JP2005113325A - 異型断面ポリエステルマルチフィラメントおよびその製法 - Google Patents

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Abstract

【課題】布帛とした際に高品位でストレッチ性と吸水速乾性のあるポリエステルマルチフィラメント糸を提供すること。
【解決手段】エチレンテレフタレートを90モル%以上含有し、横断面形状がW字状の単糸からなるポリエステルマルチフィラメントであって、単糸繊度が1.7dtex以上で隙間率が0.1以上であることを特徴とするポリエステル異型断面マルチフィラメント。
【選択図】図1

Description

本発明は、布帛にしたときストレッチ性能と吸水速乾性に優れたポリエステル異型断面マルチフィラメント及びその編織に関するものである。
従来より、スポーツ分野で、着用時に汗をかいても快適な状態がたもたれる吸水速乾性能を有する布帛が使用され、また夏の紳士服、婦人服、ブラウス等にも吸水速乾性能を有する布帛が使用されている。これらの機能だけではなく、同時にストレッチ性能を兼ね備えた衣料が要求されている。
吸水速乾性布帛としては、特許文献1や特許文献2に記載されるように扁平度が1.5〜3である波形扁平断面繊維からなるマルチフィラメントが使用されているが該扁平糸では、すぐれた吸水性を得ることができず、またソフトな風合いを得ることができない。
特公昭62−45340号公報 特開昭62−6983号公報
このような問題点を解消するため、たとえば特許文献3では扁平度が2〜4で、かつ単糸繊度が0.5〜1.5デニールであるポリエステル異型断面マルチフィラメントが記載されている。
特開平11−222721号公報
しかしながら、該異型断面マルチフィラメントではソフトな風合いを得ることはできるが、耐水性しか得ることができずストレッチ性がないという問題があった。
かかる問題を解消する為に、特許文献4では95%以上のトリメチレンテレフタレートで、その極限粘度が0.8〜1.3のポリトリメチレンテレフタレートW断面マルチフィラメント使用が提案されている。
特開2001−316943号公報
かかる方法によると、ストレッチ性は向上するが極限粘度が0.8〜1.3と高く生産性は劣り,また破断伸度が高くなりすぎ織物での加工で染め斑が発生しやすく加工が難しいという問題もあった。
本発明者等は、かかる従来技術の問題点を解消し、布帛とした際に高品位でストレッチ性と吸水速乾性のあるポリエステルマルチフィラメント糸を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため検討を重ねた結果、断面形状がM字状の単糸からなるポリエステルマルチフィラメントであって、単糸繊度が1.7以上で隙間率が0.1以上であるポリエステル異型断面マルチフィラメントとすることにより、布帛の品位を保つことができストレッチ性と吸水速乾性のある糸を、効率良く容易に得ることができる。
本発明の異型断面マルチフィラメントを用いた織物・編物などの布帛はフィラメントの隙間が大きい為に吸水速乾性に優れ、ストレッチに富んだ機能性・ファッション性に富んだ、優れた風合いを発現できる。また、直接紡糸延伸法にて製造すれば低コストで均一の品質を有することが可能である。
以下に本発明を詳細に説明する。本発明のマルチフィラメントに用いられるポリエステルは、90モル%以上がエチレンテレフタレートの繰り返し単位を有するものである。本発明においては酸化チタンを0.5重量%含有するポリエチレンテレフタレートがいやなギラツキ感がなく好ましい。
本発明のマルチフィラメントは繊維の横断面形状がM字状からなるポリエステルマルチフィラメントである。
また、本発明に用いるマルチフィラメントの単糸繊度は、1.7dtex以上で、好ましくは2.0〜4.0dtexである。単糸繊度が1.7dtex未満では紡糸時の紡糸ドラフトが高くなりすぎ糸斑の原因となる。またマルチフィラメントの形状を保ち吸水性を得て織物の品位をよりよく保つ点からは単糸繊度は4.0dtex以下が好ましい。
また、本発明の隙間率は0.1以上であり、吸水性、速乾性に優れかつ紡糸生産性が優れるという点から0.3〜0.7が好ましく、特に0.3〜0.6が好ましい。隙間率とは、図1に示す通り、単糸のM字状断面隙間長をL2とし幅方向最大長L1で除算した値(すなわち、単糸断面の幅方向隙間長L2/幅方向最大長L1)をいう。隙間率0.1未満では扁平糸と変わらないものとなり、吸水性及び速乾性がない。隙間率の値が大きすぎると、紡糸時の冷却不足から、糸斑となったり、生産性が低下したり、また糸切れなどが生じやすくなる。
