JP2005114253A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動作圧力の高い冷媒を使用した空気調和装置に置き換える場合に、使用配管の耐圧基準値を超えることなく、元の空気調和装置の既設配管を再利用することが可能であり、配管工事当の工事コストが低く、かつ運転効率の高い空気調和装置を得る。
【解決手段】 既設配管又は熱源機側に、置き換えた空気調和装置よりも容量の小さいヒートポンプを付加して同モードで運転させ、冷房運転時は凝縮器出口を冷却して凝縮温度(圧力)を下げ、また暖房運転時は蒸発器入口を加熱して蒸発温度を上げ、既設配管部分の圧力を低減させると同時に、効率の高い運転を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷房や暖房を行う空気調和装置に係り、冷媒圧力が高くても既存の敷設配管がそのまま流用できる冷媒回路装置の構成及び運転制御に関するものである。
従来の空気調和装置は、一般に熱源機としての室外機、利用側機器としての室内機、及びこれらを接続する冷媒配管から成る。室外機は圧縮機や熱源側熱交換器、室内機は利用側熱交換器や絞り装置を有し、上記の圧縮機、熱源側熱交換器、絞り装置、利用側熱交換器等が配管接続されて冷凍サイクルが構成される。(例えば特許文献1参照)。
冷凍サイクルに充填される冷媒としてR22等のHCFC系冷媒(塩素及び水素を含むフルオロカーボン)があるが、近年、環境保護の観点から、オゾン破壊係数が零のHFC系冷媒(塩素を含まないフルオロカーボン)、例えばR407C冷媒(R32、R125、R134aの混合冷媒)やR410A冷媒(R32が50wt%、R125が50wt%の混合冷媒)を使用した空気調和装置が登場してきている。
ユーザがHCFC系冷媒を使用した空気調和装置からHFC系冷媒を使用した空気調和装置に買い替える場合、工事簡便性、部品コスト低減の観点から、それまで使用していた空気調和装置の接続配管を、新しい空気調和装置の渡り配管としてそのまま再利用することが考えられる。
特開2001−091023号公報(第2−4頁、第1図)
従来の空気調和装置では、HFC系冷媒のうちR410A冷媒の動作圧力がR22冷媒、R407C冷媒に比べて約1.5倍高いという特徴があるため、新しい空気調和装置にR410A冷媒が使用されている機器に置き換えた場合に、特に配管径が比較的大きい機種では、設計圧力が再利用される接続配管の耐圧基準値を超えてしまうため、接続配管の肉厚の大きいものに変更を余儀なくされ、工事コストや配管コストが多大になるという問題点があった。
本発明は上述の課題を解決するために為されたものであり、使用する冷媒の圧力が高くても耐圧面の問題を生じることがなく、元の空気調和装置の既設配管を再利用することができる空気調和装置を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和装置においては、第一の圧縮機と、第一の熱交換器と、第一の絞り装置と、第二の熱交換器とを有する第一の冷凍サイクルと、第二の圧縮機と、第三の熱交換器と、第二の絞り装置と、第四の熱交換器とを有する第一の冷媒回路とを有する第二の冷凍サイクルと、を有し、上記第一の冷凍サイクルにおける上記第一の熱交換機と上記第一の絞り装置との間の冷媒配管と、上記第二の冷凍サイクルにおける上記第四の熱交換器とが相互に熱交換可能なように構成したものである。
本発明では、既設の冷媒配管に第二の冷凍サイクルを付加接続することによって、空気調和装置の効率が向上し、かつ冷媒の動作圧力を低減することができるため、使用する冷媒の圧力が高くても、冷媒配管耐圧の問題を生じることが無く、元の空気調和装置の既設配管を再利用が可能な空気調和装置を得ることができる。
従って、空気調和装置の入れ替えに際して、工事コストが低く、買い替え費用トータルが安価な空気調和装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
