前記温度検出素子の出力と前記室温検出手段の出力と前記重量測定手段の出力に基づいて米量と水量の判定を行う昇温米量水量判定手段と、炊飯開始前に前記重量測定手段の出力に基づいて少量炊飯の場合は前炊き米量水量判定手段を動作させ中量以上の炊飯の場合は昇温米量水量判定手段を動作させる判定タイミング決定手段と、米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウを炊飯プロセスとして記憶している米水量ノウハウ記憶手段と、前記前炊き米量水量判定手段または昇温米量水量判定手段による米量及び水量を入力として米水量ノウハウ記憶手段に記憶されたノウハウを選択して米量と水量に応じた最適炊飯プロセスを決定するプロセス決定手段とを備えた炊飯器。
  2. プロセス決定手段は米量と水量の割合の基準値を記憶する基準値記憶手段を備え、米量と水量の割合が基準値よりも水量が多い場合は米水量ノウハウ記憶手段の記憶しているノウハウから柔らかい米飯を炊飯するための炊飯プロセスを決定し、米量と水量の割合が基準値よりも水量が少ない場合は米水量ノウハウ記憶手段の記憶しているノウハウから硬い米飯を炊飯するための炊飯プロセスを決定する請求項1記載の炊飯器。
  3. 米水量ノウハウ記憶手段は記憶媒体を備え、米水量ノウハウ記憶手段が記憶している米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウが記憶媒体の交換により変更可能である請求項1記載の炊飯器。
  4. 米水量ノウハウ記憶手段がネットワークにつながり、米水量ノウハウ記憶手段が記憶している米量と水量に応じた最適炊飯プロセスのノウハウをネットワークを介して変更可能である請求項1記載の炊飯器。
  5. コンピュータを請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器の全てまたはその一部を機能させるためのプログラム。
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