そして、本発明における単糸繊度と隙間率が限定されたM型断面糸であれば、ストレッチ性及び吸水性は達成できる。加えて、M型断面の開口率θは90〜110°であればさらに好ましい。この場合、M型断面マルチフィラメントの単糸は、図2に示すようなパッキング状態となり、単糸間に隙間が形成され、毛細管現象による吸水性能が得られる。しかしながら、開口率θが110°を超えると、図3のように単糸は各々レンガ積み状態になりやすく、ストレッチ性は得られるものの、単糸間隙間が少ないために高い吸水性が得られにくい場合があるので、より高い吸水性を得るためには、開口率θを110°以下とするのがよい。
また、本発明のマルチフィラメント糸を紡糸するに際し、好適な方法を例示する。本発明ではマルチフィラメントの横断面形状がM字の形状であることが必要であるが、横断面のM字の形状は断面の先端をシャープにすることが好ましい。このようにM字状を維持するためには紡糸口金のノズル孔を単にM型スリットにするだけではなくM型スリットの各頂点に突起部を設けるのが好ましい。このような断面の先端をシャープにする方法としてポリマー粘度を高くするか、吐出後のポリマーを急冷することが公知ではあるがこの場合ノズル表面の冷却から節糸が発生したり弱糸になるという問題が生じることがある。本発明のようにM型スリットの各頂点に突起部を設けることにより、ノズルから出るポリマー流速のバランスを均一に保つことができるので、糸の強伸度積を保ちながら、M字型の形状を保つことができる。
本発明の巻取り方法は従来の紡糸延伸2工程(コンベ法)でも直接紡糸延伸法(SPD法)でも可能であるが、直接紡糸延伸法(SPD法)によって得られるものが、生産効率の面から好ましい。しかしながら、SPD法では本発明のような異型断面糸を紡糸する場合ゴデットローラー上での糸揺れによる毛羽の発生や、糸切れが起こりやすいためSPD法の利点である優れた生産性を保ったまま、得られた異型断面マルチフィラメントの生産する為には以下のような工夫をするとよい。以下図面を用いて具体的な例を説明する。
図4に本発明の異型断面マルチフィラメントを製造するに適した直接紡糸延伸装置の概要を示す。溶融した酸化チタンを0.5重量%含有するポリエチレンテレフタレートは、図4の紡糸口金1より吐出し、冷却装置2にて冷却し、油剤付与装置3にて油剤を付与し、ガイド4を経てプリテンションローラー5に導かれる。プリテンションローラー径は特に限定するものではないが、設備の大型化を防ぐ為にゴデッドローラー6よりも小さくすることが好ましい。プリテンションローラー5には、このポリエステル繊維をたとえば1.5回周巻き付け、第1ゴデッドローラー6に導く。第1ゴデッドローラー6にてガラス転移点以上の延伸温度を付与し、第2ゴデッドローラー7との間で延伸し、第2ゴデッドローラー7にて熱セットを施し、インターレースノズル8にて空気交絡処理を施した後、巻取機9にて巻き取る。
本発明のような吸水性、速乾性及びストレッチに適した異型断面マルチフィラメントの場合、一般的な直接紡糸延伸方法で巻き取ると、糸タルミから第2ゴデッドローラーに糸が取られて糸切れが発生することがある。これらを防止するために、プリテンションローラーを用いるのがよい。
なお、プリテンションローラーは異型断面マルチフィラメントからなる直接紡糸延伸糸を製造するにおいて、全ての単糸繊度、フィラメント構成に適応可能であるが、単糸繊度が2dtexを超える場合に使用するのが好ましい。単糸繊度が2dtex以下の場合、プリテンションローラーを使用しても何ら問題はないが、使用してもしなくても繊維物性や生産性に相違はないため、極力使用を控えるのが生産の煩雑さを無くすためには良い。
ここで、第1ゴデッドローラー6の周速/プリテンションローラー5の周速比は1.01〜1.05と設定するのがよい。すなわち、ボビン形状悪化現象を改善する点からは1.01以上が好ましく、また、冷延伸によるネッキングの発現から繊度斑発生や糸切れを防止する点からは1.05以下が好ましい。
次に、第2ゴデッドローラー7のローラーシェルにテーパーローラーを使用するとよい。テーパーローラーの概要は図5に示した通りであり、ローラーシェル11の根元から外側に向かって徐々に径が増加する。テーパー率は、図5に示したローラー長さLと根元径H1と最大径H2とから下記式にて算出されるものである。
テーパー率(%)=(H2−H1)/L×100
このテーパー率は2〜4%が好ましい。この範囲であると、第2ゴデッドローラー上での熱セット時に非晶部分の緩和が大きすぎることもなく、十分な乾熱収縮応力値をもつ繊維を得ることが容易である。また、第2ゴデッドローラー上での張力が高くなり糸切れが発生することを防止することが容易であり、より安定的に製造することができる。