図において、圧縮機1と、四方切換弁2と、第一の熱交換器3と、第一のボールバルブ4aと、第二のボールバルブ4bと、第一の絞り装置5と、第二の熱交換器6と、第三のボールバルブ4cと、第四のボールバルブ4dとが、冷媒配管で接続されており、室外機A及び室内機Bはそれぞれ図中の破線で囲む上記の冷媒回路部品及び配管から構成される。
特に、第一のボールバルブ4aと第二のボールバルブ4bとの間の第一の接続配管7、及び第三のボールバルブ4cと第四のボールバルブ4dとの間の第二の接続配管8は、室外機Aと室内機Bが設置される以前に設置された、古い空気調和機装置の既設配管がそのまま使用される場合、或いは室外機Aと室内機Bの設置時に新しい配管が代替使用される場合もある。
また、室内機Bでは第一の絞り装置5と第二の熱交換機6が複数台並列に設置される場合もある。
第一の送風機9は第一の熱交換器3に空気を送り込み、第二の送風機10は第二の熱交換器6に空気を送り込む。
これら室外機A、室内機Bにおける配管接続により、第一のヒートポンプ式冷凍サイクル11が構成されている。
上記のヒートポンプ式冷凍サイクル11には、二酸化炭素等の自然冷媒、或いは上述のHFC系の高圧冷媒、例えばR410A冷媒が充填されている。
次に、圧縮機21と、四方切替弁22と、第三の熱交換器23と、第二の絞り装置24と、第四の熱交換器25とが、冷媒配管で接続され、第二のヒートポンプ式冷凍サイクル26を構成している。第二の絞り装置24は、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段、或いは電子膨張弁による緻密な流量制御手段の使用も可能である。
第四の熱交換器25では、第一の冷凍サイクル11の第一の接続配管7と冷媒同士の熱交換を行う。
また、第三の送風機27は第三の熱交換器23に空気を送り込む。
第一の制御装置28aは第一の冷凍サイクル11の、第一の圧縮機1の運転動作、第一の四方切換弁2の切換、第一の送風機9の運転動作、等を制御し、第二の制御装置28bは第二の冷凍サイクル26の、第二の圧縮機21の運転動作、第二の四方切換弁22の切換、第二の送風機27の運転動作、等を制御し、第一の制御装置28aと第二の制御装置28bとは、通信線29を介して接続されている。
上記のヒートポンプ式冷凍サイクル26には、二酸化炭素等の自然冷媒、或いは上述のHFC系の高圧冷媒、例えばR410A冷媒が充填されている。
次に、この空気調和装置の冷凍サイクルの動作について説明する。
第一の冷凍サイクル11では、冷房運転時及び除湿運転時には、図中の実線方向に冷媒が流れ、第一の熱交換器3が凝縮器、第二の熱交換器6が蒸発器として機能し、また、暖房運転時は、四方切換弁2が切り換わることにより図中の破線矢印の方向に冷媒が流れ、第二の熱交換器6が凝縮器、第一の熱交換器3が蒸発器として機能する。
第二の冷凍サイクル26では、冷房運転時および除湿運転時には、図中の実線矢印の方向に冷媒が流れ、第三の熱交換器23が凝縮器、第四の熱交換器25が蒸発器として機能し、また、暖房運転時は、四方切換弁22が切り換わることにより図中の破線矢印の方向に冷媒が流れ、第四の熱交換器25が凝縮器、第三の熱交換器23が蒸発器として機能する。
第一の四方切換弁2の切換制御と、第二の四方切換弁22の切換制御は、互いに連動するようになっており、第一の冷凍サイクル11が冷房運転の時は、第二の冷凍サイクル26も冷房運転となるように制御される。除湿運転や暖房運転も同様に同じ運転モードとなるよう連動制御されるが、除霜運転は各々の冷凍サイクルで蒸発器側の着霜量が異なるため、互いに独立して運転するように又は相互に同時に除霜運転に入らないように運転切換し、除霜が終了すれば通常の暖房運転に戻る。
また、第一の冷凍サイクル11の第一の送風機3と第二の冷凍サイクル26第二の送風機27は、冷房運転時及び暖房運転時ともに同様の運転制御が為される。
