JP2005123939A - Pwm増幅器のゲインコントロール方法およびネガティブフイードバック量コントロール方法 - Google Patents

Pwm増幅器のゲインコントロール方法およびネガティブフイードバック量コントロール方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用条件にあったゲイン、ネガティブフィードバック量を設定する。
【解決手段】 傾斜波等の基準波信号Cを出力する発振部2を、信号レベル可変機能付発振部とし、使用条件により発振制御部6を介して発振レベルを変化させる。例えば、発振制御部6に電源電圧Hを入れると、電源電圧の変化に応じた基準波信号Cを出力する。増幅器10のオープンループゲインは電源電圧に依存するが、変調後信号Dの変調度は基準波信号Cのレベルが上がると下がるので、出力信号Fのレベルは電源電圧変動で変化しない。そのため電源電圧変動によるオープンループゲインの変化が無くなる。また、負帰還回路を設けたPWM増幅器において、発振制御部6に入力信号Aまたは出力信号Fをに入れると、入力信号Aまたは出力信号Fのレベルに応じて基準波信号Cのレベルが変化するので、ゲイン、ネガティブフィードバック量の変更が可能となる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、使用条件にあったゲインまたはネガティブフィードバック量を設定できるPWM増幅器のゲインコントロール方法およびネガティブフイードバック量コントロール方法に関する。
オーディオ用のパワーアンプ装置として、パルス幅変調(PWM)によるPWM増幅器がある。通常、PWM増幅器は、図4に示すように入力信号Aと発振部2から出力される三角波、傾斜波等の基準波信号Cをコンパレータ等からなるモジュレータ部3で変調し、パワースイッチング素子4a、4bで構成されたパワースイッチング回路からなるドライバ部4及び復調用LPF(ローパスフィルタ)部5を介してスピーカ等の負荷8を駆動するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−303049号公報。(図1、図6)。
従来のPWM増幅器は、PWM変調度の基準となる傾斜波等の基準波信号Cのレベルが固定のため増幅器としてのオープンループゲインは固定であった。そのため図5に示すように、モジュレータ部3からレベル一定の変調信号Dがドライバ部4に入力してもドライバ部4の電源電圧Hが変動すると、ドライバ部4の出力Eのレベルが変動し、LPF部5から出力される出力信号Fのレベルも電源電圧Hの変動に応じて変動する。また、電源がステップアップ電源などの場合、電源電圧Hが切換えによりステップアップすると出力信号Fもそのステップアップポイントで急変する。
また、負帰還増幅器は、大量のNFB(ネガティブフィードバック)をかけると特性がよくなる。しかし実際には高域や低域での増幅器自体の位相回り、出力段及び負荷、NFB回路等での位相回り等で、発振の可能性があるため最適なネガティブフィードバック量はある値となる。また、通常、位相180°でゲイン0デシベル以下、ゲイン有りなら位相180°以内となる。(図6参照。)。
PWM増幅器は、パワースイッチング回路からなるドライバ部4を有するので、上記電源電圧の変動の影響をAB級増幅器より大幅に受け、音質が悪化する。またNFB回路を設けた場合、ネガティブフィードバック量が変動する等、増幅器としての不安定さがあった。また、基準波信号の波高値でNFB量(音質、増幅器としての安定度、歪みの程度を左右する。)を変化させるにも拘わらずそれが積極的に利用されていなかった。
この発明は、上記のことに鑑みてなされたもので、使用条件にあったゲインまたはネガティブフィードバック量を設定できるPWM増幅器のゲインコントロール方法およびネガティブフイードバック量コントロール方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のPWM増幅器のゲインのコントロール方法は、PWM増幅器に、電源電圧の変動を検出する手段と、PWM変調の基準となる傾斜波等の基準波信号の波高値を変化させうる基準波信号発生器とを設け、検出した電源電圧の変動により基準波信号の波高値を変化させることで、PWM変調の変調度を変化させてオープンループゲインをコントロールするものである。
また、本発明のPWM増幅器のネガティブフイードバック量コントロール方法は、PWM増幅器に、入力信号のレベルまたは出力信号のレベルを検出する手段と、PWM変調の基準となる傾斜波等の基準波信号の波高値を変化させうる基準波信号発生器とを設け、検出した入力信号のレベルまたは出力信号レベルにより基準波信号の波高値を変化させてオープンループゲインを変化させることにより、ネガティブフイードバック量を変化させて入力信号または出力信号のレベルに最適なネガティブフイードバック量に設定するものである。