上記構成により得られたマルチフィラメント糸を製織、製編して生機とし、仕上げ加工して織物とする。そして製織して加工した後の、カバーファクター値は1.07以上1.3以下とするのがストレッチ性を出すためにはより好ましい。ここで、カバーファクター値とは数1に示すカバーファクター(CF)において、仕上げカバーファクターを生機カバーファクターで除算した値をいう(カバーファクター値=仕上げカバーファクター/生機カバーファクター)。そして、カバーファクター値が低くても、高くてもストレッチ性は低下する。
Figure 2005113325
なお、本発明の編織物は、本発明の異型断面マルチフィラメントを編織物を少なくとも一部に含む。織編物全体に対する異型断面マルチフィラメントの構成率は適宜設定できるが、通常のアウター衣服用途のものであれば30%以上が好適であり、特に、かかるフィラメントを100%用いると夏物衣料にさらに好ましいものとなる。
以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明する。尚、以下の実施例のおける特性値は、次に示す方法によって測定したものである。
(1)極限粘度
極限粘度[η]は、フェノール/テトラクロロエタン=6/4の混合溶剤中20℃にて常法により測定した。
(2)紡糸生産性
紡糸時の完全ボビン率が50%未満の場合を×、50%〜80%を△、80%以上の場合を○として評価した。
(3)吸水性 JIS L−1096に準拠 B法(パイレック法)
10分間の毛細管現象による水の上昇した高さ(mm)を測定する。吸水高さが70mm以上を合格とした。
(4)ストレッチ性
得られた織物の緯方向ストレッチ率は東洋測機器(株)を用いて500gの荷重で測定した。ストレッチ性が5%以上のものを合格とした。
(実施例1〜4、比較例1)
酸化チタンを0.5重量%含有するポリエチレンテレフタレート、極限粘度[η]=0.633のポリエステルを、実施例1〜4はM型の紡糸孔で各頂点に突起を持つ紡糸孔より、比較例1はM型スリットのみの紡糸孔より、299℃で溶融し、図4記載の紡糸口金1から吐出後、風速0.46m/secで冷却して油剤を付与して周速度1213m/分のプリテンションローラー(PTR)5に導き1.5回巻き付けた。更に、表面温度99℃で周速度1250m/分の第1ゴデッドローラー(GR1)6に6.5回巻き付けた。GR1/PTRの比率は1.03であった。次に、表面温度125℃で周速度3500m/分の第2ゴデッドローラー(GR2)7とGR1の間で延伸しGR2にて熱セットを施した。GR2にはテーパー率4%のテーパーローラーを使用した。その後、巻取り機9にて巻取り張力0.226cN/dtexにて巻き取り表1記載の通りの性能・生産性であった。なお経糸に56dtex/48fのPETマルチフィラメント丸断面を用い、緯糸に実施例及び比較例の糸を用いて経糸密度116本/2.54cm、緯糸密度本79/2.54cm、製織後の織物幅を138cmの平織り仕上げセット製品の織物幅を84cmとした。
(実施例5)
酸化チタンを0.5重量%含有するポリエチレンテレフタレート、極限粘度[η]=0.633のポリエステルを、実施例1と同様のM型の紡糸孔より、299℃で溶融し、図4記載の紡糸口金1から吐出後、冷却して油剤を付与して周速度1310m/分のプリテンションローラー(PTR)5に導き1.5回巻き付けた。更に、表面温度99℃で周速度1350m/分の第1ゴデッドローラー(GR1)6に6.5回巻き付けた。GR1/PTRの比率は1.03であった。次に、表面温度125℃で周速度3300m/分の第2ゴデッドローラー(GR2)7とGR1の間で延伸しGR2にて熱セットを施した。GR2にはテーパー率4%のテーパーローラーを使用した。その後、巻取り機9にて巻取り張力0.226cN/dtexにて巻き取り表1記載の通りであった。紡糸生産性は良好であった。
(実施例6)
酸化チタンを0.5重量%含有するポリエチレンテレフタレート、極限粘度[η]=0.633のポリエステルを、実施例1と同様のM型の紡糸孔より、299℃で溶融し、図4記載の紡糸口金1から吐出後、冷却して油剤を付与して周速度1427m/分のプリテンションローラー(PTR)5に導き1.5回巻き付けた。更に、表面温度93℃で周速度1470m/分の第1ゴデッドローラー(GR1)6に6.5回巻き付けた。GR1/PTRの比率は1.03であった。次に、表面温度125℃で周速度3700m/分の第2ゴデッドローラー(GR2)7とGR1の間で延伸しGR2にて熱セットを施した。GR2にはストレートローラーを使用した。その後、巻取り機9にて巻取り張力0.226cN/dtexにて巻き取り表1記載の通りであった。紡糸生産性は悪くGR2で糸揺れが発生した。織物で筋がみられた。
(比較例2)