ここで、冷房運転時及び除湿運転時は、第一の冷凍サイクル11における第一の熱交換器3において凝縮熱を奪われた出口側冷媒が、第二の冷凍サイクル26において蒸発器として作用している第四の熱交換器25で熱交換することによって更に冷却されて冷媒の過冷却度が増し、第一の冷凍サイクル11の凝縮温度及び圧力が下がって低圧縮比運転となる。また、第二の熱交換器6の入口乾き度が小さくなることにより蒸発器の熱交換量が増大する。その結果、冷房能力が大きく、かつ圧縮機入力の低い高効率な運転が可能となる。
上述の凝縮圧力の低い高効率な運転を実現する為には、第二の冷凍サイクル26の第四の熱交換器25における蒸発温度が、第一の冷凍サイクル11の凝縮温度以下であれば良く、第二の冷凍サイクル26の第二の圧縮機21の容量は、第一の冷凍サイクル11で使用する圧縮機1よりも小さいもので十分である。
即ち、第二の冷凍サイクル26の第三の熱交換器27及び第四の熱交換器25の熱交換能力は、第一の冷凍サイクル11の運転時における配管内圧力が変更前のものと同程度又は最大運転圧力が配管の許容圧力を超えないように設計し、第二の冷凍サイクル26の圧縮機容量は、上記の熱交換能力を得ることが出来る容量であれば良く、第一の圧縮機1の容量に対して、例えば20〜30%程度又はそれ以下の容量で実現できる。
次に、暖房運転時は、第一の冷凍サイクル11において、第二の熱交換器6で凝縮した冷媒が第一の絞り装置5で減圧後、第二の冷凍サイクル26において凝縮器となっている第四の熱交換器25で熱交換し、昇温される。このため、第一の冷凍サイクル11の蒸発温度及び圧力が上昇するため、第一の冷凍サイクル11の第一の圧縮機1は低圧縮比運転となって、結果として高効率な運転が可能となる。
上述の蒸発圧力の高い高効率な運転を実現する為には、第二の冷凍サイクル26の第四の熱交換器25における凝縮温度が、第一の冷凍サイクル11の蒸発温度以上であれば良く、第二の冷凍サイクル26の第二の圧縮機21の容量は、第一の冷凍サイクル11で使用する圧縮機1よりも小さいもので十分である。
第二の冷凍サイクル26を構成する機器を、第一の冷凍サイクル11を構成する空気調和装置に付加するように設置し、第一の冷凍サイクル11及び第二の冷凍サイクル26を連動させるような運転制御を実施することによって、第一の冷凍サイクル11をR410A等の高圧冷媒の機器に置き換えた場合でも、既設の冷媒配管7、8は凝縮圧力が置き換え前の空気調和装置に較べて上昇しないために、冷媒配管耐圧の問題を生じることが無く、元の空気調和装置の既設配管を再利用が可能な空気調和装置を得ることができる。
また、同時に冷房運転や暖房運転において、高効率な運転が実現できるため、省エネ性の高い機器として供給することが可能である。
また、第二の冷凍サイクル26を構成する機器を、既設配管を高耐圧配管に置き換える工事の費用や、高効率化によるエネルギ消費量の低減に伴うランニングコスト費用よりも安価に供給できれば、買い替え費用トータルが安価な空気調和装置を得ることができる。
また、第一の冷凍サイクル11を構成する空気調和装置を高圧冷媒機器に置き換えないような場合でも、第二の冷凍サイクル26を構成する機器を、付加するように設置することで、既設の空気調和装置の効率向上、即ち省エネを実現することが可能である。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
図において、第四の熱交換器25は室外機Aの冷媒回路内の第一の熱交換器3と第一のボールバルブ4aとの間の配管に設けられ、第四の熱交換器25では、第1の冷凍サイクル11の第一の接続配管7と冷媒同士の熱交換を行う。
即ち、第二の冷凍サイクル26を構成する機器が、実施の形態1では室外機Aと室内機Bとの間の冷媒配管上に付加されるのに対し、本形態では室外機Aに内蔵した構成を取る。
または、第二の冷凍サイクル26を構成する機器は、第四の熱交換器25と一部の冷媒回路を共有していれば、室外機Aを構成する構造体の外側、或いは機器同士が当接設置されても良い。