1.本発明のPWM増幅器のゲインコントロール方法によれば、電源電圧変動によるオープンループゲインの変化が無くなり、音質上有利である。また、電源電圧が切り替わっても(2段階切り替え式電源等、動作中に電源が変化する場合等)ネガティブフィードバック量を一定に保てて動作が安定して行える。そのため電源電圧が上ってもネガティブフィードバック量が増加して発振などすることがない。
2.また、本発明のPWM増幅器のネガティブフイードバック量コントロール方法によれば、あるレベル以上の入力または出力からゲイン、ネガティブフィードバック量を下げて、大出力時のハードクリップ感を防ぎソフトクリップ感を得ることができる。また、ゲインを無帰還になるまで下げてしまい信号レべルに応じたゲインにすることで、リミッター効果、コンプレッサー効果がえられ、大信号値の歪感が緩和される。また、低音の大出力時には、スピーカーのインピーダンスは非線形となりマイナスインピーダンスにもなりうるが、その場合ネガティブフィードバック量を下げて発振等の危険を下げることができる。
以下、この発明の実施形態について図を参照して説明する。
図1は、この発明に係るPWM増幅器のゲインコントロール方法に関するPWM増幅器の一例を示すブロック回路図である。
図1について、このPWM増幅器10は、パルス幅変調(PWM)を行なうための傾斜波等の基準波信号Cを出力する信号レベル可変機能付発振部2と、入力信号Aと基準波信号Cとを比較してPWMを行なうコンパレータ等からなるモジュレータ部3と、モジュレータ部3からの変調後信号Dにより制御されるパワースイッチング素子4a、4bのパワースイッチング回路からなるドライバ部4と、ドライバ部4の出力Eを波形整形し出力信号Fをスピーカ等の負荷8に出力する復調用LPF(ローパスフィルタ)部5と、ドライバ部4の電源電圧Hを検出してレベル可変機能付発振部2の発振レベル(基準波信号Cのレベル)を制御する発振部コントロール部6とにより構成されている。なお、上記信号レベル可変機能付発振部2は、例えば、出力レベル可変の矩形波発振器と、この矩形波を傾斜波等の基準波信号Cに変える積分回路等で構成されている。また、発振部コントロール部6は、例えば、電圧レベル検出器と同様に、CR等のLPF回路とオペアンプ等で構成されている。
上記PWM増幅器10の動作について図2の各部波形図を参照して説明する。この場合、ドライバ部4の電源はステップアップ電源で、この電源電圧Hは途中で切換えられて2倍にステップアップしている。発振部コントロール部6はこの電源電圧Hレベルを検出して信号レベル可変機能付発振部2の発振レベルを制御するので、基準波信号Cのレベルは、電源電圧Hのステップアップポイントから2倍にステップアップする。このためモジュレータ部3で入力信号Aと基準波信号Cを比較した変調後信号Dは図示のようにステップアップポイント以後その変調度が下がる(PWMのパルス幅が狭くなる)。そしてドライバ部4の出力Eは電源電圧Hに比例して高くなるので、PWM増幅器10のトータルゲインは変わらない。従って出力信号Fは図示のように、電源電圧Hの影響を受けない。また、上記PWM増幅器10をNFB(ネガティブフイードバック)回路を設けたPWM増幅器としても、オープンループゲインが電源電圧Hに拘わらず一定となるので、増幅器としての安定度が増す。
PWM増幅器の場合、パワースイッチング回路からなるドライバ部4を備えているので、オープンループゲインは電源電圧に依存する(変調度が同じでも、ドライバ部に加わる電圧が高いほどゲインが高い)ので、電源電圧変動による影響をAB級増幅器より受けやすいが、上記のように発振部2の発振レベルを電源電圧によって変化させているので、電源電圧変動によるオープンループゲインの変化が無くなり、音質上有利となる。
また、従来PWM増幅器のように、発振部の発振レベルを電源電圧により変化させる機能が無い場合、電源電圧を上げるとネガティブフィードバック量が増加し、発振等の要因となるが、電源電圧が切り替わっても(2段階切り替え式電源等、動作中に電源が変化する場合等)電源電圧変動によるオープンループゲインの変化が無いので、ネガティブフィードバック量を一定に保てて動作が安定して行える。
図3は、この発明に係るPWM増幅器のネガティブフイードバック量のコントロール方法に関するPWM増幅器の一例を示すブロック回路図である。