ポリエチレンテレフタレート、極限粘度[η]=0.630のポリエステルを、―型の紡糸孔より、297℃で溶融し、図4記載の紡糸口金1から吐出後、冷却して油剤を付与して周速度1379m/分のプリテンションローラー(PTR)5に導き1.5回巻き付けた。更に、表面温度87℃で周速度1420m/分の第1ゴデッドローラー(GR1)6に6.5回巻き付けた。GR1/PTRの比率は1.03であった。次に、表面温度133℃で周速度3900m/分の第2ゴデッドローラー(GR2)7とGR1の間で延伸しGR2にて熱セットを施した。GR2にはストレートローラーを使用した。その後、巻取り機9にて巻取り張力0.196cN/dtexにて巻き取り表1記載の通りであった。紡糸生産性はよかったが吸水性はなかった。
(比較例3)
ポリエチレンテレフタレート、極限粘度[η]=0.633のポリエステルを、○型の紡糸孔より、293℃で溶融し、図4記載の紡糸口金1から吐出後、冷却して油剤を付与して表面温度80℃で周速度1440m/分の第1ゴデッドローラー(GR1)6に6.5回巻き付けた。次に、表面温度137℃で周速度4200m/分の第2ゴデッドローラー(GR2)7とGR1の間で延伸しGR2にて熱セットを施した。GR2にはストレートローラーを使用した。その後、巻取り機9にて巻取り張力0.177cN/dtexにて巻き取り表1記載の通りであった。紡糸生産性は良好であったが吸水性はなかった。
(比較例4)
酸化チタンを0.5重量%含有するポリエチレンテレフタレート、極限粘度[η]=0.633のポリエステルを、実施例1と同様のM型の紡糸孔より、299℃で溶融し、図4記載の紡糸口金1から吐出後、冷却して油剤を付与して周速度1408m/分のプリテンションローラー(PTR)5に導き1.5回巻き付けた。更に、表面温度99℃で周速度1450m/分の第1ゴデッドローラー(GR1)6に6.5回巻き付けた。GR1/PTRの比率は1.03であった。次に、表面温度125℃で周速度3300m/分の第2ゴデッドローラー(GR2)7とGR1の間で延伸しGR2にて熱セットを施した。GR2にはテーパー率4%のテーパーローラーを使用した。その後、巻取り機9にて巻取り張力0.226cN/dtexにて巻き取り表1記載の通りであった。紡糸生産性は悪かった。
Figure 2005113325
(実施例7〜10)
実施例1と同様にして得られたM型断面ポリエステルフィラメントを経糸とし、カバーファクター値を表2記載の数値になるよう製織・加工した。ストレッチ性は表2のようであった。実施例7はカバーファクター値が低く、また実施例10は高い為にストレッチ性が劣るものとなった。
Figure 2005113325
本発明における異型断面マルチフィラメントの単糸断面形状の模式図と、隙間率算出に用いる長さを説明したものである。 M型断面マルチフィラメントのパッキング状態を表した図である。 M型断面マルチフィラメントのパッキング状態を表した図である。 本発明の異型断面マルチフィラメントを製造するに用いる直接紡糸延伸装置の概略図である。 図4記載の第2ゴデッドローラー7に使用する、テーパーローラーを横から見た図である。
符号の説明
1 紡糸口金
2 冷却装置
3 油剤付与装置
4 ガイド
5 プリテンションローラー(PTR)
6 第1ゴデッドローラー(GR1)
7 第2ゴデッドローラー(GR2)
8 インターレ―スノズル
9 巻取り機
L ローラー長さ
H1 ローラー根元径
H2 ローラー最大径

Claims (5)

  1. エチレンテレフタレートを90モル%以上含有し、横断面形状がM字状の単糸からなるポリエステルマルチフィラメントであって、単糸繊度が1.7dtex以上で隙間率が0.1以上であることを特徴とするポリエステル異型断面マルチフィラメント。
    (但し前記隙間率とは、単糸断面の幅方向隙間長L2/幅方向最大長L1である。)
  2. 請求項1の横断面形状がM字状のマルチフィラメントにおいて、開口率が90〜110°であることを特徴とするポリエステル異型断面マルチフィラメント。
  3. 請求項1記載の異型断面マルチフィラメントを少なくとも一部に用いた編織物。
  4. 請求項1のマルチフィラメントを製織して加工した後の、カバーファクター値が1.07〜1.3である織物の製造方法。(但しカバーファクター値=仕上げカバーファクター/生機カバーファクターである。)
  5. エチレンテレフタレートを90モル%以上含有するポリエステルを紡糸する際、紡糸口金のノズル孔をM型スリットの各頂点に突起部を設けた紡糸口金から紡糸し、請求項1記載の異型断面マルチフィラメントを製造する方法。
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