空気調和装置の買い替え等で、HCFC系冷媒を使用した空気調和装置から、前者の冷媒よりも動作圧力の高い、例えばHFC系のR410Aや、二酸化炭素冷媒が封入された空気調和装置に買い替える場合、図中の室外機Aを、上記の第二の冷凍サイクル26を構成する機器を内蔵したものに置き換えることにより、元の空気調和装置の既設配管、即ち室外機Aと室内機Bとの間の冷媒配管である第一の接続配管8や第二の接続配管7を再利用することが可能である。
また、室内機Bを交換しなくても同様の効果が得られる。
従って、実施の形態1で述べた効果に加えて、更に設置工事の簡便化が図られる。
実施の形態3.
図3は本発明の実施の形態2を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
図において、第五の熱交換器23aは第一の熱交換器3と近接して設置され、第一の送風機9は第一の熱交換器3と第五の熱交換器23aに同時に空気を送り込む。
第一の熱交換器3と第五の熱交換器23aは、互いに伝熱管は共有しないが、熱交換器の形態がプレートフィンチューブの場合は、フィンが互いに共有されていても良く、これにより近接設置に比べて更に冷媒配管同士の熱交換性能が向上する。
上記のような構成とすることで、第一の熱交換器3と第五の熱交換器23aの送風動力が第一の送風機9の1台で済むため、動力回収を図ることができ、システムの効率向上、即ち省エネが実現できる。
実施の形態4.
図4は本発明の実施の形態4を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
図において、第二の冷凍サイクル26の第二の四方切換弁22と第四の熱交換器25の間に第六の熱交換器30が接続され、第六の熱交換器30では、第一の冷凍サイクル11の第二の接続配管8と冷媒同士の熱交換を行う。
暖房運転時には、第六の熱交換器30においては、第一の冷凍サイクル11における第一の圧縮機1からの高温吐出冷媒と第二の冷凍サイクル26における第二の圧縮機21からの高温吐出冷媒同士の熱交換が為されるが、運転にはあまり影響しない。
一方、暖房運転時に第一の熱交換器3に生じた着霜を取り除く為の除霜運転時には、第一の冷凍サイクル11は冷房運転と同じ冷媒循環経路を取り、第二の接続配管8及び第六の熱交換器30には低温の気液二相冷媒が流れる。第二の冷凍サイクル26の第二の圧縮機22からの高温吐出冷媒は、第一の冷凍サイクル11の第六の熱交換器30を流れる低温二相冷媒と熱交換し、上記低温二相冷媒を加熱して蒸発させる。
これにより、第一の冷凍サイクル11の凝縮圧力(高圧)と蒸発圧力(低圧)間の圧力差が小さくなってサイクル内の冷媒流量が増加し、着霜している第三の熱交換器3での熱交換量が増大することによって除霜能力が向上し、同回路の除霜運転時間を短縮させることから、除霜運転時における室内機B側の室温低下を小さくすることができて、快適性が増す。
なお、第一の冷凍サイクル11が除霜運転を行い、冷媒の流れが切り換っても、第二の冷媒サイクル26では冷媒の流れは切り換らず、暖房運転モードのままで運転を続行するため、上記のように第一の冷凍サイクル11の第六の熱交換器30を流れる低温二相冷媒との熱交換が可能であり、第一の冷凍サイクル11の除霜運転が終了すれば、第一の冷凍サイクル11は暖房運転に戻る。
次に、図5は本発明の実施の形態4を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
図において、第二の冷凍サイクル26の第二の四方切換弁22と第六の熱交換器30との間からバイパス管31が分岐して第一の逆止弁32を介して第四の熱交換器で出口配管に接続されている。また、上記出口配管との接続部分と第六の熱交換器30との間の配管には第二の逆止弁33が接続されている。
第二の冷凍サイクル26の暖房運転時には、冷媒は第六の熱交換器30内を流れ、冷房運転時には流れない。