図3について、このPWM増幅器10は、入力信号AとNFB信号Gとの偏差を増幅するオペアンプ等からなる増幅部1と、信号レベル可変機能付発振部2と、増幅部1の出力信号Bと発振部2の出力する傾斜波等の基準波信号Cとを比較しPWMを行なうモジュレータ部3と、モジュレータ部3からの変調後信号Dにより制御されるパワースイッチング素子4a、4bで構成されたパワースイッチング回路からなるドライバ部4と、ドライバ部4からの出力Eを波形整形し復調した出力をスピーカ等の負荷8に出力するLPF部5と、ドライバ部4からNFB信号Gを得るためのCR構成のLPF回路と抵抗分圧回路からなるLPF・分圧回路7と、入力信号Aのレベルまたは出力信号Fのレベルを検出して信号レベル可変機能付発振部2の発振レベルを制御する発振部コントロール部6とにより構成されている。
上記PWM増幅器10の動作について、PWM増幅器において、通常のクローズドループゲインは、抵抗等の分圧回路において決まっている。よって信号レベル可変機能付発振部2の出力レベルが一定ならクローズドループゲインも一定になる。しかし、信号レベル可変可能付発振部2と、入力信号Aのレベルまたは出力信号Fのレベルから発振部2の発振レベル(基準波信号Cのレベル)を制御する発振部コントロール部6を持つことにより、基準波信号Cのレベルが入力信号Aのレベルまたは出力信号Fのレベルにより制御されPWMの変調度が変化して出力E及び出力信号Fが変化するので、ゲイン、ネガティブフィードバック量の変更が可能となる。
無信号時及び小信号時はノイズ、通常信号時には音質の点でネガティブフィードバック量は多いほうが望ましい。また大出力時には、ある程度のソフトクリップ感の方が望ましい。このPWM増幅器10によれば、あるレベル以上の入力信号Aまたは出力信号Fから発振部2の発振レベルを変化させて、ネガティブフィードバック量を下げることができるので、ハードクリップ感を防ぐことが可能となる。また、低音の大出力時には、スピーカー(負荷)8のインピーダンスは、非線形となりマイナスインピーダンスにもなり得うるが、その場合ネガティブフィードバック量を下げて、発振等の危険を回避することができる。
なお、実施例2では、発振部2の発振レベル(基準信号Cのレベル)を入力信号のレベル又は出力信号のレベルで制御してゲイン、ネガティブフィードバック量を制御しているが、音量、必要音質発信条件、接続負荷、電源電圧、及びその変動等の使用条件により発振部2の発振レベルを変化させることで、使用条件にあったオープンループゲイン、ネガティブフィードバック量を設定することができる。
また、出力信号Fを発振レベル制御用信号とすることで、リミッター、コンプレッサー、ソフトディストーション等が可能になる。また、入力信号Aは、アナログ信号のため、電気的にレベル調整すると(電子ボリューム等)ノイズ、歪になるが、発振部2が信号レベル可変機能を有し、基準波信号Cのレベル調整が簡単なため、歪、ノイズに悩まされることなく、レベル調整ができる。
実施例1に係るPWM増幅器のブロック回路図。 実施例1に係るPWM増幅器の各部信号波形を示す波形図。 実施例2に係るPWM増幅器のブロック回路図。 従来例に係るPWM増幅器のブロック回路図。 従来例に係るPWM増幅器の各部信号波形を示す波形図。 負帰還増幅器のNFB量と位相、ゲインとの関係を示す線図。
符号の説明
1…偏差検出部 2…発信部、信号レベル可変機能付発振部 3…モジュレータ部 4…ドライバー部 5…ローパスフィルタ部 6…各条件認識及び設定による発振部コントロール部 7…ローパスフィルタ・分圧回路 8…負荷(スピーカ) 10…PWM増幅器

Claims (2)

  1. PWM増幅器のオープンループゲインのコントロール方法であって、
    PWM増幅器に、電源電圧の変動を検出する手段と、PWM変調の基準となる傾斜波等の基準波信号の波高値を変化させうる基準波信号発生器とを設け、
    検出した電源電圧の変動により、基準波信号の波高値を変化させることで、PWM変調の変調度を変化させ、オープンループゲインをコントロールすることを特徴とするPWM増幅器のゲインコントロール方法。
  2. PWM増幅器のネガティブフイードバック量のコントロール方法であって、
    PWM増幅器に、入力信号のレベルまたは出力信号のレベルを検出する手段と、PWM変調の基準となる傾斜波等の基準波信号の波高値を変化させうる基準波信号発生器とを設け、
    検出した入力信号のレベルまたは出力信号のレベルにより基準波信号の波高値を変化させてオープンループゲインを変化させることにより、ネガティブフイードバック量を変化させて入力信号または出力信号のレベルに最適なネガティブフイードバック量に設定することを特徴とするPWM増幅器のネガティブフイードバック量のコントロール方法。
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