ここで、第一の冷凍サイクル11が除霜運転時には、上述のように、第二の冷凍サイクル26の高温冷媒が第六の熱交換器を流れるため、第一の冷凍サイクル11の冷媒循環量は増加し、同回路の除霜運転時間を短縮させることから、除霜運転時における室内機B側の室温低下を小さくすることができて、快適性が増す。
これに対し、第一の冷凍サイクル11が冷房運転時には、第二の冷凍サイクル26の第四の熱交換器25で蒸発した冷媒は、第六の熱交換器30を経ずに第二の圧縮機21に戻るため、第六の熱交換器30を通過時の冷媒圧力損失は軽減される。
その結果、除霜運転時における室内機B側の室温低下を小さくすることができて、快適性が増し、冷房運転時には第二の冷凍サイクル26の効率が向上し、延いてはシステム全体の運転効率が向上する。
実施の形態5.
図6は本発明の実施の形態5を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
図において、第二の冷凍サイクル26の第二の四方切換弁22と第四の熱交換器25の間に第七の熱交換器40が接続され、第七の熱交換器40では、第一の冷凍サイクル11のアキュムレータ41の出口側配管と冷媒同士の熱交換を行う。
また、第二の冷凍サイクル26の第二の四方切換弁22と第七の熱交換器40との間からバイパス管31が分岐して第一の逆止弁32を介して第四の熱交換器で出口配管に接続されている。上記出口配管との接続部分と第七の熱交換器40との間の配管には第二の逆止弁33が接続されている。
第二の冷凍サイクル26の暖房運転時には、冷媒は第七の熱交換器40内を流れ、冷房運転時には流れない。
次に、冷凍サイクルの動作について説明する。
暖房運転時には、第二の冷凍サイクル26の高温吐出冷媒は、第一の冷凍サイクル11のアキュムレータ41の出口側配管内の吸入冷媒を、第七の熱交換器40を介して加熱する。特に暖房立ち上がり時には、第一の冷凍サイクルの吸入冷媒は液状態で圧縮機に吸入されることが多く、冷媒循環量も小さいため、暖房能力が低下して温まりにくい。
暖房立ち上がり時に、第二の冷凍サイクル26は、第一の冷凍サイクル11と同時に起動、又は所定時間早めに起動するようにして、第二の冷凍サイクル26が立ち上がった時点で第一の冷凍サイクル11を起動させても良い。
このように、吸入冷媒を加熱することにより、第一の冷凍サイクル11の冷媒循環量は増大して、暖房立ち上がり時の能力不足を補うことができる。
また、液戻り気味の冷媒を蒸発させることで、液冷媒による圧縮機の損傷も防止することができて、装置の信頼性が向上する。
また、除霜運転時には、実施の形態4と同様、第一の冷凍サイクル11の冷媒循環量は増加し、同回路の除霜運転時間を短縮させることから、除霜運転時における室内機B側の室温低下を小さくすることができて、快適性が増す。
本発明の実施の形態1を示す空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2を示す空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3を示す空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態4を示す空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態4を示す空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態5を示す空気調和装置の冷媒回路図である。
符号の説明
1 第一の圧縮機、2 第一の四方切換弁、3 第一の熱交換器、4a 第一のボールバルブ、4b 第二のボールバルブ、4c 第三のボールバルブ、4d 第四のボールバルブ、5 第一の絞り装置、6 第二の熱交換器、7 第一の接続配管、8 第二の接続配管、9 第一の送風機、10 第二の送風機、11 第一の冷凍サイクル、21 第二の圧縮機、22 第二の四方切換弁、23 第三の熱交換器、23a 第五の熱交換器、24第二の絞り装置、25 第四の熱交換器、26 第二の冷凍サイクル、27 第三の送風機、28a 第一の制御装置、28b 第二の制御装置、29 通信線、30 第六の熱交換器、31 バイパス管、32 第一の逆止弁、33 第二の逆止弁、40 第七の熱交換器、41 アキュムレータ。

Claims (7)

  1. 第一の圧縮機と、第一の熱交換器と、第一の絞り装置と、第二の熱交換器とを有する第一の冷凍サイクルと、
    第二の圧縮機と、第三の熱交換器と、第二の絞り装置と、第四の熱交換器とを有する第二の冷凍サイクルと、を有し、
    上記第一の冷凍サイクルにおける上記第一の熱交換機と上記第一の絞り装置との間の冷媒配管と、上記第二の冷凍サイクルにおける上記第四の熱交換器とが相互に熱交換可能なように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 第一の圧縮機と、第一の熱交換器を有する室外機と、第一の絞り装置と、第二の熱交換器を有する少なくとも1台の室内機と、上記室内機と室外機とを接続する第一の接続配管及び第二の接続配管と、を有する第一の冷凍サイクルと、
    第二の圧縮機と、第三の熱交換器と、第二の絞り装置と、第四の熱交換器とを有する第二の冷凍サイクルと、を有し、
    上記第一の冷凍サイクルにおける上記第一の接続配管と、上記第二の冷凍サイクルにおける上記第四の熱交換器とが相互に熱交換可能なように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 第一の圧縮機と、第一の熱交換器を有する室外機と、第一の絞り装置と、第二の熱交換器を有する少なくとも1台の室内機と、上記室内機と室外機とを接続する第一の接続配管及び第二の接続配管と、を有する第一の冷凍サイクルと、
    第二の圧縮機と、第三の熱交換器と、第二の絞り装置と、第四の熱交換器とを有する第二の冷凍サイクルと、を有し、
    第一の冷凍サイクルにおける第一の熱交換器と第一の接続配管との間の室外機内の冷媒配管と、第二の冷凍サイクルにおける第四の熱交換器とが相互に熱交換可能なように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  4. 第一の冷凍サイクルにおける第一の熱交換器と、第二の冷凍サイクルにおける第三の熱交換器とが相互に熱交換可能なように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の空気調和装置。
  5. 第二の冷凍サイクルは、圧縮機と第三の熱交換器との間に接続された第六の熱交換器を有し、上記第六の熱交換器は、第一の冷凍サイクルにおける第二の接続配管と相互に熱交換可能なように構成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 第一の圧縮機と、第一の熱交換器を有する室外機と、第一の絞り装置と、第二の熱交換器を有する少なくとも1台の室内機と、上記室内機と上記室外機とを接続する第一の接続配管及び第二の接続配管と、第一の冷媒からなる既存の冷凍サイクルのうち、第一の冷媒を、上記第一の冷媒より圧力の高い第二の冷媒に切り換えた第一の冷凍サイクルと、
    第二の圧縮機と、第三の熱交換器と、第二の絞り装置と、第四の熱交換器とを有する第二の冷凍サイクルと、を有し、
    上記第一の冷凍サイクルにおける上記第一の接続配管と、上記第二の冷凍サイクルにおける上記第四の熱交換器とが相互に熱交換可能なように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  7. 第一の冷凍サイクル及び第二の冷凍サイクルは、冷房運転、除湿運転、及び暖房運転モードにおいて、それぞれ同じ運転モードで運転させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気調和装置。
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